JP4298014B2 - スロットマシン - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技盤面に図柄遊技を行うための複数のドラムが設けられ、各ドラムが回転し、その後回転停止した際に各ドラムの周面にそれぞれ描かれた図柄が揃う特賞図柄になると、特賞遊技を実行するようにしたスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のスロットマシンとして、メダルやコイン等のゲーム媒体を投入口に投入した後、図柄を表示した3個のドラムを回転させ、停止スイッチのボタンを順次押してドラムの回転を停止し、停止後の各表示の組合せに応じて、所定数のゲーム媒体を賞出するようになっているものが一般的である。
【0003】
このようなスロットマシンにおいては、3個のドラムの図柄が揃うと、特賞が発生する。特賞が発生し、特賞遊技が開始されると、遊技者は3個のドラムの回転を停止させるタイミング等の技術によって、なるべく多くのゲーム媒体を得るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のスロットマシンでは、特賞遊技において、3個のドラムの回転を停止させるタイミング等の技術の優劣によっては、遊技者が獲得するゲーム媒体の獲得数の差が顕著に広がらないことから、ドラムの回転停止を特に意識せずに行いがちになり、ただ単に特賞遊技を消化するようになり、特賞遊技での楽しみが少なく、ゲームの興趣を失わせ、集客性を低下させる要因になるという問題点があった。
【0005】
本発明は、かかる問題点を解決すべくなされたもので、特賞遊技において、遊技者の技術の優劣によって、遊技者が獲得するゲーム媒体の獲得数の差が顕著になるように構成し、特賞遊技の面白味を増し、集客性を向上することができるスロットマシンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]遊技盤面に図柄遊技を行うための複数のドラム(20a,20b,20c)が設けられ、各ドラム(20a,20b,20c)が回転し、その後回転停止した際に各ドラム(20a,20b,20c)の周面にそれぞれ描かれた図柄が揃う特賞図柄になると、遊技者が遊技媒体を複数枚賭けることが可能な複数賭けゲームが実行され、該複数枚賭けゲーム実行中に特定図柄が停止した場合には、遊技者が遊技媒体を1枚賭けのみしかできない1枚賭けゲームに移行し該1枚賭けゲームの実行が終了することで1セットとするゲームセット数を予め定められた限度回数繰り返すことで遊技者が多くのゲーム媒体を得ることができる特賞遊技を実行するようにしたスロットマシンにおいて、
遊技の進行を制御する遊技処理部(31)と、
図柄遊技を開始する際に乱数を生成する乱数生成部(32)と、
前記乱数生成部(32)で生成された乱数が賞出組み合せ成立乱数か否かを判断する乱数判断部(33)と、
前記特賞遊技における複数枚賭けゲーム回数および、1枚賭けゲーム回数をそれぞれ積算するゲーム回数積算部(31a)と、
前記ゲーム回数積算部(31a)は、積算された特賞遊技における複数賭けゲーム回数と1枚賭けゲーム回数と、の限度回数をそれぞれ判別し、
前記各ドラム(20a,20b,20c)の図柄の停止図柄を判断する図柄判断部(34)と、
を有し、
前記乱数判断部(33)により特賞遊技進行中に前記乱数生成部(32)で生成された乱数が特賞乱数と判断され且つ図柄判断部(34)により停止した各ドラムの図柄が非特賞図柄と判断した時に前記ゲーム回数積算部(31a)で積算されている複数枚賭けゲーム回数を該ゲーム回数積算部(31a)で判別し、
前記遊技処理部(31)は、前記ゲーム回数積算部(31a)で判別された結果が複数枚賭けゲーム回数の限度値に満たないと判別された場合は前記特賞乱数を保持した状態で複数枚賭けゲームを繰り返し実行し、複数枚賭けゲーム回数の積算が限度値の場合は前記特賞乱数を保持した状態で1枚賭けゲームに移行させることを特徴とするスロットマシン。
【0007】
[2]遊技盤面に図柄遊技を行うための複数のドラム(20a,20b,20c)が設けられ、各ドラム(20a,20b,20c)が回転し、その後回転停止した際に各ドラム(20a,20b,20c)の周面にそれぞれ描かれた図柄が揃う特賞図柄になると、遊技者が遊技媒体を複数枚賭けることが可能な複数賭けゲームが実行され、該複数枚賭けゲーム実行中に特定図柄が停止した場合には、遊技者が遊技媒体を1枚賭けのみしかできない1枚賭けゲームに移行し該1枚賭けゲームの実行が終了することで1セットとするゲームセット数を予め定められた限度回数繰り返すことで遊技者が多くのゲーム媒体を得ることができる特賞遊技を実行するようにしたスロットマシンにおいて、
遊技の進行を制御する遊技処理部(31)と、
図柄遊技を開始する際に乱数を生成する乱数生成部(32)と、
前記乱数生成部(32)で生成された乱数が賞出組み合せ成立乱数か否かを判断する乱数判断部(33)と、
前記特賞遊技における複数枚賭けゲーム回数と、1枚賭けゲーム回数と、ゲームセット数と、をそれぞれ積算するゲーム回数積算部(31a)と、
前記ゲーム回数積算部(31a)は、積算された特賞遊技における複数枚賭けゲーム回数と1枚賭けゲーム回数と、ゲームセット数の限度回数をそれぞれ該ゲーム回数積算部(31a)で判別し、
前記各ドラム(20a,20b,20c)の図柄の停止図柄を判断する図柄判断部(34)と、
を有し、
前記乱数判断部(33)により特賞遊技進行中に前記乱数生成部(32)で生成された乱数が特賞乱数と判断され且つ図柄判断部(34)により停止した各ドラム(20a,20b,20c)の図柄が非特賞図柄と判断した時に前記ゲーム回数積算部(31a)で積算されている複数枚賭けゲーム回数を該ゲーム回数積算部(31a)で判別し、
前記遊技処理部(31)は、前記ゲーム回数積算部(31a)で判別結果が複数枚賭けゲーム回数の限度値に満たないと判別された場合は前記特賞乱数を保持した状態で複数枚賭けゲームを繰り返し実行し、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値の場合は前記特賞乱数を保持した状態で1枚賭けゲームに移行し、該移行された1枚賭けゲームにおいて、前記図柄判断部(34)により停止した各ドラムの図柄が特賞図柄と判断した場合、進行中の特賞遊技を中止して新たな特賞遊技が開始され、
前記移行された1枚賭けゲーム中に前記図柄判断部(34)により停止した各ドラム(20a,20b,20c)の図柄が非特定図柄と判断した時に、前記ゲーム回数積算部(31a)は、積算されている1枚賭けゲーム回数を該ゲーム回数積算部(31a)にて判別し、
前記遊技処理部(31)は、前記ゲーム回数積算部(31a)の判別結果が1枚けゲーム回数の限度数に満たないと判別された場合は前記特賞乱数を保持した状態で1枚賭けゲームを繰り返し実行し、1枚賭けゲーム回数の限度数の場合は、前記ゲーム回数積算部(31a)により積算されているゲームセット数の限度値を判別してゲームセット数の限度値に満たない場合は前記特賞乱数を保持した状態で複数賭けゲームに移行し、ゲームセット数が限度値の場合は前記特賞乱数を初期化して特賞遊技を終了させることを特徴とするスロットマシン。
【0008】
[3]遊技盤面に図柄遊技を行うための複数のドラム(20a,20b,20c)が設けられ、各ドラム(20a,20b,20c)が回転し、その後回転停止した際に各ドラム(20a,20b,20c)の周面にそれぞれ描かれた図柄が揃う特賞図柄になると、遊技者が遊技媒体を複数枚賭けることが可能な複数賭けゲームが実行され、該複数枚賭けゲーム実行中に特定図柄が停止した場合には、遊技者が遊技媒体を1枚賭けのみしかできない1枚賭けゲームに移行し該1枚賭けゲームの実行が終了することで1セットとするゲームセット数を予め定められた限度回数繰り返すことで遊技者が多くのゲーム媒体を得ることができる特賞遊技を実行するようにしたスロットマシンにおいて、
遊技の進行を制御する遊技処理部(31)と、
図柄遊技を開始する際に乱数を生成する乱数生成部(32)と、
前記乱数生成部(32)で生成された乱数が賞出組み合せ成立乱数か否かを判断する乱数判断部(33)と、
前記各ドラム(20a,20b,20c)の図柄の停止図柄を判断する図柄判断部(34)と、
を有し、
前記遊技処理部(31)は、前記乱数判断部(33)により特賞遊技進行中に前記乱数生成部で生成された乱数が非特賞乱数と判断され且つ図柄判断部(34)により停止した各ドラム(20a,20b,20c)の図柄がリプレイ図柄と判断された時、1枚賭けゲームに移行させ、該移行された1枚賭けゲーム中に、前記図柄判断部(34)により前記乱数生成部(32)で生成された乱数が特賞乱数と判断され且つ前記図柄判断部(34)により停止した各ドラム(20a,20b,20c)の図柄が特賞図柄と判断した時に、進行中の特賞遊技を中止して新たな特賞遊技が開始させることを特徴とするスロットマシン。
【0009】
[4]遊技盤面に図柄遊技を行うための複数のドラム(20a,20b,20c)が設けられ、各ドラム(20a,20b,20c)が回転し、その後回転停止した際に各ドラム(20a,20b,20c)の周面にそれぞれ描かれた図柄が揃う特賞図柄になると、遊技者が遊技媒体を複数枚賭けることが可能な複数賭けゲームが実行され、該複数枚賭けゲーム実行中に特定図柄が停止した場合には、遊技者が遊技媒体を1枚賭けのみしかできない1枚賭けゲームに移行し該1枚賭けゲームの実行が終了することで1セットとするゲームセット数を予め定められた限度回数繰り返すことで遊技者が多くのゲーム媒体を得ることができる特賞遊技を実行するようにしたスロットマシンにおいて、
遊技の進行を制御する遊技処理部(31)と、
図柄遊技を開始する際に乱数を生成する乱数生成部(32)と、
前記乱数生成部(32)で生成された乱数が賞出組み合せ成立乱数か否かを判断する乱数判断部(33)と、
前記特賞遊技における複数枚賭けゲーム回数および、1枚賭けゲーム回数をそれぞれ積算するゲーム回数積算部(31a)と、
前記ゲーム回数積算部(31a)は、積算された特賞遊技における複数賭けゲーム回数と1枚賭けゲーム回数と、の限度回数をそれぞれ判別し、
前記各ドラム(20a,20b,20c)の図柄の停止図柄を判断する図柄判断部(34)と、
を有し、
記乱数判断部(33)により特賞遊技進行中に前記乱数生成部(32)で生成された乱数が特賞乱数と判断され且つ図柄判断部(34)により停止した各ドラム(20a,20b,20c)のハズレ図柄と判断された時に前記ゲーム回数積算部(31a)で積算されている複数枚賭けゲーム回数を該ゲーム回数積算部(31a)で判別し、
前記遊技処理部(31)は、前記ゲーム回数積算部(31a)で判別された結果が複数枚賭けゲーム回数の限度値に満たないと判別された場合は前記特賞乱数を保持した状態で複数枚賭けゲームを繰り返し実行し、複数枚けゲーム回数の積算が限度値の場合は前記特賞乱数を保持していない状態で1枚賭けゲームに移行させることを特徴とするスロットマシン。
【0010】
[5]遊技盤面に図柄遊技を行うための複数のドラム(20a,20b,20c)が設けられ、各ドラム(20a,20b,20c)が回転し、その後回転停止した際に各ドラム(20a,20b,20c)の周面にそれぞれ描かれた図柄が揃う特賞図柄になると、遊技者が遊技媒体を複数枚賭けることが可能な複数賭けゲームが実行され、該複数枚賭けゲーム実行中に特定図柄が停止した場合には、遊技者が遊技媒体を1枚賭けのみしかできない1枚賭けゲームに移行し該1枚賭けゲームの実行が終了することで1セットとするゲームセット数を予め定められた限度回数繰り返すことで遊技者が多くのゲーム媒体を得ることができる特賞遊技を実行するようにしたスロットマシンにおいて、
遊技の進行を制御する遊技処理部(31)と、
図柄遊技を開始する際に乱数を生成する乱数生成部(32)と、
前記乱数生成部(32)で生成された乱数が賞出組み合せ成立乱数か否かを判断する乱数判断部(33)と、
前記特賞遊技における複数枚賭けゲーム回数および、1枚賭けゲーム回数をそれぞれ積算するゲーム回数積算部(31a)と、
前記ゲーム回数積算部(31a)は、積算された特賞遊技における複数枚賭けゲーム回数と1枚賭けゲーム回数の限度回数をそれぞれ判別し、
前記各ドラム(20a,20b,20c)の図柄の停止図柄を判断する図柄判断部(34)と、
を有し、
前記乱数判断部(33)により特賞遊技進行中に前記乱数生成部(32)で生成された乱数が非特賞乱数と判断され且つ図柄判断部(34)により停止した各ドラム(20a,20b,20c)の図柄がハズレ図柄と判断した時に前記ゲーム回数積算部(31a)で積算されている複数枚賭けゲーム回数を該ゲーム回数積算部(31a)で判別し、
前記遊技処理部(31)は、前記ゲーム回数積算部(31a)の判別結果が複数枚賭けゲーム回数の限度値に満たないと判別された場合は複数枚賭けゲームを繰り返し実行し、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値の場合は1枚賭けゲームに移行し、該移行した1枚賭けゲームにおいて、前記乱数判断部(33)により前記乱数生成部(32)で生成された乱数が特賞乱数と判断されると特賞乱数を保持した状態で1枚賭けゲームを繰り返し実行し、
前記移行された1枚賭けゲーム中に乱数判断部(33)により前記乱数生成部(32)で生成された乱数が非特賞乱数と判断され且つ前記図柄判断部(34)により停止した各ドラム(20a,20b,20c)の図柄がハズレ図柄と判断した時に、前記ゲーム回数積算部(31a)で積算されている1枚賭けゲーム回数の限度数を該ゲーム回数積算部(31a)にて判別し、
前記遊技処理部(31)は、前記ゲーム回数積算部(31a)の判別結果が1枚賭けゲーム回数の限度数に満たさないと判別された場合は1枚賭けゲームを繰り返し実行し、1枚賭けゲーム回数の限度数の場合は、前記ゲーム回数積算部(31a)で積算されているゲームセット数の限度値を判別してゲームセット数の限度に満たない場合は前記特賞乱数を保持していない状態で複数枚賭けゲームに移行し、ゲームセット数が限度値の場合は特賞遊技を終了させることを特徴とするスロットマシン。
【0012】
次に、前記各項に記載された発明の作用について説明する。
本発明の構成では、図柄遊技において、遊技開始の際に乱数生成部(32)が乱数を生成する。乱数生成部(32)で生成された乱数が賞出組み合わせ成立乱数か否かを乱数判断部(33)で判断して特賞乱数と判断され且つ図柄判断部(34)で各ドラム(20a,20b,20c)の図柄が特賞図柄で停止したと判断した場合、遊技処理部(31)は、遊技者が遊技媒体を複数枚賭けることが可能な複数賭けゲームが実行され、該複数枚ゲーム実行中に特定図柄が停止した場合には、遊技者が遊技媒体を1枚賭けのみしかできない1枚賭けゲームに移行し該1枚賭けゲームの実行が終了することで1セットとするゲームセット数を予め定められた限度回数繰り返すことで遊技者が多くのゲーム媒体を得ることができる特賞遊技を開始させる。
【0013】
特賞遊技進行中に、各ドラム(20a,20b,20c)の図柄が特賞図柄で停止すると進行中の特賞遊技を中止して、新たな特賞遊技を開始する。すなわち、特賞遊技進行中にも、乱数生成部(32)で乱数を生成し、生成された乱数が賞出組み合わせ成立乱数か否かを乱数判断部(33)で判断して、特賞乱数と判断され且つ図柄判断部(34)で各ドラム(20a,20b,20c)の図柄が特賞図柄で停止したと判断した場合、遊技処理部(31)は、特賞遊技を開始させるので、特賞遊技進行中に、新たな特賞遊技を得る可能性があり、各ドラム(20a,20b,20c)の特賞図柄を停止させるタイミング等の技術の優劣によって、新たな特賞遊技を得る早さが異なり、ゲーム媒体の獲得数が顕著に広がり、ゲーム本来の楽しみが増大して、遊技者は特賞遊技を集中して行うようになり、遊技の面白味を増すことができる。
【0014】
また、本発明の別の構成では、特賞遊技進行中に、乱数生成部(32)が乱数を生成し、生成された乱数が賞出組み合わせ成立乱数か否かを乱数判断部(33)で判断して、特賞乱数と判断され且つ図柄判断部(34)で各ドラム(20a,20b,20c)の図柄が非特賞図柄で停止したと判断した場合、ゲーム回数積算部(31a)は、ゲーム回数積算部(31a)に積算されている複数枚賭けゲーム回数を判別し、遊技処理部(31)は、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値に満たない場合には、特賞乱数を保持した状態で複数枚賭けゲームを繰り返し実行し、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値の場合は、特賞乱数を保持した状態で1枚賭けゲームに移行する。
【0015】
それにより、複数枚賭けゲーム中あるいは、1枚賭けゲーム中に、遊技者は、各ドラム(20a,20b,20c)の図柄が特賞図柄になるべく速くなるように、各ドラム(20a,20b,20c)を回転停止するタイミング等を集中して行うようになる。
【0016】
さらに、本発明の別の構成では、特賞遊技進行中に、乱数生成部(32)が乱数を生成し、生成された乱数が賞出組み合わせ成立乱数か否かを乱数判断部(33)で判断して、特賞乱数と判断され且つ図柄判断部(34)で各ドラム(20a,20b,20c)の図柄が非特賞図柄で停止したと判断した場合、ゲーム回数積算部(31a)は、ゲーム回数積算部(31a)に積算されている複数枚賭けゲーム回数を判別し、遊技処理部(31)は、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値に満たない場合には、特賞乱数を保持した状態で複数枚賭けゲームを繰り返し実行し、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値の場合は、特賞乱数を保持した状態で1枚賭けゲームに移行する。移行した1枚賭けゲームにおいて、図柄判断部(34)よりドラム(20a,20b,20c)の停止した図柄が特賞図柄と判断された場合には、進行中の特賞遊技を中止して新たな特賞遊技が実行され、ゲーム回数積算部(31a)により移行された1枚賭けゲーム回数が限度値に満たない場合は、特賞乱数を保持した状態で1枚賭けゲームを繰り返し実行して、1枚賭けゲーム回数が限度値の場合は、ゲーム回数積算部(31a)よりゲームセット数の限度値を判別し、遊技処理部(31)は、ゲームセット数が限度値に満たない場合に、特賞乱数を保持した状態で複数枚賭けゲームに移行して、ゲームセット数が限度値の場合は特賞乱数を初期化して特賞遊技を終了する。それにより、複数枚賭けゲーム中あるいは、1枚賭けゲーム中に、遊技者は、各ドラム(20a,20b,20c)の図柄が特賞図柄になるべく早く停止させるようにするので特賞遊技を集中して行うようになる。
【0017】
さらに、本発明の別の構成では、特賞遊技進行中に、前記乱数生成部(32)が乱数を生成し、生成された乱数が賞出組み合わせ成立乱数か否かを乱数判断部(33)で判断して、非特賞乱数と判断され且つ図柄判断部(34)で各ドラム(20a,20b,20c)の図柄がリプレイ図柄で停止したと判断した場合、遊技処理部(31)は1枚賭けゲームに移行させる。移行された1枚賭けゲームでは、乱数生成部(32)で乱数を生成し、生成された乱数が特賞乱数と判断され且つ各ドラム(20a,20b,20c)の図柄が特賞図柄と判断したときに遊技処理部(31)は、進行中の特賞遊技を中止して新たな特賞遊技が開始する。すなわち、遊技者は、リプレイ図柄がそろって1枚賭けゲームに移行しても、生成された乱数が特賞乱数と判断され各ドラム(20a,20b,20c)の図柄が特賞図柄になった場合に新たな特賞遊技が実行される可能性が生じるため、目標をもって、ドラム(20a,20b,20c)を繰り返し回転停止させ、無意味にドラム(20a,20b,20c)を回転停止させなくなり、遊技の興趣を高めることができる。
【0018】
さらに、本発明の別の構成では、特賞遊技進行中に、前記乱数生成部(32)が乱数を生成し、生成された乱数が賞出組み合わせ成立乱数か否かを乱数判断部(33)で判断して、非特賞乱数と判断された場合且つ図柄判断部(34)で各ドラム(20a,20b,20c)の図柄がハズレ図柄で停止したと判断した場合、ゲーム回数積算部(31a)は、ゲーム回数積算部(31a)に積算されている複数枚賭けゲーム回数を判別し、遊技処理部(31)は、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値に満たない場合には、複数枚賭けゲームを繰り返し実行することにより、繰り返し実行される複数枚賭けゲームにおいて、乱数生成部(32)で乱数を生成し、乱数判断部(33)で生成された乱数を判断し、特賞乱数と判断される場合があることから目標をもって特賞遊技を行うようになる。
【0019】
また、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値の場合は、特賞乱数を保持していない状態で1枚賭けゲームに移行する。移行された1枚賭けゲームでは、1枚賭けゲーム回数の積算数が限度値にならない限り、乱数生成部(32)で乱数を生成し、乱数判断部(33)で生成された乱数を判断し、特賞乱数と判断される場合があることから、遊技者は、各ドラム(20a,20b,20c)の図柄がハズレ図柄で停止しても、目標をもって、ドラム(20a,20b,20c)を繰り返し回転停止させられるようになる。
【0020】
さらに、本発明の別の構成では、乱数生成部(32)が乱数を生成し、生成された乱数が賞出組み合わせ成立乱数か否かを乱数判断部(33)で判断して、非特賞乱数と判断された場合且つ図柄判断部(34)で各ドラム(20a,20b,20c)の図柄がハズレ図柄で停止したと判断した場合、ゲーム回数積算部(31a)は、ゲーム回数積算部(31a)に積算されている複数枚賭けゲーム回数を判別し、遊技処理部(31)は、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値に満たない場合には、複数枚賭けゲームを繰り返し実行し、繰り返し実行される複数枚賭けゲームにおいて、乱数生成部(32)で乱数を生成し、乱数判断部(33)で生成された乱数を判断し、特賞乱数と判断されて、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値の場合は、特賞乱数を保持していない状態で1枚賭けゲームに移行する。移行された1枚賭けゲームでは、1枚賭けゲーム回数の積算数が限度値にならない限り、乱数生成部(32)で乱数を生成し、乱数判断部(33)で生成された乱数を判断し、特賞乱数と判断された場合、1枚賭けゲームを繰り返し実行する。また、移行された1枚賭けゲームで非特賞乱数と判断され且つ各ドラム(20a,20b,20c)の図柄がハズレ図柄と判断された場合、ゲーム回数積算部(31a)により、1枚賭けゲーム回数の限度数に満たない場合は、1枚賭けゲームを繰り返し、1枚賭けゲーム回数が限度数の場合は、ゲームセット数の限度値を判別してゲームセット数の限度値に満たない場合は、特賞乱数を保持しない状態で複数賭けゲームに移行し、ゲームセット数が限度値の場合は、特賞遊技を終了するので特賞遊技が終了するまで、目標をもって特賞遊技を行うようになり、遊技の興趣を高めることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施の形態について説明する。
図1〜図19は、本発明の一実施の形態を示している。
図1〜図7に示すように、本発明の遊技機は、スロットマシン10であり、スロットマシン10の箱体11の正面11aには、ドラム形状の図柄を液晶表示する左ドラム20a、中ドラム20bおよび、右ドラム20cが左から右方向に並設されている。3個のドラム20a,20b,20cは、表示される図柄をバックライトにより明るく輝いて見えるようにするものである。
【0022】
各ドラム20a,20b,20cの下方には、それぞれに対応して左ストップボタン25a、中ストップボタン25bおよび、右ストップボタン25cがそれぞれ設けられている。3個のストップボタン25a,25b,25cは、各ドラム20a,20b,20cの図柄の変化の停止タイミングを選択するための停止ボタンである。
【0023】
また、正面11aの操作パネルには、ゲーム媒体を投入するためのメダル投入口12と、ゲーム開始するためのスタートレバー13と、1枚賭けボタン26a、2枚賭けボタン26bおよび、3枚賭けボタン26cから成るクレジット投入ボタンと、クレジット精算ボタン27とが配されている。メダル投入口12の奥にはメダルの真偽を判別するためメダル識別部および、投入されたメダルを計数するためのメダル計数部が設けられている。
【0024】
さらに、11aには、1枚賭けゲーム表示部28a、3枚賭けゲーム表示部28b、ゲームセット数表示部29および、メダル数(クレジット数)の所有数を表示するためのクレジット数表示部27aが配されている。
【0025】
さらに、正面11aの下部には、賞出皿39、メダル払出口39aおよび、賞出があったことを音で知らせるスピーカー37が設けられている。
【0026】
メダル投入口12にメダルを投入或いはクレジット数表示部27aに表示されているメダル数(クレジット数)をクレジット投入ボタン(1枚賭けボタン26a、2枚賭けボタン26b、3枚賭けボタン26c)により有効ライン数を決定することができ、有効ライン数が有効ライン表示部35a〜35eに表示(点灯)される。
【0027】
スタートレバー13を操作することにより、ドラム(左ドラム20a、中ドラム20b、右ドラム20c)が回転を開始し、ストップボタン(左ストップボタン25a、中ストップボタン25b、右ストップボタン25c)を操作することにより、回転中の各ドラム20a,20b,20cが停止し、各ドラム20a,20b,20cに表示されている図柄が所定条件を満たすことにより、特賞状態へ移行される。
【0028】
また、遊技機10の上部にフラグ成立ランプ36が設けられて、フラグ(ボーナスフラグ以下同じ)が成立したか否かを遊技者に認識可能に構成されている。フラグ成立の表示態様は、表示部の中央が点滅する態様、表示部の両側と中央とが交互に点滅する態様および、表示部が左から右へ点滅していく態様がある(図6参照)。
【0029】
また、スロットマシン10の内部には、図1に示す制御部が設けられている。制御部は、図柄遊技の制御を行うための遊技処理部31と、乱数生成部32と、乱数判断部33と、図柄判断部34と、ゲーム回数積算部31aとが設けられている。遊技処理部31は、メダル識別部が投入されたメダルの真正を識別し、かつ、スタートレバー13が操作されると、乱数生成部32が乱数を生成し、乱数判断部33が生成された乱数を判断し、生成された乱数に応じて、3個のドラム20a,20b,20cのそれぞれに、縦方向に絵や記号、数字、文字等の複数種類の図柄を上または下方に滑るように変化させて表示させるようになっている。
【0030】
また、遊技処理部31は、所定の停止タイミング、すなわち、3個のストップボタン25a,25b,25cの操作により選択された停止タイミングで、3個のドラム20a,20b,20cのうち対応するドラムの図柄の変化を停止するようになっている。
【0031】
さらに、図柄判断部34は、投入されたメダルの個数に応じて表示された有効ライン表示部35a〜35e上に図柄が配列されると、配列される図柄の組合せから、賞出組み合わせ(賞出図柄)であるかを判断するようになっている。
【0032】
図4に示すように、メダルの投入個数が0個のときには、有効ライン表示部35a〜35e全てが消灯され、メダルの投入個数が1個のときには、ライン表示部35aが点灯し、メダルの投入個数が2個のときには、有効ライン表示部35a〜35cが点灯し、また、メダルの投入個数が3個のときには、有効ライン表示部35a〜35e全てが点灯し、有効ライン上のいずれかで3個の賞出図柄が並ぶ組合せになると、特賞遊技が開始される。
【0033】
図柄遊技においては、乱数生成部32が乱数を生成し、乱数生成部32で生成された乱数を乱数判断部33で判断し特賞乱数と判断されると、フラグが成立し、フラグ成立図柄が表示されるが、特賞遊技進行中にも乱数生成部32で乱数を生成し、乱数生成部32で生成された乱数を乱数判断部33で判断し特賞乱数と判断されることがあるので、フラグが成立する可能性を有している。(図5および図7参照)。
【0034】
また、制御部は、図柄遊技の遊技プログラムおよび、図柄遊技の表示データが記録されるROM、図柄遊技に伴って随時算出される演算値を記録するためのRAM並びに、インターフェース等を有している。
【0035】
以下、本実施の形態の作用を説明する。
図8は、ゲーム開始から終了までのフローチャートを示している。
図8に示すように、先ず遊技者がゲーム開始処理を実行し(ステップS801)、乱数が生成(抽出)され(ステップS802)、この乱数が特賞乱数であるか否かを判別する(ステップS803)。判別結果が特賞乱数である場合は(ステップS803:Y)、当たり図柄処理を実行し(ステップS804)、特賞遊技処理を実行し(ステップS805)、その後遊技を続行する場合は(ステップS806:N)、ゲーム開始処理に戻り、遊技を終了する場合は(ステップS806:N)、ENDとなる。
【0036】
また、前記乱数が特賞乱数でない(はずれ乱数である)場合は(ステップS803:N)、はずれ図柄処理を実行し(ステップS807)、その後遊技を続行する場合は(ステップS806:N)、前記ゲーム開始処理に戻り、遊技を終了する場合は(ステップS806:N)、ENDとなる。
【0037】
図9は、ゲーム開始処理のサブルーチン図を示している。
図9に示すように、ゲーム開始処理は、遊技者がメダルを投入するかまたは、クレジットを投入し(ステップS901:Y,S902:Y)、スタートレバーを操作する(ステップS903)までの処理である。
【0038】
図10は、当たり図柄処理のサブルーチン図を示している。
図10に示すように、フラグ成立ランプが点灯し(ステップS1001)、ドラム回転処理を実行し(ステップS1002)、特賞図柄が停止したか否かを判別する(ステップS1003)。特賞図柄が停止した場合は(ステップS1003:Y)、所定枚数のメダルを払い出すかクレジットに加算し(ステップS1009)、フラグ成立ランプを消灯させる(ステップS1010)。
【0039】
また、特賞図柄で停止しない場合は(ステップS1003:N)、フラグ成立図柄又ははずれ図柄が停止した場合は(ステップS1004:Y,S1005:Y)、ゲーム開始処理を実行し(ステップS1008)、ドラム回転処理に戻る。
【0040】
また、小役(特賞図柄以外の払出枚数が少ない役)が成立した場合は(ステップS1006)、所定枚数のメダルを払い出すかクレジットに加算し(ステップS1007)、ゲーム開始処理を実行し(ステップS1008)、ドラム回転処理に戻る。
【0041】
図11は、ドラム回転処理のサブルーチン図である。
図11に示すように、ドラムが回転を開始し(ステップS1101)、回転開始から所定時間経過したか否かを判別し(ステップS1102)、所定時間経過していない場合は(ステップS1102:N)、ストップボタンが押下されたか否かを判別し(ステップS1103)、ストップボタンが押下されている場合は(ステップS1103:Y)、対応するドラムが回転中か否かを判別する(ステップS1104)。
【0042】
対応するドラムが回転中である場合は(ステップS1104:Y)、対応するドラムが停止し(ステップS1105)、全てのドラム(左ドラム20a、中ドラム20b、左ドラム20c)が回転を停止しているか否かを判別し(ステップS1106)、全てが停止している場合は(ステップS1106:N)、ドラム回転処理が終了する。
【0043】
また、前記回転開始から所定時間が経過している場合は(ステップS1102:Y)、回転中のドラムを全て強制的に停止させ(ステップS1107)、ドラム回転処理が終了する。前記ストップボタンが押下されない場合は(ステップS1103:N)、或いはストップボタンが押下された時に対応するドラムが停止している場合は(ステップS1104:N)、前記回転開始から所定時間経過しているか否かの判別に戻る。
【0044】
図12は、はずれ図柄処理のサブルーチン図である。
図12に示すように、前記ドラム回転処理が実行され(ステップS1201)、はずれ図柄が停止しているか否かを判別し(ステップS1202)、はずれ図柄が停止している場合は(ステップS1202:Y)、はずれ図柄処理が終了し、はずれ図柄が停止していない場合は(ステップS1202:N)、前記小役が成立し(ステップS1203)、所定枚数のメダルを払い出すかクレジットに加算し(ステップS1204)、はずれ図柄処理が終了する。
【0045】
次に、図13〜図19に基づき、特賞遊技処理を説明する。
図13および図19に示すように、前記ゲーム開始処理が実行され(ステップS1301)、乱数生成部32が乱数を生成(抽出)し(ステップS1302)、特賞乱数である場合は(ステップS1303:Y,ステップS1902:Y)、特賞中にフラグが成立した際の処理であるAへ移行される。
【0046】
特賞乱数でない場合は(ステップS1303:N)、ドラム回転処理を実行し(ステップS1304)、特定図柄(複数枚賭けゲームから1枚賭けゲームヘ移行される図柄(一般的にリプレイ図柄))が停止した場合は(ステップS1305:Y,S1916:N)、所定枚数のメダルを払い出すかクレジットに加算し(ステップS1311)、はずれ乱数時の1枚賭けゲーム処理であるBへ移行される。
【0047】
また、前記停止図柄がはずれ図柄で停止した場合は(ステップS1305:N,S1916:Y)、ゲーム回数積算部31aが複数枚賭けゲーム回数を積算し(ステップS1309)、この積算した複数枚賭けゲーム回数が限度回数に達したか否かを判別し(i>=n1)(ステップS1310,S1925)、限度回数に達した場合は(ステップS1310:Y,ステップS1925:Y)、前記Bへ移行され、限度回数に達していない場合は(ステップS1310:N,ステップS1925:N)、前記ゲーム開始処理へ戻る。
【0048】
また、前記停止図柄が小役が成立した場合は(ステップS1307)、所定枚数のメダルを払い出すかクレジットに加算し(ステップS1308)、ゲーム回数積算部31aが複数枚賭けゲーム回数を積算し、この積算した複数枚賭けゲーム回数が限度回数に達したか否かの判別に移行する(ステップS1309〜S1310)。
【0049】
また、図14および図19に示すように、Aへ移行された場合はフラグ成立ランプが点灯し(ステップS1401,S1903)、ドラム回転処理を実行する(ステップS1402,S1904)。
【0050】
その後特賞図柄が停止したか否かを判別し(ステップS1403,S1905)、特賞図柄が停止した場合は(ステップS1403:Y,S1905:Y)、所定枚数のメダルを払い出すかクレジットに加算し(ステップS1411)、前記複数枚賭けゲーム回数、1枚賭けゲーム回数、ゲームセット数(前記複数枚ゲームと後述する1枚賭けゲームを合わせて1セットとして積算記憶されている)を初期化し、フラグ成立ランプ36が消灯し(ステップS1412〜S1415,S1906)、特賞遊技処理を最初から実行するゲーム開始処理Dに戻る。
【0051】
また、特賞図柄が停止せず(ステップS1403:N)、フラグ成立図柄又ははずれ図柄が停止した場合は(ステップS1404:Y,S1405:Y)、ゲーム回数積算部31aが複数枚賭けゲーム回数を積算し(ステップS1408,S1907)、この積算した複数枚ゲーム回数が限度回数に達したか否かを判別し(i>=n1)(ステップS1409,S1908)、限度回数に達した場合は(ステップS1409:Y)、特賞乱数生成時の1枚賭けゲームであるCへ移行され、限度回数に達していない場合は(ステップS1409:N)、ゲーム開始処理を実行し、前記ドラム回転処理へ戻る。
【0052】
また、停止図柄が小役が成立した場合は(ステップS1406)、所定枚数のメダルを払い出すかクレジットに加算し(ステップS1407)、複数枚賭けゲーム回数を積算し(ステップS1408)、この積算した複数枚賭けゲーム回数が限度回数に達したか否かの判別に移行される(ステップS1409)。
【0053】
また、図15および図19に示すように、Cへ移行された場合は1枚賭けゲーム開始処理を実行し(ステップS1501)、ドラム回転処理を実行し(ステップS1502)、停止図柄が特賞図柄である場合は(ステップS1503:Y)、所定枚数のメダルを払い出すかクレジットに加算し、前記複数枚賭けゲーム回数、1枚賭けゲーム回数、ゲームセット数を初期化し、前記フラグ成立ランプを消灯させ(ステップS1517〜S1521)、前記Dへ移行される。
【0054】
また、前記停止図柄がフラグ成立図柄又ははずれ図柄である場合は(ステップS1504:Y,S1505:Y)、1枚賭けゲーム回数を積算し(ステップS1508)、この積算した1枚賭けゲーム回数が限度回数に達したか否かを判別し(j>=n2)(ステップS1509,S1912)、限度回数に達していない場合は(ステップS1509:N,S1912:N)、1枚賭けゲーム開始処理に戻る。
【0055】
限度回数に達している場合は(ステップS1509:Y,S1912:Y)、ゲームセット数を積算し(ステップS1510)、この積算したゲームセット数が限度回数に達しているか否かを判別し(k>=n3)(ステップS1511,S1913)、限度回数に達していない場合は(ステップS1511:N,S1913:N)、特賞乱数生成時の複数枚賭けゲームであるEへ移行される。
【0056】
限度回数に達している場合は(ステップS1511:Y,S1913:Y)、複数枚賭けゲーム回数、1枚賭けゲーム回数、ゲームセット数、特賞乱数を初期化し、フラグ成立ランプ36を消灯させ(ステップS1512〜S1516,S1914)、特賞遊技処理が終了する。
【0057】
また、小役が成立した場合は(ステップS1506)、所定枚数のメダルを払い出すかクレジットを加算し(ステップS1507)、1枚賭けゲーム回数を積算し(ステップS1508)、この積算した1枚賭けゲーム回数が限度回数に達したか否かの判別に移行される(ステップS1509)。
【0058】
また、図16および図19に示すように、Eへ移行された場合はゲーム開始処理を実行し(ステップS1601)、ドラム回転処理を実行し(ステップS1602)、特賞乱数生成時の複数枚賭けゲームで特賞図柄が停止したか否かの判別であるFへ移行される。
【0059】
また、図17および図19に示すように、Bへ移行された場合は1枚賭けゲーム開始処理を実行し(ステップS1701)、乱数生成部32が乱数を生成(抽出)し(ステップS1702)、特賞乱数である場合は(ステップS1703:Y)、フラグ成立ランプ36を点灯させ(ステップS1712,S1920)、特賞乱数生成時の1枚賭けのゲームを実行するドラム回転処理Gヘ移行される。
【0060】
特賞乱数でない場合は(ステップS1703:N)、はずれ図柄処理を実行し(ステップS1704)、ゲーム回数積算部31aが1枚賭けゲーム回数を積算し(ステップS1705)、この積算した1枚賭けゲーム回数が限度回数に達しているか否かの判定に移行される(j>=n2)(ステップS1706,S1921)。
【0061】
限度回数に達していない場合は(ステップS1706:N)、前記1枚賭けゲーム開始処理に戻り、限度回数に達している場合は(ステップS1706:Y)、ゲームセット数を積算し(ステップS1707)、このゲームセット数が限度回数に達しているか否かを判別する(k>=n3)(ステップS1708,S1922)。
【0062】
ここで、ゲームセット数が限度回数に達していない場合は(ステップS1708:N)、前記Dへ移行される。一方、限度回数に達している場合は(ステップS1708:Y)、複数枚賭けゲーム回数、1枚賭けゲーム回数、ゲームセット数を初期化し(ステップS1709〜S1711,S1923)、特賞遊技処理が終了する。
【0063】
図18は、1枚賭けゲーム開始処理のサブルーチン図である。
図18に示すように、1枚賭けゲーム開始処理は、1枚のメダルを投入又は1枚のクレジットを投入し(ステップS1801:Y,S1802:Y)、スタートレバーを操作する(ステップS1803)までの処理である。
【0064】
以上のように、本発明の遊技機は、特賞遊技進行中も乱数生成部32が乱数を随時生成しているため、再度特賞遊技へ移行され、遊技者の技術により、特賞中の獲得メダル枚数が増減するように構成されている。
【0065】
なお、前記実施の形態においては、1枚賭けゲームと複数枚賭けゲームとを区別して、複数枚賭けゲーム回数が所定の限度回数に達すると、1枚賭けゲームに移行するものを示したが、1枚賭けゲームと複数枚賭けゲームとを区別しないで、各ゲーム回数をまとめて積算するようにし、まとめて積算された積算数が所定の限度回数に達すると、特賞遊技を終了するようにしてもよい。
また、ドラムは液晶表示でなく、実際に各ドラムを回転駆動可能に構成してもよい。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の一の構成によれば、特賞遊技進行中に、各ドラムの図柄が特賞図柄で停止すると進行中の特賞遊技を中止して、新たな特賞遊技を開始する。すなわち、特賞遊技進行中にも、乱数生成部で乱数を生成し、生成された乱数が賞出組み合わせ成立乱数か否かを乱数判断部で判断して、特賞乱数と判断され且つ図柄判断部で各ドラムの図柄が特賞図柄で停止したと判断した場合、遊技処理部は、特賞遊技を開始させるので、特賞遊技進行中に、新たな特賞遊技を得る可能性があり、各ドラムの特賞図柄を停止させるタイミング等の技術の優劣によって、新たな特賞遊技を得る早さが異なり、ゲーム媒体の獲得数が顕著に広がり、ゲーム本来の楽しみが増大して、遊技者は特賞遊技を集中して行うようになり、遊技の面白味を増すことができる。
【0067】
また、本発明の別の構成によれば、特賞遊技進行中に、乱数生成部が乱数を生成し、生成さえた乱数が賞出組み合わせ成立乱数か否かを乱数判断部で判断して、特賞乱数と判断され且つ図柄判断部で各ドラムの図柄が非特賞図柄で停止したと判断した場合、ゲーム回数積算部は、ゲーム回数積算部に積算されている複数賭け枚ゲーム回数を判別し、遊技処理部は、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値に満たない場合には、特賞乱数を保持した状態で複数枚賭けゲームを繰り返し実行し、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値の場合は、特賞乱数を保持した状態で1枚賭けゲームに移行するので、複数枚賭けゲーム中あるいは、1枚賭けゲーム中に、遊技者は、各ドラムの図柄が特賞図柄になるべく早くなるように、各ドラムを回転停止するタイミング等を集中して行うようになる
【0068】
さらに、本発明の別の構成によれば、特賞遊技進行中に、乱数生成部が乱数を生成し、生成された乱数が賞出組み合わせ乱数か否かを乱数判断部で判断して、特賞乱数と判断され且つ図柄判断部で各ドラムの図柄が非特賞図柄で停止したと判断した場合、ゲーム回数積算部は、ゲーム回数積算部に積算されている複数枚賭けゲーム回数を判別し、遊技処理部は、複数枚賭けゲームの積算数が限度値に満たない場合には、特賞乱数を保持した状態で複数枚賭けゲームを繰り返し実行し、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値の場合は、特賞乱数を保持した状態で1枚賭けゲームに移行する。移行した1枚賭けゲームにおいて、図柄判断部よりドラムの停止した図柄が特賞図柄と判断された場合には、進行中の特賞遊技を中止して新たな特賞遊技が実行され、ゲーム回数積算部により移行された1枚賭けゲーム回数が限度値に満たない場合は、特賞乱数を保持した状態で1枚賭けゲームを繰り返し実行して、1枚賭けゲーム回数が限度値の場合は、ゲーム回数積算部よりゲームセット数の限度値を判別し遊技処理部は、ゲームセット数が限度値に満たない場合は特賞乱数を保持した状態で複数賭けゲームに移行して、ゲームセット数が限度値の場合は特賞乱数を初期化して特賞遊技を終了する。それにより複数賭けゲーム中あるいあは、1枚賭けゲーム中に、遊技者は各ドラムの図柄をなるべく早く停止させるようにするので特賞遊技を集中して行うようになる。
【0069】
さらに、本発明の別の構成によれば、特賞遊技進行中に、乱数生成部が乱数を生成し、生成された乱数が賞出組み合わせ成立乱数か否かを乱数判断部で判断して、非特賞乱数と判断された場合且つ図柄判断部で各ドラムの図柄がリプレイ図柄で停止したと判断した場合、遊技処理部は1枚賭けゲームに移行させる。移行された1枚賭けゲームでは、乱数生成部で乱数を生成し、生成された乱数が特賞乱数と判断された且つ各ドラムの図柄が特賞図柄と判断したときに遊技処理部は、進行中の特賞遊技を中止して新たな特賞遊技が開始する。すなわち、遊技者はリプレイ図柄がそろって1枚賭けゲームに移行しても、生成された乱数が特賞乱数と判断され各ドラムの図柄が特賞図柄になった場合に新たな特賞遊技が実行される可能性が生じるため、目標を持ってドラムを繰り返し回転停止させ、無意味にドラムを回転停止させなくなり、遊技の興趣を高めることができる。
【0070】
さらに、本発明の別の構成によれば、特賞遊技進行中に、乱数生成部が乱数を生成し、生成された乱数が賞出組み合わせ成立乱数か否かを乱数判断部で判断して、非特賞乱数と判断された場合且つ図柄判断部で各ドラムの図柄がハズレ図柄で停止したと判断した場合、ゲーム回数積算部は、ゲーム回数積算部に積算されている複数枚賭けゲーム回数を判別し、遊技処理部は、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値に満たない場合には、複数賭けゲームを繰り返し実行することにより、繰り返し実行される複数枚賭けゲームにおいて、乱数生成部で乱数を生成し、乱数判断部で生成された乱数を判断し、特賞乱数と判断される場合があることから目標を持って特賞遊技を行うことができ、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値の場合は、特賞乱数を保持していない状態で1枚賭けゲームに移行する。移行されてた1枚賭けゲームでは、1枚賭けゲーム回数の積算数が限度値にならない限り、乱数生成部で乱数を生成し、乱数判断部で生成された乱数を判断し、特賞乱数と判断される場合があることから、遊技者は各ドラムの図柄がハズレ図柄で停止しても、目標をもって、ドラムを繰り返し回転停止させられるようになる。
【0071】
さらに、本発明の別の構成では、乱数生成部が乱数を生成し、生成された乱数が賞出組み合わせ成立乱数か否かを乱数判断部で判断して、非特賞乱数と判断された場合且つ図柄判断部で各ドラムの図柄がハズレ図柄で停止したと判断した場合、ゲーム回数積算部は、ゲーム回数積算部に積算されている複数枚賭けゲーム回数を判別し、遊技処理部は、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値に満たない場合には、複数枚賭けゲームを繰り返し実行し、繰り返し実行される複数枚賭けゲームにおいて、乱数生成部で乱数を生成し、乱数判断部で生成された乱数を判断し、特賞乱数と判断されて、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値の場合は、特賞乱数を保持していない状態で1枚賭けゲームに移行する。移行された1枚賭けゲームでは、1枚賭けゲーム回数の積算数が限度値にならない限り、乱数生成部で乱数を生成し、乱数判断部は、生成された乱数を判断し、特賞乱数と判断された場合、1枚賭けゲームを繰り返し実行する。また、移行された1枚賭けゲームで非特賞乱数と判断され且つ各ドラムの図柄がハズレ図柄と判断された場合、ゲーム回数積算部により、1枚賭けゲーム回数の限度数に満たない場合は、1枚賭けゲームを繰り返し、1枚賭けゲーム回数が限度数の場合は、ゲームセット数の限度値を判別してゲームセット数の限度値に満たない場合は、特賞乱数を保持しない状態で複数賭けゲームに移行し、ゲームセット数が限度値の場合は、特賞遊技を終了するので特賞遊技が終了するまで、目標をもって特賞遊技を行うようになり、遊技の興趣を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技機の機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技機の斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る遊技機の各種操作部の拡大斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る特賞までのドラム回転状態図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係るフラグ成立図柄の実施例の一部のドラム配列図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係るフラグ成立ランプの表示態様例図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る特賞、フラグ成立、スタート信号のタイミングチャートである。
【図8】本発明の一実施の形態に係るゲーム開始から終了までのフローチャートである。
【図9】本発明の一実施の形態に係るゲーム開始処理のサブルーチン図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る当たり図柄処理のサブルーチン図である。
【図11】本発明の一実施の形態に係るドラム回転処理のサブルーチン図である。
【図12】本発明の一実施の形態に係るはずれ図柄処理のサブルーチン図である。
【図13】本発明の一実施の形態に係る特賞遊技処理のはずれ乱数生成時のサブルーチン図である。
【図14】本発明の一実施の形態に係る特賞遊技処理の特賞乱数生成時のサブルーチン図である。
【図15】本発明の一実施の形態に係る特賞遊技処理の特賞乱数生成時の1枚賭けゲームのサブルーチン図である。
【図16】本発明の一実施の形態に係る特賞遊技処理の特賞乱数生成時のゲーム開始サブルーチン図である。
【図17】本発明の一実施の形態に係る特賞遊技処理のはずれ乱数生成後の1枚賭けゲームサブルーチン図である。
【図18】本発明の一実施の形態に係る1枚賭けゲーム開始処理のサブルーチン図である。
【図19】本発明の一実施の形態に係る各遊技処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10…スロットマシン
11a…正面
12…メダル投入口
13…スタートレバー
20a,20b,20c…ドラム
25a…左ストップボタン
25a,25b,25c…ストップボタン
26a…1枚賭けボタン
26b…2枚賭けボタン
26c…3枚賭けボタン
27…クレジット精算ボタン
27a…クレジット数表示部
28a…1枚賭けゲーム表示部
28b…3枚賭けゲーム表示部
29…ゲームセット数表示部
31…遊技処理部
31a…ゲーム回数積算部
32…乱数生成部
33…乱数判断部
34…図柄判断部
35a〜35e…有効ライン表示部
36…フラグ成立ランプ
37…スピーカー
39…賞出皿
39a…メダル払出口

Claims (5)

  1. 遊技盤面に図柄遊技を行うための複数のドラムが設けられ、各ドラムが回転し、その後回転停止した際に各ドラムの周面にそれぞれ描かれた図柄が揃う特賞図柄になると、遊技者が遊技媒体を複数枚賭けることが可能な複数賭けゲームが実行され、該複数枚賭けゲーム実行中に特定図柄が停止した場合には、遊技者が遊技媒体を1枚賭けのみしかできない1枚賭けゲームに移行し該1枚賭けゲームの実行が終了することで1セットとするゲームセット数を予め定められた限度回数繰り返すことで遊技者が多くのゲーム媒体を得ることができる特賞遊技を実行するようにしたスロットマシンにおいて、
    遊技の進行を制御する遊技処理部と、
    図柄遊技を開始する際に乱数を生成する乱数生成部と、
    前記乱数生成部で生成された乱数が賞出組み合せ成立乱数か否かを判断する乱数判断部と、
    前記特賞遊技における複数枚賭けゲーム回数および、1枚賭けゲーム回数をそれぞれ積算するゲーム回数積算部と、
    前記ゲーム回数積算部は、積算された特賞遊技における複数賭けゲーム回数と1枚賭けゲーム回数と、の限度回数をそれぞれ判別し、
    前記各ドラムの図柄の停止図柄を判断する図柄判断部と、
    を有し、
    前記乱数判断部により特賞遊技進行中に前記乱数生成部で生成された乱数が特賞乱数と判断され且つ図柄判断部により停止した各ドラムの図柄が非特賞図柄と判断した時に前記ゲーム回数積算部で積算されている複数枚賭けゲーム回数を該ゲーム回数積算部で判別し、
    前記遊技処理部は、前記ゲーム回数積算部で判別された結果が複数枚賭けゲーム回数の限度値に満たないと判別された場合は前記特賞乱数を保持した状態で複数枚賭けゲームを繰り返し実行し、複数枚賭けゲーム回数の積算が限度値の場合は前記特賞乱数を保持した状態で1枚賭けゲームに移行させることを特徴とするスロットマシン。
  2. 遊技盤面に図柄遊技を行うための複数のドラムが設けられ、各ドラムが回転し、その後回転停止した際に各ドラムの周面にそれぞれ描かれた図柄が揃う特賞図柄になると、遊技者が遊技媒体を複数枚賭けることが可能な複数賭けゲームが実行され、該複数枚賭けゲーム実行中に特定図柄が停止した場合には、遊技者が遊技媒体を1枚賭けのみしかできない1枚賭けゲームに移行し該1枚賭けゲームの実行が終了することで1セットとするゲームセット数を予め定められた限度回数繰り返すことで遊技者が多くのゲーム媒体を得ることができる特賞遊技を実行するようにしたスロットマシンにおいて、
    遊技の進行を制御する遊技処理部と、
    図柄遊技を開始する際に乱数を生成する乱数生成部と、
    前記乱数生成部で生成された乱数が賞出組み合せ成立乱数か否かを判断する乱数判断部と、
    前記特賞遊技における複数枚賭けゲーム回数と、1枚賭けゲーム回数と、ゲームセット数と、をそれぞれ積算するゲーム回数積算部と、
    前記ゲーム回数積算部は、積算された特賞遊技における複数枚賭けゲーム回数と1枚賭けゲーム回数と、ゲームセット数の限度回数をそれぞれ該ゲーム回数積算部で判別し、前記各ドラムの図柄の停止図柄を判断する図柄判断部と、
    を有し、
    前記乱数判断部により特賞遊技進行中に前記乱数生成部で生成された乱数が特賞乱数と判断され且つ図柄判断部により停止した各ドラムの図柄が非特賞図柄と判断した時に前記ゲーム回数積算部で積算されている複数枚賭けゲーム回数を該ゲーム回数積算部で判別し、
    前記遊技処理部は、前記ゲーム回数積算部で判別結果が複数枚賭けゲーム回数の限度値に満たないと判別された場合は前記特賞乱数を保持した状態で複数枚賭けゲームを繰り返し実行し、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値の場合は前記特賞乱数を保持した状態で1枚賭けゲームに移行し、該移行された1枚賭けゲームにおいて、前記図柄判断部により停止した各ドラムの図柄が特賞図柄と判断した場合、進行中の特賞遊技を中止して新たな特賞遊技が開始され、
    前記移行された1枚賭けゲーム中に前記図柄判断部により停止した各ドラムの図柄が非特定図柄と判断した時に、前記ゲーム回数積算部は、積算されている1枚賭けゲーム回数を該ゲーム回数積算部にて判別し、
    前記遊技処理部は、前記ゲーム回数積算部の判別結果が1枚賭けゲーム回数の限度数に満たないと判別された場合は前記特賞乱数を保持した状態で1枚賭けゲームを繰り返し実行し、1枚賭けゲーム回数の限度数の場合は、前記ゲーム回数積算部により積算されているゲームセット数の限度値を判別してゲームセット数の限度値に満たない場合は前記特賞乱数を保持した状態で複数賭けゲームに移行し、ゲームセット数が限度値の場合は前記特賞乱数を初期化して特賞遊技を終了させることを特徴とするスロットマシン。
  3. 遊技盤面に図柄遊技を行うための複数のドラムが設けられ、各ドラムが回転し、その後回転停止した際に各ドラムの周面にそれぞれ描かれた図柄が揃う特賞図柄になると、遊技者が遊技媒体を複数枚賭けることが可能な複数賭けゲームが実行され、該複数枚賭けゲーム実行中に特定図柄が停止した場合には、遊技者が遊技媒体を1枚賭けのみしかできない1枚賭けゲームに移行し該1枚賭けゲームの実行が終了することで1セットとするゲームセット数を予め定められた限度回数繰り返すことで遊技者が多くのゲーム媒体を得ることができる特賞遊技を実行するようにしたスロットマシンにおいて、
    遊技の進行を制御する遊技処理部と、
    図柄遊技を開始する際に乱数を生成する乱数生成部と、
    前記乱数生成部で生成された乱数が賞出組み合せ成立乱数か否かを判断する乱数判断部と、
    前記各ドラムの図柄の停止図柄を判断する図柄判断部と、を有し、
    前記遊技処理部は、前記乱数判断部により特賞遊技進行中に前記乱数生成部で生成された乱数が非特賞乱数と判断され且つ図柄判断部により停止した各ドラムの図柄がリプレイ図柄と判断された時、1枚賭けゲームに移行させ、該移行された1枚賭けゲーム中に、前記図柄判断部により前記乱数生成部で生成された乱数が特賞乱数と判断され且つ前記図柄判断部により停止した各ドラムの図柄が特賞図柄と判断した時に、進行中の特賞遊技を中止して新たな特賞遊技が開始させることを特徴とするスロットマシン。
  4. 遊技盤面に図柄遊技を行うための複数のドラムが設けられ、各ドラムが回転し、その後回転停止した際に各ドラムの周面にそれぞれ描かれた図柄が揃う特賞図柄になると、遊技者が遊技媒体を複数枚賭けることが可能な複数賭けゲームが実行され、該複数枚賭けゲーム実行中に特定図柄が停止した場合には、遊技者が遊技媒体を1枚賭けのみしかできない1枚賭けゲームに移行し該1枚賭けゲームの実行が終了することで1セットとするゲームセット数を予め定められた限度回数繰り返すことで遊技者が多くのゲーム媒体を得ることができる特賞遊技を実行するようにしたスロットマシンにおいて、
    遊技の進行を制御する遊技処理部と、
    図柄遊技を開始する際に乱数を生成する乱数生成部と、
    前記乱数生成部で生成された乱数が賞出組み合せ成立乱数か否かを判断する乱数判断部と、
    前記特賞遊技における複数枚賭けゲーム回数および、1枚賭けゲーム回数をそれぞれ積算するゲーム回数積算部と、
    前記ゲーム回数積算部は、積算された特賞遊技における複数賭けゲーム回数と1枚賭けゲーム回数と、の限度回数をそれぞれ判別し、
    前記各ドラムの図柄の停止図柄を判断する図柄判断部と、を有し、
    記乱数判断部により特賞遊技進行中に前記乱数生成部で生成された乱数が非特賞乱数と判断され且つ図柄判断部により停止した各ドラムの図柄がハズレ図柄と判断された時に前記ゲーム回数積算部で積算されている複数枚賭けゲーム回数を該ゲーム回数積算部で判別し、
    前記遊技処理部は、前記ゲーム回数積算部で判別された結果が複数枚賭けゲーム回数の限度値に満たないと判別された場合は複数枚賭けゲームを繰り返し実行し、複数枚賭けゲーム回数の積算が限度値の場合は前記特賞乱数を保持していない状態で1枚賭けゲームに移行させることを特徴とするスロットマシン。
  5. 遊技盤面に図柄遊技を行うための複数のドラムが設けられ、各ドラムが回転し、その後回転停止した際に各ドラムの周面にそれぞれ描かれた図柄が揃う特賞図柄になると、遊技者が遊技媒体を複数枚賭けることが可能な複数賭けゲームが実行され、該複数枚賭けゲーム実行中に特定図柄が停止した場合には、遊技者が遊技媒体を1枚賭けのみしかできない1枚賭けゲームに移行し該1枚賭けゲームの実行が終了することで1セットとするゲームセット数を予め定められた限度回数繰り返すことで遊技者が多くのゲーム媒体を得ることができる特賞遊技を実行するようにしたスロットマシンにおいて、
    遊技の進行を制御する遊技処理部と、
    図柄遊技を開始する際に乱数を生成する乱数生成部と、
    前記乱数生成部で生成された乱数が賞出組み合せ成立乱数か否かを判断する乱数判断部と、
    前記特賞遊技における複数枚賭けゲーム回数および、1枚賭けゲーム回数をそれぞれ積算するゲーム回数積算部と、
    前記ゲーム回数積算部は、積算された特賞遊技における複数枚賭けゲーム回数と1枚賭けゲーム回数と、ゲームセット数の限度回数をそれぞれ判別し、
    前記各ドラムの図柄の停止図柄を判断する図柄判断部と、
    を有し、
    前記乱数判断部により特賞遊技進行中に前記乱数生成部で生成された乱数が非特賞乱数と判断され且つ図柄判断部により停止した各ドラムの図柄がハズレ図柄と判断した時に前記ゲーム回数積算部で積算されている複数枚賭けゲーム回数を該ゲーム回数積算部で判別し、
    前記遊技処理部は、前記ゲーム回数積算部別結果が複数枚賭けゲーム回数の限度値に満たないと判別された場合は複数枚賭けゲームを繰り返し実行し、複数枚賭けゲーム回数の積算数が限度値の場合は1枚賭けゲームに移行し、該移行した1枚賭けゲームにおいて、前記乱数判断部により前記乱数生成部で生成された乱数が特賞乱数と判断されると特賞乱数を保持した状態で1枚賭けゲームを繰り返し実行し、 前記移行された1枚賭けゲーム中に乱数判断部により前記乱数生成部で生成された乱数が非特賞乱数と判断され且つ前記図柄判断部により停止した各ドラムの図柄がハズレ図柄と判断した時に、前記ゲーム回数積算部で積算されている1枚賭けゲーム回数の限度数を該ゲーム回数積算部にて判別し、
    前記遊技処理部は、前記ゲーム回数積算部の判別結果が1枚賭けゲーム回数の限度数に満たさないと判別された場合は1枚賭けゲームを繰り返し実行し、1枚賭けゲーム回数の限度数の場合は、前記ゲーム回数積算部で積算されているゲームセット数の限度値を判別してゲームセット数の限度に満たない場合は前記特賞乱数を保持していない状態で複数枚賭けゲームに移行し、ゲームセット数が限度値の場合は特賞遊技を終了させることを特徴とするスロットマシン。
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