JP4313272B2 - パワードライブユニット - Google Patents

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この発明はパワードライブユニットに関する。
近時、内燃機関、電動機、およびバッテリなどの蓄電装置などを搭載したハイブリッド車両が種々提案されている。かかるハイブリッド車両においては、車両の走行状態(高速時、低速時など)に応じて内燃機関と電動機を制御し、走行するようにしている。
このようなハイブリッド車両における電動機は一般に、蓄電装置から出力される直流電流がパワードライブユニット(PDU(Power Drive Unit))、より正確にはパワードライブユニット内のパワーモジュールによって交流電流に変換され、その交流電流が電動機のステータに送られることで作動させられる。
前述のパワードライブユニットにあっては、例えば特許文献1に記載されるように、パワーモジュール(3相インバータ回路モジュール)の交流電流を出力するバスバーが水平に突出させられ、そのバスバーを流れる電流を検出する電流検出部が電子回路基板に搭載されると共に、それらパワーモジュールと電子回路基板が信号ピンを介して接続されるように構成される。
特開平11−127583号公報(段落0023から0025、図3など)
しかしながら、上記した構成において、電子回路基板をパワーモジュールに組付ける(接続する)場合、パワーモジュールのバスバーを、電子回路基板の電流センサ、より具体的には電流センサに備えられた略C字状の磁性コアの中心に挿通させた後に、電子回路基板のスルーホールとパワーモジュールの信号ピンを接続させる必要がある。即ち、バスバーが電流センサに挿通させられた状態で、電子回路基板を、パワーモジュールに接続できる位置まで移動させる必要があるため、その移動途中において、パワーモジュールの信号ピンが電子回路基板のパワーモジュールに接触する面などによって、曲げられる、あるいは損傷させられる場合があった。従って、その組付け時にあっては、電子回路基板を慎重に移動させる必要があり、よって組付け性、即ち、組付け作業効率などが悪く、改善の余地を残していた。
また、電流センサの磁性コアはヒートシンク側に接続されると共に、電流センサのホール素子は電子回路基板側に接続されているため、電流センサに異常あるいは故障が発生した場合、電流センサだけを交換することが困難であった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解消することにあり、電子回路基板をパワーモジュールなどに組付ける際、パワーモジュールなどの信号ピンを損傷させることなく、容易に組付けることができ、よって組付け作業効率を向上させることができると共に、電流センサなどが故障したとき、それのみを容易に交換できるようにしたパワードライブユニットを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1においては、1枚の電子回路基板と、前記電子回路基板に信号ピンを介して接続される複数のパワーモジュールと、前記パワーモジュールから延びるバスバーと、および前記バスバーの付近に配置されると共に、前記電子回路基板にリードピンを介して接続されて前記バスバーから出力される電流を検出する電流検出部とから少なくとも構成されるパワードライブユニットにおいて、少なくとも前記複数のパワーモジュールと電流検出部が並列に固定される放熱板と、前記パワーモジュールに配置される第1の位置決めピンと、前記電子回路基板に穿設された、前記第1の位置決めピンが挿通されるべき挿通孔と、前記電流検出部に配置される第2の位置決めピンと、および前記電子回路基板に穿設された、前記第2の位置決めピンが挿通されるべき第2の挿通孔とを備え、前記パワーモジュールと前記電流検出部が前記放熱板に固定されたとき、前記パワーモジュールの両端部に配置される前記第1の位置決めピンの内、前記バスバーが延びる側と反対の端部に配置される前記第1の位置決めピンが前記放熱板の一端部側に位置させられる一方、前記第2の位置決めピンが前記放熱板の他端部側に位置させられる如く構成した。
請求項にあっては、さらに、前記パワーモジュールが収容される収容ケースを備えると共に、前記第1の位置決めピンは、前記収容ケースに一体的に形成される如く構成した。
請求項にあっては、さらに、前記電子回路基板に配置されて前記信号ピンまたはリードピンを案内する案内部を備える如く構成した。
請求項1に係るパワードライブユニットにおいては、少なくとも複数のパワーモジュールと電流検出部、より具体的には電流センサを放熱板に並列に固定すると共に、パワーモジュールに第1の位置決めピンを配置し、電子回路基板に第1の位置決めピンが挿通されるべき挿通孔と、電流検出部に配置される第2の位置決めピンと、電子回路基板に穿設された、第2の位置決めピンが挿通されるべき第2の挿通孔とを備え、パワーモジュールと電流検出部が放熱板に固定されたとき、パワーモジュールの両端部に配置される第1の位置決めピンの内、バスバーが延びる側と反対の端部に配置される第1の位置決めピンが放熱板の一端部側に位置させられる一方、第2の位置決めピンが放熱板の他端部側に位置させられるように構成したので、電子回路基板にパワーモジュールなどを組付ける際、パワーモジュールから延びる信号ピンなどを損傷させることなく、1枚の電子回路基板と複数のパワーモジュールを1度に(同時に)接続可能であると共に、容易に組付けることができ、よって組付け作業効率を向上させることができる。さらに、電子制御回路とパワーモジュールおよび電流センサをより一層正確に組付けることができ、よって組付け作業効率をより一層向上させることができる。
また、電流センサは、複数のパワーモジュール、具体的には、3相(U相、V相、W相)のパワーモジュールに対してそれぞれ配置されると共に、電流センサを放熱板に固定して電子回路基板と接続するようにしたので、電流センサが故障したとき、故障した部位(故障した相の電流センサ)のみを容易に交換することができる。
請求項に係るパワードライブユニットにおいては、さらに、パワーモジュールを収容する収容ケースを備えると共に、第1の位置決めピンを収容ケースに一体的に形成するように構成したので、上記した効果に加え、部品点数を増加させることなく、前記第1の位置決めピンを形成することができる。
請求項に係るパワードライブユニットにおいては、さらに、電子回路基板に信号ピンまたはリードピンを案内する案内部を配置するように構成したので、上記した効果に加え、電子回路基板にパワーモジュールなどを組付ける際、パワーモジュールの信号ピンあるいは電流センサのリードピンを損傷させることなく一層容易に接続させることができ、よって組付け作業効率をより一層向上させることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係るパワードライブユニットを実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係るパワードライブユニットなどを含む制御装置を備えたハイブリッド車両の制御装置を全体的に示す概略図である。
図1において、符合10は内燃機関(以下「エンジン」という)を示す。エンジン10の出力は駆動軸12を介して変速機構14に入力される。エンジン10は、ガソリンを燃料とする噴射型火花点火式4気筒エンジンである。変速機構14は自動変速機からなり、エンジン10が搭載されるハイブリッド車両(図示せず)の駆動輪16に接続されてエンジン出力を変速し、駆動輪16に伝達してハイブリッド車両を走行させる。
駆動軸12には、エンジン10と変速機構14の間において、モータ(電動機)20が連結される。モータ20はエンジン10が回転するとき常に回転し、始動時には通電されてエンジン10をクランキングして始動させると共に、加速時などにも通電されてエンジン10の回転をアシスト(増速)する。モータ20は通電されないときはエンジン10の回転に伴って空転すると共に、エンジン10への燃料供給が停止(フューエルカット)される減速時には駆動軸12の回転によって生じた運動エネルギを電気エネルギに変換して出力する回生機能を有する、即ち、モータ20は発電機(ジェネレータ)として機能する。
モータ20は、パワードライブユニット(以下「PDU」という)22を介してバッテリ(蓄電装置)24に接続される。モータ20はDCブラシレスモータ、より具体的には交流同期電動機からなる。PDU22は、後述する如くパワーモジュール(3相インバータ回路)を備え、バッテリ24から供給(放電)される直流(電力)を交流に変換してモータ20に供給すると共に、モータ20の回生動作によって発電された交流を直流に変換してバッテリ24に供給する(バッテリ24を充電する)。このように、図示のハイブリッド車両にあっては、PDU22を介してモータ20の駆動・回生が制御される。尚、バッテリ24は、ニッケル水素(Ni−MH)電池を適宜個数直列接続してなる。
PDU22とモータ20の間には、電流センサ(電流検出部)26が配置される。電流センサ26は、PDU22からモータ20へ供給(出力)される電流に応じた信号を出力する。
また、図示の如く、エンジン10の動作を制御するエンジン制御ユニット(「ENGECU」という)28、電流センサ26などの出力に基づいてモータ20の動作を制御するモータ制御ユニット(「MOTECU」という)30、およびバッテリ24の充電状態SOC(State Of Charge)を算出して充放電の管理などを行うバッテリ制御ユニット(「BATECU」という)32、ならびに変速機構14の動作を制御する変速制御ユニット(「T/MECU」という)34が設けられる。上記したENGECU28などのECU(Electronic Control Unit。電子制御ユニット)は全てマイクロコンピュータからなり、バス36を介して相互に通信自在に接続される。
次いで、この第1実施例に係るPDU22について説明する。図2は、PDU22を全体的に示す分解斜視図である。
PDU22は、MOTECU30などを備える1枚の制御回路基板(電子回路基板)40と、制御回路基板40に接続される3相のパワーモジュール42と、パワーモジュール42から延びると共に、各パワーモジュール42と平行(図2において水平)となる向きに突設されるバスバー44と、制御回路基板40と各パワーモジュール42の間に介挿されるシールド板46と、各バスバー44の付近に配置されてバスバー44から出力される電流を検出するセンサを有する電流センサ26と、パワーモジュール42などが固定されるヒートシンク48と、平滑回路に使用される平滑コンデンサ50と、制御回路基板40、パワーモジュール42、シールド板46、ヒートシンク48、平滑コンデンサ50などを収容するPDUケース52とを備える。
制御回路基板40の上面40aには、外部のECUと接続されるコネクタ54が搭載される。尚、図2において、制御回路基板などに搭載されるその他の電子部品は、図示の簡略化のため省略した。また、制御回路基板40に形成されるスルーホール(後述)なども省略する。
図3は制御回路基板40の下面(底面)、即ち、パワーモジュール42などに対向する面を示す底面図である。
制御回路基板40の適宜位置には、図3に示すように、パワーモジュール42に配置される位置決めピン(「第1の位置決めピン」という。後述)が挿通されるべき挿通孔(「第1の挿通孔」という)56、および電流センサ26に配置される位置決めピン(「第2の位置決めピン」という。後述)が挿通されるべき挿通孔(「第2の挿通孔」という)58が穿設される。また、パワーモジュール42の信号ピン(後述)が挿通されるべき複数のスルーホール(「第1のスルーホール」という)62、および電流センサ26のリードピン(後述)が挿通されるべき複数のスルーホール(「第2のスルーホール」という)64が形成される。
さらに、制御回路基板40には、後述するピンガイドのスナップフィットが係止されるべき係止孔68と、ピンガイドの位置決めピン(「第3の位置決めピン」という。後述)が挿入されるべき挿通孔(「第3の挿通孔」という)70が穿設される。
制御回路基板40の下面40bにおいて、前記した第1および第2のスルーホール62,64付近には、ピンガイド(案内部)74が配置される。尚、ピンガイド74の形状は、図3に示すように、平面視において2種類(略I字状とL字状)あるが、その形状は適宜設定されるものであるから、ここでは平面視略I字状を呈するピンガイド74について詳説する。
図4は、図3に示すピンガイド74の拡大平面図であり、図5はその底面図であり、図6は図4のVI−VI線断面図である。
ピンガイド74は樹脂材から製作され、図4および図5に示す如く、その両端部には、制御回路基板40に形成された係止孔68に係止されるべき、弾性変形可能なスナップフィット74aがそれぞれ形成される。また、ピンガイド74の適宜位置には、パワーモジュール42の信号ピンが挿通されるべき挿通部74bが形成され、その挿通部74bの導入部(信号ピンの挿通方向(図6に矢印Aで示す)における入口部)は、信号ピンが挿入されやすいようにテーパ状に形成される。尚、平面視略L字状を呈するピンガイド74にも、挿通部74bと略同形状の挿通部が形成される。
さらに、ピンガイド74の上面(制御回路基板40の下面40bに対向する面)には、前述した第3の位置決めピン74cが複数箇所(具体的には2箇所)突設されると共に、第3の位置決めピン74cは、図6によく示す如く、先端に向けて縮径される、即ち、先端部(上端部)が円錐台状を呈するように形成される。尚、平面視略L字状を呈するピンガイド74にあっては、第3の位置決めピンは1箇所だけ突設される。
次いでパワーモジュール42と電流センサ26について説明する。図7は、制御回路基板40と、ヒートシンク48にパワーモジュール42と電流センサ26を固定した状態を示す斜視図である。
パワーモジュール42は、3相のインバータ回路を形成するIGBT(Insulated-Gate Bipolar Transistor(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)。図2に示す)76を備え、3相インバータ回路モジュールとして構成される。また、前記IGBT76の上方には、電磁波を遮断するシールド板46が配置される。パワーモジュール42の適宜位置には、制御回路基板40の第1のスルーホール62に挿通させられる、即ち、制御回路基板40に接続される信号ピン80が形成される。
パワーモジュール42、より正確にはIGBT76およびシールド板46の外側には、パワーモジュール42を収容する収容ケース82が配置される。各収容ケース82は樹脂材から製作され、その上面(制御回路基板40に対向する面)の長手方向における両端部には、前記した第1の位置決めピン84が一体的にそれぞれ突設、具体的には、各収容ケース82に2箇所ずつ、計6箇所突設される。尚、第1の位置決めピン84は先端に向けて縮径される、即ち、先端部(上端部)が円錐台状を呈するように形成される。
電流センサ26は、バスバー44の付近にそれぞれ配置される。図8は電流センサ26の拡大正面図であり、図9はその拡大平面図、図10はその拡大側面図である。
電流センサ26は、ギャップ88を有する略C字状の磁性コアと、その磁性コアを被覆し、樹脂材から製作されるカバー90と、ギャップ88に介挿されるホール素子などの磁電変換素子92と、磁電変換素子92が接続され、その出力を増幅するアンプ(増幅器)などが搭載されるセンサ基板94とから構成される。これにより、磁性コアの中心に位置するバスバー挿入部90aに挿通させられたバスバー44に電流が流れると、電流センサ26にあっては、ギャップ88内に発生する磁界が磁電変換素子92によって電圧信号に変換されると共に、その電圧信号がアンプによって増幅されることでバスバー44の出力電流に応じた信号を出力する。
また、電流センサ26のセンサ基板94には、制御回路基板40の第2のスルーホール64に挿通させられると共に、前記信号を出力するリードピン98が配置される。
さらに、電流センサ26の上面(制御回路基板40に対向する面)、具体的には、センサ基板94の適宜位置には、前述の第2の位置決めピン100が突設される。尚、第2の位置決めピン100は先端に向けて縮径される、即ち、先端部(上端部)が円錐台状を呈するように形成される。
次いで、ヒートシンク48と、パワーモジュール42および電流センサ26の組付けについて簡単に説明する。図11は、ヒートシンク48と電流センサ26の組付けを示す拡大斜視図である。
ヒートシンク48の上面(電流センサ26などが固定される面)48aの電流センサ26が固定されるべき箇所には、凹部106およびネジ穴108が複数個(図11で2個ずつ現れる)形成される。尚、ネジ穴108の内部にはそれぞれ雌ネジが螺刻される。一方、電流センサ26、より具体的にはカバー90の底面(ヒートシンク48と接触する面)には、前記凹部106と嵌合されるべき凸部112、およびネジが挿通されるべき挿通孔が穿設される挿通孔部114が形成される。従って、ヒートシンク48の凹部106と電流センサ26の凸部112とを嵌合させることで、電流センサ26は位置決めされると共に、ネジ116を挿通孔部114およびネジ穴108に挿通させて締結固定され、よってヒートシンク48と電流センサ26が組付けられる。尚、ヒートシンク48とパワーモジュール42についても、同様の方法によって締結固定され、組付けられる。
図7に戻って、制御回路基板40と、パワーモジュール42および電流センサ26の組付けについて説明する。
まず、パワーモジュール42は、位置決めされた後、ネジによってヒートシンク48に締結されて固定される。次いで、パワーモジュール42から延びるバスバー44が、電流センサ26(具体的には、バスバー挿入部90a)に挿通させられると共に、電流センサ26は、上記の如く位置決めされた後、ネジによってヒートシンク48に締結されて固定される。
次いで制御回路基板40と、パワーモジュール42および電流センサ26が組付けられるが、その前に、制御回路基板40の下面40bにはピンガイド74が既に配置されているものとする。即ち、ピンガイド74の第3の位置決めピン74cが制御回路基板40の第3の挿通孔70に挿入されると共に、スナップフィット74aが係止孔68に係止させられているものとする。
図12(a)(b)は、制御回路基板40と電流センサ26のリードピン98付近の組付け状態を示す部分拡大斜視図である。
図12(a)に示す如く、電流センサ26の第2の位置決めピン100は制御回路基板40の第2の挿通孔58に挿入される。その後、図12(b)に示す如く、電流センサ26のリードピン98は、前記したピンガイド74の挿通部74bに挿入され、制御回路基板の上面40aから所定の長さだけ突出するような位置に配置される。そして、制御回路基板40と、リードピン98が制御回路基板の上面40aで半田付けされることで、制御回路基板40が電流センサ26に組付けられる。
尚、制御回路基板40とパワーモジュール42についても、同様の方法によって組付けられる。即ち、図7に示すように、パワーモジュール42の第1の位置決めピン84は制御回路基板40の第1の挿通孔56に挿入される。その後、パワーモジュール42の信号ピン80は、前記したピンガイド74の挿通部74bに挿入され、制御回路基板の上面40aから所定の長さだけ突出するような位置に配置される。そして、制御回路基板40と、信号ピン80が制御回路基板の上面40aで半田付けされることで、制御回路基板40が各パワーモジュール42に組付けられる。
制御回路基板40は、以上のようにして、パワーモジュール42および電流センサ26に対して位置決めされると共に、信号ピン80およびリードピン98を介してパワーモジュール42および電流センサ26に接続される。
このようにして組付けられたヒートシンク48、パワーモジュール42、電流センサ26、および制御回路基板40に、前記した平滑コンデンサ50およびPDUケース52を適宜な方法により組付けることで、PDU22が完成する。
上記の如く、この発明の第1実施例にあっては、1枚の電子回路基板(制御回路基板40)と、前記電子回路基板(40)に信号ピン(80)を介して接続される複数のパワーモジュール(42)と、前記パワーモジュール(42)から延びるバスバー(44)と、および前記バスバー(44)の付近に配置されると共に、前記電子回路基板(40)にリードピン(98)を介して接続されて前記バスバー(44)から出力される電流を検出する電流検出部(電流センサ26)とから少なくとも構成されるパワードライブユニット(PDU22)において、少なくとも前記複数のパワーモジュール(42)と電流検出部(26)が並列に固定される放熱板(ヒートシンク48)と、前記パワーモジュール(42)に配置される第1の位置決めピン(84)と、前記電子回路基板(40)に穿設された、前記第1の位置決めピン(84)が挿通されるべき挿通孔(第1の挿通孔56)と、前記電流検出部に配置される第2の位置決めピン(100)と、および前記電子回路基板に穿設された、前記第2の位置決めピン(100)が挿通されるべき第2の挿通孔(58)とを備え、前記パワーモジュール(42)と前記電流検出部(26)が前記放熱板(ヒートシンク48)に固定されたとき、前記パワーモジュール(42)の両端部に配置される前記第1の位置決めピン(84)の内、前記バスバー(44)が延びる側と反対の端部に配置される前記第1の位置決めピン(84)が前記放熱板の一端部側に位置させられる一方、前記第2の位置決めピン(100)が前記放熱板の他端部側に位置させられる如く構成した。
これにより、制御回路基板40にパワーモジュール42などを組付ける際、パワーモジュール42などの信号ピン80などを損傷させることなく、1枚の制御回路基板40と複数のパワーモジュール42を1度に(同時に)接続可能であると共に、容易に組付けることができ、よって組付け作業効率を向上させることができる。
また、本願にあっては、電流センサ26が複数のパワーモジュール42、具体的には、3相(U相、V相、W相)のパワーモジュールに対してそれぞれ配置されると共に、特許文献1の如く最初に電流センサを制御回路基板に接続するのではなく、電流センサ26とパワーモジュール4をヒートシンク48に固定した後に、制御回路基板40を電流センサ26およびパワーモジュール4に接続するようにしたので、電流センサ26が故障したときには電流センサ26のみを、パワーモジュール4が故障したときにはパワーモジュール4のみを容易に交換することができる。即ち、電流センサ26やパワーモジュール4の単品性能を保証することができる。
さらに、制御回路基板40とパワーモジュール42および電流センサ26をより一層正確に組付けることができ、よって組付け作業効率をより向上させることができる。
また、さらに、前記パワーモジュール(42)が収容される収容ケース(82)を備えると共に、前記第1の位置決めピン(84)は、前記収容ケース(82)に一体的に形成される如く構成した。
これにより、部品点数を増加させることなく、第1の位置決めピン84を形成することができる。
また、さらに、前記電子回路基板(40)に配置されて前記信号ピンまたはリードピンを案内する案内部(ピンガイド74)を備える如く構成した。
これにより、制御回路基板40にパワーモジュール42などを組付ける際、パワーモジュール42の信号ピン80あるいは電流センサ26のリードピン98を損傷させることなく一層容易に接続させることができ、よって組付け作業効率をより一層向上させることができる。
尚、上記において、パワーモジュール42は、IGBT76によって3相インバータ回路モジュールを構成するようにしたが、それに限られるものではなく、IGBTと、IGBTを駆動させるゲートドライブ回路とによって3相インバータ回路モジュールを構成するようにしても良い。
また、ピンガイド74を平面視略I字状またはL字状とするように構成したが、それに限られるものではなく、接続端子(リードピンおよび信号ピンなど)の配置(配列)によって適宜な形状に設定しても良いことはいうまでもない。
また、蓄電装置の例としてニッケル水素電池からなるバッテリを挙げたが、それに限られるものではなく、他の電池からなるバッテリでも良く、あるいはキャパシタであっても良い。
また、パワードライブユニットをハイブリッド車両を例にして説明をしたが、この発明に係るパワードライブユニットは、電気自動車にも適用可能である。
この発明の第1実施例に係るパワードライブユニットなどを含む制御装置を備えたハイブリッド車両の制御装置を全体的に示す概略図である。 図1に示すパワードライブユニットを全体的に示す分解斜視図である。 図2に示す制御回路基板の下面(底面)を示す底面図である。 図3に示すピンガイドの拡大平面図である。 図3に示すピンガイドの拡大底面図である。 図4のVI−VI線断面図である。 図2に示す制御回路基板と、ヒートシンクにパワーモジュールと電流センサを固定した状態を示す斜視図である。 図2に示す電流センサの拡大正面図である。 図8に示す電流センサの拡大平面図である。 図8に示す電流センサの拡大側面図である。 図2に示すヒートシンクと電流センサの組付けを表す拡大斜視図である。 図2に示す制御回路基板と電流センサのリードピン付近の組付け状態を表す部分拡大斜視図である。
符号の説明
22 パワードライブユニット(PDU)
26 電流センサ(電流検出部)
40 制御回路基板(電子回路基板)
42 パワーモジュール
44 バスバー
48 ヒートシンク(放熱板)
56 第1の挿通孔(挿通孔)
58 第2の挿通孔
74 ピンガイド(案内部)
80 信号ピン
82 収容ケース
84 第1の位置決めピン(位置決めピン)
リードピン
100 第2の位置決めピン

Claims (3)

  1. 1枚の電子回路基板と、前記電子回路基板に信号ピンを介して接続される複数のパワーモジュールと、前記パワーモジュールから延びるバスバーと、および前記バスバーの付近に配置されると共に、前記電子回路基板にリードピンを介して接続されて前記バスバーから出力される電流を検出する電流検出部とから少なくとも構成されるパワードライブユニットにおいて、少なくとも前記複数のパワーモジュールと電流検出部が並列に固定される放熱板と、前記パワーモジュールの両端部に配置される第1の位置決めピンと、前記電子回路基板に穿設された、前記第1の位置決めピンが挿通されるべき挿通孔と、前記電流検出部に配置される第2の位置決めピンと、および前記電子回路基板に穿設された、前記第2の位置決めピンが挿通されるべき第2の挿通孔とを備え、前記パワーモジュールと前記電流検出部が前記放熱板に固定されたとき、前記パワーモジュールの両端部に配置される前記第1の位置決めピンの内、前記バスバーが延びる側と反対の端部に配置される前記第1の位置決めピンが前記放熱板の一端部側に位置させられる一方、前記第2の位置決めピンが前記放熱板の他端部側に位置させられることを特徴とするパワードライブユニット。
  2. さらに、前記パワーモジュールが収容される収容ケースを備えると共に、前記第1の位置決めピンは、前記収容ケースに一体的に形成されることを特徴とする請求項1記載のパワードライブユニット。
  3. さらに、前記電子回路基板に配置されて前記信号ピンまたはリードピンを案内する案内部を備えることを特徴とする請求項1または2記載のパワードライブユニット。
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