JP4303271B2 - 下側の化粧層シートに形成されている雲形模様を上側の化粧層シートを透かして観察可能に上下に積層されてなる化粧層シートを有する装飾材の製造方法 - Google Patents

下側の化粧層シートに形成されている雲形模様を上側の化粧層シートを透かして観察可能に上下に積層されてなる化粧層シートを有する装飾材の製造方法 Download PDF

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この発明は、装飾材の製造方法に関し、さらに詳しくは、立体感のある雲形模様を有する装飾材の製造方法に関する。
雲形模様を有する熱可塑性樹脂シートの製造方法として、特許文献1に記載の発明がある。この特許文献1に記載の発明は、
「色の異なる2種以上の熱可塑性樹脂チップを圧延ロールにかけて圧延シートをつくる第一工程および前記圧延シートを前記圧延方向を90゜前後回転してもう一度圧延ロールにかけて圧延する第二工程よりなる雲形模様を有する熱可塑性樹脂シートの製造方法において、長さが0.2〜5.0mmの繊維を熱可塑性樹脂チップにおいて5〜20重量%含有させた前記2種以上の熱可塑性樹脂チップを用いることを特徴とする雲形模様を有する熱可塑性樹脂シートの製造方法」
である。
特許第3522920号
雲形模様を有する熱可塑性樹脂シートとして、特許文献2に記載の発明がある。この特許文献2に記載の発明は、
「各層の色合が異っている2層以上の繊維含有熱可塑性樹脂積層体を予定表面の側からエンボスするかあるいはその一部を切削することにより予定表面側に凹凸を形成する第一工程と、第一工程で得られた予定表面側に凹凸を有する積層体を圧延する第二工程よりなることを特徴とする熱可塑性樹脂シートの模様現出方法」
である。
特開平9−174584
大理石模様、雲形模様を有する装飾材として、特許文献3に記載の発明がある。この特許文献3に記載の発明は、
「熱可塑性樹脂からなる模様上層と模様下層の積層体の圧延模様を有する装飾材において、透明性充填剤を含有した半透明性配合を有する模様上層を、不透明性充填剤の多い不透明性配合を有する模様下層と合わせ、前記模様上層を構成する熱可塑性樹脂の軟化点より低い温度に設定されたカレンダーロールにより圧延して形成した化粧層が、模様下層が海部分を形成し、模様上層が島部分を形成し、且つ島部分の周囲に透明性充填剤を含有した半透明部分が形成された該化粧層を有することを特徴とする装飾材」
である。
特許第3468708号
この特許文献3に開示された装飾材は、シート状物である模様上層と同様のシート状物である模様下層とから製造される。この二種のシート状物を重ね合わせ、次いでこのシート状物を形成したときの圧延方向に対して90度の方向でカレンダー処理をすることにより上記装飾材が製造される(特許文献3の[0006]、[0007]、[0008]参照)。
また、カレンダー処理を行うときのカレンダーロール温度は「熱可塑性樹脂の軟化点より低い温度」(特許文献3の請求項1参照)であり、具体的には30〜60℃である(特許文献3の[0010]参照)。
この特許文献3に記載された装飾材は、「従来の流れ模様に得られない明瞭な大理石模様、雲形模様」となるとされている(特許文献3の[0019])。
この発明は、透明な、又は半透明な模様上層及び不透明な模様下層といった二種類のシートを使用することなく、また繊維を含有しない熱可塑性樹脂チップを用いて、立体感のある雲形模様を有する装飾材を製造する方法を提供することをその課題とする。
前記課題を解決するための手段として、
請求項1は、透明性付与可能な無機充填剤を含有する繊維無含有の熱可塑性樹脂チップと一種類の色を有する繊維無含有の着色熱可塑性樹脂チップ、又は相互に色の異なる少なくとも二種類の繊維無含有の着色熱可塑性樹脂チップとの配合物をカレンダー加工することにより形成された、透明地に着色流れ模様を有する少なくとも2枚の化粧層シートと熱可塑性樹脂を用いて得られた基材シートとの積層体をエンボス加工し、次いでエンボス加工後に得られるエンボス加工処理積層体を、前記配合物をカレンダー加工するときの圧延方向に対して実質的に直交する方向に圧延するように、80〜110℃に加熱されたカレンダーロールにてカレンダー加工することを特徴とする、下側の化粧層シートに形成されている雲形模様を上側の化粧層シートを透かして観察可能に上下に積層されてなる化粧層シートを有する装飾材の製造方法であり、
請求項2は、前記無機充填剤が、タルクである請求項1又は2に記載の下側の化粧層シートに形成されている雲形模様を上側の化粧層シートを透かして観察可能に上下に積層されてなる化粧層シートを有する装飾材の製造方法であり、
請求項3は、前記熱可塑性樹脂チップが、塩化ビニル樹脂及び/又は塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体を含有してなる請求項1又は2に記載の下側の化粧層シートに形成されている雲形模様を上側の化粧層シートを透かして観察可能に上下に積層されてなる化粧層シートを有する装飾材の製造方法であり、
請求項4は、前記装飾材が、建築用装飾材である請求項1〜3のいずれか一項に記載の下側の化粧層シートに形成されている雲形模様を上側の化粧層シートを透かして観察可能に上下に積層されてなる化粧層シートを有する装飾材の製造方法であり、
請求項5は、前記建築用装飾材が、床材である請求項4に記載の下側の化粧層シートに形成されている雲形模様を上側の化粧層シートを透かして観察可能に上下に積層されてなる化粧層シートを有する装飾材の製造方法である。
この発明においては、透明性付与可能な無機充填剤を含有する熱可塑性樹脂チップ(以下において「透明性付与熱可塑性樹脂チップ」と称することがある。)と一種類の色又は相互に色の異なる少なくとも二種類の着色熱可塑性樹脂チップとの配合物をカレンダー加工して成るので、得られる化粧層シートは、透明性付与熱可塑性樹脂チップと着色熱可塑性樹脂チップに基づいて基づくところの、透明地に着色流れ模様を形成している。そして、得られる少なくとも2枚の化粧層シートを着色流れ模様方向が一致するように積層し、透明地に着色流れ模様を有する少なくとも2枚の化粧層シートと熱可塑性樹脂を用いて得られた基材シートとの積層体をエンボス加工し、次いでエンボス加工後に得られるエンボス加工処理積層体を、着色流れ模様方向に実質的に直交する方向にカレンダー加工をするので、積層体における最上層の化粧層シートにおける着色流れ模様が、その流れ模様方向に実質的に直交する方向に流れて連続する雲形模様に変化し、最上層の化粧層シートの下に存在する化粧層シートにおいても、その化粧層シートにおける流れ模様が、その流れ模様方向に実質的に直交する方向に流れて連続する雲形模様に変化すると共に、カレンダー加工により最上層の化粧層シートとその下の化粧層シートとにおける着色熱可塑性樹脂が相互に混合し合う。その結果、完成品である装飾材を観察すると、最上層の化粧層シートにおける雲形模様と、最上層の化粧層シートを透かして見える下の化粧層シートに形成されている雲形模様とが重なり合うことにより、また、観察される雲形模様の一部は、最上層の化粧層シートを透かして見える下の化粧層シートに形成された雲形模様であるから、奥行き感のある雲形模様として観察される。したがって、この発明によると、連続的で、波状に形成された、複雑で立体感のある、深みのある、新規な模様としての雲形模様を有する装飾材の製造方法が、提供される。
この発明によると、積層体をエンボス加工してからカレンダー加工をすることにより、最上層の化粧層シートとその下の化粧層シートとが熱可塑性樹脂の相互溶融と加圧とを受けて、装飾材に現れる雲形模様がよりいっそう複雑で斬新な模様になり、しかも最上層の化粧層シートとその下の化粧層シートとの密着性が向上した装飾材の製造方法が、提供される。
熱可塑性樹脂チップにおける無機充填剤がタルクであると、化粧層シートに透明乃至半透明な部分が容易に形成される。
前記熱可塑性樹脂チップにおける熱可塑性樹脂が塩化ビニル樹脂及び/又は塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体であると、カレンダー加工、エンボス加工等を容易に行うことができる。
この発明により製造される装飾材は建築用装飾材、特に床材として好適である。
この発明における装飾材は、以下のようにして製造されることができる。
この発明における熱可塑性樹脂チップは、透明性付与可能な無機充填剤を含有し、さらに詳しくは、透明性付与可能な無機充填剤と熱可塑性樹脂とを含有し、繊維を含有しない。
透明性付与可能な無機充填剤は熱可塑性樹脂と近似する屈折率1.49〜1.64を有しており、その具体例として、例えばタルク、微細シリカ(例えば商品名「エアロジル」として入手可能)、ネフェリンサイナイト、珪藻土、カオリン、ハロイサイト、白雲母、焼成クレー、ゼオライト等を挙げることができる。これらの中でもタルク、ネフェリンサイナイト等が、配合物をカレンダー加工して成るこの発明における化粧層シートに透明部分を形成することができて、好ましい。また、この熱可塑性樹脂チップには、装飾材の耐摩耗性を向上させるために、充填剤としてタルクと炭酸カルシウム等の他の充填剤とを併用するのが、好ましい。
前記熱可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン樹脂、EVA(エチレン−酢酸ビニルコポリマー)、ポリエチレン、エチレンと炭素数3〜8のα−オレフィン類との共重合体、ポリプロピレン、ポリプロピレンと炭素数4〜8のα−オレフィン類との共重合体、アクリル樹脂、メタアクリル酸樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコールなどが挙げられる。これらの中でも、ポリ塩化ビニル及び/又は塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体が好適である。ポリ塩化ビニル及び/又は塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体は、カレンダー加工等を好適に行うことができ、その結果として、熱可塑性樹脂による透明又は半透明な地に流麗な雲形模様が装飾材に形成されることができるからである。
前記透明性付与可能な無機充填剤の配合量は、通常、熱可塑性樹脂100重量部に対して10〜400部、好ましくは20〜200重量部である。前記無機充填剤の配合量が前記下限値よりも少ないと、装飾材における積層された化粧層シートの透明層を通して内部の心材層を透かして見えるようになって化粧層シートによる意匠的外観が阻害されることがあり、また無機充填剤の配合量が前記上限値よりも大きいと、装飾材の機械的強度等が低下することがある。
この熱可塑性樹脂チップは、前記無機充填剤及び熱可塑性樹脂の外に、可塑剤、安定剤、加工助剤例えば鐘淵化学株式会社製のパールエンド等、粘結剤例えば荒川工業株式会社製のタイレン3150等、補強剤例えばモンサント社(米国)のサントウェーブ等を、この発明の目的を阻害しない限り、含有することができる。
前記可塑剤としては、DHP(フタル酸ジイソヘプチル)、DOP(フタル酸ジ−2−エチルヘキシル)等を挙げることができる。前記安定剤としては、バリウム亜鉛等を挙げることができる。
この発明における透明性付与熱可塑性樹脂チップは、例えば次のようにして好適に製造することができる。
熱可塑性樹脂及び透明性付与可能な無機充填剤、さらに必要に応じた可塑剤、安定剤を例えば120〜160℃に設定した混合機例えばバンバリーミキサーにより混合し、これを例えば100〜150℃に設定した混合機例えばミキシングロールにて混練することによって樹脂塊(パッド)を形成する。次いで、このパッドを例えば100〜120℃に設定した圧延機例えばカレンダーロールにて圧延し、例えば厚さ0.5〜10mm、好ましくは1〜5mmのシートを形成する。このシートを破砕機例えばクラッシャーにて粉砕し、ふるい分けをして所定の大きさを有するところの、透明性付与可能な無機充填剤を含有する熱可塑性樹脂チップ(以下において、単に熱可塑性樹脂チップと称することがある。)を得る。
この発明における配合物には、一種類の色を有する着色熱可塑性樹脂チップ、又は相互に色の異なる少なくとも二種類の着色熱可塑性樹脂チップが含まれる。この着色熱可塑性樹脂チップは、熱可塑性樹脂と顔料とを含有し、繊維を含有しない。
この着色熱可塑性樹脂チップに含有される前記熱可塑性樹脂としては、前記熱可塑性樹脂チップに含有される熱可塑性樹脂と同じものを挙げることができる。前記顔料としては、酸化チタン、黄鉄、ベンガラ、アルミニウム粉、金粉、銀粉等を挙げることができる。
この着色熱可塑性樹脂チップは、可塑剤、安定剤、加工助剤、粘結剤、補強剤等を、この発明の目的を阻害しない限り、含有することができる。
着色熱可塑性樹脂チップは、前記熱可塑性樹脂チップと同様にして製造することができる。
この発明における化粧層シートは、以下のようにして形成することができる。
先ず、透明性付与熱可塑性樹脂チップと一種類の色又は相互に色の異なる少なくとも二種類の着色熱可塑性樹脂チップとを配合して得られる配合物をカレンダー加工することにより化粧層シートを製造する。具体的には、例えば、図1に示されるように、加熱攪拌機1に前記透明性付与熱可塑性樹脂チップと着色熱可塑性樹脂チップとを投入してこれらの透明性付与熱可塑性樹脂チップと着色熱可塑性樹脂チップとを加熱しつつ混合する。この加熱攪拌機1における加熱温度は、通常、30〜80℃である。この加熱攪拌機1により熱可塑性樹脂チップと着色熱可塑性樹脂チップとを前記温度範囲内の温度に加熱することにより次の工程であるカレンダー加工を円滑に行うことができる。次いで、前記加熱攪拌機1により得られる配合物を定量供給機2に供給し、この定量供給機2から、ベルトコンベア3に所定量の配合物を供給する。ベルトコンベア3は一定速度で無限軌道運動を行っているので、前記定量供給機2から排出される配合物がベルトコンベア3の搬送面上に薄く広げた状態となる。ベルトコンベア3の搬送面上で薄く広げた状態となっている配合物がベルトコンベア3の搬送面の移動と共に移動する。このベルトコンベア3は加熱装置4内を通過する。加熱装置4内は、図示しない加熱手段により、予熱される。ベルトコンベア3により搬送される配合物がチップ投入装置5に移送される。チップ移送装置5に移送された、薄く広げられた状態の配合物が、第1カレンダー装置6に移送される。この第1カレンダー装置6に供給された配合物は、薄いシートに加工されると共に、着色熱可塑性樹脂チップにより形成される着色部分が、第1カレンダー装置6におけるカレンダーロールにより流れ模様を形成する。第1カレンダー装置6におけるカレンダーロールの加熱温度は、通常、90〜140℃である。この温度範囲内の温度に加熱されたカレンダーロール間に薄く広げられた配合物が進入すると、着色熱可塑性樹脂チップと熱可塑性樹脂チップとにおける熱可塑性樹脂がカレンダーロールの熱により相互に溶着することによりシート状物が長尺状となってカレンダーロール間から排出される。排出される長尺状のシート状物は、着色熱可塑性樹脂チップの溶融とカレンダーロールによる引き延ばしとによって、流れ模様が形成されている。
この発明において、化粧層シートは、上記のようにして製造されることに限定はされない。例えば、ミキシングロールで熱可塑性樹脂、可塑剤、安定剤、加工助剤、粘結剤、補強剤等を混練してバンクを形成し、このバンクに前記着色熱可塑性樹脂チップを散布し、その後に所定厚みのシートを形成し、このシートを化粧層シートとして用いることによりこの発明における装飾材を得ることもできる。
第1カレンダー装置6から排出された長尺状のシート状物は、第2ベルトコンベア7の搬送面に移送され、搬送面の移動により移送されていく。この第2ベルトコンベア7の搬送面に臨む所定の位置例えば上方位置に、第2加熱装置8が配置される。この第2加熱装置8は、第2ベルトコンベア7により搬送されていく長尺状のシート状物が柔軟性を維持し、搬送途中で第2ベルトコンベア7上で前記シート状物が断裂し、又は折り重なったりしないようにする。第2ベルトコンベア7により搬送されて行く長尺状のシート状物は、第2カレンダー装置9に供される。第2カレンダー装置9におけるカレンダーロール間に前記長尺状のシート状物が供給されると、第2カレンダー装置9におけるカレンダーロールの熱により熱可塑性樹脂が溶融することにより、シート状物の表面に形成されている流れ模様がさらに顕著になって、狭い幅及び広い幅を有し、また狭い幅がシート状物の搬送方向(カレンダー方向)において広狭に変化する流れ模様が前記長尺状のシート状物の表面に形成される。第2カレンダー装置9から送り出される長尺状のシート状物は、裁断機10により所定の寸法に切断されて化粧層シートとなる。
図2に示されるように、この化粧層シート11は、熱可塑性樹脂及び透明性付与可能な無機充填剤により形成された半透明な表面部11Aに、着色熱可塑性樹脂チップ中の顔料による着色し、かつカレンダー加工における圧延方向(換言すると、この圧延方向は、カレンダーロール間から排出されるシート状物の搬送方向であり、またシート状物の長尺方向である。)に熱可塑性樹脂が流動することによりスジ状に形成された流れ模様11Bを有する。
図2に示されるように、化粧層シート11は、この発明に係る装飾材が床材に使用される通常の場合、0.2〜2.5mmの厚みを有する。なお、この発明における化粧層シートの厚みは前記範囲に限定されるものではない、この発明に係る装飾材の用途に応じて化粧層シートの厚みが適宜に決定される。
この発明の装飾材は、例えば、少なくとも2枚の前記化粧層シートと熱可塑性樹脂を用いて得られた基材シートとを積層した重ね合わせ物から製造される。
前記基材シートは、装飾材が例えば床材として施工されるときには、外部から見えないシートであり、また、床材の種類等に応じて、装飾材全体の厚みを確保し、また、装飾材の弾力性、剛性、機械的強度等を保障する機能、及び/又は、反り防止機能等を有する。この基材シートは、熱可塑性樹脂を用いて形成される限りその製造法に制限がない。基材シートを製造するための原料は、この装飾材の用途及び機能に応じて適宜に選定される。
図2に示されるように、この発明に係る装飾材を製造するには、少なくとも2枚の化粧層シートと基材シートとを重ね合わせて重ね合わせ物を調製する。なお、この重ね合わせ物は複数のシートを重ね合わせた状態となっているが、シート間の結合如何に関わらず重ね合わされた物は積層体である。
化粧層シート11は、基材シート12の上に重ね乗せる。図3においては、基材シート12は1枚のシートとして描画しているが、積層する基材シート12の枚数には特に限定がない。装飾材の用途及び目的に応じて一枚の基材シートの上に少なくとも2枚の化粧層シートを積層してもよく、また、複数枚の基材シートの上に少なくとも2枚の化粧層シートを積層してもよい。図3に示されるように、基材シート12の上に2枚の化粧層シート11を積層してもよく、また2枚以上の化粧層シート11を積層してもよい。基材シートの枚数及び化粧層用シートの枚数は、装飾材に形成される雲形模様の三次元的装飾効果及びその装飾材に要求される耐摩耗性等を考慮して適宜に決定される。なお、前記三次元的装飾効果の一つとして、例えば装飾材における複数の化粧層用シートにおける最上層よりも下に位置する化粧層用シートに形成される雲形模様が最上層の化粧層シートを透かして観察されることにより立体的な雲形模様として観察されることを、挙げることができる。
基材シート12の上に積み重ねられる複数の化粧層シート11それぞれにおける顔料による色は同一であっても相違していてもよい。例えば、少なくも2枚積層された化粧層シートにおける最上層の化粧層シートにおける顔料による着色が黄土色であり、その化粧層シートの下に位置する化粧層シートにおける顔料に寄る着色が褐色であってもよい。
また、前記重ね合わせ物は、図4に示されるように、複数の基材シート12の上に、少なくとも2枚の化粧層シート11を重ね、最上層の化粧層シート11の上に、熱可塑性樹脂を用いて形成された透明又は半透明のシート13を重ねて成る積層構造を有してもよく、図5に示されるように、一枚又は複数枚の基材シート12の上に、化粧層用シート11、前記透明又は半透明のシート13及び化粧層用シート11をこの順に積層してなる積層構造を有してもよく、さらには、図6に示されるように、一枚又は複数枚の基材シート12の上に、化粧層シート11及び透明又は半透明のシート13を交互に積層し、最上層を化粧層シート11又は透明又は半透明のシート13となる積層構造を有していてもよい。この重ね合わせ物は、上下に加圧力をかけることにより、及び/又は加熱することによりシート間が相互に接着乃至結合して積層体となる。
少なくとも2枚の前記化粧層シート13を基材シート12の上に積層する場合、化粧層シート11における流れ模様の形成方向Aが一致するように化粧層シート11を積層するのが好ましいが、形成される雲形模様をさらに変化に富んだ雲形模様にするのであれば、化粧層シート11における流れ模様の形成方向Aが互いに交差するように複数の化粧層シート11を重ね合わせてもよい。
一枚又は複数の基材シート12の上に複数の化粧層シート11を積層してなる積層体14の厚みは、装飾材が床材の場合、通常、10〜50mmである。もちろん、装飾材の用途によっては、前記積層体14の厚みは50mmよりも大きくなることもあり、また10mmよりも薄くなることがある。
この発明の装飾材は、例えば図7に示されるように、前記積層体14を、複数の化粧層シート11における最上層に位置する化粧層シート11における流れ模様の方向に対して直交する方向B(図3参照)で圧延するように、カレンダー加工をすることにより得られる。
具体的には、図7に示されるように、加熱装置15内に前記積層体14を、ベルトコンベア16を有する搬送装置により、移送する。前記積層体14を加熱装置15により加熱するのは、前記基材シート12、化粧層シート11それぞれを、カレンダー処理をする際にずれないように、軽く溶融接着するためである。したがって、前記基材シート12及び化粧層シート11を溶融接着する程度の熱が積層体14に加えられるように、加熱装置15における温度が設定される。
加熱装置15により相互にずれない程度に基材シート12及び少なくとも2枚の化粧層シート11が相互に軽く接着された積層体が、エンボス処理装置17に供される。
このエンボス処理装置17は、一対の相対向するロールを有する。一対のロールのいずれか一方又は両方のロールの表面に凹凸模様が形成されている。凹凸模様のパターンは様々である。エンボスロールの表面に形成されている凹凸模様の例として、V字の繰り返し模様、W字の繰り返し模様、−字(すなわち「マイナス」の文字)の繰り返し模様等を挙げることができる。エンボスロールにより積層体の表面に刻印されるエンボス深さは、通常0.1〜30mmが好ましい。
エンボス処理装置17をすることにより、基材シート12及び少なくとも2枚の化粧層シート11が相互に接着乃至結合されて次のカレンダー処理における圧延に際しても基材シート12及び少なくとも2枚の化粧層シート11が相互にずれなくなり、また、積層体14における最上層に凹凸を形成することにより熱可塑性樹脂の溶融流れにより広がった雲形模様よりもさらに広がった雲形模様を容易に形成することができる。
エンボス処理装置17を通過した積層体14は、加熱装置18に加熱されつつ、ベルトコンベア19を有する搬送装置により、搬送されていく。加熱装置18による加熱は、積層体14における熱可塑性樹脂の溶融流れを容易にする。通常、この加熱装置18により加熱された積層体14の温度は、次のカレンダー加工される直前の温度として、通常100〜130℃であるのが好ましい。
例えば前記温度範囲に加熱された積層体14が、第3カレンダー装置20におけるカレンダーロール間に送り込まれる。
この第3カレンダー装置20におけるカレンダーロールの温度は通常80〜110℃に調整されている。さらに好ましいことは、カレンダーロールの温度を前記温度範囲内であって、送り込まれてくる積層体14の温度よりも低くなるように、カレンダーロールの温度を調整することである。第3カレンダー装置20によるカレンダー加工において、カレンダーロールの温度が積層体14の温度よりも低いと、積層体14における熱可塑性樹脂の溶融流動の程度が少なくなり、換言すると溶融した熱可塑性樹脂が流動し過ぎることがなくなるので、良好な雲形模様が装飾材に形成されやすくなる。さらに好ましくは、一対のカレンダーロールのうち、上側のカレンダーロールの温度を下側のカレンダーロールの温度よりも5〜10℃低く設定する。このように一対のカレンダーロールそれぞれの温度を調整することにより、良好な雲形模様が形成される。
第3カレンダー装置20における一対のカレンダーロールの回転速度は同一であってもよいが、互いに回転速度を異ならせるのが好ましい。化粧層シートが上側に、また基材シートが下側と成るように積層された積層体を上下に配置されたカレンダーロールで圧延するカレンダー処理の場合、上側に位置するカレンダーロールの回転速度を、下側に位置するカレンダーロールの回転速度よりも大きくするのが、好ましい。上側に位置するカレンダーロールの回転速度が下側のカレンダーロールの回転速度よりも大きいと、上側のカレンダーロールが化粧層シートの表面に切り目を入れる作用が働き、変化に富んだ雲形模様を容易に形成させることができる。
第3カレンダー装置20における一対のカレンダーロールの圧延比は、通常の場合、1/2〜1/20であり、好ましくは1/4〜1/10である。このような圧延比であると、カレンダーロールによる前記作用、つまり化粧層シートの表面に切り目を入れる作用が良好に奏される。
第3カレンダー装置20におけるカレンダーロールを通過した積層体14は、加熱装置21により所定温度に保持され、ベルトコンベア22を有する搬送装置により移送されていく。ベルトコンベア22で搬送された積層体14は、第4カレンダー装置23により積層体14の表面が平滑化される。平滑化された積層体14は、冷却装置24により冷却され、乾燥装置25により乾燥され、裁断装置26により商品形態の形状に打ち抜かれ、又は裁断され、かくして装飾材が得られる。
以下、実施例を挙げて、この発明をさらに具体的に説明するが、これら実施例によってこの発明はなんら限定されることはない。
(実施例)
〔透明樹脂チップの調製例〕
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(重合度700、酢酸ビニルモノマー単位含有量5質量%)19質量%、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル(可塑剤)8質量%、タルク(無機充填剤)39質量%、炭酸カルシウム(無機充填剤)30質量%、安定剤2質量%、アクリル系加工助剤1質量%及び粘結剤1質量%を、バンバリーミキサーにより加熱混練して混練物を調製した。
次いで、前記調製された混練物を、カレンダーロールにより、厚さ3mmのシートに成形し、このシートをカッターにより裁断した後、クラッシャーにより縦3×横10mm×厚さ3mmの透明な熱可塑性樹脂樹脂チップを調製した。
〔着色樹脂チップの調製例〕
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(重合度700、酢酸ビニルモノマー単位含有量5質量%)12質量%、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル(可塑剤)5質量%、タルク(無機充填剤)5質量%、炭酸カルシウム(無機充填剤)73質量%、安定剤1質量%、アクリル系加工助剤1質量%、粘結剤1質量%及び顔料2質量%を、バンバリーミキサーにより加熱混練して混練物を調製した。
次いで、前記調製された混練物を、カレンダーロールにより圧延して、厚さ3mmのシートに成形し、このシートをカッターにより裁断した後、クラッシャーにより縦3×横10mm×厚さ3mmの着色樹脂チップを調製した。このようにして、ホワイト、イエローベージュ及びブラウンの3色の着色熱可塑性樹脂チップを調製した。
〔化粧シートの製造例〕
前記調製例で調製された透明な熱可塑性樹脂チップ5質量部と、前記調製例で調製された着色熱可塑性樹脂チップ1質量部(混合質量比=ホワイト着色熱可塑性樹脂チップ1:イエローベージュ着色熱可塑性樹脂チップ1:ブラウン着色熱可塑性樹脂チップ1)との配合物を、図1に示す加熱撹拌機1に投入し、前記配合物を撹拌しながら予熱した。
次いで、前記予熱された配合物を定量供給機2に供給し、この定量供給機2からベルトコンベア3に前記配合物を薄く広がるように供給し、薄く広がった配合物を加熱装置4内に移送して、130℃に加熱した。この加熱された配合物をチップ投入装置5に移送した。チップ投入装置5から第1カレンダー装置6に、薄く広げられた配合物を供給して圧延した後、第2ベルトコンベア7でシート状物を移送しつつ第2加熱装置8によりこのシート状物を加熱し、第2カレンダー装置9におけるカレンダーロールによりこのシート状物を再圧延して、流れ模様を有するシート状物を成形した。このシート状物を裁断機10で切断して0.7mm厚の化粧層シートを得た。
〔基材シートの製造例〕
ミキシングロール上で、白色のベースパッド(塩化ビニル樹脂塊)に、前記調製例で調製されたイエローベージュ着色熱可塑性樹脂チップとブラウン着色熱可塑性樹脂チップとの混合着色熱可塑性樹脂チップを散布し、軽く練って切り出し、厚さ28mmの基材シートを製造した。なお、混合着色熱可塑性樹脂チップとベースパッドとの混合質量比率は3:7とした。
〔積層体及び装飾材の製造例〕
前記のようにして製造された基材シートの上に流れ模様方向を同じくした4枚の化粧層シートを重ねてなる重ね合わせ物を、ベルトコンベア16の上に、ベルトコンベア16による搬送方向が前記流れ方向に直交するように、載置した。ベルトコンベア16に載置された重ね合わせ物を加熱装置15で予熱した。予熱された重ね合わせ物をエンボス処理装置17により重ね合わせ物における基材シート及び化粧層シートを相互に軽く接着乃至結合した。このエンボス処理により、重ね合わせ物は単なる重ね合わせ状態から一体物としての積層体となった。このエンボス処理装置17における一対のエンボスロールにおける圧延比は1/1.1であり、エンボスパターンはW字とM字とを組み合わせた繰り返し模様であり、エンボス深さは1mmであった。
エンボス処理されてほぼ一体になった積層体を、すなわちエンボス加工処理積層体をベルトコンベア19で搬送しつつ加熱装置18により加熱した。加熱された積層体を第3カレンダー装置20における一対のカレンダーロール間に通した。一対のカレンダーロールにおける上側のカレンダーロールの温度は90℃、下側のカレンダーロールの温度は100℃、積層体の内部温度は120℃、上側のカレンダーロールと下側のカレンダーロールとの速度比は1.1/1(上側/下側)であった。一対のカレンダーロール間に積層体が挿通されると、積層体の表面に切り目を入れる作用を受け、図3に示されるような化粧層シートにおける流れ模様が変形し、ある流れ模様はその幅を拡大させ、ある流れ模様は途中でちぎれてしまい、全体として空の雲のように広がる雲形模様が化粧層シートの表面に形成された。また、積層体における重ね合わされた化粧層シートにおける最上位よりも下側に位置する化粧層シートにあっては、上側に位置する化粧層シートにおける熱可塑性樹脂と下側に位置する化粧層シートにおける熱可塑性樹脂とが部分的に溶融混合することによって、上下の化粧層シートそれぞれにおける流れ模様の一部が上下の他の化粧層シートに流れ移る。第4カレンダー装置23により表面が平滑化され、このようにして、表面に雲形模様を有する、厚み3mmの装飾材が得られた。この装飾材においては、化粧層シートの地が半透明であるから下側の化粧層シートに形成されている雲形模様を上側の化粧層シートを透かして観察することができるので、上下の化粧層シートに形成された雲形模様を同時に観察することとなって、奥行きのある、深みのある、複雑な雲形模様を呈した。
なお、この実施例により製造された装飾材の表面に形成された雲形模様を示す写真を図面として示そうとすると、画像データの変換により雲形模様を如実に示す画像とはならなかった。が、実際には、化粧材の表面には、下側の化粧層シートに形成された拡張された流れ模様が上側の化粧層シートを透かして観察され、カレンダー加工により拡大されて、空に広がる雲が重なったような印象を受ける模様が形成され、まさに雲形模様が形成されたというべきであった。
図1は、この発明の装飾材を製造するための化粧層シートを製造する方法の一例を示す説明図である。 図2は、この発明の装飾材を製造するための化粧層シートの一例を模式的に示す説明図である。 図3は、基材シートと化粧層シートとを重ね合わせて得られる重ね合わせ物を示す説明図である。 図4は、基材シートと化粧層シートを重ね合わせて得られる重ね合わせ物の一例を示す説明図である。 図5は、基材シートと化粧層シートを重ね合わせて得られる重ね合わせ物の一例を示す説明図である。 図6は、基材シートと化粧層シートを重ね合わせて得られる重ね合わせ物の一例を示す説明図である。 図7は、基材シートと化粧層シートとを重ね合わせて得られる重ね合わせ物を積層体にし、これを装飾材に加工する方法の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 加熱攪拌機
2 定量供給機
3 ベルトコンベア
4 加熱装置
5 チップ投入装置
6 第1カレンダー装置
7 第2ベルトコンベア
8 第2加熱装置
9 第2カレンダー装置
10 裁断機
11 化粧層シート
11A 表面部
11B 流れ模様
12 基材シート
13 透明又は半透明のシート
14 積層体
15 加熱装置
16 ベルトコンベア
17 エンボス処理装置
18 加熱装置
19 ベルトコンベア
20 第3カレンダー装置
21 加熱装置
22 ベルトコンベア
23 第4カレンダー装置
24 冷却装置
25 乾燥装置
26 裁断装置

Claims (5)

  1. 透明性付与可能な無機充填剤を含有する繊維無含有の熱可塑性樹脂チップと一種類の色を有する繊維無含有の着色熱可塑性樹脂チップ、又は相互に色の異なる少なくとも二種類の繊維無含有の着色熱可塑性樹脂チップとの配合物をカレンダー加工することにより形成された、透明地に着色流れ模様を有する少なくとも2枚の化粧層シートと熱可塑性樹脂を用いて得られた基材シートとの積層体をエンボス加工し、次いでエンボス加工後に得られるエンボス加工処理積層体を、前記配合物をカレンダー加工するときの圧延方向に対して実質的に直交する方向に圧延するように、80〜110℃に加熱されたカレンダーロールにてカレンダー加工することを特徴とする、下側の化粧層シートに形成されている雲形模様を上側の化粧層シートを透かして観察可能に上下に積層されてなる化粧層シートを有する装飾材の製造方法。
  2. 前記無機充填剤が、タルクである請求項1又は2に記載の下側の化粧層シートに形成されている雲形模様を上側の化粧層シートを透かして観察可能に上下に積層されてなる化粧層シートを有する装飾材の製造方法。
  3. 前記熱可塑性樹脂チップが、塩化ビニル樹脂及び/又は塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体を含有してなる請求項1又は2に記載の下側の化粧層シートに形成されている雲形模様を上側の化粧層シートを透かして観察可能に上下に積層されてなる化粧層シートを有する装飾材の製造方法。
  4. 前記装飾材が、建築用装飾材である請求項1〜3のいずれか一項に記載の下側の化粧層シートに形成されている雲形模様を上側の化粧層シートを透かして観察可能に上下に積層されてなる化粧層シートを有する装飾材の製造方法。
  5. 前記建築用装飾材が、床材である請求項4に記載の下側の化粧層シートに形成されている雲形模様を上側の化粧層シートを透かして観察可能に上下に積層されてなる化粧層シートを有する装飾材の製造方法。
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