JP4310575B2 - 動力の伝達方法及びその装置 - Google Patents

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本発明は、車軸内をチェーンあるいはベルトが貫通する動力の伝達方法及びその装置に関するものである。
チェーンあるいはベルトを使った車輪駆動装置は、小型で安価でありかつメンテナンス性も良く、人力で駆動される自転車やエンジンで駆動される自動二輪車に一般的に実用に共されている。
しかし、ハンドル操作が必要な前輪を駆動する二輪車に共する時には、ハンドル操作性への影響を最小限に抑える必要がある。図10は前輪駆動二輪車の従来の実装方法を示したものであり、1は前輪、2は動力ユニット、3は駆動スプロケット、5は駆動チェーン、7は前輪車軸片側軸端部に設けた従動スプロケットを表す。
このようにハンドル操作と一緒に動く前輪の片面側に駆動装置が偏って配置されている。その為ハンドルのスムースな操作感覚が損なわれ、さらに外観上も洗練されたデザインにしにくいという欠点があった。
特開平7−17454号公報 特開平9−142365号公報
解決しようとする問題点は、ハンドル操作と一緒に動く前輪1の片面側に駆動スプロケット3、駆動チェーン5.従動スプロケット7が偏って配置されている為、ハンドル操作時のスムースな操作感覚が損なわれ、さらに外観上も洗練されたデザインとしにくいという点である。
課題を解決しようとする課題
本発明は、車輪の回転面に対し一方側へ装置が偏らない構造とし、特に二輪車の前輪に適用する場合、外観を損なわず、ハンドルのスムースな操作が可能な動力の伝達方法及びその装置を提供することを課題とする。
本発明は、動力ユニットにより駆動される駆動チェーンを車輪の車軸を貫通して周動するように配設し、車軸部に駆動チェーンにより連動回転する従動スプロケットを設け、従動スプロケットと車輪のハブに設けた一対の傘歯車によりハブ及びハブと一体の車輪が連動回転するようにしたことを最も主要な特徴とする。
発明の効果
本発明は、
1.動力ユニットと、前記動力ユニットにより回転する駆動スプロケットをフォーク二股部あるいはその近傍に配設し、駆動スプロケットにより駆動される駆動チェーンを車輪の車軸部内を車軸を貫通して周動するように配設し、車軸部に駆動チェーンにより連動回転する従動スプロケットを設け、従動スプロケットに連動するA傘歯車と車輪のハブ部に設けた対をなすB傘歯車によりハブ及びハブと一体の車輪が連動回転するようにした。
2.ハブ、車軸又は従動スプロケット組品にワンウエイクラッチを備えた。
3.駆動チェーンの一部を、車軸を支えるフォークのフォーク内空洞部あるいはフォークに略平行に設けたカバーの内側を通るように配設した。
以上で構成されている為以下に示す効果が期待できる。
1.装置が車輪の回転面に対し一方側へ偏って配置されていないので外観デザインの向上が図れる。
2.前輪駆動二輪車の前輪に適用すれば、左右の重量バランスが良いのでスムースで違和感のないハンドル操作が可能となる。
3.チェーンが外部に露出していないので、周囲のホコリ・ゴミ等の異物を巻き込む可能性が少ない。
動力ユニットの動力を車輪へ伝達するという目的を車輪の左右重量バランスと外観デザイン性を損なわずに実現した。
本発明装置の実施例1を図にもとづき説明する。図1は本発明を二輪車の前輪に適用した場合の前輪要部の正面縦断面図、図2は該二輪車の全体側面図、図3はA−A断面図を示したものである。当該二輪車は、前輪1、後輪12、フォーク4、フレーム22、ハンドル23、シート24、ペダル25、後輪駆動チェーン26等を主構成要素とする。
前輪1はタイヤ1a、リム1b、スポーク1c、からなりハブ9と一体になって車軸6の外周を回転する。ハブ9はベアリング大9bを介して車軸6に取付けられている。フォーク4の上部にはフォーク二股部4aがあり、フォーク二股部4aあるいはハンドル23に動力ユニットケース27が取り付けられ、駆動ユニットケース27の中に配置された動力ユニット2は直流モータ2a、ギアボックス2b、出力軸2cから構成されている。
フォーク二股部4aあるいはその近傍には動力ユニット2の出力軸2cにより回転される駆動スプロケット3が配置されている。前輪1の車軸6には車軸貫通空間部6a及び横穴6bが設けられ、横穴6bには従動スプロケット組品13が取り付けてある。従動スプロケット組品13は従動スプロケット軸7aに従動スプロケット7、A傘歯車8、ワンウエイクラッチ20、ベアリング中7bを取付けたものである。従動スプロケットの回転軸7c、A傘歯車の回転軸8aは、ハブの回転軸9cに対して直角となっている。ワンウエイクラッチ20により前輪1及びバブ9の回転時には、動力ユニット2が作動しない限り、従動スプロケット3は回転せず、前輪1及びバブ9のみが自由に回転する構造となっている。ハブ9の側面にはハブ側板9aが固定され、ハブ側板9aにはB傘歯車10がその回転軸10aがハブの回転軸9cと同軸となるように固定され、それぞれハブ9と一体に回転する。A傘歯車8とB傘肯車10はお互い直交して噛み合っている。
車軸6の両端近傍にはガイドプーリ19がプーリ支持具19aを介して固定されている。さらに車軸6の両端には車軸支持具14が固定ネジ18で固定され、突起部14aにはフォーク4が固定ネジ18で固定されている。フォーク二股部4aには吊部材21aに取り付けられたテンションプーリ21が配置されバネ21bで常に上方へ引っ張られている。前記駆動スプロケット3と従動スプロケット7との間にはテンションプーリ21とガイドプーリ19を介して駆動チェーン5が懸架されている。また直流モータ2aの回転を制御する制御レバー部15がハンドル23に配置され、電源バッテリー16が荷台部ケース17内に設置されている。
ガイドプーリ19は回転自在にプーリ支持具19a及びサラネジ19bにより車軸6の両端近傍に固定され、駆動チェーン5が車軸6内を通って、従動スプロケット7に適切に噛み合いさらにフォーク内部空洞部11に適切に導かれるように配置されている。
ガイドテンションプーリ21は吊り部材21aによりフォーク二股部4aに配置され駆動チェーン5が駆動スプロケット7に適切に噛み合いさらにフォーク内空洞部11を適切に周動するように配置され、さらにバネ21bによる引張力で駆動チェーン5のたるみを防止している。
尚フォーク4の径が細い場合、あるいはフォーク4内にコイルスプリング等があり、フォーク内空洞部11に駆動チェーン20を通す事が困難な場合は、フォーク4に沿って略一体に配置した図9に示すチェーンカバー28に通しても良い。
上記構成の電動二輪車は、平地や下り坂を走行する時は、通常の自転車と同様にペダル25を足でこいで、その力をチェーン26を介して後輪12に伝達して走行する。また上り坂を走行する時には、ペダル25をこぐ力が大きくなるので、この時はハンドル23に取付けた制御レバー15を回すと、この角度に応じた信号が制御回路(図示せず)に伝達され、ここで電源バッテリー16からの電流が調整されて動力ユニット2の直流モータ2aに流れる。
直流モータ2aが駆動するとこれに接続した駆動スプロケット3が回転し、駆動スプロケット3に噛み合っている駆動チェーン5が駆動され、テンションプーリ21、ガイドプーリ19、従動スプロケット7の順にそれぞれと噛み合い回転させながら車軸6を貫通して、ガイドプーリ19及びテンションプーリ21を経由して駆動スプロケット3に戻るルートを周動する。駆動チェーン5の駆動により回転する従動スプロケット7の軸端に固定されたA傘歯車8も同時に回転を開始し、A傘歯車8と直角に噛み合うB傘歯車10も回転する。
B傘歯車10はハブ側板9aに固定され、ハブ側板9aはハブ9と一体となっており、ハブ9はスポーク1cによりリム1bに接続されて前輪1を構成しているので、前輪1が回転する。
この実施形態によれば、登り坂における走行性の容易性、安定性などが確保され、また自転車に重量物を搭載する場合にも大いに役立つものである。
特に本発明では駆動チェーンがフォーク二股部にある駆動スプロケットと車軸部内にある従動スプロケット間を車軸部を貫通して車輪の回転平面に垂直な面を周動しながら動力を伝達しており、従来の前輪駆動方式に比べて左右のバランスが良く、ハンドル操作がしやすく、外観デザインも損なわれない。
また駆動チェーン及び傘歯車部が外部へ露出しておらず、走行時の外部からのゴミ・埃り等の異物の噛み込みを防止する事ができる。
図8は変形例の前輪要部の正面縦断面図を示し、この例では従動スプロケットを車軸の端部近傍に配置している。この場合、A傘歯車、B傘歯車共にハブの外側に配置される為、従動スプロケット、傘歯車の大型化が可能となり、大トルクを必要とする大型二輪車に適した構造となる。
本発明は自転車で説明したが、バイク、他の駆動二輪車・三輪車・四輪車・電動いす等に装備することも可能である。実施例では、動力ユニットの動力源は直流モータであったが、他の実施形態として、ガソリンエンジンでも良く、人力でも良い。また後輪駆動がなく、前輪駆動のみでも良い。
この発明の一実施形態を示した前輪要部の正面縦断面図である。 この発明の一実施形態を示した全体側面図である。 この発明の一実施形態を示したA−A断面図である。 この発明の一実施形態を示した車軸要部の斜視図である。 この発明の一実施形態を示した車軸要部のハブ切断斜視図である。 この発明の一実施形態を示した車軸要部のハブ・車軸切断分解斜視図である。 この発明の一実施形態を示した車軸要部の分解斜視図である この発明の一実施形態を示した前輪要部の正面断面図である。(実施例2) この発明の一実施形態を示した全体側面図である。 従来例の全体側面図である。
符号の説明
1:前輪
2:動力ユニット
3:駆動スプロケット
4:フォーク
4a:フォーク二股部
5:駆動チェーン
6:車軸
6a:車軸貫通空間部
7:従動スプロケット
8:A傘歯車
9:ハブ
9a:ハブ側板
10:B傘歯車
11:フォーク内空洞部
14:軸端支持具
19:ガイドプーリ
20:ワンウエイクラッチ
21:テンションプーリ
28:チェーンカバー

Claims (5)

  1. 動力ユニット2と、前記動力ユニット2により回転する駆動スプロケット3を乗り物の車輪1を支持するフォーク二股部4aあるいはその近傍に配設し、駆動スプロケット3により駆動される駆動チェーン5が車輪1の車軸6内を貫通して周動するように車軸貫通空部6aを配設し、車軸6あるいは車軸の端部近傍に駆動チェーン5により連動回転される従動スプロケット7をその回転軸7cが車輪の回転軸9cに対し直角となるように配置し、従動スプロケット7により連動回転されるA傘歯車8を従動スプロケット7の近傍、あるいは車軸6に配置し、A傘歯車8と直角に噛み合うB傘歯車10をその回転軸10aがハブ9と同軸となるようにハブ9に固定する事により、まず動力ユニット2の動力により、駆動スプロケット3が回転し、次に駆動チェーン5が周動し、従動スプロケット7、A傘歯車8、B傘歯車10、ハブ9及び車輪1の順に連動回転するようにしたことを特徴とする乗り物の動力の伝達方法
  2. ハブ9、車軸6又は従動スプロケット軸7aにワンウエイクラッチ20を備えた事を特徴とする請求項1に記載した乗り物の動力の伝達方法。
  3. 駆動チェーン5の一部を、フォーク内空洞部11、あるいは車軸6の両端部と駆動スプロケット3の間に設けたチェーンカバー28の内側を通るように配設する事により、駆動チェーン5の露出を低減し、走行中のゴミ巻き込みを低減し、更に外観を向上させた事を特徴とする請求項に記載した乗り物の動力の伝達方法。
  4. 一対のA傘歯車8及びB傘歯車10を曲がり傘歯車とした事を特徴とする請求項に記載した乗り物の動力の伝達方法。
  5. 乗り物の車輪1を支持するフォーク二股部4aあるいはその近傍に設けた動力ユニット2に連結する駆動スプロケット3により駆動される駆動チェーン5がガイドプーリを介して駆動スプロケット3から車軸6内を貫通して周回できるようにし、周回する駆動チェーン5により車軸6あるいは車軸の端部近傍に配置された従動スプロケット7が連動回転し、A傘歯車8と直角に噛み合うもう一対のB傘歯車10がそれぞれ連動回転される事により、B傘歯車と一体のハブ9及び車輪1が回転される事を特徴とした乗り物の動力の伝達装置。
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