JP4298566B2 - 蒸発燃料捕集装置 - Google Patents

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Description

この発明は、燃料タンクで発生する蒸発燃料をキャニスタに捕集する蒸発燃料捕集装置に関する。
従来より、車両に搭載される装置の一つとして、燃料タンクで発生する蒸発燃料(ベーパ)を捕集するキャニスタを備え蒸発燃料捕集装置が知られている。この装置は、車両の停止時や給油時などに、燃料タンクで発生するベーパを、キャニスタ内部に設けられる吸着剤に吸着させて捕集するようになっている。捕集されたベーパ中の燃料成分(炭化水素(HC)等)は、エンジンの運転時に、吸気通路で発生する負圧を利用して吸気通路へパージすることにより、エンジンでの燃焼に供して処理するようになっている。下記の特許文献1及び2には、上記した蒸発燃料捕集装置の一例が記載されている。
特許文献1に記載の燃料ガスの拡散防止装置は、キャニスタに捕集されたベーパが大気中へ拡散するのを防止することを目的とする。一般に、キャニスタは、燃料タンクで発生するベーパをキャニスタ内部へ導入する導入ポートと、その捕集されたベーパをキャニスタ内部から吸気通路へパージするパージポートと、キャニスタ内部に大気を導入する大気ポートとを含む。そして、エンジンの運転時には、大気ポートからキャニスタ内部に導入される空気によりベーパを吸着剤から離脱させ、パージポートを通じて吸気通路へパージするようになっている。
ここで、大気ポートは、常に開いたものもあるが、常に開いた大気ポートでは、エンジン停止時にキャニスタ内部のベーパが大気ポートから大気中へ拡散するおそれがある。そこで、キャニスタの容量を相対的に大きくしてベーパ吸着能力を高めることにより、ベーパの大気拡散を防止することが行われている。しかし、キャニスタ容量を大きくすることは、装置の小型化要求に反することになる。また、常に開いた大気ポートでは、キャニスタ容量を大きくしたとしても、ベーパの大気拡散を確実に防止できるとは言えず、その大気ポートから微量ベーパが常時漏れ出るおそれがある。そこで、特許文献1に記載の装置は、キャニスタの大気ポートに制御弁を設け、エンジン停止時にその制御弁により大気ポートを閉じることで、キャニスタ内部を大気から遮断するようになっている。
一方、特許文献2に記載の蒸発燃料捕集装置は、キャニスタの吸着剤に吸着されるベーパ中の高沸点炭化水素を、吸着剤から完全離脱させることを目的とする。この装置において、キャニスタは筒状をなし、その内部に吸着剤(活性炭)が収容される。ここで、キャニスタ上端には、導入ポート及びパージポートが設けられる。また、吸着剤を挟んだキャニスタの反対側には、大気ポートが設けられる。そして、キャニスタ上部には、導入ポート及びパージポートと対応して、吸着剤(活性炭)の一部と共存するように光触媒が設けられると共に、その光触媒に光を照射する光照射装置が設けられる。特許文献2に記載の装置は、高沸点炭化水素を、光の照射を受けた光触媒により酸化分解して、分子数の少ない低沸点炭化水素や二酸化炭素及び水とし、ベーパの吸着剤からの離脱を容易にする。
特開平7−180624号公報(第2−3頁、図1) 特開平4−66764号公報(第1−4頁、図1,2)
ところが、特許文献1に記載の装置は、キャニスタ内部を大気から遮断するために制御弁が設けられることから、大気ポートに係わる構成が複雑化し、制御弁の分だけキャニスタが嵩張るという問題があり、装置の小型化要求を充足することができなかった。
また、特許文献2に記載の装置は、大気ポートが常に開いていることから、その大気ポートからベーパが漏れ出るおそれがあった。しかも、特許文献2には、大気ポートからのベーパの漏れ対策については何も記載も示唆もされていない。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、キャニスタ内部に捕集されたベーパが大気ポートを経由して大気中へ拡散することを防止する蒸発燃料捕集装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、燃料タンクで発生する蒸発燃料を捕集するためのキャニスタと、蒸発燃料を吸着するためにキャニスタに内蔵される吸着剤と、キャニスタは、燃料タンクで発生する蒸発燃料をキャニスタ内部へ導入するための導入ポートと、キャニスタに捕集された蒸発燃料をパージするためのパージポートと、キャニスタ内部に大気を導入するための大気ポートとを含むこととを備えた蒸発燃料捕集装置であって、大気ポートに対応してキャニスタに設けられ、光の照射を受けて蒸発燃料を酸化分解するための光触媒と、光触媒に光を照射するための光照射手段とを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、吸着剤に吸着されてキャニスタに捕集された蒸発燃料が大気ポートから大気へ漏れ出ようとするとき、光照射手段を作動させて光触媒に光を照射する。これにより、蒸発燃料中の炭化水素が、光の照射を受けた光触媒により酸化分解され、二酸化炭素と水に変えられる。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、燃料タンクで発生する蒸発燃料を捕集するためのキャニスタと、蒸発燃料を吸着するためにキャニスタに内蔵される吸着剤と、キャニスタは、燃料タンクで発生する蒸発燃料をキャニスタ内部へ導入するための導入ポートと、キャニスタに捕集された蒸発燃料をパージするためのパージポートと、キャニスタ内部に大気を導入するための大気ポートとを含むこととを備えた蒸発燃料捕集装置であって、大気ポートに通じる大気ラインと、大気ラインに設けられるエアフィルタと、エアフィルタに設けられ、光の照射を受けて蒸発燃料を酸化分解するための光触媒と、光触媒に光を照射するための光照射手段とを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、吸着剤に吸着されてキャニスタに捕集された蒸発燃料が、大気ポート、大気ライン及びエアフィルタを経由して大気へ漏れ出ようとするとき、光照射手段を作動させて光触媒に光を照射する。これにより、蒸発燃料中の炭化水素が、光の照射を受けた光触媒により酸化分解され、二酸化炭素と水に変えられる。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、蒸発燃料の濃度又は濃度相関要素を検出するための濃度検出手段と、検出される濃度又は濃度相関要素が所定値以上となるとき、光照射手段を制御して発光させる制御手段とを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、濃度検出手段により検出される蒸発燃料の濃度又は濃度相関要素が所定値以上となるときだけ、制御手段により光照射手段が制御されて発光し、光触媒に光が照射される。従って、蒸発燃料が大気へ漏れ出るおそれのある必要なときだけ、光照射手段を作動させることができる。
請求項1に記載の発明によれば、キャニスタ内部に捕集された蒸発燃料が大気ポートを経由して大気中へ拡散することを未然に防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、キャニスタの大気ポートから大気ラインへ漏れ出た蒸発燃料が、大気中へ拡散することを未然に防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、蒸発燃料の大気拡散防止に要するエネルギーの省力化を図ることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の蒸発燃料捕集装置を具体化した第1実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1に、自動車に搭載されたエンジンシステムの概略構成図を示す。エンジンシステムを構成するエンジン1は、外気を吸入する吸気通路2と、排気ガスを排出する排気通路3とを備える。エンジン1には、複数の燃焼室(図示略)に対応してインジェクタ4が設けられる。エンジンシステムは、燃料を貯留する燃料タンク5を更に備える。燃料タンク5には、給油栓6を含む給油パイプ7が設けられる。給油栓6を開けて給油パイプ7に燃料を注入することにより、燃料タンク5に燃料が補給される。燃料タンク5には、燃料ポンプ8が内蔵される。燃料タンク5から燃料ポンプ8により吐出される燃料は、燃料ライン9を通じて各インジェクタ4へ供給される。供給された燃料は、各インジェクタ4が作動することにより、吸気通路2へと噴射される。吸気通路2には、エアクリーナ10を通って浄化された空気が導入される。この空気と噴射された燃料との混合気が各燃焼室に導入される。導入された混合気は、各燃焼室にて点火装置(図示略)が作動することにより、爆発燃焼する。燃焼後の排気ガスは、排気通路3を通じて外部へ排出される。
吸気通路2には、吸気量を調節するために開閉されるスロットルバルブ11が設けられる。スロットルバルブ11には、その開度(スロットル開度)TAを検出するためのスロットルセンサ41が設けられる。吸気通路2には、吸気圧PMを検出するための吸気圧センサ42が設けられる。エンジン1には、その回転速度(エンジン回転速度)NEを検出するための回転速度センサ43が設けられる。これらスロットルセンサ41、吸気圧センサ42及び回転速度センサ43は、エンジン1の運転状態を検出するための運転状態検出手段に相当する。
自動車には、蒸発燃料捕集装置を含む蒸発燃料処理装置が搭載される。この装置は、燃料タンク5で発生する蒸発燃料(ベーパ)を大気中へ拡散(放出)させることなく捕集して処理するためのものである。この装置は、燃料タンク5で発生するベーパを捕集するためのキャニスタ21と、ベーパを吸着するためにキャニスタ21に内蔵される活性炭よりなる吸着剤22とを備える。
キャニスタ21は、燃料タンク5で発生するベーパをキャニスタ21の内部へ導入するための導入ポート23と、キャニスタ21に捕集されたベーパをパージするためのパージポート24と、キャニスタ21の内部に大気を導入するための大気ポート25とを含む。燃料タンク5から延びるベーパライン26は、ベーパポート23に連通する。燃料タンク5の中にて、ベーパライン26の入口には、フロート弁27が設けられる。ベーパライン26の途中には、燃料タンク5で発生するベーパの濃度(ベーパ濃度)Cbpを検出するための本発明の濃度検出手段に相当するベーパ濃度センサ44が設けられる。パージポート24から延びるパージライン28は、スロットルバルブ11より下流の吸気通路2に連通する。パージライン28の途中には、パージ制御弁29が設けられる。大気ポート25から延びる大気ライン30は、その先端が大気に開口する。大気ライン30の途中には、エアフィルタ31が設けられる。
キャニスタ21は、ベーパライン26及び導入ポート23を通じて内部に導入されるベーパを吸着剤22により吸着して捕集し、ベーパ中の燃料成分(炭化水素(HC)等)を含まない気体だけを大気ポート25から大気ライン30及びエアフィルタ31を通じて大気中へ排出する。また、エンジン1の運転時には、吸気通路2で発生する吸気負圧がパージライン28に作用する。このとき、パージ制御弁29を開くことにより、キャニスタ21に捕集されたベーパがパージライン28を通じて吸気通路2へパージされる。パージ制御弁29は、電磁弁より構成され、パージ流量を制御するためにその開度がデューティ制御される。
キャニスタ21には、大気ポート25に対応して光触媒装置32が設けられる。光触媒装置32は、大気ポート25から漏れ出ようとするベーパを酸化分解して二酸化炭素と水に変えるものである。この実施形態では、吸着剤22、導入ポート23、パージポート24、大気ポート25及び光触媒装置32などを含むキャニスタ21により蒸発燃料捕集装置が構成される。
この実施形態で、蒸発燃料捕集装置及び蒸発燃料処理装置を制御するために、電子制御装置(ECU)40が設けられる。ECU40には、上記した各種センサ41〜44が接続される。同じく、ECU40には、インジェクタ4、燃料ポンプ8、パージ制御弁29及び光触媒装置32がそれぞれ接続される。この実施形態では、エンジン1の運転状態に応じてキャニスタ21からのベーパのパージ流量を制御するために、ECU40が各種センサ41〜44の検出信号に基づきパージ制御弁29を制御する。また、この実施形態では、キャニスタ21に捕集されたベーパが大気ポート25から大気へ拡散するのを防止するために、ECU40がベーパ濃度センサ44の検出信号に基づいて光触媒装置32を制御するようになっている。
ECU40は、周知のように中央処理装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、バックアップRAM、外部入力回路及び外部出力回路等を備えて構成される。ROMには、各種制御プログラム及び所定のデータが予め記憶される。RAMには、CPUの演算結果が一時記憶される。バックアップRAMには、予め記憶したデータが保存される。CPUは、入力回路を介して入力される各種センサ41〜44の検出信号に基づいて各種制御を実行する。
次に、キャニスタ21の構成を詳しく説明する。図2にキャニスタ21の正断面図を示す。キャニスタ21を構成するケーシング51は、その内部が仕切壁52により大収容室53と小収容室54とに区画される。ケーシング51は、その下部が底蓋55により閉鎖される。大収容室53の上部には、ベーパを導入するための導入室56と、ベーパをパージするためのパージ室57とが形成される。導入室56に対応して、導入ポート23を含むベーパライン継手58が形成される。パージ室57に対応して、パージポート24を含むパージライン継手59が形成される。ベーパライン管継手58には、ベーパライン26が接続される。パージライン継手59には、パージライン28が接続される。大収容室53の上部には、導入室56及びパージ室57に対応して多孔板60,61がそれぞれ設けられる。大収容室53の下部には、底蓋55に対してスプリング62等により支持される多孔板63が設けられる。多孔板63と底蓋55との間は空気層64となっている。大収容室53には、上側の多孔板60,61と下側の多孔板63とで挟まれて吸着剤22が収容される。
小収容室54の上部には、大気を導入するための大気室65が形成される。大気室65に対応して、大気ポート25を含む大気ライン継手66が形成される。大気ライン管継手66には、大気ライン30が接続される。小収容室54の上部には、大気室65に対応して、表面に光触媒を担持してなる光触媒担持多孔板33が設けられる。この実施形態では、光触媒として、二酸化チタン(TiO2)を主成分とする材料が使用される。この多孔板33は、3次元骨格構造を有し、縦横に交錯した微細孔を含む。この多孔板33には、微細孔が埋まることなく光触媒がコーティングされる。この多孔板33の表面には、吸着剤22から大気ポート25へ流れようとするベーパが接触可能である。小収容室54の下部には、底蓋55に対してスプリング67等により支持される多孔板68が設けられる。この多孔板68と底蓋55との間は空気層64となっている。小収容室54には、上側の光触媒担持多孔板33と下側の多孔板68とで挟まれて吸着剤22が収容される。小収容室54に収容される吸着剤22は、中間に配置された多孔板ブロック69により、上下に区分される。
図2に示すように、大気室65は、ケーシング51の上側に一体に形成された円筒部70により形成される。この円筒部70の上部中央には、大気ライン継手66が突設される。円筒部70の上部には、本発明の光照射手段に相当する複数の紫外線LED34が設けられる。これら紫外線LED34は、大気ライン継手66を中心に等角度間隔に配列される。各紫外線LED34は、大気室65の中で光触媒担持多孔板33に光を照射するように配置される。各紫外線LED34は、ECU40に電気的に接続され、ECU40からの制御信号を受けて点灯するようになっている。図3に、光触媒担持多孔板33の上面における各紫外線LED34からの光の照射分布を破線円で示す。各紫外線LED34からの光は、光触媒担持多孔板33の上面をスポット的に照射する。スポット的な複数の光照射が、二重の円周上に等角度間隔に配列されることで、光触媒担持多孔板33の上面全域に光が照射されるようになっている。この実施形態で、上記した光触媒装置32が、光触媒担持多孔板33と複数の紫外線LED34とにより構成される。
次に、ECU40が実行する光触媒装置32の制御内容について説明する。図4に制御プログラムをフローチャートに示す。
先ず、ステップ100で、ECU40は、エンジン1の運転中又は停止中に、ベーパ濃度センサ44により検出されるベーパ濃度Cbpを読み込む。
次に、ステップ110で、ECU40は、読み込まれたベーパ濃度Cbpが所定の基準値C1以上であるか否化を判断する。そして、ベーパ濃度Cbpが基準値C1以上である場合、ECU40は、ステップ120で、各紫外線LED34を点灯する。これにより、光触媒担持多孔板33の上面に光が照射される。一方、ベーパ濃度Cbpが基準値C1より低い場合、ECU40は、ステップ13で、各紫外線LED34を消灯する。
以上説明したこの実施形態の蒸発燃料捕集装置によれば、吸着剤22に吸着されてキャニスタ21に捕集されたベーパが、キャニスタ21の大気ポート25から大気へ漏れ出ようとするとき、各紫外線LED34を点灯させて光触媒担持多孔板33の上面に光を照射する。これにより、ベーパ中の燃料成分である炭化水素(HC)などが、光の照射を受けた光触媒により酸化分解され、二酸化炭素と水に変えられる。このため、キャニスタ21の内部に捕集されたベーパがそのまま大気ポート25を経由して大気中へ拡散することを未然に防止することができる。これにより、キャニスタ21のベーパ吸着容量を必要以上に増大する必要がなく、キャニスタ21を小型化することができる。この結果、キャニスタ21の自動車に対する搭載性を向上させることができる。
また、この実施形態では、ベーパの大気拡散を防止するために、キャニスタ21の大気室65に対応して、光触媒担持多孔板33と紫外線LED34を設けているだけである。従って、大気ポートに制御弁を設けた構成に比べ、大気ポート25に係わる構成が簡略化し、光触媒装置32が嵩張ることもない。このため蒸発燃料捕集装置の小型化要求を充足させることもできる。
また、この実施形態では、ベーパ濃度センサ44により検出されるベーパ濃度Cbpが所定の基準値C1以上となるときだけ、ECU40により各紫外線LED34が点灯され、光触媒担持多孔板33に光が照射される。従って、ベーパが大気へ漏れ出るおそれのある必要なときだけ、各紫外線LED34を作動させることができる。このため、ベーパの大気拡散防止に要するエネルギーの省力化を図ることができる。
ここで、光触媒によるベーパの酸化分解を想定した光触媒反応試験の結果を図5,6のグラフに示す。図7には、光触媒反応試験の概略を示す。この試験は、容量3リットルの評価袋101に、直径90mmのシャーレ102を収容して行われた。シャーレ102には、光触媒をコーティングした直径2mmの多数のガラスビーズを一層に敷き詰めた。この評価袋101を常温、常圧に設定した初期濃度200ppmのブタン(C410)雰囲気中に配置し、評価袋101に所定の光源103から紫外線強度4mW/cm2(真夏の太陽光レベル)の光を照射した。同様の試験を、光触媒をコーティングしないガラスビーズを使用して行った。
図5に、光照射後の時間経過に伴うブタン濃度の変化を示す。図6に、光照射後の時間経時に伴う二酸化炭素濃度の変化を示す。図5から分かるように、光触媒をコーティングしたガラスビーズの試験では、光照射を開始してから120分経過する間に、ブタン濃度が200ppmから140ppm低下して60ppmとなった。これに対し、光触媒をコーティングしないガラスビーズの試験では、ブタン濃度は200ppmからほとんど変化しなかった。一方、図6から分かるように、光触媒をコーティングしたガラスビーズの試験では、光照射を開始してから120分が経過する間に、二酸化炭素(CO2)の濃度は400ppmから450ppm増加して850ppmとなった。これに対し、光触媒をコーティングしないガラスビーズの試験では、二酸化炭素の濃度は400ppmからほとんど変化しなかった。この試験結果から明らかなように、光触媒に光を照射することで、ブタンを酸化分解して二酸化炭素と水にできることが分かった。従って、光触媒による酸化分解の効果が、炭化水素(HC)を含むベーパにも有効であることが推察できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の蒸発燃料捕集装置を具体化した第2実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
尚、以下に説明する各実施形態において、前記第1実施形態の構成と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。以下には異なった点を中心に説明する。
この実施形態では、ECU40が実行する光触媒装置32の制御内容の点で第1実施形態と構成が異なる。図8に制御プログラムをフローチャートに示す。
先ず、ステップ200で、ECU40は、エンジン1の運転中又は停止中に、ベーパ濃度センサ44により検出されるベーパ濃度Cbpを読み込む。次に、ステップ210で、ECU40は、読み込まれたベーパ濃度Cbpが所定の基準値C1以上であるか否かを判断する。そして、ECU40は、ベーパ濃度Cbpが基準値C1より低い場合は、ステップ200の処理に戻り、ベーパ濃度Cbpが基準値C1以上となる場合は、処理をステップ220へ移行する。
ステップ220で、ECU40は、読み込まれたベーパ濃度Cbpに応じて推定できる量のベーパを酸化分解するための目標点灯時間を算出する。この目標点灯時間は、予め実験的に確かめられたデータに基づいて決定される。そして、ステップ230で、ECU40は、各紫外線LED34を点灯する。
ステップ240で、ECU40は、点灯を開始してから目標点灯時間が経過したか否かを判断する。目標点灯時間が経過した場合、ECU40は、ステップ250で、各紫外線LED34を消灯する。一方、目標点灯時間が経過しない場合、ECU40は、処理をステップ260へ移行する。
ステップ260で、ECU40は、別途実行されるパージ制御を開始したか否かを判断する。そして、パージ制御を開始していない場合、ECU40は、ステップ230の処理へ戻り、各紫外線LED34の点灯を継続する。一方、パージ制御を開始した場合、ECU40は、ステップ270で、各紫外線LED34を消灯する。
従って、この実施形態のよれば、各紫外線LED34をベーパ濃度Cbpに応じた目標点灯時間だけ点灯することから、各紫外線LED34を過不足なく点灯することができ、光触媒の作用によりベーパを過不足無く酸化分解することができ、併せて、ベーパの大気拡散防止に要するエネルギーの省力化を図ることができる。この実施形態におけるその他の作用効果は、第1実施形態のそれと基本的に同じである。
[第3実施形態]
次に、本発明の蒸発燃料捕集装置を具体化した第3実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
この実施形態では、キャニスタ21における光触媒装置35の点で第1実施形態と構成が異なる。図9にキャニスタ21の断面図を示す。
この実施形態では、上記した光触媒担持多孔板33の代わりに光触媒を担持させない多孔板36が大気室65に対応して設けられる。この実施形態では、多孔板36と多孔板ブロック69との間の空間に、光触媒を担持してなる光触媒担持吸着剤37が収容される。この吸着剤37に対し、各紫外線LED34から延びる複数の漏光型の光ファイバ38が多孔板36を貫通して挿入配置される。図10に、多孔板36における複数本の光ファイバ38の配置を平面図に示す。複数本の光ファイバ38は、平面視で二重の円周上に等角度間隔をもって配置される。光触媒担持吸着剤37は、活性炭の粒体表面に光触媒がコーティングしたものである。各光ファイバ38の表面にも、活性炭などの汚れを分解するために、光触媒が薄くコーティングされる。各紫外線LED34の光は、各光ファイバ38からその周囲に漏れ出るかたちで光触媒担持吸着剤37を照射するようになっている。そして、光触媒担持吸着剤37を通過するベーパが、光を受けた光触媒により酸化分解される。従って、この実施形態でも、上記した各実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の蒸発燃料捕集装置を具体化した第4実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
この実施形態では、キャニスタ21に光触媒装置32,35を設ける代わりに、大気ライン30のエアフィルタ31に光触媒装置を設けた点で第1乃至3の実施形態と構成が異なる。
図11に、エンジンシステムを概略構成図に示す。図11に示すように、この実施形態では、エアフィルタ31の中に光触媒装置71が設けられる。エアフィルタ31より上流の大気ライン30には、ベーパ濃度センサ44とは別のベーパ濃度センサ45が設けられる。光触媒装置71及びベーパ濃度センサ45は、ECU40に接続される。ここで、ECU40が実行する光触媒装置71の制御内容は、図4及び図8のフローチャートで説明した内容と基本的に同じである。
図12に、エアフィルタ31の断面図を示す。エアフィルタ31を構成するケーシング72は、その内部がフィルタ本体73により第1エア室74と第2エア室75とに区画される。第1エア室74に対応して、ケーシング72には、第1ポート76を含む第1管継手77が一体形成される。同じく、第2エア室75に対応して、ケーシング72には、第2ポート78を含む第2管継手79が一体形成される。フィルタ本体73は、断面蛇腹状に成形され、ブラケット80を介してケーシング72の内壁に固定される。フィルタ本体73の左右両側には、その全面を覆うように、光触媒を担持してなる、通気性を有する第1及び第2の光触媒担持シート81,82が設けられる。この構成において、第1ポート76から第1エア室74に入ったエアは、第1の光触媒担持シート81、フィルタ本体73及び第2の光触媒担持シート82を通って第2エア室75に入り、第2ポート78から導出される。エアフィルタ31に入ったエアは、このフィルタ本体73を通る間に濾過されるようになっている。
ケーシング72の内壁ほぼ全面には、LEDモジュール83が設けられる。このLEDモジュール83は板状をなし、ケーシング72の内壁に接合され、板状のホルダ84により保持される。このLEDモジュール83は、基板85に複数の紫外線LED86が散りばめられて埋設される。ホルダ84には、各紫外線LED86に対応する位置にそれぞれレンズ87が配置される。各レンズ87の表面にも、有機物などの汚れを分解するために光触媒が薄くコーティングされる。各紫外線LED86は、本発明の光照射手段に相当する。そして、図12に破線で示すように、各紫外線LED86の発光が、対応するレンズ87により集光されて所定方向を照射するようになっている。第1エア室74に設けられるLEDモジュール83の各紫外線LED86から出る光の集合は、第1の光触媒担持シート81のほぼ全面を照射するようになっている。同様に、第2エア室75に設けられるLEDモジュール83の各紫外線LED86から出る光の集合は、第2の光触媒担持シート82のほぼ全面を照射するようになっている。この実施形態では、LEDモジュール83と各光触媒担持シート81,82とにより光触媒装置71が構成される。
以上説明したこの実施形態の蒸発燃料捕集装置によれば、吸着剤22に吸着されてキャニスタ21に捕集されたベーパが、大気ポート25、大気ライン30及びエアフィルタ31を経由して大気へ漏れ出ようとするとき、エアフィルタ31に内蔵されたLEDモジュール83の各紫外線LED86を点灯して各光触媒担持シート81,82に光を照射する。これにより、各シート81,82を通るベーパ中の炭化水素が、光の照射を受けた光触媒により酸化分解され、二酸化炭素と水に変えられる。このため、キャニスタ21の大気ポート25から大気ライン30へ漏れ出たベーパが、大気中へ拡散することを未然に防止することができる。この結果、ベーパの吸着容量を必要以上に増大する必要がなく、キャニスタ21を小型化することができる。これにより、キャニスタ21の自動車に対する搭載性を向上させることができる。この他の作用効果は、前記各実施形態のそれと基本的に同じである。
[第5実施形態]
次に、本発明の蒸発燃料捕集装置を具体化した第5実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
この実施形態では、エアフィルタ31に光触媒装置71を設ける代わりに、エアフィルタ31より下流の大気ライン30に別途設けられた高密度エアフィルタ90に光触媒装置を設けた点で第4実施形態と構成が異なる。
図13に、エンジンシステムを概略構成図に示す。図13に示すように、この実施形態では、高密度エアフィルタ90の中に光触媒装置91が設けられる。この実施形態では、ベーパ濃度センサ45が、高密度エアフィルタ90より上流の大気ライン30に設けられる。光触媒装置91及びベーパ濃度センサ45は、ECU40に接続される。ここで、ECU40が実行する光触媒装置91の制御内容は、図4及び図8のフローチャートで説明した内容と基本的に同じである。
図14に、高密度エアフィルタ90の断面図を示す。このエアフィルタ90を構成するケーシング92は、その内部が、光触媒を担持してなる光触媒担持フィルタ93により第1エア室94と第2エア室95とに区画される。第1エア室94に対応して、ケーシング92には、第1ポート96aを含む第1管継手96が一体形成される。同じく、第2エア室95に対応して、ケーシング92には、第2ポート97aを含む第2管継手97が一体形成される。光触媒担持フィルタ93は、板状に成形され、ケーシング92の内壁に固定される。この構成において、第1ポート96aから第1エア室94に入ったエアは、光触媒担持フィルタ93を通って第2エア室95に入り、第2ポート97aから導出される。この光触媒担持フィルタ93を構成するフィルタ本体は、ステンレスウールより構成され、メタン以上の高分子成分を透過させず、二酸化炭素、酸素及び窒素などの低分子成分を透過させるようになっている。
高分子エアフィルタ90のケーシング92の上壁には、本発明の光照射手段に相当する複数の紫外線LED98が埋設される。そして、図14に破線で示すように、各紫外線LED98から出た光が、第1エア室94を下方へ向かって照射する。これら紫外線LED98からの光の集合は、光触媒担持フィルタ93のほぼ全面を照射するようになっている。
従って、この実施形態では、吸着剤22に吸着されてキャニスタ21に捕集されたベーパが、大気ポート25、大気ライン30及びエアフィルタ31を経由して大気へ漏れ出ようとするとき、高密度エアフィルタ90に設けられた紫外線LED98を点灯して光触媒担持フィルタ93に光を照射する。これにより、光触媒担持フィルタ93を通ろうとするベーパ中の炭化水素が、光の照射を受けた光触媒により酸化分解され、二酸化炭素と水に変えられる。このため、キャニスタ21の大気ポート25から大気ライン30へ漏れ出たベーパが、大気中へ拡散することを未然に防止することができる。この結果、ベーパの吸着容量を必要以上に増大する必要がなく、キャニスタ21を小型化することができる。これにより、キャニスタ21の自動車に対する搭載性を向上させることができる。この他の作用効果は、前記各実施形態のそれと基本的に同じである。
尚、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で以下のように実施することもできる。
(1)前記各実施形態では、多孔板に光触媒を担持してなる光触媒担持多孔板33を使用したり、吸着剤に光触媒を担持してなる光触媒担持吸着剤37を使用したり、通気性を有するシートに光触媒を担持してなる光触媒担持シート81,82を使用したり、フィルタ本体に光触媒を担持してなる光触媒担持フィルタ93を使用したりした。これに対し、この他に、セラミックハニカムに光触媒を担持してなる光触媒担持ハニカムを使用したり、ビーズに光触媒を担持してなる光触媒担持ビーズを使用したりすることもできる。
(2)前記第4実施形態では、通気性を有するシートに光触媒を担持してなる光触媒担持シート81,82を使用したが、フィルタ本体73の表面に光触媒を担持した光触媒担持フィルタを使用してもよい。
(3)前記各実施形態では、光触媒に光を照射する光照射手段として、紫外線LED34や紫外線LED86,98を使用したが、太陽光を光ファイバに導入して光触媒に光を照射するように構成してもよい。この構成によれば、紫外線LEDなどを電気的に作動させる必要がなく、ベーパの大気拡散防止に要するエネルギーの更なる省力化を図ることができる。
(4)前記各実施形態では、光触媒として二酸化チタン(TiO2)を使用したが、光触媒として、セレン化カドミウム(CdSe)や硫化カドミウム(CdS)を使用したり、酸化スズ(SnO2)や酸化ニオブ(Nb25)を使用したりしてもよい。
(5)前記各実施形態では、ベーパ濃度Cbpを濃度検出手段としてのベーパ濃度センサ44,45により検出したが、ベーパ濃度Cbpに相関する要素としてのベーパ圧力を濃度検出手段に相当する圧力センサにより検出してもよい。この場合、検出されるベーパ圧力に基づいてベーパ濃度(ベーパ量)を推定することができる。
第1実施形態に係り、エンジンシステムを示す概略構成図。 キャニスタを示す正断面図。 光触媒担持多孔板上に光照射分布を示す平面図。 光触媒装置の制御プログラムを示すフローチャート。 光触媒反応試験結果を示すグラフ。 光触媒反応試験結果を示すグラフ。 光触媒反応試験を示す概略図。 第2実施形態に係り、光触媒装置の制御プログラムを示すフローチャート。 第3実施形態に係り、キャニスタを示す正断面図。 多孔板における光ファイバの配置を示す平面図。 第4実施形態に係り、エンジンシステムを示す概略構成図。 エアフィルタを示す断面図。 第5実施形態に係り、エンジンシステムを示す概略構成図。 高密度エアフィルタを示す断面図。
符号の説明
5 燃料タンク
21 キャニスタ
22 吸着剤
23 導入ポート
24 パージポート
25 大気ポート
26 ベーパライン
30 大気ライン
31 エアフィルタ
32 光触媒装置
33 光触媒担持多孔板(光触媒)
34 紫外線LED(光照射手段)
35 光触媒装置
37 光触媒担持吸着剤(光触媒)
38 光ファイバ
40 ECU(制御手段)
44 ベーパ濃度センサ(濃度検出手段)
45 ベーパ濃度センサ(濃度検出手段)
71 光触媒装置
81 第1光触媒担持シート(光触媒)
82 第2光触媒担持シート(光触媒)
86 紫外線LED(光照射手段)
90 高密度エアフィルタ
91 光触媒装置
93 光触媒担持フィルタ(光触媒)
98 紫外線LED(光照射手段)

Claims (3)

  1. 燃料タンクで発生する蒸発燃料を捕集するためのキャニスタと、
    前記蒸発燃料を吸着するために前記キャニスタに内蔵される吸着剤と、
    前記キャニスタは、前記燃料タンクで発生する蒸発燃料をキャニスタ内部へ導入するための導入ポートと、前記キャニスタに捕集された蒸発燃料をパージするためのパージポートと、前記キャニスタ内部に大気を導入するための大気ポートとを含むことと
    を備えた蒸発燃料捕集装置であって、
    前記大気ポートに対応して前記キャニスタに設けられ、光の照射を受けて前記蒸発燃料を酸化分解するための光触媒と、
    前記光触媒に光を照射するための光照射手段と
    を備えたことを特徴とする蒸発燃料捕集装置。
  2. 燃料タンクで発生する蒸発燃料を捕集するためのキャニスタと、
    前記蒸発燃料を吸着するために前記キャニスタに内蔵される吸着剤と、
    前記キャニスタは、前記燃料タンクで発生する蒸発燃料をキャニスタ内部へ導入するための導入ポートと、前記キャニスタに捕集された蒸発燃料をパージするためのパージポートと、前記キャニスタ内部に大気を導入するための大気ポートとを含むことと
    を備えた蒸発燃料捕集装置であって、
    前記大気ポートに通じる大気ラインと、
    前記大気ラインに設けられるエアフィルタと、
    前記エアフィルタに設けられ、光の照射を受けて前記蒸発燃料を酸化分解するための光触媒と、
    前記光触媒に光を照射するための光照射手段と
    を備えたことを特徴とする蒸発燃料捕集装置。
  3. 前記蒸発燃料の濃度又は濃度相関要素を検出するための濃度検出手段と、
    前記検出される濃度又は濃度相関要素が所定値以上となるとき、前記光照射手段を制御して発光させる制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の蒸発燃料捕集装置。
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