JP4311074B2 - 溶融乃至軟化合成樹脂塊のための搬送ガイド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶融乃至軟化状態の合成樹脂塊を搬送するための、チャンネル状部材から構成された搬送ガイドに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば圧縮成形装置においては、押出機から押し出された溶融乃至軟化状態の合成樹脂を圧縮成形型に供給し、かかる合成樹脂を所要形状に圧縮成形している。下記特許文献1には圧縮成形型に溶融乃至軟化状態の合成樹脂を供給するのに好都合に使用することができる合成樹脂供給装置が開示されている。かかる合成樹脂供給装置は、押出機に配設されている鉛直方向下方に開口した押出口に対向してその下方に位置する受入位置及びこの受入位置から所定角度離隔せしめられた排出位置を含む円形径路を通して移動せしめられる切断・搬送手段を具備している。切断・搬送手段は、受入位置において押出口を横切って移動せしめられて押出口から押し出された溶融乃至軟化状態の合成樹脂を切断して押出口から離隔せしめる切断手段、及び切断手段よって切断された被切断合成樹脂を挟持する閉状態と被切断合成樹脂を開放する開状態とに選択的に設定される保持手段を含んでいる。保持手段は受入位置よりも幾分下流に位置する閉位置にて閉状態に設定されて、受入位置にて切断手段によって切断された被切断合成樹脂を挟持し、そして閉位置よりも下流で且つ排出位置よりも幾分上流に位置する開位置にて開状態に設定されて被切断合成樹脂を開放し、かくして保持手段から落下せしめられる被切断合成樹脂が排出位置にて開状態にある圧縮成形型の所要部位に供給される。
【0003】
【特許文献1】
特開平12−108127号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示された上述したとおりの合成樹脂供給装置において、作動開始直後においては、切断手段及び保持手段が比較的低温であり、押出口から押し出されて切断され保持手段に挟持された被切断合成樹脂が過剰に冷却される。それ故に、保持手段を開状態に設定した時点からの被切断合成樹脂の落下挙動が不安定であり、保持出段から落下せしめられる被切断合成樹脂が開状態にある圧縮成形型の所要部位に適切に供給されない傾向がある。圧縮成形型に供給された合成樹脂が所要部位に位置せしめられていない状態で圧縮成形型を閉じて圧縮成形を遂行してしまうと、合成樹脂が圧縮成形型の不適切部位に噛み込まれてしまう事態が発生し、従って圧縮成形を停止して噛み込まれた合成樹脂を取り出すという煩雑な手作業を遂行することが必要になる。
【0005】
上述したとおりの問題を解決するためには、保持手段が開状態にせしめられた時の合成樹脂の落下挙動が不安定である作動開始初期においては、保持手段を通常の場合よりも上流位置にて開状態にして排出位置よりも上流にて落下せしめ、かくして合成樹脂の落下挙動が安定するまでは圧縮成形型への合成樹脂の供給を回避することが意図される。そして、排出位置よりも上流にて落下せしめた合成樹脂は、再使用のため、搬送ガイドで受け、搬送ガイドを通して収容手段まで搬送することが意図される。搬送ガイドは、ステンレス鋼の如き適宜の金属薄板から形成され収容手段まで下方に傾斜して延在するチャンネル状部材から構成することができる。
【0006】
然るに、特に保持手段から落下せしめられる溶融乃至軟化状態の合成樹脂がポリエチレンテレフタレートの如き粘性が比較的高いものである場合、搬送ガイドを構成するチャンネル状部材の内側案内面上に落下せしめられた溶融乃至軟化状態の合成樹脂が、チャンネル状部材の内側案内面に沿って良好に流動せず、チャンネル状部材の内側案内面に付着してそこに停滞してしまう傾向がある。
【0007】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、チャンネル状部材の内側案内面上に落下せしめられる溶融乃至軟化状態の合成樹脂がポリエチレンテレフタレートの如き比較的粘性が高いものである場合でも、そこに付着して滞留することなく充分良好に流動せしめることができる、新規且つ改良された溶融乃至軟化状態の合成樹脂塊のための搬送ガイドを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は鋭意研究の結果、搬送ガイドを構成するチャンネル状部材の内側案内面にフッ素樹脂微粒子が分散せしめられた被覆を施すと共に、チャンネル状部材の内側案内面に被覆を施す前に梨地にせしめ且つ被覆が施された後においても内側案内面には梨地が消失されることなく存在するようになすことによって、上記主たる技術的課題を達成することができることを見出した。
【0009】
即ち、本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する搬送ガイドとして、溶融乃至軟化状態の合成樹脂塊を搬送するための、細長く延びるチャンネル状部材から構成された搬送ガイドにおいて、該チャンネル状部材の内側案内面にはフッ素樹脂微粒子が分散せしめられた被覆が施されており、該チャンネル状部材の該内側案内面は該被覆を施す前に梨地にせしめられ且つ該被覆が施された後においても該内側案内面には梨地が消失されることなく存在する、ことを特徴とする搬送ガイドが提供される。
【0010】
該被覆はフッ素樹脂微粒子が分散せしめられている無電解ニッケルメッキであるのが好ましい。好適形態においては、該チャンネル状部材には冷却媒体流路が形成されており、該冷却媒体流路を通して冷却媒体が流動せしめられる。また、該チャンネル状部材の該内側案内面に沿って合成樹脂塊の搬送方向に空気を流動せしめる空気流動手段が付設されている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適実施形態について更に詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明に従って構成された搬送ガイドの好適実施形態が使用されている合成樹脂供給装置を図示している。全体を番号2で示す合成樹脂供給装置は、実質上鉛直に延びる支持軸4に回転自在に装着された支持盤6を含んでいる。この支持盤6は電動モータでよい回転駆動源(図示していない)によって矢印8で示す方向に所定速度で回転せしめられる。実質上水平に配設されている支持盤6上には、等角度間隔をおいて複数個、図示の場合は6個、の支持アーム10が配設されている。そして支持アーム10の各々には、切断手段12及び保持手段14から構成された切断・搬送手段16が配設されている。支持盤6が矢印8で示す方向に回転せしめられると、切断・搬送手段16は円形径路18を通して移動せしめられる。保持手段14は切断手段12の両側に配設された内側部材20及び外側部材22から構成されている。内側部材20は外側部材22に対して接近及び離隔する方向に移動自在に装着されており、移動手段(図示していない)によって外側部材22から比較的離隔した開位置(図1においては4個の保持手段14において内側部材20が開位置に位置せしめられている)と外側部材22に比較的接近した閉位置(図1においては2個の保持手段14において内側部材20が閉位置に位置せしめられている)とに選択的に位置せしめられる。移動手段は支持アーム10に装着された電磁ソレノイド、流体圧シリンダ機構或いは適宜のカム機構から構成することができる。後に更に言及する如く、内側部材20が上記閉位置に位置せしめられると、保持手段14は内側部材20と外側部材22との間に合成樹脂を挟持する閉状態に設定され、内側部材20が上記開位置に位置せしめられると、保持手段14は内側部材20と外側部材22との間から合成樹脂を開放する開状態に設定される。切断・搬送手段16自体の構成は、上記特許文献1に開示されているとおりの構成でよく、従って切断・搬送手段16自体の構成についての詳細な説明は上記特許文献1に委ね、本明細書においては省略する。
【0013】
切断・搬送手段16の円形径路18は、受入位置A及びこの受入位置Aから所定角度離隔せしめられた排出位置Bを含んでいる。受入位置Aの上方には押出機の押出口24が位置せしめられている(図1においては押出口24のみを簡略に図示している)。一方、排出位置Bに関連せしめて圧縮成形装置26が配設されている。この圧縮成形装置26は矢印28で示す方向に回転駆動せしめられる支持盤30を含んでおり、かかる支持盤30上には等角度間隔をおいて複数個の圧縮成形型32が配設されている。合成樹脂供給装置2の支持盤6が矢印8で示す方向に回転せしめられて、複数個の切断・搬送手段16が排出位置Bを順次に通過するのに同期せしめられて、圧縮成形装置26の支持盤30が矢印28で示す方向に回転せしめられて、複数個の圧縮成形型32が排出位置Bを順次に通過せしめられる。そして、保持手段14から落下せしめられる合成樹脂が排出位置Bにおいて圧縮成形型32の所用部位、例えば雌型に規定されている凹部内、に供給される。
【0014】
図1を参照して説明を続けると、合成樹脂供給装置2の作動が開始されると、押出口14から溶融乃至軟化状態の合成樹脂が押し出され、支持盤6が回転せしめられて切断・搬送手段16を構成する切断手段12及び保持手段14が円形径路18を通して移動せしめられる。切断手段12及び保持手段14が受入位置Aを通過する際には、保持手段14は開状態、即ち内側部材20が外側部材22から比較的離隔した開位置に位置せしめられている状態、に設定されている。切断手段12は受入位置Aを通過する際に押出口24を横切って移動する切断縁を有し、押出口24から押し出されている合成樹脂を切断して押出口24から離隔せしめる。切断手段12によって切断された被切断合成樹脂は切断手段12及び保持手段14と共に移動せしめられ、開状態に設定されている保持手段14における内側部材20と外側部材22との間に進入せしめられる。次いで、切断手段12及び保持手段14が受入位置Aよりも若干下流側に位置する閉位置Cに到達すると、内側部材20が外側部材22に比較的接近した閉位置に移動せしめられて保持手段14が閉状態に設定される。かくすると、内側部材20と外側部材2との間に進入した被切断合成樹脂が内側部材20と外側部材22との間に挟持される。次いで、合成樹脂供給装置2の作動を開始してから所定時間経過後の安定期間においては、切断手段12及び保持手段14が上記閉位置Cから下流に進行して排出位置Bよりも幾分上流に位置する開位置Dに到達すると、内側部材20が外側部材22から比較的離隔した開位置に移動せしめられて保持手段14が開状態に設定される。かくすると、内側部材20と外側部材22とによる被切断合成樹脂の挟持が開放され、被切断合成樹脂は保持手段14から落下され始める。そして、切断手段12及び保持手段14が排出位置Bに到達すると、被切断合成樹脂は保持手段14から完全に落下せしめられて圧縮成形装置26の圧縮成形型32の所用部位に供給される。
【0015】
合成樹脂供給装置2の作動を開始してから所定時間経過するまでの非安定期間、例えば切断・搬送手段16の支持盤6が数回転するまでの間、においては、切断手段12及び保持手段14は押出口24から押し出された高温の合成樹脂に接触することによって漸次加熱され、しかる後に所定温度範囲内に安定して維持される。本発明者等の経験によれば、保持手段14が所定温度範囲内に安定して維持されるまでの間、従って作動を開始してから所定時間が経過するまでの間においては、保持手段14を閉状態から開状態にせしめた際の、保持手段14からの合成樹脂の落下挙動が不安定である。かような事実に鑑み、上記非安定期間においては、切断手段12及び保持手段14が上記閉位置Cから下流に進行して上記開位置Dよりも上流側に位置する付加開位置Eに到達すると、内側部材20が外側部材22から比較的離隔した開位置に移動せしめられて保持手段14が開状態に設定される。かくして、内側部材20と外側部材22とによる被切断合成樹脂の挟持が開放されて保持手段14から被切断合成樹脂が落下され始める。従って、被切断合成樹脂は排出位置Bよりも上流側において保持手段14から完全に落下せしめられ、圧縮成形装置26の圧縮成形型32に被切断合成樹脂が供給されることはない。付加開位置Eにおいて開状態に設定された保持手段14はそのまま開状態に維持したまま再び受入位置Aに前進せしめることもできるが、図示の実施形態においては、切断手段12及び保持手段14が上記付加開位置Eから下流に進行して上記開位置Dよりも上流側に位置する付加閉位置Fに到達する(この時点においては保持手段14から被切断合成樹脂が完全に落下せしめられていることが重要である)と、内側部材20が外側部材22に比較的接近した閉位置に移動せしめられて保持手段14が閉状態に設定される。しかる後に、切断手段12及び保持手段14が上記開位置Dに到達すると、内側部材20が外側部材22から比較的離隔した開位置に移動せしめられて保持手段14がを再び開状態に設定される。
【0016】
上記付加開位置Eと上記付加閉位置Fとの間にて保持手段14から落下せしめられる被切断合成樹脂は、溶融乃至軟化状態の合成樹脂塊として本発明に従って構成された搬送ガイド34に受け取られ、かかる搬送ガイド34上を流動して収集手段36(図2)に収集される。図1と共に図2乃至図4を参照して説明を続けると、搬送ガイド34は細長く延在するチャンネル状部材38から構成されており、このチャンネル状部材38は適宜の支持部材39(図2にその一部のみを図示する)によって上流端から下流端に向けて下方に30乃至50度程度でよい傾斜角度αで傾斜する状態に支持されている。チャンネル状部材38の上流部は、切断・搬送手段16の円形径路18における上記付加開位置E及び付加閉位置Fを含む部分の下方に位置せしめられており、従って、上記付加開位置Eと上記付加閉位置Fとの間にて保持手段14から落下せしめられる被切断合成樹脂即ち溶融乃至軟化状態の合成樹脂塊は、チャンネル状部材38の上流部上に受け止められる。チャンネル状部材38の下流端部は、上面が開放された収集箱でよい収集手段36の上方に位置せしめられている。
【0017】
図4から明確に理解される如く、図示のチャンネル状部材38は中空形態であり、横断面において略U字形状の内側案内面40と矩形状である外側面42とを有し、内側案内面40と外側面42との間には冷却媒体流路44が規定されている。かようなチャンネル状部材38はステンレス鋼の如き適宜の金属薄板から形成することができる。チャンネル状部材38の上流端部下面と下流端部下面とには夫々冷却媒体流路44に連通せしめられている流入管46と流出管48とが連結されている。流入管46及び流出管48は常温水でよい冷却媒体供給源を含む循環手段(図示していない)に接続されており、流入管46から冷却媒体流路44を通して流出管48に冷却媒体が流動せしめられ、これによってチャンネル状部材38が冷却される。
【0018】
チャンネル状部材38の内側案内面40には、その上を溶融乃至軟化状態の合成樹脂塊が充分円滑に流動せしめられるようになすために、フッ素樹脂微粒子を分散せしめた被覆が施されていることが重要である。フッ素樹脂微粒子はポリテトラフルオロエチレン微粒子であるのが好適であり、微粒子の粒径は1μm以下であるのが好適である。フッ素樹脂微粒子が分散せしめられた被覆自体の好適例としては無電解ニッケルメッキ、例えば日本カニゼン株式会社から商品名「カニフロン」として提供されているメッキ被覆、を挙げることができる。溶融乃至軟化状態の合成樹脂塊の流動性を一層向上せしめるためには、チェンネル状部材38の内側案内面40に上記被覆を施す前に、内側案内面40を梨地にせしめるのが好適である。かかる梨地は内側案内面40にショットブラスト加工を加えることによって好都合に生成することができる。ショットブラスト加工によって形成される凹みの深さは2乃至20μm程度であるのが好適であり、上記被覆を施した後においても内側案内面38に梨地が消失されることなく存在することが重要である。
【0019】
チャンネル状部材38の内側案内面40に上述したとおりの被覆を施すと、内側案内面40上に落下せしめられた合成樹脂塊が高粘性のもの、例えば溶融乃至軟化状態のポリエチレンテレフタレートである場合にも、合成樹脂塊は内側案内面40に付着することなく、内側案内面40に沿って円滑に流動して収集手段36内に収集される。内側案内面40が梨地にせしめられていることによって、合成樹脂塊の円滑な流動が更に助長される。また、冷却媒体流路44を通して冷却媒体が流動せしめられて内側案内面40が冷却されることも、内側案内面40に合成樹脂塊が付着するのを効果的に防止して合成樹脂塊の円滑な流動を助長する。
【0020】
図2及び図3を参照して説明すると、図示の搬送ガイド34においては、内側案内面40に沿って合成樹脂塊を一層円滑に流動せしめるために、チャンネル状部材38には空気流動手段50が付設されている。この空気流動手段50はチャンネル状部材38の上流端において内側案内面40上に配設された吹き出しノズル52を含んでいる。ノズル52の前面(チャンネル状部材38の下流を向いた面)には、内側案内面40の幅方向に延びるスロット或いは内側案内面40の幅方向に間隔をおいて配設された複数個の小孔が形成されており、ノズル52の後面には流入管54が接続されている。流入管54は圧縮空気源(図示していない)に接続されており、流入管54からノズル52に供給された圧縮空気がノズル52の前面から噴出せしめられ、チャンネル状部材38の内側案内面40に沿ってその下流方向に、即ち合成樹脂塊の流動方向に流動せしめられる。かかる空気流は内側案内面40上に落下せしめられた合成樹脂塊に作用し、合成樹脂塊を内側案内面40に沿って下流方向に強制する。
【0021】
【発明の効果】
本発明の搬送ガイドによれば、チャンネル状部材の内側案内面上に落下せしめられる溶融乃至軟化状態の合成樹脂がポリエチレンテレフタレートの如き比較的粘性が高いものである場合でも、そこに付着して滞留することなく充分良好に流動せしめられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された搬送ガイドの好適実施形態が使用されている合成樹脂供給装置を示す簡略平面図。
【図2】図1の合成樹脂供給装置に使用されている搬送ガイドを示す正面図。
【図3】図1の合成樹脂供給装置に使用されている搬送ガイドを示す平面図。
【図4】図1の合成樹脂供給装置に使用されている搬送ガイドを示す横断面図。
【符号の説明】
34:搬送ガイド
38:チャンネル状部材
40:チャンネル状部材の内側案内面
44:冷却媒体流路
50:空気流動手段
Claims (4)
- 溶融乃至軟化状態の合成樹脂塊を搬送するための、細長く延びるチャンネル状部材から構成された搬送ガイドにおいて、該チャンネル状部材の内側案内面にはフッ素樹脂微粒子が分散せしめられた被覆が施されており、該チャンネル状部材の該内側案内面は該被覆を施す前に梨地にせしめられ且つ該被覆が施された後においても該内側案内面には梨地が消失されることなく存在する、ことを特徴とする搬送ガイド。
- 該被覆はフッ素樹脂微粒子が分散せしめられている無電解ニッケルメッキである、請求項1記載の搬送ガイド。
- 該チャンネル状部材には冷却媒体流路が形成されており、該冷却媒体流路を通して冷却媒体が流動せしめられる、請求項1又は2記載の搬送ガイド。
- 該チャンネル状部材の該内側案内面に沿って合成樹脂塊の搬送方向に空気を流動せしめる空気流動手段が付設されている、請求項1から3までのいずれかに記載の搬送ガイド。
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