JP4304003B2 - ペットボトル - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は飲料容器、例えばペットボトルの改良に係り、より詳しくは飲料水からなる液体成分を本体に、また粉末茶からなる粉末成分をキャップの収納部に別個に収納しておき、これら両者を飲用時に混合して飲用するようにしたペットボトルに関するものである。
【0002】
【従来技術】
ペットボトル100の本体101に飲料水102を充填し、その本体101の瓶口103をキャップ104をネジ着して密閉し、さらにキャップ104の内面に突出形成した常時は瓶口内に位置する筒形の収納部105に粉末茶(顆粒状の食味材)106を入れ、その開口端107をシール材108でシールした液体成分と粉末成分とを別個に収納させたペットボトルが提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−114259号公報(第1頁、図3)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のものは、飲用時、キャップ104を一旦取外して収納部105のシール108を剥がし、収納部内の粉末茶(食味材)106を本体101の飲料水102中に投入し、再度キャップ104をネジ着して混合後、瓶口より取外して飲用するようにしている。
つまり飲用時に初めて粉末茶を飲料水と混合し飲用するため、飲用時には粉末茶本来の風味を損なわない美味しいお茶が味わえる特長がある。
つまり、予め茶葉のエッセンスを飲料水に溶かして作ったり或いは茶葉をお湯で抽出して作ったりしたもの等のように品質を維持するための酸化防止剤や保存剤を添加する必要がなく、お茶自体の味が味わえる。
【0005】
ところで、上記従来型のペットボトルは、収納部内の粉末茶(食味材)を飲料水と混合するに際し、一旦キャップを取外す必要があること、また、収納部内の粉末茶をペットボトルの瓶口より入れなければならず特に風のある屋外などではこぼしたりし易いこと、収納部が筒形のため奥の粉末茶が全部出ず残留しやすいこと、アルミ箔等の貼着によるシール構造のため浸漬状態にある時は剥がれ易く気密信頼性に欠けること等の問題があった。
【0006】
【問題を解決するための手段】
本願発明は上記問題点を解決するためのもので、
第1の発明は、飲料水を充填した本体の瓶口のネジ部に取脱自在にキャップをネジ着し、該ネジ着したキャップには粉末茶を密閉収納してなる中筒体をキャップのネジ着時に瓶口内に挿入される状態で同キャップに脱着可能に連結すると共にさらにキャップ取外時に該中筒体を飲料水中に落下せしめて中筒体の収納部内の粉末茶と飲料水とを混合させるようにしたペットボトルにおいて、
上記、中筒体は粉末茶を収納するための収納部と同収納部の底部に設けたガイド穴と、キャップネジ着時、本体の瓶口の下端係止部に係止する係止部とからなり、また、キャップは収納部の上面の開口端に嵌合密着して同開口端を閉鎖する閉鎖ぶと、収納部のガイド穴を気密的に通過するガイド穴径と同径乃至は若干大きめの外径からなる密栓部と、下端側を押圧寸法が確保される長さでガイド穴より下方に突出させると共にさらに突出した下端部にはガイド穴の穴径より大きな外径からなる押圧部を形成したキャップにネジ着する支持棒とからなることを特徴とするペットボトル。
【0007】
また、第2の発明は、上記支持棒の下端の押圧部を下方に拡開形成するテーパ状に形成すると共にさらに該押圧部には支持棒のガイド穴からの離脱方向に沿ってガイド穴からの離脱時その外径寸法を小さくするためのスリ割を設けたことを特徴とする請求項1に記載のペットボトルを提案するものである。
【0008】
また、第3の発明は、飲料水を充填した本体の瓶口のネジ部に取脱自在にキャップをネジ着し、該ネジ着したキャップには粉末茶を密閉収納してなる中筒体をキャップのネジ着時に瓶口内に挿入される状態で同キャップに脱着可能に連結すると共にさらにキャップ取外時に該中筒体を飲料水中に落下せしめて中筒体の収納部内の粉末茶と飲料水とを混合させるようにしたペットボトルにおいて、
上記、中筒体は粉末茶を収納するための収納部と同収納部の底部に設けたガイド穴と、キャップネジ着時、本体の瓶口の下端係止部に係止する係止部とからなり、また、キャップは収納部の上面の開口端に嵌合密着して同開口端を閉鎖する閉鎖ぶと、収納部のガイド穴を気密的に通過するガイド穴径と同径乃至は若干大きめの外径からなる密栓部と、下端側を押圧寸法が確保される長さでガイド穴より下方に突出させると共にさらに突出した下端部にはガイド穴の穴径より大きな外径からなる押圧部を形成したキャップと一体の支持棒とからなることを特徴とするペットボトルを提案するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本願は発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1乃至は図6は本願発明の概略構造を示す。
1はペットボトルであり、ペット樹脂(PET)などの合成樹脂製の本体2内にはミネラルウォーター等の飲料水3が充填されている。
また4は、本体2の上部の瓶口2aに取脱自在にネジ着されるポリプロピレン樹脂(PP)などの合成樹脂製のキャップであり、側周部4aの内周壁面4bに形成したネジ部4cを瓶口2aの外周面2cに形成したネジ部2dに対し取脱自在にネジ着している。
【0011】
またキャップ4の内面には環状の溝部4dが形成され、該溝部4dにはキャップのネジ着時、瓶口の開口端2eに当接するパッキン5が設けられている。
また内面中央には下方に突出する閉鎖部4eが形成され、上下2段に形成した外周面4fの下部側の小径の外周面には凹状の脱着部4gが形成され、さらに閉鎖部4gの下端4hの長さが側周部4aの下端4iに比して短く形成されている。
【0012】
また、さらに閉鎖部4eには中央に位置してネジ部4jが形成され、該ネジ部には後述の支持棒6がネジ着される。
この閉鎖部4eのネジ部4jと支持棒6のネジ部6aのネジ関係は、キャップと瓶口のネジ部のネジ着関係とは逆の関係になっている。
つまり、キャップと瓶口の関係が普通ネジ(右ネジ)の関係になっているのに対し、キャップの閉鎖部4eのネジ部4jと支持棒6のネジ部6aとのネジ着は左ネジになっており、逆ネジ関係になっている。
【0013】
7はポリプロピレン樹脂(PP)、ペット樹脂(PET)等の合成樹脂製の中筒体であり、キャップの閉鎖部4eに対し連結される。
中筒体7は収納部7aと係止部7cとからなり、
収納部7aには上部側の開口端に位置して凸状の被脱着部7kと、底部7dと、その底部7dの中央に位置するガイド穴7eとが形成されており、
さらに係止部7cには本体2の瓶口2aの下端係止部2fに係止する係止爪部7fと、その係止爪部等に適当な弾力を付与するためのスリ割7gが形成されている。
【0014】
6は上記の如くポリプロピレン樹脂(PP)等の合成樹脂製の支持棒であり、支持棒6の上端のネジ部6aをキャップ4のネジ部4jにネジ着したもので、前述したようにキャップと支持棒とのネジ着は逆ネジの関係でネジ着される。
【0015】
なお、支持棒6はその下端側付近の密栓部6bを収納部7aの底部7dのガイド穴7eに挿入して通過させると共にさらに下端部6cを同ガイド穴7eより若干突出させるようにしている。
また、さらに上記支持棒6はガイド穴7eが通過している部分つまり密栓部6bの外径がガイド穴7eの穴径と同径乃至はそれより若干大きく形成されており、密栓部6bがガイド穴7eに密着して収納部7aの気密性を維持するようにしているほか、必要によりガイド穴7eより突出する下端部6cの端面6dに+、−のドライバー用の嵌合溝や六角レンチ用の六角段穴等の工具用嵌合穴6eを形成し、同棒6とキャップ4とのネジ着時におけるネジ着操作をし易くしている。
【0016】
次ぎに図1及び図3によりキャップと中筒体の組立及びこれら組立てたものを瓶口へ装着する場合に付き説明する。
【0017】
図2に示すように、まず、中筒体7に対し支持棒6を組付ける。支持棒6を収納部7aの底部7dの下面側から同棒の密栓部6bが丁度ガイド穴7eに位置するまで挿入する。この状態で収納部7aの開口端7i側からお茶スリ器等により微粉砕した粉末茶8を収納部7a内に充填する。
【0018】
充填後、キャップ4のネジ部4jと支持棒6の上端のネジ部6aとをネジ着し、最後まで締め付ける。最後まで締め付けるとキャップの閉鎖部4eが収納部7aの開口端7iに密着嵌合し同開口端を閉鎖する。
またこの場合、キャップ4の閉鎖部4eの脱着部4gが収納部7aの開口端7iの被脱着部7kに嵌って中筒体7とキャップ4は適当な嵌合力により連結された状態となる。これにより、収納部7aに充填された粉末茶8はキャップの閉鎖部4eと支持棒の密栓部6bとにより密封された状態になる(図3参照)。
【0019】
なお、キャップ4と支持棒6とは上記したように逆ネジの関係にあるため、支持棒6を左回してネジ着するが、この場合、下端側の工具用嵌合穴6eにドライバーを差し込み同棒を操作すれば一段とネジ着操作がし易くなる。
【0020】
上記、収納部に粉末茶8を収納した中筒体7とキャップ4とを支持棒6により連結したものを次ぎに瓶口2aに装着する。
瓶口2aに装着する場合、スリ割7gを利用して係止爪部7f側を若干窄めた状態で係止爪部7f側から瓶口2aに挿入する。
【0021】
そしてキャップを少し強く押さえるようにしながらキャップのネジ部4cを瓶口2aのネジ部2dにネジ合わせし締め込んで行く。締め込みによりキャップと一体の中筒体7も下方に押し込まれやがて係止爪部7fが瓶口2aの下端係止部2fを乗り越えと、今まで瓶口の内周壁面により外方への広がりが拘束されていた係止爪部7fが自体の弾力により外側に広がり、瓶口の下端係止部2fに係止し、中筒体7は瓶口2aからの離脱(上方への離脱)が阻止される。
なお、この場合、キャップは最終的に締付けが完了した状態にあり、キャップ内面のパッキン5は瓶口2aの開口端2eに当接してペットボトル1の気密が維持される(図1参照)。
【0022】
次ぎに飲用時に付いて図1、図4、図5、図6に基づき説明する。
飲用に際し、図1の状態において、ペットボトル1のキャップ4を左に少し回してネジを緩めと、キャップ4の側周部4aの下端の不正開放確認部4lがキャップの回転に伴って離脱し、一度キャップを開放したことを知らしめる。同時にキャップ4と一体の中筒体7も上方へ移動しようとする。しかし、この時、中筒体7の係止爪部7fが瓶口の下端係止部2fに係止し、中筒体7は瓶口よりの離脱つまり上方への移動が阻止され、キャップ4の閉鎖部4eが収納部7の開口端7iより離脱する(図4参照)。
【0023】
また、この時、キャップと一体の支持棒6も上方(引抜き方向)に移動し、さらにキャップを同方向に回すことにより密栓部6b、次いで下端部6cが収納部7aのガイド穴7eから離脱する(図5参照)。
このガイド穴からの離脱は視認できるほか回す力(操作力)が急に軽くなることで自覚できる。
この離脱により中筒体7は拘束されるものが無くなり、自重及び離脱時の反動により本体2内の飲料水3中に落下する(図6参照)。
【0024】
中筒体7が飲料水に落下した後、キャップを再度締め直し、ボトルを振って混合する。この場合、飲料水中にある中筒体が攪拌部材の役目をし、攪拌が促進され、素早く混合される。混合後、再度、キャップを緩め瓶口より取外し、飲用する。
【0025】
次に第1の実施例について説明する。
図7乃至図9は第1の実施例を示すもので、
前記、本願発明の概略構造とは、粉末茶を収納する中筒体を支持棒により強制的に飲料水中に落下せしめる点が相違する。
そのため、支持棒6の下端側つまりガイド穴7eからの突出寸法aを長く延長すると共にさらに支持棒6の下端にはガイド穴径より外径寸法を大きくした押圧部6fを設けている。
【0026】
つまり、図において、キャップ4を回して緩め、一旦支持棒6をガイド穴7eから離脱させた後、再びキャップ4を締付ける方向に回す時、支持棒6の下端側の押圧部6fが、収納部7aの底部7dの上面7b側を下方へ押圧して中筒体7を強制的に飲料水中に落下せしめるようしたもので、ガイド穴7eから突出する支持棒6のその下端側の長さを延長形成することにより、上記中筒体7に対する押圧落下が適確に行える寸法を確保するようにしている。
【0027】
なお本実施例では、支持棒6は下端側の長さaを延長形成するだけでなく、さらにその下端に押圧部6fを形成した点でも相違している。該押圧部6fはガイド穴7eの穴径より外径寸法を大きくした下方に拡開するテーパー形状であり、押圧部6fのガイド穴7eからの離脱をし易くすると共に一旦離脱した後は該押圧部6fのガイド穴7eへの再挿入が阻止され、確実に底部7dの上面7b側を押圧するようになっている。
上記目的を達成するため押圧部6fには、抜き差し方向に形成した弾性を付与するためのスリ割6gを必要により設けるようにしても良い。
【0028】
次に第2の実施例に付いて説明する。
図10乃至図11は第2の実施例を示すもので、
前記、第1の実施例とは、キャップ4と支持棒6とが連結可能なネジ着構造ではなく、両者が一体形成されている点で相違する。
つまり、粉末茶8を中筒体7に充填する場合、収納部7aの底部7dのガイド穴7eから粉末茶がこぼれ落ちないように、ガイド穴7eに支持棒6の下端部6cを挿入すると共にキャップ4を持ち上げながら、キャップの閉鎖部4eと中筒体の収納部7aの開口端
7i間で形成する隙間から収納部内への粉末茶8を入れるようにしている。
【0029】
次ぎに第4の実施例に付いて説明する。
図12は第4の実施例を示すもので、
前記、第2の実施例の場合キャップと瓶口のネジ部のネジ着が外ネジ方式であるのに対し、本実施例ではキャップ4と中筒体7のネジ着構造が内ネジ方式である点で相違する。つまり、キャップは閉鎖部4eの外周面4fにネジ部4cが形成され、瓶口2は瓶口2aの内周壁のにネジ部2dが形成されている。
【0030】
なお、上記各実施例はいずれも粉末成分として粉末茶を使用した場合に付いて説明したが、これに限定されることなく、コーヒー粉末、ジュース粉末やその他の食味材粉末の場合のペットボトルとして使用する場合にも実施可能である。
【0031】
【発明の効果】
請求項1においては、
従来例の如く、粉末茶を飲料水に混合するために一旦キャップを取外すような面倒な操作も必要でなく、一度のキャップの取外し操作により、中筒体が水中に落下するため、中筒体の収納部内の粉末茶が同部内に残ることなく無駄なく飲料水と混合できる。
【0032】
また、飲料水中に中筒体が落下した状態でペットボトルを振れば、中筒体が攪拌部材の働きをし、粉末茶は素早く確実に飲料水と混合できる。
また、キャップと支持棒がネジ着構造のため、収納部に粉末茶を入れる場合にキャップを外して収納部の開口端が開放した状態で粉末茶を入れることが出来るため、粉末茶の充填作業がし易い。
【0033】
また、収納部に充填された粉末茶は、通常時においては、その上端側の開口端がキャップの閉鎖部により、また底部側のガイド穴が支持棒により気密的に閉鎖されるため収納部の気密が長期維持され、粉末茶を変質させたりしない。
また、飲料水中に落下した中筒体の収納部は開口端、ガイド穴が共に開放された状態で混合されることになるため、飲料水の流通が良くなり、収納部内に粉末茶を残したりしない。
【0034】
さらに、請求項1及び3においては、
常時は収納部内の粉末茶を気密的に維持できると共に飲料の際キャップの取外時、支持棒により中筒体を飲料水中に落下せしめることが出来るため、確実な混合が行える。
【0035】
また、請求項2においては、
支持棒は、ガイド穴に対する離脱がし易く逆に離脱後はガイド穴の底部を的確押圧することが可能になり、確実に中筒体を飲料水中に落下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の概略構造を示すもので、ペットボトルのキャップのネジ着状態を示す要部断面図。
【図2】同じく、中筒体の収納部に粉末茶を充填した状態の断面図。
【図3】同じく、中筒体の収納部に粉末茶を充填した後、キャップに連結した状態を示す断面図。
【図4】同じく、飲用時にキャップのネジを緩め、キャップが上方に移動し、支持棒の密栓部がガイド穴から離脱する直前の状態を示す断面図。
【図5】同じく、中筒体がキャップから離脱した状態を示す断面図。
【図6】同じく、中筒体が飲料水中に落下した状態を示す断面図。
【図7】本願発明の第1の実施例を示すもので、支持棒により強制的に中筒体を水中に落下せしめる方式であり、ペットボトルのネジ着状態を示す要部断面図。
【図8】同じく、支持棒がガイド穴から離脱する前の状態を示す断面図。
【図9】同じく、ガイド穴から支持棒が一旦離脱した後、キャップの再締付けにより支持棒の押圧部が収納部の底部を押圧している状態を示す断面図。
【図10】本願発明の第2の実施例を示すもので、キャップと支持棒が一体成形されたペットボトルのキャップのネジ着状態を示す要部断面図。
【図11】同じく、中筒体が支持棒から離脱する直前の状態を示す断面図。
【図12】本願発明の第3の実施例を示すもので、
内ネジ方式からなるペットボトルのキャップのネジ着状態を示す要部断面図。
【図13】第1の実施例におけるペットボトルの外観図。
【図14】従来例のペットボトルの要部断面図。
【符号の説明】
1 ペットボトル
2 本体
2a 瓶口
2d ネジ部
2f 下端係止部
3 飲料水
4 キャップ
4a 側周部
4b 内周壁面
4c ネジ部
4e 閉鎖部
4j ネジ部
6 支持棒
6a ネジ部
6b 密栓部
6c 下端部
6f 押圧部
6g スリ割
7 中筒体
7a 収納部
7c 係止部
7d 底部
7e ガイド穴
7f 係止爪部
7g スリ割
7i 開口端
8 粉末茶
Claims (3)
- 飲料水を充填した本体の瓶口のネジ部に取脱自在にキャップをネジ着し、該ネジ着したキャップには粉末茶を密閉収納してなる中筒体をキャップのネジ着時に瓶口内に挿入される状態で同キャップに脱着可能に連結すると共にさらにキャップ取外時に該中筒体を飲料水中に落下せしめて中筒体の収納部内の粉末茶と飲料水とを混合させるようにしたペットボトルにおいて、
上記、中筒体は粉末茶を収納するための収納部と同収納部の底部に設けたガイド穴と、キャップネジ着時、本体の瓶口の下端係止部に係止する係止部とからなり、また、キャップは収納部の上面の開口端に嵌合密着して同開口端を閉鎖する閉鎖部と、収納部のガイド穴を気密的に通過するガイド穴径と同径乃至は若干大きめの外径からなる密栓部と、下端側を押圧寸法が確保される長さでガイド穴より下方に突出させると共にさらに突出した下端部にはガイド穴の穴径より大きな外径からなる押圧部を形成したキャップにネジ着する支持棒とからなることを特徴とするペットボトル。 - 上記支持棒の下端の押圧部を下方に拡開形成するテーパ状に形成すると共にさらに該押圧部には支持棒のガイド穴からの離脱方向に沿ってガイド穴からの離脱時その外径寸法を小さくするためのスリ割を設けたことを特徴とする請求項1に記載のペットボトル。
- 飲料水を充填した本体の瓶口のネジ部に取脱自在にキャップをネジ着し、該ネジ着したキャップには粉末茶を密閉収納してなる中筒体をキャップのネジ着時に瓶口内に挿入される状態で同キャップに脱着可能に連結すると共にさらにキャップ取外時に該中筒体を飲料水中に落下せしめて中筒体の収納部内の粉末茶と飲料水とを混合させるようにしたペットボトルにおいて、
上記、中筒体は粉末茶を収納するための収納部と同収納部の底部に設けたガイド穴と、キャップネジ着時、本体の瓶口の下端係止部に係止する係止部とからなり、また、キャップは収納部の上面の開口端に嵌合密着して同開口端を閉鎖する閉鎖ぶと、収納部のガイド穴を気密的に通過するガイド穴径と同径乃至は若干大きめの外径からなる密栓部と、下端側を押圧寸法が確保される長さでガイド穴より下方に突出させると共にさらに突出した下端部にはガイド穴の穴径より大きな外径からなる押圧部を形成したキャップと一体の支持棒とからなることを特徴とするペットボトル。
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