JP4298727B2 - 画像情報表示システム、画像情報表示プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像情報を表示する画像情報表示システム、及び画像情報表示システムを構成する各手段としてコンピュータを機能させるための画像情報表示プログラムに関する。
従来より、被写体を撮影するカメラと、撮影領域の中心に位置する一つの被写体(即ち、レンズの焦点が合う位置に配置された一つの被写体)とカメラとの間の距離を計測し、カメラに固定された超音波距離計測器と、超音波距離計測器で計測された距離、及びカメラの画角に基づいて、被写体を配置した位置での撮影領域の大きさとなるように、撮影した画像をスクリーンに投影するプロジェクタとを備えた表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この表示装置(以下、従来装置とする)では、一つの被写体とカメラとの距離、及びカメラの画角、プロジェクタとスクリーンとの距離に基づいて、超音波距離計測器で距離を計測される一つの被写体が実物大でスクリーンに投影されるように、プロジェクタの画角が調整されている。
特許第3586126号公報
ところで、複数の被写体が撮影された撮影画像では、それらの被写体が同一の大きさであっても、被写体の位置関係によって、異なる大きさの物であるように見えることがある。例えば、一般的な写真では、撮影画像中の消失点となる位置の近傍に配置された物体は、消失点となる位置から離れた位置に配置された物体に比べて、小さなものとして撮影されるため、それらの物体の大きさを誤認識される恐れがあった。
そして、従来装置では、撮影領域の中心に位置する一つの被写体とカメラとの距離に基づいてプロジェクタの画角を調整するため、このような撮影画像(より正確には、このように配置された被写体)を表示する際、実物大で表示させたい被写体が撮影領域の中心に位置するように、カメラの向きを調整する手間が必要であった。
さらに、従来装置では、異なる位置に配置された複数の被写体や、奥行き方向(即ち、画像を撮影した際に消失点となる位置に向かう方向)にサイズの大きな一つの被写体、を撮影した一枚の画像のみで、それらの被写体を実物大に表示することは困難であり、一枚の画像をスクリーンに投影した場合には、画像を視認している人に被写体の大きさを誤認識される可能性があった。
そこで、本発明は、一枚の画像を視認することで生じる被写体の大きさの誤認識を、簡易な手法で解消することが可能な画像情報表示システム、及び画像情報表示システムを構成する各手段としてコンピュータを機能させるための画像情報表示プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の画像情報表示システムでは、画像
取得手段が少なくとも一つの被写体が撮影された画像データを取得し、入力手段が被写体上で任意に設定された一対の計測点間の距離を表す実測データを入力し、指定画素設定手段が一対の計測点に対応する画像データ中の一対の画素を指定画素として設定する。そして、寸法データ生成手段が、実測データと前記指定画素とを互いに対応付けることで構成される少なくとも一つの寸法データを生成し、統合データ生成手段が、寸法データ生成手段で生成された寸法データを、前記画像データと統合した統合データを生成すると共に、表示手段が、統合データ生成手段で生成された統合データから前記寸法データ、及び前記画像データを取得し、その取得した前記寸法データ、及び前記画像データの両方に基づき、画像データを、寸法データに従った大きさで表示する。
これと共に、表示手段は、寸法データのうち、一つをユーザに選択させる選択手段を備え、選択手段で選択された寸法データに基づき、その寸法データから特定される画像データ中の指定画素間の距離が、その寸法データでの実測データに従った大きさとなるように画像データを拡大または縮小して表示すると共に、選択手段で選択された寸法データに含まれる実測データの大きさを表す矢印を、その実測データに対応する指定画素間に表示する。
つまり、請求項1に記載の画像情報表示システムによれば、生成した統合データの中に実測データが含まれているため、この統合データを用いて画像を表示する際には、実測データに従って実物大の被写体を表示することができる。この結果、本発明の画像情報表示システムによれば、正確な大きさが認識されにくい物を被写体としても、表示手段で表示される画像を視認した人に、被写体の実物の大きさを正確に把握させることができる。
なお、正確な大きさが認識されにくい物として、例えば、新たに発見された遺物、図鑑等に掲載された動物や植物(即ち、その挿絵や写真から正確な大きさを認識することが困難)などが挙げられる。
そして、前記選択手段は、請求項に記載のように、前記統合データ中の画像データに基づく画像であり、かつ前記寸法データが対応付けられた被写体を表す表示マーカが重畳された縮小画像を、全表示領域よりも小さく全表示領域の一部に重ねるように設定された縮小領域に表示する縮小領域表示手段と、前記縮小領域表示手段により表示された縮小画像中の表示マーカの選択を受け付ける選択受付手段とからなり、前記選択受付手段で受け付けた表示マーカに対応付けられた前記寸法データが選択されたものとするように構成されていても良い。
なお、寸法データは、請求項に記載のように撮影された被写体単位で対応付けられていても良いし、請求項に記載のように画像データ上の被写体が任意に分割された領域単位で対応付けられていても良い。
特に、請求項に記載の画像情報表示システムによれば、奥行き方向(即ち、画像を撮影した際に消失点となる位置に向かう方向)にサイズの大きい被写体を撮影した画像であっても、画像中の被写体上におけるそれぞれの領域を実物大で表示することができる。
また、画像取得手段で取得される画像データは、請求項に記載のように、デジタルカメラで撮影された画像、カメラ機能を有した携帯電話で撮影された画像、イメージスキャナで読み込まれた画像のいずれかに基づくものであることが望ましい。
ところで、請求項1に記載の画像情報表示システムは、統合データを生成する統合データ生成装置と、取得した統合データに基づき、画像データを寸法データに従って表示する画像表示装置とから構成されていても良い。
ただし、前者の統合データ生成装置では、画像取得手段が、少なくとも一つの被写体が撮影された画像データを取得し、入力手段が、被写体上で任意に設定された一対の計測点間の距離を表す実測データを入力し、指定画素設定手段が、一対の計測点に対応する画像データ中の一対の画素を指定画素として設定し、寸法データ生成手段が、実測データと前記指定画素とを互いに対応付けることで構成される少なくとも一つの寸法データを生成し、統合データ生成手段が、寸法データ生成手段で生成された寸法データを、前記画像データと統合した統合データを生成することが望ましい。
また、後者の画像表示装置では、統合データ取得手段が、少なくとも一つの被写体が撮影された画像データ、及び被写体上で任意に設定された一対の計測点間の距離を表す実測データと一対の計測点に対応する画像データ中の一対の画素である指定画素とを互いに対応付けることで構成される少なくとも一つの寸法データ、を統合した統合データを取得し、表示手段が、統合データ取得手段で取得された統合データに基づき、画像データを、寸法データに従った大きさで表示することが望ましい。
つまり、前述した記載の統合データ生成装置と、画像情報表示装置とを用いて、請求項1に記載の画像情報表示システムを実現することができる。
特に、前述した記載の統合データ生成装置は、パーソナルコンピュータ、カメラ機能つき携帯電話、デジタルカメラのいずれかであっても良い。
さらに、請求項1に記載の画像情報表示システムは、コンピュータにプログラムをロードさせて起動することで実現されても良い。
ただし、この場合のプログラムは、請求項に記載の画像情報表示プログラムのように、画像取得過程で、少なくとも一つの被写体が撮影された画像データを取得し、入力過程で、被写体上で任意に設定された一対の計測点間の距離を表す実測データを入力し、指定画素決定過程で、一対の計測点に対応する画像データ中の一対の画素を指定画素として設定し、寸法データ生成過程で、前記実測データと前記指定画素とを互いに対応付けることで構成される少なくとも一つの寸法データを生成して、統合データ生成過程で、前記寸法データ生成過程で生成された寸法データを、前記画像データと統合した統合データを生成すると共に、表示過程で、統合データ生成過程で生成された統合データに基づき、画像データを、寸法データに従った大きさで表示する必要がある。
さらに、本発明の画像情報表示プログラムでは、前記表示過程が、前記寸法データのうち、一つをユーザに選択させる選択過程を有し、前記選択過程にて選択された寸法データに基づき、その寸法データから特定される前記画像データ中の指定画素間の距離が、その寸法データでの実測データに従った大きさとなるように前記画像データを拡大または縮小して表示すると共に、前記選択過程にて選択された寸法データに含まれる前記実測データの大きさを表す矢印を、その実測データに対応する指定画素間に表示させる必要がある。
このような画像情報表示プログラムの場合、例えば、DVD−ROM、CD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードさせて起動することにより用いることができる。
さらに、この画像情報表示プログラムは、統合データを生成するための統合データ生成プログラムと、取得した統合データに基づき、画像データを寸法データに従って表示するための画像表示プログラムとから構成されていても良い。
ただし、前者の統合データ生成プログラムでは、画像取得過程で、少なくとも一つの被写体が撮影された画像データを取得し、入力過程で、被写体上で任意に設定された一対の計測点間の距離を表す実測データを入力し、指定画素決定過程で、一対の計測点に対応する画像データ中の一対の画素を指定画素として設定し、寸法データ生成過程で、前記実測データと前記指定画素とを互いに対応付けることで構成される少なくとも一つの寸法データを生成して、統合データ生成過程で、前記寸法データ生成過程で生成された寸法データを、前記画像データと統合した統合データを生成することが望ましい。
また、後者の画像表示プログラムでは、統合データ取得過程で、少なくとも一つの被写体が撮影された画像データ、及び被写体上で任意に設定された一対の計測点間の距離を表す実測データと一対の計測点に対応する画像データ中の一対の画素である指定画素とを互いに対応付けることで構成される少なくとも一つの寸法データを統合した統合データを取得し、表示過程で、統合データ取得過程で取得された統合データに基づき、画像データを、寸法データに従った大きさで表示するようになされていることが望ましい。
このような統合データ生成プログラム、及び画像表示プログラムによれば、二つのコンピュータにそれぞれのプログラムをロードさせて起動させることにより、請求項1に記載の画像情報表示システムを実現し、同様の効果を得ることができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された画像情報表示システムの概略構成を示すブロック図である。
画像情報表示システム1は、少なくとも一つの被写体が撮影された画像データ、及び当該装置の使用者によって入力される各種情報に基づいて、後述する表示画像データを生成する表示画像データ生成装置10と、表示画像データ生成装置10で生成された表示画像データに基づき画像を表示する画像表示装置20とを備えている。
〈表示画像データ生成装置について〉
表示画像データ生成装置10は、画像データを取り込むための画像入力部11と、画像入力部11から取り込まれた画像データを表示する表示モニタ14と、表示画像データを生成するために必要な各種情報が入力される操作部12と、画像入力部11から取り込まれた画像データ、及び操作部12を介して入力された各種情報に基づいて、表示画像データを生成する画像情報処理部15と、画像情報処理部15で生成された表示画像データを画像表示装置20に提供するための外部出力部13とを備えている。
そして、画像入力部11は、USBポートまたは外部メモリスロット等の周知の外部接続部からなり、外部接続部に接続されたデジタルカメラ(または、画像データが記憶された記憶媒体)等から、画像情報処理部15が画像データを取得可能に構成されている。
また、操作部12は、キーボード及びマウス等の周知の入力装置からなり、表示画像データ生成装置10の使用者が入力する各種情報を画像情報処理部15が取得可能に構成されている。
そして、表示モニタ14は、液晶パネルからなるモニタであり、表示画像データを生成するために必要な情報を表示するように構成されている。
さらに、外部出力部13は、LANコネクタまたはUSBポート等の周知の外部接続部からなり、接続先に表示画像データを提供可能(LANを介して画像表示装置20に転送しても良いし、外部記憶メモリに表示画像データを格納した後、画像表示装置20に表示画像データを移しても良い)に構成されている。
また、画像情報処理部15は、少なくとも、当該装置を構成する各部(画像入力部11、外部出力部13等)を制御するための制御プログラム等が記憶されたROM16と、処理結果等を一時的に記憶するRAM17と、ROM16に記憶された制御プログラムを実行するCPU18とを備え、操作部12を介して入力される各種情報に基づいて生成される寸法データと、画像データとを統合することで構成される表示画像データを生成する表示画像データ生成処理を実行するように構成されている。
〈表示画像データ生成処理について〉
次に、表示画像データ生成装置10の画像情報処理部15(即ち、CPU16)が実行する表示画像データ生成処理について説明する。
ここで、図2は、表示画像データ生成処理の処理手順を示すフローチャートである。そして、図3は、表示画像データ(または、寸法データ)を生成するために必要な実測データの計測を説明する説明図であり、図4は、表示画像データ(または、寸法データ)を生成するために必要な各種情報を説明する説明図である。
この表示画像データ生成処理は、表示モニタ14に表示されたメニュー画面上で、表示画像データ生成処理起動用スイッチ(いわゆる、アイコン)が、操作部12を用いて選択された時に起動されるものである。
そして、図2に示すように、表示画像データ生成処理が起動されると、まず、S110では、予め取り込まれRAM17に記憶された画像データ、または画像入力部11を介して接続されたデジタルカメラ等から取り込まれた画像データに基づく取得画像を表示モニタ14に表示する。
続くS120では、後述する寸法データが、画像中のどの領域(より正確には、どの被写体)に対して対応付けられているかを表す目印となる表示マーカを設定する。
具体的に、図4に示すような二つの被写体が撮影された取得画像が表示モニタ14に表示され、取得画像の第一被写体と第二被写体とのそれぞれに寸法データを対応付ける場合、本実施形態では、使用者は、操作部12を操作して被写体を含むようにそれぞれ個別に領域(図中、表示マーカ1、表示マーカ2)を指定する(例えば、マウスのポインタを操作して、取得画像上の被写体を囲う)。そして、画像情報処理部15は、指定された領域を表示マーカとして設定する。
続くS130では、S120で設定された表示マーカ内の被写体上に位置し、後述する実測データの計測点に対応する2つの画素が操作部12を介して入力され、その入力された画素を指定画素として設定する。
具体的に、図4に示す取得画像の第一被写体に寸法データを対応付ける場合、本実施形態では、使用者は、操作部12を操作して、第一被写体の実測データを計測する際に、任意に設定した一対の計測点に対応する2つの画素を指定する(例えば、マウスのポインタを取得画像上の画素α1と画素α2との位置に一致させる)。そして、画像情報処理部15は、それらの指定された画素を一対の指定画素として設定する。なお、第二被写体に対して寸法データを対応付ける場合にも、同様の操作を行い、画像情報処理部15が指定された画素(図中、画素β1、画素β2)を指定画素として設定する。
そして、S140では、S130で設定された一対の指定画素に対応し、指定画素が設定された被写体の実物の大きさを表す実測データが操作部12を介して入力され、その入力された実測データを取得する。
なお、実測データは、図3に示すように、画像に撮影される被写体上に任意に設定される一対の計測点間の距離であり、表示画像データ生成処理の本ステップで入力される以前に予め計測されているものである。
続くS150では、S130で設定された一対の指定画素と、S140で取得された実測データとを互いに対応付けることにより、一つの寸法データを生成する。つまり、寸法データは、画像データ中の被写体上に位置する指定画素間の距離(図4中、画素間距離)と、被写体の実物の大きさを表す実測データとを対応付けたものである。
さらに、S160では、S120で設定された全ての表示マーカ(より正確には、本実施形態では、表示マーカ内に含まれる被写体)に対して、寸法データが対応付けられたか否かを判定する。そして、判定の結果、寸法データの対応付けが終了していない未生成表示マーカが存在するものと判断した場合、未生成表示マーカに対して寸法データの生成を促すように表示モニタ14に表示し、S130へと戻る。
また、S160での判定の結果、未生成表示マーカが存在しないものと判断した場合、S170へと進む。
そのS170では、この表示画像データ生成処理の処理対象とした画像データと、本処理で生成された全ての寸法データとを統合した表示画像データを生成し、表示画像データ生成処理を終了する。
つまり、本処理では、操作部12を介して入力された各種情報(即ち、指定画素及び実測データ)に従って寸法データを生成し、その寸法データと画像データとを統合した表示画像データを生成する。
このように生成された表示画像データは、操作部12を介した使用者からの指令によって起動される転送処理により、外部出力部13を介して画像表示装置20に転送される。
〈画像表示装置について〉
次に、画像表示装置20について説明する。
図1に示すように、画像表示装置20は、表示画像データを取り込むための外部入力部21と、画像が表示される表示部22と、表示画像データに基づく画像の表示に必要となる各種操作がなされる操作部23と、外部入力部21で取り込まれた表示画像データ、及び操作部23を介して入力される各種操作に基づき、表示部22に表示される画像を制御する画像制御部25とを備えている。
そして、外部入力部21は、LANコネクタまたはUSBポート等の周知の外部接続部からなり、表示画像データ生成装置10で生成された表示画像データを直接、または外部入力部21に接続された外部メモリに記憶された表示画像データを、画像制御部25が取り込み可能に構成されている。
また、表示部22は、液晶パネルからなるモニタであり、画像制御部25から出力される映像信号に従い画像を表示するように構成されている。
そして、操作部23は、キーボード及びマウス等の周知の入力装置からなり、画像表示装置20の使用者が行う各種操作を画像制御部25が取得可能に構成されている。
さらに、画像制御部25は、少なくとも、当該装置を構成する各部(外部入力部21、表示部22等)を制御するための制御プログラム等が記憶されたROM26と、処理結果等を一時的に記憶するRAM27と、ROM26に記憶された制御プログラムを実行するCPU28とを備え、操作部23を介して入力される各種操作に従って、表示画像データに基づく画像を表示部22に表示する画像表示処理を実行するように構成されている。
〈画像表示処理について〉
次に、画像表示装置20の画像制御部25が実行する画像表示処理について説明する。
ここで、図5は、画像表示処理の処理手順を示すフローチャートであり、図6、図7は、画像表示処理により表示部に表示される表示画像を説明する説明図である。
この画像表示処理は、表示部22に表示されたメニュー画面上で、画像表示処理の起動用スイッチ(いわゆる、アイコン)が、操作部23を用いて選択された時に起動されるものである。
そして、図5に示すように、画像表示処理が起動されると、まず、S210では、表示部22の表示領域のサイズ及び解像度を取得する。
続くS220では、S210で取得した表示部22の表示領域のサイズ及び解像度に応じて、表示画像データ中の画像データに基づく表示画像の全景が表示されるように出力サイズを調整した上で、表示部22に表示画像を表示する。なお、表示画像データは、予め取り込まれRAM27に記憶されたものでも良いし、外部入力部21を介して接続された表示画像データ生成装置10(または、外部記憶メモリ)から取り込まれたものでも良い。
具体的に、本実施形態では、図6に示すように、表示画像データ中の画像データに基づく表示画像を、表示部22の全表示領域にわたって表示する。さらに、どの被写体に寸法データを対応付けたかの目印である表示マーカが表示され、表示画像を縮小した縮小画像を、全表示領域よりも小さく全表示領域中の一部に重ねるように設定された縮小領域に表示する。
続くS20では、表示マーカを選択する選択操作がなされたか否かを判定する。つまり、選択操作は、図6に示す縮小画像上の表示マーカを指定する(例えば、マウスのポインタを縮小画像上の表示マーカの位置に一致させる)など、画像表示装置20の使用者が、操作部23を用いて行う操作である。
そして、判定の結果、選択操作がなされていないものと判断されれば、選択操作がなされるまで待機し、選択操作がなされたものと判断されれば、S20に進む。
そのS20では、S20における選択操作によって選択された表示マーカに対応する被写体(即ち、指定画素)を、表示部22の表示領域の中心に配置した上で、その被写体によって特定される寸法データに従って表示する。具体的には、S20で取得した表示部22の表示領域のサイズ及び解像度に基づき、寸法データ中の実測データの大きさと表示部22における画素数との関係(即ち、拡大率(縮小率))を導出し、その関係に従って表示画像を表示する。
つまり、S20で選択された表示マーカによって特定される寸法データ中の指定画素間の中心と、表示部22の表示領域の中心とを一致させ、その寸法データ中の指定画素間の距離が、その寸法データ中の実測データの大きさとなるように、画像データに基づく表示画像を拡大または縮小して表示部22に表示する。
例えば、S20において図6に示す縮小画像上の表示マーカ1が選択された場合、図7(A)に示すように、表示領域の中心に表示対象1が配置されたうえで、表示対象1の指定画素間の距離が、表示部22上で、対応する実測データの大きさとなるように表示される。また、S20において図6に示す縮小画像上の表示マーカ2が選択された場合、図7(B)に示すように、表示領域の中心に表示対象2が配置されたうえで、表示対象2の指定画素間の距離が、表示部22上で、対応する実測データの大きさとなるように表示される。
続く、S20では、画像表示処理を終了させるための終了操作が操作部23を介してなされたか否かを判定し、判定の結果、終了操作がなされていなければ、S20へと戻り、終了操作がなされていれば、画像表示処理を終了する。
つまり、画像表示処理では、使用者によって選択された表示マーカから特定される寸法データに従って、その寸法データに対応する指定画素間の距離が、その寸法データの実測データの大きさとなるような拡大率で、表示画像データ中の画像データに基づく表示画像を表示する。
[効果]
以上説明したように、上記実施形態の画像情報表示システム1によれば、表示画像データ生成装置10で生成される表示画像データ中に、被写体の実物の大きさを表す実測データが含まれているため、画像表示装置20で、この表示画像データの画像データに基づく表示画像中の被写体を、実物の大きさとなるように表示することができる。
この結果、上記実施形態の画像情報表示システム1によれば、正確な大きさが認識されにくい物を被写体として撮影した画像であっても、画像表示装置20に表示される表示画像中の被写体を実物の大きさで表示できるため、表示画像を視認した人に被写体の実物の大きさを正確に認識させることができる。
なお、正確な大きさが認識されにくい物として、新たに発掘された遺物や、図鑑等に掲載された動物や植物、商品カタログに掲載された特注品等の商品等が考えられる。
また、上記実施形態の画像情報表示システム1によれば、画像表示処理で縮小画像上に表示マーカを表示しているため、表示画像データ生成装置10の使用者と画像表示装置20の使用者とが異なる場合であっても、どの被写体に対して寸法データが対応付けられているかを、画像表示装置20の使用者に認識させることができる。
さらに、上記実施形態の画像情報表示システム1によれば、画像表示処理で表示部22の表示領域の大きさ及び解像度を取得し、それらに応じて表示画像を表示する際の拡大率(または、縮小率)を調整しているため、どのような表示部22の構成であっても、表示画像中の被写体を実測データの大きさで表示することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、画像データ中の被写体毎に寸法データを対応付けていたが、これに限るものではなく、被写体を任意に分割した領域毎に寸法データを対応付けても良い。つまり、寸法データは、図8に示すように、画像データ中の被写体上に任意で複数の領域(上記実施形態の表示マーカに相当する、図中、領域1から領域5)を設定し、その領域毎に設定される指定画素と、その指定画素に対応する実測データとを対応付けることで構成されていても良い。
このように、任意に設定された領域毎に寸法データが対応付けられていれば、図8に示すような奥行き方向(即ち、画像を撮影した際に消失点となる位置に向かう方向)にサイズの大きな被写体を撮影した画像であっても、画像中の被写体上におけるそれぞれの領域を実物大で表示することができる。
また、表示画像データ生成装置で取り込まれる画像データは、デジタルカメラによって撮影されたものに限らない。例えば、カメラつき携帯電話で撮影した画像を画像データとして取り込んでも良いし、スキャナで画像を読み込むことで画像データを取り込んでも良い。
さらに、表示画像データ生成装置自体が、カメラ機能つき携帯電話によって構成されていても良いし、デジタルカメラによって構成されていても良い。これらの装置によって表示画像データ生成装置が構成されていれば、撮影した画像を取り込むための操作を省略でき、さらに、撮影したその場で表示画像データを生成することができる。ただし、表示画像データ生成装置がこれらの装置によって構成される場合、操作部12は、これらの装置に予め備えられたキー等によって構成される。
また、表示画像データ生成装置で生成した表示画像データを画像表示装置に転送する方法は、有線のネットワーク回線を利用しても良いし、無線通信を利用しても良い。そして、表示画像データを画像表示装置に提供する方法として、表示画像データを外部メモリ等の外部記憶装置に記憶することで持ち運んでも良い。
特に、カメラ機能つき携帯電話を表示画像データ生成装置として構成すれば、画像を撮影したその場で、表示画像データを配信することができる。
また、上記実施形態における画像表示装置20の表示部22は、液晶パネルからなるモニタによって構成されているが、これに限るものではない。例えば、プロジェクタを用いても良いし、プラズマTVを用いても良い。つまり、画像表示装置20の画像制御部25が出力する映像信号に基づいて、拡大または縮小された画像を表示するものであればどのようなものでも良い。
さらに、表示画像データ生成装置10と画像表示装置20とは、一つの装置として構成されていても良い。この場合、表示画像データ生成装置10で生成した表示画像を、生成したその場で確認することができる。
なお、上記実施形態の表示画像データ生成処理では、表示マーカを設定するステップ(S120)を有していたが、このステップは省略されていても良い。また、上記実施形態の画像表示処理では、縮小領域に縮小画像を表示していたが、縮小画像の表示は省略されていても良い。
画像情報表示システム概略構成を示すブロック図である。 画像処理部で実行される表示画像データ生成処理のフローチャートである。 表示画像データを生成するために必要なデータの計測を説明するための説明図である。 表示画像データを生成するために各種情報の入力を説明するための説明図である。 画像制御部で実行される画像表示処理のフローチャートである。 画像表示処理により表示部に表示される画像を説明する説明図である。 画像表示処理により各種操作が入力された時に表示される画像を説明する説明図である。 被写体を任意に分割した領域単位に寸法データを対応付けることを説明する説明図である。
符号の説明
1…画像情報表示システム 10…表示画像データ生成装置 11…画像入力部 12…操作部 13…外部出力部 14…表示モニタ 15…画像情報処理部 20…画像表示装置 21…外部入力部 22…表示部 23…操作部 25…画像制御部 16、26…CPU 17、27…ROM 18、28…RAM

Claims (6)

  1. 少なくとも一つの被写体が撮影された画像データを取得する画像取得手段と、
    前記被写体上で任意に設定された一対の計測点間の距離を表す実測データを入力する入力手段と、
    前記一対の計測点に対応する前記画像データ中の一対の画素を指定画素として設定する指定画素設定手段と、
    前記実測データと前記指定画素とを互いに対応付けることで構成される少なくとも一つの寸法データを生成する寸法データ生成手段と、
    前記寸法データ生成手段で生成された寸法データを、前記画像データと統合した統合データを生成する統合データ生成手段と、
    前記統合データ生成手段で生成された統合データから前記寸法データ、及び前記画像データを取得し、その取得した前記寸法データ、及び前記画像データの両方に基づき、前記画像データを、前記寸法データに従った大きさで表示する表示手段と
    を備え
    前記表示手段は、
    前記寸法データのうち、一つをユーザに選択させる選択手段を備え、
    前記選択手段で選択された寸法データに基づき、その寸法データから特定される前記画像データ中の指定画素間の距離が、その寸法データでの実測データに従った大きさとなるように前記画像データを拡大または縮小して表示すると共に、
    前記選択手段で選択された寸法データに含まれる前記実測データの大きさを表す矢印を、その実測データに対応する指定画素間に表示することを特徴とする画像情報表示システム。
  2. 前記選択手段は、
    前記統合データ中の画像データに基づく画像であり、かつ前記寸法データが対応付けられた被写体を表す表示マーカが重畳された縮小画像を、全表示領域よりも小さく全表示領域の一部に重ねるように設定された縮小領域に表示する縮小領域表示手段と、
    前記縮小領域表示手段により表示された縮小画像中の表示マーカの選択を受け付ける選択受付手段と
    からなり、
    前記選択受付手段で受け付けた表示マーカに対応付けられた前記寸法データが選択されたものとすることを特徴とする請求項に記載の画像情報表示システム。
  3. 前記寸法データは、前記被写体単位で対応付けられたものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像情報表示システム。
  4. 前記寸法データは、前記画像データ上の被写体が任意に分割された領域単位で対応付けられたものであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像情報表示システム。
  5. 前記画像取得手段で取得される画像データは、デジタルカメラで撮影された画像、カメラ機能を有した携帯電話で撮影された画像、イメージスキャナで読み込まれた画像のいずれかに基づくものであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像情報表示システム。
  6. 少なくとも一つの被写体が撮影された画像データを取得する画像取得過程と、
    前記被写体上で任意に設定された一対の計測点間の距離を表す実測データを入力する入力過程と、
    前記一対の計測点に対応する前記画像データ中の一対の画素を指定画素として設定する指定画素設定過程と、
    前記実測データと前記指定画素とを互いに対応付けることで構成される少なくとも一つの寸法データを生成する寸法データ生成過程と、
    前記寸法データ生成過程で生成された寸法データを、前記画像データと統合した統合データを生成する統合データ生成過程と、
    前記統合データ生成過程で生成された統合データから前記寸法データ、及び前記画像データを取得し、その取得した前記寸法データ、及び前記画像データの両方に基づき、前記画像データを、前記寸法データに従った大きさで表示する表示過程と
    を、コンピュータに実行させ、
    前記表示過程は、
    前記寸法データのうち、一つをユーザに選択させる選択過程を有し、
    前記選択過程にて選択された寸法データに基づき、その寸法データから特定される前記画像データ中の指定画素間の距離が、その寸法データでの実測データに従った大きさとなるように前記画像データを拡大または縮小して表示すると共に、
    前記選択過程にて選択された寸法データに含まれる前記実測データの大きさを表す矢印を、その実測データに対応する指定画素間に表示させることを特徴とする画像情報表示プログラム。
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