JP4302688B2 - クリーンルーム天井構造 - Google Patents

クリーンルーム天井構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4302688B2
JP4302688B2 JP2005322011A JP2005322011A JP4302688B2 JP 4302688 B2 JP4302688 B2 JP 4302688B2 JP 2005322011 A JP2005322011 A JP 2005322011A JP 2005322011 A JP2005322011 A JP 2005322011A JP 4302688 B2 JP4302688 B2 JP 4302688B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grid
main frame
clean room
filter unit
fan filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005322011A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007126924A (ja
Inventor
治郎 柿崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
Original Assignee
Takenaka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Corp filed Critical Takenaka Corp
Priority to JP2005322011A priority Critical patent/JP4302688B2/ja
Publication of JP2007126924A publication Critical patent/JP2007126924A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4302688B2 publication Critical patent/JP4302688B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Description

本発明は、クリーンルーム天井構造に関するものであり、より詳細には、水平な格子状フレームを建築物の構造体から懸吊して方形グリッドを天井面に形成し、ファンフィルターユニット等の天井構成要素を各グリッドに組込み、実質的に気密状態のクリーンルーム天井面を形成するクリーンルーム天井構造に関するものである。
半導体、液晶、ダイオード等の電子デバイスを製造するクリーンルームでは、一方向流式、非一方向流式、或いは、両方式を併用した併用式の空調システムが一般に採用される。一方向流式の空調システムは、天井面から下方に清浄空気流を吹出し、室内領域を流下する気流を床面の吸込口から吸込む方式の空調システムとして知られている。この方式の空調システムでは、塵埃等を含む室内空気は、清浄空気によって希釈されるとともに、床面吸込口から空気循環系に送出され、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルター等の高性能フィルターによって浄化された後に室内に再循環する。このような一方向流式空調システムによれば、高い空気清浄度を室内に維持することができる。従って、この方式の空調システムは、クラス100程度の高清浄度、或いは、更に高い清浄度(クラス1、10等)が要求されるクリーンルームにおいて一般に採用される。
この種のクリーンルームの天井構造として、空気循環系を構成するファンフィルターユニット(FFU)を天井面に組込んだ構成のものが知られている。一般に、ファンフィルターユニットは、HEPAフィルター等の高性能フィルターを内蔵するとともに、空気循環ファンを内蔵する。ファンフィルターユニットは、床下空間等から天井裏空間に循環した室内空気を浄化し、清浄空気を天井面から吹出し、清浄空気ダウンフローを室内に形成する。
このようなファンフィルターユニットを支持する天井構造体として、実質的に同一の断面寸法及び断面剛性を有する水平部材を格子状に組付けてなる格子状フレーム構造のものが知られている(特開平11-131674号公報、特開平11-131675号公報、特許第3458641号掲載公報等)。 図11及び図12は、格子状フレーム構造の天井構造体を概略的に示す平面図である。
図11に示す如く、天井構造体は、X方向及びY方向のフレーム部材101、102を天井面に施工した構成を有する。フレーム部材101、102は、アルミ引抜き材等の金属成形部材からなる。縦横に整列した同一寸法の長方形グリッド103が、直交するフレーム部材101、102によって天井面全域に均等に分布する。ファンフィルターユニットFが各グリッド103に配置され、照明器具(図示せず)がフレーム部材101、102の下面に取付けられる。図12に示す如く、ファンフィルターユニットFの組込みを要しないグリッド103には、ブランクパネル(盲板)Bが組込まれる。
クリーンルーム内領域は加圧され、室外、天井裏部分及び床下空間の空気圧よりも相対的に高い空気圧(陽圧)がクリーンルーム内に形成される。このような空気圧を維持するとともに、室内空気圧の影響でブランクパネルBの浮き上がり等が生じるのを回避すべく、気密保持用のガスケット等がファンフィルターユニットF及びブランクパネルBと、フレーム部材101、102の支持面との間に介挿される。即ち、フレーム部材101、102は、気密保持手段を介してファンフィルターユニットF又はブランクパネルBを支持するとともに、ファンフィルターユニットF等の設備機器の荷重や、室内空気圧に耐える比較的高い剛性を備える。このため、クリーンルームの天井構造は、部材断面、接合構造及び部材強度等において事務所建築物等のシステム天井構造と大きく相違し、従って、事務所建築物等のシステム天井構造等をクリーンルーム天井構造として転用することはできない。
従来、クリーンルームの天井高は、概ね3m程度にすぎなかったことから、格子状フレームの天井構造を有するクリーンルームでは、ファンフィルターユニット、ブランクパネル及び照明器具のメンテナンス(電球交換等)を室内側から実施することが可能であった。しかしながら、300mmウェハ製造ラインを備えた近年の半導体製造施設や、第6世代又は第7世代液晶工場等においては、半導体製造設備等の大型化に伴ってクリーンルームの天井高を4.5〜7m程度に設計する必要が生じている。このようなクリーンルームでは、ファンフィルターユニットや、照明器具等のメンテナンスを室内側から実施し難く、このため、近年のクリーンルームにおいては、天井裏領域又はプレナム空間から電球交換等のメンテナンスを行う方式が採用される傾向がある。このような事情より、近年では、照明器具ライン及びFFUラインを規則化した天井構造が多くのクリーンルームにおいて採用されている(特開2001-241138号公報)。
図13は、照明器具ライン及びFFUラインを備えた天井構造を示す概略平面図である。
天井構造体は、図13に示す如く、X方向のフレーム部材111と、Y方向のフレーム部材112とから構成される。フレーム部材111は、X方向に並列に配置され、互いに平行に延びる。フレーム部材112の端部が、所定の接合構造を介してフレーム部材111に接合され、フレーム部材111の間に架設される。直交するフレーム部材111、112は、幅寸法が異なる2種類のグリッド113、114を形成し、相対的に幅広のグリッド113には、ファンフィルターユニットFが配置され、相対的に幅狭のグリッド114には、照明器具Eが配置される。なお、ファンフィルターユニットF又は照明器具Eを要しないグリッド113、114には、ブランクパネルBが配置される。
特開平11-131674号公報 特開平11-131675号公報 特許第3458641号掲載公報 特開2001-241138号
クリーンルーム内領域に配置される製造設備等には、高度な清浄性を要する設備のみならず、比較的低い清浄性(クラス10000〜100000程度)の下で稼働可能な設備が含まれる。高い清浄度を要求する設備又は製造ラインの直上には、多数のファンフィルターユニットを配設する必要があり、他方、このような清浄度を要しない設備又は製造ラインの直上では、例えば、天井面の10〜15%程度の範囲にファンフィルターユニットを配設すれば良い。即ち、クリーンルーム内には、ファンフィルターユニットを全天井領域に実装すべき空間と、天井面の一部にファンフィルターユニットを実装すれば良い空間とが存在する。
また、クリーンルーム内環境は、必ずしも室内全域に均等な照度分布を要するものではなく、比較的多数の照明器具を天井面に配置すべき室内環境と、比較的少数の照明器具を配置すれば足りる室内環境とが、クリーンルーム内に存在する。
しかし、照明器具ライン及びFFUラインを規則化した従来の天井構造(図13)では、照明ライン及びFFUラインの位置が固定されてしまうので、クリーンルーム内の設備レイアウト等に相応してファンフィルターユニット及び照明器具の配置を最適化し難い事情がある。例えば、ファンフィルターユニットを照明ラインに配置できないことから、製造設備直上の天井面全域にファンフィルターユニットを配置することができず、高い空気清浄度を要する製造設備廻りの室内環境に乱気流が発生し易いという問題が懸念される。このため、天井構造体の下側に更に(二重に)天井構造体を形成し、設備直上の天井面全域にファンフィルターユニットを配置しなければならない事例も現実に生じている。また、仮に照明ラインの幅(約250〜300mm程度)に適応可能なファンフィルターユニットを予め用意し得たとしても、このような幅寸法のファンフィルターユニットは、その製作自体が困難であり、しかも、内蔵ファンの小型化に伴ってファンフィルターユニットの運転効率が極端に低下してしまう。
更には、この形式のクリーンルーム天井構造(図13)では、天井面積に対するメインフレーム部材の部材長が比較的大きく、メインフレーム部材の数量が増大する点、照明器具の配置が照明ライン上に限定されることから、製造設備の追加・変更等に対して十分な照明追従性が得られない点など、何らかの対策を講ずる必要が生じていた。
これに対し、従来の格子状フレーム式天井構造(図11及び図12)では、設備直上の天井面全域にファンフィルターユニットを配置することが可能である。しかし、この形式の天井構造は、前述の如く、照明器具をフレーム部材の下面に露出させることを前提としたものであり、比較的天井高が高く設定されるクリーンルームでは、照明器具等のメンテナンスが困難であることから、近年の半導体製造施設等においては採用し難い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ファンフィルターユニット及び照明器具を組込むことができ、しかも、クリーンルーム内の設備の配置、所要清浄度及び所要照度に応じてファンフィルターユニット及び照明器具の配置を任意に設定することができるクリーンルーム天井構造を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成すべく、水平な格子状フレームを構成するメインフレーム部材を建築物の構造体から懸吊して長方形グリッドを天井面に形成し、ファンフィルターユニット又はブランクパネルを各グリッドに組込み、実質的に気密状態のクリーンルーム天井面を形成するクリーンルーム天井構造において、前記グリッドの長辺方向に延びる前記メインフレーム部材と平行にサブフレーム部材を前記グリッド内に配置して前記グリッドを分割し、前記サブフレーム部材の両端部を短辺方向のメインフレーム部材に着脱可能に接続し、照明器具、前記ファンフィルターユニット又は前記ブランクパネルを組込み可能な領域を前記グリッド内に形成し、前記メインフレーム部材及び前記サブフレーム部材によって前記ファンフィルターユニット、照明器具又はブランクパネルを支持することを特徴とするクリーンルーム天井構造を提供する。
本発明の上記構成によれば、ファンフィルターユニットを天井面全域に実装すべき領域では、全グリッドにファンフィルターユニットを配置し、他方、照明器具を配置すべき領域においては、サブフレーム部材によってグリッドを分割し、照明器具組込み帯域をグリッド内に形成するとともに、照明器具組込み帯域以外のグリッド内領域に小型のファンフィルターユニット又はブランクパネルを組込むことができる。このような天井構造によれば、照明器具を組込むための照明ラインを予め設定する必要がなく、照明器具及びファンフィルターユニットの位置関係を予め固定する必要もなく、サブフレーム部材を任意のグリッドに装着することによって任意の位置に照明器具組込み帯域を適宜形成することができる。従って、本発明の天井構造によれば、クリーンルーム内の製造設備等の配置、所要清浄度及び所要照度等に応じてファンフィルターユニット及び照明器具の配置を任意に設定することができ、ファンフィルターユニット及び照明器具等のレイアウトに関する設計自由度が大きく向上する。
また、本発明の天井構造は、従来の格子状フレーム式天井構造と異なり、照明器具をグリッド内に組込み可能な構成を有する。従って、天井裏領域又はプレナム空間から電球交換等のメンテナンスを実施し得るので、比較的天井高が高く設定される近年の半導体製造施設等において本発明の天井構造を所望の如く使用し得る。
更に、上記構成の天井構造によれば、サブフレーム部材の荷重は、短辺方向のメインフレーム部材に作用する。短辺方向のメインフレーム部材は、支点間距離が相対的に小さく、従って、過大な曲げ応力又は剪断応力がメインフレーム部材に作用するのを防止することができる。このため、本発明によれば、サブフレーム部材の設置に伴うメインフレーム部材の補強又は断面剛性増大等を格別に要しないことから、構造的にも有利である。
他の観点より、本発明は、上記目的を達成すべく、水平な格子状フレームを構成するメインフレーム部材を建築物の構造体から懸吊して長方形グリッドを天井面に形成し、ファンフィルターユニット又はブランクパネルを各グリッドに組込み、実質的に気密状態のクリーンルーム天井面を形成するクリーンルーム天井構造において、
前記グリッドは、前記ファンフィルターユニットを組込み可能な平面寸法に設定された基本モジュール(M)を構成し、
前記グリッドは、該グリッドの長辺方向に延びるメインフレーム部材と平行に配置されたサブフレーム部材によって第1及び第2サブモジュールに分割され、前記第1モジュール(M1)は、小型のファンフィルターユニットを組込み可能な平面寸法に設定され、前記第2モジュール(M2)は、照明器具を組込み可能な平面寸法に設定され、
前記基本モジュール及びサブモジュールの配置に基づいて、前記ファンフィルターユニットの実装率と、クリーンルーム内の照度分布とを設定するようにしたことを特徴とするクリーンルーム天井構造を提供する。
本発明の上記構成によれば、ファンフィルターユニットの実装率は、所定領域の天井面の基本モジュール数と、ファンフィルターユニットを実装した基本モジュール及び第1サブモジュールの数とによって決定される。また、室内環境の空気清浄度は、ファンフィルターユニットを実装した基本モジュール及び第1サブモジュールの配置及び数に依存し、クリーンルーム室内の照度は、照明器具を組み込んだ第2サブモジュールの配置及び数に依存する。
このような天井構造によれば、室内環境(清浄度及び照度)を画一的な手法で設定することができる一方、照明ラインを予め設定する必要がなく、照明器具及びファンフィルターユニットの位置関係が制約されることもなく、クリーンルーム内の設備の配置及び所要清浄度に応じてファンフィルターユニット及び照明器具の配置を任意に設定することができる。また、このようなモジュール手法に従って、クリーンルーム内の環境設計又はシミュレーションを実行するコンピュータプログラム又はクリーンルーム環境設定システムを比較的容易に構築することができる。従って、本発明は、クリーンルーム天井構造の設計過程を迅速化し又は効率化する上で有利である。
更に、本発明は、ファンフィルターユニット及び照明器具の多様なレイアウトを可能にする一方、基本モジュール及びサブモジュールの寸法に従ってクリーンルーム天井構造のフレーム部材を標準化することを可能にする。これは、資材流通性又は汎用性の向上をもたらすばかりでなく、天井設置工事又は改修工事等の資材費及び工事費の低減を可能にする。従って、本発明の天井構造は、このような実務的観点からも極めて有益である。
本発明のクリーンルーム天井構造によれば、ファンフィルターユニット及び照明器具を組込むことができ、しかも、クリーンルーム内の設備の配置、所要清浄度及び所要照度に応じてファンフィルターユニット及び照明器具の配置を任意に設定することができる。
本発明の好適な実施形態において、上記格子状フレームは、メインフレーム部材の交点において建築物の構造体から懸吊される。このような構成によれば、サブフレーム部材を介してメインフレーム部材に伝達するファンフィルターユニット又は照明器具の荷重は、メインフレーム部材の交点において支持されるので、長辺方向のメインフレーム部材に過大な曲げ応力又は剪断応力が作用するのを防止することができる。
好ましくは、サブフレーム部材が接続される短辺方向のメインフレーム部材は、長辺方向のメインフレーム部材よりも低い曲げ剛性又はこれと同じ曲げ剛性を有し、長辺方向のメインフレーム部材よりも低い高さ(梁せい寸法)又はこれと同じ高さを有する。
更に好ましくは、メインフレーム部材及びサブフレーム部材は、方形断面の本体部分と、本体部分の下部を両側に拡大した方形拡大部分とから構成され、方形拡大部分は、ファンフィルターユニット、照明器具又はブランクパネルの支持面をサブフレーム部材の両側に形成する。ファンフィルターユニット、照明器具又はブランクパネルの外縁部分と、サブフレーム部材の支持面との間には、ガスケット等の気密保持手段が介挿される。所望により、ブランクパネルの浮き上がりを防止する弾性部材をメインフレーム部材又はサブフレーム部材に取付けても良い。
所望により、複数のサブフレーム部材をグリッド内に配置し、サブフレーム部材の数に相応したサブモジュールに基本モジュールを分割しても良い。
本発明の好ましい実施形態において、ファンフィルターユニット及び/又は照明器具の受電部又は制御部は、比較的容易に接続・解離可能な接続手段(指し込み式のコネクタ等)を介して電源配線、制御配線又は通信配線等に接続される。このような構成によれば、照明器具及びファンフィルターユニットの配置は、電源配線、制御配線等による制約を実質的に受けないので、照明器具及びファンフィルターユニットの位置の設定及び変更は、比較的容易に行うことができる。即ち、このような接続手段は、ファンフィルターユニット及び照明器具の配置の任意性、或いは、ファンフィルターユニット及び照明器具等のレイアウトの設計自由度に関する本発明の優位性を確保し又は更に高める上で望ましく採用される。
更に好ましくは、消防設備(スプリンクラ、火災報知機等)等の如く、その位置を固定すべき必要がある建築設備機器が、メインフレーム部材の交点に配置される。交点に配置された建築設備機器(及びその配線・配管類)は、照明器具及びファンフィルターユニットの位置設定及び位置変更の任意性又は設計自由度と直接に関連せず、従って、このような構成は、前述した本発明の優位性を確保し又は更に高める上で好ましく採用される。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した天井構造体の全体構成を示す概略平面図である。
天井構造体1は、縦横に延びるメインフレーム部材2、3によって形成された格子状骨組を有する。均一な平面形状及び寸法を有する多数の方形グリッドが、メインフレーム部材2、3によって天井平面に区画される。メインフレーム2、3は、直交方向(XY方向)に配向され、X方向のメインフレーム2は、所定間隔Syを隔てて等間隔に配置され、Y方向のメインフレーム3は、所定間隔Sxを隔てて等間隔に配置される。間隔Sxは、間隔Syよりも大きな寸法に設定され、各グリッドは、長辺がX方向に延び且つ短辺がY方向に延びる長方形平面形態を呈する。
間隔Sx、Syは、比較的大型のファンフィルターユニットFの平面寸法(例えば、約1500mm×1000mm)に相応する寸法に設定される。図1に"a"部詳細として示す如く、ファンフィルターユニットFを各グリッドに組込み、メインフレーム部材2、3によって支持することができる。図1に"b"部詳細として示す如く、ブランクパネル(盲板)Bを各グリッドに組込み、メインフレーム部材2、3によって支持しても良い。
図1に"c"部詳細及び"d"部詳細として示すように、特定の領域に位置するグリッドには、X方向に延びるサブフレーム部材4が配置される。サブフレーム部材4の両端部は、Y方向のメインフレーム部材3に連結される。サブフレーム部材4は、メインフレーム部材2と平行に延び、隣り合うメインフレーム部材3の間に水平に架設される。
吊りボルト5が、メインフレーム部材2、3の交差部に配置され、メインフレーム部材2、3を建築物の構造体(図示せず)から懸吊する。従って、メインフレーム部材2、3は、各交差部を支点とした横架材として天井面に架設される。所望により、スプリンクラ、火災報知機等の建築設備機器をメインフレーム部材2、3の交差部下面に配設しても良い。
図2は、各グリッドを構成するモジュールM及びサブモジュールM1、M2、M3、M4を模式的に示す平面図であり、図3は、モジュールM及びサブモジュールM1、M2、M3、M4の使用形態を示す平面図である。
天井構造体1の各グリッドは、メインフレーム2、3の間隔Sx、Syに相応する平面寸法(Sx×Sy)を有する天井構成単位、即ち、図2(A)に示す基本モジュールMとして把握することができる。小型ファンフィルターユニットF’及び照明器具Eをグリッドに組込む場合、各グリッドは、図2(B)に示す如く、細分化した二次的な天井構成単位(サブモジュール)M1、M2の組合せとして把握することができる。即ち、基本モジュールMは、サブフレーム部材4によってサブモジュールM1、M2に分割される。
サブフレーム部材4は、メインフレーム部材3を寸法S1、S2に分割する位置に配置される。寸法S1、S2は、小型ファンフィルターユニットF’及び照明器具Eの幅寸法に相応した寸法値に設定される。サブモジュールM1は、小型のファンフィルターユニットF’を実装可能な開口を構成し、サブモジュールM2は、照明器具組込み帯域を構成する。例えば、ファンフィルターユニットF’は、約1500mm×750mmの平面寸法を有し、照明器具は、約1500mm×250mmの平面寸法を有する。
図2(C)又は図2(D)にサブモジュールM2、M3、M4として示す如く、各グリッドを複数のサブフレーム部材4によって3つ以上のサブモジュールに分割しても良い。サブフレーム部材4は、メインフレーム部材3を寸法S2、S3、S4に分割する位置に配置される。寸法S3、S4は、照明器具E以外の部分に配置されるブランクパネルの幅寸法に相応して設定される寸法値である。
図3(A)〜(D)に示すように、各グリッドの使用形態は、主として、以下の第1〜第4パターンに分類される。
(1) 第1パターン(図3(A)):大型ファンフィルターユニットFをモジュールMに実装し、ファンフィルターユニットFをメインフレーム2、3によって支持する使用形態。
(2) 第2パターン(図3(B)):モジュールMにブランクパネルBを組込み、ブランクパネルBをメインフレーム2、3によって支持する使用形態。
(3) 第3パターン(図3(C)):サブモジュールM1に小型のブランクパネルB’を組込み、メインフレーム2、3及びサブフレーム4にによってブランクパネルB’を支持するとともに、照明器具EをサブモジュールM2に組込み、照明器具Eをメインフレーム2、3及びサブフレーム4によって支持する使用形態。
(4) 第4パターン(図3(D)):小型ファンフィルターユニットF’をサブモジュールM1に実装し、メインフレーム2、3及びサブフレーム4にによってファンフィルターユニットF’を支持するとともに、照明器具EをサブモジュールM2に組込み、照明器具Eをメインフレーム2、3及びサブフレーム4によって支持する使用形態。
各グリッドは、図3(E)〜(G)に示す第5〜第7パターンの使用形態で使用しても良い。
(5) 第5パターン(図3(E)):小型のファンフィルターユニットF’をサブモジュールM1に実装し、メインフレーム2、3及びサブフレーム4によってファンフィルターユニットF’を支持するとともに、小型のブランクパネルB”をサブモジュールM2に配置し、ブランクパネルB”をメインフレーム2、3及びサブフレーム4によって支持する使用形態。
(6) 第6パターン(図3(F)):照明器具Eを両側のサブモジュールM2に組込み、照明器具Eをメインフレーム2、3及びサブフレーム4によって支持するとともに、小型のブランクパネルB1を中央のサブモジュールM3に配置し、ブランクパネルB1をメインフレーム3及びサブフレーム4によって支持する使用形態。
(7) 第7パターン(図3(G)):照明器具Eを中央のサブモジュールM2に配置し、照明器具Eをメインフレーム3及びサブフレーム4によって支持するとともに、小型のブランクパネルB2を両側のサブモジュールM4に配置し、ブランクパネルB2をメインフレーム2、3及びサブフレーム4によって支持する使用形態。
図1に示す天井構造体1は、クリーンルーム内設備のレイアウトに相応して全グリッドを上記第1〜第4パターンに設定した構成を有する。即ち、天井構造体1は、図1に"a"部詳細として示す第1パターンのグリッド、"b"部詳細として示す第2パターンのグリッド、"c"部詳細として示す第3パターンのグリッド、"d"部詳細として示す第4パターンのグリッドをクリーンルーム内設備のレイアウトに相応して適所に配置した構成を有する。
このようなパターンの多様性にもかかわらず、天井構造体1のグリッド構成部材は、サブフレーム部材4の有無が相違するにすぎない。従って、サブフレーム部材4の着脱に応じて、モジュールM、サブモジュールM1及びサブモジュールM2を任意に組合せることができる。これは、標準寸法(大型)のファンフィルターユニットF、ブランクパネルB及び照明器具Eと、これを小型化したファンフィルターユニットF’及びブランクパネルB’とによって、多種多様な天井レイアウトを実現し得ることを意味する。
例えば、高度な清浄性を要する設備の直上に位置する領域αでは、全モジュールMが第1パターン("a"部詳細)に設定される。他方、照度を重視した領域βでは、モジュールMは、第3又は第4パターン("c"部詳細、"d"部詳細)に設定される。また、清浄度及び照度のいずれをも要しない領域γでは、全モジュールMが第2パターン("b"部詳細)に設定される。
所望により、前述の第5〜第7パターンを更に使用し、天井構造体1を更に多様な形態に設計・施工しても良い。
天井構造体1は、クリーンルーム内設備のレイアウト変更に相応したファンフィルターユニットF等のレイアウト変更を可能にする。即ち、基本モジュールMは、サブフレーム部材4の装着によってサブモジュールM1、M2に変化し、サブモジュールM1、M2は、サブフレーム部材4の取外しによって基本モジュールMに変化する。従って、設備レイアウトの変更に応じてファンフィルターユニットF等のレイアウトを所望の如く変更することができる。
図4は、クリーンルーム内製造設備のレイアウト変更に相応してファンフィルターユニットF等のレイアウトを変更した天井構造体1’を概略的に示す平面図である。
図4に示す天井構造体1’は、前述の第1〜第4パターンをクリーンルーム内設備のレイアウトに相応して適当に組合せた構成のものであるが、全面的にファンフィルターユニットFを実装した第1パターン("a"部詳細)の領域α、比較的多数の照明器具Eを配置した第3又は第4パターン("c"部詳細、"d"部詳細)の領域β、ブランクパネルBを天井面全域に組込んだ第2パターン("b"部詳細)の領域γは、図1に示す天井構造体1と相違する。
従って、上記構成の天井構造体1によれば、クリーンルーム内の製造設備等の配置、所要清浄度及び所要照度等に応じてファンフィルターユニット及び照明器具の配置を任意に設定し又は設定変更することができ、ファンフィルターユニットF及び照明器具Eのレイアウトに関する設計自由度は、大きく向上する。しかも、天井構造体1は、照明器具Eをグリッド内に組込んだ構成を有するので、天井裏領域又はプレナム空間から電球交換等のメンテナンスを実施することができる。
図5は、天井構造体1の構成を示す縦断面図及び部分拡大断面図であり、図6は、天井構造体1の部分拡大平面図、I−I線断面図、II−II線断面図、III−III線断面図及びIV−IV線断面図である。
天井構造体1は、吊りボルト5によって建築物の横架材10(本例では、鉄骨構造の梁)に懸吊される。吊りボルト5には、ターンバックル51が介挿される。吊りボルト5の上端螺子部には、ナット53が螺着し、吊りボルト5は、ナット53によって保持具52に係止する。保持具52は、クランプ式固定具54に連結し、固定具54は、横架材10に固定される。他方、吊りボルト5の下端螺子部には、ナット55が螺着し、ナット55は、メインフレーム部材2の係止溝部分21に係止する。
メインフレーム部材2の本体部分22は、十分な剛性を有する中空な方形断面の金属成形部材(例えば、アルミ引抜き材)からなり、水平に天井面に延在する。図6(B)に示すように、本体部分22は、両側に拡大した拡大部分23を下端部に有する。拡大部分23の上面は、ファンフィルターユニットF等を支持する支持面24を構成する。
図5に拡大して示すように、メインフレーム部材3の端部が、連結具30を介してメインフレーム部材2に一体的に連結される。連結具30は、板状の金属成形部材からなり、固定用螺子又はビス25によってX方向メインフレーム部材2の拡大部分23に固定されるとともに、Y方向メインフレーム部材3の中空部に延入し、固定用螺子又はビス26によってメインフレーム部材3に固定される。
Y方向に延びるメインフレーム部材3は、X方向に延びるメインフレーム部材2と同様、中空な方形断面の金属成形部材からなり、水平に天井面に延在する。図6(C)及び図6(D)に示すように、メインフレーム部材3の本体部分32は、両側に拡大した拡大部分33を有する。拡大部分33の上面は、ファンフィルターユニットF等を支持する支持面34を構成する。メインフレーム部材3の支点間距離(Sy)は、メインフレーム部材2の支点間距離(Sx)よりも小さく、従って、メインフレーム部材3の高さ寸法h2(梁せい)は、メインフレーム部材2の高さ寸法h1(梁せい)よりも小さい寸法値に設定される。
図6(A)には、サブフレーム部材4とメインフレーム部材3との接合構造が示されている。サブフレーム部材4は、メインフレーム部材3と実質的に同じ断面を有する中空な金属成形部材からなり、水平に天井面に延在する。サブフレーム部材4の端部は、連結具40によってメインフレーム部材3に直角に一体連結される。連結具40は、T形平面形態を有する板状の金属成形部材からなり、固定用螺子又はビス35によってメインフレーム部材3に固定されるとともに、固定用螺子又はビス36によってサブフレーム部材4に固定される。
サブフレーム部材4の本体部分42も又、両側に拡大した拡大部分43を有し、拡大部分43は、ファンフィルターユニットF等を支持する支持面44を本体部分42の両側に形成する。一般に、ファンフィルターユニットF、F’は、約40〜80kg程度の重量を有する。メインフレーム部材3の支点間距離は、メインフレーム部材2の支点間距離と実質的に同じ寸法(Sx)であるが、サブフレーム部材4が負担する荷重は、メインフレーム部材2、3よりも小さく、従って、サブフレーム部材4の高さ(梁せい)は、メインフレーム部材3と同じ高さ寸法h2に設定される。
図7は、ファンフィルターユニットF等をメインフレーム部材2、3及びサブフレーム部材4によって支持した状態を示す縦断面図である。
図7(A)及び図7(C)に示すように、ファンフィルターユニットF、F’及び照明器具Eの外縁部下面が、メインフレーム部材2、3及びサブフレーム部材4の支持面24、34、44上に支持される。各機器F、F’、Eの外縁部と支持面24、34、44との間には、気密保持用ガスケット50が介挿される。
同様に、図7(B)及び図7(D)に示す如く、ブランクパネルB、B’、B1、B2の外縁部下面が、メインフレーム部材2、3及びサブフレーム部材4の支持面24、34、44上に支持される。ブランクパネルB、B’、B1、B2の外縁部と支持面24、34、44との間には、気密保持用ガスケット50が介挿される。所望により、ブランクパネルB、B’、B1、B2に当接する弾性部材51、52が、ブランクパネルB、B’、B1、B2の浮き上がりを阻止するようにメインフレーム部材2、3及びサブフレーム部材4に取付けられる。
サブフレーム部材4が支持するファンフィルターユニットF’等の荷重は、連結具40を介してメインフレーム部材3に伝達し、メインフレーム部材3が負担する荷重は、連結具30を介してメインフレーム部材2に伝達する。
短辺方向(Y方向)のメインフレーム部材3は、支点間距離(Sy)が相対的に小さく、従って、過大な曲げ応力がメインフレーム部材3に作用するのを防止することができる。メインフレーム部材3の荷重は、吊りボルト5によって実質的に直に支持されるので、サブフレーム部材3の設置に伴うメインフレーム部材2の補強又は断面剛性増大等も、格別に要しない。なお、本例では、メインフレーム部材3の高さ(梁せい)h2をメインフレーム部材2の高さ(梁せい)h1よりも小寸法に設定し、メインフレーム部材3の剛性を相対的に低下しているが、メインフレーム部材2、3及びサブフレーム部材4を実質的に同じ部材断面に設計しても良い。
図8〜図10は、天井構造体1の使用形態を例示する斜視図である。
図8には、前述の第2及び第3パターン(図3(B)及び図3(C))を採用した天井構造体1の部分が示されている。図8に示す天井構造体1の部分には、照明器具E及びブランクパネルB、B’のみが配置される。
図9には、前述の第1〜第4パターン(図3(A)〜図3(D))を採用した天井構造体1の部分が示されている。図9に示す天井構造体1の部分には、照明器具E、ブランクパネルB、B’及びファンフィルターユニットF、F’が配置される。
同様に、図10には、前述の第1〜第4パターン(図3(A)〜図3(D))を採用した天井構造体1の部分が示されている。図10に示す天井構造体1の部分には、図9に示す天井構造体部分と同じく、照明器具E、ブランクパネルB、B’及びファンフィルターユニットF、F’が配置される。しかしながら、照明器具E、ブランクパネルB、B’及びファンフィルターユニットF、F’の配置は、図9に示すものと大きく相違する。
図8〜図10に示す使用形態において、メインフレーム部材2、3の配置は同一である。従って、天井構造体1は、サブフレーム部材4の配置変更のみにより、照明器具E、ブランクパネルB、B’及びファンフィルターユニットF、F’の多種多様な配置に適応し、また、これら天井構成要素の配置変更に順応する。
以上、本発明の好適な実施例について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変形又は変更が可能であり、このような変形例又は変更例も又、本発明の範囲内に含まれるものであることは、いうまでもない。
例えば、メインフレーム部材2とサブフレーム4との間にY方向のサブフレームを更に架設し、サブモジュールを更に細分化したサブモジュールをグリッド内に形成することも可能である。
本発明の天井構造は、清浄空気のダウンフローを室内に形成する一方向流式空調システムを備えた電子デバイス製造用クリーンルームの天井に好ましく適用される。本発明の天井構造を医療施設又はバイオ関連施設等のクリーンルームに適用することも可能である。本発明の天井構造は殊に、天井高が高く設計され、照明器具等のメンテナンスを天井裏領域又はプレナム空間から行う必要があるクリーンルームの天井構造として好適に使用される。本発明の天井構造によれば、クリーンルーム内の電子デバイス製造設備等のレイアウトに相応してファンフィルターユニット及び照明器具の配置を最適化することができる。また、本発明によれば、電子デバイス製造設備のレイアウト変更と関連してファンフィルターユニット及び照明器具の配置を容易に変更することができるので、その実用的効果は、顕著である。
本発明を適用した天井構造体の全体構成を示す概略平面図である。 天井構成体の各グリッドを構成するモジュール及びサブモジュールを模式的に示す平面図である。 図2に示すモジュール及びサブモジュールの使用形態を示す平面図である。 製造設備のレイアウト変更に伴ってファンフィルターユニット等のレイアウトを変更した天井構造体の構成を例示する概略平面図である。 天井構造体の構造を示す縦断面図及び部分拡大断面図である。 図5に示す天井構造体の部分拡大平面図、I−I線断面図、II−II線断面図、III−III線断面図及びIV−IV線断面図である。 ファンフィルターユニット、照明器具及びブランクパネルをメインフレーム部材及びサブフレーム部材によって支持した状態を示す縦断面図である。 天井構造体の使用形態を例示する斜視図である。 天井構造体の他の使用形態を例示する斜視図である。 天井構造体の更に他の使用形態を例示する斜視図である。 格子状フレーム構造を有する従来の天井構造体の構成を概略的に示す平面図である。 図11に示す天井構造体の変形例を概略的に示す平面図である。 照明器具ライン及びFFUラインを備えた従来の天井構造体の構成を示す概略平面図である。
符号の説明
1:天井構造体
2:メインフレーム部材(X方向)
3:メインフレーム部材(Y方向)
4:サブフレーム部材
5:吊りボルト
M:モジュール
M1、M2、M3、M4:サブモジュール
E:照明器具
F、F’:ファンフィルターユニット
B、B’、B1、B2:ブランクパネル

Claims (7)

  1. 水平な格子状フレームを構成するメインフレーム部材を建築物の構造体から懸吊して長方形グリッドを天井面に形成し、ファンフィルターユニット又はブランクパネルを各グリッドに組込み、実質的に気密状態のクリーンルーム天井面を形成するクリーンルーム天井構造において、
    前記グリッドの長辺方向に延びる前記メインフレーム部材と平行にサブフレーム部材を前記グリッド内に配置して前記グリッドを分割し、前記サブフレーム部材の両端部を短辺方向のメインフレーム部材に着脱可能に接続し、照明器具、前記ファンフィルターユニット又は前記ブランクパネルを組込み可能な領域を前記グリッド内に形成し、前記メインフレーム部材及び前記サブフレーム部材によって前記ファンフィルターユニット、照明器具又はブランクパネルを支持することを特徴とするクリーンルーム天井構造。
  2. 前記格子状フレームは、前記メインフレーム部材の交点において建築物の構造体から懸吊されることを特徴とする請求項1に記載のクリーンルーム天井構造。
  3. 前記サブフレーム部材が接続される短辺方向の前記メインフレーム部材は、長辺方向の前記メインフレーム部材よりも低い曲げ剛性又は該メインフレーム部材と同等の曲げ剛性を有し、長辺方向の前記メインフレーム部材よりも低い高さ又は該メインフレーム部材と同じ高さを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のクリーンルーム天井構造。
  4. 前記メインフレーム部材及び前記サブフレーム部材は、方形断面の本体部分と、本体部分の下部を両側に拡大した方形拡大部分とから構成され、該方形拡大部分は、前記ファンフィルターユニット、照明器具又はブランクパネルの支持面を前記サブフレーム部材の両側に形成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のクリーンルーム天井構造。
  5. 複数の前記サブフレーム部材をグリッド内に配置したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のクリーンルーム天井構造。
  6. 水平な格子状フレームを構成するメインフレーム部材を建築物の構造体から懸吊して長方形グリッドを天井面に形成し、ファンフィルターユニット又はブランクパネルを各グリッドに組込み、実質的に気密状態のクリーンルーム天井面を形成するクリーンルーム天井構造において、
    前記グリッドは、前記ファンフィルターユニットを組込み可能な平面寸法に設定された基本モジュール(M)を構成し、
    前記グリッドは、該グリッドの長辺方向に延びるメインフレーム部材と平行に配置されたサブフレーム部材によって第1及び第2サブモジュールに分割され、前記第1モジュール(M1)は、小型のファンフィルターユニットを組込み可能な平面寸法に設定され、前記第2モジュール(M2)は、照明器具を組込み可能な平面寸法に設定され、
    前記基本モジュール及びサブモジュールの配置に基づいて、前記ファンフィルターユニットの実装率と、クリーンルーム内の照度分布とを設定するようにしたことを特徴とするクリーンルーム天井構造。
  7. 複数の前記サブフレーム部材を前記グリッド内に配置し、該サブフレーム部材の数に相応した数のサブモジュールに前記基本モジュールを分割することを特徴とする請求項6に記載のクリーンルーム天井構造。

JP2005322011A 2005-11-07 2005-11-07 クリーンルーム天井構造 Expired - Fee Related JP4302688B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005322011A JP4302688B2 (ja) 2005-11-07 2005-11-07 クリーンルーム天井構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005322011A JP4302688B2 (ja) 2005-11-07 2005-11-07 クリーンルーム天井構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007126924A JP2007126924A (ja) 2007-05-24
JP4302688B2 true JP4302688B2 (ja) 2009-07-29

Family

ID=38149784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005322011A Expired - Fee Related JP4302688B2 (ja) 2005-11-07 2005-11-07 クリーンルーム天井構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4302688B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4827893B2 (ja) * 2008-06-27 2011-11-30 株式会社上村工業 クリーンエアー吹出し供給用の箱形ユニット装置
EP4234439A1 (en) 2020-10-26 2023-08-30 Murata Machinery, Ltd. Hanging tool

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007126924A (ja) 2007-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5313759A (en) Cleanroom ceiling system
JP3216203U (ja) Ledライトパネルアセンブリ
KR20120089298A (ko) 통합 장비 지지 구조물을 가진 천장 시스템
JP2013258163A (ja) 光半導体照明装置
US20170101779A1 (en) Equipment support system and method of supporting equipment
CA2994480A1 (en) Ventilation kit and recessed light fixture assembly with ventilation
JP4302688B2 (ja) クリーンルーム天井構造
JP2020204463A (ja) 架台及びそれを用いた施工方法
CN104452969B (zh) 一种易于拆装的洁净室
JP2018120275A (ja) サーバ室用空調システム及びサーバラック固定構造
JP3479650B1 (ja) クリーンルーム用天井構造
JP2006283514A (ja) 枠材支持構造
CN112563952A (zh) 一种箱变变压器室散热门板及箱变变压器室
CN213089286U (zh) 一种led显示屏安装架
KR20180057092A (ko) 프로파일 조립용 조인트 체결장치
CN105387005A (zh) 一种风机过滤机组及洁净室
KR102647338B1 (ko) 엘이디 일체형 필터 시스템
CN215630937U (zh) 一种超大曲面grc幕墙节点构造
JP3064127U (ja) クリ―ンル―ムのリタ―ンチャンバ床の構造
CN217893196U (zh) 船用组装式通风栅及船舱
CN212905600U (zh) 一种可调型光纤配线架底座
CN211738989U (zh) 隧道灯及其型材侧架
JP2014086356A (ja) 照明装置
CN217763158U (zh) 一种工程灯
KR20170131940A (ko) 클린룸용 시스템 실링

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080926

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20090205

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20090408

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090416

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090422

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4302688

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees