JP4307135B2 - 光ディスクの記録方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RW、DVD+R、DVD+RW等の光ディスクに対して情報を記録する光ディスク記録方法に関し、さらに詳しくは、あらかじめ記録媒体に対して最適なレーザパワーを決定するOPC( Optimum Power Control)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、追記型CD−R,CD−RW等のデータの記録が可能な光ディスクに対してデータの記録及び再生を行なう光ディスク装置では、光ディスクにデータを記録するごとに、光ディスクの記録領域の一部にデータを記録し、その記録した部分を再生して得られた再生信号に基づいて、データ記録時に光ピックアップから照射するレーザ光の最適記録パワー値を求めている。
このように、光ディスク毎にデータ記録時の最適記録パワー値を求める理由は、光ディスクの最適記録パワー値が製造メーカ毎に異なるものであり、レーザ光を照射する光ピックアップの特性によっても異なるためである。したがって、各光ディスク毎にデータ記録時のレーザ光の最適記録パワー値を求める必要が有る。
【0003】
媒体の特性、レーザダイオード(LD)の特性、光パワーの変動等を補正して、最適な記録レーザパワーで記録を行うため、 最適パワー制御(Optimum Power Control ;OPC)を実行し、予めその媒体の最適レーザパワーを求めるようにしている。OPCは、光ディスクの記録領域の最内周にあるパワー計算領域( Power Calibration Area;PCA )を使用して、所定の記録速度(線速度)で記録用LDのパワーを段階的に変化させてテストデータの試し書きを行い、そのテストデータを再生したときの再生信号の記録状態指標値を評価し、最良の記録状態指標値が得られた記録パワーをその記録速度における最適記録パワーとして決定する記録パワー制御方式である(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
OPCは光ディスクの記録領域に設けられたPCAの複数のセクターにそれぞれ異なった記録パワー値でデータを記録し、その各セクターを再生して得られた再生信号のピーク値(P)とボトム値(B)に基づいて各セクター毎の記録状態指標値(たとえば、CD−RではBeta値)を求め、その各記録状態指標値に基づいて最適記録パワー値を決定する光ディスク記録方法として知られている(例えば、特許文献2参照。)。
記録状態指標値は、CD−RではBeta法で示され、CD−RWではGamma法若しくはModulation法で示される。
たとえば、CD−RにおけるBeta法では、記録されたRF信号のピーク値をA1、ボトム値をA2とした場合、下記の式(1)で示されるBetaを記録状態指標値とする。
Beta(%)=(A1+A2)/(A1−A2)・・・・・(1)
このBeta値を目標とした場合のパワーが最適記録パワーとなる。
また、CD−RWにおけるModulation法では、記録されたRF信号のピーク値をA1、ボトム値をA2とした場合、下記の式(2)で示されるmを記録状態指標値とする。
m=(A1−A2)/A1・・・・・(2)
このmで示される値を目標とした場合のパワーが最適記録パワーとなる。
さらに、CD−RWにおけるGamma法では、記録されたRF信号のピーク値をA1、ボトム値をA2とした場合、下記の式(3)で示されるγを記録状態指標値とする。
γ=(dm/dPw)/(m/Pw)・・・・・(3)
ここで、m=(A1−A2)/A1であり、dmとdPwはパワーを階段状に変化させた場合の互いに隣接するm値とパワー値の差を示したものである。
このγ値を目標とした場合のパワーが最適記録パワーとする。
【0005】
さらにPCAはテストエリアとカウントエリアに分けられ、それぞれ100個のパーティションに分けられている。テストエリアの1パーティションは15セクターで構成され、1回の試し書きにおいて1パーティション(すなわち、15セクター)が使用される。追記型光ディスクの規格書であるオレンジブックパートIIには、15セクターの間で15段階の強度のレーザパワーで試し書きを行い、その中で最も記録状態の良かったレーザパワーを選択して以降の情報記録を行って光ディスクにピットを形成するという方法が記載されており、これが光ディスク記録の技術標準となっている。
【0006】
【特許文献1】
特開2003−16652号公報
【特許文献2】
特開平7−85494号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
通常光ディスクドライブでは、回転軸の偏芯、デイスク面の面振れ等の機械的バラツキや、ピックアップの左右方向のローリング特性や上下方向のフォーカシング特性等により、上記Beta値に変動が生じる要因が存在し、機械部品である限りこの変動要因は避けられない。この変動を含んだBeta値から算出された最適記録パワーは真の最適値からずれた値となるため、従来のOPCでは記録特性の劣化や記録後に読み取りエラーが発生する原因となっている。
【0008】
本発明の目的は、上記問題点に鑑みなされたものであって、ディスクの機械的変動特性やピックアップのローリング特性等がある場合でも、正確な記録特性を安定して確保し、エラーの生じない記録または再生可能な光ディスクの記録方法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の光ディスクの記録方法では、情報記録媒体にレーザ光を照射して情報を記録または再生する光ディスクの記録方法であって、前記レーザ光の最適記録レーザパワーを決定するために、前記光ディスクに一定強度のレーザパワーを用いてテストデータを得た後、引き続き、該一定強度のレーザパワーから順次、強度が段階的に変化するレーザパワーを用いてテストデータを得てから、さらに、前記一定強度のレーザパワーを用いて得たテストデータからずれを算出し、該ずれに相当分を、前記段階的に強度が変化するレーザパワーを用いて得たテストデータに加算する補正を施して最適記録レーザパワーを決定する光ディスクの記録方法を採用した。
また、本発明の光ディスクの記録方法では、前記一定強度のレーザパワーを用いて記録並びにテストデータの採取を行う開始セクターと、段階的に強度が変化するレーザパワーを用いて記録並びにテストデータの採取を行う開始セクターが、略1回転分ずれて配置されている光ディスクの記録方法を採用する。
【0010】
本発明の光ディスクの記録方法によれば、ディスクの機械的変動やピックアップのローリングがある場合でも記録毎に最適記録レーザパワーを算出する常に安定した記録特性が確保されるので、エラーのない記録をすることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
ここではCD−Rディスクを例にとり、光ディスクの記録用レーザパワーとBeta値の関係を図1は示した。光ディスクの最適記録パワー値は製造メーカ毎に異なるものであり、レーザ光を照射する光ピックアップの特性によっても異なるものである。光ディスクと光ピックアップの組み合わせによって記録状態指標値(Beta値;%)に対して最適な記録レーザパワー(Pw;mW)が存在する。このBeta値と最適な記録レーザパワー(Pw)との関係がリニアな関係に有れば常に安定した記録再生が可能である。ところがBeta値と最適な記録レーザパワー(Pw)との関係は、前述のBeta値の変動要因のために光ディスク毎に変化する。図2はBeta値の変動する様子を説明する図である。図に示すようにBeta値とPwとの関係が図2の直線Lのようなリニアな関係に有れば、あるBeta値(B)に対する最適記録レーザパワー(Pw)は常に一対一で対応したP となり、記録装置はこの理想的な関係を前提として設定されている。
ところが実際にはBeta値と最適な記録レーザパワー(Pw)との関係は、図2に曲線Cや曲線Cのように変動し、あるBeta値(B)に対する最適記録レーザパワー(Pw)は、PやPとなり、装置上の最適値P との間に乖離が生じてしまう。つまり一つのはBeta値に対して複数の最適な記録レーザパワーが存在することになり、最適値が定まらないこととなる。このような現象が起こると記録動作が可能であっても再生不安定が生じる結果となる。
そこで本発明ではこのBeta値と最適な記録レーザパワー(Pw)との関係をリニアな関係に近づけることを試みた。
【0012】
図3は、ディスクのレイアウトを示す図である。従来通り光ディスク10の記録部分の最内周部分にはPCA1が配置されており、その外周に記録部分2が配置されている。前述の通りPCAは規格に従ってテストエリアとカウントエリアに分けられ、それぞれ100個のパーティションに分けられている。テストエリアの1パーティションは15セクターで構成され、1回の試し書きにおいて1パーティション(すなわち、15セクター)を使用する。
【0013】
図4は、従来のセクターとパワーの関係を示す図である。図に示すように従来のOPC方式では15セクターの間で記録レーザパワーを階段状に変化(図4では減少)させて記録していた。
これに対して本発明の方法では、15セクターの内先ず一定強度のレーザパワーを用いてテストデータを得た後、強度を段階的に変化させたレーザパワーを用いてテストデータを得る方式とした。図5は本発明のセクターとパワーの関係を示す図である。図5に示すように本発明のOPC方式では、15セクターのうち最初のセクター1からセクター10までの10セクターについては一定強度のレーザパワーで記録し、後半のセクター11からセクター15までの5セクターについては、段階的にレーザパワーを変化(図では減少)させて記録する方式とした。
ここで、記録速度は10セクターがデイスクの1回転に相当するようにして、かつ最初のセクター1からセクター5までは、後半のセクター11からセクター15までの位相と同じようになるようにして、互いにリンクさせておく。
つまり、各セクターをこのように配置することにより、一定強度のレーザパワーを用いて記録並びにテストデータの採取を行う開始セクターと、段階的に強度が変化するレーザパワーを用いて記録並びにテストデータの採取を行う開始セクターを、略1回転分ずれて配置しておく。
【0014】
このような記録レーザパワーで記録したデータから算出した各セクターのBeta値をプロットすると図6のようになる。図6は補正前のセクターとBeta値の関係を示す図である。図6に示すグラフから、セクター1からセクター10までの10セクターについては同じ記録レーザパワーをかけているにもかかわらず、Beta値が変動していることが判る。図6の場合、Beta値の平均値は12%であり、最大値は14%で最小値は10%である。つまり同じ記録レーザパワーに対してBeta値は最大4%の幅で変動していることが判る。セクター1からセクター10まではディスクの1回転分に相当し、Beta値はデイスクの回転に伴って図のように周期的に変化する値を示す。後半のセクター11からセクター15までの5セクターについては、記録レーザパワーを階段状に引き下げているので、Beta値も次第に下がっているが、この部分も同じような変動要因を含んだ結果を表していることになる。
【0015】
後半のセクター11からセクター15までの5セクターについての結果を、横軸に記録レーザパワーの出力を用いて表すと図7のようになる。図7は、補正前のパワーとをBeta値の関係示す図である。図中細線は実際の測定値を示し、太線は実測結果から近似した直線を示したものである。このようにて直線近似した記録レーザパワーとBeta値の関係は、変動要因を含んだものであり、この近似直線に基づいて記録したデータは、再生時のエラーの原因となる。
【0016】
そこで本発明の方法では、前記変動分を打ち消す補正方法を採用した。次に、その補正方法について説明する。
図8は、Beta値の補正方法を説明する図であって、(a)はレーザパワー一定領域の各セクターのBeta値をプロットしたものであり、(b)はレーザパワーを階段状に変化させた領域の各セクターのBeta値を、記録レーザパワーの出力に対してプロットしたものである。ここでは記録レーザパワーを1mWずつ階段状に高めた場合の例を示している。
図8(a)の曲線は平均値が11%であり、最大値が14%、最小値が8%の間を周期的に変化した曲線を示している。ここで、セクター1のBeta値は中心値から3%下がっており、セクター2のBeta値は中心値から0.2%下がっており、セクター3のBeta値は中心値から3上がっており、セクター4のBeta値は中心値から0.2%下がっている。このように各セクターのBeta値の平均値からのずれを測定すると、表1のようになる。表1においては、この測定した「ずれ」を「差異」と表記してある。
【0017】
【表1】
Figure 0004307135
【0018】
次に、記録レーザパワーの出力Pwを階段状に変化させたセクターにおいて、横軸に各セクターの記録レーザパワーの出力Pwをとり、縦軸にBeta値をとって後半のセクター11からセクター14までの4セクターについてBeta値をプロットすると、図8(b)の細線のような曲線になる。この曲線は記録したままのデータをそのままプロットしたものであり、変動要因を含んでいる。この曲線を単純に近似計算して直線表示すると、破線で示したような線形となる。
この記録データを基に、先に述べた変動要因を打ち消す補正をする。すなわち、互いに位相の同じセクター1からセクター4までとセクター11からセクター14までを採り上げて、表1に示す各セクターのずれを加減する補正を行う。この結果を表2にまとめて示す。表2における「補正値」が、表1における「差異」に相当する。
【0019】
【表2】
Figure 0004307135
【0020】
表2に示すように、セクター11からセクター14までの、記録レーザパワーの出力Pwを9mWから6mWまで1mWずつ階段状に下げたときに記録されたデータから算出したBeta値は、9mWから11mWまで上昇し再び6.2mWまで下降するデータを示す。これらの値に対して先に求めた各セクターのずれを加減して、変動要因を打ち消す補正をする。すると表2の補正後のBeta値欄に示すようになる。この補正されたBeta値をプロットすると図8(b)の太線のような線形となる。この直線は変動要因を打ち消す修正を施したレーザパワーの出力とBeta値との関係を示す直線である。以後この直線に従って記録をすれば、記録再生共に安定した記録動作が確保できる。
【0021】
以上のような修正手段を講じて図6及び図7に示したBeta値のグラフを書き直すと、それぞれ図9及び図10のようになる。図9は補正後のセクターとBeta値の関係を示す図であり、図10は補正後のパワーとをBeta値の関係示す図である。
図9に示すように最初のセクター1からセクター10までの10セクターでは記録レーザパワーの出力が同じなので、Beta値も12%の一定値を示している。そして続くセクター11からセクター15までの5セクターでは、記録レーザパワーの出力を階段状に順次下げているのでそれに伴ってBeta値も直線状に下降している。
図10は横軸に各セクターの記録レーザパワーの出力Pwを、縦軸にBeta値をとってプロットしたものである。図に示すように記録レーザパワーの出力PwとBeta値との関係は直線状の関係にあり、一つの記録レーザパワーの出力に対して一つのBeta値が対応したものとなっており、しかもこの関係には変動要因は含まれていない。従って以後はこの直線関係を利用して記録を行えば、最適なレーザパワー出力で記録することができ、安定した記録動作が確保できることとなる。
【0022】
以上説明したように、請求項1の条件(初期値を一定強度のレーザパワーとすること)を満たした上で、本実施の形態ではPCAの15セクターを2分し、最初の10セクターでは記録レーザパワーを一定としてBeta値の変動を測定し、続く5セクターでは記録レーザパワーを階段状に変化させて、記録レーザパワーとBeta値との最適な関係を設定することとした。
ここで最初の10セクターで使用する記録レーザパワー出力は一定強度のレーザパワーであれば、任意の値を使用することができる。10セクターで同じ出力を使用すればよい。また、続く5セクターで使用する記録レーザパワー出力は、階段状に変化させたものであれば任意の出力でよい。階段状に変化させる方法は上昇させても下降させても良い。また、上下させる出力の幅も任意な幅を設定することができる。
【0023】
PCAでは15セクターを使用してレーザ光の最適記録パワーを決定するのが規格であるが、この15セクターの利用方法には特に制限はない。そこで本発明では先ずBeta値の変動を測定し、次いで記録レーザパワーとBeta値との最適な関係を決定することとした。このように記録にあたってその記録媒体と記録装置の組み合わせに沿った記録レーザパワーとBeta値との最適な関係を設定することにより、常に一定の品質で記録することが可能となる。15セクターの割り振りにも特に制限はないが、ディスクが回転していることから先ず1回転の記録時間に相当するBeta値の変動を測定する領域を設け、次いで位相を同じくする領域を利用して記録レーザパワーとBeta値との最適な関係を設定すればよい。その一例として、15セクターを10セクターと5セクターに分ける方法を示した。
【0024】
本実施の形態では、記録状態指標値としてBeta値を使用したCD−Rディスクの例を挙げて説明したが、記録状態指標値としてm値やγ値の使用も可能で、CD−Rに限らずCD−RW、DVD−R、DVD−RW、DVD+R、DVD+RW等の追記型光ディスクに対してても適用できる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によればディスクの機械的変動特性がある場合でも、安定した記録特性を確保し、エラーの生じない記録動作を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 記録用レーザパワーとBeta値の関係を示す図である。
【図2】 Beta値の変動する様子を説明する図である。
【図3】 ディスクのレイアウトを示す図である。
【図4】 従来のセクターとパワーの関係を示す図である。
【図5】 本発明のセクターとパワーの関係を示す図である。
【図6】 補正前のセクターとBeta値の関係を示す図である。
【図7】 補正前のパワーとをBeta値の関係示す図である。
【図8】 Beta値の補正方法を説明する図である。
【図9】 補正後のセクターとBeta値の関係を示す図である。
【図10】 補正後のパワーとをBeta値の関係示す図である。
【符号の説明】
1・・・・・PCA、2・・・・・記録部分、10・・・・・光ディスク

Claims (2)

  1. 情報記録媒体にレーザ光を照射して情報を記録または再生する光ディスクの記録方法であって、前記レーザ光の最適記録レーザパワーを決定するために、前記光ディスクに一定強度のレーザパワーを用いてテストデータを得た後、引き続き、該一定強度のレーザパワーから順次、強度が段階的に変化するレーザパワーを用いてテストデータを得てから、さらに、前記一定強度のレーザパワーを用いて得たテストデータからBeta値の変動を算出し、前記Beta値の変動分を、前記段階的に強度が変化するレーザパワーを用いて得たテストデータに加算する補正を施して最適記録レーザパワーを決定することを特徴とする光ディスクの記録方法。
  2. 前記一定強度のレーザパワーを用いて記録並びにテストデータの採取を行う開始セクターと、段階的に強度が変化するレーザパワーを用いて記録並びにテストデータの採取を行う開始セクターが、略1回転分ずれて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光ディスクの記録方法。
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