JP4299185B2 - レーザー加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、チャックテーブルに保持された板状の被加工物に所定の加工予定ラインに沿ってレーザー加工を施すレーザー加工装置に関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等の回路を形成する。そして、半導体ウエーハを分割予定ラインに沿って切断することにより回路が形成された領域を分割して個々の半導体チップを製造している。また、サファイヤ基板の表面に窒化ガリウム系化合物半導体等が積層された光デバイスウエーハも分割予定ラインに沿って切断することにより個々の発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスに分割され、電気機器に広く利用されている。
上述した半導体ウエーハや光デバイスウエーハ等の分割予定ラインに沿った切断は、通常、ダイサーと称されている切削装置によって行われている。この切削装置は、半導体ウエーハや光デバイスウエーハ等の被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削するための切削手段と、チャックテーブルと切削手段とを相対的に移動せしめる切削送り手段とを具備している。切削手段は、回転スピンドルと該スピンドルに装着された切削ブレードおよび回転スピンドルを回転駆動する駆動機構を備えたスピンドルユニットを含んでいる。切削ブレードは円盤状の基台と該基台の側面外周部に装着された環状の切れ刃からなっており、切れ刃は例えば粒径3μm程度のダイヤモンド砥粒を電鋳によって基台に固定し厚さ20μm程度に形成されている。
しかるに、サファイヤ基板、炭化珪素基板等はモース硬度が高いため、上記切削ブレードによる切断は必ずしも容易ではない。更に、切削ブレードは20μm程度の厚さを有するため、デバイスを区画する分割予定ラインとしては幅が50μm程度必要となる。このため、例えば大きさが300μm×300μm程度のデバイスの場合には、ストリートの占める面積比率が14%にもなり、生産性が悪いという問題がある。
一方、近年半導体ウエーハ等の板状の被加工物を分割する方法として、その被加工物に対して透過性を有するパルスレーザー光線を用い、分割すべき領域の内部に集光点を合わせてパルスレーザー光線を照射するレーザー加工方法も試みられている。このレーザー加工方法を用いた分割方法は、被加工物の一方の面側から内部に集光点を合わせて被加工物に対して透過性を有する例えば波長が1064nmのパルスレーザー光線を照射し、被加工物の内部に分割予定ラインに沿って変質層を連続的に形成し、この変質層が形成されることによって強度が低下した分割予定ラインに沿って外力を加えることにより、被加工物を分割するものである。(例えば、特許文献1参照。)
特許第3408805号公報
しかるに、半導体ウエーハ等の板状の被加工物にはウネリがあり、その厚さにバラツキがあると、レーザー光線を照射する際に屈折率の関係で所定の深さに均一に変質層を形成することができない。従って、半導体ウエーハ等の内部の所定深さに均一に変質層を形成するためには、予めレーザー光線を照射する領域の凹凸を検出し、その凹凸にレーザー光線照射手段を追随させて加工する必要がある。
また、板状の被加工物の内部に集光点を合わせてレーザー光線を照射し、被加工物の内部にマーキングを施すレーザー加工も実用化されているが、被加工物の内部の所定深さにマーキングを施すには被加工物の表面の凹凸にレーザー光線照射手段を追随させて加工する必要がある。
上述した問題を解消するために、ワークテーブルに載置されたワークの高さ位置を検出する高さ位置検出手段を設け、該高さ位置検出手段によってワークの切削領域の高さ位置を検出し、切削領域の高さマップを作成し、このマップに基づいて切削ブレードの切り込み位置を制御するようにしたダイシング装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開平2003−168655号公報
上記公報に開示された技術は、高さ位置検出手段によってワークの切削領域の高さ位置を検出して切削領域の高さマップを作成し、その後に作成したマップに基づいて切削ブレードの切り込み位置を制御しつつ切削加工を実施するもので、高さ位置検出工程と切削工程が分離されているため、生産性の面で効率的ではない。
そこで、本出願人は、板状物の厚さにバラツキがあっても板状物における所望位置に効率よくレーザー加工を施すことができるレーザー加工装置を特願2004−117496として提案した。このレーザー加工装置は、高さ位置検出手段によってチャックテーブルに保持された被加工物における集光器から照射されるレーザー光線の照射位置の高さ位置を検出し、その検出信号に基づいて集光器をチャックテーブルの保持面に対して垂直な方向に移動調整するようにしたものである。
而して、上述したレーザー加工装置においては、高さ位置検出手段からの検出信号に対応して集光器を迅速に移動させることが困難である。即ち、集光器は組みレンズ(対物集光レンズ)からなっているために1kg程度の重量があり、その慣性力が大きいため迅速に作動することが難しい。また、慣性力の大きい集光器が上下方向に移動すると微震動が発生し、レーザー加工精度に影響を及ぼすという問題もある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、板状の被加工物の厚さにバラツキがあっても被加工物における所望位置に効率よく加工を施すことができるレーザー加工装置を提供することである。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、被加工物を保持するチャックテーブルと、レーザー光線発振手段と該レーザー光線発振手段によって発振されたレーザー光線を集光して該チャックテーブルに保持された被加工物に照射するための対物レンズを備えた集光器とを有するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段とを加工送り方向に相対移動せしめる加工送り手段と、を具備するレーザー加工装置において、
該レーザー光線発振手段と該対物レンズとの間に該対物レンズが集光するレーザー光線の集光点位置を変移させる集光点変移手段が配設されており、
該集光点変移手段は、該レーザー光線発振手段によって発振されたレーザー光線を透過する第1のレンズと、該第1のレンズを透過したレーザー光線を透過する第2のレンズと、該第1のレンズと該第2のレンズとの間の光路長を変移せしめる光路長変移手段とを備えている、
ことを特徴とするレーザー加工装置が提供される。
上記光路長変移手段は、上記第1のレンズを透過したレーザー光線を反射偏向する第1のミラーと、該第1のミラーで反射したレーザー光線を反射偏向する第2のミラーと、第1のミラーと第2のミラーの設置角度を調整する角度調整アクチュエータとからなる第1の偏向ミラー手段と、
第1のミラー手段の第2のミラーで反射したレーザー光線を反射偏向する第3のミラーと、該第3のミラーで反射したレーザー光線を反射偏向する第4のミラーと、第3のミラーと第4のミラーの設置角度を調整する角度調整アクチュエータとからなる第2の偏向ミラー手段とによって構成されている。第1の偏向ミラー手段の第1のミラーと第2のミラーは所定の間隔をもって互いに平行に配設され、第2の偏向ミラー手段の第3のミラーと第4のミラーは所定の間隔をもって互いに平行に配設されている。
また、レーザー加工装置は、上記チャックテーブルに保持された被加工物の上面における上記集光器から照射されるレーザー光線の照射領域の高さ位置を検出する高さ位置検出手段と、該高さ位置検出手段によって検出された高さ位置信号に基づいて上記角度調整アクチュエータを制御する制御手段とを具備している。
本発明によるレーザー加工装置においては、上記光路長変移手段によって第1のレンズと第2のレンズとの間の光路長を変移することにより、対物レンズが集光するレーザー光線の集光点位置を変移させることができるので、被加工物の厚さにバラツキがあっても被加工物における所望位置に効率よく加工を施すことができる。
以下、本発明に従って構成されたレーザー加工装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成されたレーザー加工装置の斜視図が示されている。図1に示すレーザー加工装置は、静止基台2と、該静止基台2に矢印Xで示す加工送り方向に移動可能に配設され板状の被加工物を保持するチャックテーブル機構3と、静止基台2に上記矢印Xで示す方向と直角な矢印Yで示す割り出し方向に移動可能に配設されたレーザー光線照射ユニット支持機構4と、該レーザー光線ユニット支持機構4に矢印Zで示す焦点位置調整方向に移動可能に配設されたレーザー光線照射ユニット5とを具備している。
上記チャックテーブル機構3は、静止基台2上に矢印Xで示す方向に沿って平行に配設された一対の案内レール31、31と、該案内レール31、31上に矢印Xで示す方向に移動可能に配設された第一の滑動ブロック32と、該第1の滑動ブロック32上に矢印Yで示す方向に移動可能に配設された第2の滑動ブロック33と、該第2の滑動ブロック33上に円筒部材34によって支持された支持テーブル35と、被加工物保持手段としてのチャックテーブル36を具備している。このチャックテーブル36は多孔性材料から形成され被加工物保持面361を備えており、被加工物保持面361上に板状の被加工物である例えば円盤状の半導体ウエーハを図示しない吸引手段によって保持するようになっている。また、チャックテーブル36は、円筒部材34内に配設された図示しないパルスモータによって回転せしめられる。
上記第1の滑動ブロック32は、その下面に上記一対の案内レール31、31と嵌合する一対の被案内溝321、321が設けられているとともに、その上面に矢印Yで示す方向に沿って平行に形成された一対の案内レール322、322が設けられている。このように構成された第1の滑動ブロック32は、被案内溝321、321が一対の案内レール31、31に嵌合することにより、一対の案内レール31、31に沿って矢印Xで示す方向に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第1の滑動ブロック32を一対の案内レール31、31に沿って矢印Xで示す方向に移動させるための加工送り手段37を具備している。加工送り手段37は、上記一対の案内レール31と31の間に平行に配設された雄ネジロッド371と、該雄ネジロッド371を回転駆動するためのパルスモータ372等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド371は、その一端が上記静止基台2に固定された軸受ブロック373に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ372の出力軸に図示しない減速装置を介して伝動連結されている。なお、雄ネジロッド371は、第1の滑動ブロック32の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ372によって雄ネジロッド371を正転および逆転駆動することにより、第一の滑動ブロック32は案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向に移動せしめられる。
上記第2の滑動ブロック33は、その下面に上記第1の滑動ブロック32の上面に設けられた一対の案内レール322、322と嵌合する一対の被案内溝331、331が設けられており、この被案内溝331、331を一対の案内レール322、322に嵌合することにより、矢印Yで示す方向に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第2の滑動ブロック33を第1の滑動ブロック32に設けられた一対の案内レール322、322に沿って矢印Yで示す方向に移動させるための第1の割り出し送り手段38を具備している。第1の割り出し送り手段38は、上記一対の案内レール322と322の間に平行に配設された雄ネジロッド381と、該雄ネジロッド381を回転駆動するためのパルスモータ382等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド381は、その一端が上記第1の滑動ブロック32の上面に固定された軸受ブロック383に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ382の出力軸に図示しない減速装置を介して伝動連結されている。なお、雄ネジロッド381は、第2の滑動ブロック33の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ382によって雄ネジロッド381を正転および逆転駆動することにより、第2の滑動ブロック33は案内レール322、322に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられる。
上記レーザー光線照射ユニット支持機構4は、静止基台2上に矢印Yで示す方向に沿って平行に配設された一対の案内レール41、41と、該案内レール41、41上に矢印Yで示す方向に移動可能に配設された可動支持基台42を具備している。この可動支持基台42は、案内レール41、41上に移動可能に配設された移動支持部421と、該移動支持部421に取り付けられた装着部422とからなっている。装着部422は、一側面に矢印Zで示す方向に延びる一対の案内レール423、423が平行に設けられている。図示の実施形態におけるレーザー光線照射ユニット支持機構4は、可動支持基台42を一対の案内レール41、41に沿って矢印Yで示す方向に移動させるための第2の割り出し送り手段43を具備している。第2の割り出し送り手段43は、上記一対の案内レール41、41の間に平行に配設された雄ネジロッド431と、該雄ねじロッド431を回転駆動するためのパルスモータ432等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド431は、その一端が上記静止基台2に固定された図示しない軸受ブロックに回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ432の出力軸に図示しない減速装置を介して伝動連結されている。なお、雄ネジロッド431は、可動支持基台42を構成する移動支持部421の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された雌ネジ穴に螺合されている。このため、パルスモータ432によって雄ネジロッド431を正転および逆転駆動することにより、可動支持基台42は案内レール41、41に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられる。
図示の実施形態におけるレーザー光線照射ユニット5は、ユニットホルダ51と、該ユニットホルダ51に取り付けられた加工手段としてのレーザー光線照射手段52を具備している。ユニットホルダ51は、上記装着部422に設けられた一対の案内レール423、423に摺動可能に嵌合する一対の被案内溝511、511が設けられており、この被案内溝511、511を上記案内レール423、423に嵌合することにより、矢印Zで示す方向に移動可能に支持される。
図示のレーザー光線照射手段52は、上記ユニットホルダ51に固定され実質上水平に延出する円筒形状のケーシング53を具備している。また、レーザー光線照射手段52は、図2に示すようにケーシング53内に配設されたパルスレーザー光線発振手段54と、ケーシング53の先端に配設されパルスレーザー光線発振手段54によって発振されたパルスレーザー光線を上記チャックテーブル36に保持された被加工物に照射する加工ヘッド55を具備している。パルスレーザー光線発振手段54は、YAGレーザー発振器或いはYVO4レーザー発振器からなるパルスレーザー光線発振器541と、これに付設された繰り返し周波数設定手段542とから構成されている。
上記加工ヘッド55は、偏向ミラー手段551と、該偏向ミラー手段551の下部に装着された集光器552とからなっている。偏向ミラー手段551は、ミラーケース551aと、該ミラーケース551a内に配設された偏向ミラー551bを含んでいる。偏向ミラー551bは、図2に示すように上記パルスレーザー光線発振手段54から発振されたレーザー光線を下方即ち集光器552に向けて偏向する。集光器552は、集光器ケース552aと、該集光器ケース552a内に配設された対物レンズ552bを含む組レンズ(図示せず)とから構成されている。
上記パルスレーザー光線発振手段54から発振されたレーザー光線は、偏向ミラー551bによって90度偏向されて集光器552に至り、集光器552の対物集光レンズ552bを通して上記チャックテーブル36に保持される被加工物に所定の集光スポット径D(集光点)で照射される。この集光スポット径Dは、図3に示すようにガウス分布を示すパルスレーザー光線が集光器552の対物集光レンズ552bを通して照射される場合、D(μm)=4×λ×f2/(π×W)、ここでλはパルスレーザー光線の波長(μm)、Wは対物集光レンズ552aに入射されるパルスレーザー光線の直径(mm)、f2は対物集光レンズ552aの焦点距離(mm)、で規定される。
図示の実施形態におけるレーザー光線照射手段は52は、図2に示すようにパルスレーザー光線発振手段54と加工ヘッド55即ち集光器552との間に配設された集光点変移手段6を備えている。この集光点変移手段6は、上記ケーシング53内に配設されており、上記対物集光レンズ552bが集光するレーザー光線の集光点位置を変移する機能を具備している。

以下、集光点位置変移手段6の第1の実施形態について、図4および図5を参照して説明する。
図4および図5に示す第1の実施形態における集光点変移手段6は、上記パルスレーザー光線発振手段54によって発振されたレーザー光線を透過する第1のレンズ61と、該第1のレンズ61を透過したレーザー光線を透過する第2のレンズ62と、第1のレンズ61と第2のレンズ62との間の光路長を変移せしめる光路長変移手段63とを備えている。光路長変移手段63は、第1のレンズ61と第2のレンズ62との間に配設され第1のレンズ61を透過したレーザー光線を反射偏向する第1の偏向ミラー手段630と、該第1の偏向ミラー手段630によって反射偏向されたレーザー光線を反射偏向する第2の偏向ミラー手段640とからなっている。
第1の偏向ミラー手段630は、図5に示すように所定の間隔をもって互いに平行に対向して配設された一対の第1のミラー631および第2のミラー632と、該第1のミラー631および第2のミラー632の設置角度を調整する角度調整アクチュエータ633(ACT1)とによって構成されている。このように構成された第1の偏向ミラー手段630においては、図4に示すように第1のミラー631は第1のレンズ61を透過したレーザー光線を第2のミラー632向けて反射偏向し、第2のミラー632は第1のミラー631で反射偏向されたレーザー光線を第2のミラー手段640に向けて反射偏向する。角度調整アクチュエータ633(ACT1)は、図5に示す実施形態においてはガルバノスキャナーからなっており、その回動軸633aが一対の第1のミラー631および第2のミラー632の連結部に伝動連結されている。この角度調整アクチュエータ633(ACT1)は、後述する制御手段によって制御され、一対の第1のミラー631および第2のミラー632の設置角度を図4において2点差線で示すように変更する。
第2の偏向ミラー手段640は、上記第1のミラー手段630と対向して配設されており、所定の間隔をもって互いに平行に対向して配設された一対の第3のミラー641および第4のミラー642と、該第3のミラー641および第4のミラー642の設置角度を調整する角度調整アクチュエータ643(ACT2)とによって構成されている。このように構成された第2の偏向ミラー手段640においては、図4に示すように第3のミラー641は上記第1のミラー手段630の第2のミラー632で反射偏向されたレーザー光線を第4のミラー642に向けて反射偏向し、第4のミラー642は第3のミラー641によって反射偏向されたレーザー光線を上記加工ヘッド55の偏向ミラー551bに向けて反射偏向する。角度調整アクチュエータ643は、図5に示す実施形態においてはガルバノスキャナーからなっており、その回動軸643aが一対の第3のミラー641および第4のミラー642の連結部に伝動連結されている。この角度調整アクチュエータ643(ACT2)は、後述する制御手段によって制御され、一対の第3のミラー641および第4のミラー642の設置角度を図4において2点差線で示すように変更する。
図示の実施形態における集光点変移手段6は以上のように構成されており、以下、上記パルスレーザー光線発振手段54によって発振され上記集光器552の対物集光レンズ552bによって集光されるレーザー光線の集光点位置を変移するメカニズムについて説明する。
図6に示すように上記一対の第1の偏向ミラー手段630の第1のミラー631にレーザー光線LBが入光した場合、レーザー光線LBは第1のミラー631と第2のミラー632で反射偏向せしめられる。ここで、第1のミラー631と第2のミラー632の間隔をdとすると、m1=d/cosθ、m2=m1cos2θ=(d/cosθ)cos2θで表されるので、m1+m2=(d/cosθ)(1+cos2θ)=2d cosθとなる。なお、図示の実施形態における集光点変移手段6を構成する光路長変移手段63は、第1の偏向ミラー手段630と第2の偏向ミラー手段640からなっているので、光路長は2(m1+m2)を変化させることで変移する。第1のミラー631と第2のミラー632の間隔dを2mmとすると、第1の偏向ミラー手段630と第2の偏向ミラー手段640の設置角度θに対する光路長差の変移を上式から計算することができ、第1の偏向ミラー手段630と第2の偏向ミラー手段640の設置角度θが47.5度の状態を基準として表すと、光路長の変位は図7で示すようになる。即ち、第1の偏向ミラー手段630と第2の偏向ミラー手段640の設置角度θを40度から57.5度範囲で変更することにより、光路長の変位は1.83mm得られる。
次に、上記光路長の変位と上記集光器552の対物集光レンズ552bによって集光されるレーザー光線の集光点位置の変位との関係について説明する。図4において、第2のレンズ62の焦点距離をf1、対物集光レンズ552bの焦点距離をf2、第1のレンズ61の集光点をQ(パルスレーザー光線発振手段54から発振されるレーザー光線が平行な光線である場合には、第1のレンズ61の焦点距離と一致する)とし、第1のレンズ61の集光点Qから第2のレンズ62までの光路長をd1とし、第2のレンズ62から対物集光レンズ552bまでの光路長をd2とすると、対物集光レンズ552bによって集光されるレーザー光線の集光点位置Pまでの距離d3は、次の数式1によって求められる。
Figure 0004299185
従って、対物集光レンズ552bによって集光されるレーザー光線の集光点位置Pまでの距離d3は、第1のレンズ61の集光点Qから第2のレンズ62までの光路長d1の関数で表され、該光路長d1を変化させることによって対物集光レンズ552bによって集光されるレーザー光線の集光点位置Pを変化させることができる。ここで、上記第2のレンズ62の焦点距離f1を12.7mm、上記対物集光レンズ552bの焦点距離f2を2mm、第2のレンズ62から対物集光レンズ552bまでの光路長d2を20mmとすると、第1のレンズ61の集光点Qから第2のレンズ62までの光路長d1に対する対物集光レンズ552bによって集光されるレーザー光線の集光点位置Pまでの距離d3は、上記数式1によって求められる。そして、第1のレンズ61の集光点Qから第2のレンズ62までの光路長d1が第2のレンズ62の焦点距離f1(12.7mm)と一致している状態を基準(変位が0)として、上記光路長d1の変化に対するレーザー光線の集光点位置Pの変位(h)を表すと図8で示すようになる。
以上のように、第1の偏向ミラー手段630と第2の偏向ミラー手段640の設置角度θが40度から57.5まで変位すると光路長を+0.73mmから−1.1mmの範囲で変位することができ、これに対応し対物集光レンズ552bによって集光されるレーザー光線の集光点位置Pまでの距離d3が−20μmから+28μmの範囲で変位することが判る。
図1に戻って説明を続けると、図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、上記チャックテーブル36上に保持される板状の被加工物の上面、即ちレーザー光線を照射する側の面におけるレーザー光線の照射領域の高さ位置を検出する高さ位置検出手段7を備えている。高さ位置検出手段7について図9乃至11を参照して説明する。
図示の実施形態における高さ位置検出手段7は、図9に示すようにU字状に形成された枠体71を具備しており、この枠体71が支持ブラケット70を介して上記レーザー光線照射手段52のケーシング53に取り付けられている。枠体71には、上記集光器552を挟んで発光手段72と受光手段73が矢印Yで示す方向に対向して配設されている。発光手段72は、図11に示すように発光素子721と投光レンズ722を具備している。発光素子721は、例えば波長が670n mのパルスレーザー光線を図10および図11に示すように上記チャックテーブル36上に保持される被加工物Wに投光レンズ722を通して所定の入射角αをもって照射する。この発光手段72によるレーザー光線の照射位置は、集光器552から被加工物Wに照射されるレーザー光線の照射位置と略一致させて設定されている。なお、入射角αは、集光器552の対物集光レンズ552bの集光角度βより大きく90度より小さい角度に設定されている。受光手段73は、光位置検出素子731と受光レンズ732を具備しており、上記発光手段72から照射されたレーザー光線が被加工物Wで正反射する位置に配設されている。また、図示の実施形態における高さ位置検出手段7は、上記発光手段72および受光手段73の傾斜角度を調整するための角度調整ツマミ72aおよび73aを備えている。この角度調整ツマミ72aおよび73aを回動することにより、発光手段72から照射されるレーザー光線の入射角αおよび受光手段73の受光角度を調整することができる。
以上のように構成された高さ位置検出手段7による被加工物Wの高さ位置の検出について、図11を参照して説明する。
被加工物Wの基準高さ位置が図11において1点鎖線で示す位置である場合には、発光素721から投光レンズ722を通して被加工物Wの表面に照射されたレーザー光線は1点鎖線で示すように反射し、受光レンズ732を通して光位置検出素子731のA点で受光される。一方、被加工物Wの高さ位置が図11において2点鎖線で示す位置である場合には、発光素子721から投光レンズ722を通して被加工物Wの表面に照射されたレーザー光線は2点鎖線で示すように反射し、受光レンズ732を通して光位置検出素子731のB点で受光される。このようにして光位置検出素子731が受光したデータは、後述する制御手段に送られる。そして、後述する制御手段は光位置検出素子731によって検出されたA点とB点との間隔Hに基づいて、被加工物Wの高さ位置の変位hを演算する(h=H/sin α)。従って、上記チャックテーブル36に保持された被加工物Wの高さ位置の基準値が図11において1点鎖線で示す位置である場合、被加工物Wの高さ位置が図11において2点鎖線で示す位置に変位した場合には、高さhだけ下方に変位したことが判る。
図1に戻って説明を続けると、上記レーザー光線照射手段52を構成するケーシング53の前端部には、上記レーザー光線照射手段52によってレーザー加工すべき加工領域を検出するアライメント手段8が配設されている。このアライメント手8は、図示の実施形態においては可視光線によって撮像する通常の撮像素子(CCD)の外に、被加工物に赤外線を照射する赤外線照明手段と、該赤外線照明手段によって照射された赤外線を捕らえる光学系と、該光学系によって捕らえられた赤外線に対応した電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)等で構成されており、撮像した画像信号を後述する制御手段に送る。
また、図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、図1に示すように上記ユニットホルダ51を一対の案内レール423、423に沿って矢印Zで示す方向、即ち上記チャックテーブル36の被加工物保持面361に対して垂直な方向に移動させるための集光点位置調整手段57を具備している。第2の集光点位置調整手段57は、上記各送り手段と同様に一対の案内レール423、423の間に配設された雄ネジロッド(図示せず)と、該雄ネジロッドを回転駆動するためのパルスモータ572等の駆動源を含んでおり、パルスモータ572によって図示しない雄ネジロッドを正転および逆転駆動することにより、ユニットホルダ51とレーザー光線照射手段52を案内レール423、423に沿って矢印Zで示す方向に移動せしめる。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、制御手段10を具備している。制御手段10は、制御プログラムに従って演算処理する中央処理装置(CPU)101と、制御プログラム等を格納するリードオンリメモリ(ROM)102と、演算結果等を格納する読み書き可能なランダムアクセスメモリ(RAM)103と、入力インターフェース104および出力インターフェース105とを備えている。このように構成された制御手段10の入力インターフェース104には、上記高さ位置検出手段7やアライメント手段8等からの検出信号が入力される。また、出力インターフェース105からは、上記第1の偏向ミラー手段630の角度調整アクチュエータ633(ACT1)、第2の偏向ミラー手段640の角度調整アクチュエータ643(ACT2)、パルスモータ372、パルスモータ382、パルスモータ432、パルスモータ572、レーザー光線照射手段52等に制御信号を出力する。なお、上記リードオンリメモリ(ROM)102またはランダムアクセスメモリ(RAM)103には、上記図7および図8に示す制御マップが格納されている。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は以上のように構成されており、以下その作用について説明する。
図12には、被加工物としての半導体ウエーハの斜視図が示されている。図12に示す半導体ウエーハ20は、シリコンウエーハからなる半導体基板21の表面21aに格子状に配列された複数の分割予定ライン(加工予定ライン)211(複数の分割予定ラインは互いに平行に形成されている)によって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等の回路212が形成されている。
上述したように構成された半導体ウエーハ20は、図1に示すレーザー加工装置のチャックテーブル36の被加工物保持面361上に裏面21bを上側にして搬送され、該吸着チャック361に表面21a側が吸引保持される。このようにして半導体ウエーハ20を吸引保持したチャックテーブル36は、加工送り手段37の作動により案内レール31、31に沿って移動せしめられレーザー光線照射ユニット5に配設されたアライメント手段8の直下に位置付けられる。
チャックテーブル36がアライメント手段8の直下に位置付けられると、アライメント手段8および制御手段10によって半導体ウエーハ20のレーザー加工すべき加工領域を検出するアライメント作業を実行する。即ち、アライメント手段8および制御手段10は、半導体ウエーハ20の所定方向に形成されている分割予定ライン211と、分割予定ライン211に沿ってレーザー光線を照射するレーザー光線照射ユニット5の集光器552との位置合わせを行うためのパターンマッチング等の画像処理を実行し、レーザー光線照射位置のアライメントを遂行する。また、半導体ウエーハ20に形成されている上記所定方向に対して直角に延びる分割予定ライン211に対しても、同様にレーザー光線照射位置のアライメントが遂行される。このとき、半導体ウエーハ20の分割予定ライン211が形成されている表面21aは下側に位置しているが、アライメント手段8が上述したように赤外線照明手段と赤外線を捕らえる光学系および赤外線に対応した電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)等で構成された撮像手段を備えているので、裏面21bから透かして分割予定ライン211を撮像することができる。
以上のようにしてチャックテーブル36上に保持されている半導体ウエーハ20に形成されている分割予定ライン211を検出し、レーザビーム照射位置のアライメントが行われたならば、チャックテーブル36を移動して図13の(a)に示すように所定の分割予定ライン211の一端(図13の(a)において左端)をレーザー光線照射手段52の集光器552の直下に位置付ける。そして、集光器552から照射されるパルスレーザー光線の集光点Pを半導体ウエーハ20の表面21a(下面)付近にあわせる。次に、集光器552からパルスレーザー光線を照射しつつチャックテーブル36を矢印X1で示す方向に所定の加工送り速度で移動せしめる(加工工程)。そして、図13の(b)で示すように集光器552の照射位置が分割予定ライン211の他端(図13の(b)において右端)に達したら、パルスレーザー光線の照射を停止するとともに、チャックテーブル36の移動を停止する。この加工工程においては、上記高さ位置検出手段7によって集光器552から照射されるパルスレーザー光線の照射位置の高さ位置が検出され、その検出信号が随時制御手段10に送られている。
以下、高さ位置検出手段7からの検出信号に基づいて、制御手段10が対物集光レンズ552bによって集光されるレーザー光線の集光点位置Pを変更する制御手順について、図15に示すフローチャートを参照して説明する。
制御手段10は、先ずステップS1において高さ位置検出手段7からの検出信号に基づいて半導体ウエーハ20の分割予定ライン211に沿った高さ位置の基準位置との変位hを演算する(h=H/sin α)。次に、制御手段10はステップS2に進んで、上記図8に示す制御マップに基づいて上記ステップS1で求めた上記変位hに対応する第1のレンズ61の集光点Qから第2のレンズ62までの光路長d1を求める。そして、制御手段10はステップS3に進んで、ステップS2で求めた上記変位hに対応する第1のレンズ61の集光点Qから第2のレンズ62までの光路長d1と第2のレンズ62の焦点距離f1(図示の実施形態においては12.7mm)との変位Δd1を演算する(Δd1=f1−d1)。次に、制御手段10はステップS4に進んで、上記図7に示す制御マップに基づいて上記ステップS3で求めた上記変位Δd1に対応する上記第1のミラー手段630と第2のミラー手段640の設置角度θを求める。
以上のようにして、高さ検出手段7からの検出信号に基づいて集光器552から照射されるパルスレーザー光線の照射位置の高さ位置に対応する第1の偏向ミラー手段630と一対の第2の偏向ミラー手段640の設置角度θを求めたならば、制御手段10はステップS5に進んで、上記第1の偏向ミラー手段630の角度調整アクチュエータ633(ACT1)および第2の偏向ミラー手段640の角度調整アクチュエータ643(ACT2)を制御して、第1の偏向ミラー手段630の第1のミラー631と第2のミラー632および第2の偏向ミラー手段640の第1のミラー641と第2のミラー642の設置角度を上記ステップS4で求めた設置角度θに位置付ける。
従って、上記加工工程においては、図13の(b)で示すように半導体ウエーハ20の分割予定ライン211に沿った高さ位置が変化しても集光器552の位置は変わらないが、集光器552から照射されるパルスレーザー光線の集光点Pは半導体ウエーハ20の表面21aと所定の位置関係をもって位置付けられる。下面)付近に設定される。この結果、半導体ウエーハ20の内部に形成される変質層210は、レーザー光線を照射する側と反対側の面(チャックテーブル36上に保持される半導体ウエーハ20の下面)に均一な位置に形成される。このように図示の実施形態におけるレーザー加工装置によれば、高さ位置検出手段6によってチャックテーブル36に保持された半導体ウエーハ20における集光器552から照射されるパルスレーザー光線の照射位置の高さ位置が随時検出され、その検出信号に基づいて制御手段10が集光点変移手段6を構成する光路長変移手段63を制御するので、半導体ウエーハ20の厚さにバラツキがあっても所望位置に効率よくてレーザー加工を施すことができる。特に図示の実施形態においては、重量が軽い第1の偏向ミラー手段630の第1のミラー631と第2のミラー632および第2の偏向ミラー手段640の第3のミラー641と第4のミラー642の設置角度θを調整すればよいので、追随性がよいとともに振動が発生することもなく、加工精度に影響を与えることがない。
なお、上記加工工程における加工条件は、例えば次のように設定されている。
レーザー :YVO4 パルスレーザー
波長 :1064nm
繰り返し周波数 :100kHz
集光スポット径 :φ1μm
加工送り速度 :100mm/秒
なお、半導体ウエーハ20の厚さが厚い場合には、図14に示すように集光点Pを段階的に変えて上述したレーザー光線照射工程を複数回実行することにより、複数の変質層210a、210b、210cを形成することが望ましい。この変質層210a、210b、210cの形成は、210a、210b、210cの順番でレーザー光線の集光点を段階的に変位して行うことが好ましい。
以上のようにして、半導体ウエーハ20の所定方向に延在する全ての分割予定ライン211に沿って上記加工工程を実行したならば、チャックテーブル36を90度回動せしめて、上記所定方向に対して直角に延びる各分割予定ラインに沿って上記加工工程を実行する。このようにして、半導体ウエーハ20に形成された全ての分割予定ライン211に沿って上記加工工程を実行したならば、半導体ウエーハ20を保持しているチャックテーブル36は、最初に半導体ウエーハ20を吸引保持した位置に戻され、ここで半導体ウエーハ20の吸引保持を解除する。そして、半導体ウエーハ20は、図示しない搬送手段によって分割工程に搬送される。
以上、本発明に従って構成されたレーザー加工装置を用いて半導体ウエーハ20に形成された分割予定ライン211に沿って内部に変質層210を形成する加工例を説明したが、本発明によるレーザー加工装置を用いて被加工物の表面に溝を形成するレーザー加工を実施することにより、被加工物の正面に沿って所定深さの溝を形成することができる。この加工においては、被加工物の表面に溝が形成され表面状態が変化するので、高さ位置検出手段6による被加工物の高さ位置の検出は、加工点の2〜3mm前方の位置で実施する。なお、レーザー加工溝を形成する加工条件は例えば次のように設定される。
レーザー :YVO4 パルスレーザー
波長 :355nm
繰り返し周波数 :100kHz
集光スポット径 :φ3μm
加工送り速度 :60mm/秒
次に、集光点変移手段6の第2の実施形態について、図16を参照して説明する。なお、図16に示す第2の実施形態においては、上記図4および図5に示した集光点変移手段6における各構成部材と同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図16に示す第2の実施形態における集光点変移手段6は、第1のレンズ61aに凹レンズを用いたもので、その他の構成は上記図4および図5に示した集光点変移手段6と実質的に同一である。図16に示す第2の実施形態における集光点変移手段6は、第1のレンズ61aの集光点Qがパルスレーザー光線発振手段54側となり、また、第2のレンズ62の焦点f1が第1のレンズ61aよりパルスレーザー光線発振手段54側となる。このように構成された集光点変移手段6は、第1のレンズ61aの集光点Qから第2のレンズ62までの光路長d1と、第2のレンズ62から対物集光レンズ552bまでの光路長d2と、対物集光レンズ552bによって集光されるレーザー光線の集光点位置Pまでの距離d3は図16に示すとおりとなり、対物集光レンズ552bによって集光されるレーザー光線の集光点位置Pまでの距離d3は上記数式1によって求められる。
次に、集光点変移手段6の第3の実施形態について、図17を参照して説明する。なお、図17に示す第3の実施形態においては、上記図4および図5に示した集光点変移手段6における各構成部材と同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図17に示す第3の実施形態における集光点変移手段6は、パルスレーザー光線発振手段54と光路長変移手段63との間に配設されるレンズ6bに図4および図5に示した集光点変移手段6における第1のレンズ61と第2のレンズ62の機能を持たせるとともに、変更ミラー手段630bに図4および図5に示した集光点変移手段6における第1の偏向ミラー手段630と第2の偏向ミラー手段640の機能を持たせたものである。そして、パルスレーザー光線発振手段54とレンズ6bとの間に例えばレーザー光線のP偏光を反射しS偏光のみを通過させる第1の偏向ビームスプリッタ66を配設し、光路長変移手段63を構成する偏向ミラー手段630bと第1の反射ミラー650との間にレーザー光線のP偏光を反射しS偏光のみを通過させる第の2偏向ビームスプリッタ67を配設するとともに、第2の反射ミラー651と第の2偏向ビームスプリッタ67との間にレーザー光線のS偏光をP偏光に変換する偏光板或いはファラデーローテータ等の偏向面回転子68を配設している。
ここで、上記のように構成された集光点変移手段6におけるパルスレーザー光線発振手段54から発振されたレーザー光線の光路について説明する。パルスレーザー光線発振手段54から発振されたレーザー光線は、実線で示すように縦波のみが第1の偏向ビームスプリッタ66を通過しレンズ6bを通して偏向ミラー手段630bの第1のミラー631bに至る。該第1のミラー631bに達したレーザー光線は、実線で示すように反射偏向し、更に第2のミラー632bで反射偏向して第の2偏向ビームスプリッタ67を通って第1の反射ミラー650に達し、ここで反射偏向して第2の反射ミラー651に至る。該第2の反射ミラー651に達したレーザー光線は、破線で示すように偏向反射し、偏向面回転子68を通過することにより縦波が横波に変換される。横波に変換されたレーザー光線は、第の2偏向ビームスプリッタ67によって変更反射して、偏向ミラー手段630bの第2のミラー632bに達する。そして、該第2のミラー632bに達したレーザー光線は、破線で示すように反射偏向し、更に第1のミラー631bで反射偏向してレンズ6bを通過する。レンズ6bを通過したレーザー光線は、破線で示すように第1の偏向ビームスプリッタ66によって反射偏向して対物集光レンズ552bに達する。対物集光レンズ552bに達したレーザー光線は、集光点位置Pに集光される。
図17に示す集光点変移手段6においては、実線で示す光路におけるレンズ6bの集光点Qが第1の反射ミラー650と第2の反射ミラー651との間となる。このように構成された集光点変移手段6は、上述したようにレンズ6bが図4および図5に示した集光点変移手段6における第1のレンズ61と第2のレンズ62の機能有するとともに、変更ミラー手段630bが図4および図5に示した集光点変移手段6における第1の偏向ミラー手段630と第2の偏向ミラー手段640の機能有する。従って、図17に示す集光点変移手段6においては、破線で示す光路における上記集光点Qからレンズ6bまでの光路長がd1、レンズ6bから対物集光レンズ552bまでの光路長がd2、対物集光レンズ552bによって集光されるレーザー光線の集光点位置Pまでの距離がd3となり、レンズ6bの焦点距離をf1とすると、対物集光レンズ552bによって集光されるレーザー光線の集光点位置Pまでの距離d3は上記数式1によって求められる。
本発明に従って構成されたレーザー加工装置の斜視図。 図1に示すレーザー加工装置に装備されるレーザー光線加工手段の構成を簡略に示すブロック図。 図2に示すレーザー光線加工手段から照射されるレーザー光線の集光スポット径を説明するための簡略図。 図1に示すレーザー加工装置に装備される集光点変移手段の第1の実施形態を示す概略構成図。 図4に示す集光点変移手段を構成する第1のミラー手段および第2のミラー手段を示す斜視図。 図5に示す第1のミラー手段を通過するレーザー光線の光路長を示す説明図。 図5に示す第1のミラー手段と第2のミラー手段の設置角度の変化に対する集光器の対物集光レンズから集光点位置までの変位を示す制御マップ。 レーザー光線の光路長の変位に対する集光器の対物集光レンズから集光点位置までの変位を示す制御マップ。 図1に示すレーザー加工装置に装備される加工ヘッドおよび高さ位置検出手段を示す斜視図。 図9に示す高さ位置検出手段を構成する発光手段と受光手段およびレーザー光線照射手段の集光器との位置関係を示す説明図。 図9に示す高さ検出手段の検出状態を示す説明図。 板状の被加工物としての半導体ウエーハの斜視図。 図1に示すレーザー加工装置によって被加工物を加工する加工工程を示す説明図。 被加工物の厚さが厚い場合の加工工程を示す説明図。 図1に示すレーザー加工装置に装備される制御手段の制御処理手順を示すフローチャート。 図1に示すレーザー加工装置に装備される集光点変移手段の第2の実施形態を示す概略構成図。 図1に示すレーザー加工装置に装備される集光点変移手段の第3の実施形態を示す概略構成図。
符号の説明
2:静止基台
3:チャックテーブル機構
31:案内レール
36:チャックテーブル
4:レーザー光線照射ユニット支持機構
41:案内レール
42:可動支持基台
5:レーザー光線照射ユニット
51:ユニットホルダ
52:レーザー光線加工手段(加工手段)
55:加工ヘッド
551:偏向ミラー手段
552:集光器
6:集光点変移手段
61:第1のレンズ
62:第2のレンズ
63:光路長変移手段
630:第1の偏向ミラー手段
631:第1のミラー
632:第2のミラー
640:第2の偏向ミラー手段
641:第3のミラー
642:第4のミラー
7:高さ位置検出手段
72:発光手段
73:受光手段
8:アライメント手段
10:制御手段
20:半導体ウエーハ
21:半導体基板
210:変質層
211:分割予定ライン(加工予定ライン)
212:回路

Claims (4)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、レーザー光線発振手段と該レーザー光線発振手段によって発振されたレーザー光線を集光して該チャックテーブルに保持された被加工物に照射するための対物レンズを備えた集光器とを有するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段とを加工送り方向に相対移動せしめる加工送り手段と、を具備するレーザー加工装置において、
    該レーザー光線発振手段と該対物レンズとの間に該対物レンズが集光するレーザー光線の集光点位置を変移させる集光点変移手段が配設されており、
    該集光点変移手段は、該レーザー光線発振手段によって発振されたレーザー光線を透過する第1のレンズと、該第1のレンズを透過したレーザー光線を透過する第2のレンズと、該第1のレンズと該第2のレンズとの間の光路長を変移せしめる光路長変移手段とを備えている、
    ことを特徴とするレーザー加工装置。
  2. 該光路長変移手段は、該第1のレンズを透過したレーザー光線を反射偏向する第1のミラーと、該第1のミラーで反射したレーザー光線を反射偏向する第2のミラーと、該第1のミラーと該第2のミラーの設置角度を調整する角度調整アクチュエータとからなる第1の偏向ミラー手段と、
    該第1のミラー手段の該第2のミラーで反射したレーザー光線を反射偏向する第3のミラーと、該第3のミラーで反射したレーザー光線を反射偏向する第4のミラーと、該第3のミラーと該第4のミラーの設置角度を調整する角度調整アクチュエータとからなる第2の偏向ミラー手段と、によって構成されている、請求項1記載のレーザー加工装置。
  3. 該第1の偏向ミラー手段の該第1のミラーと該第2のミラーは所定の間隔をもって互いに平行に配設され、該第2の偏向ミラー手段の該第3のミラーと該第4のミラーは所定の間隔をもって互いに平行に配設されている、請求項2記載のレーザー加工装置。
  4. 該チャックテーブルに保持された被加工物の上面における該集光器から照射されるレーザー光線の照射領域の高さ位置を検出する高さ位置検出手段と、該高さ位置検出手段によって検出された高さ位置信号に基づいて該角度調整アクチュエータを制御する制御手段と、を具備している、請求項2又は3記載のレーザー加工装置。
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