JP4299280B2 - 役物装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機等遊技機の役物装置に関する。
特許文献1に開示されるように、飾り部材には電飾等の電装部品が設けられており、この電装部品が実装されるプリント基板に、制御基板へと延びるリード線が接続されている。そして、飾り部材から導出されるリード線は、リード線導出口の近傍に設けられた配線係止部に束ねられている。
特開平09−000713号公報
ところで、近年の飾り部材においては、演出効果を高めるために、飾り部材を可動させる傾向がある。そのため、リード線を単に鉤状の配線係止部に係止させるだけでは、飾り部材が可動すると、束ねられているリード線が離散し、プリント基板との接触不良を起こすおそれがある。
本発明は、上記のような従来の問題点を解決し、飾り部材を可動させるようにしてもリード線とプリント基板との接触不良を招かない役物装置を提供することを主な目的とする。
本発明の役物装置は、電装部品を有する飾り部材が取り付けられる支持部材を移動可能に設けた役物装置において、前記支持部材に、前記電装部品から延びる複数のリード線がリード線導入口を介して収容されるリード線収容部を設け、該リード線収容部にその内部にある前記複数のリード線を集中的に外部へ導出するためのリード線導出口を設け、前記リード線収容部は、収容部本体と、該収容部本体の開口部を塞ぐ蓋部材とから構成され、前記収容部本体は、前記飾り部材に設けられた係止部が係入される被係止部を有し、前記係止部を前記被係止部に係入した状態で、前記収容部本体の前記開口部を前記蓋部材で塞ぐことにより、前記飾り部材が前記リード線収容部に固定されることを特徴とする。
本発明によると、飾り部材と共に移動可能な支持部材のリード線収容部に、飾り部材の電装部品から延びる複数のリード線をリード線導入口を介して収容し、リード線導出口から集中的に外部へ導出するよう構成したため、飾り部材及び支持部材が移動してもリード線が離散することがなくなり、リード線と電装部品との接触不良を招かなくなる。
また、前記リード線収容部は、収容部本体と、該収容部本体の開口部を塞ぐ蓋部材とから構成され、前記収容部本体は、前記飾り部材に設けられた係止部が係入される被係止部を有し、前記係止部を前記被係止部に係入した状態で、前記収容部本体の前記開口部を前記蓋部材で塞ぐことにより、前記飾り部材が前記リード線収容部に固定されるため、特別な係止部材を用いることなく蓋部材を利用して飾り部材をリード線収容部に固定することができ、部品点数の減少及び役物取付作業の容易化を図ることができる。また、リード線収容部内に収容されたリード線及び係止部は蓋部材によって外部に露出しないため、外観品質が向上する。
また、前記リード線導入口は、前記飾り部材と前記係止部との間に形成されている。
また、前記飾り部材は、電装部品収容室を有する本体ケースと、該本体ケースの開口部を塞ぐように設けられ前記電装部品が実装されるプリント基板とを含んで構成され、前記プリント基板を前記本体ケースの前記開口部の面積よりも小さく形成し、前記プリント基板の縁部と前記本体ケースの前記開口部との間に放熱部が形成されている。このように放熱部を形成することにより、プリント基板に放熱部を形成する場合と比べ、プリント基板の回路設計を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る役物装置が組み込まれたパチンコ遊技機の遊技盤の正面図、図2は、役物装置の非動作時の正面図、図3は、役物装置の非動作時の斜視図、図4は、役物装置の動作時の正面図、図5は、役物装置の動作時の斜視図、図6は、役物装置の分解斜視図、図7は、役物装置の背面図、図8は、第1可動役物の動作を説明するための平面図、図9は、第1可動役物の駆動系を正面側から見た斜視図、図10は、第1可動役物の駆動系の配線を表した分解斜視図、図11は、第1可動役物の一方の揺動部材側の配線を表した平面図、図12は、第2可動役物の動作を説明するための平面図、図13は、装飾部材のベースフレームの正面図、図14は、図13図示A-A断面図、図15は、図13図示の装飾部材のベースフレームを斜め下から見たときの斜視図をそれぞれ示す。
図1〜図15において、遊技盤100の中央部には装飾部材200が配設される。
装飾部材200は、中央部に窓部1を有し、この窓部1をステージ部2と左壁部3と右壁部4と役物装置5とで取り囲んで構成されている。窓部1は、四角形状をしており、各種画像演出を行う図柄表示装置の図柄表示画面Dを前面に露出させる。
窓部1を挟んだ装飾部材200の左壁部3及び右壁部4には、それぞれ遊技盤面101上を転動している遊技球を装飾部材200の内側つまりステージ部2上に案内するためのステージ誘導通路部6が設けられている。ステージ部2は、本実施形態の場合、奥行き方向(前後方向)に3つからなる分割ステージ部によって構成され、奥行きが長いステージ部である。ステージ部2に案内された遊技球のうち、ステージ部2の所定の入口に入った遊技球は、始動入賞口102の真上に位置する出口2aから遊技盤面101へと出て始動入賞口102に入賞し易くなり、残りの遊技球はステージ部2上から落下し、多くの場合始動入賞口102に入賞しない。
役物装置5は、第1可動役物7と第2可動役物8とを備える。
第1可動役物7は、左右一対の可動部材7A、7Bを備える。
左側の可動部材7Aは、飾り部材としての飾り灯91と、飾り灯91が取り付けられる支持部材としての揺動部材12とを備え、右側の可動部材7Bは、飾り部材としての飾り灯92と、飾り灯92が取り付けられる支持部材としての揺動部材13とを備える。
飾り灯91,92は、遊技盤100の左右方向(幅方向)に往復移動可能であり、互いに接近、離間する。左側の飾り灯91は「水戸」の文字部材からなり、右側の飾り灯92は「黄門」の文字部材からなる。飾り灯91,92は、第1可動役物7の非作動時(全閉時)には、図2及び図3に示すように、互いに接近した状態となり、また、第1可動役物7の作動時(全開時)には、図4及び図5に示すように、互いに離間した状態となる。また、飾り灯91,92は、単に全開状態と全閉状態の2つの態様をとるのみでなく、高速かつ小刻みに開方向への移動と閉方向への移動を交互に繰り返す動作をとる場合もある。
第2可動役物8は、遊技盤100の前後方向(厚み方向)に往復移動可能となっている。第2可動役物8は、非作動時には、図2及び図3に示すように、全閉状態の飾り灯91,92の後方に位置する後退状態となり、また、作動時には、図4及び図5に示すように、全開状態の飾り灯91,92間の開口部よりも前方に位置する前進状態となる。
役物装置5は、半長円状のベースプレート11を備え、このベースプレート11の上に各種部材、部品を装着して構成されている。
ベースプレート11の上面には、左右一対の板状の揺動部材(支持部材)12,13が後端側の各軸部12a、13aを中心として円弧状の軌跡を描くように左右方向に揺動可能に装着される。正面視左側の揺動部材12の先端部12bには、左側の飾り灯91が取着され、正面視右側の揺動部材13の先端部13bには、右側の飾り灯92が取着される。
右側の揺動部材13は、その先端部13bの右端部13cがベースプレート11の先端部の右ストッパー面11aと当接することによって開方向(右方向)への移動が規制される。また、左側の揺動部材12は、その先端部12bの左端部12cがベースプレート11の先端部の左ストッパー面11bと当接することによって開方向(左方向)への移動が規制され、これにより第1可動役物7の全開状態が規制される。
右側の揺動部材13の右端部中央部とベースプレート11の後端部との間には、引っ張りばねからなる弾性部材14(図8、図9参照)が掛け渡されている。引っ張りばね14は、右側の揺動部材13に対し常時開方向への力を加えている。
右側の揺動部材13と左側の揺動部材12は、連結機構15によって連結されている。連結機構15は、右側の揺動部材13の上面の軸部13a寄りの左端側に形成された係合突起16と、左側の揺動部材12の軸部12a寄りの右側面に左右方向へ延びて形成され、係合突起16が移動可能に収容される凹部17とにより構成されている。係合突起16は第1可動役物7が全閉状態と全開状態との間で変位する間、常に凹部17に収容された状態に保たれる。上記のように、右側の揺動部材13は引っ張りばね14によって常時開方向へ付勢されている。このため、連結機構15の係合突起16は凹部17の内壁面と常時当接した状態に保たれ、左側の揺動部材12も開方向へ常時付勢されるようになる。
ベースプレート11の上面に、下方が開口した下側ケース部材19(図7)がねじ止めされ、下側ケース部材19には、ステッピングモータ20が固定されている。ステッピングモータ20は、出力軸20aが下に位置するよう縦置きとされる。ステッピングモータ20の出力軸20aにはカム21が固着されており、このカム21のカム面21a(図8)に、左側の揺動部材12の上面に突設されたカムフォロア18が当接している。カム面21aは、上述したような左側の揺動部材12に加わっている開方向への付勢力により軸部12aを中心として回動しようとするカムフォロア18を受け止め、その移動を阻止するストッパーとしての作用を発揮する。換言すると、カム21及びカムフォロア18は、揺動部材12,13の開方向への移動を阻止する規制機構としての作用を発揮する。
カム面21aは、第1可動役物7を全閉状態に規制するためにカム21の回転中心21bから最も遠くなる位置P1(図8(A)参照)と、第1可動役物7を全開可能にするためにカム21の回転中心21bから最も近くなる位置P2(図8(B)参照)とを有し、両位置P1、P2の間は、カム21の回転中心21bから距離が徐々に変化する位置となるようにカム面21aが形成されている。
下側ケース部材19の上面には、下方が開口した上側ケース部材22(図6、図7)がねじ止めされる。上側ケース部材22の上面の前端部には、左右方向に間隔を置いて垂直に形成された一対のガイドリブ23,24が設けられている。また、第2可動役物10の後面には、ガイド部材25が設けられている。ガイド部材25は、上下方向に貫通した左右一対のガイド孔部26,27が前後方向に延びて形成されている。各ガイド孔部26,27には、各ガイドリブ23,24が挿通されており、各ガイド孔部26,27が各ガイドリブ23,24と係合しながら前後方向へ移動することで第2可動役物8は前後方向に円滑に移動することができる。
ガイド部材25において、一対のガイド孔部26,27の中間に位置する箇所には、上下方向に貫通した長孔部28が左右方向に延びて形成されている。また、上側ケース部材22の上面には、上側ケース部材22に固定された軸部29aを中心として水平方向に揺動可能な直線状のレバー部材29が設けられている。レバー部材29の先端部には、下方へ延びた駆動ピン30が形成されており、この駆動ピン30は、上記長孔部28に挿入されている。
上側ケース部材22の下面には、ステッピングモータ31がねじ止めされている。ステッピングモータ31は、出力軸31aが上となる縦置きとされている。ステッピングモータ31の出力軸31aには、回転板32が固着されており、この回転板32の上面に連結ピン33が偏心して形成されている。また、レバー部材29の基端部には、上下方向に貫通し、かつレバー部材29の長手方向に延びる長孔部34が形成されている。この長孔部34に連結ピン33が挿通されている。
第2可動役物8が後退位置にあるとき(図12(A)参照)、連結ピン33は前端に位置し、レバー部材29の駆動ピン30は後端に位置するため、ガイド部材25は後端に位置し、第2可動役物8は後退位置に保たれる。この状態からステッピングモータ31が回転すると、連結ピン33が長孔部34の内壁面を後方へ押圧し、レバー部材29が軸部29aを中心として平面視反時計方向へ回動し、駆動ピン30が長孔部28の内壁面を前方へ押圧するようになり、これにより、第2可動役物8は前進する。
第2可動役物8が前進位置に達した(図12(B)参照)後、さらにステッピングモータ31が同一方向へ回転すると、連結ピン33が長孔部34の内壁面を今度は前方へ押圧し、レバー部材29が軸部29aを中心として平面視時計方向へ回動し、駆動ピン30が長孔部28の内壁面を後方へ押圧するようになり、これにより、第2可動役物8は後退する。
図10及び図11において、第1可動役物7は、本体ケース51を4つ備え、各々の本体ケース51は後端開口部52を有する電装部品収容室53を備える。各々の電装部品収容室53には、基板取付部54が後方へ突設され、この基板取付部54に、電装部品としてのLED(発光ダイオード)55が前面側に実装されたプリント基板56がねじ57で固定される。
また、各々の本体ケース51の後部には、係止部材取付部58が後方へ突設され、この係止部材取付部58に係止部材(係止部)59がねじ60で固定される。左側の飾り灯91側の2つの係止部材59は、左側の揺動部材12の先端部12bを構成している1つのリード線収容部61に係止される。つまり、各々の係止部材59には、下方に開口した垂直孔59aが2つ形成されているとともに、リード線収容部61の収容部本体62の床面には、垂直リブ(被係止部)62aが4つ突設されており、各係止部材59の2つの垂直孔59aに、収容部本体62の対応する2つの垂直リブ62aを挿入し、リード線収容部61の蓋部材63で収容部本体62の上端開口部62bを上方から塞ぎ、さらにねじ64で固定することにより、係止部材59がリード線収容部61内に固定され、第1可動役物7の左側の飾り灯91が左側の揺動部材12の先端部12bに固定されるようになる。右側の飾り灯92側の2つの係止部材59についても、左側の飾り灯91側の2つの係止部材59と同様に構成されており、各係止部材59の2つの垂直孔59aに、収容部本体62の対応する2つの垂直リブ62aを挿入し、蓋部材63で収容部本体62の上端開口部62bを上方から塞ぎ、さらにねじ64で固定することにより、係止部材59がリード線収容部61内に固定され、第1可動役物7の右側の飾り灯92が右側の揺動部材13の先端部13bに固定されるようになる。
また、各プリント基板56の後面には、ターミナル部(電装部品)65が配設されており、このターミナル部65からリード線66が延びている。各ターミナル部65から延びるリード線66は、それぞれ、プリント基板56の後面と係止部材59の前面との間に形成されるリード線導入口67、あるいは、蓋部材63の前面と係止部材59の後面との間に形成されるリード線導入口68(図6)を介してリード線収容部61内に収容される。また、各ターミナル部65から延びて共通のリード線収容部61内に収容された複数のリード線66は、リード線収容部61の後壁部に形成された1つのリード線導出口69を介して集中的に揺動部材12,13の本体部の上面に導出される。リード線導出口69は、第1可動役物7の移動時にリード線66がその周辺部位に引っ掛からないようにするために、リード線収容部61の一端部寄りに位置している。揺動部材12,13の本体部に導出されたリード線66は、揺動部材12,13の本体部に形成された配線用の孔70や鉤部71などにより係止されて図示しない制御基板や電源基板に接続される。
各プリント基板56は、本体ケース51の後端開口部52の面積よりも小さく形成され、プリント基板56の縁部と本体ケース51の後端開口部52の縁部との間に放熱孔72が形成されている。つまり、プリント基板56は、その輪郭が本体ケース51の後端開口部52の輪郭よりも内側の領域に位置するように形成されることにより、本体ケース51の縁部に放熱部としての放熱孔72が開口されている。放熱孔72は、プリント基板56に実装された電装部品としてのLED(発光ダイオード)55等から発する熱によって、飾り灯91,92内の温度が上昇するのを防止する役割がある。
図13〜図15において、ベースプレート11の裏面(下面)81は、図柄表示装置の図柄表示画面D(図1参照)の上端縁から図柄表示画面Dと略直交する角度をもって前方に突出している。また、ベースプレート11の裏面81は、図柄表示画面Dの表示図柄を反射して遊技者に視認し得るような反射面により構成されており、奥側の反射面82と手前側の反射面83との間に段差部84を有し、手前側の反射面83が奥側の反射面82よりも低い高さ位置にある。また、ベースプレート11の裏面81の左右方向の幅は、奥側から手前側に向かうにしたがって漸次狭くなるよう形成されている。本実施形態において、窓部1の上部にある反射面83,82及び段差部84は、メッキ処理によって鏡面化されている。なお、窓部1の反射面83,82をメッキ処理ではなく鏡によって構成することも可能である。
このように、ベースプレート11の裏面81によって図柄表示画面Dの表示図柄を反射させて遊技者に視認させることができるため、図柄表示画面Dまでの奥行き感を高めることができるとともに、画面を大きく見せることができる。また、段差部84により、ベースプレート11の裏面81に映る画像の一部が途切れて見えるようになるため、ベースプレート11の裏面81に映る画像と、図柄表示画面Dの画像との区別がつきやすく、見づらさを解消することができる。
次に、上記のように構成された役物装置5の動作例を説明する。
通常時は、第1可動役物7は図2、図3及び図8(A)に示すような全閉状態にあり、かつ、第2可動役物8は図2、図3及び図12(A)に示すように第1可動役物7の後方の後退位置にある。この第1可動役物7の全閉時には、左側の揺動部材12のカムフォロア18は、カム21の回転中心21bから最も遠い位置P1でカム面21aと常時当接しており、一対の揺動部材12,13は、開方向への移動が規制されている。この全閉時、連結機構15の係合突起16は、右側の揺動部材13が引っ張りばね14によって常時開方向へ付勢されているため、凹部17の前側壁面と当接した状態に保たれる。
そして、所定の遊技状態が発生する、例えば図柄変動が開始すると、第1可動役物7は数秒間、高速かつ小刻みに開閉を繰り返す振動動作を開始する。この振動動作は、ステッピングモータ20が正転と逆転を繰り返すことによって左側の揺動部材12のカムフォロア18がカム面21a上を摺動することによって行われる。この振動動作時においても、連結機構15の係合突起16は、右側の揺動部材13が引っ張りばね14によって常時開方向へ付勢されているため、凹部17の内壁面と常時当接した状態に保たれ、連結機構15は、クリアランスなしに連結状態に保たれる。したがって、ステッピングモータ20の回転角度が変化したときに両揺動部材12,13は応答性、追従性に優れた動作を行うことができる。なお、この振動開始時に、「ドン」という効果音が鳴り、その後は、「ゴゴゴ‥‥」という効果音が鳴る。
その後、他の所定の遊技状態が発生する、例えばリーチ演出が確定すると、第1可動役物7は全開する。この全開動作は、ステッピングモータ20の回転により、カムフォロア18が、カム面21aに沿ってカム21の回転中心21bから最も遠い位置P1から最も近い位置P2に移動することによって行われる。
これにより、第1可動役物7の飾り灯91,92が離間され、第2可動役物8の前方は開放される。その後、後退位置にあった第2可動役物8が前進位置まで前進する。この前進動作は、ステッピングモータ31の回転により、レバー部材29が平面視反時計方向へ回動することによって行われる。
異なる箇所からリード線収容部61内に導入される複数のリード線66は、1つのリード線導出口69から集中的に導出されている。つまり、複数のリード線66は1箇所から導出されていることから、リード線収容部61の外部においてリード線66が離散しにくくなっている。そのため、第1可動役物7が左右方向に激しく振動しても、第2可動役物8やそれ以外の部位に引っ掛かることがなく、リード線66の電気的な接続不良を招くのが防止される。しかも、リード線収容部61のリード線導出口69の近傍には、リード線66を拘束する役割のある配線用の孔70や鉤部71があり、この孔70とリード線導出口69との間の距離が短く設定されているため、リード線66の離散防止効果がより一層高められる。
以上説明したように、本実施形態に係る役物装置5は、飾り部材としての飾り灯91,92と共に往復動可能な支持部材(揺動部材12,13)のリード線収容部61に、飾り灯91,92の電装部品(ターミナル部65)から延びる複数のリード線66をリード線導入口67,68を介して収容し、リード線導出口69から集中的に外部へ導出するよう構成したため、飾り灯91,92及び支持部材12,13が往復動してもリード線66が離散することがなくなり、リード線66と電装部品65との接触不良を招かなくなる。
また、リード線収容部61は、収容部本体62と、収容部本体62の開口部62bを塞ぐ蓋部材63とから構成され、収容部本体62は、飾り灯91,92に設けられた係止部(係止部材59)が係入される被係止部(垂直リブ62a)を有し、係止部59を被係止部62aに係入した状態で、収容部本体62の開口部62bを蓋部材63で塞ぐことにより、飾り灯91,92がリード線収容部61に固定される。これにより、特別な係止部材を用いることなく蓋部材63を利用して飾り灯91,92をリード線収容部61に固定することができ、部品点数の減少及び役物取付作業の容易化を図ることができる。また、リード線収容部61内に収容されたリード線66及び係止部59は蓋部材63によって外部に露出しないため、外観品質が向上する。
また、飾り灯91,92は、電装部品収容室53を有する本体ケース51と、本体ケース51の開口部52を塞ぐように設けられ電装部品(LED55やターミナル部65)が実装されるプリント基板56とを含んで構成され、プリント基板56を本体ケース51の開口部52の面積よりも小さく形成し、プリント基板56の縁部と本体ケース51の開口部52との間に放熱孔72が形成されている。このように放熱孔72を形成することにより、プリント基板56に放熱孔を形成する場合と比べ、プリント基板56の回路設計を容易に行うことができる。
なお、ステッピングモータ20,31の代わりにDCモータ等を用いてもよい。また、引っ張りばね14の代わりに圧縮ばねを揺動部材13の左右反対側に設けるようにしてもよい。さらに、役物装置5の基本的構成の変形例として、通常時は第2可動役物8を第1可動役物7の前方に配置させ、演出時には第1可動役物7を開放してから第2可動役物8を後退させ、その後第1可動役物7を閉じる構成を採用するようにしてもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、上述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)図柄表示画面Dの前面側に設けられ、図柄表示画面Dの表示領域を露出させるべく、表示領域の形状、大きさに対応して形成される表示領域露出部(窓部1)を備えた役物装置5において、前記表示領域露出部1の少なくとも一部に、前記図柄表示画面Dに表示される図柄を反射させるための反射面82,83を有するパチンコ遊技機における装飾装置。この構成により、表示領域露出部1に図柄を反射させることで、図柄表示画面Dが設置されている位置までの奥行き感を高めることができるのに加え、図柄表示画面Dを大きく見せることができる。なお、反射面82,83は平面形状のみに限定されるものではなく、図柄表示画面Dが円形状をしている場合には、その形状に沿うように反射面82,83を湾曲させるようにしてもよい。また、図柄表示画面Dが四角形状であっても反射面82,83をアーチ状又は波状に湾曲させてもよい。
(2)前記反射面82,83には、図柄表示画面Dの幅方向に沿って延びる段差部84が形成されている前記(1)に記載のパチンコ遊技機における装飾装置。この構成により、反射面82,83に映る画像の一部が途切れて見えるため、反射面82,83によって反射する画像と図柄表示画面Dの画像との区別が付き易く、見づらさを解消することができる。なお、段差部84は1つに限定されず、複数設けてもよい。また、段差部84の代わりに、反射面81を凹凸状に形成してもよい。
(3)前記反射面82,83は、図柄表示画面Dの表示面に対して略直交する角度を有し、前記表示領域露出部1の上部のみに配置されている前記(1)又は(2)に記載のパチンコ遊技機における装飾装置。この構成により、遊技者にとって煩わしくない程度に図柄表示画面Dを適切な大きさで見せることができる。なお、反射面82,83を図柄表示画面Dの左右側部あるいは下端縁にも設けるようにしてもよい。あるいは、反射面82,83を表示領域露出部1の側面のみに設けてもよい。
(4)前記表示領域露出部1は、その幅が中央部付近から端部にかけて漸次狭くなるように形成されている前記(1)〜(3)のうちいずれかに記載のパチンコ遊技機における装飾装置。この構成により、反射面82,83によって反射する画像と図柄表示画面Dの画像との区別をより一層明確にすることができる。
本発明の一実施形態に係る役物装置が組み込まれたパチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。 役物装置の非動作時の正面図である。 役物装置の非動作時の斜視図である。 役物装置の動作時の正面図である。 役物装置の動作時の斜視図である。 役物装置の分解斜視図である。 役物装置の背面図である。 第1可動役物の動作を説明するための平面図である。 第1可動役物の駆動系を正面側から見た斜視図である。 第1可動役物の駆動系の配線を表した斜視図である。 第1可動役物の一方の揺動部材側の配線を説明するための平面図である。 第2可動役物の動作を説明するための平面図である。 第1可動役物のベースフレームの正面図である。 図13図示A-A断面図である。 図13図示の第1可動役物のベースフレームを斜め下から見たときの斜視図である。
符号の説明
5 役物装置
12 揺動部材(支持部材)
13 揺動部材(支持部材)
51 本体ケース
52 開口部
53 電装部品収容室
55 LED(電装部品)
56 プリント基板
59 係止部材(係止部)
61 リード線収容部
62 収容部本体
62a 垂直リブ(被係止部)
62b 開口部
63 蓋部材
65 ターミナル部(電装部品)
66 リード線
67,68 リード線導入口
69 リード線導出口
72 放熱孔(放熱部)
91,92 飾り灯(飾り部材)

Claims (3)

  1. 電装部品を有する飾り部材が取り付けられる支持部材を移動可能に設けた役物装置において、
    前記支持部材に、前記電装部品から延びる複数のリード線がリード線導入口を介して収容されるリード線収容部を設け、該リード線収容部にその内部にある前記複数のリード線を集中的に外部へ導出するためのリード線導出口を設け
    前記リード線収容部は、収容部本体と、該収容部本体の開口部を塞ぐ蓋部材とから構成され、
    前記収容部本体は、前記飾り部材に設けられた係止部が係入される被係止部を有し、
    前記係止部を前記被係止部に係入した状態で、前記収容部本体の前記開口部を前記蓋部材で塞ぐことにより、前記飾り部材が前記リード線収容部に固定されることを特徴とする役物装置。
  2. 前記リード線導入口は、前記飾り部材と前記係止部との間に形成されていることを特徴とす請求項1に記載の役物装置。
  3. 前記飾り部材は、電装部品収容室を有する本体ケースと、該本体ケースの開口部を塞ぐように設けられ前記電装部品が実装されるプリント基板とを含んで構成され、前記プリント基板を前記本体ケースの前記開口部の面積よりも小さく形成し、前記プリント基板の縁部と前記本体ケースの前記開口部との間に放熱部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の役物装置。
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