JP4310850B2 - 3次元形状の対応付け方法 - Google Patents

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    • Y10S345/958Collision avoidance

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、3次元形状と他の3次元形状、又は3次元形状と2次元画像などに対して、それらの対応点を複数個指定することによってそれらを互いに対応付ける方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、予め用意した3次元形状モデルを、3次元入力機器から取り込まれた3次元形状データに適合するように変形する、いわゆるモデルベースによるモデリングや、3次元形状に対応付けられた2次元画像を他の2次元画像と置き換えることが行われている。
【0003】
その際に、3次元形状データ(3次元形状)と他の3次元形状データ又は2次元画像とを対応付ける必要がある。それらの対応付けのために、それらの間で複数組みの対応点を指定することが一般的に行われている。
【0004】
例えば、特願平7−156455号では、3次元形状に対応付けられた2次元画像上で対応点を指定することによって、対応付けがユーザにとって分かりやすくなるようにされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、対応点を指定する場合に、それらが3次元空間において一様に分布することが望ましい。しかし、従来においては、対応付けを容易にするための工夫や、多数の対応点を指定することによって出力結果の誤差を小さくする工夫はなされているが、対応点が一様に分布するような工夫はなされていない。
【0006】
そのため、従来においては、対応点が3次元形状データの一部分に偏り易かった。対応点が一部分に偏った場合には、出力されるデータの誤差が大きくなってしまう。
【0007】
従来のように、3次元形状又は2次元画像を普通に表示面に表示して対応点を指定する場合には、3次元形状の奥行きの違いが分かり難いため、ユーザが対応点を一様に指定し、指定された対応点群を埋想的なものとするためには相当の熟練が必要であった。
【0008】
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、3次元形状を対応付ける際に、対応点が一様になるように容易に指定できることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る方法は、第1の3次元形状と第2の3次元形状又は2次元画像とに対して、それらの対応点を複数個指定することによってそれらを互いに対応付ける方法であって、第1の3次元形状を表示面に表示するとともに、その奥行き方向を高さとする等高線を第1の3次元形状の中に表示し、前記等高線を対応点の奥行き方向の位置の案内標識として用いる。
【0010】
請求項2の発明に係る方法は、第1の3次元形状に対応付けられた第1の2次元画像を表示面に表示するとともに、第1の3次元形状の奥行き方向を高さとする等高線を第1の2次元画像の中に表示し、前記等高線を対応点の奥行き方向の位置の案内標識として用いる。
【0011】
請求項3の発明に係る方法は、前記等高線と等高線との間のそれぞれの領域を、互いに異なる表示方法で表示する。
請求項4の発明に係る方法は、第1の3次元形状を表示面に表示するとともに、第1の3次元形状内において対応点が指定されたときに、その対応点と既に指定された対応点との間の距離を求め、求められた距離が所定値よりも小さいときに警告を発する。
【0012】
請求項5の発明に係る方法は、第1の3次元形状を表示面に表示するとともに、第1の3次元形状内において対応点が指定されたときに、その対応点を中心とする一定半径の半透明な球を表示し、前記球を対応点の密度の案内標識として用いる。
【0013】
このように、3次元形状データを奥行き方向(深さ方向)の距離をもとに小領域に分割して表示することにより、ユーザはより簡単に3次元空間内で対応点が一様になるように指定することができる。また、一定の半径の半透明の球を表示することによって、新たな指定によって表示された球が既にある球と交わらないよう、対応点の指定の際の案内標識として用いることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る方法を実施するための3次元データ処理装置1の構成を示すブロック図である。
【0015】
3次元データ処理装置1は、CPUなどからなって演算処理を実行する処理装置10、データ及びプログラムを格納するハードディスク装置11、演算のためにデータを一時的に記憶するメモリ12、入力されたデータ及び演算結果などを表示するディスプレイ装置13、ディスプレイ装置13の表示面HG上で位置を指定して入力するために使用されるマウス14、及びその他の付属装置15などから構成される。このような3次元データ処理装置1は、例えば、パーソナルコンピュータ又はワークステーションなどによって実現される。
【0016】
3次元データ処理装置1には、3次元データ(3次元形状データ)C1、3次元データC1に関連付けられた2次元画像(2次元画像データ)I1、3次元データC1とは関連付けられていない3次元データ(3次元モデルデータ)C2及び2次元画像I2が、それぞれ外部から入力される。
【0017】
これらの3次元データC1,C2及び2次元画像I1,I2は、フロッピィディスクなどの記憶媒体に蓄積されている場合は、付属装置15の1つであるフロッピーディスクドライブなどの記憶媒体駆動装置によって読み出しが行われる。読み出されたデータは、メモリ12に一時的に記憶され、又はハードディスク装置11に格納される。
【0018】
また、3次元データC1,C2及び2次元画像I1,I2が3次元データ処理装置1以外の他の外部装置に格納されている場合には、付属装置15の1つである外部装置接続装置を介してその外部装置に接続され、そこから適宜データが読み出され、メモリ12に一時的に記憶され、又はハードディスク装置11に格納される。
【0019】
図2は3次元データC1,C2及び2次元画像I1,I2を取得する方法を説明する図、図3は3次元データC1の例を示す図である。
図2に示すように、まず、対象物Qを3次元形状入力装置TMにより撮影して3次元データC1を取得する。3次元形状の認識方法の最も実用的な方法として、光切断法がある。光切断法を用いた3次元形状入力装置TMは公知であり、例えば特願平5−320245号に詳しく記載されている。3次元形状入力装置TMによって、対象物Qの3次元データC1と同時に、それと同じ画角の2次元画像I1を取得することができる。これら、3次元データC1と2次元画像I1とは、互いの位置関係のパラメータが分かっているので、それらの関連付けを自動的に行うことが可能である。
【0020】
なお、本明細書でいう関連付けとは、3次元形状の各位置に対応する2次元画像の射影位置を求めることができるということである。つまり、3次元データC1と2次元画像I1との関係が、基本的に射影行列(プロジェクション・マトリクス)によって表現できるということである。射影行列を用いた表現方法については、徐剛、辻三郎 著「3次元ビジョン」(共立出版)に詳しいが、以下に簡単に説明する。
【0021】
すなわち、3次元データ上の点から2次元画像への射影は、次の(1)式で表される。
【0022】
【数1】
Figure 0004310850
【0023】
である。
(1)式のsは係数を、(2)式のu,vは画像の座標を、(3)式のX,Y,Zは3次元データ上の点の座標を示す。(4)式のPは射影行列であり、カメラ(3次元形状入力装置)の焦点距離などのパラメータが分かっている場合に、その要素の値は計算可能である。
【0024】
一方、カメラのパラメータが分かっていない場合に、対応する3次元データ上の点と2次元画像上の点とを複数個指定し、それを(1)式に代入し、Pについて最小2乗法により解くことにより、Pの近似行列が求まる。
【0025】
さて、次に、対象物Qを例えば一般的なデジタルカメラTCで撮像(撮影)することにより、2次元画像I2を得る。2次元画像I2は、3次元データC1には関連付けられていない。3次元データC2としては、例えば市販のCGモデル作成ソフトウエアにより作成されたもの、又は市販の三次元形状モデルなどを用いることができる。
【0026】
3次元データC1,C2は、通常、ポリゴン(多面体)で表現される。また、3次元データC1,C2及び2次元画像I1,I2は、JPEGファイルフォーマット又はVRMLフォーマットなど、一般的なデータフォーマットで表現することが可能である。但し、これらのデータは必ずしも全てが入力される必要はない。
【0027】
さて、次に、3次元データC1などを対応付けるための対応点RPの指定方法について説明する。
図4は3次元データC1を奥行き方向に沿って等間隔で切断する位置を示す図、図5は3次元データC1に等高線TUを付加して表示した図、図6は図5に示された3次元データC1及び等高線TUを横から見た状態を示す図、図7は3次元データC1に対応点RPを中心とする一定半径の半透明な球を表示した状態を示す図である。
【0028】
3次元データC1と2次元画像I2との対応付けのためには、上に述べたように3次元データC1から2次元画像I2への射影行列を求めることが必要であり、その場合に対応点が3次元データC1上に満遍なく存在する方が射影誤差が少なくなる。
【0029】
そこで、本実施形態においては、3次元データC1を、その奥行き方向の空間的な位置によって複数の領域に分割し、その結果を表示HGに表示する。
図3に示す3次元データC1は、対象物Qである「うさぎ」を撮影して得られたものである。本実施形態においては、図5に示すように「うさぎ」の正面から見た状態の3次元データC1に対して対応付けを行う場合について説明する。したがって、図5において、左右方向がX方向、上下方向がY方向、奥行き方向がZ方向である。また、図4において、左右方向がZ方向であり、その右端がZ座標の最小値の点、左端がZ座標の最大値の点となる。
【0030】
図4に示すように、対象物Qは、Z方向に沿った切断位置C01〜C09において一定の間隔で仮想的に切断される。そして、それぞれの切断位置C01〜C09における輪郭が、図5の3次元データC1に付加して表示される。図5に示されるように、切断位置C01〜C09における輪郭は、等高線TUとして現れている。
【0031】
図5において、切断位置C07〜C09における輪郭は、当該図の視線方向からは3次元データC1により隠れるので、陰線消去によって表示されていない。また、切断位置C04,C05における輪郭は、図が煩雑になるのを防ぐためにここでは省略されている。また、互いに異なる領域ARは、模様、色、又は濃度などが互いに異なるように表示されている。
【0032】
図5によると、等高線TUによって囲まれる領域ARは、それらの間隔が広くても狭くても奥行き方向について同じ範囲内にあることがユーザに容易に分かる。ユーザは、等高線TUを対応点RPの奥行き方向の位置の案内標識として用い、等高線TUを目安として対応点RPを満遍なく指定することができる。
【0033】
例えば、等高線TUで囲まれる1つの領域AR内において、奥行き方向(Z方向)においては1つの対応点RPのみを指定し、拡がり方向(X,Y方向)においては一様となるように対応点RPを指定する。1つの領域AR内で奥行き方向に1つの対応点RPのみを指定することによって、対応点RPが奥行き方向に満遍なく指定され、奥行き方向の指定が一様になる。また、拡がり方向においては、一様であるか否かをユーザが目で見て容易に確認することができるから、結局、領域AR内において容易に対応点RPを一様に指定することができる。
【0034】
また、異なる領域AR間において、狭い部分も広い部分も1つの対応点RPのみを指定することによって、全体として容易に対応点RPを一様に指定することができる。但し、3次元データC1上の特異な点、例えば、目、鼻、口、指などについては、上に述べた対応点RPにこだわらずに、別途対応点を指定してもよい。
【0035】
図6は、図5に示す3次元データC1及び等高線TUなどをそのまま90度回転させた場合に表示された状態を示す。図5に示す等高線TUは、図6においては線TULとして表示されている。
【0036】
また、図7に示す例では、対応点RPが指定されると、その対応点RPを中心とする一定半径の半透明な球P01〜07が表示されている。球Pが互いに3次元的に交わる場合には、その球Pの色又は模様が他と異なるように強調表示され、又はブザーが鳴る。例えば、球P06と球P07とは交わっており、色が他と異なっている。これによって、指定した対応点RPが互いに所定距離よりも近すぎることの警告がユーザに対してなされる。ユーザは、警告があったときに、その対応点RPを別の位置に移動させればよい。また、そのままにしておいてもよい。
【0037】
なお、球P01と球P02とは、「うさぎ」の正面から見れば交わっているように見えるが、奥行き方向において離れており、実際には交わっていない。このように、交わった球Pの色を変えることにより、ユーザがそれを容易に判別することができる。また、球Pが半透明で表示されているので、3次元データC1が隠れてしまうことがない。球Pの半径はユーザによって設定するようにしてもよく、予め設定された値を用いてもよい。
【0038】
また、図示は省略したが、対応点RPが指定されたときに、球Pを表示することなく、その対応点RPと既に指定されている対応点RPとの間の距離を演算し、得られた距離が予め設定した所定値よりも小さいときに警告を発するようにしてもよい。
【0039】
次に、対応付けの対象となるデータが3次元データC1である場合又は2次元画像I1である場合のそれぞれについて、その対応付けの方法をフローチャートを参照して説明する。
〔3次元データに他の3次元データ又は2次元画像を対応付ける場合〕
まず、3次元データC1に対して、他の3次元データC2又は2次元画像I2を対応付ける場合について説明する。
【0040】
3次元データC1を他の3次元データC2に対応付けする方法は、モデルベースによるモデリングにしばしば用いられる。モデルベースによるモデリングとは、3次元モデルデータ(3次元データC2)を3次元形状データ(3次元データC1)に合うように変形を行う方法であり、3次元モデルデータ上の指定された点を3次元形状データ上の指定された点に移動することによって実現される。
【0041】
3次元データC1と3次元データC2との対応付けは、それらに対して互いに対応する点である対応点を複数組み指定することによって行う。3次元データC2上の対応点は、3次元データC1上の対応点に移動する。3次元データC1上の対応点以外の点の移動量は、その点の近傍に存在する対応点の移動量から補間によって求める。
【0042】
モデルベースによるモデリングでは、大半の点の移動量つまり変形後の位置が補間によって決定されるので、3次元データ上に対応点が満遍なく存在する方が良い結果をもたらす。
【0043】
3次元データC1を、それに関連付けされていない2次元画像I2に対応付ける方法は、例えば、3次元データC1に対応付けられた2次元画像I1を他の2次元画像I2に置き換える場合にしばしば用いられる。また、3次元データC1に対応付けられた2次元画像I1が存在しない場合に、3次元データC1に新規に2次元画像I2を関連付ける場合にも用いられる。
【0044】
図8は第1の対応点指定方法における手順を示すフローチャート、図9は図8における3次元分割領域表示処理を示すフローチャートである。
図8において、3次元データC1を取り込み、ディスプレイ装置13の表示面に表示する(#11)。そして、3次元データC2及び2次元画像I2を取り込み、ディスプレイ装置13の表示面の異なる領域に表示する(#12)。
【0045】
3次元データC1を奥行き方向に指定個分割し、分割されたそれぞれの領域の輪郭を等高線TUとして表示する(#13)。その際に、2つの等高線TUで囲まれる各領域AR毎に表示属性を変えて表示する。その後、ユーザは、等高線TUを対応点RPの奥行き方向の位置の案内標識として用い、対応点RPの指定を行う(#14)。その際に、ユーザに対応点RPの指定を促すためのメッセージなどを表示してもよい。指定された対応点RPを用いて、3次元データC1と3次元データC2又は2次元画像I2との対応付けを行う(#15)。
【0046】
図9において、まず、奥行き方向に分割する分割数Nを設定する(#131)。分割数Nは、ユーザの入力によって設定してもよく、又は予め用意した値を用いてもよい。次に、3次元データC1を、奥行き方向をZ軸とする座標系で表現する(#132)。そのために、3次元データC1の座標系を視線情報(カメラ情報)を用いて変換する。視線情報は、一般的に3次元データC1に含まれているが、視線情報を持たない場合は予め用意した視線情報を用いる。
【0047】
3次元データC1上の各点の座標変換の方法は次のようである。但し、視線情報の形式によって表現式が異なることがある。
すなわち、3次元データC1(x,y,z)t を、奥行き方向をZ軸とする座標系で表現した3次元データC1a(X,Y,Z)t に変換するには、次の(5)式に示す演算を行う。
【0048】
【数2】
Figure 0004310850
【0049】
(5)式において、左辺は3次元データC1a(X,Y,Z)t の座標値であり、右辺の第2項は3次元データC1(x,y,z)t の座標値である。右辺の第1項は、視線情報から求められる変換行列である。
【0050】
図9に戻って、座標変換された3次元データC1aに対して、そのすべての頂点のZ座標値の最大値及び最小値を求め、その間をN個の領域に分割する(#133)。そのため、次に示すようにZ座標軸に垂直な平面で3次元データC1aを切断する。
【0051】
【数3】
Figure 0004310850
【0052】
但し、k=1,2,3…,N−1 である。
これにより、次の(7)式で示すN個の領域に分割される。
【0053】
【数4】
Figure 0004310850
【0054】
但し、k=1,2,3…,N である。
ここで、Zmaxは、座標変換後の3次元データC1aのすべての頂点のうちの最大のZ座標値を、Zminは最小のZ座標値を示す。
【0055】
そして、N個に分割された領域の境界を明示するために、3次元データC1aの各分割平面での断面輪郭を求める(#134)。3次元データC1aはポリゴンで表現されているため、具体的にはポリゴンを構成する各3角形のエッジと分割平面との交点を求め、それらを順次繋ぐことにより輪郭形状を求める。この輪郭形状は、一般的に複数個の閉じた輪郭線となる。交点は次のようにして求めることができる。
【0056】
分割平面Z=Z0 と2点(P1 x ,P1 y ,P1 z ),(P2 x ,P2 y ,P2 z )の交点は、
α=(Z0 −P2 z )/(P1 z −P2 z
とすると、
0≦α≦1
の場合に交点が存在し、その座標値は、
(α(P1 x −P2 x )+P2 x ,α(P1 y −P2 y )+P2 y ,Z0 )である。
【0057】
α<0又は1<αの場合には交点は存在しない。
なお、ここでは、3角形によるポリゴン表現の場合を述べたが、一般にポリゴン表現に用いられる凸多角形の場合についても同様に演算することができる。
【0058】
さらに、座標変換後の3次元データC1aについて、上の(7)式の各分割領域に入っているポリゴンのエッジをすべて求める。これは、上の(7)式の領域とエッジの端点の包含関係から簡単に求めることができる。
【0059】
エッジが複数の領域にまたがるときは、上の(6)式に示す切断平面との交点を求め、その交点でエッジを複数個のエッジ(以下「部分エッジ」ということがある)に分割し、部分エッジ毎に各分割領域に入っているか否かを調べる(#135)。
【0060】
このようにして得られたデータに対して、断面輪郭を表示面上に太線で表示し(#135)、各分割領域に入っているエッジをその分割領域に割り当てられた色で表示する(#136)。このような表示を行うことにより、3次元データC1(3次元データC1a)についての奥行き方向の違いが明確となる。
【0061】
次に、図7に示すような球Pを表示する場合について説明する。
図10は第2の対応点指定方法における手順を示すフローチャートである。
図10において、ステップ#21,22,30は、図8のステップ#11,12,15と同じである。ステップ#13及び14の処理に代えて、ここではステップ#23〜29の処理が行われる。
【0062】
ステップ#23において、入力されたデータに対して、表示面を見ながら対応点RPの指定を行う(#23)。指定された対応点RPについて、一定の半径の球Pを表示する(#24)。球Pが既に表示されている球Pと干渉するか否かを調べる(#25)。2つの球Pが干渉するか否かの計算は、次のようにして行うことができる。
【0063】
すなわち、2点(P1 x ,P1 y ,P1 z ),(P2 x ,P2 y ,P2 z )を中心とする半径Rの球Pは、次のときに交わる。
(P1 x −P2 x 2 +(P1 y −P2 y 2 +(P1 z −P2 z 2
<(2×R)2
干渉している場合には(#26でイエス)、警告のメッセージを表示する。また、干渉しているすべての球Pの色を変える(#27)。2つの対応点RPが近い場合であっても、ユーザが対応点RPとして指定すべきであると判断する場合があるので、ステップ#28において干渉した対応点RPを取り消すか否かの判断を求める。
【0064】
一方、球Pが干渉していないと判断された場合には、ユーザが対応点RPの指定を終了すると判断するまで、ステップ#23以降の処理を繰り返す。
〔3次元データに対応付けられた2次元画像を用いて対応付ける場合〕
次に、3次元データC1に対して、その3次元データC1に対応付けられた2次元画像I1を用いて他の3次元データC2又は2次元画像I2を対応付ける場合について説明する。
【0065】
図11は第3の対応点指定方法における手順を示すフローチャート、図12は図11における2次元分割領域表示処理を示すフローチャートである。
2次元画像I1は既知の射影面であるから、3次元データC1から2次元画像I1への射影行列は既知である。この場合に、3次元データC1に対して対応点RPを指定するよりも、2次元画像I1に対して対応点RPを指定する方がユーザにとっては分かり易く指定がし易い。したがって、ここでは、2次元画像I1を表示面に表示し、3次元データC1についての等高線TUを2次元画像I1の中に表示する。
【0066】
図11において、ステップ#41,43は、図8のステップ#11,12と同じである。ステップ#42において、2次元画像I1を取り込み、ディスプレイ装置13の表示面のおいて3次元データC1の領域とは異なる領域に表示する。ステップ#44においては、3次元データC1を奥行き方向に関して領域分割し表示する。
【0067】
ステップ#45において、2次元画像I1上で対応点RPを指定する。2次元画像I1では、対象物Qの表面の模様などがよく表れるので、対応点RPの指定がより容易である。
【0068】
ステップ#46において、指定された対応点RPを用いて、3次元データC1と3次元データC2又は2次元画像I2との対応付けを行う。但し、対応点RPは2次元画像I1によって間接的に指定されているので、2次元画像I1上の指定点に対応する3次元データC1上の対応点RPを求める必要がある。これは、上に述べたように、3次元データC1上の各頂点から射影行列を用いることによって求める。そのうち、射影位置が2次元画像I1上の指定点に近い頂点を幾つか選ぴ、それらの間の3次元データC1をさらに細かく分割し、その分割点の2次元画像I1上の射影点を求める。このような処理を数回繰り返し、射影位置が指定点に十分近くなったとき、その指定点に射影された3次元データC1上の点を対応点RPとする。
【0069】
図12において、ステップ#441〜444は、図9のステップ#131〜134と同じである。ステップ#445において、各領域の断面輪郭を既知の射影行列を用いて2次元画像I1に射影し、太線で又は射影された輪郭毎に特定の色で表示する。
【0070】
上に述べた実施形態においては、3次元データC1についての対応点RPの指定の方法を中心に説明したが、3次元データC2についても、3次元データC1の場合と同様に等高線TU又は球Pを表示し、それらのよって対応点RPの指定を容易にすることができる。
【0071】
上に述べた実施形態において、対応点RPが得られた領域ARについてはその旨を表示し又は表示を消去するようにしてもよい。その他、3次元データ処理装置1の構成、処理内容又は順序などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
【0072】
【発明の効果】
本発明によると、3次元形状を対応付ける際に、対応点が一様になるように容易に指定できることができる。
【0073】
請求項2の発明によると、対応点の指定がより一層容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法を実施するための3次元データ処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】3次元データ及び2次元画像を取得する方法を説明する図である。
【図3】3次元データの例を示す図である。
【図4】3次元データを奥行き方向に沿って等間隔で切断する位置を示す図である。
【図5】3次元データに等高線を付加して表示した図である。
【図6】図5に示された3次元データ及び等高線を横から見た状態を示す図である。
【図7】3次元データに対応点を中心とする一定半径の半透明な球を表示した状態を示す図である。
【図8】第1の対応点指定方法における手順を示すフローチャートである。
【図9】図8における3次元分割領域表示処理を示すフローチャートである。
【図10】第2の対応点指定方法における手順を示すフローチャートである。
【図11】第3の対応点指定方法における手順を示すフローチャートである。
【図12】図11における2次元分割領域表示処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 3次元データ処理装置
13 ディスプレイ装置
C1 3次元データ(第1の3次元形状)
C2 3次元データ(第2の3次元形状)
I1 2次元画像(第1の2次元画像)
I2 2次元画像
RP 対応点
TU 等高線
HG 表示面
P 球

Claims (5)

  1. 第1の3次元形状と第2の3次元形状又は2次元画像とに対して、それらの対応点を複数個指定することによってそれらを互いに対応付ける方法であって、
    第1の3次元形状を表示面に表示するとともに、その奥行き方向を高さとする等高線を第1の3次元形状の中に表示し、
    前記等高線を対応点の奥行き方向の位置の案内標識として用いる、
    ことを特徴とする3次元形状の対応付け方法。
  2. 第1の3次元形状と第2の3次元形状又は2次元画像とに対して、それらの対応点を複数個指定することによってそれらを互いに対応付ける方法であって、
    第1の3次元形状に対応付けられた第1の2次元画像を表示面に表示するとともに、第1の3次元形状の奥行き方向を高さとする等高線を第1の2次元画像の中に表示し、
    前記等高線を対応点の奥行き方向の位置の案内標識として用いる、
    ことを特徴とする3次元形状の対応付け方法。
  3. 前記等高線と等高線との間のそれぞれの領域を、互いに異なる表示方法で表示する、
    請求項1又は請求項2記載の3次元形状の対応付け方法。
  4. 第1の3次元形状と第2の3次元形状又は2次元画像とに対して、それらの対応点を複数個指定することによってそれらを互いに対応付ける方法であって、
    第1の3次元形状を表示面に表示するとともに、第1の3次元形状内において対応点が指定されたときに、その対応点と既に指定された対応点との間の距離を求め、求められた距離が所定値よりも小さいときに警告を発する、
    ことを特徴とする3次元形状の対応付け方法。
  5. 第1の3次元形状と第2の3次元形状又は2次元画像とに対して、それらの対応点を複数個指定することによってそれらを互いに対応付ける方法であって、
    第1の3次元形状を表示面に表示するとともに、第1の3次元形状内において対応点が指定されたときに、その対応点を中心とする一定半径の半透明な球を表示し、
    前記球を対応点の密度の案内標識として用いる、
    ことを特徴とする3次元形状の対応付け方法。
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