JP4309719B2 - 大支間鋼格子構造物及びその構築工法 - Google Patents

大支間鋼格子構造物及びその構築工法 Download PDF

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Description

本発明は、沿岸に、空港のような広大な面積の水上構造物を、埋め立てや浮遊構造物以外の方法によって構築するための大支間鋼格子構造物と、その構築工法に関するものである。
従来において、沿岸に隣接する水域に、平坦で比較的面積の大きい水上構造物を構築する方法としては、埋め立てによる方法、あるいはメガフロートとして知られる浮き桟橋形式による方法が一般的に知られている。
これらのうち、埋め立てによる方法は、埋め立て前と後では近隣水域の水流、水質、魚介類の生育などの環境に与える影響が大きいという問題や、後日地盤沈下が発生するなどの問題が指摘され、また、浮き桟橋形式による方法は、水上で多数の船体を、揺れを受けながら相互に溶接して一体に連結しなければならないために、溶接作業に多大な労力を必要とするという問題、腐食による浸水防止のための厳重な維持管理が必要とされるなどの問題、さらに、これを空港のような施設に利用しようとする場合には、航空機の着陸時に発生する巨大な荷重による強度不足などの懸念が指摘されている。
一方、沿岸に設けられる構造物としては、空港のような広大な面積を有する施設以外に、専ら船舶の係留に使用される桟橋構造が広く知られており、これらの桟橋構造のうち、上面にコンクリート床版が設けられるものとしては、水中の下部構造体を介して水上に支持される上部構造体の上面に、複数個の格子状の上側枠体を並列状に配置して、これらの枠体の上面にコンクリートを打設して床版を形成する構造のものが知られている(例えば、特許文献1)。
また、水中に立設した基礎杭の上部に、縦横のプレキャストコンクリート製の梁材を設ける桟橋構造として、いかにすれば、プレキャストコンクリート製の梁材を基礎杭の杭頭部に安定、かつ強固に取付けられるかという課題を解決する手段として、コンクリート製梁材の下面に基礎杭の直径よりも大きく、内側に杭頭部を挿入できる凹部を備えた接続管を突設しておき、これらの接続管内に杭頭部が挿着されるようにして、コンクリート製梁材の下面を基礎杭上端に載置接合するようにした構造のものが知られている(例えば、特許文献2)。
特開2002−206218号公報 特開2000−248526号公報
上記の沿岸構造物は、いずれも桟橋構造であって、構造物としての幅がさほど広いものではないために、特許文献1の構造では、上部にコンクリート床版を設ける複数個の格子状の上側枠体を、水中に立設された基礎杭の上面に、単に一列だけ直線状に配置して、これらの枠体の上面にコンクリートを打設するだけの工程でたりるため、上側枠体の基礎杭上への配置は、さほど技術的に困難な問題を伴わない。
また、特許文献2の構造は、桟橋の上部を構成する縦横のプレキャストコンクリート製の梁材を、どのように基礎杭と連結する構造が好ましいか、という点に特徴があり、特許文献1と同じように、構造物としての幅がさほど広いものではないので、空港のような、桟橋と比較すると、はるかに広大な面積の水上構造物を構築するためには、前記コンクリート製梁材のような上部構造体をどのような構造とすべきか、また、上部構造体をどのようにして互いに接合し展開していくべきか、という点についての解決手段は開示されていない。
このように、沿岸に構築される施設が、例えば空港の拡張工事のような、きわめて広大な面積からなる敷地のような場合には、先に従来技術として示した桟橋構造における上側枠体や、コンクリート製梁材のようなユニットでは、広い面積を構成するために必要とされる合理的な連結構造が得られず、広大な面積で、しかも航空機の着陸時に発生する巨大な荷重にも耐えられる強度をもった構造物を構成することができない、という問題を有しいている。
このような観点から、沿岸に構築される空港の拡張工事のような施設の構築手段として、多数のユニットを組み合わせて広い面積の構造物を構成するためには、ユニットをどのような構造とすべきか、また、どのように互いに連結展開していくべきかということが課題となる。
本発明は、従来の沿岸に設けられる水上構造物、特に、沿岸に隣接した水域に空港のような、平坦で面積の大きい構造物を構築する場合における上記のような問題点を解消するための手段として、上部構造体を構成する単位ユニットとしての鋼パネルを、航空機の着陸時の衝撃荷重にも耐えられるような強固なものとするとともに、これらの鋼パネルユニットが能率的に連結して展開でき、しかも、環境にも適応した水上構造物としての、大支間鋼格子構造物とその構築方法の提供を目的としたものである。
本発明に係る大支間鋼格子構造物は、そのための具体的手段として、多数の脚柱と、多数の鋼パネルと、コンクリートとによって構成され、多数の脚柱は、水底に所定の間隔をおいて立設され、多数の鋼パネルは、相互に連結され、一体的に組み合わせられて、脚柱の上端に支持され、鋼パネルは、それぞれ床桁と、主フレームと、合成床版とから構成され、床桁は、多数の鋼桁を縦横に格子状に組み合わせて、碁盤目状となるように構成され、主フレームは、鋼製箱桁によって構成され、床桁の周囲に配置され、内側面が床桁に接続されて床桁と一体に接合され、主フレームの交点が、脚柱上に支持されるように載置され、合成床版は、床桁の上に配置固定され、コンクリートは、合成床版の上面に打設され、鋼パネル上に合成されていることを特徴とする。
尚、合成床版は、底鋼板、孔付きの縦リブ、配力鉄筋、スタッドによって構成されていることが好ましく、また、コンクリートは、合成床版の上面、及び、主フレームの上面に打設され、鋼パネル上に合成されていることが好ましい。
本発明に係る大支間鋼格子構造物の構築方法は、多数の脚柱と、多数の鋼パネルと、コンクリートとによって構成される大支間鋼格子構造物の構築方法であって、鋼パネルは、それぞれ、多数の鋼桁を縦横に格子状に組み合わせて碁盤目状となるように構成された床桁と、鋼製箱桁によって構成された主フレームと、合成床版とから構成され、陸上ヤードにて、床桁の周囲に主フレームを配置して、主フレームと床桁とを一体に接合し、床桁の上に合成床版を配置固定して鋼パネルを多数形成し、各鋼パネルを、台船により水上輸送し、水底に所定の間隔をおいて立設しておいた脚柱の上端に、主フレームの交点が支持されるように載置し、既に脚柱上に架設された鋼パネルと順次連結し、一体的に組み合わせて広大な平面を構成し、合成床版の上面及び主フレームの上面にコンクリートを打設して、鋼パネルとコンクリートとを合成することを特徴としている。
尚、水底に所定の間隔をおいて多数の脚柱を立設し、水面上に突出するこれらの脚柱の上端に、多数の方形状の鋼パネルを支持させて互いに一体に組み合わせ、これらの鋼パネル上にコンクリートを合成させる大支間鋼格子構造物の構築工法であって、前記鋼パネルは、鋼桁を格子状に組み合わして碁盤目状に形成した床桁の上面に合成床版が配置され、さらに、碁盤目状床桁の周囲を方形の主フレームによって補強した構造体からなっており、架設位置へ輸送される鋼パネルは、床桁の周囲の主フレームが、左右両側辺主フレームと前辺主フレームの3辺からなるタイプA型鋼パネルと、主フレームが、前辺主フレーム1辺のみからなるタイプB型鋼パネルとして、タイプA型鋼パネルは、床桁の後辺を既に架設されたタイプA型鋼パネルの前辺主フレームと連結し、タイプB型鋼パネルは、床桁の後辺を既に架設されたタイプB型鋼パネルの前辺主フレームと連結するとともに、床桁の左右両側辺を既に架設された側方2列のタイプA型鋼パネルの左右両側辺主フレームと連結するように、組み合せるようにしてもよい
この発明の水上構造物では、脚柱によって支持される構造物の上部工ユニットとして鋼パネルが、縦横の鋼桁を格子状に組み合わせて碁盤目状に構成した床桁と、この床桁の各碁盤目状部上面に配置された合成床版と、さらに、全体が碁盤目状に構成された床桁の周囲を補強するように配置された方形の主フレームとにより構成され、これらの各ユニットが互いに連結された後に、前記合成床版上にコンクリートが打設合成されるので、この上部工は活荷重に対してきわめて高い剛性を発揮し、航空機の着陸時に発生する巨大な荷重にも耐えられる強度、及び耐震性に優れた構造物とすることができる。
また、床桁は縦横の鋼桁を格子状に組み合わせたもので、それぞれの格子の目は、1辺が6m程度の大きさとなり、しかも、これらの各格子の目を形成する床桁上に合成床版の4辺を支持固定するので、合成床版の耐久性が向上し、床桁及び主フレームの合理的な設計を可能とすることができる。
さらに、全体として碁盤目状に構成された床桁は、周囲を主フレームにより補強されるので、ユニットとしての1個の鋼パネルの1辺の長さが70〜90m程度の大きさとなり、これらの鋼パネルは主フレームの交点の下面を、水底に立設した各脚柱によって支持することで、下部工としての脚柱と脚柱との支間を大きく設定することができるため、この構造物を施工する水域の水流に変化を与えず、堆積物による阻害率も最小限に抑えることができ、自然環境に適した構造物とすることができる。
各鋼パネルを脚柱上で相互に連結するための手段としては、各鋼パネルを陸上ヤードでの組み立てる際に、主フレームを、左右両側辺主フレームと前辺主フレームの3辺に設けたタイプA型鋼パネルと、前辺主フレームだけとしたタイプB型鋼パネルとに分けて、これらの鋼パネルを水上輸送後に、タイプA型鋼パネルとタイプB型鋼パネルとは横方向に隣り合うように連結し、タイプA型鋼パネル相互、及びタイプB型鋼パネル相互は、同列縦方向に連結するようにしたので、全ての鋼パネルを、隣接する鋼パネルの主フレームを相互に利用して、面方向へ安定よく展開させ、しかも能率的で確実に連結展開することができる。
また、鋼パネルは、剛性の高い碁盤目状床桁とその周囲の主フレームとからなるため、脚柱上に支持される1個の架設単位を大きなブロックとして一括架設することができ、これらのユニットを脚柱上で相互に接合すればよいので、広大な面積の構造物を構築する割には大幅な工期の短縮を可能とする。
本発明の第1の実施例では、各鋼パネルを脚柱上で相互に接合するための手段として、主フレームを、図7a,7bのように、左右両側辺主フレームと前辺主フレームの3辺に設けたタイプA型鋼パネルと、前辺主フレームだけとしたタイプB型鋼パネルとに分けたが、このように主フレームを3辺のものと、1辺のものとした場合には、図12に示す鋼パネルのように、主フレームをL字状に形成した、タイプE型鋼パネルの場合に比べて、陸上ヤードからクレーンで台船へ搭載する際の安定性とか、台船上に搭載されて架設位置まで水上輸送される場合の安定性がよく、工事の安全性に適するという効果を有する。
鋼パネルの構成としては、鋼桁を格子状に組み合わして碁盤目状に形成した床桁の上面に、合成床版が配置され、さらに、碁盤目状に形成された床桁の周囲を方形の主フレームによって補強した構造体とし、主フレームの交点の下面が、水底に立設した各脚柱によって支持されるような構成が好ましい。
また、鋼パネルは、主フレームを、左右両側辺主フレームと前辺主フレームの3辺に設けたタイプA型鋼パネルと、前辺主フレームだけとしたタイプB型鋼パネルとに分けて製造しておき、これらの鋼パネルを水上輸送後に、タイプA型鋼パネルとタイプB型鋼パネルとが横方向に隣り合うように連結する構成が好ましい。
次に、本発明に係る大支間鋼格子構造物及びその構造物の構築方法を、図面に示す実施例について説明すると、図1は、この構造物における上部工を構成するユニットとしての構造を示す鋼パネル1の全体説明図、図2はこの鋼パネル1を用いて構築された水上空港の側面図である。
図2に示すように、この構造物は、下部工として、水底2に所定の間隔をおいて立設された、多数のコンクリート脚柱3と、これら脚柱3の上端に支持されて、上部工を構成するユニットとしての多数の前記鋼パネル1とから基本的に構成されている。
上部工を構成するユニットとしての前記鋼パネル1は、図1に示すように、多数の鋼桁4a、4bを互いに縦横に格子状に組み合わせて、平面から見ると全体が正方形の碁盤目状となるように構成した床桁4と、この床桁4の周囲に配置されて床桁4と一体に接合される主フレーム5と、前記床桁4の上に配置固定される合成床版6とから構成されている。
前記床桁4の大きさは、縦横の鋼桁4a及び4bにより構成される升目の1辺hの長さが6m程度、床桁4全体では1辺の長さが60〜70m程度、外側の主フレーム5の部分まで含めた鋼パネル1の1辺の長さが70〜90mに達するような大きさからなっており、この鋼パネル1における縦横の主フレーム5の交差する交点5Aの下面に突設した接続端7が、脚柱3上に支持接続されるようになっている。
碁盤目状床桁4の周囲に取付けられる主フレーム5は、鋼製箱桁からなっていて、この主フレーム5の内側面が、碁盤目状に組み合わされた床桁4の周辺に接続されることによって、組み合わされた床桁4の全体の強度を著しく高めることができる。
また、格子状に組み合わされた床桁4の上面に配置される合成床版6は、例えば、図4に示すように、底鋼板8の表面に孔付きの縦リブ9、配力鉄筋10、スタッド11などが設けられていて、これらが後に打設されるコンクリート12と合成されることにより、床版としての剛性が高められるように構成されている。なお、この合成床版6は工場で製造され、組み立てヤード18で床桁4におけるそれぞれの升目の上に配置されて4辺が床桁4にしっかりと固定される。
前記鋼パネル1を支持するための脚柱3は、各鋼パネル1の四隅を支持することができるような所定の間隔をおいて予め水底2に立設されているとともに、図3に示すように、水面上に突出した各脚柱3の上端面3aに、前記主フレーム5の各交点5A下面に突設した前記接続端7を支持させた後、この接続端7の周囲に後打ちコンクリート13を設けて、接続端7が脚柱3の上端に埋め込み固定されるようになっている。
図5に示すように、各鋼パネル1は、架設水域に隣接した陸上ヤード17で、床桁4の組み立て、主フレーム5の連結、床桁4の上面に対する合成床版6の配置取付けなどの作業を行った後、台船14により水上輸送されて前記のように脚柱3の上端に支持され、図6のように、既に脚柱3上に架設された鋼パネル1と順次連結されて広大な平面を構成する。
各鋼パネル1が脚柱3上に支持されて、既に脚柱3上に支持された鋼パネル1が互いに一体に連結された後は、主フレーム5の上面を含む合成床版6の上面にコンクリート12を打設して工事を完了する。
図7は、本発明の大支間鋼格子構造物を構築する際に使用する、鋼パネル1の具体的形状の一例を示す平面図である。この図に示すように、上部工を構成するユニットとしての鋼パネル1は、陸上ヤード17で製造される際、図7aに示すように、主フレーム5を床桁4の周囲の左右両側辺と前辺の3辺に設けた、側辺主フレーム5a,5b及び前辺主フレーム5cを有するタイプA型の鋼パネル1Aと、図7bのように、主フレーム5を前辺の1辺だけに設けた前辺主フレーム5cを有するタイプB型の鋼パネル1Bとが用意される。
なお、図11に示すように、鋼パネル1Aでは、左右の側辺主フレーム5a,5bと前辺主フレーム5cの外側面、及び鋼パネル1Bでは、前辺主フレーム5cの外側面に、それぞれ隣接するための鋼パネル1の、主フレーム5を有しない床桁4の周辺の桁端と接続するための継手15が設けられている。
前記のように、鋼パネル1は、主として、タイプA型鋼パネル1AとタイプB型鋼パネル1Bのものが用意されるが、これらのタイプA型鋼パネル1AとタイプB型鋼パネル1Bとが連結される前の工程では、予め、構造物の周辺部を形成するための鋼パネル1として、図8aに示すような、床桁4の周囲に左右両側辺主フレーム5a、5bと前後両側辺主フレーム5c、5dを設けたタイプC型鋼パネル1Cと、同じく図8bに示すような、床桁4の周囲に前後両側辺主フレーム5c、5dを設けたタイプD型鋼パネル1Dとが用意される。
そして、図6に示すように、これらの鋼パネル1Cと鋼パネル1Dとは、互い奇数列と偶数列とに配列されるようにして、前記脚柱3上に架設支持されるが、その時、タイプD型鋼パネル1Dにおける床桁4の左右両側辺は、隣接するタイプC型鋼パネル1Cの左右両側辺の主フレーム5a,5bと連結されて、タイプD型鋼パネル1Dにも主フレーム5が兼用されることになる。
図5に示すように、陸上ヤード17で製造されたタイプA型鋼パネル1A及びタイプB型鋼パネル1Bは、クレーンにより吊り上げて台船14に搭載し、図6に示すように、既に脚柱3上に架設されている鋼パネル1Cと鋼パネル1Dの位置へ水上輸送される。
タイプA型鋼パネル1A及びタイプB型鋼パネル1Bを台船14で輸送する際には、図5及び図6に示すように、タイプA型鋼パネル1Aは、前辺主フレーム5cが、台船の舷側と直交する向きで船尾側に位置し、左右両側辺主フレーム5a、5bが舷側と平行な向きとなるように搭載される。また、タイプB型鋼パネル1Bは、前辺主フレーム5cが、台船の舷側と直交する向きで船尾側に位置し、両舷側及び船首側には主フレームのない床桁4の周辺が露呈するような状態に搭載される。
図6に示すように、輸送されたタイプA型鋼パネル1Aは、先に架設されているタイプC型鋼パネル1Cの列に連結されるべく、床桁4の後辺4cが前記鋼パネル1Cの前辺主フレーム5cに連結され、同じく鋼パネル1Aの左右両側辺主フレーム5a、5bの先端が、鋼パネル1Cの左右両側辺主フレーム5a、5bの後端に連結される。
図6bに示すように、タイプA型鋼パネル1Aの連結が完了したのち、このタイプA型鋼パネル1Aの設けられる列の隣に、タイプB型鋼パネル1Bを連結するのではなく、タイプB型鋼パネル1Bを嵌め込む列の隣の列に、引き続いて別のタイプA型鋼パネル1Aを前記と同様な手順により連結する。
このようにして、タイプA型鋼パネル1Aを2列接続した後に、図6bに示すように、これら2列の鋼パネル1A間にタイプB型鋼パネル1Bの床桁4を嵌め込み、このタイプB型鋼パネル1Bにおける前辺主フレーム5cの両端を、両隣りの各鋼パネル1Aの前辺主フレーム5cの一端に連結するとともに、この鋼パネル1Bにおける床桁4の3つの周辺を、両隣りの各鋼パネル1Aにおける左右両側辺主フレーム5a、5bと、既設鋼パネル1Aにおける前辺主フレーム5cに接合し、以下同様の手順により各鋼パネルを連結する。
図9aに示すように、タイプA型鋼パネル1Aを輸送する台船14は、昇降装置16によって、鋼パネル1Aの下面に突出する接続端7を、水面上に突出している脚部3の上端面3aよりも上方へ持ち上げて、鋼パネル1Aが脚柱3と衝突することなく、脚柱3が配列された水域を自由に移動できるようになっており、鋼パネル1Aを所定の位置へ移動した後は、図9bのように、昇降装置16を下降して、鋼パネル1A下面の接続端7を脚柱3の上端面3a上へ降下させる。
一方、図10のように、タイプB型鋼パネル1Bを輸送する台船14は、輸送すべき水域へ到達した後、昇降装置16によって、タイプB型鋼パネル1Bを、先に脚柱3上に架設されているタイプA型鋼パネル1Aの高さよりも上方へ持ち上げて、左右両側におけるタイプA型鋼パネル1Aの間を、所定の位置まで移動する。その後、昇降装置16を下降して、鋼パネル1Bを鋼パネル1Aと同じ高さへ降下させ、鋼パネル1Bを鋼パネル1Aに連結する。
鋼パネル1としては、上記のように、タイプA型鋼パネル1A及びタイプB型鋼パネル1Bについて述べたが、これら以外のものとして、図12に示すように、床桁4の周囲に設けられる主フレーム5を、床桁4の左右両側辺のうちいずれか1辺に設けられる左側辺主フレーム5aと、前後両側辺のうちいずれか1辺に設けられる前辺主フレーム5cとによりL字状に形成した、タイプE型鋼パネル1Eとしてもよい。
この発明の大支間鋼格子構造物では、周囲を主フレームにより補強され碁盤目状の床桁からなる鋼パネルの1辺の長さが70〜90m程度の大きさとなり、これらの各鋼パネルにおける主フレームの交点の下面を、水底に立設した各脚柱によって支持するため、脚柱と脚柱との支間が大きく設定された広大な面積の水上構造物、例えば空港の構築や拡張に適しており、構造物は水面と接しないので、施工される水域の風向きや水流に、従前と異なる変化や悪影響を与えることがなく、自然環境に適しているので、利用可能性が大きいものといえる。
本発明に係る大支間鋼格子構造物を構成するユニットとしての鋼パネルの形状を示す斜視図。 この大支間鋼格子構造物の一部の側面図。 図1のA−A線における断面図。 鋼パネルにおける格子状床桁の一部の形状を示す斜視図。 鋼パネルを陸上のヤードから台船で架設位置まで輸送する状態を示す平面図。 鋼パネルを脚柱上に輸送して、各鋼パネルを連結する工程を説明する平面図。 この構造物の構築方法で多く使用されるタイプA型鋼パネルとタイプB型鋼パネルの形状を示す平面図。 この構築方法で構造物周辺部に用いられるタイプC型鋼パネルとタイプD型鋼パネルの形状を示す平面図。 台船によるタイプA型鋼パネルの輸送方法を示す側面図。 同じく台船によるタイプB型鋼パネルの輸送方法を示す側面図。 隣接する鋼パネルの隅部の形状を示す部分拡大平面図。 別の実施例として示すタイプE型鋼パネルの平面図。
符号の説明
1:鋼パネル、
2:水底、
3:脚柱、
4:床桁、
4a、4b:鋼桁、
5:主フレーム、
5A:主フレーム交点、
5a:左側辺主フレーム、
5b:右側辺主フレーム、
5c:前辺主フレーム、
5d:後辺主フレーム、
6:合成床版、
7:接続端、
8:床鋼板、
9:縦リブ、
10:配力鉄筋、
11:スタッド、
12:コンクリート、
13:後打ちコンクリート、
14:台船、
15:継手、
16:昇降装置、
17:陸上ヤード

Claims (5)

  1. 多数の脚柱と、多数の鋼パネルと、コンクリートとによって構成される大支間鋼格子構造物であって、
    前記多数の脚柱は、水底に所定の間隔をおいて立設され、
    前記多数の鋼パネルは、相互に連結され、一体的に組み合わせられて、前記脚柱の上端に支持され、
    前記鋼パネルは、それぞれ床桁と、主フレームと、合成床版とから構成され、
    前記床桁は、多数の鋼桁を縦横に格子状に組み合わせて、碁盤目状となるように構成され、
    前記主フレームは、鋼製箱桁によって構成され、前記床桁の周囲に配置され、内側面が前記床桁に接続されて前記床桁と一体に接合され、
    前記主フレームの交点が、前記脚柱上に支持されるように載置され、
    前記合成床版は、前記床桁の上に配置固定され、
    前記コンクリートは、前記合成床版の上面に打設され、前記鋼パネル上に合成されていることを特徴とする大支間鋼格子構造物。
  2. 前記合成床版は、底鋼板、孔付きの縦リブ、配力鉄筋、スタッドによって構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の大支間鋼格子構造物。
  3. 前記コンクリートは、前記合成床版の上面、及び、主フレームの上面に打設され、前記鋼パネル上に合成されていることを特徴とする、請求項1に記載の大支間鋼格子構造物。
  4. 多数の脚柱と、多数の鋼パネルと、コンクリートとによって構成される大支間鋼格子構造物の構築方法であって、
    前記鋼パネルは、それぞれ、多数の鋼桁を縦横に格子状に組み合わせて碁盤目状となるように構成された床桁と、鋼製箱桁によって構成された主フレームと、合成床版とから構成され、
    陸上ヤードにて、前記床桁の周囲に前記主フレームを配置して、前記主フレームと前記床桁とを一体に接合し、前記床桁の上に合成床版を配置固定して前記鋼パネルを多数形成し、
    前記各鋼パネルを、台船により水上輸送し、水底に所定の間隔をおいて立設しておいた前記脚柱の上端に、前記主フレームの交点が支持されるように載置し、既に脚柱上に架設された鋼パネルと順次連結し、一体的に組み合わせて広大な平面を構成し、
    前記合成床版の上面及び前記主フレームの上面にコンクリートを打設して、前記鋼パネルとコンクリートとを合成することを特徴とする大支間鋼格子構造物の構築方法。
  5. 水底に所定の間隔をおいて多数の脚柱を立設し、水面上に突出するこれらの脚柱の上端に、多数の方形状の鋼パネルを支持させて互いに一体に組み合わせ、これらの鋼パネル上にコンクリートを合成させる大支間鋼格子構造物の構築工法であり、
    前記鋼パネルは、鋼桁を格子状に組み合わして碁盤目状に形成した床桁の上面に合成床版が配置され、さらに、碁盤目状床桁の周囲を方形の主フレームによって補強した構造体からなっており、
    架設位置へ輸送される鋼パネルは、床桁の周囲の主フレームが、左右両側辺主フレームと前辺主フレームの3辺からなるタイプA型鋼パネルと、主フレームが、前辺主フレーム1辺のみからなるタイプB型鋼パネルとして、
    タイプA型鋼パネルは、床桁の後辺を既に架設されたタイプA型鋼パネルの前辺主フレームと連結し、タイプB型鋼パネルは、床桁の後辺を既に架設されたタイプB型鋼パネルの前辺主フレームと連結するとともに、床桁の左右両側辺を既に架設された側方2列のタイプA型鋼パネルの左右両側辺主フレームと連結するように、組み合せる大支間鋼格子構造物の構築工法。
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CN108222010A (zh) * 2018-03-20 2018-06-29 南京市测绘勘察研究院股份有限公司 一种装配式可回收钢砼组合式基坑栈桥结构及施工方法

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