JP4304962B2 - 立体画像表示装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、立体画像情報の観察に好適な立体画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、立体映像を表現する技術については種々の試みがなされており、写真、映画及びテレビジョン等の画像を扱う多くの分野で、立体画像に関する画像表示方法が研究され、実用化されてきている。
【0003】
この立体画像の画像表示方法としては、メガネ方式と無メガネ方式とに大別されるが、いずれの方式においても、視差のある画像を観察者の左右の眼にそれぞれ分離して入射させ、立体映像として見ることができるものである。このうち、メガネ方式の代表的な例としては、いわゆる赤色メガネ及び青色メガネを着用するアナグリフ方式や偏光メガネ方式等がある。
【0004】
そして、アナグリフ方式等の色分離方式については、色彩表現の困難さ及び視野の劣化が生じる等、品質的に不利な点が多く、また、偏光メガネ方式では一般的には2台の投影装置を用いる必要がある等の問題があったが、近年直視型の1つの画像表示装置によって立体画像表示を可能とする方式が提案されている。
【0005】
その偏光メガネ方式を用いる立体画像表示装置の概要を図9に示す。
【0006】
この立体画像表示装置65は、液晶パネル部59と、この液晶パネル部59に取付けられる分割波長板フィルター64とからなる構造を有している。そして、液晶パネル部59は、左肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板106と右肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板96との間に、一対の透明支持基板74a及び74bが配され、これらの間に画素部78R(赤)、78G(緑)及び78B(青)を複数組有する液晶画像表示部75が設けられている。
【0007】
液晶パネル部59の前面には、分割波長板フィルター64が設けられており、例えば、画像表示部75の画素列の1水平ライン置きに、偏光方向の変換用の分割波長板(1/2波長板)76が透明支持基板74cの片面(背面)に配設されている(但し、図面では簡略化のために数本示したが、実際は多数本配設されている:以下、同様)。この分割波長板フィルター64はマイクロポール或いはマイクロポーラライザーとも称されている。
【0008】
このような構造の立体画像表示装置65によれば、液晶パネル部59から前方へ出射された一定の方向の直線偏光の方向を分割波長板フィルター64の作用によって90°回転させることにより、表示画面の偶数ラインと奇数ラインからの各直線偏光を互いに直交する方向に変換している。
【0009】
即ち、例えば、偶数ラインにおいては、液晶パネル部59からの直線偏光が変換されることなしにそのまま射出される一方、奇数ラインにおいては、分割波長板フィルター64の作用により、偶数ラインからの直線偏光と直交する方向に変換された直線偏光が生じる。
【0010】
こうした各偏光は、観察者の眼に近接配置される偏光板69(例えば偏光メガネ)によって観察される。即ち、この偏光板69は、右肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板部57Rと、これとは偏光角が直交した左肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板部57Lとを有しており、右眼72Rには偏光板部57Rを介して右眼用画像の偏光が入射し、左眼72Lには偏光板部57Lを介して左眼用画像の偏光が入射する。このようにして、偏光板69を介して左右の画像を観察することにより、観察者がフルカラーでちらつきのない立体画像を観察することができる。
【0011】
【発明に至る経過】
本出願人は特願2001−247779において下記のような立体画像表示装置(以下、先願装置と称する。)を既に提起した。以下に、その構造例を図面参照下に説明する。
【0012】
図10に示すように、先願装置による立体画像表示装置65においては、液晶パネル部59側の構成部分と分割波長板フィルター64側の構成部分との組み合わせにより立体画像の表示が可能となる。まず、液晶パネル部59側の構造部分においては、上述したと同様に、左肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板106と、右肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板96との間にある一対の透明支持基板74a及び74b間に、画像表示部75が配設されている。この画像表示部75は、赤色の画素部78R、緑色の画素部78G及び青色の画素部78Bの組み合わせからなり、これら3色からなる画素トリオがマトリクス状に配列される構造を有している。
【0013】
それぞれの画素部78R、78G及び78Bには所要の電気配線が施されて、単純なマトリクス構造若しくはアクティブマトリクス構造をなし、立体画像表示の際には視差に対応した画像情報を表示する。
【0014】
透明支持基板74bの観察者側に配設された偏光板96を通過した直線偏光は、分割波長板フィルター64に到達する。
【0015】
この分割波長板フィルター64においては、ガラス等の材質からなる透明支持基板74cの液晶パネル部59側に、帯状の各分割波長板(1/2波長板)76が形成されている。分割波長板76は例えば、それぞれの長手方向が水平方向となっており、その幅及び間隔は上記の画像表示部75のライン幅と同程度である。また、分割波長板76の数は、画像表示部75の垂直方向での画素部数の1/2である。
【0016】
これらの帯状の各分割波長板76は、画像表示部75の画素部1ライン置きに形成されている。従って、右眼72R用の画像又は左眼72L用の画像のいずれか一方の画像は、分割波長板76を通過することにより、その偏光方向が90度回転することになり、また分割波長板76を通過しない側の画像は、その偏光方向が回転せずにそのまま射出される。
【0017】
立体画像表示を行うためには、分割波長板フィルター64によって画像表示部75からの光が1ライン毎で異なる偏光方向に制御され、分割波長板76を透過した時点では、直交する2種類の直線偏光が分離して得られる必要がある。そして、観察者は、偏光板69(例えば偏光メガネ)を掛けることによって、直交する2種類の直線偏光である右眼72R用の立体画像及び左眼72L用の立体画像を各偏光板部52R及び52Lを通して選択的に各眼72R及び72Lに入射させ、これらを両眼で観察して立体画像を認識することができる。
【0018】
しかし、右肩上がりに図示された偏光角を有する右眼用偏光板57Rと、左肩上がりに図示された偏光角を有する左眼用偏光板57Lとは、観察者が頭部を傾けたときなど、対応する入射直線偏光と角度が合わない場合には、立体画像が見え難くなってしまう。
【0019】
そこで、分割波長板フィルター64の前面側(観察者側)に1/4波長板89を設けることによって、分割波長板フィルター64から出る互いに直交する2種類の直線偏光をそれぞれ円偏光に変換すると共に、偏光板69の表面(1/4波長板89側)にも1/4波長板109をそれぞれ設けることによって、再度円偏光を直線偏光に変換して、偏光板69を透過できるようにしている。
【0020】
このように一対の1/4波長板89及び109を設けることによって、1/4波長板89に入射する偏光の偏光方向が多少ずれている場合であっても、目的の直線偏光成分が確実に含まれるように円偏光により修正し、これを1/4波長板109に通して目的の直線偏光を対応する偏光板部57R、57Lにそれぞれ入射させるので、観察者は立体画像を確実に観察することができるようになる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図9に示す公知の装置や図10に示す先願装置においては、次のような問題が生じることが判明した。即ち、観察者が偏光板69を介して右眼72R及び左眼72Lで立体画像情報と文字情報とを上記した立体画像表示方式で観察する場合に、立体画像表示は鮮明に観察できるが、文字情報も立体画像表示用に分離されてしまい、それぞれの眼に対する文字情報の解像度(光入射量)が半分になり、文字情報がぶれて重なったり途切れたりして文字として判別できる程度に鮮明に表示できない。
【0022】
例えば、図9に示すように、1/4波長板89及び109を使用しない従来例による立体画像表示装置65においては、図11に示すように、右肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板96を透過した左眼画像部用及び左眼文字部用の光は、分割波長板フィルター64の1/2波長板76を透過してから左肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換されるが、これらの光は右肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板部57Rを透過できないので、右眼に入射しない。
【0023】
また、偏光板96を透過した右眼画像部用及び右眼文字部用の光は、分割波長板フィルター64の透明部63をそのままの状態で透過した後に、これらの光は偏光板57Rを透過して右眼に入射する。
【0024】
同時に、右肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板96を透過する左眼画像部用及び左眼文字部用の光は、分割波長板フィルター64の1/2波長板76を透過してから左肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換された後に、これらの光は左肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板部57Lを透過して左眼に入射する。
【0025】
また、偏光板96を透過した右眼画像部用及び右眼文字部用の光は、分割波長板フィルター部の透明部63をそのままの状態で透過するが、これらの光は偏光板部57Lを透過できないので、左眼に入射しない。
【0026】
このように、従来例による立体画像表示装置65の立体画像情報については、それぞれ偏光方向の異なる右眼画像部用の光及び左眼画像部用の光が、所定の情報として右眼及び左眼にそれぞれ入射するために、立体画像情報として鮮明に表示することができる。
【0027】
しかし、文字情報については、それぞれ偏光方向の異なる右眼文字部用の光及び左眼文字部用の光が、右眼及び左眼にそれぞれ入射するために、文字部情報量がそれぞれの眼に縦半分しか入射しなくなり、文字情報がぶれたり途切れたりして、文字を鮮明に表示することができない。特に細い横棒などは片眼では消滅してしまう。
【0028】
また、図10に示すように、1/4波長板89及び109を使用する先願装置の立体画像表示装置65においても、図12に示すように、右肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板96を透過した左眼画像部用及び左眼文字部用の光は、分割波長板フィルター64の1/2波長板76を透過して左肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換され、更に、1/4偏光板89及び109を透過して円偏光されてから再び左肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換されるが、これらの光は右肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板部57Rを透過できないので、右眼に入射しない。
【0029】
偏光板96を透過した右眼画像部用及び右眼文字部用の光は、分割波長板フィルター64の透明部63をそのままの状態で透過し、更に、1/4偏光板89及び109を透過して円偏光されてから再び右肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換された後、これらの光は偏光板部57Rを透過して右眼に入射する。
【0030】
同時に、偏光板96を透過した左眼画像部用及び左眼文字部用の光は、分割波長板フィルター64の1/2波長板76を透過して左肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換され、1/4偏光板89及び109を透過して円偏光されてから再び左肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換された後に、これらの光は左肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板部57Lを透過して左眼に入射する。
【0031】
また、偏光板96を透過した右眼画像部用及び右眼文字部用の光は、分割波長板フィルター64の透明部63をそのままの状態で透過し、1/4偏光板89及び109を透過して円偏光されてから再び右肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換されるが、これらの光は偏光板部57Lを透過できないので、左眼に入射しない。
【0032】
このように、先願装置の立体画像表示装置65の立体画像情報については、それぞれ偏光方向の異なる右眼画像部用の光及び左眼画像部用の光が、所定の光として右眼及び左眼にそれぞれ入射するために、立体画像情報を鮮明に表示することができる。
【0033】
しかし、文字情報については、それぞれ偏光方向の異なる右眼文字部用の光及び左眼文字部用の光が、右眼及び左眼にそれぞれ入射するために、文字情報の入射が半減してしまい、鮮明に表示することができない。
【0034】
このように、従来例及び先願装置の立体画像表示装置65においては、図13に示すように、立体画像表示部70及び文字表示部71の部分が全て立体画像表示用に左眼用又は右眼用の画像情報として分離されるために、立体画像表示部70の立体画像情報領域においては、鮮明な立体画像を観察者が観察できるが、文字表示部71の文字情報領域においては、文字の位置ずれ及び部分的な途切れが生じ、判読しにくくなってしまう。なお、図13は、立体画像を偏光板69(又は偏光メガネ)を用いずに観察した画面を示している。
【0035】
本発明は、上記のような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、立体画像情報と共に文字情報をも確実かつ鮮明に観察することができる立体画像表示装置を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、視差に対応した画像情報を、ライン状に分割されたそれぞれ偶数番目のラインと奇数番目のラインとからなる第1の区分と第2の区分とに表示させる画像表示部と;この画像表示部の光出射側に設けられた直線偏光手段と;前記画像表示部の前記第1の区分及び前記第2の区分に対向して配され、前記第1の区分からの前記画像情報に対応する直線偏光の偏光方向と、前記第2の区分からの前記画像情報に対応する直線偏光の偏光方向とを互いに直交する方向に変換するために、1ライン置きに1/2波長板が形成されてなる分割波長板フィルターと;前記分割波長板フィルターよりも狭い領域において直線偏光を円偏光に変換する円偏光手段と;を有する立体画像表示装置に係わるものである。
【0037】
本発明によれば、前記分割波長板フィルターよりも狭い領域において光を円偏光に変換する前記円偏光手段を有するために、前記円偏光手段のある領域においては、前記円偏光手段が機能して、右眼用画像情報及び左眼用画像情報に分離されたそれぞれの前記画像情報が確実に観察者の右眼又は左眼に入射するために、観察者が観察する際には鮮明な前記立体画像情報を得ることができる。これと同時に、前記円偏光手段以外の前記分割波長板フィルターの領域においては、前記円偏光手段が機能しないため、文字情報が前記第1の区分及び前記第2の区分に分離されずに、観察者の右眼及び左眼に双方の前記文字情報が十分に入射するために、この領域においては観察者が前記文字情報を鮮明に観察することができる。従って、観察者は、鮮明な前記立体画像情報と鮮明な前記文字情報とを一つの立体画像表示装置で同時に観察することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
本発明においては、前記立体画像の表示領域のみにおいて前記円偏光手段が設けられ、その他の領域が文字表示に用いられるのが望ましい。
【0039】
また、前記分割波長板フィルター部から出射する偏光の偏光方向を調整するためには、前記円偏光手段が前記分割波長板フィルターと観察者との間に設けられてもよいし、前記画像表示部の前記直線偏光手段と前記分割波長板フィルターとの間に設けられてもよい。
【0040】
また、前記分割波長板フィルターの側から前記観察者の側にかけて円偏光部と直線偏光部とが順次配置されるのが望ましく、例えば前記観察者の左右の眼にそれぞれ前記円偏光部が設けられ、かつそれぞれに前記第1の区分及び第2の区分に対応した前記直線偏光部が設けられるのが望ましい。
【0041】
また、前記円偏光手段又は前記円偏光部は1/4波長板又は液晶装置によって形成されるのが望ましい。
【0042】
前記液晶装置を用いると、印加電圧の有無によって1/4波長板の特性を得、この領域を前記円偏光手段又は前記円偏光部として用いることによって、1/4波長板特性を制御性良く、任意のパターンに得ることができる。
【0043】
また、前記各区分からの前記画像情報の偏光が直線偏光であるが、前記画像表示部の光出射側に直線偏光板が設けられているのが望ましい。
【0045】
また、前記画像表示部及び前記分割波長板フィルターにおけるライン毎の分割方向が垂直方向又は水平方向であるのが望ましい。
【0047】
また、前記画像表示部が、液晶表示装置、発光素子アレイ表示装置、有機エレクトロルミネッセンス表示装置、陰極線管及びプラズマ表示装置からなる群から選ばれた表示装置に適用されてよい。
【0048】
次に、本発明の好ましい実施の形態を図面参照下に具体的に説明する。
【0049】
第1の実施の形態
本実施の形態は、図1に示す構造からなる立体画像表示装置15に関するものである。
【0050】
この立体画像表示装置15は、左肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板1と、右肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板11との間において、一対の透明支持基板3a及び3bの間に液晶画像表示部4が配設され、液晶パネル部5を構成している。画像表示部4は、赤色の画素部2R、緑色の画素部2G及び青色の画素部2Bの組み合わせからなり、これら3色からなる画素トリオがマトリクス状に配列された構造を有している。
【0051】
それぞれの画素部2R、2G及び2Bには所要の電気配線が施されて、単純なマトリクス構造若しくはアクティブマトリクス構造を成し、立体画像表示の際には視差に対応した右眼用又は左眼用の画像情報を表示する。
【0052】
偏光板11を通過した直線偏光が入射する分割波長板フィルター8は、支持体として機能しかつガラス等の堅牢な材質からなる透明支持基板3cの液晶パネル部5側に、帯状の1/2波長板6を形成したものである。ここで、1/2波長板6はそれぞれ長手方向を水平方向としており、その帯状の1/2波長板6の幅は上述の画像表示部4の画素のライン幅に対応し、また、1/2波長板6の数は画像表示部4の垂直方向への画素部数の1/2である。
【0053】
これらの帯状の各1/2波長板6は、画像表示部4の画素列に対し垂直方向に1ライン置きに形成されている。従って、右眼9R用の画像又は左眼9L用の画像のいずれか一方の画像が、各1/2波長板6を通過することによりその偏光方向が90度回転し、1/2波長板6を通過しない側の画像光はその偏光方向が回転せずにそのまま射出される。
【0054】
ここで、立体画像表示を行うためには、分割波長板フィルター8によって光が1ライン毎で異なる偏光方向に変換され、1/2波長板6を通過した時点において、直交する互いに偏光方向の異なる2種類の直線偏光が出射され、観察者は偏光板12(例えば偏光メガネ)を掛けることによって、直交する2種類の直線偏光である右眼9R用の画像及び左眼9L用の画像を選択的に両眼で観察する必要がある。
【0055】
しかし、右肩上がりに図示された偏光角を有する右眼用偏光板部10Rと、左肩上がりに図示された偏光角を有する左眼用偏光板部10Lとが、いずれも偏光フィルターの役割を果たすために、分割波長板フィルター8から来る各直線偏光との角度が合致しない場合には立体画像の表示が難しくなってしまう。
【0056】
そこで、上述した先願装置と同様に、分割波長板フィルター8の観察者側に1/4波長板17を設けることによって、分割波長板フィルター8から出る互いに直交する2種類の直線偏光を円偏光に変換すると共に、偏光板12の表面にも1/4波長板7を設けることによって、再度円偏光を直線偏光に変換した後に偏光板12を透過できるようにする。
【0057】
このようにして、一対の1/4波長板7及び17をそれぞれ設けることによって、1/4波長板7に到達する2種類の直線偏光の偏光方向が多少ずれているような場合であってもそれを円偏光に変換して修正し、この円偏光を偏光板12によって再び直線偏光に変換することによって、観察者が立体画像を確実に観察することができるようになる。
【0058】
ここで注目すべきことは、分割波長板フィルター8側の1/4波長板7の面積を分割波長板フィルター8の面積よりも小さくしていることである。これによって、1/4波長板7のない領域においては、文字情報が左眼用及び右眼用に分離されずに十分に入射するので、文字情報を鮮明に判別できると共に、1/4波長板7のある領域においては、左眼用及び右眼用の画像情報が分離されるために、立体画像情報を鮮明に観察することができる。
【0059】
これを図2について説明すると、右肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板11を透過した左眼画像部用の光は、分割波長板フィルター8の1/2波長板6を透過して左肩上がりに図示された偏光角を有する光に偏光され、更に、1/4偏光板7及び17を透過して円偏光されてから再び左肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換されるが、この光は右肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板部10Rを透過できないので、右眼に入射しない。
【0060】
また、偏光板11を透過した右眼画像部用の光は、分割波長板フィルター8の透明部13をそのままの状態で透過し、更に、1/4偏光板7及び17を透過して円偏光されてから再び右肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換された後に、この光は偏光板部10Rを透過して右眼に入射する。
【0061】
他方、偏光板11を透過した左眼文字部用の光は、分割波長板フィルター8の1/2波長板6を透過して左肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換され、次に1/4偏光板17を透過して円偏光された光となった後に、この光は偏光板部10Rを透過できるので、右眼に入射する。
【0062】
また、偏光板11を透過した右眼文字部用の光は、分割波長板フィルター8の透明部13をそのままの状態で透過し、1/4偏光板17を透過して円偏光された光となった後に、この光は偏光板部10Rを透過できるので、右眼に入射する。
【0063】
同時に、偏光板11を透過した左眼画像部用の光は、分割波長板フィルター8の1/2波長板6を透過して左肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換され、1/4偏光板7及び17を透過して円偏光されてから再び左肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換された後に、この光は左肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板部10Lを透過でき、左眼に入射する。
【0064】
また、偏光板11を透過した右眼画像部用の光は、分割波長板フィルター8の透明部13をそのままの状態で透過して右肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換され、1/4偏光板7及び17を透過して円偏光されてから再び右肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換されるが、この光は偏光板部10Lを透過できないために、左眼に入射しない。
【0065】
他方、偏光板11を透過した左眼文字部用の光は、分割波長板フィルター8の1/2波長板6を透過して左肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換され、1/4偏光板17を透過して円偏光された光に変換された後に、この光は偏光板部10Lを透過でき、左眼に入射する。
【0066】
また、偏光板11を透過した右眼文字部用の光は、分割波長板フィルター8の透明部13をそのままの状態で透過し、1/4偏光板17を透過して円偏光された光に変換された後に、この光は偏光板部10Lを透過でき、左眼に入射する。
【0067】
このように、本実施の形態によれば、立体画像情報については、右眼及び左眼にそれぞれの眼に対応した分離画像情報がそれぞれの眼に入射することによって、鮮明な立体画像を観察できると共に、文字情報については、文字情報が分離されずにそれぞれの右眼及び左眼に十分な量の文字情報が入射するために、文字情報も鮮明に観察することができ、文字が判読し易くなる。
【0068】
図3には、上記の1/4波長板7のある立体画像表示部20の領域において鮮明な立体画像情報を観察できると共に、上記の1/4波長板7のない文字表示部21の領域においても鮮明な文字情報を観察できる。なお、立体画像表示部20がぶれているのは、偏光板12(又は偏光メガネ)を用いずに立体画像情報を観察した状態を示しているからである。
【0069】
第2の実施の形態
本実施の形態は、図4に示すように、1/4波長板7を偏光板11と分割波長板フィルター8との間に設ける以外は、上述の第1の実施の形態と同様である。液晶パネル部5への分割波長板フィルター8の取付け前に、予め液晶パネル部5に1/4波長板7を取付けることができる。
【0070】
本実施の形態においては、図5に示すように、画像表示部からの偏光が、まず1/4波長板7のある領域で選択的に円偏光され、この円偏光が分割波長板フィルター8によって偏光の極性が変換されるため、その後の1/4波長板17からの出射光は図2に示したものと同様となり、上述の第1の実施の形態と同様に立体画像と文字情報を共に鮮明に表示することができる。
【0071】
その他、本実施の形態においては、上述の第1の実施の形態で述べたのと同様の作用及び効果が得られる。
【0072】
第3の実施の形態
本実施の形態では、図6に示すように、上述の液晶パネル部5が、偏光板1、11、透明支持基板3a、3b、透明電極23、24及び液晶22からなるLCD1によって構成されると共に、偏光板11の光出射側に、透明支持基板3d、3e、透明電極23、24及び液晶22からなり、1/4波長板の特性を選択的に示すLCD2が設けられる(従って、上述の1/4波長板7は省略)以外は、上述の第2の実施の形態と同様である。
【0073】
ここで、入射光26がLCD1の透明支持基板3a側から入射してLCD2の透明支持基板3eから出射する際に、LCD2のうち1/4波長板特性を必要とする領域において電極23−24間に電圧が印加されると、偏光板11を透過した入射光26が円偏光に変換された後に、出射光25として出射される。
【0074】
即ち、図7(a)に示すように、LCD2に電圧が印加されていない時には、透明支持基板3d側からLCD2内に右肩上がりで図示された偏光方向を有する入射光26が入射した際に、液晶22内の液晶分子が例えば入射光26の入射方向と平行して配置されるので、この場合は、入射光26は偏光されることなしにそのままの偏光状態で出射される出射光25となる。
【0075】
そして、図6(b)に示すように、LCD219に電圧が印加される時には、透明支持基板3d側からLCD2内に入射光26が入射した際に、液晶22内の液晶分子が例えば入射光26の入射方向に対して右側に傾斜して配置されるので、この場合は、入射光26は円偏光に変換されて出射される出射光25となる。
【0076】
この状態を図8に示すが、1/4波長板の特性を得るためのLCD2を用いることによって、LCD2の電圧印加領域(立体画像部)では、左眼画像部用の光は、LCD2を透過して円偏光となり、この円偏光の光は、分割波長板フィルター8の1/2波長板6を透過して極性反転された円偏光となり、1/4偏光板17を透過して左肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換されるが、この光は右肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板部10Rを透過できないので、右眼に入射しない。
【0077】
また、LCD2の電圧印加領域で、LCD2を透過した円偏光の右眼画像部用の光は、分割波長板フィルター8の透明部13をそのままの状態で透過して、1/4偏光板17を透過して右肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換された後に、この光は偏光板部10Rを透過して右眼に入射する。
【0078】
他方、LCD2の電圧無印加領域(文字部)では、LCD2を透過して右肩上がりに図示された偏光角を有する左眼文字部用の光は、分割波長板フィルター8の1/2波長板6を透過して左肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換され、1/4偏光板17を透過して円偏光の光に変換された後に、この光は偏光板部10Rを透過できるので、右眼に入射する。
【0079】
また、LCD2の電圧無印加領域において、LCD2を透過して右肩上がりに図示された偏光角を有する右眼文字部用の光は、分割波長板フィルター8の透明部13をそのままの状態で透過し、1/4偏光板17を透過して円偏光の光に変換された後に、この光は偏光板部10Rを透過できるので、右眼に入射する。
【0080】
同時に、LCD2の電圧印加領域で、LCD2を透過した円偏光の左眼画像部用の光は、分割波長板フィルター8の1/2波長板6を透過して極性反転された円偏光の光に変換され、1/4偏光板17を透過して左肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換された後に、この光は左肩上がりに図示された偏光角を有する偏光板部10Lを透過でき、左眼に入射する。
【0081】
また、LCD2の電圧印加領域で、LCD2を透過した円偏光の右眼画像部用の光は、分割波長板フィルター8の透明部13をそのまま透過して、1/4偏光板17を透過して右肩上がりに図示された偏光角を有する光に偏光されるが、この光は偏光板部10Lを透過できないために、左眼に入射しない。
【0082】
他方、LCD2の電圧無印加領域では、LCD2を透過して右肩上がりに図示された偏光角を有する左眼文字部用の光は、分割波長板フィルター8の1/2波長板6を透過して左肩上がりに図示された偏光角を有する光に変換され、1/4偏光板17を透過して円偏光を有する光に変換された後に、この光は偏光板部10Lを透過でき、左眼に入射する。
【0083】
また、LCD219の電圧無印加領域では、LCD2を透過して右肩上がりに図示された偏光角を有する右眼文字部用の光は、分割波長板フィルター8の透明部13をそのまま透過し、1/4偏光板17を透過して円偏光を有する光に変換された後に、この光は偏光板部10Lを透過でき、左眼に入射する。
【0084】
本実施の形態においても、画像表示部からの偏光が、まずLCD2の電圧印加領域で選択的に円偏光され、この円偏光が分割波長板フィルター8によって偏光の極性が変換されるため、その後の1/4波長板17からの出射光は図2に示したものと同様となり、上述の第1の実施の形態と同様に立体画像と文字情報を共に鮮明に表示することができる。しかも、1/4波長板の特性は、LCD2の電圧印加パターンを変えるのみで容易に変化させることができるので、上述の第1の実施の形態のように1/4波長板が位置固定される場合に比べて有利である。
【0085】
その他、本実施の形態においては、上述の第1の実施の形態で述べたのと同様の作用及び効果が得られる。
【0086】
以上に説明した実施の形態は、本発明の技術的思想に基づいて更に変形が可能である。
【0087】
例えば、上述の1/4波長板7は、その面積やパターンは様々であってよいし、また貼り付けて固定する構造だけでなく、取り外しが自由な構造にしてもよい。また、1/4波長板7の取付け位置については、液晶パネル5部側だけでなく、観察者側の偏光板12側に設けてもよい。
【0088】
また、上述のLCD2を用いる場合、LCD2の全域に電圧を印加すれば、全域で立体画像を観察することができるし、電圧を全面で印加しないときは画像を平面画像として観察してもよい。LCD2への電圧印加パターンを変えれば、文字表示部の位置やパターンを様々に変化させることができる。なお、LCD2の1/4波長板特性は電圧印加によって得られる以外にも、液晶の種類によっては電圧無印加領域で1/4波長板特性が生じるようにしてもよい。
【0089】
また、上述の文字表示部は、字幕スーパー部分、パーソナルコンピューターのタイトルバー部分、ツールバー部分及びゲーム機の文字部分等に適用してもよい。
【0090】
また、上述した例のように偏光板12(又は偏光メガネ)を眼の位置に配置しないで省略することもできる。このような例として、例えば、特開平10−63199号公報の図9及び図10にそれぞれ記載されたパララックスバリア方式又はレンチキュラ方式に構成することが可能であり、更には、同公報の図1に記載された偏光フィルターとフレネルレンズとの組み合わせ方式に構成することもできる。
【0091】
また、画像表示部として液晶パネル部5を採用した例について説明したが、この他にも画像表示部としては、発光素子アレイ表示装置、有機エレクトロルミネッセンス表示装置、陰極線管及びプラズマ表示装置等の各種画像表示装置によって構成することができ、分割波長板フィルター8はこれらの各種画像表示装置と組み合わせて用いることができる。
【0092】
また、分割波長板は1ライン置きに水平方向に延びた構造としたが、分割波長板の長さ方向も画素部のパターンに対応して、水平方向に限定されず、垂直方向や斜め方向にすることも可能であり、ライン状ではなく、ドット状又は島状としてもよい。
【0093】
また、分割波長板は透明支持基板の液晶パネル部5側の面に形成される以外にも、観察者側の面に形成することも可能である。
【0094】
【発明の作用効果】
本発明は、上述したように、前記分割波長板フィルターよりも狭い領域において光を円偏光に変換する前記円偏光手段を有するために、前記円偏光手段のある領域においては、前記円偏光手段が機能して、右眼用画像情報及び左眼用画像情報に分離されたそれぞれの前記画像情報が確実に観察者の右眼又は左眼に入射するために、観察者が観察する際には鮮明な前記立体画像情報を得ることができる。これと同時に、前記円偏光手段以外の前記分割波長板フィルターの領域においては、前記円偏光手段が機能しないため、文字情報が前記第1の区分及び前記第2の区分に分離されずに、観察者の右眼及び左眼に双方の前記文字情報が十分に入射するために、この領域においては観察者が前記文字情報を鮮明に観察することができる。従って、観察者は、鮮明な前記立体画像情報と鮮明な前記文字情報とを一つの立体画像表示装置で同時に観察することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による立体画像表示装置の構成を示す分解斜視図である。
【図2】同、画像部及び文字部への光入射状況を示す説明図である。
【図3】同、立体画像表示部と文字表示部とからなる画像表示部の正面図(但し、偏光板なし)である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による立体画像表示装置の構成を示す分解斜視図である。
【図5】同、画像部及び文字部への光入射状況を示す説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態による液晶パネル部の部分断面図である。
【図7】同、液晶パネル部において1/4波長板特性を選択的に示すLCDの電圧無印加時の部分断面図(a)と電圧印加時の部分断面図(b)である。
【図8】同、画像部及び文字部への光の入射状況を示す説明図である。
【図9】従来例による立体画像表示装置の構成を示す分解斜視図である。
【図10】先願装置の立体画像表示装置の構成を示す分解斜視図である。
【図11】従来例での画像部及び文字部への光の入射状況を示す説明図である。
【図12】先願装置での画像部及び文字部への光の入射状況を示す説明図である。
【図13】同、立体画像表示部と文字表示部とからなる画像表示部の正面図(但し、偏光板なし)である。
【符号の説明】
1、10R、10L、11、12…偏光板、2R、2G、2B…画素部、
3a、3b、3c、3d、3e…透明支持基板、4…画像表示部、
5…液晶パネル部、6…1/2波長板、7、17…1/4波長板、
8…分割波長板フィルター、9R…右眼、9L…左眼、13…透明部、
20…立体画像表示部、21…文字表示部、22…液晶、
23、24…透明電極、25…出射光、26…入射光
Claims (10)
- 視差に対応した画像情報を、ライン状に分割されたそれぞれ偶数番目のラインと奇数番目のラインとからなる第1の区分と第2の区分とに表示させる画像表示部と;この画像表示部の光出射側に設けられた直線偏光手段と;前記画像表示部の前記第1の区分及び前記第2の区分に対向して配され、前記第1の区分からの前記画像情報に対応する直線偏光の偏光方向と、前記第2の区分からの前記画像情報に対応する直線偏光の偏光方向とを互いに直交する方向に変換するために、1ライン置きに1/2波長板が形成されてなる分割波長板フィルターと;前記分割波長板フィルターよりも狭い領域において直線偏光を円偏光に変換する円偏光手段と;を有する立体画像表示装置。
- 立体画像の表示領域のみにおいて前記円偏光手段が設けられ、その他の領域が文字表示に用いられる、請求項1に記載の立体画像表示装置。
- 前記円偏光手段が前記分割波長板フィルターと観察者との間に設けられている、請求項1に記載の立体画像表示装置。
- 前記円偏光手段が前記直線偏光手段と前記分割波長板フィルターとの間に設けられている、請求項1に記載の立体画像表示装置。
- 前記分割波長板フィルターの側から前記観察者の側にかけて円偏光部と直線偏光部とが順次配置される、請求項1に記載の立体画像表示装置。
- 前記観察者の左右の眼にそれぞれ前記円偏光部が設けられ、かつそれぞれに前記第1の区分及び第2の区分に対応した前記直線偏光部が設けられる、請求項5に記載の立体画像表示装置。
- 前記円偏光手段又は前記円偏光部が1/4波長板又は液晶装置によって形成される、請求項3又は4又は5に記載の立体画像表示装置。
- 前記液晶装置の印加電圧の有無によって1/4波長板の特性を得、この領域を前記円偏光手段又は前記円偏光部とする、請求項7に記載の立体画像表示装置。
- 前記画像表示部及び前記分割波長板フィルターにおけるライン毎の分割方向が垂直方向又は水平方向である、請求項1に記載の立体画像表示装置。
- 前記画像表示部が、液晶表示装置、発光素子アレイ表示装置、有機エレクトロルミネッセンス表示装置、陰極線管及びプラズマ表示装置からなる群から選ばれた表示装置に適用される、請求項1に記載の立体画像表示装置。
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