JP4310766B2 - 再抽選機能付きスロットマシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転する複数のリール(回胴)を、各リールに付された絵柄,文字等の図柄が所定の配列となるよう停止させることによって入賞メダルを獲得することができるスロットマシン(回胴式遊技機)に関し、特に、複数のリールを、内部当たりの抽選結果に拘わらず、図柄が特定の配列(再抽選配列)となるよう停止させることによって、遊技者側に対し、内部当たりの抽選後、あたかも再抽選が行われたかのような感覚を与えることができ、既存の遊技方式を変更することなく、従来にはない期待感やスリル,満足感が得られる新たなスロットマシン遊技を提供できる再抽選機能付きスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スロットマシンは、遊技者が遊技媒体となる遊技用メダルを投入してスタートレバーを押下することにより、所定の文字,絵柄等の図柄(以下「図柄」と総称する)を表示した複数のリール(通常3個)が回転を開始し、任意のタイミングでストップボタンが押されることでリールが停止し、停止されたリールの図柄の配列に応じて所定数のメダルが払い出される、という遊技機である。
このようなスロットマシンでは、通常、ゲームの面白さを増すために、複数のリールが一定の確率で自動的に制御され、各リールに付された図柄が所定配列となるよう停止する、いわゆる「内部当たり」と呼ばれる入賞制御が行われるようになっている。
【0003】
この内部当たりとは、スタートレバーの押下によりゲームがスタートされると、ゲーム1回ごとにスロットマシン内部で自動的に内部当たりの抽選が行われて入賞内容が決定され、その入賞内容に応じてリールの停止位置が制御されるもので、ある入賞内容に当選すると、遊技者のストップボタンを押すタイミングに拘わらず、一定範囲内で各リールに付された図柄がその入賞内容に応じた配列となるように停止制御され、これによって所定量のメダルが払い出される、というものである。
例えば、内部当たり抽選の結果、所定の入賞内容に当選すると、回転する複数のリールは、一定範囲内(例えば、該当する図柄の位置から図柄4コマ分の範囲内)で、遊技者のストップボタンを押すタイミングに拘わらず、図柄が「7・7・7」や「BAR・BAR・BAR」等、その入賞内容に応じた所定の配列となるように停止制御(入賞制御)されるようになっている。
【0004】
そして、このリールの停止制御によって、各リールのストップボタンの押下タイミングが、ある入賞内容の配列を構成する図柄(「7」や「BAR」)を配列上に止めるタイミングからずれたとしても、そのずれが一定範囲内(その図柄から4コマ分等の範囲内)であれば、機械的制御により、その図柄が所定配列上に位置するように止められ、その入賞配列が構成されるようになっている。
この結果、遊技者は、遊技の巧拙等に拘わらず、一定範囲内でストップボタンを押下すれば、図柄が所定の入賞配列となるようにリールが自動的に停止されることになり、停止された入賞配列に応じた数量のメダルが払い出されることになる。
なお、このリールの停止制御には、リールを所定の図柄配列が揃うように停止制御する「引込み制御」の他、一定の図柄配列が揃わないように停止制御する「入賞阻止制御」も含まれる。この入賞阻止制御は、例えば、ある入賞内容に当選した場合、そのゲーム中は、その他の入賞内容の図柄配列が揃わないようにリールが停止制御される、というものである。
【0005】
ここで、このようなリールの停止制御によって所定量のメダルが払い出される入賞内容としては、一般に、「レギュラー・ボーナス(RB)」や「ビッグ・ボーナス(BB)」等のボーナス・ゲーム,「再遊技(リプレイ)」を含む「小役」,「ハズレ」等、数種類が設定されるようになっており、入賞内容に応じて所定数の入賞メダルが払い出され、また払い出されないよう、リールの停止が制御される。
例えば、「ハズレ」の場合、図柄がメダル払出しのない配列(いずれの入賞図柄も揃わない配列)となるようリールが停止制御(入賞阻止制御)され、「小役」の場合、通常約10〜15枚程度の少量メダルが払い出される図柄配列(例えば、果物の図柄が横一列に揃う配列)となるようリールが停止制御されるとともに(引込み制御)、他の入賞内容(例えば「大当たり」)の図柄配列が揃わないようにリールが停止制御される(入賞阻止制御)ようになる。
また、「レギュラー・ボーナス」の場合、数ゲームが1セットとなったボーナス・ゲーム用のリール停止制御が行われ、そのボーナス・ゲーム中は、「小役」や大量払出しのある「大当たり」の図柄配列となるよう、リールが継続的に制御され、百枚以上のメダルが払い出されるようになる。さらに、「ビッグ・ボーナス」の場合、上記のようなボーナス・ゲーム用の制御が数セット(通常3セット)継続して行われるようにリールが制御され、数百枚の大量のメダルが払い出されるようにゲームが設定,制御されるようなっている。
【0006】
そして、このような各種の入賞は、ゲーム1回ごとに内部当たりの抽選が行われて決定され、各入賞内容に応じたリール制御が行われるようになっており、例えば「ビッグ・ボーナス」に入賞した場合、遊技の巧拙等に拘わらず、一度の入賞で数百枚のメダルの払い出しが遊技者に保証されることになる。
従って、このようなスロットマシンにおける最大の面白味,醍醐味は、内部当たり抽選の結果、ボーナス・ゲーム、特に「ビッグ・ボーナス」に入賞することであり、スロットマシン遊技の魅力,面白さも、この「ビッグ・ボーナス」のようなボーナス・ゲームをいかに遊技者にとって魅力あるものとして提供するか否かに集約される。
そこで、従来のスロットマシンでは、「ビッグ・ボーナス」を含む各種入賞の発生頻度を入賞内容に応じて異ならせ、「ビッグ・ボーナス」等のボーナス・ゲームの発生確率を低く設定することで、遊技者に「ビッグ・ボーナス」入賞への期待感を昂揚させるとともに、入賞したときの喜びや達成感,満足感を大きなものとし、これによってスロットマシンの魅力を高めるようにしている。
【0007】
ここで、このようなスロットマシンにおける各種入賞の発生頻度の調整,設定は、内部当たり抽選の当選確率を設定することにより行われ、通常、「ハズレ」となる確率が最も高く、「ビッグ・ボーナス」や「レギュラー・ボーナス」の発生確率が低くなるように設定されている。
一般に、スロットマシンの内部当たりの抽選は、スロットマシン内部に設定,記憶された乱数テーブルを使用して行われている。乱数テーブルは、スロットマシン内に備えられるROM等の記憶手段に記憶された、例えば15000〜16000種類の数値(乱数)の集合で、各数値が、各入賞内容(「ビッグ・ボーナス」,「小役」等)を示す数値として、所定の比率で割り当てられるようになっている。そして、この乱数テーブル中の乱数が、例えば数万分の1秒の速度で変化し、スタートレバーが押下された瞬間に任意の一の乱数が選択されることにより、選択された乱数が示す入賞内容が内部当たり抽選の結果として決定されるようになっている。
【0008】
従来のスロットマシンでは、この内部当たりの抽選に使用される乱数テーブルの数値を設定,調整することにより、入賞内容に応じてその発生頻度(当選確率)を異ならせるようにしてあり、「ビッグ・ボーナス」の発生確率を、例えば1/200(200回のゲームで1回入賞可能)等とし、「ハズレ」や「小役」に比べて低くなるように設定していた。
そして、このように「ビッグ・ボーナス」の入賞確率を低く設定することで、遊技者は、発生確率が低く、また、いつ発生するかが分からない「ビッグ・ボーナス」への期待感が高まり、大量のメダル払出しが保証された「ビッグ・ボーナス」に入賞したときの満足感,達成感も大きなものとなるので、スロットマシン遊技を魅力あるものとすることができるようになっていた。
【0009】
また、このような「ビッグ・ボーナス」への期待感や満足度を高めて魅力あるスロットマシン遊技を提供するため、従来のスロットマシンでは、内部当たり抽選の結果を遊技者側に告知する内部当たり告知が行われる場合もあった。
内部当たり告知とは、内部当たり抽選の結果、「ビッグ・ボーナス」や「レギュラー・ボーナス」,「小役」等、メダル払出しのある入賞内容に入賞した場合に、各リールを図柄が特定の配列となるよう停止制御する、いわゆる「リーチ目」表示を行ったり、ボーナス・ゲーム入賞時に所定ランプを点灯させたり音声を発生させる、いわゆる「演出」を行うことにより、遊技者に内部当たり抽選の結果(入賞内容)を報知するようにしたものである。
このような内部当たり告知を行うことによって、遊技者が「ビッグ・ボーナス」等の入賞を確実に知ることができ、リーチ目や演出が行われたときの喜びや、その演出内容によって充たされる満足感,達成感によって、スロットマシン遊技の面白さを堪能,満喫することができるようになっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来のスロットマシンでは、内部当たり抽選によって決定される各種入賞の発生確率を入賞内容に応じて異ならせることにより、また、その入賞結果を内部当たり告知によって報知することにより、スロットマシン遊技の魅力を高め、より面白味のあるスロットマシンを提供するようになっていた。
ところが、近年は、スロットマシン遊技が広く普及しており、内部当たり抽選や内部当たり告知等のこれまでの遊技システムは、遊技者の間に周知,浸透することとなった。
このため、遊技者の期待感や満足感を高める手段としては、内部当たり抽選やその結果の告知のみでは、特にスロットマシン遊技を熟知した者にとっては、やや新鮮味に欠けつつあることは否めないこととなった。
このため、このような従来の内部当たり抽選システムや内部当たり告知を補完しつつ、魅力ある新たな遊技方式を備えたスロットマシンの開発が望まれるようになった。
【0011】
その一方で、内部当たり抽選や内部当たり告知のシステムをまったく別なものに変更することは、遊技者に浸透した馴染みのある遊技システムが失われることになり、無用の混乱や顧客離れ等を招くおそれがある。
また、スロットマシン遊技は、一定の規格,規制の下に運営されるものであり、遊技の新鮮さ等を得るためのみの理由で従来の遊技方式をまったく変更したスロットマシンを採用することは困難であった。
そこで、本願発明者は、鋭意研究の末、従来のスロットマシンの遊技方式やシステム等を変更することなく、遊技者の内部当たり入賞に対する期待感や満足度を高めて魅力ある遊技を提供できる、従来にはない新たなスロットマシンを創作するに至ったものである。
【0012】
すなわち、本発明は、従来のスロットマシンが有する課題を解決するために提案されたものであり、複数のリールを、内部当たりの抽選結果に拘わらず、各リールに付された図柄が特定の配列(再抽選配列)となるよう停止させることによって、遊技者側に対し、内部当たりの抽選後、あたかも再抽選が行われたかのような感覚を与えることができ、既存の遊技方式を変更することなく、従来にはない期待感やスリル,満足感が得られる新たなスロットマシン遊技を提供することができる再抽選機能付きスロットマシンの提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の再抽選機能付きスロットマシンは、ゲームの開始により、複数のリールを回転させるとともに、所定の内部当たりの抽選を行い、当該内部当たりの抽選結果に応じて前記複数のリールを、各リールに付された図柄が所定の内部当たり配列となるよう停止制御するスロットマシンであって、前記内部当たりの抽選結果に拘わらず、前記複数のリールを、各リールに付された図柄が所定の再抽選配列となるよう停止制御する構成としてある。
【0014】
このような構成からなる本発明の再抽選機能付きスロットマシンによれば、回転する複数のリールを、内部当たり抽選の結果に拘わらず、各リールに付された図柄が所定配列(再抽選配列)となるよう停止させることで、これまでの内部当たり抽選の結果に応じて停止制御される入賞配列に加えて、新たな再抽選配列を遊技者側に提示することができる。
そして、再抽選配列で停止されたリールを見た遊技者に対して、内部当たりの抽選後、あたかも再抽選が行われるかのような期待感を抱かせることができるようになる。
これにより、本発明では、リールの停止位置を、図柄が所定の再抽選配列となるように停止させるのみで、従来の内部当たり抽選システムを補完して、遊技者側に再抽選によるスリルや期待感を与えることができるようになり、既存の遊技方式を変更することなく従来にはない新たな魅力をもったスロットマシン遊技を提供することができる。
【0015】
また、本発明の再抽選機能付きスロットマシンでは、前記複数のリールが前記所定の再抽選配列に停止された場合に、所定の再抽選告知を行う構成としてある。
【0016】
このような構成からなる本発明の再抽選機能付きスロットマシンによれば、リールが所定の再抽選配列に停止された後、当該ゲームの内部当たり抽選の結果である入賞内容を告知することにより、内部当たり抽選の入賞内容を再抽選告知という形で告知することができる。
従って、図柄が所定の再抽選配列となるようリールを停止させた遊技者に対して、その後に告知される内部当たり抽選の入賞内容を、あたかも再抽選の結果であるように提示することができる。
これにより、本発明では、再抽選に対する期待感とともに、その結果得られる入賞内容に対する満足感,達成感も、再抽選遊技によるものとして遊技者に付与することができ、これまでの内部当たり抽選による遊技システムを変更することなく、より魅力あるスロットマシン遊技を実現することができる。
【0017】
特に、本発明の再抽選機能付きスロットマシンでは、前記複数のリールが前記所定の再抽選配列に停止された場合に、当該複数のリールの停止後、一定時間経過した後に前記所定の再抽選告知を行う構成としてある。
【0018】
このような構成からなる本発明の再抽選機能付きスロットマシンによれば、例えば、内部当たりの入賞結果を示す数字や絵柄等をルーレット方式等により変化させて表示することで、リールの停止後、一定時間経過後に、内部当たり抽選の入賞内容を再抽選の結果として遊技者側に告知,提示することができる。
これにより、ルーレットが回転して再抽選告知の表示内容が確定するまでの間、遊技者は更に再抽選結果に対する期待感が高まるとともに、確定した表示内容を見て達成感,満足感を充たすことができるようになるので、本発明に係る再抽選遊技を更に魅力あるものとして提供することが可能となる。
【0019】
そして、本発明の再抽選機能付きスロットマシンでは、ゲームの開始により、前記複数のリールを前記所定の再抽選配列に停止制御するか否かを選択的に決定する構成としてある。
【0020】
このような構成からなる本発明の再抽選機能付きスロットマシンによれば、リールを所定の再抽選配列に停止させるか否かを、スロットマシン内部の制御手段等において、選択的に決定することができる。
これにより、リールが再抽選配列で停止するか否かを、ゲームごとに選択的に異ならせることができ、遊技者にとっては、あたかも内部当たりの再抽選が行われるか否かについても抽選が行われるかのように感じられ、再抽選が行われること自体についての期待感や、再抽選が行われることが決定したことに対する満足感,達成感も得られることになり、本発明の再抽選遊技を用いたスロットマシン遊技を更に魅力的なものとすることができる。
【0021】
さらに、本発明の再抽選機能付きスロットマシンでは、前記内部当たりの抽選結果に応じた所定の内部当たり告知を行うとともに、前記複数のリールを前記所定の再抽選配列に停止制御する場合には、当該所定の内部当たり告知を行わない構成としてある。
【0022】
このような構成からなる本発明の再抽選機能付きスロットマシンによれば、リールが所定の再抽選配列に停止された場合には、内部当たり抽選の結果である入賞内容を外部に告知する通常の内部当たり告知を行わないようにしてある。
一般に、スロットマシンでは、ゲームごとに入賞内容を決定する内部当たり抽選が行われるようになっており、内部当たり抽選の結果がボーナス・ゲーム等となった場合には、内部当たり告知用のランプや音声によって、遊技者に対して内部当たりの告知が行われることがある。
ところが、本発明では、内部当たり抽選の入賞内容に拘わらず、リールを所定の再抽選配列に停止させ、さらに、必要に応じて再抽選の告知を行うようにしてあるので、リールが所定の再抽選配列に停止された場合、遊技者側では、「内部当たり抽選ではボーナス・ゲーム等に当選せず、その結果、再抽選が行われる」という期待感が高められることになる。
【0023】
従って、この状態で、通常のスロットマシンと同様の内部当たり告知が行われた場合、再抽選に対する遊技者の期待感が損なわれることになり、リールを所定の再抽選配列に停止させる意義が失われることになる。
そこで、本発明では、リールが所定の再抽選配列に停止制御される場合には、通常の入賞内容を告知する内部当たり告知を行わないようにし、本発明に係る再抽選遊技を効果的に実施できるようにしてある。
これにより、本発明は、通常の内部当たり告知が行われる既存のスロットマシンに対しても、従来の遊技方式を変更することなく、本発明に係る再抽選遊技を適用して魅力あるスロットマシン遊技を実現することができ、従来にはない新たな遊技方式を採用しつつ、汎用性,拡張性にも優れたスロットマシンを提供することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る再抽選機能付きスロットマシンの好ましい実施形態について、図1〜図4を参照しつつ説明する。
なお、以下の実施形態に示すスロットマシンの遊技動作は、通常、プログラムに制御されたコンピュータにより実行されるようになっている。
そして、プログラムは、例えば、磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリ,その他任意のコンピュータで読取り可能な手段からなる記録媒体によって提供される。
また、記録媒体に記録されたプログラムは、記録媒体を直接コンピュータに装着して当該コンピュータに読み込ませることもできるが、通信回線を介してコンピュータに読み込ませるようにしても良い。
【0025】
[スロットマシン本体]
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係るスロットマシンの全体構造を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る再抽選機能付きスロットマシンを示す概略正面図である。
また、図2は、本実施形態に係る再抽選機能付きスロットマシンの内部構造を示す概略斜視図である。
同図に示す本実施形態のスロットマシンは、従来のスロットマシンと同様、本体1に備えられた複数のリール21(図2参照)を回転させ、各リール21a〜21cに付された図柄(文字,絵柄等)を所定の配列に停止させることによって入賞メダルを獲得することができる遊技機を構成している。
【0026】
具体的には、本実施形態のスロットマシンは、スロットマシン本体1の正面に前面パネル2が備えられている。
この前面パネル2は、図1に示すように、スロットマシンの正面部を構成しており、そのほぼ中央部分に三つの表示窓3(3a,3b,3c)が設けられている(図2参照)。
表示窓3は、本体1内部に配設された三つのリール21a,21b,21c(図2参照)の視認用の窓部で、通常、無色透明又は有色透明な樹脂製パネル等からなり、三つの各リール21の周囲に描かれた複数の図柄のうち、縦方向に連続して隣接する複数(通常三つ)の図柄をそれぞれ視認,識別できるようになっている。
また、表示窓3には、入賞ライン表示が描かれており(図1参照)、この入賞ライン表示に沿って停止,配列されたリール21の図柄の組合せによって、ゲームの入賞が決定されるようになっている。
【0027】
表示窓3から視認されるリール21は、外周に複数(通常21個)の絵柄や文字等の図柄が描かれた円筒状部材からなり、図2に示すように、縦方向(図面上下方向)に回転する三つのリール(左)21a,リール(中)21b,リール(右)21cが横方向(図面左右方向)に並んで配設されている。
ここで、各リール21a〜21cに備えられる図柄は、各リールに等間隔で配設され、例えば「7」や「BAR」等の文字や、スロットマシンのキャラクターや果物等を示す絵柄等が、所定の順番で表示されるようになっている。
そして、このリール21a〜21cの図柄が、上述した表示窓3の入賞ライン表示に沿って、例えば「7・7・7」や「BAR・BAR・BAR」等、所定の組合せで停止されることで入賞が決定される。
【0028】
この三つのリール21a〜21cは、本体1の内部に備えられた制御手段10及びドラムユニット20により駆動制御及び停止制御されるようになっている。
ドラムユニット20は、三つのリール21a〜21cを回転自在に保持するとともに、後述する制御手段10の制御部11からのパルス(駆動)信号を入力することにより、リール21a〜21cの回転の始動,定速回転及び停止の制御を行うようになっている。
そして、このドラムユニット20によって、制御手段10で行われる内部当たり抽選の結果に応じてリール21の停止位置が制御され、遊技者のストップボタン5を押すタイミングに拘わらず、すなわち、ストップボタン5の押下タイミングがずれていても、一定範囲内(通常、図柄4コマの範囲内)で各リール21a〜21cの図柄が特定配列となるよう、リール21が停止制御されるようになっている。
例えば、内部当たり抽選の結果、所定の入賞内容に当選すると、遊技者のストップボタン5を押すタイミングに拘わらず、各リール21a〜21cの図柄が「7・7・7」や「BAR・BAR・BAR」等、所定の配列となるよう、リール21が停止制御されることになる。
【0029】
さらに、本実施形態では、このドラムユニット20は、後述する再抽選決定部11bの決定によりパルス(駆動)信号が入力され、リール21a〜21cを、内部当たりの抽選結果に拘わらず、また、ストップボタン5を押すタイミングに拘わらず一定範囲内で、図柄が特定の配列(再抽選配列)となるように停止制御するようになっている。
ここで、再抽選配列としては、予め定められた特定の配列であれば、リール21上に備えられるどのような図柄を組み合わせることもでき、例えば、既存のキャラクター絵柄を再抽選配列用の組合せとして使用することができる。また、再抽選配列専用の図柄(例えば「Lot・Lot・Lot」等)をリール21上に備えるようにしても良い。
このようにリール21a〜21cが特定の再抽選配列で停止制御されることで、再抽選配列に停止したリール21a〜21cを見る遊技者側に、あたかも内部当たりの再抽選が行われるかのような感覚を抱かせることができる。
【0030】
前面パネル2の表示窓3の下側には、図1に示すように、スタートレバー4及びストップボタン5が備えられている。
スタートレバー4は、本体内部の各リール21の回転を開始させるゲームスタート手段であり、このスタートレバー4が遊技者の操作によって押下されることで、制御手段10にスタート信号が出力され(図3参照)、本体内部の各リール21が一斉に回転するようになっている。
また、このスタートレバー4の押下によりスタート信号が入力されることで、制御手段10において内部当たりの抽選及び再抽選制御の決定が行われることになる(図3参照)。
ストップボタン5は、回転するリール21を停止させる停止手段であり、三つのリール21a,21b,21cに対応して設けられた三つのストップボタン5a,5b,5cが備えられている。
この各ストップボタン5a,5b,5cが遊技者の任意のタイミングで押下されることで、制御手段10にストップ信号が出力され(図3参照)、対応する各リール21の回転が停止されるようになっている。
【0031】
従って、遊技者がこれらスタートレバー4及びストップボタン5を操作することにより、三つのリール21a〜21cを回転及び停止させて、各リール21a〜21cに付された図柄を所定の入賞配列となるよう揃えるスロットマシン遊技を行うことができる。
そして、上述のように、スタートレバー4からのスタート信号を契機として制御手段10で内部当たり抽選が行われ、制御手段10からの制御信号によりドラムユニット20が制御されることで、ストップボタン5が押下されるタイミングに拘わらず、一定範囲内で内部当たり抽選の結果に応じた停止位置で各リール21a,21b,21cが停止されることになる。
【0032】
前面パネル2のスタートレバー4及びストップボタン5の上部近傍には、図1に示すように、メダル投入口6及びメダルBETスイッチ7が備えられている。
メダル投入口6は、ゲームに使用される遊技媒体となるメダルの受け入れ口であり、このメダル投入口6から投入されるメダル数だけゲームが行えるようになっている。
ここで、メダル投入口6の本体内部側には、図示しないメダル検出部が備えられ、投入されたメダル数がカウントされ、そのメダル数を示すメダル信号が、本体内部の制御手段10に出力されるようになっている(図3参照)。
また、メダル投入口6から投入されるメダルの数は、貯留メダル数として後述する制御手段10内の記憶部12に記憶されるようになっており(図3参照)、遊技の開始に先立って、予め複数のメダルを投入して貯留メダルとして貯留,記憶できるようになっている。
【0033】
メダルBETスイッチ7は、メダル投入口6から投入されたメダルに貯留メダルがある場合に、その貯留メダルの中からゲームに使用する(賭ける)メダルを投入するメダル投入用スイッチである。
このメダルBETスイッチ7が押下されると、メダル信号が制御手段10に出力され(図3参照)、押下された回数と同数のメダルが、記憶部12の貯留メダルからゲームに投入されることになる。
なお、メダルBETスイッチ7は、一回の押下によって一ゲームに投入可能な最大数のメダルを貯留メダルから投入するMAXBETスイッチを備えることもできる。
【0034】
また、スロットマシン本体1の下側には、入賞メダル払出し口8及びスピーカ9が備えられている。
入賞メダル払出し口8は、ストップボタン5の押下によって停止されたリール21が所定の入賞配列となった場合に、当該配列に応じた数量の入賞用のメダルが払い出されるようになっている。
スピーカ9は、遊技者に対してメロディ音やメッセージ音等の各種の音声を発生するようになっており、本実施形態では、後述するように、制御手段10で内部当たり抽選が行われ、所定のボーナス・ゲームに入賞した場合に、それを告知する内部当たり告知音声を発するようになっている。
【0035】
そして、本実施形態では、リール21が上述した再抽選配列に停止された場合に、このスピーカ9から再抽選告知音声を発するようになっており、遊技者側に再抽選告知を行うようになっている。
このようにスピーカ9を介して再抽選告知を行うことで、スピーカ9から再抽選告知音声を聞いた遊技者に対し、あたかも内部当たりの再抽選が行われるかのように感覚を抱かせることができる。
なお、リール21が再抽選配列に停止された場合には、スピーカ9から内部当たり告知音声は発せられず、上述したボーナス・ゲームの入賞を知らせる通常の内部当たり告知は行われないようになっている。
【0036】
さらに、本体1の前面パネル2には、内部当たり告知部30a及び再抽選結果告知部30bを備えている。
内部当たり告知部30aは、本体1の制御手段10における内部当たり抽選の結果、所定のボーナス・ゲームに入賞した場合に点灯又は点滅するランプからなり、このランプの点灯(点滅)によって内部当たりを告知する内部当たり告知手段となっている。
この内部当たり告知部30aが点灯(点滅)することにより、遊技者は内部当たり抽選の結果、所定のボーナス・ゲームに入賞したことを知ることができるようになっている。
【0037】
再抽選結果告知部30bは、リール21が上述した所定の再抽選配列に停止された場合に、そのゲームにおける内部当たり抽選の結果を表示,演出する演出手段である。この再抽選結果告知部30bを介して、リール21が停止した後に内部当たり抽選の結果を表示,演出することで、遊技者に対し、あたかも内部当たりの再抽選が行われ、その結果、各種の入賞が決定されたかのような感覚を抱かせることができることになる。
本実施形態の再抽選結果告知部30bは、図1に示すように、7セグメントを表示する液晶パネル等の表示手段で、内部当たり抽選の結果に応じて、所定の数字を表示するようになっている。
【0038】
一般に、スロットマシンにおいて内部当たり抽選で決定される入賞内容としては、「ビッグ・ボーナス(BB)」,「レギュラー・ボーナス(RB)」,「リプレイ」を含む「小役」,「ハズレ」等があり、各入賞内容に応じて異なる数量のメダルが払い出されるようになっている。
そこで、本実施形態では、再抽選結果告知部30bを7セグメント表示手段で構成し、その表示内容を、内部当たり抽選の入賞内容に対応して、例えば、「ビッグ・ボーナス」は「77」,「レギュラー・ボーナス」は「55」,「小役」は「33」,「リプレイ」は「11」,「ハズレ」は「00」等とするようにしてある。
さらに、本実施形態の再抽選結果告知部30bでは、内部当たりの入賞結果を示す7セグメントの数字をルーレット式に変化させて表示するようにしてあり、リール21が所定の再抽選配列で停止された後、一定時間経過後に、再抽選結果を示す数字(例えば、「ビッグ・ボーナス」を示す「77」)が確定するようになっている。
【0039】
具体的には、再抽選結果告知部30bによる演出(告知)は、回転するリール21が所定の再抽選配列に停止されることで開始する。
ここで、リール21は、制御手段10の再抽選決定部11bの決定により各リール21a〜21cに付された図柄が所定の再抽選配列となるよう停止制御され、かつ、遊技者によって停止制御の範囲内でストップボタン5が押下された場合に、所定の再抽選配列となるように停止される。
そして、全リール21a〜21cが再抽選配列で停止すると、制御手段10からの信号により、再抽選結果告知部30bの7セグメントの表示が変化,回転し、演出が開始される。
7セグメントの表示が変化,回転して演出が開始されると、一定時間経過した後、変化する7セグメントの表示が、特定の一の数字に止まり(例えば「ビッグ・ボーナス」を示す「77」や、「レギュラー・ボーナス」を示す「55」等)、表示内容が確定する。
このとき、遊技者は、内部当たり抽選の結果を、あたかも再抽選が行われた結果のように見ることになり、当該ゲームにおける入賞内容を知ることができる。
【0040】
なお、再抽選結果告知部30bは、本実施形態では、入賞内容を数字によって示す7セグメント表示手段によって構成し、また、再抽選結果告知部30bの表示をルーレット式に変化させ、一定時間経過後に表示内容を確定させるようにしてあるが、特にこのような表示手段に限定されるものではない。
すなわち、再抽選結果告知部30bは、内部当たり抽選の結果である入賞内容を数字や絵柄,文字等で表示でき、また、必要に応じて、リール21の停止後、一定時間経過した後にその入賞内容を表示できるものであれば、どのような構成の演出手段,告知手段等を採用することもできる。
【0041】
例えば、本実施形態に係るルーレット式の7セグメント表示手段に代えて、本体1のリール21と同様の回転体を備え、この回転体の表面に各入賞内容を示す複数の絵柄や文字等を描いておき、内部当たり抽選の結果に応じて回転体を回転,停止させることで、リール21が再抽選配列で停止後、一定時間をおいて入賞内容を表示することもできる。
また、本実施形態では、再抽選結果告知部30bの数値表示とともに、上述したスピーカ9から再抽選結果告知音を発するようにしてあるが、これを数値表示のみ、又は音声のみとすることもでき、また、表示や音声以外の、振動や光,風等による告知方法,演出方法を、単独で、又は任意に組み合わせて用いることも可能である。
【0042】
そして、本実施形態では、再抽選結果告知部30bでの再抽選告知が行われる場合、すなわち、リール21が所定の再抽選配列に停止された場合には、通常の内部当たり告知が行われないようなっている。
上述のように、本実施形態では、従来のスロットマシンの場合とほぼ同様に、内部当たり抽選の結果がボーナス・ゲーム(「ビッグ・ボーナス」,「レギュラー・ボーナス」等)である場合、内部当たり告知部30aのランプの点灯(点滅)及びスピーカ9からの内部当たり告知音によって、遊技者に内部当たり告知を行うようになっている。
ところが、再抽選結果告知部30bで再抽選告知が行われる場合は、リール21が所定の再抽選配列に停止された場合であり、この状態では、遊技者側は、「内部当たり抽選ではボーナス・ゲームに当選せず、その結果、再抽選が行われる」という期待感が高まっていることになる。
【0043】
従って、この状態で、通常の内部当たり告知が行われると、再抽選に対する遊技者の期待感が損なわれることになり、リール21を所定の再抽選配列に停止させる意義が失われることになる。
そこで、本実施形態では、再抽選結果告知部30bによる再抽選告知が行われる場合、すなわち、リール21が所定の再抽選配列に停止された場合には、制御手段10の制御によって、内部当たり告知部30a及びスピーカ9による内部当たり告知は行われないようにしてある。
これにより、本実施形態に係る再抽選遊技を実効あるものとし、遊技者に期待感を与えつつスロットマシン遊技を行わせることができる。
【0044】
[制御手段]
次に、本実施形態に係る再抽選機能付きスロットマシンに備えられる制御手段10について、図3を参照しつつ説明する。
図3は、本実施形態に係る再抽選機能付きスロットマシンの制御手段を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施形態の制御手段10は、上述したスロットマシン本体1の各部を制御するようになっており、制御部11及び記憶部12を備えている。
【0045】
制御部11は、メダル投入口(メダル検知部)6からのメダル信号及びメダルBETスイッチ7からのメダル信号を入力し、メダル投入口6から投入されたメダルの枚数及びメダルBETスイッチ7を用いて賭けられたメダルの投入枚数を確認するとともに、メダルBETスイッチ7からのメダル信号に基づき、記憶部12で記憶される貯留メダル枚数を減少させる。
これにより、各ゲームに使用される(賭けられる)メダル数が決定されることになる。
【0046】
また、制御部11は、スタートレバー4からのスタート信号及びストップボタン5a〜5cからのストップ信号を入力することにより、リール21の制御信号となるパルス(駆動)信号をドラムユニット20へ出力し、リール21a〜21cの回転を制御させる。
これにより、ドラムユニット20では、スタート信号によってリール21a〜21cを回転させるとともに、入力されたストップ信号に対応したリール21a〜21cを停止させることになる。
さらに、制御部11は、ドラムユニット20から入力されるマーカー信号より、各リール21a〜21cの停止図柄を認識し、この停止図柄が所定の入賞配列か否かを判定するようになっており、判定の結果、所定の入賞配列であるときは、入賞の種類に応じた枚数のメダルの払出し処理を行うようになっている。
【0047】
そして、この制御部11において、スタートレバー4からのスタート信号の入力を契機として、内部当たり抽選及び再抽選配列の停止制御の決定が行われるようになっている。
まず、内部当たり抽選は、制御部11の内部当たり抽選部11aで行われる。
内部当たり抽選部11aでは、従来のスロットマシンの場合と同様、記憶部12に設定,記憶される乱数テーブルを用いて内部当たり抽選が行われるようになっており、各入賞を示す数値等からなる乱数テーブルの中から、スタート信号の入力により任意の一の乱数が選択され、選択された乱数が示す入賞内容が内部当たり抽選の結果として決定される。
【0048】
ここで、内部当たり抽選部11aで抽選,決定される入賞内容としては、一般に、「ハズレ」,「小役(リプレイを含む)」,「レギュラー・ボーナス」,「ビッグ・ボーナス」等、数種類に分かれており、本実施形態でも、同様の入賞内容が抽選により決定されるようになっている。
なお、この入賞の種類や具体的な内容は、スロットマシンの型や種類等に応じて設定されるようになっており、本実施形態における再抽選遊技を実施するための特段の限定等はない。
【0049】
さらに、本実施形態の制御部11は、再抽選決定部11bが備えられ、リール21を再抽選配列に停止制御するか否かについての決定が行われるよになっている。
再抽選決定部11bでは、スタートレバー4からのスタート信号を入力することにより、当該ゲームにおいてリール21を再抽選配列に停止制御するか否かを決定する。
ここで、この再抽選配列の決定は、例えば、内部当たり抽選の場合と同様に、記憶部12に記憶される乱数を用いて決定することができる。但し、この再抽選決定部11bにおける再抽選配列の決定方法は、特に限定されるものではなく、スタートレバー4の押下によってスタートされるゲームごとに、リール21を再抽選配列に停止させるか否かを選択的に決定できるものであれば、どのような方法,手段であっても良い。
【0050】
そして、この制御部11で決定された内部当たり抽選及び再抽選配列の決定の結果に応じて、ドラムユニット20にパルス(駆動)信号が出力され、各リール21a〜21cは、図柄が入賞内容に応じた所定の入賞配列又は上述した所定の再抽選配列となるよう停止制御されることになる。
すなわち、制御部11では、内部当たり抽選部11aの抽選結果に応じた所定の入賞配列にリール21を停止制御するパルス(駆動)信号をドラムユニット20に出力し、ドラムユニット20では、この信号に基づいてリール21の停止位置を制御する。これにより、各リール21a〜21cは、ストップボタン5a〜5cが押下されるタイミングに拘わらず、一定範囲内で、図柄が入賞内容に応じた所定の入賞配列となるように停止するようになる。
【0051】
また、制御部11では、再抽選決定部11bで再抽選配列の停止制御を行うことが決定された場合、その再抽選配列にリール21を停止制御するパルス(駆動)信号をドラムユニット20に出力する。この場合、ドラムユニット20では、入力された信号に基づき、リール21を、内部当たり抽選の入賞内容に拘わらず、また、ストップボタン5の押下タイミングに拘わらず、一定範囲内で、所定の再抽選配列に停止制御する。
従って、再抽選決定部11bで再抽選配列の停止制御が決定された場合、リール21は、入賞内容に応じた配列に停止することなく、再抽選配列に停止することになる。
【0052】
記憶部12は、制御手段10におけるスロットマシン各部の制御及び遊技制御に必要な各種のデータを記憶,蓄積する記憶手段である。
具体的には、記憶部12は、入賞内容に応じたリールの図柄の配列や、内部当たり抽選部11aでの内部当たり抽選に用いられる乱数テーブル、また、再抽選決定部11bの決定に使用される乱数等を記憶するようになっている。
また、この記憶部12は、上述したように、メダル投入口6から投入される貯留メダルの枚数(貯留メダル数)を記憶するようになっている。
なお、以上説明した本実施形態に係るスロットマシンの構成は、上述した各部の他は、既存のスロットマシンにおける構成,機能とほぼ同様となっており、遊技方法,遊技システム等もほぼ同様である。
従って、既存マシンと同様部分については詳細な説明は省略する。
【0053】
次に、以上のような構成からなる本実施形態に係る再抽選機能付きスロットマシンの動作について、図4を参照しつつ説明する。
図4は、本実施形態に係る再抽選機能付きスロットマシンの動作を示すフローチャートである。
まず、遊技者がメダル投入口6にメダルを投入することでゲームが開始される(図4に示すステップ401)。
ここで、投入されるメダルは、通常、入賞ライン(図1参照)に対応して1枚賭け,2枚賭け又は3枚賭けに割り当てられ、4枚以上のメダルが投入された場合、4枚以上のメダルは貯留メダルとして制御手段10の記憶部12に記憶される。従って、貯留メダルは、メダルBETスイッチ7によって2回目以降のゲームに使用されることになる(図3参照)。
【0054】
メダル投入後は、スタートレバー4が押下されることにより(ステップ402)、三つのリール21が一斉に回転を開始し、それと同時に、制御手段10の制御部11内の内部当たり抽選部11aにおいて内部当たりの抽選が行われる(ステップ403)。
さらに、本実施形態では、内部当たりの抽選と同時に、制御部11内の再抽選決定部11bにおいて、リール21を所定の再抽選配列に停止制御するか否かの決定がなされる(ステップ404)。
再抽選配列の停止制御を行うことが選択,決定された場合(ステップ404)、遊技者のストップボタン5の押下操作により(ステップ405)、全リール21a〜21cが停止される(ステップ406)。
そして、このとき、制御部11からの信号がドラムユニット20に入力され、各リール21a〜21cは、内部当たり抽選の結果に拘わらず、また、一定範囲内でストップボタン5の押下のタイミングに拘わらず、各リール上の図柄が所定の再抽選配列となるように停止制御されることになる。
【0055】
なお、このストップボタン5の押下操作の際、遊技者は、リール21が内部当たりの入賞配列(ボーナス・ゲーム等の入賞を示す配列)か、又は再抽選配列に停止されることへの期待感が高まることになる。
その後、停止されたリール21a〜21cの図柄が所定の再抽選配列となっている場合には(ステップ407)、再抽選結果告知部30bの7セグメント表示が回転,変化し、再抽選演出がスタートする(ステップ408)。
この再抽選演出の開始により、遊技者は、内部当たり抽選の結果ボーナス・ゲーム等の入賞にはずれたため、再抽選が開始されたと判断し、再抽選結果への期待感が高まることになる。
そして、再抽選演出の開始から一定時間経過後、回転,変化する再抽選結果告知部30bの7セグメント表示が停止し、所定の数値が表示され、入賞内容が告知される(ステップ409)。
【0056】
この再抽選結果告知部30bで表示される数値は、内部当たり抽選の結果である入賞内容のいずれかを示すものであるが、遊技者には、再抽選演出の結果表示されるその数値を見ることで、再抽選により決定された入賞内容であると感じるようになる。
再抽選告知が行われた後は、再抽選結果告知部30bに表示された入賞内容に応じた処理が行われ(ステップ410)、例えば、「ビッグ・ボーナス」等のボーナス・ゲームに入賞している場合、所定量のメダルが払い出されるとともにボーナス・ゲーム状態に入り、また、「小役」に入賞している場合には少量のメダルが払い出されることになる。
その後は、通常のスロットマシン遊技と同様、遊技者の判断によりゲームの続行又は終了が選択され(ステップ411)、ゲームが続行される場合には、メダル(貯留メダルを含む)の投入により、2回目以降のゲームが開始される(ステップ401に戻る)。
【0057】
一方、ステップ404において、再抽選配列の停止制御を行わないと決定された場合、通常のスロットマシンと同様の遊技が行われることになる。
すなわち、まず、遊技者のストップボタン5の押下操作により(ステップ412)、全リール21a〜21cが停止される(ステップ413)。
このとき、各リール21a〜21cは、制御部11及びドラムユニット20の制御により、ストップボタン5の押下のタイミングに拘わらず、一定範囲内で、各リール上の図柄が内部当たり抽選の入賞内容に応じた所定配列となるように停止制御される。
【0058】
そして、停止されたリール21a〜21cの図柄が所定の入賞配列(例えば「7・7・7」や「BAR・BAR・BAR」)に揃わなかった場合には(ステップ414)、入賞内容に応じて、例えばボーナス・ゲームに入賞している場合、内部当たり告知部30aのランプの点灯(点滅)やスピーカ9からの音声による内部当たり告知が行われる(ステップ415)。なお、この場合、内部当たり抽選の結果が「ハズレ」であったときは、内部当たり告知が行われないことは言うまでもない。
なお、リール21が所定の入賞配列に揃わない場合とは、内部当たり抽選の結果が「ハズレ」である場合の他、遊技者のストップボタン5を押下するタイミングが、例えば、所定の入賞配列を構成する図柄(例えば「7」や「BAR」)から4コマ以上ずれてしまい、機械的制御が可能な範囲を越えた場合である。
【0059】
また、ステップ414において、停止されたリール21a〜21cの図柄が所定の入賞配列(例えば「7・7・7」や「BAR・BAR・BAR」)に揃った場合には(ステップ414)、その入賞内容に応じた処理が行われることになり(ステップ410)、例えば、「小役」に入賞している場合には、停止されたリール21の図柄配列に応じた少量のメダルが払い出され、また、ボーナス・ゲームに入賞している場合、所定量のメダルが払い出されてボーナス・ゲーム状態に入ることになる。
その後、遊技者の判断によりゲームの続行又は終了が選択される(ステップ411)。
【0060】
さらに、ステップ407において、リール21が再抽選配列に停止されなかった場合にも(ステップ407)、上述したステップ414以降と同様となり、通常のスロットマシン遊技が行われることなる(ステップ414〜415,410〜411参照)。
なお、このようにリール21の再抽選配列の停止制御が決定されたにも拘わらず(ステップ404)、停止されたリール21が所定の再抽選配列に停止されない場合とは、遊技者のストップボタン5を押下するタイミングが、例えば、所定の再抽選配列を構成する図柄等から4コマ以上ずれてしまい、機械的な制御が可能な一定範囲を越えた場合である。
【0061】
以上説明したように、本実施形態に係る再抽選機能付きスロットマシンによれば、スロットマシン遊技において停止されるリール21を、内部当たり抽選の結果に拘わらず、各リール上の図柄が所定配列(再抽選配列)となるように停止させることで、内部当たり抽選の結果に応じて停止制御されるリール配列に加えて、新たな再抽選配列で停止させることができるようになっている。
これにより、再抽選配列で停止されたリール21を見た遊技者に対して、内部当たりの抽選後、あたかも再抽選が行われるかのような期待感を与えることができるようになる。
【0062】
また、本実施形態では、所定の再抽選配列にリール21を停止させるか否かを、制御手段10内の再抽選決定部11bにおいて選択的に決定するようにしてあるので、リール21を再抽選配列で停止させるか否かを、ゲームごとに異ならせるようになっている。
これにより、遊技者に対して、あたかも内部当たりの再抽選が行われるか否かについても抽選が行われるかのような感覚を与えることができ、再抽選が行われることについての期待感や、再抽選が行われたことに対する満足感,達成感も付与することが可能となる。
【0063】
さらに、本実施形態の再抽選機能付きスロットマシンでは、リール21が所定の再抽選配列に停止された後、内部当たり抽選の結果である入賞内容を、再抽選告知として演出,告知するようにしてあり、所定の再抽選配列にリール21を停止させた遊技者に対して、その後に告知される内部当たり抽選の入賞内容を、あたかも再抽選の結果であるように提示,演出することができる。
これにより、再抽選に対する期待感とともに、その結果得られる入賞内容に対する満足感,達成感も、本実施形態に係るスロットマシンにおける再抽選遊技によるものとして遊技者に付与することができ。
【0064】
しかも、本実施形態では、再抽選告知を行う再抽選結果告知部30bを、内部当たりの入賞結果を示す数字をルーレット式に変化させて表示する7セグメント表示手段で構成してあるので、リール21の停止後、一定時間経過後に、再抽選の結果として遊技者側に告知,演出できるようになっている。
これにより、再抽選結果告知部30bの表示がルーレット式に回転して再抽選告知の表示が確定するまでの間、遊技者は更に再抽選結果に対する期待感が高まり、確定した表示内容を見て達成感,満足感を充足できるようになる。
このように、本実施形態の再抽選機能付きスロットマシンによれば、リール21の停止位置を、各リールに付された図柄が所定の再抽選配列となるように停止させるのみで、従来の内部当たり抽選システムを補完して、遊技者に再抽選によるスリル,期待感を与えることができるので、既存の遊技方式を変更することなく、従来にはない新たな魅力をもったスロットマシン遊技を提供することができるようになる。
【0065】
以上、本発明の再抽選機能付きスロットマシンについて、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る再抽選機能付きスロットマシンは、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、通常のスロットマシンと同様の内部当たり抽選を行い、その結果をリールの再抽選配列の停止制御によって遊技者側に提示するようにしていたが、これに加えて、通常の内部当たり抽選とは別の、又は通常の内部当たり抽選に追加して、新たな再抽選を実際に行い、その新たな再抽選の結果を、リールの再抽選配列の停止制御や再抽選告知によって遊技者に提供することも可能である。
すなわち、本発明は、スロットマシン遊技において、回転するリールが停止された際に、リール上に付された図柄が所定の配列(再抽選配列)となるように停止制御されるものであれば、どのような入賞内容や抽選方法を採用するスロットマシンであっても適用できるものである。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の再抽選機能付きスロットマシンによれば、複数のリールを、内部当たりの抽選結果に拘わらず、各リールに付された図柄が特定の配列(再抽選配列)となるよう停止させることによって、遊技者側に対し、内部当たりの抽選後、あたかも再抽選が行われたかのような感覚を与えることが可能となる。
これにより、既存の遊技方式を変更することなく、従来にはない期待感やスリル,満足感が得られる新たなスロットマシン遊技を提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る再抽選機能付きスロットマシンを示す概略正面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る再抽選機能付きスロットマシンの内部構造を示す概略斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る再抽選機能付きスロットマシンの制御手段を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る再抽選機能付きスロットマシンの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 スロットマシン本体
2 前面パネル
3 表示窓
4 スタートレバー
5(5a,5b,5c) ストップボタン
6 メダル投入口
7 メダルBETスイッチ
8 入賞メダル払出し口
9 スピーカ
10 制御手段
11 制御部
12 記憶部
20 ドラムユニット
21(21a,21b,21c) リール
30a 内部当たり告知部
30b 再抽選結果告知部

Claims (3)

  1. ゲームの開始により、複数のリールを回転させるとともに、所定の内部当たりの抽選を行い、当該内部当たりの抽選結果に応じて前記複数のリールを、各リールに付された図柄が所定の内部当たり配列となるよう停止制御するスロットマシンであって、
    ゲームの開始により、前記複数のリールを前記所定の再抽選配列に停止制御するか否かを選択的に決定する、前記内部当たりの抽選と異なる所定の再抽選決定の抽選を行う再抽選決定部と、
    前記再抽選決定部の決定結果に応じて、前記内部当たりの抽選結果に拘わらず、前記複数のリールを、各リールに付された図柄が前記内部当たりの抽選結果を示す配列とは異なる所定の再抽選配列となるよう停止制御する制御部と、
    前記複数のリールが前記所定の再抽選配列に停止された場合に、所定の再抽選告知を行う再抽選結果告知部と、を備え、
    前記再抽選結果告知部が、前記複数のリールとは異なる表示手段からなり、前記所定の再抽選告知として、前記内部当たりの抽選結果である入賞内容を、前記複数のリールが前記所定の再抽選配列に停止された場合に、当該複数のリールの停止後、自動的に告知することを特徴とする再抽選機能付きスロットマシン。
  2. 前記再抽選結果告知部が、前記複数のリールが前記所定の再抽選配列に停止された場合に、当該複数のリールの停止後、一定時間経過した後に前記所定の再抽選告知を行う請求項記載の再抽選機能付きスロットマシン。
  3. 前記内部当たりの抽選結果に応じた所定の内部当たり告知を行うとともに、前記複数のリールを前記所定の再抽選配列に停止制御する場合に、当該所定の内部当たり告知を行わない請求項1又は2記載の再抽選機能付きスロットマシン。
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