JP4300278B2 - 水熱反応装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃棄物分解、エネルギー生成または化学物質製造を目的とする水熱反応を、反応容器内の水の超臨界状態または亜臨界状態で行わせる水熱反応装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
被処理物を処理して酸化分解や加水分解を行うことにより、廃棄物を分解したり、エネルギーを生成したり、または化学物質を製造することを目的とする水熱反応処理は、長年に亘って研究され、利用されてきている。
特に、近年、374℃以上、22.1MPa(220気圧)以上の超臨界状態で、または、例えば374℃以上、2.5MPa(25気圧)以上22.1MPa未満、あるいは374℃未満、22.1MPa以上、あるいは374℃未満、22.1MPa未満であっても臨界点に近い高温高圧状態である亜臨界状態で、被処理物と、酸化剤を含んだ水とを反応させることにより、燃焼を含む水熱酸化反応を生じさせ、被処理物中の有機物を短時間でほぼ完全に分解する水熱反応処理が注目されている。
【0003】
このように被処理物を水熱反応処理する場合、被処理物、水、場合によっては酸化剤等を加圧して反応容器内へ供給し、反応させる。そして、水熱反応処理の結果、水や気体からなる高温高圧流体、乾燥またはスラリー状の灰分や塩類等の固体からなる反応生成物が得られる。
ほとんどの無機塩は、水熱反応が行われる超臨界状態又は亜臨界状態では溶解度が減少するため、析出して反応容器に付着してしまう。
【0004】
このように反応容器に塩が付着すると、反応領域を狭めるため、反応に悪影響を及ぼしたり、被処理物の供給管を閉塞することもあり、システムに重大な障害を与える可能性がある。このため、反応容器の内側に付着した塩類を機械的にスクレーパーで掻き落としたり、高圧空気を噴射することにより塩類を除去したり、内筒の外側から内側へ向けて塩類が溶解する程度に水を噴射することで塩水として除去することが行われている。なお、反応容器の下部に塩類が堆積した場合、反応容器内の下部にクエンチ水を導入する等の方法によりクエンチ水で塩類を溶解させて反応容器から排出させる。
【0005】
また、特開平11-156186号公報には、縦長の反応容器内で逆流を伴う混合区画中で噴射混合して反応を行うための反応容器であって、固形物を除去するためのスクレーパー、底部に水等を供給する機構を有する反応容器が開示されている。該公報に開示された反応容器によれば、塩類が反応容器内で析出して反応容器内壁に付着した場合にはスクレーパーを用いて、付着した塩類を掻き落とし、反応容器の有効容積を確保するとともに、反応容器の閉塞を防止する。
反応容器の下部に落下した塩類は、クエンチ水供給口から供給される水によって溶解したり、水等の流体の流れによって押し出す等の方法で反応容器の外に排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に開示された反応容器においては、反応容器内で逆流を伴うため、水熱反応中に析出した塩類が反応容器の上蓋又は反応容器筒の天井付近に到達し、その一部は付着してしまう。上述したように、反応容器内に付着した塩類はスクレーパーなどで除去できるが、スクレーパーなどで除去することのできる塩類は反応容器の内周面に付着したもののみであり、上蓋の内側(内側表面)に付着した塩類を除去することはできなかった。上蓋の内側表面に塩類が付着すると、反応容器上部の有効容積が減少するため、反応率の低下が生じる。その理由は、反応時間(反応物の対流時間)が短くなる、混合区画中における混合効果が低下する、被処理物注入ノズルからの被処理物の噴出流路がせまくなったり変化する等であると考えられる。
【0007】
また、反応容器上蓋の内側表面に付着した塩類が堆積し、大きくなると、その重さによって反応容器底部に落下し、反応容器底部が塩類の塊によって閉塞するという不具合が生じる。また、閉塞しないまでも、クエンチ水による溶解が追いつかず、塊のままで反応容器から押し出されることによって、反応容器出口、反応容器の下流の配管、弁、フィルターなどの閉塞の原因となる。
従って、塩類が反応容器の上蓋の内側に付着することを防止し、又は反応容器の上蓋の内側に付着した塩類を除去する必要がある。
【0008】
本発明は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、塩類が反応容器上蓋の内側に付着するのを防止し、又は反応容器上蓋の内側に付着した塩類を除去することのできる水熱反応装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明者らは鋭意検討した結果、ある種の塩類が水熱反応条件のように高温高圧下で水と共に存在するとき、濃厚な水溶液状と推定される液体状態を経た後、固体として析出し、又は直接に固体として析出することを見出した。更に、塩類が固体として析出する温度領域では、塩の表面が濡れている、又はある程度の粘着性を有している状態にあり、塩類同士の衝突、又は塩類と反応容器壁などとの衝突により、塩類の表面の濡れ、又は表面の粘着性のために塩類同士が付着したり、又は塩類が反応容器壁に付着し大きな塩の塊に成長すると推定した。その後、塩類が析出する温度よりも十分に高い温度にすると、水の高い分圧があるものの、超臨界水のガス的性質が増大するため、塩類表面と水との相互作用が減少し、固体塩表面の濡れ、粘着性を失い、実質的になくなり、この温度下では上述のような濡れ、粘着性をベースとした塩類同士又は塩類と反応容器壁との付着が起こらなくなるという知見を得た。
【0010】
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、反応容器と、上記反応容器の上蓋の内側に設けられた反応表面温度制御手段と、を備えることを特徴とする水熱反応装置を提供するものである。
【0011】
上記水熱反応装置によれば、反応容器筒と反応容器の上蓋との接合部のシール付近を冷却する水熱反応装置や、反応容器内で逆流を伴う混合区画中で噴射混合して反応を行うための反応容器を有する水熱反応装置等において水熱酸化反応処理を行った際に、上蓋の内側に塩類が付着することを防止し、又は反応容器上蓋の内側に付着した塩類を除去することができる。これは、上述したように、塩類の表面の粘着性を失い、塩類同士が接触しても大きな塊にならず、塩類と上蓋とが接触しても塩類が上蓋に付着しなくなることによると考えられる。
【0012】
なお、本発明において対象となる塩類は、水熱反応条件で高温下に置かれた場合に、濃厚な水溶液状態を経た後、固体として析出し、又は直接に固体として析出するものであり、水熱反応条件において液状化する塩類は対象外である。
本発明において対象となる塩類としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸水素ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、リン酸ナトリウム、リン酸カルシウム、リン酸マグネシウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸水素カルシウム、リン酸マグネシウム等が挙げられる。すなわち、本発明の水熱反応装置は、上記塩を含む被処理物、又は水熱反応中に上記塩を生成する被処理物を水熱反応処理するために用いられる。
【0013】
本発明における反応表面温度制御手段は、上蓋の内側に接触する板状部材、又は上蓋から所定の距離離れた位置に設けられた、反応流体と接する板状部材であってもよく、上蓋の内側から所定の距離離れた位置に設けられた、反応流体と接する板状部材と、該板状部材と上蓋との間に配置された断熱材とからなるものであってもよい。また、上蓋と、前記上蓋の内側から所定の距離離れた位置に設けられた、反応流体と接する板状部材との間に保温又は加熱用流体を流通させるものであってもよい。
また、上蓋と、該上蓋に接して配置された板状部材とによって反応表面温度制御手段を形成してもよく、上蓋と、該上蓋の内側から所定の距離離れた位置に設けられた板状部材によって反応表面温度制御手段を形成してもよく、上蓋と、該上蓋の内側から所定の距離離れた位置に設けられた反応流体と接触する板状部材と、該板状部材と上蓋との間に配置された断熱剤とによって反応表面温度制御手段を形成してもよい。また、上蓋と、該上蓋から所定の距離離れた位置に設けられた、板状部材との間に保温又は加熱流体を流通させる構造により反応表面温度制御手段を形成してもよい。上記の場合、反応表面温度制御手段は上蓋と一体として形成されている。
また、上記水熱反応装置は、塩類を供給する手段が設けられていてもよく、前記塩類は水熱条件下で高温下におかれた場合、固体として析出するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の水熱反応装置について、空気を酸化剤として用いる水熱酸化反応装置を例にして図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の水熱反応装置の概略構成を例示するブロック図である。
図1に示す水熱反応装置10は、反応容器13と、この反応容器13に被処理物、反応助剤、水、空気等の酸化剤を供給する供給系統14と、反応容器13から排出される反応生成物を冷却し、気液分離する冷却気液分離系統15とから主に構成されている。
【0015】
反応容器13の入り口には、被処理物である廃液(廃棄物)、反応助剤、水及び空気等の供給管17が接続している。被処理物である廃液は高圧ポンプ19aによって例えば2.5MPa(25気圧)以上の圧力に加圧され、廃液供給管17a、供給管17を通って反応容器13へ供給される。反応助剤は高圧ポンプ19bによって例えば2.5MPa(25気圧)以上の圧力に加圧され、反応助剤供給管17b、供給管17を通って反応容器13へ供給される。水は高圧ポンプ19cによって例えば2.5MPa(25気圧)以上の圧力に加圧され、水供給管17c、供給管17を通って反応容器13へ供給される。高圧ポンプ19a、19b、19cは、往復動ポンプ等の高圧昇圧可能でかつ容量制御性のあるポンプであって、被処理物である廃液、反応助剤、水の反応容器13への供給量を調節できるようになっている。
【0016】
供給管17には、エアコンプレッサ21を備えた空気供給管17dが接続している。酸化剤である空気はエアコンプレッサ21に取り込まれて圧縮され、空気供給管17dから供給管17を通って反応容器13に供給される。
【0017】
反応容器13の出口には、冷却器23を備えた排出管25が接続されている。排出管25の先は気液分離器27に接続されている。反応容器13の出口から排出された反応生成物等は、排出管25を通り冷却器23でほぼ常温に冷却された後、気液分離器27で排ガス(N2、CO2等)と排液とに分離される。
【0018】
気液分離器27の上端は、減圧弁35を備えた排ガス管33が接続されており、気液分離器27から供給される排ガスは、減圧弁35で大気圧近くの圧力にまで減圧されて排気される。気液分離器27の底には、減圧弁31を備えた排液管29が接続されている。気液分離された廃液は、減圧弁31で大気圧近くの圧力にまで減圧されて処理液タンク(図示せず)に送られる。
【0019】
反応容器13について、以下図面を参照しつつ詳細に説明する。
図2は、本発明の水熱反応装置10の備える反応容器の第一の実施の形態の概略構成を示す断面図である。
図2に示すように、反応容器13は、内部に円柱状をした反応用の空間部が形成されており、下端部分が漏斗状に中心へ向けて狭まっている円筒部51と、可動軸53と、この可動軸53を回転可能に保持する軸保持機構(図示せず)と、可動軸53を回転させる駆動機構(図示せず)と、可動軸53に取り付けられた掻き取り手段としてのスクレーパー55と、被処理物、反応助剤、水、空気等を反応容器13内に供給するためのノズル58とから構成されている。また、可動軸53の上部にはクエンチ水供給孔60が設けられており、円筒部51の下部には、処理流体の排出孔62が設けられている。
【0020】
スクレーパー55は、反応容器13の内側に付着した塩類等を掻き取るために、反応容器13の内面に下側から上側へ沿う形状に形成されている。このスクレーパー55としては、可動軸53の周囲に所定間隔、例えば60度間隔で6本取り付けられている棒状のものであったり、円筒状で円筒面の複数個所に開口を設けて刃を形成したもの等を用いることができる。
【0021】
そして、図2に示す反応容器13においては、円筒部51の上部に、反応容器上蓋64の内側の下部に、反応表面温度制御手段であり、反応容器13内の反応流体と接する板状部材である、プレート65が配置されている。プレート65の位置は、上蓋や反応流体の温度、塩の種類等によって移動することができるようになっていてもよい。
プレート65は平板部と円錐部とからなっており、その平板部の中央部にノズル58より大きな開口が設けられており、その平板部の開口はノズル58の先端と円錐部を介して接している。これは円錐部を含むプレート65の反応器側表面に塩が付着した場合にも、ノズル58からの反応流体の吹き出しを阻害させにくくする効果がある。
なお、図2に示す反応容器13においては、ノズル58とプレート65とは接触しているが、プレート65の円錐部構造や反応容器上蓋64に付着した塩がノズル58からの吹き出しを阻害しないならば、ノズル58とプレート65とは接触していなくてもよい。
【0022】
上述したように、反応容器筒と反応容器の上蓋との接合部のシールを冷却したり、逆流を伴う混合区画中で噴射混合して反応を行う反応容器等において、上蓋表面に塩類が付着し、反応容器上部の有効容積が減少するため、反応率の低下が生じる。また、塩類が多量に付着すると堆積し、大きくなると、その重さによって反応容器底部に落下することになるが、塩類の付着量は反応容器の上蓋の表面に、50mm程度の厚みになることもある。
【0023】
プレート65の位置は上蓋や反応流体の温度、塩の種類等によって異なるが一般に、反応容器上蓋64の内側から10mmよりも近いと、塩類の付着防止効果があまり向上しない場合があり、一方、100mmよりも離れた位置に配置すると、塩類付着防止効果はあるが、必要以上に反応容器上部の有効容積が減少してしまい好ましくない。プレート65の位置は、反応容器上蓋64の内側から10mm〜100mm程度の位置に設けることが好ましい。
【0024】
図2に示す反応容器13においては、プレート65は円筒部51と接触しているが、本発明の水熱反応装置に用いられる反応容器13においては、プレート65と円筒部51とは離れていてもよい。プレート65と円筒部51とを離して配置する場合には、反応容器上蓋64の表面67への塩の付着防止効果を妨げない程度に離して配置する。また、図2に示す反応容器13に配置されるプレート65は円盤状であり、その中央部にノズル58と接触する部分に開口が設けられているが、本発明においては、プレート65は、網状、メッシュ状のものであったり、円盤状のプレートに複数の開口を設けたものであってもよい。
【0025】
次に、水熱反応処理の一例について図1及び図2を参照しつつ説明する。
まず、高圧ポンプ19b、19c、エアーコンプレッサー21を作動させ、反応助剤を反応容器13内へノズル58から供給して水熱酸化反応を起こさせ、反応容器13の内部を所定の温度に上昇させる。
反応容器13内を所定の温度に上昇させた後、高圧ポンプ19aを作動させ、廃液を反応容器13内へノズル58から供給し、水熱酸化反応させて処理する。
【0026】
このようにして廃液を反応容器13内で水熱酸化反応させたとき、反応容器の円筒部51と上蓋64との接合部67のシールを冷却したり、または逆流を伴う反応を行う場合等に、廃液中に、上述した塩類が含まれていたり、又は反応中に上述した塩類が生成する場合、プレート65が配置されていないと、上蓋64の表面67に塩類が付着する。図2に示す反応容器13においては、反応容器の上蓋64から50mm程度下の位置にプレート65が配置されており、そのプレート65の表面が、塩類が固体として析出し、その固体塩表面の粘着性を失う温度よりも高い温度に制御される。
【0027】
特に、円筒部51と上蓋64との接合部67のシールを冷却したりする場合等においては、上蓋64の表面が、塩類の固体塩表面の粘着性を失う温度よりも低くなってしまう。また、上蓋64から外部への放熱によっても上蓋64の表面は冷却され、上蓋64を通過する反応物、媒体(水、空気)等によっても上蓋64の表面は冷却される。反応表面温度制御手段としての板状部材である、プレート65を設けることにより、プレート65は、水熱反応処理温度とほぼ同じ温度になり、この温度は、塩類の固体塩表面の粘着性を失う温度よりも高い温度である。
なお、固体塩表面の粘着性を失う温度とは、塩の種類や圧力等の環境によって異なるが、例えば圧力23MPaでの水熱反応条件下では硫酸ナトリウムの場合は約450℃である。
【0028】
プレート65が配置されているので、上蓋64及びプレート65の内側に塩類が付着することが防止することができる。また、プレート65の表面で塩類が固体として析出しても、塩類は粘着性を失っており、塩類同士、又は塩類と反応容器との強固な付着性を示さないので、プレート65に付着した塩類が大きな塊に成長することがない。塩類が大きな塊に成長せず、塊が小さいので、塩類が落下しても、反応容器の下部において供給されるクエンチ水により溶解されると期待される。これにより、反応容器出口、反応容器下流の配管、弁、フィルターなどの閉塞を防止することができる。
【0029】
また、水熱酸化反応処理を継続すると、稼動時間の経過に伴って反応容器13の内側への塩などの付着量が多くなって反応領域が狭くなってしまう。従って、稼動とともに駆動機構により可動軸53を回転させ、可動軸53に取り付けられたスクレーパー55を回転させ、回転するスクレーパ55で反応容器13の内側に付着した塩などの固体が掻き落とされる。ただし、反応容器円筒部への塩の付着が実質上問題にならない場合は、スクレーパ66は設置されなくてもよく、又は稼動させなくてもよい。
【0030】
可動軸53の上部に設けられたクエンチ水供給孔60からはクエンチ水が供給され、スクレーパー55により掻き落とされた塩類がクエンチ水によって溶解され、水熱酸化反応によって処理された流体とともに排出孔62から排出される。排出孔62から排出された処理流体及び塩類は、反応容器13の出口に接続された排出管25を通って冷却器23でほぼ常温に冷却された後、気液分離器27で排ガスと排液とに分離される。ただし、反応容器13からの塩の移送が実質上問題にならない場合は、クエンチ水供給孔60は設置されていなくてもよく、又は稼働させなくてもよい。また、処理流体及び塩の性質あるいはそれらの熱、圧力等の利用を考える場合、排出管25以降の装置の配置や構成を変えることもできる。
【0031】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る水熱反応装置について図面を参照しつつ説明する。第2の実施の形態に係る水熱反応装置は、基本的な構成は第1の実施の形態に係る水熱反応装置とほぼ同様であり、反応容器のみが異なる。従って、全体の構成の概略図については記載を省略し、反応容器の上部のみを図3に示
す。
【0032】
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る水熱反応装置10の備える反応容器の概略構成を示す断面図である。
図3に示す反応容器113は、基本的な構成は図2に示す反応容器とほぼ同様である。図3に示す構成部品のうち、図2と同じものについては、その記載を省略した。
【0033】
図3に示す反応容器113においては、プレート165は中央部に開口を有する平板であり、その開口部までノズル158がのびている。この点において、図2に示すものと異なっている。
また、図3に示す反応容器113においても、プレート165は円筒部151と接触しているが、プレート165と円筒部151とは離れていてもよく、この場合においても、反応容器上蓋164の表面167への塩の付着防止効果を妨げない程度に配置する。
【0034】
また、図3に示す反応容器113に配置されるプレート165は円盤状であり、その中央部にノズル158と接触する部分に開口が設けられているが、本発明においては、プレート165は、網状、メッシュ状のものであったり、円盤状のプレートに複数の開口を設けたものであってもよい。
なお、図3に示す反応容器113においては、ノズル158とプレート165とは接触しているが、ノズル158とプレート165とは接触していなくてもよい。
【0035】
次に、本発明の第3の実施の形態に係る水熱反応装置について図面を参照しつつ説明する。第3の実施の形態に係る水熱反応装置は、基本的な構成は第1の実施の形態に係る水熱反応装置とほぼ同様であり、反応容器のみが異なる。従って、全体の構成の概略図については記載を省略し、反応容器の上部のみを図4に示す。図4は、本発明の第3の実施の形態に係る水熱反応装置の備える反応容器の概略構成を示す断面図である。
図4に示す反応容器は、基本的な構成は図2に示す反応容器とほぼ同様である。図4に示す構成部品のうち、図2と同じものについては、その記載を省略した。
【0036】
図4に示す反応容器213においては、プレート265は漏斗状の形態をしており、上端部分が漏斗状に中心へ向けて狭まっている。そして、上端部分の漏斗状の中心部がノズル258と接触している。なお、図4においては、ノズル258はプレート265と接触する部分までの長さになっているが、ノズル258はプレート265よりも下に延びる形態をとってもよい。
なお、図4に示す反応容器213においては、ノズル258とプレート265とは接触しているが、ノズル258とプレート265とは接触していなくてもよい。
【0037】
また、図4に示す反応容器213においても、プレート265は円筒部251と接触しているが、プレート265と円筒部251とは離れていてもよく、この場合においても、反応容器上蓋264の表面267への塩の付着防止効果を妨げない程度に配置する。
また、図4に示す反応容器213の備えるプレートにおいても、網状、メッシュ状のものであったり、円盤状のプレートに複数の開口を設けたものであってもよい。
【0038】
次に、本発明の第4の実施の形態に係る水熱反応装置について図面を参照しつつ説明する。第4の実施の形態に係る水熱反応装置は、基本的な構成は第1の実施の形態に係る水熱反応装置とほぼ同様であり、反応容器のみが異なる。従って、全体の構成の概略図については記載を省略し、反応容器の上部のみを図5に示す。図5は、本発明の第4の実施の形態に係る水熱反応装置の備える反応容器の概略構成を示す断面図である。
【0039】
図5に示す反応容器313においては、プレート365と上蓋364との間に断熱材366が配置されており、プレート365と断熱材366とで反応表面温度制御手段を構成している。図5に示す反応容器313の構成は、断熱材365を備える以外は、図3に示す第2の実施の形態に係る水熱反応装置の備える反応容器と同様である。すなわち、図5に示す反応容器313は、図3に示す反応容器113において、プレートと上蓋との間に断熱材を配置したものである。本発明の水熱反応装置においては、例えば図2、図4に示す反応装置のプレートと上蓋との間に断熱材を配置することによって反応表面温度制御手段を構成することもできる。
なお、断熱材の種類に特に制限はないが、例えばセラミック材、多孔性セラミック材、多層化した金属材、焼結多孔性金属材等が用いられる。
なお、図5に示す反応容器313においては、ノズル358とプレート365とは接触しているが、ノズル358とプレート365とは接触していなくてもよい。
【0040】
上述した反応容器におけるプレートは、反応容器内の温度によって、塩類が固体として析出し、その固体表面の粘着性を失う温度よりも高い温度にされているが、本発明の水熱反応装置においては、更にプレートを加熱する手段を設けてもよい。
【0041】
次に、本発明の第5の実施の形態に係る水熱反応装置について図面を参照しつつ説明する。第5の実施の形態に係る水熱反応装置は、基本的な構成は第1の実施の形態に係る水熱反応装置とほぼ同様であり、反応容器のみが異なる。従って、全体の構成の概略図については記載を省略し、反応容器の上部のみを図6に示す。図6は、本発明の第5の実施の形態に係る水熱反応装置の備える反応容器の概略構成を示す断面図である。
【0042】
図6に示す反応容器413においては、上蓋464と、プレート465との間に保温又は加熱用流体を流通させており、これにより、反応表面を制御することができる。保温又は加熱用流体は、上蓋464に設けられた保温/加熱用流体供給口467から反応容器上蓋464とプレート465との間に供給され、保温/加熱用流体排出口468から排出される。保温/加熱用流体排出口から排出された保温/加熱用流体は、加熱器(図示せず)によって加熱された後、再び保温/加熱用流体供給口467から反応容器内に供給される。保温又は加熱用流体の温度は、塩類が固体として析出し、その固体塩表面の粘着性を失う温度よりも高い温度に設定する。
上記保温/加熱用流体としては、例えば超臨界水、水蒸気、加熱空気、その他加熱されたガス、加熱された液体等が用いられる。
なお、図6に示す反応容器413においては、ノズル458とプレート465とは接触しているが、ノズル458とプレート465とは接触していなくてもよい。
【0043】
図6に示す反応容器413の構成は、保温/加熱用流体を流通させるようになっている以外は、図3に示す第2の実施の形態に係る水熱反応装置の備える反応容器と同様である。すなわち、図6に示す反応容器413は、図6に示す反応容器413は、図3に示す反応容器113において、プレートと上蓋との間に保温又は加熱用流体を流通させるようにしたものである。本発明の水熱反応装置においては、例えば図2、図4に示す反応装置のプレートと上蓋との間に保温又は加熱用流体を流通させるようにすることもできる。
【0044】
次に、本発明の第6の実施の形態に係る水熱反応装置について図面を参照しつつ説明する。第6の実施の形態に係る水熱反応装置は、基本的な構成は第1の実施の形態に係る水熱反応装置とほぼ同様であり、反応容器のみが異なる。従って、全体の構成の概略図については記載を省略し、反応容器の上部のみを図7に示す。図7は、本発明の第6の実施の形態に係る水熱反応装置の備える反応容器の概略構成を示す断面図である。
【0045】
図7に示す反応容器513においては、上蓋564と、プレート565との間に保温又は加熱用流体を流通させており、これにより、反応表面温度を制御することができる点において、図6に示すものと同じである。図7に示す反応容器においては、保温又は加熱用流体は、上蓋564に設けられた保温/加熱用流体供給口567から反応容器上蓋564とプレート565との間に供給され、円筒部551とプレート565との間に形成された隙間から保温又は加熱用流体が反応容器内へ流入する。保温又は加熱用流体は、反応容器513の下部の設けられた排出孔62(図示せず)から、処理流体とともに排出される。
上記保温/加熱用流体としては、上述したものが用いられる。
なお、図7に示す反応容器513においては、ノズル558とプレート565とは接触しているが、ノズル558とプレート565とは接触していなくてもよい。
【0046】
なお、図2〜図7に示す反応容器においては、プレート65、165、265、365、465、565を更に加熱する手段を設けてもよい。プレート65、165、265、365、465、565は、反応容器内で水熱酸化処理される反応流体と接することによって加熱され、塩類が固体として析出し、その固体塩表面の粘着性を失う温度よりも高い温度まで上昇するが、塩類の付着防止効果を確実にするため、プレート65、165、265、365、465、565を更に加熱する手段を更に設けることも可能である。
【0047】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。なお、本発明の範囲は、かかる実施例に限定されないことはいうまでもない。
実施例1
図1に示す水熱反応装置を用い、この反応容器の中に中空棒をセットし、この中空棒中に冷却用空気を通過させ、中空棒の表面温度を、反応容器内の温度よりも低くした状態、あるいは冷却用空気を流さない状態で水熱反応処理を行った。なお、中空棒の温度は冷却用空気の流量で調整し、中空棒の表面温度は熱解析により概算値を算出した。
【0048】
処理液として、ナトリウム(3000ppm)、カリウム(1000ppm)、カルシウム(70ppm)、マグネシウム(400ppm)及び硫酸(2000ppm)の各イオンを含む酢酸水溶液(濃度:TOC換算30000ppm)を用い、反応温度を650℃、反応圧力を23MPaとして1時間、水熱反応処理を行った。酸化剤として空気を用いた反応処理後に、中空棒に付着した塩の厚みを測定した。中空棒の表面温度を、360℃、450℃、500℃、600℃及び650℃に調整して水熱反応処理を行った。結果を表1に示す
【0049】
【表1】
Figure 0004300278
【0050】
表1に示す結果から明らかなように、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム及び硫酸の各イオンを含む被処理物を処理する水熱反応処理において、反応容器中に低温部分があると、その低温部分へ塩の付着する量が多くなることがわかる。
【0051】
実施例2
被処理物として塩化ナトリウム(2%)、硫酸ナトリウム(0.4%)の水溶液にメタノールを5%含有させたものを用い、反応温度を700℃とした以外は実施例1と同様に操作を行った。なお、中空棒の表面温度は360℃、450℃、600℃、650℃及び700℃とした。結果を表2に示す。
【0052】
【表2】
Figure 0004300278
【0053】
表2において、360℃の温度においては塩の付着は見られなかったが、溶解した形跡があり、固体析出温度未満であると推定される。本実施例においても、塩化ナトリウム及び硫酸ナトリウムを含む被処理物を処理する水熱反応処理において、反応容器中に低温部分があると、その低温部分へ塩の付着する量が多くなることがわかる。
【0054】
実施例3
被処理物として硫酸ナトリウムの2%水溶液を用いた以外は実施例2と同様に操作を行った。なお、中空棒の表面温度は360℃、450℃、600℃及び700℃とした。結果を表3に示す。
【0055】
【表3】
Figure 0004300278
【0056】
本実施例においても、硫酸ナトリウムを含む被処理物を処理する水熱反応処理において、反応容器中に低温部分があると、その低温部分へ塩の付着する量が多くなることがわかる。
【0057】
実施例4
図1に示す水熱反応装置(反応容器は図2に示すものを備える)を用いて、ナトリウム(3000ppm)、カリウム(1000ppm)、カルシウム(70ppm)、マグネシウム(400ppm)及び硫酸(2000ppm)の各イオンを含む酢酸水溶液(濃度:TOC換算30000ppm)を被処理物として水熱反応処理を行った。反応処理条件は以下の通りである。
反応圧力:約23MPa
反応温度:650℃
処理液流量:6.5kg/min
空気流量:12kg/min
補助燃料:反応温度を略650℃に調整するのに必要な量の灯油を添加した(約0.5kg/min)
また、処理の間、スクレーパーを稼動させ、クエンチ水を供給した。
なお、比較試験として、反応容器としてプレートを有しないものを用いて同様の水熱反応処理を行った。
【0058】
比較試験においては、4時間経過後に圧力制御が困難となった。これは、配管又は反応容器出口が閉塞されたためと推定される。反応容器を開缶し、上蓋を観察したところ、上蓋表面に、約50mm厚の塩の塊が確認された。更に、反応容器の底部には、反応容器上部(上蓋表面)に付着した塩の塊が落下したことによると思われる塩塊が確認された。
【0059】
本実施例においては、比較試験において圧力制御が困難となった時間である4時間と、他に50時間反応処理を行った。
4時間反応処理を行った後では、反応性や装置の制御上の問題はなく、開缶した際に、プレートに1mm程度の塩の付着があった。
50時間反応処理を行った後においても、反応性や制御上の問題はなく、開缶した際に、プレートに2〜3mm程度の塩が付着していた。
4時間、50時間、いずれの時間経過後においても、反応容器の底部には、溶解されていない塩塊は観察されず、大きな塩塊の落下はなかったものと思われる。
【0060】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の水熱反応装置によれば、上蓋の内側を、塩類が固体として析出し、その固体塩表面の粘着性を失う温度よりも高い温度に制御する、反応表面温度制御手段を備えるので、析出した塩類が上蓋の内側に付着することを防止し、又は上蓋の内側に付着した塩類を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水熱反応装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の水熱反応装置の備える反応容器の概略構成を示す断面図である。
【図3】本発明の水熱反応装置の備える反応容器の概略構成を示す断面図である。
【図4】本発明の水熱反応装置の備える反応容器の概略構成を示す断面図である。
【図5】本発明の水熱反応装置の備える反応容器の概略構成を示す断面図である。
【図6】本発明の水熱反応装置の備える反応容器の概略構成を示す断面図である。
【図7】本発明の水熱反応装置の備える反応容器の概略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10 水熱反応装置 13 反応容器
14 供給系統 15 冷却気液分離系統
17 供給管 17a 廃液供給管
17b 反応助剤供給管 17c 水供給管
17d 空気供給管 19a 高圧ポンプ
19b 高圧ポンプ 19c 高圧ポンプ
21 エアコンプレッサ 23 冷却器
25 排出管 27 気液分離器
29 排液管 31 減圧弁
33 排ガス管 35 減圧弁
51 円筒部 53 可動軸
55 スクレーパー 58 ノズル
60 クエンチ水供給孔 62 排出孔
64 上蓋 65 プレート
67 接合部 113 反応容器
158 ノズル 165 プレート
151 円筒部 164 上蓋
167 上蓋の表面 213 反応容器
265 プレート 258 ノズル
251 円筒部 264 上蓋
267 上蓋表面 313 反応容器
365 プレート 364 上蓋
366 断熱材 413 反応容器
464 上蓋 465 プレート
467 保温/加熱用流体供給口 468 保温/加熱用流体排出口
513 反応容器 564 上蓋
565 プレート 567 保温/加熱用流体供給口
551 円筒部

Claims (2)

  1. 反応容器13と、
    上記反応容器13の上蓋64の内側に設けられた反応表面温度制御手段65と、
    塩類を供給する手段とが設けられ、前記塩類は水熱反応条件下で高温下におかれた場合、固体として析出するものであることを特徴とする水熱反応装置。
  2. 上記反応表面温度制御手段が、上記反応容器の上蓋から所定の距離離れた位置に設けられた、反応流体と接する板状部材である、請求項1記載の水熱反応装置。
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