JP4301750B2 - 蓄電装置及びその管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、上面に安全弁を有する二次電池をラックに複数組み込んだ蓄電装置及びその管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
充放電を繰り返し行うことができる二次電池は、近年、各種の分野で広範囲にわたって利用されている。例えば、小型タイプであれば、携帯電話やビデオカメラ等の電子機器の電源として利用され、大型タイプであれば、電気自動車の電源や家庭用や事業所用の蓄電装置として利用され始めている。この蓄電装置は、建屋の外側等に設置したラック内に当該二次電池を複数組み込んで互いに電気的に連結した組電池構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したような二次電池においては、何らかの原因で内部短絡等を起こして内部温度が急激に上昇し、内部圧力が著しく上昇すると、破裂してしまう虞があるため、各容器の上面に安全弁をそれぞれ設け、内部圧力の上昇に伴って当該安全弁が開放して当該安全弁から生成ガスを噴出させることにより、破裂することを防止するようにしている。
【0004】
しかしながら、このような二次電池をラック内に複数組み込んだ蓄電装置においては、安全弁が開放して生成ガスが噴出すると、噴出した高温の生成ガスにより、近隣の二次電池が加熱されてしまい、近隣の二次電池も内部圧力が上昇して安全弁から生成ガスが噴出してしまうという異常連鎖を誘発する虞がある。
【0005】
このようなことから、本発明は、異常連鎖の誘発を防止することができる蓄電装置及びその管理システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するための、第一番目の発明による蓄電装置は、上面に安全弁を有する二次電池をラックに複数組み込んだ蓄電装置において、前記ラックの仕切部材の内部に流路溝をそれぞれ形成し、前記二次電池の前記安全弁と対向する前記ラックの前記仕切部材に前記流路溝と連通する開口部をそれぞれ形成し、吸着剤を充填した吸着槽を介して前記流路溝と連絡する吸引手段を前記ラックに連結したことを特徴とする。
【0007】
第二番目の発明による蓄電装置は、第一番目の発明において、前記二次電池の前記安全弁と前記ラックの前記開口部との間を接続する接続ダクトをそれぞれ設けたことを特徴とする。
【0008】
第三番目の発明による蓄電装置は、第一番目または第二番目の発明において、前記ラックの前記流路溝内の前記開口部との対向部分に断熱部材を設けたことを特徴とする。
【0009】
第四番目の発明による蓄電装置は、第一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、隣り合う前記二次電池の間をシールドガスで遮蔽するシールドガス噴出手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
第五番目の発明による蓄電装置は、第一番目から第四番目の発明のいずれかにおいて、前記二次電池の外面に冷媒を流通させる冷媒流通手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
第六番目の発明による蓄電装置は、第一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記二次電池の温度または当該二次電池の近傍の雰囲気をそれぞれ計測する計測手段と、前記計測手段からの信号に基づいて、前記吸引手段を作動させる制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0012】
第七番目の発明による蓄電装置は、第四番目の発明において、前記二次電池の温度または当該二次電池の近傍の雰囲気をそれぞれ計測する計測手段と、前記計測手段からの信号に基づいて、選択した前記二次電池と隣り合う前記二次電池との間に前記シールドガスを噴出させるように前記シールドガス噴出手段を作動させる制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0013】
第八番目の発明による蓄電装置は、第五番目の発明において、前記二次電池の温度または当該二次電池の近傍の雰囲気をそれぞれ計測する計測手段と、前記計測手段からの信号に基づいて、選択した前記二次電池の外面に前記冷媒を流通させるように前記冷媒流通手段を作動させる制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0014】
第九番目の発明による蓄電装置管理システムは、複数配備された第六番目から第八番目の発明のいずれかの蓄電装置の前記制御手段と公衆回線または専用回線を介してそれぞれ接続すると共に、情報端末と公衆回線または専用回線を介して接続し、当該制御手段からの信号に基づいて、当該情報端末に情報を提供する管理制御手段を設けたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明による蓄電装置及びその管理システムの実施の形態を図面を用いて説明するが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
【0016】
[第一番目の実施の形態]
本発明による蓄電装置及びその管理システムの第一番目の実施の形態を図1,2を用いて説明する。図1は、蓄電装置の概略構成図、図2は、管理システムの概略構成図である。
【0017】
図1に示すように、ラック111の各棚111a上には、上面に安全弁10aを有する二次電池10が多数組み込まれている。ラック111の棚111a、側壁111b、天板111cの内部には、流路溝111dがそれぞれ形成されている。各二次電池10の安全弁10aと対向するラック111の棚111a部分および天板111c部分には、上記流路溝111dと連通する開口部111eがそれぞれ形成されている。ラック111の各流路溝111d内の上記開口部111eとの対向部分には、断熱部材である断熱板111fが支持棒111gを介してそれぞれ取り付けられている。ラック111の上部には、活性炭等の吸着剤を充填した吸着槽112を介して上記流路溝111dと連絡する吸引ポンプ113が連結されている。
【0018】
前記二次電池10の外面は、内部に冷媒1を流通させるジャケット114でそれぞれ覆われている。これらジャケット114には、ラック111の外部に配設されて冷却した冷媒101を循環送給させる冷却装置115が連結しており、当該冷却装置115は、選択したジャケット114だけに冷媒101を循環送給することができるようになっている。なお、図面の煩雑化を避けるため、冷却装置115とジャケット114との接続は一箇所のみの図示としている。
【0019】
隣り合う各二次電池10の間の上方の前記ラック111の棚111a部分およびラック111の側壁111bと二次電池10の間の上方の当該ラック111の棚111a部分には、ガスノズル116が当該二次電池10の上面の四辺に沿うようにしてそれぞれ設けられている。これらガスノズル116には、ラック111の外部に配設されて窒素ガス等のようなシールドガス102を送給するガス送給装置117が連結しており、当該ガス送給装置117は、選択したガスノズル116だけにシールドガス102を送給することができるようになっている。なお、図面の煩雑化を避けるため、ガス送給装置117とガスノズル116との接続は一箇所のみの図示としている。
【0020】
前記二次電池10には、当該二次電池10の温度を計測する温度センサ118がそれぞれ取り付けられている。これら温度センサ118は、ラック111の外部に配設された制御装置119の入力部にそれぞれ電気的に接続している。この制御装置119の出力部には、前記吸引ポンプ113、前記冷却装置115、前記ガス送給装置117がそれぞれ電気的に接続しており、当該制御装置119は、前記温度センサ118からの信号に基づいて、当該吸引ポンプ113、当該冷却装置115、当該ガス送給装置117の作動を制御するようになっている。なお、図面の煩雑化を避けるため、温度センサ118と制御装置119との接続は一箇所のみの図示としている。
【0021】
なお、本実施の形態では、棚111a、側壁111b、天板111c等によりラック111の仕切部材を構成し、吸引ポンプ113等により吸引手段を構成し、ジャケット114、冷却装置115等により冷媒流通手段を構成し、ガスノズル116、ガス送給装置117等によりシールドガス噴出手段を構成し、温度センサ118等により計測手段を構成し、制御装置119等により制御手段を構成している。
【0022】
このような蓄電装置110において、ある二次電池10が何らかの原因で内部短絡等を起こして内部温度が急激に上昇して、内部圧力が著しく上昇し、安全弁10aが開放して高温(400〜500℃)の生成ガス100が噴出すると、温度センサ118からの信号に基づいて、制御装置119は、前記吸引ポンプ113を作動させて、ラック111の流路溝111d内を吸引する一方、前記冷却装置115を作動させて、異常を生じた二次電池10(選択する二次電池10)のジャケット114内に冷媒101を循環送給させると共に、前記ガス送給装置117を作動させて、異常を生じた二次電池10の周縁沿いのガスノズル116からシールドガス102を噴出させる。
【0023】
これにより、二次電池10から噴出した生成ガス100が、ラック111の開口部111eから流路溝111dを流通して吸着槽112で有害成分を吸着除去された後に排気される一方、異常を生じた二次電池10が冷媒101により冷却されて(60℃以下)生成ガス100の発生を抑制されると共に、異常を生じた二次電池10と隣り合う他の二次電池10は、ガスノズル116から噴出するシールドガス102で形成されるガスカーテンにより、異常を生じた二次電池10との間を遮蔽されて、生成ガス100による影響を抑制される。
【0024】
また、ラック111の各流路溝111d内の上記開口部111eとの対向部分に断熱板111fがそれぞれ配設されているので、二次電池10から噴出した生成ガス100がラック111の棚111aや天板111cに直接接触するようなことはなく、さらに、断熱板111fが接触面積の小さい支持棒111gを介してそれぞれ取り付けられているので、生成ガス100の熱が断熱板111fを通じて上記棚111aや上記天板111cに伝達しにくくなる。
【0025】
このため、ある二次電池10が異常を生じて安全弁10aから生成ガス100を噴出したとしても、近隣の二次電池10が受ける影響を大幅に低減することができる。
【0026】
したがって、このような蓄電装置110によれば、異常連鎖の誘発を防止することができ、安全性をさらに向上させることができる。
【0027】
また、例えば、図2に示すように、各家庭や各事業所等にそれぞれ配備された上記蓄電装置110の前記制御装置119と、遠隔地にある集中管理センタの管理制御手段である管理制御装置210とを公衆回線や専用回線等を介してそれぞれ接続すると共に、当該管理制御装置210と、電力会社等の各種関係機関の情報端末220とを公衆回線や専用回線等を介してそれぞれ接続し、上記異常が発生した場合、異常を生じた蓄電装置110を集中管理センタの管理制御装置210で把握できるようにすると共に、当該情報を管理制御装置210から上記情報端末220に送信して各種関係機関に提供できる蓄電装置管理システム200を構築することにより、各所の蓄電装置110を一括して集中的に管理することが容易にでき、安全管理を効率よく行うことができる。
【0028】
なお、前記冷媒101としては、水、フッ素化エーテル類(CH3 O (CF2)n F)等が挙げられ、特に、水であると、低コストで済むため、非常に好ましい。
【0029】
また、前記シールドガス102としては、窒素、ヘリウム、アルゴン等のような不活性ガスや、二酸化炭素等が挙げられ、特に、窒素であると、低コストで済むと共に人体への影響も少ないため、非常に好ましい。
【0030】
[第二番目の実施の形態]
本発明による蓄電装置及びその管理システムの第二番目の実施の形態を図3を用いて説明する。図3は、蓄電装置の概略構成図である。ただし、前述した第一番目の実施の形態と同様な部材については、前述した第一番目の実施の形態の説明で用いた符号と同一の符号を図面に付すことにより、その説明を省略する。
【0031】
図3に示すように、ラック111の前記開口部111eには、伸長方向へ付勢力を有するように形成された蛇腹状の筒型をなす接続ダクト126の一端側がそれぞれ連結されている。これら接続ダクト126の他端側は、前記二次電池10の安全弁10aを包囲するように当該二次電池10の上面に上記付勢力によりそれぞれ押し付けられている。
【0032】
このような蓄電装置120においては、ある二次電池10が何らかの原因で内部短絡等を起こして内部温度が急激に上昇して、内部圧力が著しく上昇し、安全弁10aが開放して高温の生成ガス100が噴出すると、当該生成ガス100は、接続ダクト126内を通過して前記開口部111eから前記流路溝111d内に流入し、前述した第一番目の実施の形態の場合と同様に、吸着槽112で有害成分を吸着除去された後に排気される。
【0033】
つまり、前述した第一番目の実施の形態では、ガスノズル116から噴出するシールドガス102で形成されるガスカーテンにより、異常を生じた二次電池10と隣り合う他の二次電池10との間を遮蔽して生成ガス100による影響を抑制するようにしたが、本実施の形態では、接続ダクト126により、生成ガス100による影響を抑制するようにしたのである。
【0034】
このため、本実施の形態においては、ガスノズル116やガス送給装置117を省略することができ、構造の簡略化を図ることができる。
【0035】
したがって、本実施の形態によれば、前述した第一番目の実施の形態の場合と同様な効果を得ることができるのはもちろんのこと、前述した第一番目の実施の形態の場合よりも構造の簡略化を図ることができるので、低コスト化を図ることができる。
【0036】
[他の実施の形態]
なお、前述した第一,二番目の実施の形態では、計測手段として温度センサ118を利用するようにしたが、他の実施の形態としては、生成ガス100中に含まれる微粒子を計測する煙センサや、一酸化炭素濃度を計測する一酸化炭素センサで二次電池10の近傍の雰囲気を計測するようにしてもよい。ただし、接続ダクト126を使用する場合には、接続ダクト126の内側に上記センサを取り付けるようにする。
【0037】
【発明の効果】
第一番目の発明による蓄電装置は、上面に安全弁を有する二次電池をラックに複数組み込んだ蓄電装置において、前記ラックの仕切部材の内部に流路溝をそれぞれ形成し、前記二次電池の前記安全弁と対向する前記ラックの前記仕切部材に前記流路溝と連通する開口部をそれぞれ形成し、吸着剤を充填した吸着槽を介して前記流路溝と連絡する吸引手段を前記ラックに連結したことから、ある二次電池が何らかの原因で内部短絡等を起こして内部温度が急激に上昇して、内部圧力が著しく上昇し、安全弁が開放して高温の生成ガスが噴出すると、当該生成ガスが、前記開口部を介して流路溝内に流入し、吸引手段で吸引されて吸着槽で吸着されるので、近隣の二次電池が受ける影響を大幅に低減することができ、異常連鎖の誘発を防止することができる。
【0038】
第二番目の発明による蓄電装置は、第一番目の発明において、前記二次電池の前記安全弁と前記ラックの前記開口部との間を接続する接続ダクトをそれぞれ設けたので、二次電池の安全弁から噴出した生成ガスを前記開口部へ確実に案内することが簡単に行うことができる。
【0039】
第三番目の発明による蓄電装置は、第一番目または第二番目の発明において、前記ラックの前記流路溝内の前記開口部との対向部分に断熱部材を設けたことから、二次電池の安全弁から噴出した生成ガスのラックへの伝熱を防止することができるので、近隣の二次電池が受ける影響をさらに確実に低減することができ、異常連鎖の誘発をさらに確実に防止することができる。
【0040】
第四番目の発明による蓄電装置は、第一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、隣り合う前記二次電池の間をシールドガスで遮蔽するシールドガス噴出手段を設けたことから、シールドガスで形成されるガスカーテンにより、異常を生じた二次電池と隣り合う他の二次電池に対する生成ガスによる影響を抑制することができるので、異常連鎖の誘発をさらに確実に防止することができる。
【0041】
第五番目の発明による蓄電装置は、第一番目から第四番目の発明のいずれかにおいて、前記二次電池の外面に冷媒を流通させる冷媒流通手段を設けたことから、異常を生じた二次電池を冷媒により冷却して生成ガスの発生を抑制することができるので、異常連鎖の誘発をさらに確実に防止することができる。
【0042】
第六番目の発明による蓄電装置は、第一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記二次電池の温度または当該二次電池の近傍の雰囲気をそれぞれ計測する計測手段と、前記計測手段からの信号に基づいて、前記吸引手段を作動させる制御手段とを設けたので、吸引手段を必要最小限の範囲で作動させることができ、吸引手段の無駄な作動を防止することができる。
【0043】
第七番目の発明による蓄電装置は、第四番目の発明において、前記二次電池の温度または当該二次電池の近傍の雰囲気をそれぞれ計測する計測手段と、前記計測手段からの信号に基づいて、選択した前記二次電池と隣り合う前記二次電池との間に前記シールドガスを噴出させるように前記シールドガス噴出手段を作動させる制御手段とを設けたので、シールドガス噴出手段を必要最小限の範囲で作動させることができ、シールドガス噴出手段の無駄な作動を防止することができる。
【0044】
第八番目の発明による蓄電装置は、第五番目の発明において、前記二次電池の温度または当該二次電池の近傍の雰囲気をそれぞれ計測する計測手段と、前記計測手段からの信号に基づいて、選択した前記二次電池の外面に前記冷媒を流通させるように前記冷媒流通手段を作動させる制御手段とを設けたので、冷媒流通手段を必要最小限の範囲で作動させることができ、冷媒流通手段の無駄な作動を防止することができる。
【0045】
第九番目の発明による蓄電装置管理システムは、複数配備された第六番目から第八番目の発明のいずれかの蓄電装置の前記制御手段と公衆回線または専用回線を介してそれぞれ接続すると共に、情報端末と公衆回線または専用回線を介して接続し、当該制御手段からの信号に基づいて、当該情報端末に情報を提供する管理制御手段を設けたので、複数の蓄電装置を一括して集中的に管理することが容易にでき、安全管理を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蓄電装置の第一番目の実施の形態の概略構成図である。
【図2】本発明による蓄電装置管理システムの第一番目の実施の形態の概略構成図である。
【図3】本発明による蓄電装置の第二番目の実施の形態の概略構成図である。
【符号の説明】
10 二次電池
10a 安全弁
101 冷媒
102 シールドガス
110 蓄電装置
111 ラック
111a 棚
111b 側壁
111c 天板
111d 流路溝
111e 開口部
111f 断熱板
111g 支持棒
112 吸着槽
113 吸引ポンプ
114 ジャケット
115 冷却装置
116 ガスノズル
117 ガス送給装置
118 温度センサ
119 制御装置
120 蓄電装置
126 接続ダクト
200 蓄電装置管理システム
210 管理制御装置
220 情報端末
Claims (9)
- 上面に安全弁を有する二次電池をラックに複数組み込んだ蓄電装置において、
前記ラックの仕切部材の内部に流路溝をそれぞれ形成し、
前記二次電池の前記安全弁と対向する前記ラックの前記仕切部材に前記流路溝と連通する開口部をそれぞれ形成し、
吸着剤を充填した吸着槽を介して前記流路溝と連絡する吸引手段を前記ラックに連結した
ことを特徴とする蓄電装置。 - 請求項1において、
前記二次電池の前記安全弁と前記ラックの前記開口部との間を接続する接続ダクトをそれぞれ設けたことを特徴とする蓄電装置。 - 請求項1または請求項2において、
前記ラックの前記流路溝内の前記開口部との対向部分に断熱部材を設けたことを特徴とする蓄電装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかにおいて、
隣り合う前記二次電池の間をシールドガスで遮蔽するシールドガス噴出手段を設けたことを特徴とする蓄電装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかにおいて、
前記二次電池の外面に冷媒を流通させる冷媒流通手段を設けたことを特徴とする蓄電装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかにおいて、
前記二次電池の温度または当該二次電池の近傍の雰囲気をそれぞれ計測する計測手段と、
前記計測手段からの信号に基づいて、前記吸引手段を作動させる制御手段と
を設けたことを特徴とする蓄電装置。 - 請求項4において、
前記二次電池の温度または当該二次電池の近傍の雰囲気をそれぞれ計測する計測手段と、
前記計測手段からの信号に基づいて、選択した前記二次電池と隣り合う前記二次電池との間に前記シールドガスを噴出させるように前記シールドガス噴出手段を作動させる制御手段と
を設けたことを特徴とする蓄電装置。 - 請求項5において、
前記二次電池の温度または当該二次電池の近傍の雰囲気をそれぞれ計測する計測手段と、
前記計測手段からの信号に基づいて、選択した前記二次電池の外面に前記冷媒を流通させるように前記冷媒流通手段を作動させる制御手段と
を設けたことを特徴とする蓄電装置。 - 複数配備された請求項6から請求項8のいずれかの蓄電装置の前記制御手段と公衆回線または専用回線を介してそれぞれ接続すると共に、情報端末と公衆回線または専用回線を介して接続し、当該制御手段からの信号に基づいて、当該情報端末に情報を提供する管理制御手段を設けたことを特徴とする蓄電装置管理システム。
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