JP4301553B2 - データ転送方法、データ転送システム、情報端末装置およびデータ転送処理プログラム - Google Patents

データ転送方法、データ転送システム、情報端末装置およびデータ転送処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報端末装置内の複数のアプリケーション間でのデータ転送および異なるユーザ間でのデータ転送に係り、特にそのデータ転送方法、データ転送システム、情報端末装置およびデータ転送処理プログラム に関するものである。
情報端末装置(単に端末ともいう)では、通常、種々のアプリケーションプログラムが用意され、あるアプリケーションで作成されたデータを他のアプリケーションで利用したい場合がある。このような場合、パーソナルコンピュータ(PC)のような汎用的な情報処理装置では、表示画面サイズやメモリ容量、オペレーティングシステム、等において制約が少なく、このようなデータの利用はユーザによる例えばいわゆるコピー&ペースト動作等により、容易に行える。
また、同一の端末内でのアプリケーション間でのデータの利用に限らず、異なるユーザ(端末)間でデータを転送したい場合もある。従来、あるユーザから他のユーザへデータを転送したい場合、インターネット等のネットワークを介した電子メールの添付ファイルとして送信することができる。
特許文献1には、LANやWANのようなネットワークを介して接続された端末間でファイルの転送を行うファイル転送システムが開示されている。
特許文献2には、印刷装置にWebサーバ機能を搭載し、インターネットを介して複数のユーザコンピュータから装置のデータを共有する技術が開示されている。
特開2003−15986号公報 特開2003−122514号公報
一方、近年の携帯電話機では新たなアプリケーションプログラムを追加インストールできる機種が出現し、アプリケーション間でのデータの利用の必要性も高まってきている。
しかしながら、携帯電話機のような表示画面サイズやメモリ容量、オペレーティングシステム等の制約が大きい情報端末装置では、上記の様なアプリケーション間およびユーザ間でのデータの利用(転送)は必ずしも容易ではない。また、電子メールの添付書類としてデータを転送するのは、コピー&ペースト的な簡略な動作に比べて手順が煩雑である。
さらに、携帯電話機のような比較的小さい表示画面でのデータ転送動作に適した新規なユーザインターフェイスが望まれる。
本発明はこのような背景においてなされたものであり、その目的は、ユーザに分かりやすい簡略な操作でデータ転送動作を行える新規なユーザインターフェイスをもったデータ転送方法、データ転送システム、情報端末装置およびデータ転送処理プログラムを提供することにある。
本発明によるデータ転送方法は、情報端末装置のユーザインターフェイス(UI)画面を利用したデータ転送方法であって、それぞれアプリケーションに対応する複数のUI画面の各々に当該アプリケーションに関連した機能が割り当てられたアイテムのアイコンおよびデータ転送用アイコンを表示するステップと、一つのUI画面において、特定のアイテムの実行に関連してコピーしたデータを、予め定めたコピーデータアイコンで表示するとともに、ユーザの操作に従い当該コピーデータアイコンを前記データ転送用アイコンに対してペーストするステップと、他のUI画面において、ユーザの操作に応じてその画面上の前記データ転送用アイコンから、前記ペーストされたデータを他の特定のアイテムの実行に関連して利用できるように取り出すステップとを備えたことを特徴とする。
ユーザはあるアプリケーションに対応したUI画面において、ユーザが特定のアイテムの実行に関連してコピーしたデータを他のアプリケーションで利用したい場合、ユーザは移動元のアプリケーションのUI画面で一旦当該コピーデータアイコンをデータ転送用アイコンに対してペーストする。ついで、移動先のアプリケーションのUI画面に移り、このUI画面上のデータ転送用アイコンから前記ペーストされたデータを取り出す。この取り出されたデータは移動先のアプリケーションにおける特定のアイテムの実行に関連して利用することができる。
このように各アプリケーションに対応したUI画面上にデータ転送用アイコンを設けて、これらのデータ転送用アイコンを利用することによりアプリケーション間でのデータの授受をきわめて直感的にかつ迅速に行うことができる。両アプリケーションが同時に起動されている必要はない。
上記データ転送方法は、さらに、前記複数のUI画面の一つとして、他のユーザに対してデータを送信するためのデータ送信用アイコンと、他のユーザからのデータを受信するためのデータ受信用アイコンと、他のUI画面との間でデータを授受するための前記データ転送用アイコンとを有するユーザ間データ転送用UI画面を表示するステップと、このユーザ間データ転送用UI画面においてユーザによる操作に応じて前記データ送信用アイコンに対して前記コピーデータアイコンをペーストするとともに送信先を指定するステップと、ユーザの操作に応じて前記データ受信用アイコンから前記コピーデータアイコンを取り出すステップとを備えてもよい。このユーザ間データ転送用UI画面を用いることにより、他のユーザとの間でもデータの転送を、いわゆるコピー&ペースト動作により、きわめて容易かつ迅速に行うことができる。
少なくともデータ転送用アイコンまたは前記データ受信用アイコンは前記コピーデータアイコンを隠蔽可能な遮蔽部材付きオブジェクトであり、ユーザの操作により選択されたとき、遮蔽部材を開放し、コピーデータアイコンの有無をチェックし、その結果を開放状態の遮蔽部材付きオブジェクトのアイコンに反映させ、その後、遮蔽部材を閉鎖するステップを備える。
少なくとも前記データ転送用アイコンまたは前記データ受信用アイコンを、前記コピーデータアイコンを隠蔽可能な遮蔽部材付きオブジェクトで構成し、ユーザの操作により選択されたとき、遮蔽部材を開放し、コピーデータアイコンの有無をチェックする。その結果を開放状態の遮蔽部材付きオブジェクトのアイコンに反映させ、その後、遮蔽部材を閉鎖する。このようにユーザの操作により選択されたときのみ、コピーデータの有無を表示に反映させればよいので、コピーデータの有無のチェックを絶えず行う必要がなくなる。
前記ユーザの操作は、各UI画面上に表示されユーザの指示により動作するマスコットが前記コピーデータアイコンを取り扱う操作を通して行うことができる。これにより、直感的でわかりやすい操作が実現される。
本発明によるデータ転送システムは、複数の情報端末装置とサーバとがネットワークを介して相互に接続されたデータ転送システムである。各情報端末装置は、表示画面を有する表示部と、ユーザの入力操作を受ける入力部と、前記ネットワークを介してサーバと通信を行うデータ通信手段と、各部の制御を行う制御手段とを備え、この制御手段は、前記表示部において、それぞれアプリケーションに対応し、当該アプリケーションに関連した機能が割り当てられたアイテムのアイコンおよびデータ転送用アイコンを表示する複数のユーザインターフェイス(UI)画面を用意し、一つのUI画面において、特定のアイテムの実行に関連してコピーしたデータを、予め定めたコピーデータアイコンで表示するとともに、ユーザの操作に従い当該コピーデータアイコンを前記データ転送用アイコンに対してペーストし、他のUI画面において、ユーザの操作に応じてその画面上の前記データ転送用アイコンから、前記ペーストされたデータを他の特定のアイテムの実行に関連して利用できるように取り出す。一方、前記サーバは、情報端末装置のユーザ別に各ユーザ専用のデータ記憶領域を含む記憶装置と、前記ネットワークを介して複数の情報端末装置とのデータ通信を行うデータ通信手段と、前記各情報端末装置のペースト動作に応じて当該コピーデータを当該ユーザのデータ記憶領域に保存し、前記各情報端末装置の前記データの取り出し動作に応じて当該ユーザのデータ記憶領域内の当該コピーデータを当該情報端末装置へ送信する制御手段を備えたことを特徴とする。
このシステムでは、各アプリケーションに対応したUI画面上にデータ転送用アイコンへのペースト操作により、コピーデータはサーバに設けられたユーザ別のデータ記憶領域に一時保存される。さらに、別のアプリケーションに対応したUI画面上のデータ転送用アイコンから当該コピーデータを取り出すことができる。このように各アプリケーションに対応したUI画面上にデータ転送用アイコンを設けて、これらのデータ転送用アイコンを利用することによりアプリケーション間でのデータの授受をきわめて直感的にかつ迅速に行うことができる。
前記データ転送システムにおいて、前記サーバは、さらに、ユーザ別に他のユーザからの受信データを記憶するための受信データ記憶領域を含んでもよい。この場合、前記各情報端末装置の制御手段は、前記複数のUI画面の一つとして、他のユーザに対してデータを送信するためのデータ送信用アイコンと、他のユーザからのデータを受信するためのデータ受信用アイコンと、他のUI画面との間でデータを授受するための前記データ転送用アイコンとを有するユーザ間データ転送用UI画面を用意し、このユーザ間データ転送用UI画面においてユーザの操作に応じて前記データ送信用アイコンに対して前記コピーデータアイコンをペーストするとともに送信先を指定し、ユーザの操作に応じて前記データ受信用アイコンから前記コピーデータアイコンを取り出す制御を行う。一方、前記サーバの制御手段は、前記各情報端末装置の前記データ送信用アイコンに対するペースト動作に応じて当該コピーデータを当該ユーザのデータ記憶領域に保存し、前記各情報端末装置の前記データの取り出し動作に応じて当該ユーザのデータ記憶領域内の当該コピーデータを当該情報端末装置へ送信する制御手段を備える。
ユーザ間のデータ転送は、送信ユーザによりデータ送信用アイコンに対してコピーデータアイコンをペーストすることにより、サーバに設けられた送信先のユーザのデータ記憶領域に一時保存される。受信ユーザは、UI画面上のデータ受信用アイコンを介して、サーバ上の自己のデータ記憶領域から当該コピーデータを取り出すことができる。このように、ユーザ間データ転送用UI画面を用いることにより、他のユーザとの間でもデータの転送を、いわゆるコピー&ペースト動作により、きわめて容易かつ迅速に行うことができる。
前記サーバはユーザ別に送信先アドレスを登録した送信先リストを記憶してもよく、この場合、前記情報端末装置は前記データ送信用アイコンによるデータ送信のための前記送信先の指定時に当該送信先リストを参照して、データの送信先を決定することができる。
本発明による情報端末装置は、サーバとネットワークを介して相互に接続される情報端末装置であって、表示画面を有する表示部と、ユーザの入力操作を受ける入力部と、前記ネットワークを介してサーバと通信を行うデータ通信手段と、各部の制御を行う制御手段とを備える。この制御手段は、前記表示部において、それぞれアプリケーションに対応し、当該アプリケーションに関連した機能が割り当てられたアイテムのアイコンおよびデータ転送用アイコンを表示するユーザインターフェイス(UI)画面を用意し、一つのUI画面において、特定のアイテムの実行に関連してコピーしたデータを、予め定めたコピーデータアイコンで表示するとともに、ユーザの操作に従い当該コピーデータアイコンを前記データ転送用アイコンに対してペーストし、他のUI画面において、ユーザの操作に応じてその画面上の前記データ転送用アイコンから、前記ペーストされたデータを利用できるように他の特定のアイテムの実行に関連して取り出す。
前記各情報端末装置の制御手段は、前記複数のUI画面の一つとして、他のユーザに対してデータを送信するためのデータ送信用アイコンと、他のユーザからのデータを受信するためのデータ受信用アイコンと、他のUI画面との間でデータを授受するための前記データ転送用アイコンとを有するユーザ間データ転送用UI画面を用意してもよい。この場合、このユーザ間データ転送用UI画面においてユーザの操作に応じて前記データ送信用アイコンに対して前記コピーデータアイコンをペーストするとともに送信先を指定し、ユーザの操作に応じて前記データ受信用アイコンから前記コピーデータアイコンを取り出す制御を行う。
本発明は、さらに、サーバとネットワークを介して相互に接続される情報端末装置において実行されるデータ転送処理プログラムをも提供する。
本発明によれば、ユーザインターフェイス画面上にデータ転送用アイコンやデータ送信用アイコン、データ受信用アイコンを設けたことにより、画面サイズやOS等の制約があっても、ユーザに分かりやすい簡略な操作で、アプリケーション間のデータ転送、あるいは、ユーザ間(端末間)でのデータ転送動作を行える。
特に、データ転送用アイコンまたはデータ受信用アイコン等を遮蔽部材付きオブジェクトで構成し、ユーザの操作により選択されたとき、遮蔽部材を開放しコピーデータアイコンの有無をチェックするようにすることにより、ユーザによる選択時のみ、コピーデータの有無を表示に反映させればよいので、コピーデータの有無のチェックを絶えず行う必要がなくなる。これにより、サーバにコピーデータの一時記憶領域を用意する場合に、サーバへのアクセス頻度を大幅に低減することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1に、本実施の形態に係るシステム全体の概略構成、および情報端末装置(単に端末ともいう)の一例として携帯電話機100の内部構成を示す。このシステムにおいて、携帯電話機100は基地局150を介して通信ネットワーク155に接続されている。通信ネットワーク155には、サーバ160、他の携帯電話機100、他の情報端末装置としてのPC163等に接続されている。通信ネットワーク155には電話網、インターネット等を含みうる。
携帯電話機100の制御部105は、変調器103および復調器104に接続され、さらに、これらはアンテナ共用器102を介してアンテナ101に接続され、基地局150および通信ネットワーク155を介して外部の情報端末装置との間で音声やデータの送受信を行う。制御部105は、CPU110を有し、メモリ122に格納されている制御プログラムやアプリケーションプログラムおよび必要なパラメータを利用して、携帯電話機の機能を実現する。メモリ122は不揮発性のメモリであるROM、EEPROMや、通常、揮発性であるRAM等を含みうる。制御部105はさらに外部インタフェース111を含み、これを介して、入力部106(各種キーやジョグダイヤル等)、表示部107(LCD等の表示手段)等の入出力動作を制御する。制御部105にはさらに時計部121が接続される。時計部121は日時情報を管理を行うとともにタイマー機能を有する。制御部105は本発明における情報端末装置の制御手段を構成している。
図2に、サーバ160の概略の構成例を示す。サーバ160は主要機能部として、Web処理部203、テーブル処理部205、メール(メッセージ)処理部207、およびデータ転送処理部209を有する。
Web処理部203は、Web画面構成のためのイメージ(画像)やテキストのデータを格納したWebデータ記憶装置204と接続されると共に、通信部201を介して通信ネットワーク155に接続され、携帯電話機100等からのWebデータの要求に応じてWebデータの返送を行う応答手段として機能する。Web処理部203は、この送信の前にWebデータの加工処理を行ってもよい。Web処理部203は、また、端末で機能するアプリケーションプログラム(アプリ)309や各種リソースデータを格納するデータベース(記憶装置)202に接続され、端末からのダウンロード要求に応じてこれらを端末へ送信する。
テーブル処理部205は、後述するような送信先リスト51のような各種管理用のデータテーブルを格納するテーブルデータ記憶装置206に接続され、Web処理部203およびメール処理部207から与えられる情報に従って、テーブルデータの作成および更新の処理を行う。
メール処理部207は、通信部201を介して通信ネットワーク155に接続され、ユーザ間で送受信される電子メール等のメッセージの送受信処理を担当する。メール処理部207は、メールデータを格納するメールデータ記憶装置208およびテーブル処理部205にも接続されている。
データ転送処理部209は、通信部201を介して通信ネットワーク155に接続され、外部から受信したデータを一時的にデータバッファ210に保存し、また、保存したデータを読み出し外部に送信する。
なお、サーバ160のメール機能とWeb機能およびデータ転送機能は別々のサーバが担当し、適宜必要情報を相互に授受する構成であってもよい。また、図示しないが、通信部201とは別に外部との間で各種データ等の入出力を行うインタフェースを備えてもよい。
図3は本発明の第1の実施の形態における同一ユーザのアプリケーション(アプリ)間データ転送および異なるユーザ間のデータ転送(データ送受信)の概略の説明図である。
複数のユーザP…Qのそれぞれの携帯電話機100p…100q(総称して100)内には複数のアプリケーション1〜n(310)が初期的にまたは事後的にインストールされている。これらの複数のアプリケーションの各々はアプリ間転送用アイコンとしてのアプリ間転送用トランスポータ311を有する。また、各ユーザの携帯電話機100は、やはりアプリケーションの一つであるトランスポータの部屋330をも有する。トランスポータの部屋330には、アプリ間転送用トランスポータ331、他のユーザへのデータ送信用のトランスポータ322および他のユーザからのデータ受信用のトランスポータ333が少なくともそれぞれ1個表示される。後述するように、これらの各アプリケーションはそれぞれ専用のユーザインターフェイス(UI)画面を有し、各UI画面内にトランスポータが表示される。一方、サーバ160のデータバッファ210には、ユーザ別アプリ間転送バッファ211、ユーザ別受信バッファ212が備えられる。
各ユーザの端末内の一つのアプリケーションから他のアプリケーションへのデータ転送時には、当該各アプリケーションに対応したUI画面内のアプリ間転送用トランスポータ311を用いてデータの転送を行う。この場合、一つのアプリケーションからトランスポータ311に格納されたデータは、一旦、サーバ160のユーザ別アプリ間転送バッファ211の当該ユーザに割り当てられたバッファ領域に保存される。当該ユーザの任意のアプリケーションのアプリ間転送トランスポータ311からこのバッファ領域の内容(データの有無)を確認することができる。
また、異なるユーザ間のデータ転送の場合、一人のユーザの携帯電話機のトランスポータの部屋330のアプリ間転送用トランスポータ331から、当該ユーザのアプリ間転送バッファ211に一時保存されているデータを取り出し、データ送信用トランスポータ322を介して、指定した送信先に対してデータを送信することができる。あるユーザの送信用トランスポータは他のユーザの受信用トランスポータに繋がっているとみなすことができる。その繋がる先は一人のユーザとは限らず複数のユーザの受信用トランスポータであってもよい。このようなあて先設定は例えばWebを利用して設定することができる。また、データ受信用トランスポータ333の中身を確認することにより、サーバ160内のユーザ別受信バッファ212の自己に割り当てられた領域にデータがあるか否かをチェックすることができる。存在すれば、それを取り出して、アプリ間転送用トランスポータ331を介して任意のアプリケーションで利用することができる。
このようなトランスポータを利用したデータ転送は、従来の電子メールの添付書類による転送に比べて、簡単な操作でより直接的にかつ直感的に行うことができる。
図4に、サーバ160に保持される送信先リスト51の構成例を示す。この送信先リスト51は、サーバ160に関連して提供されるデータ転送サービスの登録ユーザ毎に用意される当該登録ユーザの送信先の通信アドレスのリストである。このような送信先リスト51は、そのコピーを携帯電話機内にキャッシュ(一時保存)して利用するようにしてもよい。これによりデータ転送の都度、サーバにアクセスして送信先アドレスを入手する必要がなくなる。通信アドレスとしてこの例では電子メールアドレスを利用している。本実施の形態でのデータ転送では電子メールアドレスを直接的に利用するものではなくユーザを特定するために用いるので、電子メールアドレス以外の例えば携帯電話番号のような通信アドレスであってもよい。この例では、後述するように、トランスポータの部屋330のUI画面には、アプリ間転送用トランスポータ331およびデータ受信用トランスポータ333の他、複数個(3個)のデータ送信用トランスポータ332を有する場合を想定している。このように複数のデータ送信用トランスポータを設け、これらに予め送信先を分散して割り当てておくことにより、画面上で利用するトランスポータを選択して送信先を切り替えることができる。1つのデータ送信用トランスポータに複数のユーザを割り当てた場合には、それらのなかから所望のあて先を選択してもよいし、すべてのユーザをデータのあて先としてもよい。複数のデータ送信用トランスポータを設けることは必須ではなく、単一のデータ送信用トランスポータであってもよい。
図5に、本実施の形態における携帯電話機で採用されるユーザインタフェース(UI)画面400の例を示す。図に示すユーザインタフェースは、画面上にエージェントやマスコットと呼ばれるキャラクタ(以下、マスコットという)401と、ユーザによるこのマスコット401の操作に応じて操作(指示)される複数のアイテムとを表示することにより、直感的かつ簡単な操作が行えるユーザのなじみやすいユーザインタフェースを提供するものである。図の例では部屋の中を模して、その中に各種のアイテムが配置され、ユーザの操作に従ってマスコット401が部屋の中を移動し、所望のアイテムに働きかけることができるようになっている。図中のアイテムとしては、アプリ間転送トランスポータ311、ポスト402、水晶玉(または光の玉)404、およびレター405が示されている。本実施の形態では水晶玉404がコピーデータアイコンに相当する。この画面はメーラーアプリケーションに対応し、この画面からメールの送受信を行うことができる。また、アプリ間転送トランスポータ311を利用してアプリ間のデータ転送を行うことができる。
本実施の形態では、各トランスポータは、コピーデータアイコンとしての水晶玉404を格納可能な内部空間を有し、開閉可能なシャッタ(遮蔽部材)の閉鎖時に内部が見えなくなるシャッタ付きオブジェクトとして表示される。本実施の形態におけるオブジェクトは、容器形状としたが、コピーデータアイコンを載置または収容できる台座、皿、カップ、碗、袋、等であれば、必ずしも容器形状でなくてもよい。
図5のUI画面400の右上角に表示された時計のアイコン408は、現在、スケジュールデータがコピー(メモリに一時保存)されていることを示している。このコピーされた内容はマスコット401が保持した水晶玉404で象徴されている。コピー状態を示すアイコン408は、図6に例示するように、そのデータの種類によって変わる。これにより、アイコンの絵柄から、現在コピーされているデータの種類を認識することができる。水晶玉404を任意のアイテムに対してペーストする(貼り付ける)場合には、マスコット401が保持した水晶玉404を、ペースト先のアイテムにフォーカスを当てた状態で、下に置く動作を行う。図の例では、コピーデータアイコンである水晶玉404をアプリ間転送用トランスポータ331に置く(ペーストする)場合の画面の変化を示している。すなわち、図5(a)でマスコット401がアプリ間転送用トランスポータ311に接近したとき、アプリ間転送トランスポータ311が強調表示される。このときマスコット401は水晶玉を持った状態にある。この状態でユーザがデータのペーストを意味する「置く」を指示すると、マスコット401が水晶玉を下に置く動作を行うとともに、トランスポータのシャッタが開き、内部が見える。アプリ間転送トランスポータ311に既にデータが保存されていれば、ユーザに対して警告メッセージが表示される。例えば、「データが既に保存されています。上書きしますか?」のようなメッセージが発せられ、ユーザが了解指示を出せば、データが上書きされる。キャンセル指示を出せば、ペースト動作は中止される。保存されていなければトランスポータ内部は空の状態となっており、手に持っていた水晶玉がトランスポータ内に格納され、シャッタが閉まる。これは、コピーデータがバッファ領域に格納されたことを意味する。
これらの画面を構成する基本的な画像データおよびパーツは、リソースデータとして、初期的に、あるいは、本UIをサポートするアプリケーションのインストール時に、端末に記憶しておき、これらの要素を用いて必要に応じ画像を変化させる。この代わりに、オンラインで逐次サーバからその時点の画像データを受信して表示するようにすることも可能である。他のUI画面についても同様である。
図7は別のアプリケーションに対応したUI画面の例を示す。このアプリケーションはスケジュールおよび日記に関するものであり、スケジュール帳411および日記帳412のアイコンがUI画面410上に表示されている。このUI画面410上にはアプリ間転送用トランスポータ311が表示されている。図5で説明したUI画面400でアプリ間転送用トランスポータ311に入力したデータを、このUI画面410で受け取るには、ユーザ操作によりこの画面上でマスコット401がアプリ間転送用トランスポータ311に接近してエンター操作が行われる。これによりそのアイコンが強調表示されるとともに、アプリ間転送用トランスポータ311の中身の有無が確認され、シャッタが開いてその状態が表示される。中身があれば水晶玉404がトランスポータ内部に表示される。図の例ではデータの受け取りを指示する「持つ」を指示すると、このデータがコピーされる。コピーしたデータはスケジュール帳411や日記帳412に転記(ペースト)して利用することができる。
図8−A,B,Cは、トランスポータ311のシャッタ801の開閉動作時の表示例を示している。他のトランスポータについても同様である。図8−Aは空のトランスポータに水晶玉404を置いたときの表示の遷移を示している。図8−Bはトランスポータの内容を確認した場合に既にデータが保存されていたときの表示の遷移を示している。水晶玉が表示されている状態でのユーザの指示(例えばエンター操作)により、そのデータの内容を表示させることができる。図8−Cはトランスポータの内容を確認した場合にデータが保存されていなかったときの表示の遷移を示している。
トランスポータの中身を常時表示するためには、絶えず周期的に保存データの有無を確認する処理が必要になり、変化があった場合には表示内容に反映させるという処理が必要になる。これは特にデータをサーバに保存している本実施の形態において端末に負担の大きい処理となる。これに対して、本実施の形態のように、トランスポータにシャッタを設け、マスコットが接近したとき等、所定の時点でのみシャッタを開放することにより、保存データの有無の確認を、限られた当該所定の時点でのみ行えば足りるようになる。
図9に、トランスポータの部屋330に対応するUI画面600の例を示す。この例では便宜上、UI画面の背景を図示省略している。このUI画面600には、アプリ間転送用トランスポータ331およびデータ受信用トランスポータ333の他、複数個(3個)のデータ送信用トランスポータ332R(赤)、Y(黄)、G(緑)を有する場合を想定している。上記と同様に、データ転送のためにはマスコット401を操作して、所望のトランスポータにデータを置き、または所望のトランスポータからデータを取り出す。そのためには、サーバへのアクセスが行われ、トランスポータの開閉動作が行われる。
端末からサーバにアクセスする際にはユーザIDおよびパスワードを用いる等の任意のユーザ認証を行うことができる(但し、パスワードはその都度ユーザが手入力する必要のないように記憶しておき自動的に用いられるようにしておくことが望ましい)。
図10は、送信時あて先選択型のトランスポータ動作の表示例を示している。マスコット401が送信対象のデータ(水晶玉)を保持した状態で、いずれかの送信用トランスポータ332に接近しエンター操作を行うと、そのデータの送信動作が開始される。図10(a)〜(c)に示すように、UI画面600上では当該トランスポータ332Gのシャッタが開く。その後、図11(a)〜(c)に示すように、送信先選択画面が開き、送信先リスト51に登録された送信先が選択肢のなかから所望の送信先を選択することができる。このとき、図11(d)〜(f)に示すように、任意の送信先をアドレス手入力により指定することもできる。手入力されたユーザについては、「リスト登録」により上記送信先リスト51の当該ユーザの記憶領域に登録される。
図12(a)〜(c)に示すように、送信先が決定されるとデータがサーバに送信される。当該送信用トランスポータには水晶玉が格納される。サーバはこのデータをユーザ別受信バッファ212の当該ユーザの記憶領域に追加記憶する。
なお、あて先を選択せずに、当該トランスポータに登録済みのすべての送信先に同じデータを送信するようにすることも可能である。
次に図13(a)〜(e)により、データ受信時の画面表示の例を説明する。マスコット401が手に何も持たない状態で受信用トランスポータ333に接近し、エンター操作を行うと、受信用トランスポータ333のシャッタが開き、受信データの有無が水晶玉の有無により表示される。そのため、端末はサーバにアクセスしてユーザ別受信バッファの当該ユーザの記録領域をチェックする。図の例では、受信データがある場合を示し、図13(d)に受信データ確認画面例を示すように、送信者および送信日時(または受信日時)が表示され、ユーザはこの画面で「データ確認」または「データ削除」が行えるようになっている。この例では図13(e)のようにデータ確認により、画像データの内容が確認されるようになっている。当該ユーザの受信バッファに複数のデータがある場合には、1つずつ上記の受信処理を繰り返すことができる。これに代えて、複数のデータの送信者および送信日のリストを表示し、その中から「データ確認」または「データ削除」を行う対象となるデータを選択するようにしてもよい。
なお、サーバからのデータの本体の取得は受信用トランスポータ333の選択時に行ってもよいし、「データ確認」の指示時に行ってもよい。後者であれば「データ削除」指示時にはデータ本体の受信は行わず、サーバに対して当該データの廃棄の指示を行う。
図14により、本実施の形態におけるアプリ間転送トランスポータを利用したアプリ間データ転送処理の処理手順の例を示す。この処理は制御部105により実行される。
このアプリケーションの通常処理(S11)の後、アプリ間転送トランスポータが選択されると(S12)、制御部はサーバにアクセスしてユーザ別アプリ間転送バッファ211の当該ユーザの記憶領域にデータが保存されているか否かを確認する(S13)。ついで、シャッタを開放し、既納データの有無を水晶玉の有無に反映させる(S14)。データがあり(S15,Yes)、データを「持つ」指示があれば(S16,Yes)、そのデータをコピーする(S17)。このコピー動作はサーバから当該データを取り込む動作であるが、実際のサーバのアクセスは、このコピー指示を記憶しておき、後のステップS26で実行する。データコピーはトランスポータからマスコットに水晶玉が移動するよう表示画像に反映される(S18)。既納データがあり、かつ、データを「置く」指示がなされた場合(S19,Yes)、データの上書きをしてよいか否かをユーザに問い合わせ、ユーザの指示がOKであれば(S20,Yes)、データの書き込みを行う(S22)。このデータ書き込みはユーザ別アプリ間転送バッファ211の当該ユーザの記録領域に対するものであるが、上記のデータコピーの場合と同様、サーバへのアクセスは後のステップS26で行われる。ユーザがデータの上書きを了解しない場合にはデータの書き込み(S22)は行われない。
ステップS15で既納データがなく、データを「置く」指示があった場合(S21,Yes)、マスコットが水晶玉を持っていることを条件にデータ書き込みを行う(S22)。この書き込みは、マスコットからトランスポータに水晶玉が移動するよう表示に反映される(S23)。そうでなければ、ステップS24へ進む。ステップS24ではトランスポータのシャッタを閉鎖する(S24)。
アプリケーションが終了するまで(S25)、ステップS11へ戻り、上記の処理を繰り返す。アプリケーションの終了は他のアプリケーションの移行や端末電源のオフも含む。
上記の処理でアプリ間転送トランスポータの内容の変更があれば(S26)、サーバにアクセスして、ユーザ別アプリ間転送バッファ211の当該ユーザの記憶領域にその変更内容を反映させる(S27)。
図15−A,Bに、図9の画面600に対応するユーザ間データ転送処理の処理手順の例を示す。
この処理のステップS31からS43までは図14のステップS12からS24までと同じであり、説明を省略する。

送信トランスポータが選択された場合(S44,Yes)、図11で説明したように、送信先の指定を受け付け(S45)、シャッタを開放する(S46)。送信トランスポータに対してデータが置かれれば(S47,Yes)、サーバにデータを送信する(S48)。さらに、この動作はマスコットからトランスポータに水晶玉が移動するように表示に反映される(S49)。ついでシャッタが閉鎖される(S50)。なお、ステップS47でデータが置かれることなく所定の時間が経過したらステップS50へ移行しシャッタを閉じる。
受信トランスポータが選択されたら(S51,Yes)、サーバにアクセスして受信データの有無を確認する(S52)。このとき、シャッタを開放し、データの有無を水晶玉の有無に反映させる(S53)。受信データがあれば(S54,Yes)、図13(d)(e)に示すように受信データを表示する(S55)。「コピー」指示があれば(S56,Yes)、サーバから当該データを取り込む(S57)。この動作はトランスポータからマスコットに水晶玉が移動するように表示に反映される(S58)。ついで、シャッタが閉じられる(S59)。
このアプリケーションの終了が指示されたら(S60,Yes)、上記のステップS36、S41、S48、S57の各トランスポータの変更に応じて(S61)、サーバにアクセスし、必要なデータの授受を行う(S62)。これとは異なり、データ授受のためのサーバのアクセスはその都度行うようにしてもよい。なお、本実施の形態では、ユーザ別受信バッファ212からデータを取り出したとき、そのデータはユーザ別受信バッファ212に残らない(消去または無効化される)ようにする。ただし、サーバに残すか否かをユーザに設定させるようにしてもよい。
ユーザ別受信バッファ212にデータが新たに追加されたとき、好ましくは、サーバは当該データの追加されたユーザに対して、データ着信の通知を行うことが好ましい。このデータ着信通知は電子メール、電話番号を利用した鳴動、等を利用して行うことができる。
最後に、本発明の第2の実施の形態について図16−A,Bにより説明する。図16−A,Bは本発明の第2の実施の形態における同一ユーザのアプリ間データ転送および異なるユーザ間のデータ転送(データ送受信)の概略の説明図である。システムのハードウェア構成は図1、図2に示したものと同様である。
第1の実施の形態ではアプリ間データ転送のためのデータバッファ(アプリ間転送バッファ221)をサーバ160側に配置したが、第2の実施の形態では各端末にローカルにアプリ間転送バッファ340を設けたものである。このアプリ間転送バッファ340はメモリ122の不揮発性記憶領域に確保される。よって、アプリ間データ転送ではサーバにアクセスする必要はなくなる。この実施の形態でのユーザ間データ転送は、図15−A,Bに示したフローチャートと類似するが、サーバのユーザ別アプリ間転送バッファ221の代わりにローカルのアプリ間転送バッファ340が利用され、図15のステップ61、62は不要となる。送信トランスポータおよび受信トランスポータの動作については第1の実施の形態の場合と同様である。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。例えば、各種トランスポータの形状は同じにしたが、その種類によって変更してもよい。トランスポータの遮蔽部材として両開きのシャッタを示したが、片開きでもよい。また、遮蔽部材は、シャッタに限らず、カバー、カーテン、ブラインド等、開閉可能で、かつ、閉鎖時に背後にあるコピーデータアイコンを隠すことができれば任意の部材でよい。アプリ間データ転送とユーザ間データ転送は併用する例を説明したが、それぞれ独立に採用することも可能である。
本発明の実施の形態に係るシステム全体の概略構成、および情報端末装置の一例として携帯電話機の内部構成を示す図である。 図1に示したサーバの概略の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における同一ユーザのアプリケーション間データ転送および異なるユーザ間のデータ転送(データ送受信)の概略の説明図である。 図1に示したサーバに保持される送信先リストの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における携帯電話機で採用されるユーザインタフェース(UI)画面の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるコピー状態を示すアイコンの例を示す図である。 本発明の実施の形態における別のアプリケーションに対応したUI画面の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるトランスポータの第1の場合のシャッタの開閉動作時の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるトランスポータの第2の場合のシャッタの開閉動作時の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるトランスポータの第3の場合のシャッタの開閉動作時の他の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるトランスポータの部屋のUI画面の例を示す図である。 本発明の実施の形態における送信時あて先選択型のトランスポータ動作の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態における送信先選択画面から所望の送信先を選択する場合の画面遷移例を示す図である。 図11の画面遷移に続くデータ送信時の画面遷移例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるデータ受信時の画面遷移例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるアプリ間転送トランスポータを利用したアプリ間データ転送処理の処理手順の例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるユーザ間データ転送処理の処理手順の例を示すフローチャートである。 図15−Aに続くユーザ間データ転送処理の処理手順の例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における同一ユーザのアプリケーション間データ転送および異なるユーザ間のデータ転送(データ送受信)の概略の説明図である。
符号の説明
100…携帯電話機(情報端末装置)、155…通信ネットワーク、160…サーバ、163…パーソナルコンピュータ(PC)、211…ユーザ別アプリ間転送バッファ、212…ユーザ別受信バッファ、311,331…アプリ間転送トランスポータ、322…送信用トランスポータ、333…受信用トランスポータ、401…マスコット、404…水晶玉

Claims (16)

  1. 情報端末装置のユーザインターフェイス(UI)画面を利用したデータ転送方法であって、
    それぞれアプリケーションに対応する複数のUI画面の各々の上に当該アプリケーションに関連した機能が割り当てられたアイテムのアイコンおよびデータ転送用アイコンを表示するステップと、
    第1のアプリケーションのUI画面において、特定のアイテムの実行に関連してコピーしたデータを、予め定めたコピーデータアイコンで表示するとともに、ユーザの操作に従い当該コピーデータアイコンを前記データ転送用アイコンに対してペーストするステップと、
    第2のアプリケーションのUI画面において、ユーザの操作に応じてその画面上の前記データ転送用アイコンから、前記ペーストされたデータを他の特定のアイテムの実行に関連して利用できるように取り出すステップと
    を備えたことを特徴とするデータ転送方法。
  2. 前記複数のUI画面の一つとして、他のユーザに対してデータを送信するためのデータ送信用アイコンと、他のユーザからのデータを受信するためのデータ受信用アイコンと、他のUI画面との間でデータを授受するための前記データ転送用アイコンとを有するユーザ間データ転送用UI画面を表示するステップと、
    このユーザ間データ転送用UI画面においてユーザによる操作に応じて前記データ送信用アイコンに対して前記コピーデータアイコンをペーストするとともに送信先を指定するステップと、
    ユーザの操作に応じて前記データ受信用アイコンから前記コピーデータアイコンを取り出すステップと
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のデータ転送方法。
  3. 少なくともデータ転送用アイコンまたは前記データ受信用アイコンは前記コピーデータアイコンを隠蔽可能な遮蔽部材付きオブジェクトであり、ユーザの操作により選択されたとき、遮蔽部材を開放し、コピーデータアイコンの有無をチェックし、その結果を開放状態の遮蔽部材付きオブジェクトのアイコンに反映させ、その後、遮蔽部材を閉鎖するステップを備える請求項1または2記載のデータ転送方法。
  4. 前記ユーザの操作は、各UI画面上に表示されユーザの指示により動作するマスコットが前記コピーデータアイコンを取り扱う操作を通して行われることを特徴とする請求項1または2記載のデータ転送方法。
  5. 複数の情報端末装置とサーバとがネットワークを介して相互に接続されたデータ転送システムであって、
    各情報端末装置は、
    表示画面を有する表示部と、
    ユーザの入力操作を受ける入力部と、
    前記ネットワークを介してサーバと通信を行うデータ通信手段と、
    各部の制御を行う制御手段とを備え、
    この制御手段は、前記表示部において、それぞれアプリケーションに対応し、当該アプリケーションに関連した機能が割り当てられたアイテムのアイコンおよびデータ転送用アイコンを表示する複数のユーザインターフェイス(UI)画面を用意し、第1のアプリケーションのUI画面において、特定のアイテムの実行に関連してコピーしたデータを、予め定めたコピーデータアイコンで表示するとともに、ユーザの操作に従い当該コピーデータアイコンを前記データ転送用アイコンに対してペーストし、第2のアプリケーションのUI画面において、ユーザの操作に応じてその画面上の前記データ転送用アイコンから、前記ペーストされたデータを他の特定のアイテムの実行に関連して利用できるように取り出し、
    前記サーバは、
    情報端末装置のユーザ別に各ユーザ専用のデータ記憶領域を含む記憶装置と、
    前記ネットワークを介して複数の情報端末装置とのデータ通信を行うデータ通信手段と、
    前記各情報端末装置のペースト動作に応じて当該コピーデータを当該ユーザのデータ記憶領域に保存し、前記各情報端末装置の前記データの取り出し動作に応じて当該ユーザのデータ記憶領域内の当該コピーデータを当該情報端末装置へ送信する制御手段を備えた
    ことを特徴とするデータ転送システム。
  6. 前記サーバは、さらに、ユーザ別に他のユーザからの受信データを記憶するための受信データ記憶領域を含み、
    前記各情報端末装置の制御手段は、前記複数のUI画面の一つとして、他のユーザに対してデータを送信するためのデータ送信用アイコンと、他のユーザからのデータを受信するためのデータ受信用アイコンと、他のUI画面との間でデータを授受するための前記データ転送用アイコンとを有するユーザ間データ転送用UI画面を用意し、このユーザ間データ転送用UI画面においてユーザの操作に応じて前記データ送信用アイコンに対して前記コピーデータアイコンをペーストするとともに送信先を指定し、ユーザの操作に応じて前記データ受信用アイコンから前記コピーデータアイコンを取り出す制御を行い、
    前記サーバの制御手段は、前記各情報端末装置の前記データ送信用アイコンに対するペースト動作に応じて当該コピーデータを当該ユーザのデータ記憶領域に保存し、前記各情報端末装置の前記データの取り出し動作に応じて当該ユーザのデータ記憶領域内の当該コピーデータを当該情報端末装置へ送信する制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項5記載のデータ転送システム。
  7. 少なくともデータ転送用アイコンまたは前記データ受信用アイコンは前記コピーデータアイコンを隠蔽可能な遮蔽部材付きオブジェクトであり、前記情報端末装置の制御手段は、ユーザの操作により選択されたとき、遮蔽部材を開放するとともにコピーデータアイコンの有無をチェックし、その結果を開放状態の遮蔽部材付きオブジェクトのアイコンに反映させ、その後、遮蔽部材を閉鎖する請求項5または6記載のデータ転送システム。
  8. 前記サーバはユーザ別に送信先アドレスを登録した送信先リストを記憶し、前記情報端末装置は前記データ送信用アイコンによるデータ送信のための前記送信先の指定時に当該送信先リストを参照することを特徴とする請求項6記載のデータ転送システム。
  9. サーバとネットワークを介して相互に接続される情報端末装置であって、
    表示画面を有する表示部と、
    ユーザの入力操作を受ける入力部と、
    前記ネットワークを介してサーバと通信を行うデータ通信手段と、
    各部の制御を行う制御手段とを備え、
    この制御手段は、前記表示部において、それぞれアプリケーションに対応し、当該アプリケーションに関連した機能が割り当てられたアイテムのアイコンおよびデータ転送用アイコンを表示するユーザインターフェイス(UI)画面を用意し、第1のアプリケーションのUI画面において、特定のアイテムの実行に関連してコピーしたデータを、予め定めたコピーデータアイコンで表示するとともに、ユーザの操作に従い当該コピーデータアイコンを前記データ転送用アイコンに対してペーストし、第2のアプリケーションのUI画面において、ユーザの操作に応じてその画面上の前記データ転送用アイコンから、前記ペーストされたデータを利用できるように他の特定のアイテムの実行に関連して取り出す
    ことを特徴とする情報端末装置。
  10. 前記各情報端末装置の制御手段は、前記複数のUI画面の一つとして、他のユーザに対してデータを送信するためのデータ送信用アイコンと、他のユーザからのデータを受信するためのデータ受信用アイコンと、他のUI画面との間でデータを授受するための前記データ転送用アイコンとを有するユーザ間データ転送用UI画面を用意し、このユーザ間データ転送用UI画面においてユーザの操作に応じて前記データ送信用アイコンに対して前記コピーデータアイコンをペーストするとともに送信先を指定し、ユーザの操作に応じて前記データ受信用アイコンから前記コピーデータアイコンを取り出す制御を行うことを特徴とする請求項9記載の情報端末装置。
  11. 少なくともデータ転送用アイコンまたは前記データ受信用アイコンは前記コピーデータアイコンを隠蔽可能な遮蔽部材付きオブジェクトであり、前記情報端末装置の制御手段は、ユーザの操作により選択されたとき、遮蔽部材を開放するとともにコピーデータアイコンの有無をチェックし、その結果を開放状態の遮蔽部材付きオブジェクトのアイコンに反映させ、その後、遮蔽部材を閉鎖する請求項9または10記載の情報端末装置。
  12. 前記ユーザの操作は、各UI画面上に表示されユーザの指示により動作するマスコットが前記コピーデータアイコンを取り扱う操作を通して行われることを特徴とする請求項9または10記載の情報端末装置。
  13. サーバとネットワークを介して相互に接続される情報端末装置において実行されるデータ転送処理プログラムであって、
    表示部において、それぞれアプリケーションに対応し、当該アプリケーションに関連した機能が割り当てられたアイテムのアイコンおよびデータ転送用アイコンを表示するユーザインターフェイス(UI)画面を用意するステップと、
    第1のアプリケーションのUI画面において、特定のアイテムの実行に関連してコピーしたデータを、予め定めたコピーデータアイコンで表示するとともに、ユーザの操作に従い当該コピーデータアイコンを前記データ転送用アイコンに対してペーストするステップと、
    第2のアプリケーションのUI画面において、ユーザの操作に応じてその画面上の前記データ転送用アイコンから、前記ペーストされたデータを他の特定のアイテムの実行に関連して利用できるように取り出すステップと
    を実行することを特徴とするデータ転送処理プログラム。
  14. 前記複数のUI画面の一つとして、他のユーザに対してデータを送信するためのデータ送信用アイコンと、他のユーザからのデータを受信するためのデータ受信用アイコンと、他のUI画面との間でデータを授受するための前記データ転送用アイコンとを有するユーザ間データ転送用UI画面を用意するステップと、
    このユーザ間データ転送用UI画面においてユーザの操作に応じて前記データ送信用アイコンに対して前記コピーデータアイコンをペーストするとともに送信先を指定するステップと、
    ユーザの操作に応じて前記データ受信用アイコンから前記コピーデータアイコンを取り出すステップと
    を実行することを特徴とする請求項13記載のデータ転送処理プログラム。
  15. 少なくともデータ転送用アイコンまたは前記データ受信用アイコンは前記コピーデータアイコンを隠蔽可能な遮蔽部材付きオブジェクトであり、ユーザの操作により選択されたとき、遮蔽部材を開放するとともにコピーデータアイコンの有無をチェックし、その結果を開放状態の遮蔽部材付きオブジェクトのアイコンに反映させ、その後、遮蔽部材を閉鎖する請求項13または14記載のデータ転送処理プログラム。
  16. 前記ユーザの操作は、各UI画面上に表示されユーザの指示により動作するマスコットが前記コピーデータアイコンを取り扱う操作を通して行われることを特徴とする請求項13または14記載のデータ転送処理プログラム。
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