JP4302590B2 - 研磨装置及びリテーナ取り付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウェーハや液晶基板等の製造に際し、特に半導体ウェーハや液晶基板等の平坦面を有する被研磨物の表面を研磨するための研磨装置に関する。
半導体デバイスを作製するための原料ウェーハとして用いられるウェーハは、チョクラルスキー法(CZ法)や浮遊帯域溶融法(FZ法)等により単結晶の半導体インゴットを成長させ、成長した半導体インゴットの外周を円筒研削盤等により研削して整形し、これをスライス工程でワイヤソーによりスライスして形成される。
その後、研磨装置によりウェーハの表面を粗研磨並びに仕上げ研磨を行い、ウェーハ洗浄を施して鏡面ウェーハとしている。
このような各種工程を経て得られた鏡面ウェーハの表面に回路を形成して半導体デバイスを作製するため、近年の高精度のデバイス作製では極めて高い平坦度が要求される。例えば、ウェーハの表面平坦度が低いと、フォトリソグラフィ工程における露光時にレンズ焦点が部分的に合わなくなり、回路の微細パターン形成が難しくなるという問題が生ずる。また、半導体ウェーハのみならず、液晶基板等の平坦面を有する被研磨物においても表面を高平坦にすることが求められている。
このように、極めて高い平坦度を有するウェーハを製造するために、ウェーハの研磨は非常に重要であるといえる。一般に、研磨を行う研磨装置は、表面に研磨用のクロスが貼付された円板状の定盤と、研磨すべきウェーハの裏面を保持して研磨クロスにウェーハの表面を押し付けるウェーハチャックを有する。ウェーハと研磨クロスの間にスラリーを供給して、ウェーハ表面を定盤に押し付けた状態でウェーハと定盤とを相対回転させることにより、ウェーハ表面の研磨を行う。
また、研磨クロスは弾性を有するため、ウェーハを研磨クロスに押し付けながら研磨を行うと、ウェーハは研磨クロスに僅かに沈み込むことになる。すると、研磨クロスからの弾性応力はウェーハの外周縁部に集中するため、ウェーハの中心部に比べて外周縁部でウェーハにかかる圧力が大きくなり、ウェーハ外周縁部が過剰に研磨されるという問題が発生する。
これを解消すべく、ウェーハチャックの外周に同心状に円環状のリテーナを配設し、このリテーナにより研磨クロスを任意の圧力で押圧してウェーハの外周部における研磨クロスの変形を抑えて、過剰な研磨を防止する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図7は、このようなリテーナを有する従来の研磨装置の縦断面図である。
図7において、研磨装置1は、出力軸2により所定方向に回転可能な円板状の定盤3と、定盤3の表面に貼り付けられた研磨クロス4と、研磨クロス4の上方に位置してウェーハ5を保持するバキューム式のチャックユニット6とを備えている。
チャックユニット6は、バキュームエア系7とエアバッグエア系8,9とを設けた円板状のバキュームチャックベース10と、バキュームチャックベース10の外周縁の下面にリテーナホルダー11を介して保持されたセラミックス製の円環状のリテーナユニット12と、リテーナユニット12の内側に配置された不通気性のチャック本体ユニット13とを備えている。
バキュームチャックベース10は回転軸10bを有しており、チャックユニット6の全体が定盤3とは独立して回転するように構成されている。尚、各エア系7〜9は、この回転軸10bからバキュームチャックベース10内を連通している。また、バキュームチャックベース10の外周面には複数の支持突起10aが突出されている。この支持突起10aは、リテーナホルダー11の内壁面に形成された凹部11aに遊びをもった状態で嵌まりあっており、これによりリテーナホルダー11を揺動可能に保持している。
リテーナユニット12の外周面には複数の支持突起12aが突出されている。この支持突起12aは、リテーナホルダー11の内壁面に形成された凹部11bに遊びをもった状態で嵌まりあっており、これによりリテーナユニット12がリテーナホルダー11に揺動可能に保持されている。また、リテーナユニット12の底面には、ガイドリング15と保護層16とが2層状態で設けられている。
リテーナユニット12の上面には、エアバッグエア系9と連通されたリテーナ用エアバッグ17が設けられている。このリテーナ用エアバッグ17は、その圧力により研磨クロス4に対する保護層16の圧接力が調整されると同時にリテーナユニット12の全体の傾きが保護層16を基準として調整される。
チャック本体ユニット13の外周面には複数の支持突起13aが突出されている。この支持突起13aは、リテーナユニット12の内壁面に形成された凹部12bに遊びをもった状態で嵌まりあっており、これによりチャック本体ユニット13がリテーナユニット12に揺動可能に保持されている。また、チャック本体ユニット13の底面には、ウェーハ5を吸着保持するチャック本体18が設けられている。このチャック本体18は、バキュームエア系7と連通されており、このバキュームエア系7の負圧によりウェーハ5を吸着保持する。
チャック本体ユニット13の上面には、エアバッグエア系8と連通されたチャック本体用エアバッグ19が設けられている。このチャック本体用エアバッグ19は、その圧力により研磨クロス4に対するウェーハ5の圧接力が調整されると共に、チャック本体ユニット13の全体の傾きが研磨クロス4にあわせて調整される。
このような構成においては、図示を略す昇降装置によりチャックユニット6が昇降され、その下降によりウェーハ5並びに保護層16が研磨クロス4に圧接される。
この際、ウェーハ5はエアバッグ19の圧力により研磨クロス4に対する圧接力が調整されると共に接触面の傾きが調整され、保護層16はエアバッグ19の圧力により研磨クロス4に対する圧接力が調整されると共に接触面の傾きが調整される。
この状態から、出力軸2および回転軸10bを回転させることにより、ウェーハ5の表面が研磨クロス4により研磨されると同時に、ウェーハ5の外周に位置する保護層16が研磨クロス4を任意の圧力で押圧する。
これにより、ウェーハ5の外周部における研磨クロス4の変形が抑制され、ウェーハ5の外周縁部の過剰な研磨が防止される。
特開2001−319905号公報
ところで、近年のウェーハ5の仕上げ精度に対する要求はさらに高くなっており、ウェーハ5の品質を見極める平坦度の数値はより厳しく要求されているのが実情である。
ここで平坦度とは、一般に、ウェーハ5の全体(Global)の平坦度とチップ単位(Site)の平坦度とがある。また、平坦度には、ウェーハ5の裏面を完全に平坦と仮定した場合の裏面を基準とした平坦度(以下、単に「裏面基準」と称する。)と、ウェーハ5の表面を基準として最小自乗法により基準平面を定義して算出した平坦度(以下、単に「表面基準」と称する。)とがある。
一般に、裏面基準のウェーハ全体の平坦度はGBIR(Global Back Ideal Range)と称され、裏面基準のチップ単位の平坦度はSBIR(Site Back Ideal Range)若しくはSBID(Site Back Ideal Deviation)と称される。
また、表面基準のウェーハ全体の平坦度はGFLR(Global Front Least Squares Range)若しくはGFLD(Global Front Least Squares Deviation)と称され、表面基準のチップ単位の平坦度はSFQR(Site Front Least Squares Range)若しくはSFQD(Site Front Least Squares Deviation)と称される。なお、GFLRやSFQRなどの表面基準の平坦度の指標は、薄板状のウェーハ特有のものではなく、一般的に平面の平坦度を表すためにも使用することができ、特に本願ではリテーナの圧接面の平坦度を表す指標としても用いている。
GFLRは、吸着固定などにより裏面を平面に矯正した状態にて、リテーナ表面(圧接面)高さの最大値と最小値の差であり、測定点を使用し最小自乗法にて定められた平面を基準とする面に対する、最大値と最小値の差より算出する。また、SFQRは、吸着固定などにより裏面を平面に矯正した状態にて、各サイトごとの測定点を使用し最小自乗法にて定められた平面を基準とする面に対する最大値と最小値の差より算出する。
近年においては、表面基準のウェーハ全体の平坦度(以下、「GFLR」と称する)で0.65μm〜1.0μm、表面基準のチップ単位の平坦度(以下、「SFQR」と称する)で0.1μm以下という超平坦化ウェーハが要求されている。
これに対し、上記の如く構成された研磨装置にあっては、ウェーハ5の外周部にリテーナユニット12の材質であるセラミックスとは異なる材質からなる保護層16を研磨クロス4に圧接している。また、研磨クロス4には、リテーナユニット12の一部の下端面が保護層16と同時に圧接している。
ウェーハ5の研磨後の仕上げ精度は、上述したようにリテーナ無しに対してリテーナ有りのほうが断然良いことは知られている。
しかしながら、上述したリテーナユニット12では、研磨クロス4に対してリテーナユニット12の一部の下端面と保護層16とを同時に圧接していることから、研磨クロス4への圧接面を両者間に跨って同一平面状に配置することが困難であり、ウェーハ5の平坦度(GFLR,SFQR、以下同じ)を高く仕上げることが困難であった。
これは、ウェーハ5の表面を高平坦に研磨しようとする場合、リテーナの研磨クロス4への圧接面が大きく関係していることを示すものであると考えられる。
そこで、研磨クロス4への圧接面を一つの材質(PEEK材)のみから構成された一般的な樹脂製リテーナを用い、チャック圧300g/cm、リテーナ圧200g/cmで仕上げ研磨を行ったところ、図8(A)に示すように、外周部分に面ダレの発生した平坦度の低いウェーハとなった。図8(A)はウェーハを三次元的に表現した立体模式図、図8(B)はウェーハの等高線図である。
このウェーハ5を研磨するに際しリテーナの圧接面の面圧を調べたところ、不均一な圧接力となっており、その圧接力の不均一さが図8(B)に示すようにウェーハの面ダレとして転写されたと考えられる。
尚、図8(B)の面ダレ発生部分が多いところは、図8(C)に示したリテーナの図を参照すると、ノッチ部を0°とした場合に、0°付近、135°付近、270°付近であった。
続いて、樹脂製リテーナの圧接面平坦度とウェーハ平坦度の関係を調べた。図9は、樹脂製リテーナの圧接面の平坦度を示しており、ノッチ部を基準高さ0μmとして、図8(C)に示した角度毎にリテーナの圧接面の高さを測定したグラフである。測定にはA〜Dの4種類の樹脂製リテーナを使用した。図9に示すように、樹脂製リテーナA〜Dの圧接面は凸凹になっており、平坦度が極めて悪いことがわかる。
図10(A),(B)は、樹脂製リテーナAにより研磨した後のウェーハの表面状態、図10(C),(D)は樹脂製リテーナBにより研磨した後のウェーハの表面状態、図10(E),(F)は、樹脂製リテーナCにより研磨した後のウェーハの表面状態、図10(G),(H)は樹脂製リテーナDにより研磨した後のウェーハの表面状態を示す。
図9と図10を対比すると、リテーナの圧接面が凸になる部分ではウェーハ表面に切り立ちが発生し、リテーナの圧接面が凹になる部分では面ダレが発生することがわかる。このように、リテーナの圧接面の凸凹と研磨されたウェーハの凸凹が一致していることが判明した。このことから、平坦度(GFLR)が高いリテーナほど高平担度なウェーハ研磨となることがわかる。
さらに、ウェーハの平担度を高くするにはリテーナの圧接面の平担度が大きく寄与していることを実証するため、セラミックス製リテーナについて同様な実験を行った。図11は、セラミックス製リテーナの圧接面の平坦度を示しており、ノッチ部を基準高さ0μmとして、図8(C)に示した角度毎にリテーナの圧接面の高さを測定したグラフである。測定にはE〜Gの3種類のセラミックス製リテーナを使用した。図11に示すように、リテーナE〜Gの圧接面は樹脂製リテーナよりも、平坦度が高いことがわかる。
ここでセラミックス製リテーナを採用したのは、加工の関係から樹脂製リテーナよりも圧接面の平坦度を良くできること、水分を吸収しても変形が少ないこと、および、磨耗し難いことから、樹脂製リテーナよりも高い平坦度を維持できるとして採用した。
図12(A),(B)は、セラミックス製リテーナEにより研磨した後のウェーハの表面状態、図12(C),(D)はセラミックス製リテーナFにより研磨した後のウェーハの表面状態、図12(E),(F)は、セラミックス製リテーナGにより研磨した後のウェーハの表面状態を示す。この図12(A)〜(F)に示すように、高平坦度を有するセラミックス製リテーナを用いると、研磨後のウェーハの平担度を高く維持することができる。
このことから、本願発明者は、リテーナの圧接面の平担度がウェーハ研磨後の平担度に大きく関係していることをつきとめた。
本出願に係る発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、被研磨物を目的とする平担度に容易に加工することができる研磨装置及びリテーナ取り付け構造を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本出願に係る第1の発明は、被研磨物の表面を研磨する研磨クロスを備えた定盤と、被研磨物を保持して前記研磨クロスに被研磨物を圧接させるチャックと、被研磨物の外周を囲繞するように前記チャックの外周に配置されて前記研磨クロスに圧接するリテーナと、を備えた研磨装置において、前記リテーナの前記研磨クロスへの圧接面を、被研磨物に求められる平坦度よりも高平担度としたことを特徴とする研磨装置である。
上記の発明によれば、リテーナの圧接面がウェーハ研磨時に求められるウェーハの平担度よりも高平坦度となっていることにより、ウェーハの平担度を目的の平担度とする際、リテーナの圧接面からの悪影響を気にすることなく研磨加工をすることができ、容易に目的とする平担度のウェーハを得ることができる。
また、本出願に係る第2の発明は、被研磨物の表面を研磨する研磨クロスを備えた定盤と、被研磨物を保持して前記研磨クロスに被研磨物を圧接させるチャックと、被研磨物の外周を囲繞するように前記チャックの外周に配置されて前記研磨クロスに圧接するリテーナと、を備えた研磨装置において、前記リテーナの前記研磨クロスへの圧接面のGFLRが1.0μm以下であることを特徴とする研磨装置である。
上記の発明によれば、リテーナの研磨クロスへの圧接面のGFLRが1.0μm以下であることにより、容易に目的とする高平担度のウェーハを得ることができる。
さらに、本出願に係る第3の発明は、前記リテーナの前記研磨クロスへの圧接面のGFLRが0.6μm以下であり、SFQRが0.1μm以下であることを特徴とする上記第1または第2の発明に記載の研磨装置である。
上記の発明によれば、リテーナの研磨クロスへの圧接面のGFLRが0.6μm以下であり、SFQRが0.1μm以下であることにより、より高平担度のウェーハを得ることができる。
また、本出願に係る第4の発明は、前記リテーナと前記チャックとは独立した加圧機構により前記研磨クロスに圧接されることを特徴とする上記第1〜第3の発明の何れか1つに記載の研磨装置である。
上記の発明によれば、リテーナを均一な圧接力で研磨クロスに圧接することができ、リテーナの圧接力の不均一さを考慮することなくウェーハを研磨することができ、よって、ウェーハの高平坦度要求を容易に確保することができる。
さらに、本出願に係る第5の発明は、前記リテーナがセラミックスから構成されていることを特徴とする上記第1〜第4の発明の何れか1つに記載の研磨装置である。
上記の発明によれば、リテーナの圧接面を高平坦度化することができるため、より高平担度のウェーハを得ることができる。
また、本出願に係る第6の発明は、被研磨物を保持して研磨クロスに被研磨物を圧接させるチャックを有する研磨ヘッドにリテーナを取り付ける構造であって、前記リテーナを前記研磨ヘッドに取り付けるためのボルトの軸線が、前記リテーナの前記研磨クロスに対する圧接面に重ならないことを特徴とするリテーナ取り付け構造である。
上記の発明によれば、研磨ヘッドにリテーナを取り付ける際に、ボルトの締付力の影響がリテーナの圧接面に現われるのを低減することができ、リテーナの圧接面を高平坦度に維持することができる。
本発明の研磨装置及びリテーナ取り付け構造によれば、被研磨物を目的とする平担度に容易に加工することができる。
次に、本発明の研磨装置を図面に基づいて説明する。
図1〜図4は、本発明の研磨装置の実施例1を示し、図1は本発明の研磨装置の縦断面模式図、図2は本発明の研磨装置の要部の断面図、図3(A)は本発明の研磨装置で研磨した高平坦度外周形状ウェーハの説明図、図3(B)は本発明の研磨装置で研磨した超平坦度外周形状ウェーハの説明図、図4は研磨加工ラインのシステム構成を示す平面図である。
はじめに、図4を参照して研磨加工ラインの全体の構成を簡単に説明する。図4において、研磨ユニット20は、ロード・アンロードステージ21と、第1〜第3研磨加工ステージ22,23,24とで構成されている。
第1研磨加工ステージ22と第2研磨加工ステージ23は粗研磨工程、第3研磨加工ステージ24は仕上げ研磨工程となっている。粗研磨工程では前の工程でウェーハ表面に入った加工ダメージの除去とウェーハ平坦度の作り込みを担当し、仕上げ研磨工程では粗研磨で入った加工ダメージの除去とウェーハ平坦度の向上を担当している。ここで粗研磨工程が2工程に分かれているのは、粗研磨にかかる時間と仕上げ研磨にかかる時間との関係から、トータルのスループットを考慮して設計されたものである。そのため、必ずしも粗研磨工程を2工程にする必要はなく、仕上げ研磨工程を2工程にしてもよい。
研磨ユニット20の中央上部には十字形状の研磨ヘッド支持部25を備えている。この研磨ヘッド支持部25は、垂直軸を中心に水平面内で回転自在に設置される。研磨ヘッド支持部25の先端には、それぞれ研磨ヘッド26を垂直下向きに2個ずつ、合計8個の研磨ヘッド26を備えている。また、各研磨加工ステージ22〜24には、各ステージ22〜24上の2つの研磨ヘッド26に対して一つの研磨クロス27が設けられている。
図1は、研磨ヘッド支持部25の先端に固定された研磨ヘッド26及びその下に配置された研磨クロス27の縦断面を簡略化して模式的に示した図である。この研磨クロス27は、図示を略す出力軸に支持された定盤28の表面に設けられている。尚、図1では、説明の便宜上、研磨ヘッド26と定盤28とが1対1で対応し、図4では1つの研磨クロス27に対して2つの研磨ヘッド26が配置されているが、研磨ヘッド26の数は特に限定されるものではない。
第1〜第3研磨加工ステージ22,23,24における定盤28は円板形状であって水平状態が保持されている。また、第1研磨加工ステージ22及び第2研磨加工ステージ23には定盤28の上面に粗研磨用クロスが貼付され、第3研磨加工ステージ24には定盤28の上面に仕上げ研磨用クロスが貼付されている。
研磨効率を高めるためには、研磨砥粒の分布を均一にすることが重要であるため、粗研磨用の研磨クロスと仕上げ研磨用の研磨クロスの材質には気泡が均一に分散しているウレタン等の発泡材や不織布が用いられる。定盤28の中央上方には、図示しない研磨液供給ノズルが設置されている。この研磨液供給ノズルは研磨液供給タンクに接続され、研磨加工時にスラリーを供給する。
各研磨加工ステージ22,23,24では2個の研磨ヘッド26により2枚のウェーハ29が同時に研磨加工される。研磨ヘッド支持部25の回転によりウェーハ29がロード・アンロードステージ21から第1研磨加工ステージ22へ、さらに第2研磨加工ステージ23を経て第3研磨加工ステージ24へと順時送られる。このとき、第2研磨加工ステージ23の粗研磨工程から第3研磨加工ステージ24の仕上げ研磨工程へ移動する前に、一旦ロード・アンロードステージ21へと移動して粗研磨工程で研磨ヘッド26に付着した砥粒を水洗いすることができるように、ロード・アンロードステージ21にはジェット水流を噴射することができるノズルを設置している。
ロード・アンロードステージ21では、研磨工程の前工程である面取り工程・平坦化工程・エッチング工程等を経たウェーハ29がウェーハ搬入装置30から搬入される。また、第3研磨加工ステージ24で仕上げ研磨されたウェーハ29がウェーハ搬出装置31から搬出される。
図1に示すように研磨ヘッド26は、その中心を含む中央付近に第1のエアバッグ室32と、この第1のエアバッグ室32とは隔壁26aを介して隔絶されると共に第1のエアバッグ室32を囲繞するように環状に連続された第2のエアバッグ室33とを備えている。各エアバッグ室32,33はゴム板等の弾性を有するダイヤフラム34,35により密閉されている。各エアバッグ室32,33には、研磨ヘッド26に設けられたエア通路を経由して空気等の圧力流体が適宜の圧力で供給される。
ダイヤフラム34には、ウェーハ29を吸着保持するバキュームチャック36が設けられている。バキュームチャック36には吸引管40が接続しており、吸引管40から吸引することによりウェーハ29を吸着する吸着面が負圧になり、ウェーハ29の裏面が吸着される。バキュームチャック36はダイヤフラム34に設けられていることにより、第1のエアバッグ室32に送り込まれる圧縮空気によって、研磨クロス27への加圧力が調整される。また、研磨クロス27の表面に倣うように揺動可能であるため、研磨ヘッド26の傾きにかかわらず、研磨クロス27からウェーハ表面全体にかかる面圧がほぼ均一になるように自動調芯される。
ダイヤフラム35には、図2に示すように第2エアバッグ室33内に位置するスペーサ37並びにボルト38を介して円環状のリテーナ39が設けられている。なお、図1では説明の便宜上、バキュームチャック36の外周とリテーナ39の内周との距離が大きく離れた図を記載しているが、実際の装置では両者の距離は近接している。具体的には、バキュームチャック36の外周とリテーナ39の内周との距離は、0.5〜2.0mm程度に設定することが望ましい。
リテーナ39の幅Wは、例えば直径200mmのウェーハの研磨用の場合には、20mmとしている。これは、リテーナ39が無い場合の面ダレの幅がウェーハ外周から約15mmであることから、余裕を持って幅20mmとした。
リテーナ39の材質は樹脂若しくはセラミックスを用いることができる。リテーナ39の材質として適している樹脂には、PEEK,PPS,PBI,ナイロン、ポリカーボネイト,エポキシガラスプレート,PET,ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂などがあり、リテーナ全体を樹脂により構成しても良く、または研磨クロス27との圧接面の部分のみを樹脂製にしても良い。
セラミックスは加工工程上、樹脂よりも平坦度を良くできるため、リテーナ39の圧接面の平坦加工の観点からはセラミックスが特に好ましい。また、セラミックス製のリテーナは、熱変形が小さく、水分を吸収しても変形が少ない上に磨耗し難いため、長期間にわたってリテーナの圧接面の平坦度を高く維持することができる。セラミックスを使用する場合においても、リテーナ全体をセラミックスにより構成しても良く、または研磨クロス27との圧接面の部分のみをセラミックス製にしても良い。
他にもリテーナの材質としては、基本的に研磨液(スラリー)に対して耐性があり(耐酸性,耐アルカリ)、加工性が良く、ウェーハと同程度若しくはそれ以上の硬度があるものであれば使用できる。
本願においては、リテーナ39の研磨クロス27に対する圧接面の平坦度を高度に保つことにより、ウェーハ29を高平坦に加工する。
図3(A)はリテーナの圧接面の平坦度がGFLRで3.0μmのリテーナ39を用いて直径200mmのウェーハを研磨したときのウェーハの外形を立体的に示した模式図である。一方、図3(B)はリテーナの圧接面の平坦度がGFLRで0.6μmのリテーナ39を用いて直径200mmのウェーハを研磨したときのウェーハの外形を立体的に示した模式図である。
図3(A)(B)を比較すると、図3(A)のウェーハの方が外周部における形状が整っていないことがわかる。このようにリテーナの圧接面のGFLRを高くすることにより、研磨後のウェーハの平坦度を高く維持できることがわかる。特に、リテーナの研磨クロスへの圧接面の平坦度(GFLR)を、ウェーハに求められる所望の平坦度(GFLR)よりも高平担度とした場合に、ウェーハを所望の平坦度(GFLR)に加工することができる。
リテーナ39は、図3(A)に示すように要求されるGFLRが3.0μm程度の場合には、樹脂製若しくはセラミックス製の何れでも良い。これに対し、図3(B)に示すようにリテーナの圧接面に要求されるGFLRが1.0μm以下といった超高平担度の場合には、セラミックス製の方が望ましい。
ウェーハの表面平坦度を高くするには、バキュームチャック36の吸着面の平坦度(GFLR)とリテーナ39の圧接面における平坦度(GFLR)を同程度の平坦度にするのが好ましく、特にバキュームチャック36の吸着面の平坦度(GFLR)とリテーナ39の圧接面における平坦度(GFLR)を共に、ウェーハ29に求められる平坦度(GFLR)以上の平坦度にするのが好ましい。
実験の結果では、リテーナの圧接面におけるGFLRを1.0μm以下に設定したときにウェーハの表面が高平坦に研磨された。
特に、リテーナの圧接面におけるGFLRを0.6μm以下にし、さらにSFQRを0.1μm以下にしたときに、極めて平坦度の高いウェーハを得ることができた。
本実施例1における研磨装置においては、研磨ヘッド支持部25の回転により研磨ヘッド26の位置が各ステージ21〜24を変位し、研磨ヘッド26を下降させることによりウェーハ29並びにリテーナ39が研磨クロス27に圧接される。
この際、ウェーハ29はダイヤフラム34の圧力により研磨クロス27に対する圧接力が調整されると共に傾きが調整され、リテーナ39はダイヤフラム35の圧力により研磨クロス27に対する圧接力が調整されると共に傾きが調整される。
この状態から、研磨クロス27並びに研磨ヘッド26を回転させることにより、ウェーハ29の外周に位置するリテーナ39が研磨クロス27を任意の圧力で押圧した状態で、ウェーハ29の表面が研磨クロス27により研磨される。
これにより、ウェーハ29の外周部における研磨クロス27の変形が抑制され、ウェーハ29の外周部の過剰な研磨が防止される。また、リテーナ39が高超平担度な圧接面を備えていることにより、ウェーハ29を所望の平担度に研磨することが可能となる。さらに、リテーナ29の圧接面を最初から高平坦に加工しておくことにより、ならし研磨が不要になる。
図5及び図6は、本発明の研磨装置の実施例2を示し、図5は本発明の研磨装置の縦断面模式図、図6は本発明の研磨装置要部の断面図である。
上記の実施例1で示したリテーナ39は、ボルト38の軸線上にリテーナ39の圧接面が位置していた。従って、ボルト38によりダイヤフラム35にリテーナ39を取り付ける際、ボルト38の締付力にリテーナ39の圧接面が引き込まれてしまうおそれがある。そして、ボルト38の締付力によってリテーナ39の圧接面が引き込まれると、リテーナ39の圧接面の平担度に悪影響を及ぼすことが考えられる。
そこで、この実施例2に示したリテーナ49では、ボルト38によりダイヤフラム35にリテーナ49を取り付ける際、ボルト38の締付力にリテーナ49の圧接面が引き込まれてしまうことを防止するものである。
即ち、図5及び図6に示すように、リテーナ49はその圧接面がボルト38の軸線から内側にオフセットされるよう、断面クランク形状に形成されている。
これにより、ボルト38によりリテーナ49をダイヤフラム35に取り付ける場合、その締付力が過大に発生したとしても、その締付力に伴う引き込みはリテーナ49の直下に対して発生し、リテーナ49の圧接面には殆ど影響を及ぼすことが無い。
従って、リテーナ49の圧接面のGFLRを0.6μm以下の平担度としても、その高平担度を維持することができる。
図13(A)はリテーナの圧接面にボルトの軸線が重なる構造の縦断面図、図13(B)はリテーナの圧接面にボルトの軸線が重なる構造の研磨装置で研磨した場合を示すウェーハの立体図、図13(C)はリテーナの圧接面にボルトの軸線が重ならない構造の縦断面図、図13(D)はリテーナの圧接面にボルトの軸線が重ならない構造の研磨装置で研磨した場合を示すウェーハの立体図である。
図13(A)に示すようにリテーナ39の圧接面にボルト38の軸線が重なる構造の場合、ボルト38の締付力にリテーナ39の圧接面が引き込まれてしまうおそれがある。そのため、図13(B)に示すようにリテーナ39の圧接面にボルト38の軸線が重なる構造で研磨した場合には、ウェーハの外周部にうねりが発生している。
これに対し、図13(C)に示すようにリテーナ49の圧接面にボルト38の軸線が重ならない構造の場合、ボルト38の締付力による影響はリテーナ49の圧接面へは殆ど現われない。その結果、図13(D)に示すようにリテーナ49の圧接面にボルト38の軸線が重ならない構造で研磨した場合には、ウェーハの外周部がなめらかであった。
上記の実施例においては半導体ウェーハを例に説明しているが、被研磨物は円板状のウェーハに限られることなく、四角や多角形状のウェーハについても適用することができる。
また、半導体ウェーハに限らず、他の被研磨物についても適用できることは言うまでもない。
本発明の実施例1を示す研磨装置の縦断面図である。 本発明の実施例1の研磨装置の要部の縦断面図である。 (A)は本発明の研磨装置で研磨した高平坦度外周形状ウェーハの説明図、(B)は本発明の研磨装置で研磨した超平坦度外周形状ウェーハの説明図である。 本発明の研磨加工ラインのシステム構成を示す平面図である。 本発明の実施例2を示す研磨装置の縦断面図である。 本発明の実施例2の研磨装置の要部の縦断面図である。 従来の研磨装置の縦断面図である。 (A)は従来の樹脂製リテーナで研磨したウェーハを三次元的に表現した立体模式図、(B)は従来の樹脂製リテーナで研磨したウェーハの等高線図、(C)はリテーナの平担度測定位置の説明図である。 リテーナA〜Dの樹脂製リテーナの平担度を示すグラフ図である。 (A)は樹脂製リテーナAにより研磨した後のウェーハの外周形状ウェーハの説明図、(B)は樹脂製リテーナAにより研磨した後のウェーハの表面状態の説明図、(C)は樹脂製リテーナBにより研磨した後のウェーハの外周形状ウェーハの説明図、(D)は樹脂製リテーナBにより研磨した後のウェーハの表面状態の説明図、(E)は樹脂製リテーナCにより研磨した後のウェーハの外周形状ウェーハの説明図、(F)は樹脂製リテーナCにより研磨した後のウェーハの表面状態の説明図、(G)は樹脂製リテーナDにより研磨した後のウェーハの外周形状ウェーハの説明図、(H)は樹脂製リテーナDにより研磨した後のウェーハの表面状態の説明図である。 リテーナE〜Gのセラミックス製リテーナの平担度を示すグラフ図である。 (A)はセラミックス製リテーナEにより研磨した後のウェーハの外周形状ウェーハの説明図、(B)はセラミックス製リテーナEにより研磨した後のウェーハの表面状態の説明図、(C)はセラミックス製リテーナFにより研磨した後のウェーハの外周形状ウェーハの説明図、(D)はセラミックス製リテーナFにより研磨した後のウェーハの表面状態の説明図、(E)はセラミックス製リテーナGにより研磨した後のウェーハの外周形状ウェーハの説明図、(F)はセラミックス製リテーナGにより研磨した後のウェーハの表面状態の説明図である。 (A)はリテーナの圧接面にボルトの軸線が重なる構造の縦断面図、(B)はリテーナの圧接面にボルトの軸線が重なる構造の研磨装置で研磨した場合を示すウェーハの立体図、(C)はリテーナの圧接面にボルトの軸線が重ならない構造の縦断面図、(D)はリテーナの圧接面にボルトの軸線が重ならない構造の研磨装置で研磨した場合を示すウェーハの立体図である。
符号の説明
1…研磨装置
2…出力軸
3…定盤
4…研磨クロス
5…ウェーハ
6…チャックユニット
7…バキュームエア系
8,9…エアバッグエア系
10…バキュームチャックベース 10a…支持突起 10b…回転軸
11…リテーナホルダー 11a…凹部 11b…凹部
12…リテーナユニット 12a…支持突起 12b…凹部
13…チャック本体ユニット 13a…支持突起
15…ガイドリング
16…保護層
17…リテーナ用エアバッグ
18…チャック本体
19…チャック本体用エアバッグ
20…研磨ユニット
21…ロード・アンロードステージ
22…第1研磨加工ステージ
23…第2研磨加工ステージ
24…第3研磨加工ステージ
25…研磨ヘッド支持部
26…研磨ヘッド 26a…隔壁
27…研磨クロス
28…定盤
29…ウェーハ(被研磨物)
30…ウェーハ搬入装置
31…ウェーハ搬出装置
32…第1のエアバッグ室
33…第2のエアバッグ室
34…ダイヤフラム
35…ダイヤフラム
36…バキュームチャック
37…スペーサ
38…ボルト
39…リテーナ
40…吸引管
49…リテーナ。

Claims (6)

  1. 被研磨物の表面を研磨する研磨クロスを備えた定盤と、
    被研磨物を保持して前記研磨クロスに被研磨物を圧接させるチャックと、
    被研磨物の外周を囲繞するように前記チャックの外周に配置されて前記研磨クロスに圧接するリテーナと、
    を備えた研磨装置において、
    前記リテーナの前記研磨クロスへの圧接面を、被研磨物に求められる平坦度よりも高平担度としたことを特徴とする研磨装置。
  2. 前記リテーナの前記研磨クロスへの圧接面のGFLRが1.0μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の研磨装置。
  3. 前記リテーナの前記研磨クロスへの圧接面のGFLRが0.6μm以下であり、SFQRが0.1μm以下であることを特徴とする請求項に記載の研磨装置。
  4. 前記リテーナと前記チャックとは独立した加圧機構により前記研磨クロスに圧接されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の研磨装置。
  5. 前記リテーナがセラミックスから構成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の研磨装置。
  6. 前記チャックを有する研磨ヘッドに前記リテーナを取り付けるためのボルトの軸線が、前記リテーナの前記研磨クロスに対する圧接面に重ならないことを特徴とする請求項1〜5の何れか1つに記載の研磨装置。
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