JP4308821B2 - パターン形成されたシリコーン層をエッチングする方法 - Google Patents

パターン形成されたシリコーン層をエッチングする方法 Download PDF

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Description

本発明は基板からシリコーンを除去するための方法に関する。より詳しくは、本発明は例えばシリコンウェハー等の基板からパターン形成されたシリコーンの全部または一部を除去する方法に関する。この方法は半導体材料のリサイクル及びフォトレジストへの適用に有効である。
フォトリソグラフィは、放射線感応性材料であって光パターン形成性を有する組成物の膜で基板を被覆する技術である。前記膜は選択的に放射線で照射される。すなわち前記膜の一部は放射線で照射され、他の部分は照射されないままである。前記膜の選択的な照射は放射線源と前記膜との間にフォトマスクを配置することによって実施されてもよい。前記フォトマスクはその上部に放射線不透過なパターンが形成された放射線透過材料であってよい。ポジ型レジストフォトリソグラフィでは、前記膜の照射された部分は除去され、照射されていない部分は前記基板上に残される。ネガ型レジストフォトリソグラフィでは、前記膜の照射されていない部分が除去され、照射された部分が前記基板上に残される。
ネガ型レジストフォトリソグラフィは、光パターン形成されたシリコーンを作成するために使われてもよく、前記シリコーンには応力緩和層、再配置層、誘電体、及び、例えばMEMS、バイオエレクトロニクス、ディスプレイ及び集積回路(IC)の実装用途等の電子工学用途ソルダーマスクとしての機能に対する期待が大きい。これらのパターン形成されたシリコーンは例えばフォトリソグラフィ等の工程で作成されてもよい。残念ながら、今までは膜の堆積及びパターニングの工程で不具合が起こった場合パターン形成後のシリコーン膜を除去する技術がないという欠点があった。パターン形成後の膜を除去する工程は“リワーク”と呼ばれ、不具合を有する前記パターン形成後の膜を前記基板表面から除去することを可能にし、前記基板を廃棄するのではなく、リサイクルできるようにする。
さらに、シリコーンは装置構成の特徴から前記シリコーンの除去が必要とされる、または望ましいとされる、他の電子工学用途から締め出されてきた。パターニング後にシリコーンを除去する技術は、例えばネガティブフォトレジスト等の市場に参入するために必要とされる。
本発明は基板から硬化シリコーン層の全部または一部を除去する方法に関する。
前記方法は:
(i)光パターン形成性を有するシリコーン組成物を基板表面に塗布して膜を形成する段階と;
(ii)前記膜の一部を放射線で照射し、前記表面の一部を被覆する非照射部と前記表面の残りの部分を被覆する照射部とを有する、部分的に照射された膜を作成する段階と;
(iii)前記照射部が実質的に現像液に対して非可溶であり、前記非照射部が前記現像液に対して可溶であるような時間、前記部分的に照射された膜を加熱する段階と;
(iV)前記加熱後の膜の非照射部を前記現像液で除去し、パターン形成された膜を作成する段階と;
任意に、(V)前記パターン形成された膜を加熱する段階と;
(Vi)ステップ(V)がない場合にはステップ(iV)の前記生成物の全部または一部を除去、またはステップ(V)がある場合にはステップ(V)の前記生成物の全部または一部を除去する段階と、を含む。
米国特許出願公開第2002/0158317号明細書 米国特許第2,676,182号明細書 米国特許第4,584,355号明細書 米国特許第4,591,622号明細書 米国特許第4,585,836号明細書 米国特許第4,510,094号明細書 米国特許第5,496,961号明細書 米国特許第4,530,879号明細書 米国特許出願公開第2002/0158317号明細書 Chemistry of Materials,1998,10,531−536
好ましい実施形態の詳細な説明
全ての量と、比と、パーセンテージは、特に指示がない限り重量によるものである。“シロキサン”及び“シリコーン”という用語は、ここでは同じ意味で使われる。
光パターン形成性を有するシリコーン組成物
本発明の方法において有用である光パターン形成性を有するシリコーン組成物は当技術分野において知られたものである。光パターン形成性を有するシリコーン組成物の適当な例としては、2001年2月20日に出願された米国特許出願第09/789,083号明細書及び米国特許出願公開第2002/0158317号明細書に開示されており、この内容は参考としてここに組み込まれている。光パターン形成性を有するシリコーン組成物の適当な例としては、(A)1分子あたり少なくとも平均2個のケイ素原子結合アルケニル基を有するオルガノポリシロキサンと、(B)1分子あたり少なくとも平均2個のケイ素原子結合水素原子を有する、前記組成物を硬化するのに十分な濃度のオルガノシリコン化合物と、(C)触媒量の光活性ヒドロシリル化反応触媒と、を含むものである。
成分(A)は、1分子中に少なくとも平均2個のケイ素原子に結合したアルケニル基を有する、少なくとも一つのオルガノポリシロキサンである。前記オルガノポリシロキサンは直鎖、分岐鎖、または樹脂状の構造を有していてもよい。前記オルガノポリシロキサンはホモポリマーまたはコポリマーであってよい。前記アルケニル基は一般的に2〜約10個の炭素原子を有し、これらによって制限されるものではないが、ビニル、アリル、ブテニル、ヘキセニルで例示される。前記オルガノポリシロキサン中のアルケニル基は末端に位置してもよいし、ペンダント型であっても、または末端およびペンダント型の両方であってもよい。前記オルガノポリシロキサン中の残りのケイ素原子結合有機基は、不飽和脂肪族を含まない一価炭化水素基及び一価ハロゲン化炭化水素基から独立に選択される。これらの一価基は一般的に1個〜約20個の炭素原子を、好ましくは1個〜10個の炭素原子を有するものであり、これらによって制限されるものではないが、メチル、エチル、プロピル、ペンチル、オクチル、ウンデシル、及びオクタデシル等のアルキル;シクロヘキシル等のシクロアルキル;フェニル、トリル、キシリル、ベンジル、及び2−フェニルエチル等のアリール;及び、3,3,3−トリフルオロプロピル、3−クロロプロピル、及びジクロロフェニル等のハロゲン化炭化水素基、等で例示される。好ましくは、前記オルガノポリシロキサン中の不飽和脂肪族を含まない前記有機基の少なくとも50%、さらに好ましくは80%がメチルである。
前記オルガノポリシロキサンの25℃における粘度は、分子量及び構造によって変化するが、一般的には0.001〜100,000Pa・sであり、好ましくは0.01〜10,000Pa・sであり、さらに好ましくは0.01〜1,000Pa・sである。
前記シリコーン組成物に有用なオルガノポリシロキサンの例としては、これらに制限されるものではないが、以下の化学式で示されるポリジオルガノシロキサンを含むものであって、
[化1]
ViMeSiO(MeSiO)SiMeVi,
ViMeSiO(MeSiO)0.25a(MePhSiO)0.75aSiMeVi,
ViMeSiO(MeSiO)0.95a(PhSiO)0.05aSiMeVi,
ViMeSiO(MeSiO)0.98a(MeViSiO)0.02aSiMeVi,
MeSiO(MeSiO)0.95a(MeViSiO)0.05aSiMe
PhMeViSiO(MeSiO)SiPhMeVi,
式中Me、Vi及びPhは各々メチル、ビニル、及びフェニルを表し、aは、前記ポリジオルガノシロキサンの粘度が0.001〜100,000Pa・sとなるような値を有する。
前記シリコーン組成物での使用に適するオルガノポリシロキサンを調製する方法は、例えば対応するオルガノハロシランの加水分解及び縮合、または環状ポリジオルガノシロキサンの平衡等、当技術分野においてよく知られている。
オルガノポリシロキサン樹脂の例としては、基本的にR SiO1/2単位及びSiO4/2単位からなるMQ樹脂、基本的にRSiO3/2単位及びR SiO2/2単位からなるTD樹脂、基本的にR SiO1/2単位及びRSiO3/2単位からなるMT樹脂、基本的にR SiO1/2単位、RSiO3/2単位及びR SiO2/2単位から成るMTD樹脂、が挙げられ、各Rは1価の炭化水素基及び一価のハロゲン化炭化水素基から独立に選択される。Rで表される前記一価基は一般的に1個〜約20個、好ましくは1個〜10個の炭素原子を有するものである。一価基の例としては、これらによって制限されるものではないが、メチル、エチル、プロピル、ペンチル、オクチル、ウンデシル、及びオクタデシル等のアルキル;シクロヘキシル等のシクロアルキル;ビニル、アリル、ブテニル、及びヘキセニル等のアルケニル;フェニル、トリル、キシリル、ベンジル、及び2−フェニルエチル等のアリール;及び、3,3,3−トリフルオロプロピル、3−クロロプロピル、及びジクロロフェニル等のハロゲン化炭化水素基、等が挙げられる。前記オルガノポリシロキサン樹脂中の、好ましくは少なくとも3分の1、さらに好ましくは実質的に全てのR基がメチルである。好ましいオルガノポリシロキサン樹脂は基本的に(CHSiO1/2シロキサン単位及びSiO4/2から成り、SiO4/2単位に対する(CHSiO1/2単位のモル比は0.6〜1.9である。
好ましくは、前記オルガノポリシロキサン樹脂は平均約3〜30モルパーセントのアルケニル基を含む。樹脂中のアルケニル基のモルパーセントとは、ここでは樹脂中のシロキサン単位の全モル数に対する樹脂中のアルケニル含有シロキサン単位のモル数の比に100を掛けたものとして定義される。
前記オルガノポリシロキサン樹脂は当技術分野でよく知られた方法で調製可能である。好ましくは、前記樹脂は少なくともアルケニルを含むエンドブロッキング剤を用いて、Daudtらによるシリカヒドロゾルキャッピングプロセスによって生成されたコポリマー樹脂を処理することによって調製されたものである。Daudtらによる前記手法は、米国特許第2,676,182号明細書に開示されており、この内容は本発明で使用するのに適当なオルガノポリシロキサン樹脂の製造方法を説明するため参考としてここに組み込まれている。
簡単に述べると、前記Daudtらの方法とは、酸性条件下でシリカヒドロゾルを例えばトリメチルクロロシラン、ヘキサメチルジシロキサン等のシロキサンまたはそれらの混合物等の加水分解可能なトリオルガノシランと反応させ、M単位とQ単位を有するコポリマーを回収する方法である。結果として得られるコポリマーは一般的に重量にして約2〜約5パーセントのヒドロキシル基を有する。
前記オルガノポリシロキサン樹脂は、一般的に、重量にして2パーセント未満のケイ素原子に結合したヒドロキシル基を有し、Daudtらによる前記生成物と、アルケニル含有エンドブロッキング剤とを、またはアルケニル含有エンドブロッキング剤と最終生成物中にアルケニル基を3〜30モルパーセント与えるのに十分な量で且つ不飽和脂肪族を含まないエンドブロッキング剤との混合物とを、反応させることにより調製されてもよい。エンドブロッキング剤の例としては、これらによって制限されるものではないが、シラザン、シロキサン、及びシランが挙げられる。エンドブロッキング剤として適当なものは当技術分野で知られたものであり、Blizzardらによる米国特許第4,584,355号明細書;Blizzardらによる米国特許第4,591,622号明細書;及びHomanらによる米国特許第4,585,836号明細書に例示されており、この内容は参考としてここに組み込まれている。前記オルガノポリシロキサン樹脂を調製するために単一のエンドブロッキング剤またはそのような試薬の組み合わせを用いてよい。
(A)成分は単一のオルガノポリシロキサンでもよいし、または以下の性質、すなわち構造、粘度、平均分子量、シロキサン単位、及びシーケンスの中の少なくとも一つの性質において異なる、二つまたはそれ以上のオルガノポリシロキサンを含む組み合わせであってもよい。
(B)成分は1分子あたり少なくとも平均二つのケイ素原子結合水素原子を含む、少なくとも一つのオルガノシリコン化合物である。一般的には、成分(A)中の1分子あたりのアルケニル基の平均数と成分(B)中の1分子あたりのケイ素原子結合水素原子の平均数との合計が4以上のときに架橋が起こると理解される。オルガノハイドロジェンポリシロキサン中の前記ケイ素原子結合水素原子は末端に位置しても、ペンダント型であっても、または末端及びペンダント型の両方であってもよい。
前記オルガノシリコン化合物は、オルガノシランまたはオルガノハイドロジェンシロキサンであってよい。前記オルガノシランはモノシラン、ジシラン、トリシラン、またはポリシランであってよい。同様に、前記オルガノハイドロジェンシロキサンはジシロキサン、トリシロキサン、またはポリシロキサンであってよい。好ましくは、前記オルガノシリコン化合物はオルガノハイドロジェンシロキサンであり、さらに好ましくは前記オルガノシリコン化合物はオルガノハイドロジェンポリシロキサンである。前記オルガノシリコン化合物の構造は直鎖、分岐鎖、環状または樹脂状であってよい。好ましくは、前記オルガノシリコン化合物中の有機基の少なくとも50パーセントはメチルである。
オルガノシランの例としては、これらによって制限されるわけではないが、例えばジフェニルシラン及び2−クロロエチルシラン等のモノシラン;例えば1,4−ビス(ジメチルシリル)ベンゼン、ビス[(p−ジメチルシリル)フェニル]エーテル、及び1,4−ジメチルジシリレザン等のジシラン;例えば1,3,5−トリス(ジメチルシリル)ベンゼン及び1,3,5−トリメチルー1,3,5−トリシラン等のトリシラン;及び例えばポリ(メチルシリレン)フェニレン、及びポリ(メチルシリレン)メチレン等のポリシラン、が挙げられる。
オルガノハイドロジェンシロキサンの例としては、これらによって制限されるわけではないが、例えば1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン及び1,1,3,3−テトラフェニルジシロキサン等のジシロキサン;例えばフェニルトリス(ジメチルシロキシ)シラン及び1,3,5−トリメチルシクロトリシロキサン等のトリシロキサン;及び例えばトリメチルシロキシ末端ポリ(メチルハイドロジェンシロキサン)、トリメチルシロキシ末端ポリ(ジメチルシロキサン/メチルハイドロジェンシロキサン)、ジメチルハイドロジェンシロキシ末端ポリ(メチルハイドロジェンシロキサン)等のポリシロキサン、及び基本的にH(CHSiO1/2単位、(CHSiO1/2単位、及びSiO4/2単位からなる樹脂、が挙げられる。
成分(B)は単一のオルガノシリコン化合物であってもよいし、または以下の性質、すなわち構造、平均分子量、粘度、シラン単位、シロキサン単位、及びシーケンスの中の少なくとも一つの性質において異なる、二つまたはそれ以上の化合物を含む組み合わせであってよい。
本発明の前記シリコーン組成物中の成分(B)の濃度は、前記組成物を硬化(架橋)するのに十分なものとする。成分(B)の正確な量は目標とする硬化の程度に依存し、硬化の程度は一般的に成分(A)中のアルケニル基のモル数に対する成分(B)中のケイ素原子結合水素原子のモル数の比に従って増加する。一般的に成分(B)の濃度は、成分(A)中のアルケニル基一つに対してケイ素原子結合水素原子0.5〜3個を与えるのに十分な濃度である。好ましくは、成分(B)の濃度は成分(A)中のアルケニル基一つに対してケイ素原子結合水素原子を0.7〜1.2個与えるのに十分な濃度である。
ケイ素結合水素原子を有するオルガノシリコン化合物を調製する方法は当技術分野ではよく知られている。例えば、オルガノポリシランはナトリウムまたはリチウム金属存在下における炭化水素系溶媒中のクロロシランの反応(ウルツ反応)によって合成されてもよい。オルガノポリシロキサンはオルガノハロシランの加水分解または縮合によって合成されてもよい。
成分(A)と成分(B)の相溶性を保証するためには、各成分中の支配的な有機基は同じものであるのが好ましい。好ましくは、この有機基はメチル基である。
成分(C)は光活性ヒドロシリル化反応触媒である。前記光活性ヒドロシリル化反応触媒は、波長が150〜800nmの放射線を照射しその後加熱すると、成分(A)と成分(B)とのヒドロシリル化に対して触媒として働くことができるようなものであればどれでもよい。白金族金属は、白金、ロジウム、ルテニウム、パラジウム、オスミウム、及びイリジウムを含む。前記白金族金属としては、ヒドロシリル化反応に高い活性を有することから白金が好ましい。本発明の前記シリコーン組成物に用いるための特定の光活性ヒドロシリル化反応触媒の適性は、以下に例示される方法を用いた通常の実験によって容易に決定されうる。
光活性ヒドロシリル化反応触媒の例としては、これらによって制限されるものではないが、例えば白金(II)ビス(2,4−ペンタンジオアート)、白金(II)ビス(2,4−ヘキサンジオアート)、白金(II)ビス(2,4−ヘプタンジオアート)、白金(II)ビス(1−フェニルー1,3−ブタンジオアート)、白金(II)ビス(1,3−ジフェニルー1,3−プロパンジオアート)、白金(II)ビス(1,1,1,5,5,5−ヘキサフルオロー2,4−ペンタンジオアート)等の白金(II)β−ジケトネート錯体;例えば、(Cp)トリメチル白金、(Cp)エチルジメチル白金、(Cp)トリエチル白金、(クロローCp)トリメチル白金、及び(トリメチルシリル−Cp)トリメチル白金等の(η−シクロペンタジエニル)トリアルキル白金錯体、ここでCpはシクロペンタジエニルを表す;例えば、Pt[CNNNOCH、Pt[p−CN−CNNNOC11、Pt[p−HCOCNNNOC11、Pt[p−CH(CH−CNNNOCH、1,5−シクロオクタジエン・Pt[p−CN−CNNNOC11、1,5−シクロオクタジエン・Pt[p−CHO−CNNNOCH、[(CP]Rh[p−CN−CNNNOC11]、及びPd[p−CH(CH−CNNNOCH、ここでxは1,3,5,11,または17、等の酸化トリアゼン−遷移金属錯体;例えば、(η−1,5−シクロオクタジエニル)ジフェニル白金、η−1,3,5,7−シクロオクタテトラエニル)ジフェニル白金、(η−2,5−ノルボラジエニル)ジフェニル白金、(η−1,5−シクロオクタジエニル)ビス−(4−ジメチルアミノフェニル)白金、(η−1,5−シクロオクタジエニル)ビス−(4−アセチルフェニル)白金、及び(η−1,5−シクロオクタジエニル)ビス−(4−トリフルオロメチルフェニル)白金等の(η−ジオレフィン)(σ−アリール)白金錯体等が挙げられる。好ましくは,前記光活性ヒドロシリル化反応触媒はPt(II)β−ジケトネート錯体、より好ましくは、前記触媒は白金(II)ビス(2,4−ペンタンジオアート)である。
成分(C)は単一の光活性ヒドロシリル化反応触媒、または複数の同様な触媒を含む組み合わせであってよい。
成分(C)の濃度は、以下に記述する方法にあるように、放射線に照射し加熱した際に成分(A)と(B)の付加反応に対して触媒の働きをするのに十分なものとする。成分(C)の濃度は、成分(A)と、(B)と、(C)とを合わせた重量に対して一般的に0.1〜1000ppm、好ましくは0.5〜100ppm、さらに好ましくは1〜25ppmの白金族金属を与えるのに十分なものである。硬化速度は白金族金属が1ppm以下では非常に遅い。白金族金属を100ppmを超えて使用しても硬化速度はそれほど増加しないため、コスト的に不利である。
前述の光活性ヒドロシリル化反応触媒の調製方法は当技術分野ではよく知られている。例えば、白金(II)β−ジケトネートの調製方法はGuoらにより報告されている(Chemistry of Materials,1998,10,531−536)。(η−シクロペンタジエニル)トリアルキル白金錯体の調製方法は、米国特許第4,510,094号明細書に開示されている。酸化トリアゼン−遷移金属錯体の調製方法は米国特許第5,496,961号明細書に開示されている。(η−ジオレフィン)(σ−アリール)白金錯体の調製方法は、米国特許第4,530,879号明細書に開示されている。
前記成分(A)、(B)および(C)を混合すると、室温で硬化が開始する。作用時間または“ポットライフ”をより長くするため、本発明の前記シリコーン組成物に適当な反応抑制剤を加えることによって室温条件下での前記触媒活性を妨害または抑制してもよい。白金触媒反応抑制剤は室温において本発明の前記シリコーン組成物の硬化を遅らせるが、高温での組成物の硬化は妨害しない。白金触媒反応抑制剤として適当なものとしては、例えば3−メチル−3−ペンテン−1−イン及び3,5−ジメチル−3−ヘキセン−1−イン等の様々な“エン−イン”系;例えば、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、1−エチニル−1−シクロヘキサノール、2−フェニル−3−ブチン−2−オール等のアセチレンアルコール;例えば良く知られたフマル酸及びマレイン酸ジアルキル、ジアルケニル及びジアルコキシアルキル等の、マレイン酸及びフマル酸;およびシクロビニルシロキサンが含まれる。アセチレンアルコールは本発明の前記シリコーン組成中における好ましい反応抑制剤として分類される。
本発明の前記シリコーン組成物中の前記白金触媒反応抑制剤の濃度は、高温における硬化を妨害せず、または過大に長引かせることなく室温での硬化を遅延させるのに十分な量とする。このような濃度は、使用される特定の反応抑制剤、ヒドロシリル化反応触媒の性質及び濃度、及び前記オルガノハイドロジェンポリシロキサンの性質によって大きく変わると考えられる。
ある場合には、反応抑制剤濃度が白金族金属1モルあたり反応抑制剤1モル程度まで低くても、良好な保存安定性及び硬化速度をもたらすと考えられる。他の場合には、反応抑制剤濃度が白金族金属1モルあたり反応抑制剤500モルまで、またはそれ以上必要とされる可能性がある。与えられたシリコーン組成における特定の反応抑制剤の最適な濃度は、通常の実験によって容易に決定することができる。
本発明の前記シリコーン組成物は、本発明の方法において前記組成物のフォトパターニングまたは硬化に不都合な影響を及ぼさないような他の成分を含んでいてもよい。追加成分の例としては、これらによって制限されるものではないが、定着剤、溶媒、無機フィラー、光増感剤及び界面活性剤が挙げられる。
本発明の前記シリコーン組成物は、前記組成物の粘度を下げるため、及び、前記組成物の調製、取り扱い、塗布を容易にするため、適当な量の少なくとも一つの有機溶媒をさらに含んでもよい。適当な溶媒の例としては、これらによって制限されるものではないが、1〜約20個の炭素原子を有する飽和炭化水素;例えばキシレン、メシチレン等の芳香族炭化水素;ミネラルスピリッツ;ハロゲン化炭化水素;エステル;ケトン;例えば直鎖、分岐鎖、及び環状のポリジメチルシロキサン等のシリコーンオイル;及びそれらの溶媒の混合物が挙げられる。本発明のシリコーン組成物中の特定の溶媒の最適な濃度は通常の実験によって容易に決定することができる。
本発明の前記シリコーン組成物は単一の組成物に成分(A)から(C)を含むワンパート(one−part)組成物であってもよいし、あるいは二つまたはそれ以上の組成物に成分(A)から(C)を含むマルチパート(multi−part)組成物であってもよい。マルチパート組成物では、反応抑制剤が共存しない場合には、一般的に成分(A)、(B)及び(C)は同一の組成物内には存在しない。例えば、マルチパートシリコーン組成物では、成分(A)の一部及び成分(B)の一部を含む第1の組成物と、成分(A)の残りの部分と成分(C)の全てを含む第2の組成物とを含んでいてもよい。
前記ワンパートシリコーン組成物は一般的に成分(A)から(C)と任意の成分とを、上記の配合比に従って溶媒を用いて室温で混合、または用いずに室温で混合することによって調製される。前記シリコーン組成物がすぐに使用されるのであれば、各成分を加える順番は重要なことではないが、好ましくは前記ヒドロシリル化反応触媒は、前記組成物が早い段階で硬化するのを防止するため温度が約30℃以下の状態で最後に加えられる。または、本発明の前記マルチパートシリコーン組成物は各組成物に対して設計された特定の成分を組み合わせて調製されてもよい。
本発明の方法
前述の方法のステップ(i)から(V)は、例えば2001年2月20日に出願された、米国特許出願第09/789,083号明細書及び米国特許出願公開第2002/0158317号明細書に開示されたように実施されてよく、この内容は参考としてここに組み込まれている。上記の方法において、前記基板は半導体ウェハーの活性表面であってよく、前記方法は:
(i)光パターン形成性を有するシリコーン組成物を半導体ウェハー活性表面に塗布して膜を形成する段階であって、前記半導体ウェハーは前記活性表面に複数のボンドパッドを含むところの段階と;
(ii)前記膜の一部を放射線に照射し、少なくとも各ボンドパッドの一部を被覆する非照射部と前記活性表面の残りの部分を被覆する照射部とを有する、部分的に照射された膜を作成する段階と;
(iii)前記照射部が実質的に現像液に対して非可溶であり、前記非照射部が前記現像液に対して可溶であるような時間、前記部分的に照射された膜を加熱する段階と;
(iV)前記加熱後の膜の非照射部を前記現像液で除去し、パターン形成された膜を作成する段階と;
任意に、(V)前記パターン形成された膜を加熱する段階と;
(Vi)ステップ(V)がない場合にはステップ(iV)の前記生成物の全部または一部を除去、またはステップ(V)がある場合にはステップ(V)の前記生成物の全部または一部を除去する段階と、を含んでいてよい。
ステップ(i)
上述の光パターン形成性を有するシリコーン組成物は、例えばスピンコーティング、ディッピング、スプレー、またはスクリーン印刷等の従来方法を用いて前記半導体ウェハー活性表面に塗布されてよい。好ましくは前記シリコーン組成物は500〜6,000rpmで5〜60秒間のスピンコーティングによって塗布される。スピンコーティング法で塗布される前記シリコーン組成物の体積は、一般的には0.1〜5mLである。スピン速度、スピン時間及び光パターン形成性を有するシリコーン組成物の体積は、硬化シリコーン層(ステップV)が0.1〜200μmの厚さで形成されるように調製されてもよい。
前記光パターン形成性を有するシリコーン組成物が溶媒を含む場合、前記方法は少なくとも前記溶媒の一部を前記膜から除く工程をさらに含んでいてもよい。好ましくは、前記溶媒は温度50〜150℃で1〜5分膜を加熱することによって、さらに好ましくは前記溶媒は温度80〜120℃で2〜4分間膜を加熱することによって、除かれる。
ステップ(ii)
結果として得られた膜の一部は放射線に照射され、少なくとも各ボンドパッドの一部を被覆する非照射部と前記ウェハーの活性表面の残りの部分を被覆する照射部とを有する、部分的に照射された膜を形成する。前記ウェハーがスクライブラインをさらに備える場合、前記ラインの上を覆う前記光パターン形成性を有するシリコーン組成物は一般的に放射線を照射されない。一般的に使用される光源は、中圧水銀ランプである。前記放射線の波長は一般的には150〜800nmであり、好ましくは250〜450nmである。放射線の照射量は一般的には0.1〜5,000mJ/cmであり、好ましくは250〜1,300mJ/cmである。前記膜の選択された領域はパターン像が形成されたフォトマスクを通して放射線照射される。
ステップ(iii)
前記部分的に照射された膜は、放射線に照射された領域(“照射部”)が実質的に現像液に対して非可溶であるような時間加熱される。放射線に照射されていなかった領域(“非照射部”)は前記現像液に対して可溶である。“実質的に非可溶”という用語は、部分的に照射された膜の前記照射部が現像液中での溶解により下部にある前記ウェハーの活性表面が露出する程度まで除去されることがないことを意味している。“可溶”という用語は、前記部分的に照射された膜の非照射部が現像液中での溶解によって除去され、下部にある前記ウェハーの活性表面が露出することを意味している。部分的に照射された膜は一般的に50〜250℃の温度で0.1〜10分、好ましくは100〜200℃の温度で1〜5分、さらに好ましくは135〜165℃の温度で2〜4分加熱される。前記部分的に照射された膜は、例えばホットプレートまたはオーブン等従来の装置を用いて加熱されてよい。
ステップ(iV)
前記加熱された膜の非照射部は現像液で除去され、パターン形成された膜が得られる。前記現像液は加熱後の膜の非照射部が少なくとも部分的に可溶で且つ前記照射部が基本的に非可溶であるような有機溶媒である。前記現像液は一般的に3〜20個の炭素原子を有する。現像液の例としては、例えばメチルイソブチルケトン及びメチルペンチルケトン等のケトン;例えばn−ブチルエーテル及びポリエチレングリコールモノメチルエーテル等のエーテル;例えばエチルアセテート及びγ−ブチロラクトン等のエステル;例えば、ノナン、デカリン及びドデカン等の脂肪族炭化水素;例えばメシチレン、キシレン及びトルエン等の芳香族炭化水素、等が挙げられる。前記現像液はスプレー、浸漬及びプーリング(pooling)を含む従来法によって塗布されてよい。好ましくは、前記現像液は固定されたウェハー上に溶媒溜りを形成しその後ウェハーをスピンドライすることによって塗布される。前記現像液は一般的に室温〜100℃の間で使用される。しかしながら、前述の温度は前記溶媒の化学的な性質、前記溶媒の沸点、要求されるパターン形成速度、及びフォトパターニング工程に要求される解像度に依存すると考えられる。
ステップ(V)
前記パターン形成された膜は、その後残りの現像液を除去するのに十分な、または硬化シリコーン層を形成するのに十分な、またはその両方に十分な時間加熱されてよい。ステップ(V)は任意であり、例えばある種のフォトレジスト用途等、用途によっては必要とされない可能性がある。ステップ(V)が前記方法に含まれる場合、前記パターン形成された膜は、酸化または分解することなく前記シリコーン内部で架橋密度が最大となる程度に加熱されてよい。前記パターン形成された膜は一般的には50〜300℃の温度で1〜300分間、好ましくは75〜275℃の温度で10〜120分間、さらに好ましくは200〜250℃で20〜60分間加熱される。前記パターン形成された膜は、例えばホットプレートまたはオーブン等従来の装置を使用して加熱されてよい。
ステップ(Vi)
前記シリコーンの全部または一部分、すなわちステップ(iV)で得られた前記パターン形成された膜またはステップ(V)で形成された硬化シリコーン層、はその後除去されてよい。前記シリコーンは、有機溶媒及び塩基を含むエッチング液に浸漬することによって除去されてもよい。前記有機溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、tert−ブタノール、及びそれらの混合物等の一価アルコール;例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、それらの混合物等の二価アルコール;例えばエチレングリコールエーテル、プロピレングリコールエーテル、それらの混合物等のモノエーテル;例えばエチレンジグリコールエーテル、プロピレンジグリコールエーテル、1−メトキシ−2−プロパノール及びそれらの混合物等のジエーテル;例えば、N−メチルピロリドン、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、γ−ブチロラクトン、ジメチルアセトアミド、またはそれらの混合物等の非プロトン極性溶媒であってよい。前記溶媒は水を含んでもよいが、水の量は好ましくは前記組成物の重量の25%以下、または前記組成物の重量の6%以下、または前記組成物の重量の3%以下、または無水である。理論により拘束されることは望ましくないが、水は前記シリコーンの除去速度を遅らせ、ある用途では前記シリコーンの除去を妨害する可能性があると考えられるので、無水のエッチング液が好ましい。
前記塩基は、例えば水酸化アンモニウム、水酸化セシウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、及びそれらの混合物等の無機塩基であってよい。または、前記塩基は、例えばホスファゼン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド、及びテトラプロピルアンモニウムヒドロキシドを含むテトラアルキルアンモニウムヒドロキシド;及びそれらの混合物等の有機塩基であってよい。エッチング液中の塩基の量は、少なくとも0.01%、または前記溶液中での前記塩基の溶解限度まで、または10%までであってよい。
エッチング液に浸す方法としては、例えば浸漬であってよい。正確な浸漬時間及び温度は様々な因子に依存し、例えば、ステップ(V)の実施または非実施、もし実施する場合はステップ(V)における加熱条件、前記シリコーンが全て除去されるのかまたは前記シリコーンの一部が除去されるのかということ、前記光パターン形成性を有するシリコーンの厳密な成分、が因子として挙げられる。けれども、浸漬は室温で1〜60分間、または5〜30分間、または15〜25分間行われてよい。浸漬時間は高温条件下では短くなる可能性がある。また、エッチング液に漬ける際には、前記シリコーンが硬化シリコーン層の全部または一部を除去するのに十分な時間前記エッチング液に浸されるように、前記シリコーン上へのエッチング液のパドリング(puddling)または連続的なスプレーによって行われてもよい。前記エッチング液に浸漬するのは、室温または高温下で行われる。浸漬している間の温度は15〜80℃であってよい。温度が高ければ、エッチング速度も大きくなることが期待される。
使用法
本発明における方法は、リワークへの適用に有効である。本発明における方法はまた、装置構築の際硬化シリコーン層の除去が必要な、または除去する方が都合がよい電子工学用途、例えばネガ型フォトレジストへの適用に関しても有効であると考えられる。本発明における前記方法は、シリコーンを表面から洗浄するのにも有効である可能性がある。

これらの例は本発明を当業者に説明することを意図しているのであって、請求項に記載される本発明の範囲を制限するように解釈されるべきではない。
原料
樹脂は、基本的にCH=CH(CHSiO1/2単位、(CHSiO1/2単位、及びSiO4/2単位からなる樹脂であって、SiO4/2単位に対するCH=CH(CHSiO1/2単位及び(CHSiO1/2単位を合わせたもののモル比が約0.7であり、樹脂の重量平均分子量が約22,000、多分散度が約5であり、約5.5モルパーセント(重量にして1.8%)のビニル基を有する、オルガノポリシロキサン樹脂である。
架橋剤1は、1分子あたり平均してジメチルシロキサン単位92及びメチルハイドロジェンシロキサン単位6を有し且つケイ素原子結合水素原子約0.08%を含むトリメチルシロキシ末端ポリ(ジメチルシロキサン/メチルハイドロジェンシロキサン)を88%と;ジメチルメチルハイドロジェンシクロシロキサンを4%と;オクタメチルシクロテトラシロキサン4%と;デカメチルシクロペンタシロキサン3%と;及びジメチルシクロシロキサン(D6またはそれ以上)1%を含む混合物である。
架橋剤2は、トリメチルシロキシ末端ポリ(ジメチルシロキサン/メチルハイドロジェンシロキサン)が98%、トリメチルシロキシ末端ポリジメチルシロキサン1%、及びオクタメチルシクロテトラシロキサン1%の混合物であって、前記混合物のSiH含有量は0.71%〜0.85%である。
シリコーンベースは樹脂を61.32%と;
1分子あたり平均してジメチルシロキサン単位100及びメチルハイドロジェンシロキサン単位9を有し且つケイ素原子に結合した水素原子0.11%を含むトリメチルシロキシ末端ポリ(ジメチルシロキサン/メチルハイドロジェンシロキサン)88%と、ジメチルメチルハイドロジェンシクロシロキサン5%と、オクタメチルシクロテトラシロキサン3%と、デカメチルペンタシロキサン2%と、メチルハイドロジェンシクロシロキサン1%と、ジメチルシクロシロキサン(D6またはそれ以上)0.8%とからなる混合物を22.09%と;
1分子あたり平均ジメチルシロキサン単位3及びメチルハイドロジェンシロキサン単位5を有し且つケイ素原子に結合した水素原子を約0.8%含むトリメチルシロキシ末端ポリ(ジメチルシロキサン/メチルハイドロジェンシロキサン)を2.33%と;
メシチレン14.27%とを含む。前記シリコーンベースは、密封された茶瓶で保管される。
触媒A−Eに使用される白金(II)アセチルアセトネートは、Strem Chemicals(Newburyport,MA)から入手した。前記材料は、温度140℃、圧力4mmHgで昇華により精製した。
触媒Dは、メシチレン中に白金(II)アセチルアセトネートが0.20%を含んでなる混合物である。
メシチレンはA.C.S.試薬グレードである。
エッチング液#1はイソプロピルアルコール94に対してテトラメチルアンモニウムヒドロキシド五水和物6の割合で溶解して調製される。
エッチング液#2はイソプロピルアルコール88に対してテトラメチルアンモニウムヒドロキシド五水和物12の割合で溶解して調製される。
エッチング液#3はイソプロピルアルコール94に対して水酸化セシウム50%水溶液6の割合で溶解して調製される。
エッチング液#4はイソプロピルアルコール94に対して水酸化カリウム6の割合で溶解して調製される。
エッチング液#5はイソプロピルアルコール70.5に対して水23.5及びテトラメチルアンモニウムヒドロキシド五水和物6の割合で溶解して調製される。
エッチング液#6は水94に対してテトラメチルアンモニウムヒドロキシド五水和物6の割合で溶解して調製される。
エッチング液#7は1−メトキシ−2−プロパノール94に対してテトラメチルアンモニウムヒドロキシド五水和物6の割合で溶解して調製される。
参照例1−光パターン形成性を有するシリコーン組成物の調製
樹脂(62.9)、架橋剤1を19.1、架橋剤2を3.0、及びメシチレン14.1は茶瓶中で混合される。触媒D(0.9)を前記混合物に加え、室温で0.5時間攪拌を続ける。前記混合物はその後10マイクロメートル(μm)及び5μmのナイロンの膜を連続して含むステンレスキャニスターを通して加圧ろ過(138〜276kPaの窒素)される。前記シリコーン組成物(ろ過後)は使用されるまでアルミホイルで包まれ且つ密閉されたポリエチレンボトル内で−15℃で保存される。
例1:エッチング液#1を使用したエッチング時間
参照例1の光パターン形成性を有するシリコーン組成物は、15.24センチメーター(cm)のシリコンウェハー上で1分あたり500回転(rpm)で10秒間及び1500rpmで30秒間スピンコートされる。前記ウェハーは前記溶媒をほぼ除去するためにホットプレート上で2分(min)間110℃で加熱される。前記膜は350μmの円形の開口部を有するフォトマスクを通して、全照射量1000ジュールパースクエアセンチメーター(J/cm)となるよう広帯域の放射線(300〜400ナノメーター、nm)を照射される。その後前記シリコンウェハーはホットプレート上で150℃で2分間加熱され、冷却される。前記ウェハー表面にストッダード溶剤(NRD、Ashland Chemicals)を1分間多量に注ぐ。その後500rpmでスピンしながらNRDを加え前記ウェハーをすすぐ。結果として得られたウェハーは、外観がパターン形成された24μmの厚さの硬化シリコーン層でコートされる。
このウェハーは四つのセクションに分割される。セクション1はこの後の工程を行わずに評価される。セクション2は150℃まで2時間(h)加熱される。セクション3は180℃まで1時間加熱される。セクション4は250℃まで30分加熱される。
各セクションはエッチング液#1に浸漬される。パターンを除去するのに必要な時間は目視で決定される。セクション1のパターンは5分以下で除去される。セクション2のパターンは15分で除去される。セクション3のパターンは25分で除去される。セクション4のパターンは60分で除去される。
例2:溶解工程の試験
各セクションは例1に従って調製される。250℃まで30分間加熱されたセクション4は、エッチング液#1に30分間部分的に溶解するため浸漬される。パターン形成された外観の高さは当初の24μmから8.3μmに減少する。部分的にエッチングされたパターンが平滑であることは、この例ではエッチングのメカニズムが硬化シリコーン層の単純な剥離ではなく溶解の一つであることを示す。
例3:エッチング液#2を使用したときのエッチング時間
各セクションは例1に示すように調製される。後工程であるパターン形成、加熱の工程を実施しないセクション1をエッチング液#2に浸漬する。前記シリコーン層は5分を超えない時間で溶解する。また、150℃で2時間硬化させたセクション2をエッチング液#2に浸漬する。前記シリコーン層は8分で溶解する。
例4:エッチング液#3を使用したときのエッチング時間
各セクションは例1に示すように調製される。後工程であるパターン形成、加熱の工程を実施しないセクション1をエッチング液#3に浸漬する。前記シリコーン層は5分間浸漬後分解して白っぽい膜となる。エッチング液#3は曇る。30分経過後もエッチング液#3は曇っているが、エッチング液#3に10%の水を加えることによって曇りをなくすことが可能である。
例5:エッチング液#4を使用したときのエッチング時間
各セクションは例1に示すように調製される。後工程であるパターン形成、加熱の工程を実施しないセクション1をエッチング液#4に浸漬する。前記シリコーン層は5分間浸漬後分解して白っぽい膜となる。エッチング液#4は30分経過後も曇っており、エッチング液#4に10%の水を加えても曇りはなくならない。
例6:エッチング液#5を使用したときのエッチング時間
各セクションは例1に示すように調製される。後工程であるパターン形成、加熱の工程を実施しないセクション1をエッチング液#5に浸漬する。前記シリコーン層はゆっくりと分解し、40分間浸漬後若干の膜が残る。
比較例7:エッチング液#6を使用したときのエッチング時間
各セクションは例1に示すように調製される。後工程であるパターン形成、加熱の工程を実施しないセクション1をエッチング液#6に浸漬する。前記シリコーン層は3日間浸漬した後も溶解しない。
例8:エッチング液#7を使用したときのエッチング時間
各セクションは例1に示すように調製される。後工程であるパターン形成、加熱の工程を実施しないセクション1をエッチング液#7に浸漬する。前記シリコーン層は12分で溶解する。
産業上利用性
シリコーンは有機溶媒及び有機または無機塩基を含むエッチング液にシリコーンを浸漬することによって基板から除去される。前記シリコーンの溶解は室温でも迅速であり、製造環境での使用を可能にする。また前記エッチング液は、前記エッチング条件が電子工学環境で利点を有するよう、単純で相対的に穏やかなもの(例えば、イソプロパノールとテトラメチルアンモニウムヒドロキシドの混合物)である。

Claims (6)

  1. (i)光パターン形成性を有するシリコーン組成物を基板表面に塗布して膜を形成する段階であって、前記光パターン形成性を有するシリコーン組成物は、
    (A)1分子あたり少なくとも平均2個のケイ素原子結合アルケニル基を有するオルガノポリシロキサンと、
    (B)1分子あたり少なくとも平均2個のケイ素原子結合水素原子を有する、前記組成物を硬化するのに十分な濃度のオルガノシリコン化合物と、
    (C)触媒量の光活性ヒドロシリル化反応触媒と、
    を含む組成物である段階と;
    (ii)前記膜の一部分を放射線に照射して、前記表面の少なくとも一部を被覆する非照射部と前記表面の残りの部分を被覆する照射部とを有する、部分的に照射された膜を作成する段階と;
    (iii)前記部分的に照射された膜を、前記照射部が実質的に現像液に対して非可溶であり前記非照射部が前記現像液に対して可溶であるような時間加熱する段階と;
    (iV)前記加熱後の膜の前記非照射部を前記現像液で除去してパターン形成された膜を作成する段階と;
    (V)前記パターン形成された膜を加熱する段階と;
    (Vi)ステップ(V)の生成物の全部または一部分を、エッチング液を用いて除去する段階;
    とを含み、
    前記エッチング液がエッチング液の重量に対して25%以上の水を含まず、
    前記除去段階が有機溶媒と塩基とを含むエッチング液を用いて行われ、
    前記塩基が水酸化アンモニウム、水酸化セシウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、及びそれらの混合物から選択されるか、又は前記塩基がホスファゼン、テトラアルキルアンモニウムヒドロキシド、及びそれらの混合物から選択される方法。
  2. (i)光パターン形成性を有するシリコーン組成物を基板表面に塗布して膜を形成する段階であって、前記光パターン形成性を有するシリコーン組成物は、
    (A)1分子あたり少なくとも平均2個のケイ素原子結合アルケニル基を有するオルガノポリシロキサンと、
    (B)1分子あたり少なくとも平均2個のケイ素原子結合水素原子を有する、前記組成物を硬化するのに十分な濃度のオルガノシリコン化合物と、
    (C)触媒量の光活性ヒドロシリル化反応触媒と、
    を含む組成物である段階と;
    (ii)前記膜の一部分を放射線に照射して、前記表面の少なくとも一部を被覆する非照射部と前記表面の残りの部分を被覆する照射部とを有する、部分的に照射された膜を作成する段階と;
    (iii)前記部分的に照射された膜を、前記照射部が実質的に現像液に対して非可溶であり前記非照射部が前記現像液に対して可溶であるような時間加熱する段階と;
    (iV)前記加熱後の膜の前記非照射部を前記現像液で除去してパターン形成された膜を作成する段階と;
    (V)前記パターン形成された膜の全部または一部分を、エッチング液を用いて除去する段階;
    とを含み、
    前記エッチング液がエッチング液の重量に対して25%以上の水を含まず、
    前記除去段階が有機溶媒と塩基とを含むエッチング液を用いて行われ、
    前記塩基が水酸化アンモニウム、水酸化セシウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、及びそれらの混合物から選択されるか、又は前記塩基がホスファゼン、テトラアルキルアンモニウムヒドロキシド、及びそれらの混合物から選択される方法。
  3. 前記基板は半導体ウェハーの活性表面である、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記有機溶媒が一価アルコール、二価アルコール、モノエーテル、ジエーテル、非プロトン極性溶媒、及びそれらの混合物から選択される、請求項1または請求項2に記載の方法。
  5. 前記溶媒がメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、tert−ブタノール、及びそれらの混合物からなるグループから選択される一価アルコールである、請求項1または請求項2に記載の方法。
  6. リワーク、フォトレジスト、または洗浄に適用するための、請求項1または請求項2に記載の方法の使用。
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