JP4301916B2 - 視聴者参加型野球観戦システム - Google Patents

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Description

本発明は視聴者参加型の野球観戦システムに関する。さらに詳しくは、球場を訪れた観客が、該球場に設置された観客データ手段に表示されたメッセージにしたがって、該球場で対戦中の特定の球団の作戦や選手のプレーに対する意思を該観客データ手段に入力することによって、該球場の大型スクリーンに多数のファンの意思として該特定の球団が採用すべき作戦、該球団の選手への賞賛またはブーイング(ないしは非難)を表示することができる視聴者参加型の野球観戦システムに関する。
野球の試合をテレビにて観戦しながら、ひいきチームの応援に参加することを実現するシステムが、たとえば特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたシステムは、通常のテレビの機能のほかに、拍手、笛、太鼓、応援歌、旗などの効果音を応援コンテンツとして保持した応援コンテンツ保持手段と、リモコンの指示により該応援コンテンツ保持手段から応援コンテンツを取り出して、音声または効果音としてリアルタイムに出力する出力手段とを備えている。特許文献1のシステムは、かかる構成により、視聴者が選択した応援コンテンツがインターネットなどの通信回線を介して試合会場に届けられ、試合会場に設けられた出力装置から該応援コンテンツが出力されるので、テレビ観戦をしている視聴者は、試合会場で応援している観客と一緒に応援することができる。
また、特許文献2には、テレビ(TV)、野球試合等の視聴者または観客に携帯電話により、センターサーバにインターネットを介して接続することを促し、接続した観客に、携帯電話を通じて試合の結果を予測してもらい、当選者に割引券を配布したり、野球に因んだ商品の受注サービスを行なうことが開示されている。
さらに、特許文献3には、野球場において、携帯電話に表示されたピッチャー動作の入力部分、バッターと守備入力部分、またはその他の入力部分に試合状況に応じて投球される1球1球の球質や、投球結果(ストライク、ボールやファウル、ヒットなど)の情報を入力し、リアルタイムのデータを収集することが開示されている。
特開2003−46982号公報(第3頁、図1) 特開2002−49735号公報(第2−3頁) 特開2002−335572号公報(第4頁)
前述のとおり、従来の技術は、テレビ観戦をしているファンが、球場外から笛や太鼓を用いて応援している音声を、インターネットを介して球場に送信し、球場に設置された出力装置を通じて試合会場で応援している観客と一緒に応援すること(特許文献1)、野球を観戦している人に、たとえば試合結果を予想してもらい、当選者に対して野球に因んだ商品の受注サービスを提供すること(特許文献2)、球場で野球を観戦しながら、従来のスコアブックに記入するかわりに、携帯電話に表示されたピッチャー動作の入力部分に、投球される1球1球の球質や、投球結果(ストライク、ボールやファウル、ヒットなど)の情報を入力すること(特許文献3)を教えているにすぎず、ひいきチームや、選手の交代、代打、送りバント、ヒッティング、スクイズ、敬遠などの作戦について意思を球場のスクリーンに表示することによって、監督や選手に表明する形での試合への参加は不可能である。
本発明の目的は、かかる従来の課題を解決して、ひいきチームや、選手の交代、代打、送りバント、ヒッティング、スクイズ、ヒッティング、スクイズ、敬遠などの作戦について観客およびまたはテレビ観戦者の意思を球場のスクリーンに表示することによって、監督や選手に意思を表明する形で試合に参加することができ、球場への入場者数を増加させることができ、かつファンの人数を増加させることができる視聴者参加型の野球観戦システムを提供することである。
本発明の第1の態様の視聴者参加型野球観戦システムは、
観戦者意思データ入力手段と、
データ収集上好ましい場所に設置され、前記観戦者意思データ入力手段に表示されたメッセージにしたがって入力された観戦者意思データを格納するための意思データ格納装置と、観客の意思決定プログラムが書き込まれた記憶装置とを備えたデータ処理部であって、前記観戦者意思データ入力手段と通信回線を介して接続され、球場内および/または球場外観戦者が所定の条件を満たした者である場合に、該記憶装置のプログラムにしたがって該意思データ格納装置に格納された観戦者意思データを処理し、球場内および/または球場外観戦者のうち前記所定の条件を満たした球場内および/または球場外観戦者の決定された意思データを得て、データ変換部に送信すると共に前記意思データ格納手段に格納するためのデータ処理部と、
球場に設けられたデータ変換部であって、前記決定された観戦者意思データを前記データ処理部から通信回線を介して受け取り、該決定された意思データを前記大型スクリーンに要求される形態に変換するためのデータ変換部と、
前記データ変換部から通信回線を介して接続され、球場に設置され、前記観戦者意思データを所望の形態に加工して、リアルタイムまたは任意の時間もしくは時間間隔で表示するための大型スクリーン
とを備え、
前記観戦者意思データが、球場内観戦者の意思データおよび/または球場外観戦者の意思データとを含み、
前記観戦者意思データ入力手段が、球場内観戦者の意思データ入力手段および/または球場外観戦者の意思データ入力手段を含み、
前記球場内観戦者の意思データおよび/または球場外観戦者の意思データが統合または分散して集計される
ことを特徴としている。
本発明の第2の態様の視聴者参加型野球観戦システムは、
球場に設置された球場内観戦者の意思データ入力手段と、
データ収集上好ましい場所に設置され、前記球場内観戦者の意思データ入力手段に表示されたメッセージにしたがって入力された球場内観戦者の意思データを格納するための意思データ格納装置と、
球場内観戦者の意思決定プログラムが書き込まれた記憶装置とを備えたデータ処理部であって、前記球場内観戦者の意思データ入力手段と通信回線を介して接続され、該記憶装置のプログラムにしたがって該意思データ格納装置に格納された球場内観戦者の意思データを処理し、球場内観戦者の意思データを得て、データ変換部に送信すると共に前記意思データ格納手段に格納するためのデータ処理部と、
球場に設けられたデータ変換部であって、前記決定された意思データを前記データ処理部から通信回線を介して受け取り、該決定された意思データを前記大型スクリーンに要求される形態に変換するためのデータ変換部と、
前記データ変換部から通信回線を介して接続され、球場に設置され、前記観戦者意思データを所望の形態に加工して、リアルタイムまたは任意の時間もしくは時間間隔で表示するための大型スクリーン
とを備えたことを特徴としている。
また、前記データ処理部が、通信回線を介してコンピュータ、デジタルテレビおよび携帯電話からなる群から選択される1種または2種以上と接続され、所定の条件で前記プログラムが動作し得ることが好ましい。
また、前記データ処理部はデータ収集上好ましい場所に設置され、球場に設置され得る。データ処理部が球場に設置される場合は、当該データ処理部から前記大型スクリーンに出力することも可能である。
また、前記観客データ手段が球場に設置された専用の入力装置であり、該入力装置が前記データ処理部と有線を介して接続されることが好ましい。
また、前記所定の条件は、球場内観戦者または対戦中の2球団のいずれかの球団のファンクラブの会員もしくは該2球団のいずれかの協賛会社の会員であるか、または対戦中の2球団のいずれかの球団のホームページから会員番号が付与された会員とすることができる。
また、前記球場内観戦者の意思データが、ひいきチーム、選手の交代、代打、送りバント、ヒッティング、スクイズ、敬遠、各プレイに対する賞賛またはブーイングのうちの少なくとも1つとすることができる。
また、前記観客の意思決定プログラムは、
(a)球場に設置された入力装置の表示部において、「球場内観戦者」、 「球団Aまたは球団Bのいずれかの球団のファンクラブの会員」、「協賛会社の会員」または「会員番号が付与された会員」 のいずれかであるか否かを「はい」または「いいえ」の形で質問し、ついで、対戦中の2球団のうちの特定の球団のファンであるか否かを「はい」または「いいえ」の形で質問する工程、
(b)前記工程(a)において、当該入力装置から「はい」と応答した人を前記特定の球団の「ファン」であると認識し、ファンの総数を算出する工程、
(c)当該ファンの入力装置に、選手の交代、代打、送りバント、ヒッティング、スクイズ、敬遠、各プレイに対する賞賛またはブーイングのうちの少なくとも1つについて、「はい」または「いいえ」の形で質問する工程、
(d)前記工程(c)の質問に対して、「はい」と応答したファンの人数と、「いいえ」と応答した人の人数を算出する工程、
(e)前記工程(d)において、「はい」と応答したファンの人数および「いいえ」と応答した人の人数と、前記工程(b)において算出されたファンの総数とを照合することにより、ファンの意思を決定する工程、および
(f)前記工程(e)において決定されたファンの意思を球場の大型スクリーンに、数字、文字、図形、イラストのうちの1種または2種以上を用いて表示する工程
を含み、前記工程(a)〜工程(f)をリアルタイムまたは任意の時間もしくは時間間隔をおいて実行することが好ましい。
また、前記球場内観戦者の意思データ入力手段および球場外観戦者の意思データ入力手段が、共にモニターを備えていると、対戦を撮影している複数の映像から、適宜、球場内観戦者および球場外観戦者が所望の映像を選択して当該モニターに表示することができる。
また、前記球場内観戦者の意思データ入力手段が、さらにスピーカを備えていると、各チームをひいきとする解説や中立的な解説など複数の解説から、適宜、観戦者が所望の解説を選択して聞くことができる。
また、前記球場内観戦者の意思データ入力手段が、さらに印刷装置を備えていると、前記球場内の観戦者意思データを送信した球場内観戦者の中から、抽選で、球場内で使用できるビールやつまみなどの引換券や、球場外で使用できるスポンサーからの協賛商品などの引換券を印刷できるほか、前記意思決定プログラムが動作していないときに、次回の対戦カードの入場券の割引価格での予約を案内し、希望する観戦者に予約券を印刷することができる。
また、前記球場内観戦者の意思データ入力手段が、さらに記録媒体が設けられたカードを読み込みおよび/または書き込むための手段を備えていると、球場に来場する毎にポイントを加算することができ、一定のポイント毎で商品を提供したり、一定のポイント毎で係数を設け、前記抽選時の当選確率をアップしたり、一定ポイント数以上のいわゆるリピータの観戦者意思データを集計することができる。
また、前記記録媒体が設けられたカードはICカードであってもよい。
また、前記記録媒体が設けられたカードは磁気カードであってもよい。
また、前記球場内観戦者の意思データ入力手段が、さらに文字または記号が印刷された紙もしくはプラスチックカードを読み込むための手段を備えていると、球場への来場者が、球団の会員になることを希望する場合に、仮会員番号を記載した紙を来場時に発行し、当該仮会員番号が記載された紙を読み込むことことができる。これにより、球団の会員登録手続のためにファンに要求される手間が省かれるため、会員の新規獲得に寄与することができる。
また、前記磁気カードを読み込むための手段は、磁気カード読み取り装置であってもよい。
また、前記記録媒体が設けられたカードを読み込むための手段は、光学式文字読み取り装置またはバーコードリーダであってもよい。
また、前記記録媒体が設けられたカードが球団の会員カードであると、前述のとおり、一定ポイント数以上の観戦者意思データを集計することができるため、球場への来場回数に応じて、入場券の割引率を多くしたり、希望するシートまたは希望するシートに近いシートを割り当てたりすることによって、球団の会員としてのファンにきめ細かいサービスを提供することが可能になる。
また、前記記録媒体が設けられたカードを読み込みおよび/または書き込むための手段または文字または記号が印刷された紙を読み込むための手段が、カードに設けられた記録媒体に格納されたデータまたは紙もしくはプラスチックカードに印刷された文字または記号に球団によって割り当てられた会員が存在することを認識した場合、前記工程(a)および(b)が省略されるので、球場内観戦者にとって操作が楽になるだけでなく、ファンか否かの区別が正確になり、データの信頼性を高めることができる。このため、球団としても、選手のプレーや、監督の采配についてのファンの正確な心理をつかむことができる。
本発明によれば、ひいきチームや、選手の交代、代打、送りバント、ヒッティング、スクイズ、敬遠などの作戦について球場内観戦(観客)およびまたは球場外観戦(テレビ観戦者)の意思を球場の大型スクリーンに表示することによって、監督や選手に意思を表明する形で試合に参加することができ、球場への入場者数を増加させることができ、かつファンの人数を増加させることができる視聴者参加型の野球観戦システムを提供することができる。
視聴者参加型野球観戦システムについて、添付図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態にかかわる視聴者参加型野球観戦システムを示す概略説明図、図2は本発明の他の実施の形態にかかわる視聴者参加型野球観戦システムを示す概略説明図、図3は図1のシステムに用いられる球場に設置された球場内観戦者の意思データ入力手段の一例を示す概略説明図、図4および5は本発明のシステムに用いられる球場内観戦者の意思決定プログラムの一例を示すフローチャート、図6〜8は本発明のシステムの球場内観戦者の意思データ入力手段の表示部に表示される表示画面例を示す説明図である。
本発明の視聴者参加型野球観戦システムは、データ処理部5と、データ変換部3と、大型スクリーン4とを備えている。
図1〜3を参照すると、データ処理部5は、球場内および球場外の観戦者意思データ入力手段2a、7、8、9と、データ収集上好ましい場所に設置され、観戦者意思データ入力手段2a、7、8、9に表示されたメッセージにしたがって入力された観戦者意思データを格納するための意思データ格納装置5aと、観客の意思決定プログラムが書き込まれた記憶装置5bとを備えている。また、データ処理部5は、観戦者意思データ入力手段2a、7、8、9と通信回線10を介して接続され、球場内および/または球場外観戦者が所定の条件を満たした者である場合に、記憶装置5bのプログラムにしたがって意思データ格納装置5aに格納された意思データを処理し、球場内および/または球場外観戦者のうち前記所定の条件を満たした球場内および/または球場外観戦者の決定された意思データを得て、データ変換部3に送信すると共に前記意思データ格納手段5aに格納する。
データ変換部3は球場に設けられ、前記決定された観戦者意思データをデータ処理部5から通信回線10を介して受け取る。
大型スクリーン4は、データ変換部3から通信回線10を介して接続されている。また、大型スクリーン4は、球場に設置され、前記観戦者意思データを所望の形態に加工して、リアルタイムまたは任意の時間および/または時間間隔で表示する。
また、本発明において、前記観戦者意思データは、球場内観戦者の意思データと、球場外観戦者の意思データとを含んでおり、球場内観戦者の意思データと、球場外観戦者の意思データは、統合または分散して集計されることができ、適宜、集計項目に応じて統合または分散して集計され得る。
さらに、観戦者意思データ入力手段2a、7、8、9は、球場内観戦者の意思データ入力手段2aと、球場外観戦者の意思データ入力手段7、8、9とを含んでいる。
また、本発明において通信回線10は、専用回線や公衆回線、有線、無線など公知の通信回線のことをいう。
実施の形態1
図1、3および4を参照すると、本実施の形態の視聴者参加型野球観戦システムは、球場1の観客席2に設置された球場内観戦者の意思データ入力手段2a(図3参照)と、球場内または球場外の適切な場所(すなわち、データ収集上好ましい場所)に設置され、球場内観戦者の意思データ入力手段2aの表示部Dに表示されたメッセージにしたがって入力された球場内観戦者の意思データを格納するための意思データ格納装置5aと、観戦者の意思決定プログラムが書き込まれた記憶装置5bとを備えたデータ処理部5と、球場1に設けられたデータ変換部3と、データ変換部3から通信回線10を介して接続され、球場に設置され、球場内観戦者の意思データを所望の形態に加工し、リアルタイムまたは任意の時間および/または時間間隔で表示するための大型スクリーン4とから構成される。すなわち、本実施の形態においては、実際に球場に赴いて野球を観戦していることを前提としている。
本実施の形態において、球場内観戦者の意思データ入力手段2aには、図3に示されるように、後述する意思決定プログラムの各工程において質問される問いに対して、「はい」とお答えの場合は、「YESのボタン」を押してください。また「いいえ」とお答えの場合は「NOのボタン」を押してくださいとのメッセージを表示するための表示部Dを備えている。図3において、「YESのボタン」は参照符号B1により示され、「NOのボタン」は参照符号B2により示されている。また、参照符号B3、B4は、ひいきチーム選択ボタンを示しており、後述する意思決定プログラムの工程(a)において、対戦中の2球団のうちの特定の球団(すなわち、ホームチーム)のファン(図4の球団A)であるか否かを球場内観戦者にYESのボタンB1やNOボタンB2を押してもらう代わりに、「一塁側の球団のファンの場合はボタンB3を、三塁側の球団のファンの場合はボタンB4を押してください」とのメッセージに答えてもらうためのものであり、このようにすることにより、意思決定プログラムを簡素にすることができ、ひいては処理速度を増大することができる。
図3において、参照符号C1、C2、C3、C4およびC5は、球場内観戦者が、対戦を撮影している5台のカメラにより映し出された5つの映像から所望の映像の選択ボタンであり、V1、V2、V3は、各チームをひいきとする解説、または中立的な解説のいずれかを選択するための選択ボタン(以下、単に「ボタン」ともいう)を示す。
参照符号Mはメニューボタン(以下、単に「ボタン」ともいう)を示し、このメニューボタンMを押すことによって、球場内観戦者の意思データ入力手段2aの取り扱い説明の画面(図6参照。この画面では、さらに「対戦を撮影している5台のカメラ(たとえば、バックネット裏に設置されたカメラ、外野スタンドのセンターよりややライト側およびややレフト側にそれぞれ設置されたカメラ、一塁側スタンドに設置されたカメラ、三塁側スタンドに設置されたカメラ)映し出された5つの映像から所望の映像を選択してください。」と好みの映像選択を促すメッセージと、「各チームをひいきとする解説、または中立的な解説のいずれかを選択してイヤホンから聞くことができます。お好きな解説を選択してください。」と好みの解説選択を促すメッセージとを切り替えることができ、いずれかのメッセージにしたがって、選択ボタンC1、C2、C3、C4またはC5のいずれかを押すことによって好みの映像または好みの解説を選択することができる。また、図3に記載されているように、ボタンV1、V2またはV3を押すことによって好みの解説を選択することもできる)、後述の意思決定プログラム実行画面(図7参照)、または球団からのお知らせの画面(図8参照。この画面では、球場内の観戦者意思データを送信した球場内観戦者の中から、抽選で、球場内で使用できるビールやつまみなどの引換券や、球場外で使用できるスポンサーからの協賛商品などの引換券を球場内観戦者の意思データ入力手段2aから印刷できること、次回の対戦カードの入場券の割引価格での予約を案内し、希望する観戦者には、球場内観戦者の意思データ入力手段2aから予約券を印刷することができること、球団のファンクラブの会員または該特定の球団の協賛会社の会員、特定の球団のホームページから会員番号が付与された会員の会員カード(以下、単に「会員カード」という)を記録媒体挿入口から挿入するだけで、球場に来場する毎にポイントを加算することができ、一定のポイント毎で商品を提供したり、一定のポイント毎で係数を設け、前記抽選時の当選確率をアップしたり、一定ポイント数以上のいわゆるリピータの観戦者意思データを集計することができることを知らせることができる。また、印刷以外に後述する磁気記録媒体に記録してもよい。)のいずれかの画面に切り替えることができる。前記選択ボタンC1、C2、C3、C4またはC5のいずれか1つを押すことによって得られる好みの映像(動画または静止画)を記録できるメモリーカードを使用することができる。記録しうる映像としては、好みの1つの映像に限られることはなく、任意の2以上の画像を記録することもできる。
図3において、参照符号Pは、印刷装置への接続ケーブルを受け入れるコネクタを示し、参照符号SPは、イヤホンへの接続ケーブルを受け入れるコネクタを示す。球場内観戦者の意思データ入力手段2aは、イヤホンのほか専用のスピーカを内蔵することもできる。参照符号Tは、印刷装置により印字された、前述の球場内で使用できるビールやつまみなどの引換券や、球場外で使用できるスポンサーからの協賛商品などの引換券参照符号Eは、会員カードを挿入するための記録媒体挿入口Eを示す。球場内観戦者の意思データ入力手段2aは、記録媒体が設けられた会員カードCdを読み込みおよび/または書き込むための手段を備えている。本実施の形態において、記録媒体は特定のものに限られるものではないが、たとえば、ICや磁気記録媒体が好適に使用されうる。会員カードCdとして、名刺大の薄いプラスチックカード(ないしは板)の上に不揮発性メモリをもったマイクロプロセッサを付着した、いわゆるICカードを採用すると、磁気カード(記録媒体として磁気記録媒体を用いたもの)よりも大容量のデータを記憶することができると共にセキュリティーが高まるというメリットがある。本実施の形態の場合、ICカードに設けられる不揮発性メモリとしてフラッシュメモリが搭載されたものが好適に採用される。その理由は、ICカードに新たな情報を書き込むことができる(すなわち、情報の更新が可能になる)からである。すなわち、公知のICカードの表面には、通常、8つの端子が設けられており、ICカードを前述の記録媒体挿入口Eから意思データ入力手段2a内に挿入すると、当該端子を通して電源がICカードに供給され、制御信号やデータが入力される。しかし、もちろん会員カードCdとして磁気カードを採用してもよい。会員カードCdとして磁気カードを採用する場合、意思データ入力手段2a内に磁気カードの磁気部分に書かれたデータをヘッドで読み取り、デジタル信号に変換するための磁気カード読み取り装置が設けられる。磁気カード読み取り装置としては、スリットにカードを通すスライド式と、開口部(スロット)に差し込む挿入式とがあるが、特定のものに限られることはない。参照符号Fは、前記メモリーカード、DVD、CD−ROMなどの記録媒体を挿入するための挿入口を示している。本実施の形態においては、会員カードCdに用いられるICや磁気記録媒体以外にメモリーカード、DVD、またはCD−ROMなどの記録媒体に記録することが可能である。磁気記録媒体以外にメモリーカード、DVD、またはCD−ROMなどの記録媒体を採用すると、特定の球団のファンクラブの会員番号、該特定の球団の協賛会社の会員番号、特定の球団のホームページから付与された会員番号のみならず、公式試合のチケット購入日、チケット購入回数などの情報、ひいき選手の画像を記録することができる。
前述のICカードや磁気カードの代わりに、または前述のICカードや磁気カードに加えて、名刺大の紙またはプラスチックカードに数字、アルファベットなどの文字、バーコードなどの記号が印刷されたものを用いることができる。この場合、数字、アルファベットなどの文字などの読み込み(ないしは読み取り)装置として、光学式文字読み取り装置(optical character reader (OCR))を採用することがでる。ただし、OCRで読み取らせる場合、文字または記号は、ISO(国際標準化機構)で定められたOCR用国際標準文字のFontAおよびFontBや、JIS(日本工業規格)で定められたOCR−A字体、OCR−B字体、OCR−K字体を採用することが汎用性および互換性の観点から好ましい。また、バーコードの読み込み装置としては、バーコードリーダを採用することができる。
さらに、文字、数字または記号を紙やプラスチックカードに印刷する代わりに従来のクレジットカードに採用されていたエンボスと称する穴や凹凸で情報を書き込むようにすることもできる。
意思決定プログラムは、前記意思データ入力手段2aの使用者が所定の条件を満たした者である場合、すなわち、球場内観戦者である場合、訪れた球場で対戦中の2球団のいずれかの球団のファンクラブの会員または該2球団のいずれかの球団の協賛会社の会員、もしくは訪れた球場で対戦中の2球団のいずれかの球団のホームページから会員番号が付与された会員である場合に動作する。さらに、球場で発行された仮会員番号が、球場内観戦者の意思データ入力手段2aによって認識された場合も意思決定プログラムは動作する。
データ処理部5は球場内観戦者の意思データ入力手段2aと通信回線10を介して接続され、観客が所定の条件を満たした者である場合に、該記憶装置のプログラムにしたがって意思データ格納装置5aに格納された球場内観戦者の意思データを処理し、全球場内観戦者のうち前記所定の条件を満たした球場内観戦者の決定された意思データを得て、該決定された意思データを前記大型スクリーンの仕様書で要求された形態(フォーマット)および/またはスケジューリング(タイミング)に変換するためのデータ変換部3に送信すると共に前記意思データ格納手段5aに格納する。なお、本実施の形態において、通信回線10に使用されるケーブルは、特定のものに限られることはないが、公知の同軸ケーブルや光ファイバーケーブルが好適に採用される。
また、データ変換部3は、データ処理部5において、決定された意思データをデータ処理部5から有線または無線を介して受け取る。
本実施の形態においては、データ処理部5が、通信回線10を介してユーザのコンピュータ(パーソナルコンピュータ)7、デジタルテレビ8および携帯電話9のうち1種または2種以上と接続されている。デジタルテレビ8としては、たとえばデジタルBS放送において使用されるデジタルHDTV(digital high definition television)が好適に使用され得る。
デジタルテレビ8の代わりに、PDA(Personal Digital Assistant)と称する文字や画像などの個人情報をデジタル情報として携帯できる携帯情報端末を使用することもできる。この場合、当該PDAに事前にプログラムされたPCカードを使用することができる。当該PDAとしては、たとえばシャープ株式会社のザウルス(登録商標)を挙げることができる。
また、本実施の形態においては、球場内観戦者の意思データ入力手段2aとして、球場1に設置された専用の入力装置(図3参照)を使用し、かつ球場内観戦者の意思データ入力手段2aとデータ処理部5とを接続する通信回線10として、電波障害や心臓ペースメーカ利用者保護の観点から有線を採用することが好ましい。しかしながら、球場内観戦者の意思データ入力手段2aがデータ処理部5と無線を介して接続することも可能である。
観客の意思データとしては、ひいきチーム、選手の交代、代打、送りバント、ヒッティング、スクイズ、敬遠、各プレイに対する賞賛またはブーイングのうちの少なくとも1つとすることができるが、これらに限られることはない。たとえば、特定の球団のファンクラブの会員または該特定の球団の協賛会社の会員、特定の球団のホームページから会員番号が付与された会員(以下、単に会員という)に対して、プレーボール直前と、7回の表裏とにおいて、球場内観戦者の意思データ入力手段2aの表示部Dに「今日の試合は、どちらの球団が勝つと思いますか?」とのメッセージを表示(送信)して、プレーボール直前に答えた正解者(会員)と7回の表裏に答えた正解者(会員)それぞれ何名かに異なったランクのスポンサー景品を送付するようにすることもできる。また、会員に対して、質問項目について、ランダムに「質問してほしい項目があれば、お知らせください」とのメッセージを送信し、新たな質問項目として採用された項目を追加することも可能である。この場合も、新たな質問項目として採用された会員にスポンサー景品を送付してもよい。このようにすることによって、ファンの意思を掘り下げることが可能になり、球団においては、球場内観戦者の意思データを格納するための意思データ格納装置5aのデータベースを活用することによって、ファンに支持された選手と、支持されていない選手とを把握することができ、なぜ支持されていないのかを客観的に知ることができる。
つぎに、記憶装置5bに書き込まれた球場内観戦者の意思決定プログラムは、つぎの工程を含んでいる(図4および5参照)。図4における球団Aおよび球団Bのそれぞれの現在のメンバーは表1のとおりである。
Figure 0004301916
工程(a):球場に設置された球場内観戦者の意思データ入力手段2aの表示部Dにおいて、「球場内観戦者」、 「球団Aまたは球団Bのいずれかの球団のファンクラブの会員」、「協賛会社の会員」または「会員番号が付与された会員」 のいずれかであるか否かを「はい」または「いいえ」の形で質問する(図4のS1)。ついで、対戦中の2球団のうちの特定の球団(すなわち、ホームチーム)のファン(図4の球団A)であるか否かを「はい」または「いいえ」の形で質問する(図4のS2)。この質問に一度答えると、2度目からは当該工程(a)が省略される。さらに、ファンのうち、特定の球団のファンクラブの会員または該特定の球団の協賛会社の会員、特定の球団のホームページから会員番号が付与された会員であることが、会員カードCdの記録媒体挿入口Eへの挿入により判明した場合、仮会員番号が読み取られることによって判明した場合には、次回以降球場に来場した場合、この工程(a)は省略される。
工程(b):工程(a)において、対戦中の2球団のうちの特定の球団(すなわち、ホームチーム)のファン(図4の球団A)であるか否かとの問いに「はい」と応答した人を前記特定の球団の「ファン」であると認識し、ホームチームのファンの総数を算出する(図4のS3)。図4において示されるように、本実施の形態の球場内観戦者の意思決定プログラムにはステップS1を設けているので、ファンの総数については、球場内観戦者と球場外観戦者とを区別して算出することが可能である。
工程(c):当該球場内観戦者の意思データ入力手段2aの表示部Dに、選手の交代、代打、送りバント、ヒッティング、スクイズ、敬遠、各プレイに対する賞賛またはブーイングのうちの少なくとも1つについて、「はい」または「いいえ」の形で質問する。図4には、「交代させたい選手の有無」という質問をする場合の例が示されており、球場内観戦者の意思データ入力手段2aの表示部Dに「交代させたい選手がいますか」というメッセージを表示させる(図4のS5)。
工程(d):前記工程(c)の質問に対して、「はい」と応答したファンの人数と、「いいえ」と応答した人(図4の場合、球場内観戦者の意思データ入力手段2aの表示部Dに球団Aの現在メンバーa1〜a9についてひとりずつ、たとえば「a1を交代させたいですか」との質問し、a1〜a9毎に「はい」と応答したファンの人数と、「いいえ」と応答した人)の人数を算出する(図4のS6、S7)。
工程(e):前記工程(d)において、「はい」と応答したファンの人数および「いいえ」と応答した人の人数と、前記工程(b)において算出されたファンの総数とを照合して、ファンの総数に対して過半数に達しているか否かを算出して、ファンの意思(すなわち、選手を交代させたいか否か)を決定する(図4のS9、S11)。図4の場合、ステップS9において、メンバーa1〜a9について「はい」と応答したファンの人数がファンの総数に対して過半数に達している選手がいない場合、ステップ10に進む(すなわち、現在の選手全員を応援する)。一方、メンバーa1〜a9について「はい」と応答したファンの人数がファンの総数に対して過半数に達している選手がいる場合、その選手が投手であるか、野手であるかを判断して(ステップ11)、投手の場合は、球団Aの守備時に「ブーイング」の信号を大型スクリーン4に送信し、野手の場合は、球団Aの攻撃時の当該野手の打席時に「ブーイング」の信号を大型スクリーン4に送信する。
工程(f):前記工程(e)において決定されたファンの意思を球場の大型スクリーン4に、数字、文字、図形、イラストのうちの1種または2種以上を用いて表示する(図4のS10、S12、S13)。
工程(b)〜工程(f)をリアルタイムまたは任意の時間もしくは時間間隔をおいて繰り返し実行する。
なお、前記工程(a)において、球場内観戦者の意思データ入力手段2aから「いいえ」と応答した人をビジターチーム(図4の球団B)の「ファン」であると認識し、以後、図5のフローチャート(K1〜K12)にしたがって、ビジターチームのファンの意思を決定する。
図5のK2ステップは、球場外から本発明のシステムにアクセスする場合に、ビジターチームのファンであることを認識するために設けているが、球場内で実行される球場内観戦者の意思決定プログラムにおいては、不要である。
図4〜5に示した観戦者意思決定プログラムにおいては、球団Aのファンでない人が、球団Aの選手について、たとえば「交代させたい」との意思を問うことがないようにしているが、プログラムの組み方によっては、全観戦者に対して前記工程(b)〜(f)を実行することも可能である。また、球団Aのファンであるか否かを問わず、球場を訪れた人が球団Aの選手a1〜a9に対してどのような考え方をもっているのかを知ることができるので、前記工程(d)において、「はい」と応答したファンの人数および「いいえ」と応答した人の人数と、球場を訪れた人の総数とを照合したデータを集計し、表示するための手段をデータ処理部5に備えることもできる。
実施の形態2
図2および4を参照すると、本実施の形態の視聴者参加型野球観戦システムは、球場内または球場外の適切な場所(すなわち、データ収集上好ましい場所)に設置され、携帯電話9、パーソナルコンピュータ7、またはデジタルテレビ8と通信回線10を介してアクセスし、携帯電話9、パーソナルコンピュータ7、またはデジタルテレビ8の表示部に表示されたメッセージにしたがって入力された観客の意思データを格納するための意思データ格納装置5aと、観戦者意思決定プログラムが書き込まれた記憶装置5bとを備えたデータ処理部5と、球場1に設けられたデータ変換部3と、データ変換部3から通信回線10を介して接続され、球場1に設置され、所望の形態に加工されたデータをリアルタイムまたは任意の時間もしくは時間間隔で表示するための大型スクリーン4とから構成される。デジタルテレビは、実施の形態1と同様に、たとえば、デジタルHDTVが好適に使用される。また、実施の形態1と同様に、デジタルテレビ8の代わりに、PDA(Personal Digital Assistant)と称する文字や画像などの個人情報をデジタル情報として携帯できる携帯情報端末を使用することもできる。この場合、当該PDAに事前にプログラムされたPCカードを使用することができる。当該PDAとしては、たとえばシャープ株式会社のザウルス(登録商標)を挙げることができる。
観戦者意思決定プログラムは、前記意思データ入力手段7、8、9の使用者が所定の条件を満たした者である場合、すなわち、球場内観戦者である場合、訪れた球場およびまたは球場外のコンピュータ7またはデジタルテレビ8または携帯電話9で観戦している対戦中の2球団のいずれかの球団のファンクラブの会員または該2球団のいずれかの球団の協賛会社の会員、もしくは訪れた球場で対戦中の2球団のいずれかの球団のホームページから会員番号が付与された会員である場合に動作する。
データ処理部5は、球場1の観客席2に設置された球場内観戦者の意思データ入力手段8(本実施の形態の場合、デジタルテレビ8)と通信回線10を介して接続され、球場内観戦者が所定の条件を満たした者である場合に、該記憶装置5bの観戦者意思決定プログラムにしたがって意思データ格納装置5aに格納された観戦者の意思データを処理し、球場内観戦者全員のうち前記所定の条件を満たした球場内観戦者の決定された意思データと、球場外のコンピュータ7またはデジタルテレビ8または携帯電話9で観戦している球場外観戦者(すなわちテレビ(コンピュータを含む)観戦者(視聴者))全員のうち前記所定の条件を満たした球場外観戦者の決定された意思データを得て、該決定された意思データを前記大型スクリーンの仕様書で要求された形態(フォーマット)および/またはスケジューリング(タイミング)に変換するためのデータ変換部3に送信すると共に前記意思データ格納手段5aに格納する。
また、データ変換部3は、データ処理部5において、決定された観戦者意思データをデータ処理部5から通信回線10を介して受け取る。
本実施の形態においては、データ処理部5が、通信回線10を介してユーザのコンピュータ(パーソナルコンピュータ)7、デジタルテレビ8および携帯電話9のうち1種または2種以上と接続されている。
球場外観戦者の意思データとしては、ひいきチーム、選手の交代、代打、送りバント、ヒッティング、スクイズ、敬遠、各プレイに対する賞賛またはブーイングのうちの少なくとも1つとすることができるが、これらに限られることはない。たとえば、質問項目について、特定の球団のファンクラブの会員または該特定の球団の協賛会社の会員、特定の球団のホームページから会員番号が付与された会員に対して、ランダムに「質問してほしい項目あれば、お知らせください」とのメッセージを送信し、新たな質問項目として採用された項目を追加することも可能である。この場合、新たな質問項目として採用された会員にスポンサー景品を送付してもよい。このようにすることによって、ファンの意思を掘り下げることが可能になり、球団においては、球場外観戦者(いわゆるテレビ(コンピュータを含む)観戦者(視聴者))および球場内観戦者の意思データを格納した意思データ格納装置5aのデータベースを活用することによって、ファンに支持された選手と、支持されていない選手とを把握することができ、なぜ支持されていないのかを客観的に知ることができる。
記憶装置5bに書き込まれた観客の意思決定プログラムは、実施の形態1と同様である。
本発明の一実施の形態にかかわる視聴者参加型野球観戦システムを示す概略説明図である。図4および5は本発明のシステムに用いられる観戦者意思決定プログラムの一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態にかかわる視聴者参加型野球観戦システムを示す概略説明図である。 図1のシステムに用いられる球場に設置された球場内観戦者の意思データ入力手段の一例を示す概略説明図である。 本発明のシステムに用いられる球場内観戦者の意思決定プログラムの一例を示すフローチャートである。 本発明のシステムに用いられる球場内観戦者の意思決定プログラムの一例を示すフローチャートである。 本発明のシステムの球場内観戦者意思データ入力手段の表示部に表示される表示画面例を示す説明図である。 本発明のシステムの球場内観戦者意思データ入力手段の表示部に表示される表示画面例を示す説明図である。 本発明のシステムの球場内観戦者意思データ入力手段の表示部に表示される表示画面例を示す説明図である。
符号の説明
1 球場
2 観客席
2a 観戦者意思データ入力手段
3 データ変換部
4 大型スクリーン
5 データ処理部
5a 意思データ格納装置
5b 記憶装置
7 パーソナルコンピュータ
8 デジタルテレビ
9 携帯電話
10 公衆回線
B1 選択ボタン
B2 選択ボタン
B3 選択ボタン
B4 選択ボタン
C1 選択ボタン
C2 選択ボタン
C3 選択ボタン
C4 選択ボタン
C5 選択ボタン
Cd 会員カード
D 表示部
E 記録媒体挿入口
F 記録媒体挿入口
M メニューボタン
N ボタン
P 印刷装置への接続ケーブル用コネクタ
SP イヤホンへの接続ケーブル用コネクタ
T 印刷紙排出口
V1 選択ボタン
V2 選択ボタン
V3 選択ボタン

Claims (13)

  1. 観戦者意思データ入力手段と、
    データ収集上好ましい場所に設置され、前記観戦者意思データ入力手段に表示されたメッセージにしたがって入力された観戦者意思データを格納するための意思データ格納装置と、
    観客の意思決定プログラムが書き込まれた記憶装置とを備えたデータ処理部であって、前記観戦者意思データ入力手段と通信回線を介して接続され、球場内および/または球場外観戦者が所定の条件を満たした者である場合に、該記憶装置のプログラムにしたがって該意思データ格納装置に格納された観戦者意思データを処理し、球場内および/または球場外観戦者のうち前記所定の条件を満たした球場内および/または球場外観戦者の決定された意思データを得て、データ変換部に送信すると共に前記意思データ格納手段に格納するためのデータ処理部と、
    球場に設けられたデータ変換部であって、前記決定された観戦者意思データを前記データ処理部から通信回線を介して受け取るためのデータ変換部と、
    前記データ変換部から通信回線を介して接続され、球場に設置され、前記観戦者意思データを所望の形態に加工してリアルタイムまたは任意の時間もしくは時間間隔で表示するための大型スクリーン
    とを備え、
    前記観戦者意思データが、球場内観戦者の意思データおよび/または球場外観戦者の意思データを含み、
    前記観戦者意思データ入力手段が、球場内観戦者の意思データ入力手段および/または球場外観戦者の意思データ入力手段を含み、
    前記球場内観戦者の意思データおよび/または球場外観戦者の意思データが統合または分散して集計される
    ことを特徴とする視聴者参加型野球観戦システム。
  2. 球場に設置された球場内観戦者の意思データ入力手段と、
    データ収集上好ましい場所に設置され、前記球場内観戦者の意思データ入力手段に表示されたメッセージにしたがって入力された球場内観戦者の意思データを格納するための意思データ格納装置と、
    球場内観戦者の意思決定プログラムが書き込まれた記憶装置とを備えたデータ処理部であって、前記球場内観戦者の意思データ入力手段と通信回線を介して接続され、該記憶装置のプログラムにしたがって該意思データ格納装置に格納された球場内観戦者の意思データを処理し、球場内観戦者の意思データを得て、データ変換部に送信すると共に前記意思データ格納手段に格納するためのデータ処理部と、
    球場に設けられたデータ変換部であって、前記決定された意思データを前記データ処理部から通信回線を介して受け取り、該決定された意思データを前記大型スクリーンに要求される形態に変換するためのデータ変換部と、
    前記データ変換部から通信回線を介して接続され、球場に設置され、前記観戦者意思データを所望の形態に加工して、リアルタイムまたは任意の時間もしくは時間間隔で表示するための大型スクリーン
    とを備えた視聴者参加型野球観戦システム。
  3. 前記データ処理部が、通信回線を介して球場内および/または球場外のコンピュータ、デジタルテレビおよび携帯電話、携帯情報端末からなる群から選択される1種または2種以上と接続され、所定の条件で前記プログラムが動作することができ、球場内および/または球場外データが得られることを特徴とする請求項1または2記載のシステム。
  4. 前記球場内観戦者の意思データ入力手段が球場に設置された専用の入力装置であり、該入力装置が前記データ処理部と通信回線を介して接続された請求項1、2または3記載のシステム。
  5. 前記所定の条件が、球場内観戦者または対戦中の2球団のいずれかの球団のファンクラブの会員もしくは該2球団のいずれかの協賛会社の会員であるか、または対戦中の2球団のいずれかの球団のホームページから会員番号が付与された会員である請求項1、2、3、または4記載のシステム。
  6. 前記球場内観戦者の意思データが、ひいきチーム、選手の交代、代打、送りバント、ヒッティング、スクイズ、敬遠、各プレイに対する賞賛またはブーイングのうちの少なくとも1つである請求項1、2、3、4または5記載のシステム。
  7. 前記観客の意思決定プログラムが、
    (a)球場に設置された入力装置の表示部において、「球場内観戦者」、 「球団Aまたは球団Bのいずれかの球団のファンクラブの会員」、「協賛会社の会員」または「会員番号が付与された会員」 のいずれかであるか否かを「はい」または「いいえ」の形で質問し、ついで、対戦中の2球団のうちの特定の球団のファンであるか否かを「はい」または「いいえ」の形で質問する工程、
    (b)前記工程(a)において、当該入力装置から「はい」と応答した人を前記特定の球団の「ファン」であると認識し、ファンの総数を算出する工程、
    (c)当該ファンの入力装置に、選手の交代、代打、送りバント、ヒッティング、スクイズ、敬遠、各プレイに対する賞賛またはブーイングのうちの少なくとも1つについて、「はい」または「いいえ」の形で質問する工程、
    (d)前記工程(c)の質問に対して、「はい」と応答したファンの人数と、「いいえ」と応答した人の人数を算出する工程、
    (e)前記工程(d)において、「はい」と応答したファンの人数および「いいえ」と応答した人の人数と、前記工程(b)において算出されたファンの総数とを照合することにより、ファンの意思を決定する工程、および
    (f)前記工程(e)において決定されたファンの意思を球場の大型スクリーンに、数字、文字、図形、イラストのうちの1種または2種以上を用いて表示する工程
    を含み、前記工程(a)〜工程(f)をリアルタイムまたは任意の時間もしくは時間間隔をおいて実行する請求項1、2、3、4、5または6記載のシステム。
  8. 前記球場内観戦者の意思データ入力手段および球場外観戦者の意思データ入力手段が、共にモニター、スピーカおよび印刷装置のうち少なくとも1つを備えている請求項1、2、3、4、5、6または7記載のシステム。
  9. 前記球場内観戦者の意思データ入力手段が、さらに記録媒体が設けられたカードを読み込みおよび/または書き込むための手段を備えている請求項8記載のシステム。
  10. 前記記録媒体が設けられたカードがICカードまたは磁気カードである請求項9記載のシステム。
  11. 前記球場内観戦者の意思データ入力手段が、さらに文字または記号が印刷されたプラスチックカードもしくは紙を読み込むための手段を備えている請求項8記載のシステム。
  12. 前記記録媒体が設けられたカードが、球団の会員カードまたは協賛会社の会員カードである請求項11記載のシステム。
  13. 前記記録媒体が設けられたカードを読み込みおよび/または書き込むための手段または文字または記号が印刷された紙を読み込むための手段が、カードに設けられた記録媒体に格納されたデータまたはプラスチックカードもしくは紙に印刷された文字または記号に球団によって割り当てられた会員番号が存在することを認識した場合、前記工程(a)および(b)が省略される請求項7記載のシステム。
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