JP4297930B2 - 船尾ダクト - Google Patents

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Description

本発明は、航行時に船舶に生ずる剰余抵抗を低減する装置に関する。
船尾端が略垂直に切り立った形状のトランサム型船舶では、船舶が停船しているときや航行速度が低速の場合には、船尾の船底面の後端部は没水しているが、航行速度が高速の場合には、船尾の船底面の後端下部は吃水線上に浮上する。
このため、トランサム型船尾を有する船舶が航行する際、航行速度が低速の場合では、水面がトランサム型船尾の後端下部よりも上方にくるため、この船尾の後方に死水域が発生して抵抗となるという問題が生じる。この低速域における抵抗を低減することを目的とした発明が、特開2005−59715号公報に開示されている。
特開2005−59715号公報に開示の発明の概要を、図10を基に説明する。なお、図10は、特開2005−59715号公報に記載の発明の船舶の抵抗低減装置の実施の一形態を示すもので、図10(a)は概略背面図、図10(b)は図10(a)のX−X方向矢視拡大図である。
そして、特開2005−59715号公報に開示の発明の概要は、船尾船底面105の後端部の下方に、船底面105と所要の距離を隔てて船幅方向に船底面105とほぼ平行に延びる平板状のフィン106を配置し、支持ステー108を介し船底面105に取り付ける。フィン106は、船底面105との間に形成される隙間107が船首側から船尾側に向けて広くなるよう船底面105のプロファイル線に対して所要の迎角θで取り付ける。船体101を前進させることにより相対的に船底面105に沿って生じる水流を、フィン106と船底面105との隙間7を通過させるときに、この船底面105に沿う水流に対し迎角θを持ったフィン106の上面にて翼の原理により水流を加速させ、この加速された水流109によりトランサム型船尾103の下端の水切り能を改善させる、というものである。
特開2005−59715号公報
しかしながら、特開2005−59715号公報に開示された発明は、トランサム型船尾を有する船舶の低速域における抵抗を低減することを目的としていて、コンテナ専用船、自動車運搬船およびロールインロールオフ貨物船等の停船時に船尾の船底部が吃水線上に位置するバトックフロー型船舶では、船舶が停船しているときや航行速度が低速の場合であっても、船尾の船底面の後端部は没水せず、死水域は生じない。
ところが、バトックフロー型船舶は、常用速度域(フルード数:Fn=0.20〜0.30)では船尾水面が盛り上がる船尾波が発生する。また、舵の上部やスケグの後方(船尾側)では水の流れが遅くなるとともに周りの水を引きずることになる。そして、この船尾波と水流の流速低下により、造波抵抗が増大するが、このような現象に対しては、特開2005−59715号公報に開示された発明では十分に対応ができない。
そこで、本発明は、バトックフロー型船舶が常用速度域で航行するときに生ずる船尾波や、船尾近傍の水流の流速低下による造波抵抗を低減させて船舶の推進効率の向上を図ることができる剰余抵抗低減装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願請求項1に係る船尾ダクトは、略垂直に切り立った船尾端を有するバトックフロー型の船尾端近傍の船底面に位置し船体中心線から該船底面に略平行に所定の深さ(H)を隔てて船幅両方向に延伸する所定の長さ(L)および所定の幅(B)の船底水平板と、該船底水平板の両端部から垂直方向に曲折して該船底面に固着される一対の船底垂直板とからなり、前記船底水平板の両端部は平面的に見て船尾側から船首側に所定の迎角度(α)をもって拡がるように形成され、かつ、前記船底水平板は船側から見て船尾側から船首側に前記船底面に対し所定の挟角度(β)をもって拡がるように固定され、前記船底垂直板は船側から見て下辺の長さは前記所定の長さ(L)と同一であり前記船底面に当接する上辺の長さ(L)は該所定の長さ(L)よりも大きく船尾側の辺は前記船舶に対して略垂直である略台形となっている、ことを特徴としている。
また、本願請求項2に係る船尾ダクトは、請求項1に記載の船尾ダクトであって、前記所定の深さ(H)を船尾側における深さ、前記所定の幅(B)を船尾側における幅、前記所定の長さ(L)を水平に投影された長さおよび前記上辺の長さ(L)を水平に投影された長さとしたときに、前記所定の深さ(H)は0.10〜0.25%Lppであり、前記所定の幅(B)は35〜60%Bmldであり、前記所定の長さ(L)は0.30〜0.60%Lppであり、前記上辺の長さ(L)は0.40〜0.75%Lppであり、前記所定の迎角度(α)は略5度〜30度であり、前記所定の挟角度(β)は略3度〜15度である、ことを特徴としている。
そして、本願請求項3に係る船尾ダクトは、請求項1に記載の船尾ダクトであって、バトックフロー型の常用速度におけるフルード数(Fn)が略0.20の船尾端近傍の船底面に位置し、船体中心線から船底面に略平行に船幅両方向に延伸する平面的な形状が船側の辺を斜辺とする等辺台形である船底水平板と、該船底水平板の両端部から垂直方向に曲折して該船底面に固着される一対の船底垂直板とからなり、前記船底水平板は船尾側における前記船底面に対する深さ(H)が略0.25%Lppであり、船尾側の船幅方向の幅(B)は略60%Bmldであり、水平に投影された長さ(L)は略0.60%Lppであり、該船底水平板の両端部の平面的に見た船尾側から船首側に拡がる迎角度(α)は略20度であり、かつ、前記船底水平板は船側から見て前記船底面に対し挟角度(β)を略8度として船尾側から船首側に拡がるように固定され、前記船底垂直板は船側から見て船尾側の辺が略垂直に立ち上がり船首側の辺が船首に向けて斜め上方に立ち上がる略台形を呈し、前記船底面における該船底垂直板の水平に投影された長さ(L)は略0.75%Lppである、ことを特徴としている。
さらに、本願請求項4に係る船尾ダクトは、請求項1に記載の船尾ダクトであって、バトックフロー型の常用速度におけるフルード数(Fn)が略0.24の船尾端近傍の船底面に位置し、船体中心線から船底面に略平行に船幅両方向に延伸する平面的な形状が船側の辺を斜辺とする等辺台形である船底水平板と、該船底水平板の両端部から垂直方向に曲折して該船底面に固着される一対の船底垂直板とからなり、前記船底水平板は船尾側における前記船底面に対する深さ(H)が略0.20%Lppであり、船尾側の船幅方向の幅(B)は略55%Bmldであり、水平に投影された長さ(L)は略0.50%Lppであり、該船底水平板の両端部の平面的に見た船尾側から船首側に拡がる迎角度(α)は略15度であり、かつ、前記船底水平板は船側から見て前記船底面に対し挟角度(β)を略5度として船尾側から船首側に拡がるように固定され、前記船底垂直板は船側から見て船尾側の辺が略垂直に立ち上がり船首側の辺が船首に向けて斜め上方に立ち上がる略台形を呈し、前記船底面における該船底垂直板の水平に投影された長さ(L)は略0.65%Lppである、ことを特徴としている。
また、本願請求項5に係る船尾ダクトは、請求項1に記載の船尾ダクトであって、バトックフロー型の常用速度におけるフルード数(Fn)が略0.30の船尾端近傍の船底面に位置し、船体中心線から船底面に略平行に船幅両方向に延伸する平面的な形状が船側の辺を斜辺とする等辺台形である船底水平板と、該船底水平板の両端部から垂直方向に曲折して該船底面に固着される一対の船底垂直板とからなり、前記船底水平板は船尾側における前記船底面に対する深さ(H)が略0.10%Lppであり、船尾側の船幅方向の長さ(B)は略35%Bmldであり、水平に投影された長さ(L)は略0.30%Lppであり、該船底水平板の両端部の平面的に見た船尾側から船首側に拡がる迎角度(α)は略5度であり、かつ、前記船底水平板は船側から見て前記船底面に対し挟角度(β)を略3度として船尾側から船首側に拡がるように固定され、前記船底垂直板は船側から見て船尾側の辺が略垂直に立ち上がり船首側の辺が船首に向けて斜め上方に立ち上がる略台形を呈し、前記船底面における該船底垂直板の水平に投影された長さ(L)は略0.40%Lppである、ことを特徴としている。
本願請求項1に係る発明によれば、船底水平板と一対の船底垂直板からなる船尾ダクトが、航行時における吃水線下にある船尾端近傍の船底面に固着されている。そして、この船尾ダクトは、船底側から見ると、船尾船底の水線面に合わせて船首側が拡がり船尾側が狭くなるように形成され、船側から見ると、水流の入口に当たる船首側が深く、水流の出口に当たる船尾側が浅くなるように形成されている。このため、常用速度域がフルード数(Fn)0.20〜0.30に相当するバトックフロー型船舶では、この船尾ダクトにより船尾ダクト出口から噴出される水流が加速されるとともに、船尾ダクト後方に生ずる船尾波の拡がりが小さくなり、造波抵抗および形状抵抗を合わせた剰余抵抗が低減し、馬力の低減を図ることができる。
また、本願請求項2に係る発明によれば、所定の深さ(H)は0.10〜0.25%Lpp、所定の幅(B)は35〜60Bmld、所定の長さ(L)は0.30〜0.60%Lpp、上辺の長さ(L)は0.40〜0.75%Lpp、所定の迎角度(α)は略5度〜30度および所定の挟角度(β)は略3度〜15度としている。所定の迎角度(α)が30度を超えると、船底垂直板の固有抵抗が大きくなり、所定の挟角度(β)が15度を超えると、船底水平板の水流から受ける抵抗により船体からの剥離を生ずるおそれがあるため、これらの数値が好ましい。
そして、本願請求項3ないし本願請求項5に係る発明によれば、バトックフロー型の船舶の推進効率が最大となる船尾ダクトの各数値、すなわち、船底面に対する深さ(H)、船幅方向の幅(B)、水平に投影された長さ(L)、水平に投影された長さ(L)、迎角度(α)および挟角度(β)を定めている。推進効率が最大となる船尾ダクトの各数値は、常用速度におけるフルード数(Fn)や船尾船底の形状により異なるが、フルード数や船舶の種類に応じたこれらの数値とすることにより、馬力が0.5%〜1.0%程度削減できる。なお、これらの数値は水槽実験により求められたものであり、実験の結果については後述する。
以下、本願発明を実施するための最良の形態に係る実施例1ないし実施例3について、図1ないし図9に基づいて説明する。なお、図1は、実施例1に係る船尾ダクト図であり、図1(a)は、船尾部の側面図、図1(b)は、船尾部の船底見上げ図、図2は、実施例1に係る船尾ダクトを取付けた船舶と船尾ダクトを取り付けていない船舶との比較図であり、図2(a)は、船尾船底に生ずる水線・船尾波見上げ図、図2(b)は、船尾船底の流速比較グラフ、図2(c)は、船速に対する剰余抵抗比較グラフ、図3は、実施例1に係る船尾ダクトを取付けた船舶と船尾ダクトを取り付けていない船舶との船速−馬力比較グラフである。また、図4は、実施例2に係る船尾ダクト図であり、図4(a)は、船尾部の側面図、図4(b)は、船尾部の船底見上げ図、図5は、実施例2に係る船尾ダクトを取付けた船舶と船尾ダクトを取り付けていない船舶との比較図であり、図5(a)は、船尾船底に生ずる水線・船尾波見上げ図、図5(b)は、船尾船底の流速比較グラフ、図5(c)は、船速に対する剰余抵抗比較グラフ、図6は、実施例2に係る船尾ダクトを取付けた船舶と船尾ダクトを取り付けていない船舶との船速−馬力比較グラフである。そして、図7は、実施例3に係る船尾ダクト図であり、図7(a)は、船尾部の側面図、図7(b)は、船尾部の船底見上げ図、図8は、実施例3に係る船尾ダクトを取付けた船舶と船尾ダクトを取り付けていない船舶との比較図であり、図8(a)は、船尾船底に生ずる水線・船尾波見上げ図、図8(b)は、船尾船底の流速比較グラフ、図8(c)は、船速に対する剰余抵抗比較グラフ、図9は、実施例3に係る船尾ダクトを取付けた船舶と船尾ダクトを取り付けていない船舶との船速−馬力比較グラフである。
また、図1、図2、図4、図5、図7および図8において、符号1は実施例1に係る船尾ダクト、符号2は実施例2に係る船尾ダクト、符号3は実施例3に係る船尾ダクト、符号11は船底水平板、符号13は船底垂直板、符号30は船舶、符号33は船尾底端部、符号35は船尾船底、符号37は舵、符号41は水線、符号43は船尾波、である。また、図1、図2、図4、図5、図7および図8では、図の右側が船首側であり、図の左側が船尾側であり、CLは船体中心線(center line)である。
図1ないし図3を基に、実施例1に係る船尾ダクトについて説明するが、まず、主に、図1に基づいて、実施例1の構成について説明する。
船舶30は船尾部がオーバーハングしたバトックフローを有する、例えば、コンテナ専用船を想定していて、常用速度におけるフルード数(Fn)は略0.20である。
船尾ダクト1は、鋼製の船底水平板11と船底水平板11の両端部から略垂直上方に立設される一対の鋼製の船底垂直板13、13から構成され、船尾船底35に取着された舵37後方の船尾側の端部に溶着されている。
船底水平板11は、平面的に見て船幅方向に細長く左右の辺が等しい等辺台形の平板であって、船尾船底35の表面に対し所定の深さ(H)が0.25%Lpp(length between perpendiculars:垂線間長)を保持するように略平行に固定されていて、その両端部は所定の迎角度(α)を略20度として船尾側から船首側に拡がるように形成されている。なお、ここにいう迎角度とは、船底水平板11の船尾側の辺から補助線を引きその補助線と船底水平板11の両端部の辺とのなす角度をいう。そして、船底水平板11の船幅方向の幅(以下、「所定の幅」という。)(B)は、船尾側において略60%Bmld(moulded breadth:船幅)であり、船底水平板11の水平に投影された長さ(以下、「所定の長さ」という。)(L)は0.60%Lppとなっている。
さらに、船底水平板11は、船側から見て船尾船底35の表面に対し所定の挟角度(β)を略8度として船尾側から船首側に拡がるように固定されている。なお、ここにいう挟角度とは、船尾船底面と船底水平板のなす角度をいう。
一対の船底垂直板13、13は、船底水平板11の両端部から垂直方向に曲折して船尾船底35の表面に溶着される平板であって、船底水平板11の両端部と船尾船底35面を塞いだようになっている。そして、船側から見たときに船底垂直板13の船尾側の辺は略垂直であり、下辺の長さは所定の長さ(L)に一致して0.60%Lppであり、船尾船底35の表面に当接する上辺の水平に投影された長さ(以下、「所定の長さ」という。)(L)は略0.75%Lppであって、船側から見たときの船底垂直板13の形状は、略台形となっている。
このような船尾ダクト1の構成により、船尾ダクト1と船尾船底35が形成する直方体状の空間は、船首側から船尾側にかけて平面的にも立体的にも狭まった漏斗状となっている。
つぎに、上述した構成を有する船尾ダクト1の作用効果について、主に、図2および図3を基に説明する。なお、以下に述べる効果は模型船を使用した水槽実験によるものである。
また、図2(a)は、船尾船底に生ずる水線・船尾波見上げ図であるが、右側が船尾ダクト1を取付けた船舶30の船底図であり、左側が船尾ダクト1を取付けていない同型の船舶30の船底図である。そして、図2(b)は船尾船底35の船尾端における流速分布を示したグラフであり、X軸を船尾船底35における船体中心線からの距離とし、Y軸を船速に対する流速の割合としたものであり、実線は船尾ダクト1を取付けていないもの、点線は船尾ダクト1を取付けたものである。
常用速度で航行するときのフルード数(Fn)が略0.20の船舶30には、船尾船底35の面に水線41が生ずるが、この水線41は安定した形となっている。上述したように、船舶30は、例えば、コンテナ専用船を想定しているが、コンテナ専用船は同じバトックフローを有する自動車運搬船やロールオンロールオフ貨物船に比べて、船尾船底35が平面に近く、かつ、平面の幅が広くなっている。このため、水線41の形状は船幅方向に拡がっている。
また、船尾船底35下を流れる水流の船速について説明すると、図2(b)に示すように、船尾船底35下を流れる水流の流速の船速に対する割合は、船側縁では船速と同一となって「1」となるが、船体中心部では船速よりも流速が遅くなって「0」に近づき、その間は上に凸の双曲線状となっている。そして、船体中心部における船速に対する流速の割合は、自動車運搬船やロールオンロールオフ貨物船よりも大きくなっている(図5(b)および図8(b)参照)。
実施例1では船舶30の船尾船底35下を流れる水流の形状に合わせて、船尾ダクト1の各数値である所定の深さ(H)、所定の幅(B)、所定の長さ(L)、所定の長さ(L)、所定の迎角度(α)および所定の挟角度(β)を上記のごとく定めている。このため、船尾船底35下の水流は、その殆どが船尾ダクト1の船首側入口から入り込み、漏斗状となった船尾ダクト1の船尾側出口から噴出すことになる。この結果、船尾底端部33後方に生ずる船尾波43は、図2(a)の左側の図のようには拡散せず、図2(a)の右側の図のように集束する。
このときの船尾船底35下を流れる水の流速は、図2(b)に示すように、船体中心線および船側縁では船尾ダクト1を取付けたものと取付けていないものとではそれほど差はないが、船体中心線と船側縁との中間域においては、船尾ダクト1を取付けたもののほうが、船速に対する流速の割合は大きくなっていて、船尾ダクト1の効果が現れていることが窺える。
また、図2(c)は、船速に対する剰余抵抗比較グラフであるが、X軸を船舶の航行速度とし、Y軸を形状抵抗と造波抵抗を合わせた剰余抵抗としたものであり、実線は船尾ダクト1を取付けていないもの、点線は船尾ダクト1を取付けたものである。
グラフから判断できるように、フルード数(Fn)が略0.20の船舶30では、船尾ダクト1を取付けたもののほうが、船尾ダクト1を取付けないものよりも剰余抵抗の低下率が大きいが、常用速度で航行するときに、低下率が略最大となっている。
上記の効果を馬力低減率で見たグラフが図3である。図3は、X軸を馬力(kw)とし、Y軸を船速(knots)としたグラフであり、実線は船尾ダクト1を取付けていないもの、点線は船尾ダクト1を取付けたものである。
グラフから判断できるように、常用速度で航行するときのフルード数(Fn)が略0.20の船舶30では、馬力低減率は0.5%となっている。
つぎに、図4ないし図6を基に、実施例2に係る船尾ダクトについて説明するが、実施例2に係る船尾ダクトは実施例1に係る船尾ダクトと略同一の構成であり、異なるところは、構成においては船尾ダクトの各寸法及び取り付け位置であり、作用効果においては、馬力低減率等の数値である。このため、実施例2に係る船尾ダクトについては、主に、実施例1に係る船尾ダクトと異なる部分について説明し、その他の説明を省略する。
なお、図5(a)は、船尾船底に生ずる水線・船尾波見上げ図であるが、右側が船尾ダクト2を取付けた船舶30の船底図であり、左側が船尾ダクト2を取付けていない同型の船舶30の船底図である。また、図5(b)は船尾船底35の船尾端における流速分布を示したグラフであり、X軸を船尾船底35における船体中心線からの距離とし、Y軸を船速に対する流速の割合としたものであり、実線は船尾ダクト2を取付けていないもの、点線は船尾ダクト2を取付けたものである。そして、図5(c)は、船速に対する剰余抵抗比較グラフであるが、X軸を船舶の航行速度とし、Y軸を形状抵抗と造波抵抗を合わせた剰余抵抗としたものであり、実線は船尾ダクト2を取付けていないもの、点線は船尾ダクト2を取付けたものである。さらに、図6は、船尾ダクト2を取付けた船舶と船尾ダクトを取り付けていない船舶との船速−馬力比較グラフであり、X軸を馬力(kw)とし、Y軸を船速(knots)としたものであり、実線は船尾ダクト2を取付けていないもの、点線は船尾ダクト2を取付けたものである。
実施例2では、船舶30は船尾部がオーバーハングしたバトックフローを有する、例えば、自動車運搬船を想定していて、常用速度におけるフルード数(Fn)は略0.24である。
船尾ダクト2では、所定の迎角度(α)は略15度であり、所定の挟角度(β)は略5度である。また、所定の深さ(H)は0.2%Lppであり、所定の幅(B)は略55%Bmldであり、所定の長さ(L)は0.5%Lppであり、所定の長さ(L)は0.65%Lppである。
このような船尾ダクト2の構成により、船尾ダクト2と船尾船底35が形成する直方体状の空間は、船首側から船尾側にかけて平面的にも立体的にも狭まった漏斗状となっている。
実施例2に係る船舶は船尾船底35が平面に近く、かつ、平面の幅が広くなっているものの、前述したコンテナ専用船に比べると平面の幅がやや狭くなっている。このため、水線41の形状も船幅方向に拡がっているが、その拡がりは、コンテナ専用船に比べるとやや狭くなっている。また、図5(b)に示すように、船尾船底35下を流れる水流の流速の船速に対する割合は、船側縁では船速と同一となって「1」となるが、船体中心部では船速よりも流速が遅くなって「0」に近づき、その間は上に凸の双曲線状となっている。そして、船体中心部における船速に対する流速の割合は、コンテナ専用船よりも小さく、ロールオンロールオフ貨物船よりも大きくなっている(図2(b)および図8(b)参照)。また、船側縁の流速に対する船体中心部の流速の低下率は実施例1に示したコンテナ専用船タイプのものよりも大きくなっていて、より「0」に近づいている。
実施例2では船舶30の船尾船底35下を流れる水流の形状に合わせて、船尾ダクト2の各数値である所定の深さ(H)、所定の幅(B)、所定の長さ(L)、所定の長さ(L)、所定の迎角度(α)および所定の挟角度(β)を定めている。このため、船尾船底35下の水流は、その殆どが船尾ダクト2の船首側入口から入り込み、漏斗状となった船尾ダクト2の船尾側出口から噴出することになる。この結果、船尾底端部33後方に生ずる船尾波43は、図5(a)の左側の図のようには拡散せず、図5(a)の右側の図のように集束する。
このときの船尾船底35下を流れる水流は、図5(b)に示すように、船体中心線および船側縁では船尾ダクト21を取付けたものと取付けていないものとではそれほど差はないが、船体中心線と船側縁との中間域においては、船尾ダクト2を取付けたもののほうが、船速に対する流速の割合は大きくなっていて、船尾ダクト2の効果が現れていることが窺える。
また、図5(c)のグラフから判断できるように、フルード数(Fn)が略0.24の船舶30では、船尾ダクト2を取付けたもののほうが、船尾ダクト2を取付けないものよりも剰余抵抗の低下率が大きいが、常用速度で航行するときに、低下率が略最大となっている。
上記の効果を馬力低減率で見たグラフが図6であるが、グラフから判断できるように、常用速度で航行するときのフルード数(Fn)が略0.24の船舶30では、馬力低減率は0.7%となっている。
つぎに、図7ないし図9を基に、実施例3に係る船尾ダクトについて説明するが、実施例3に係る船尾ダクトは実施例1や実施例2に係る船尾ダクトと略同一の構成であり、異なるところは、構成においては、船尾ダクトの各寸法及び取る付け位置であり、作用効果においては、馬力低減率等の数値である。このため、実施例2に係る船尾ダクトについては、主に、実施例1や実施例2に係る船尾ダクトと異なる部分について説明し、その他の説明を省略する。
なお、図8(a)は、船尾船底に生ずる水線・船尾波見上げ図であるが、右側が船尾ダクト3を取付けた船舶30の船底図であり、左側が船尾ダクト3を取付けていない同型の船舶30の船底図である。また、図8(b)は船尾船底35の船尾端における流速分布を示したグラフであり、X軸を船尾船底35における船体中心線からの距離とし、Y軸を船速に対する流速の割合としたものであり、実線は船尾ダクト3を取付けていないもの、点線は船尾ダクト3を取付けたものである。そして、図8(c)は、船速に対する剰余抵抗比較グラフであるが、X軸を船舶の航行速度とし、Y軸を形状抵抗と造波抵抗を合わせた剰余抵抗としたものであり、実線は船尾ダクト3を取付けていないもの、点線は船尾ダクト3を取付けたものである。さらに、図9は、実施例3に係る船尾ダクトを取付けた船舶と船尾ダクトを取り付けていない船舶との船速−馬力比較グラフであり、X軸を馬力(kw)とし、Y軸を船速(knots)としたものであり、実線は船尾ダクト3を取付けていないもの、点線は船尾ダクト3を取付けたものである。
実施例3では、船舶30は船尾部がオーバーハングしたバトックフローを有する、例えば、ロールオンロールオフ貨物船を想定していて、常用速度におけるフルード数(Fn)は略0.30である。
船尾ダクト3では、所定の迎角度(α)は略5度であり、所定の挟角度(β)は略3度である。また、所定の深さ(H)は0.1%Lppであり、所定の幅(B)は略35%Bmldであり、所定の長さ(L)は0.3%Lppであり、所定の長さ(L)は0.4%Lppである。
このような船尾ダクト3の構成により、船尾ダクト3と船尾船底35が形成する直方体状の空間は、船首側から船尾側にかけて平面的にも立体的にも狭まった漏斗状となっている。
実施例3に係る船舶は、船尾船底35が、実施例1のコンテナ専用船や実施例2で示した自動車運搬船に比べると横断面から見て船体中央部がやや下に尖った形状をしていて、かつ、船幅も狭くなっている。このため、水線41の形状も船幅方向に拡がっているが、その拡がりは、コンテナ専用船(実施例1)や自動車運搬船(実施例2)よりも狭くなっている。また、図8(b)に示すように、船尾船底35下を流れる水流の流速の船速に対する割合は、船側縁では船速と同一となって「1」となるが、船体中心部では船速よりも流速が遅くなって「0」に近づき、その間は上に凸の双曲線状となっている。そして、船体中心部における船速に対する流速の割合は、コンテナ専用船や自動車運搬船よりも小さくなっている(図2(b)および図5(b)参照)。また、船側縁の流速に対する船体中心部の流速の低下率はコンテナ専用船や自動車運搬船よりも大きくなっていて、より「0」に近づいている。
実施例3では船舶30の船尾船底35下を流れる水流の形状に合わせて、船尾ダクト3の各数値である所定の深さ(H)、所定の幅(B)、所定の長さ(L)、所定の長さ(L)、所定の迎角度(α)および所定の挟角度(β)を定めている。このため、船尾船底35下の水流は、その殆どが船尾ダクト2の船首側入口から入り込み、漏斗状となった船尾ダクト2の船尾側出口から噴出すことになる。この結果、船尾底端部33後方に生ずる船尾波43は、図8(a)の左側の図のようには拡散せず、図8(a)の右側の図のように集束する。
このときの船尾船底35下を流れる水流は、図8(b)に示すように、船体中心線および船側縁では船尾ダクト3を取付けたものと取付けていないものとではそれほど差はないが、船体中心線と船側縁との中間域においては、船尾ダクト3を取付けたもののほうが、船速に対する流速の割合は大きくなっていて、船尾ダクト3の効果が現れていることが窺える。
また、図8(c)のグラフから判断できるように、フルード数(Fn)が略0.30の船舶30では、船尾ダクト3を取付けたもののほうが、船尾ダクト3を取付けないものよりも剰余抵抗の低下率が大きいが、常用速度で航行するときに、低下率が略最大となっている。
上記の効果を馬力低減率で見たグラフが図9であるが、グラフから判断できるように、常用速度で航行するときのフルード数(Fn)が略0.30の船舶30では、馬力低減率は1.0%となっている。
なお、表1は、実施例1ないし実施例3に係る船尾ダクトの各数値、およびその効果である馬力低減率をまとめたものである。
Figure 0004297930
図1は、実施例1に係る船尾ダクト図であり、図1(a)は、船尾部の側面図、図1(b)は、船尾部の船底見上げ図である。 図2は、実施例1に係る船尾ダクトと船尾ダクトのない従来との比較図であり、図2(a)は、船尾船底に生ずる水線・船尾波見上げ図、図2(b)は、船尾船底の流速比較グラフ、図2(c)は、船速に対する剰余抵抗比較グラフ、である。 図3は、実施例1に係る船尾ダクトを取付けた船舶と船尾ダクトを取り付けていない船舶との船速−馬力比較グラフである。 図4は、実施例2に係る船尾ダクト図であり、図4(a)は、船尾部の側面図、図4(b)は、船尾部の船底見上げ図である。 図5は、実施例2に係る船尾ダクトを取付けた船舶と船尾ダクトを取り付けていない船舶との比較図であり、図5(a)は、船尾船底に生ずる水線・船尾波見上げ図、図5(b)は、船尾船底の流速比較グラフ、図5(c)は、船速に対する剰余抵抗比較グラフである。 図6は、実施例2に係る船尾ダクトを取付けた船舶と船尾ダクトを取り付けていない船舶との船速−馬力比較グラフである。 図7は、実施例3に係る船尾ダクト図であり、図7(a)は、船尾部の側面図、図7(b)は、船尾部の船底見上げ図である。 図8は、実施例3に係る船尾ダクトを取付けた船舶と船尾ダクトを取り付けていない船舶との比較図であり、図8(a)は、船尾船底に生ずる水線・船尾波見上げ図、図8(b)は、船尾船底の流速比較グラフ、図8(c)は、船速に対する剰余抵抗比較グラフである。 図9は、実施例3に係る船尾ダクトを取付けた船舶と船尾ダクトを取り付けていない船舶との船速−馬力比較グラフである。 図10は、船舶の抵抗低減装置の実施の一形態を示すもので、図10(a)は概略背面図、図10(b)は図10(a)のX−X方向矢視拡大図である。
符号の説明
1 実施例1に係る船尾ダクト
2 実施例2に係る船尾ダクト
3 実施例3に係る船尾ダクト
11 船底水平板
13 船底垂直板
33 船尾底端部
35 船尾船底

Claims (5)

  1. 略垂直に切り立った船尾端を有するバトックフロー型の船尾端近傍の船底面に位置し船体中心線から該船底面に略平行に所定の深さ(H)を隔てて船幅両方向に延伸する所定の長さ(L)および所定の幅(B)の船底水平板と、該船底水平板の両端部から垂直方向に曲折して該船底面に固着される一対の船底垂直板とからなり、
    前記船底水平板の両端部は平面的に見て船尾側から船首側に所定の迎角度(α)をもって拡がるように形成され、
    かつ、前記船底水平板は船側から見て船尾側から船首側に前記船底面に対し所定の挟角度(β)をもって拡がるように固定され、
    前記船底垂直板は船側から見て下辺の長さは前記所定の長さ(L)と同一であり前記船底面に当接する上辺の長さ(L)は該所定の長さ(L)よりも大きく船尾側の辺は前記船舶に対して略垂直である略台形となっている、ことを特徴とする船尾ダクト。
  2. 前記所定の深さ(H)を船尾側における深さ、前記所定の幅(B)を船尾側における幅、前記所定の長さ(L)を水平に投影された長さおよび前記上辺の長さ(L)を水平に投影された長さとしたときに、
    前記所定の深さ(H)は0.10〜0.25%Lppであり、前記所定の幅(B)は35〜60%Bmldであり、前記所定の長さ(L)は0.30〜0.60%Lppであり、前記上辺の長さ(L)は0.40〜0.75%Lppであり、前記所定の迎角度(α)は略5度〜30度であり、前記所定の挟角度(β)は略3度〜15度である、ことを特徴とする請求項1に記載の船尾ダクト。
  3. バトックフロー型の常用速度におけるフルード数(Fn)が略0.20の船尾端近傍の船底面に位置し、船体中心線から船底面に略平行に船幅両方向に延伸する平面的な形状が船側の辺を斜辺とする等辺台形である船底水平板と、該船底水平板の両端部から垂直方向に曲折して該船底面に固着される一対の船底垂直板とからなり、
    前記船底水平板は船尾側における前記船底面に対する深さ(H)が略0.25%Lppであり、船尾側の船幅方向の幅(B)は略60%Bmldであり、水平に投影された長さ(L)は略0.60%Lppであり、該船底水平板の両端部の平面的に見た船尾側から船首側に拡がる迎角度(α)は略20度であり、
    かつ、前記船底水平板は船側から見て前記船底面に対し挟角度(β)を略8度として船尾側から船首側に拡がるように固定され、
    前記船底垂直板は船側から見て船尾側の辺が略垂直に立ち上がり船首側の辺が船首に向けて斜め上方に立ち上がる略台形を呈し、前記船底面における該船底垂直板の水平に投影された長さ(L)は略0.75%Lppである、ことを特徴とする請求項1に記載の船尾ダクト。
  4. バトックフロー型の常用速度におけるフルード数(Fn)が略0.24の船尾端近傍の船底面に位置し、船体中心線から船底面に略平行に船幅両方向に延伸する平面的な形状が船側の辺を斜辺とする等辺台形である船底水平板と、該船底水平板の両端部から垂直方向に曲折して該船底面に固着される一対の船底垂直板とからなり、
    前記船底水平板は船尾側における前記船底面に対する深さ(H)が略0.20%Lppであり、船尾側の船幅方向の幅(B)は略55%Bmldであり、水平に投影された長さ(L)は略0.50%Lppであり、該船底水平板の両端部の平面的に見た船尾側から船首側に拡がる迎角度(α)は略15度であり、
    かつ、前記船底水平板は船側から見て前記船底面に対し挟角度(β)を略5度として船尾側から船首側に拡がるように固定され、
    前記船底垂直板は船側から見て船尾側の辺が略垂直に立ち上がり船首側の辺が船首に向けて斜め上方に立ち上がる略台形を呈し、前記船底面における該船底垂直板の水平に投影された長さ(L)は略0.65%Lppである、ことを特徴とする請求項1に記載の船尾ダクト。
  5. バトックフロー型の常用速度におけるフルード数(Fn)が略0.30の船尾端近傍の船底面に位置し、船体中心線から船底面に略平行に船幅両方向に延伸する平面的な形状が船側の辺を斜辺とする等辺台形である船底水平板と、該船底水平板の両端部から垂直方向に曲折して該船底面に固着される一対の船底垂直板とからなり、
    前記船底水平板は船尾側における前記船底面に対する深さ(H)が略0.10%Lppであり、船尾側の船幅方向の長さ(B)は略35%Bmldであり、水平に投影された長さ(L)は略0.30%Lppであり、該船底水平板の両端部の平面的に見た船尾側から船首側に拡がる迎角度(α)は略5度であり、
    かつ、前記船底水平板は船側から見て前記船底面に対し挟角度(β)を略3度として船尾側から船首側に拡がるように固定され、
    前記船底垂直板は船側から見て船尾側の辺が略垂直に立ち上がり船首側の辺が船首に向けて斜め上方に立ち上がる略台形を呈し、前記船底面における該船底垂直板の水平に投影された長さ(L)は略0.40%Lppである、ことを特徴とする請求項1に記載の船尾ダクト。
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