JP4297767B2 - 血液処理フィルターシステム - Google Patents

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Description

本発明は、血液処理フィルターシステムに関するものである。
血液を処理する血液処理フィルターシステム、例えば白血球除去フィルターとバッグ類が予め接続されている血液処理フィルターシステムにおいては、第1の容器中の血液をフィルターで濾過(白血球を濾別)して第2の容器に収容し、第2の容器中の血液を遠心分離等の手段で各成分に分離する。
この血液処理フィルターシステムには、第1の容器中の血液をフィルターで濾過して第2の容器に収容する際、フィルター内等に予め入っていた不要な成分(例えば、空気)が第2の容器に収容され、前記分離操作に悪影響を及ぼすことを防止するため、第2の容器中の不要な成分を排出(除去)する手段が設けられている。
このような第2の容器中の不要な成分を排出する手段を備えた血液処理フィルターシステムとしては、フィルターをバイパスするバイパス回路(バイパス流路)を設け、そのバイパス回路を介して、第2の容器中の不要な成分を第1の容器へ排出するものがある。
その代表的なものとしては、一端が第1の容器とフィルター入口側の間で入口流路へ接続され、他端が第2の容器へ直接接続されたバイパス回路を有するもの(例えば、特許文献1参照)、または、一端が第1の容器とフィルター入口との間で入口流路へ接続され、他端がフィルター出口と第2の容器との間で出口流路へ接続されたバイパス回路を有するもの(例えば、特許文献2参照)がある。
しかしながら、前記従来の血液処理フィルターシステムでは、バイパス回路の長さが長く、このため、そのバイパス回路に残留する血液が多くなるとともに、操作性が悪いという欠点がある。
また、このような血液処理フィルターシステムでは、組み立て時に、フィルターの各ポートにそれに対応する流路を構成するチューブを接続して回路全体を形成するが、接続するチューブには外見上区別がないため、誤って違うポートにチューブを接続してしまう、いわゆる流路の誤接続を生じることがある。
特表平8−500532号公報 特表平8−500509号公報
本発明の目的は、バイパス流路の長さが短く、操作性が良く、第2の容器から例えば空気等を容易かつ確実に排出することができる血液処理フィルターシステムを提供することにある。
また、本発明の目的は、組み立て時に流路の誤接続を防止することができる血液処理フィルターシステムを提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(15)の本発明により達成される。
(1) 血液を処理する血液処理フィルターシステムであって、
ハウジングと、該ハウジング内を流入室と流出室とに仕切る濾材と、前記流入室に連通する第1の流入口および第2の流入口と、前記流出室に連通する流出口とを有するフィルターと、
一端側が前記第1の流入口に連通し、他端側が血液を収納する第1の容器側に連通し得る第1の流路と、
前記フィルターの前記濾材を透過した前記血液を収納する第2の容器と、
一端側が前記流出口に連通し、他端側が前記第2の容器に連通した第2の流路と、
一端側が前記第2の流路に連通し、他端側が前記第2の流入口に連通した第3の流路とを備えることを特徴とする血液処理フィルターシステム。
(2) 前記第2の容器内の空気が、前記第2の流路、前記第3の流路、前記第2の流入口、前記流入室、前記第1の流入口および前記第1の流路をこの順序で経由して、前記第1の容器へ送出される上記(1)に記載の血液処理フィルターシステム。
(3) 前記第2の流路と前記第3の流路との合流部より前記フィルター側に位置する前記第2の流路を流れる流体の流れを規制する第2の流路用規制手段を有する上記(1)または(2)に記載の血液処理フィルターシステム。
(4) 血液を処理する血液処理フィルターシステムであって、
ハウジングと、該ハウジング内を流入室と流出室とに仕切る濾材と、前記流入室に連通する第1の流入口および第2の流入口と、前記流出室に連通する流出口とを有するフィルターと、
一端側が前記第1の流入口に連通し、他端側が血液を収納する第1の容器側に連通し得る第1の流路と、
前記フィルターの前記濾材を透過した前記血液を収納する第2の容器と、
一端側が前記流出口に連通し、他端側が前記第2の容器に連通した第2の流路と、
一端側が前記第2の容器に連通し、他端側が前記第2の流入口に連通した第3の流路とを備えることを特徴とする血液処理フィルターシステム。
(5) 前記第2の容器内の空気が、前記第3の流路、前記第2の流入口、前記流入室、前記第1の流入口および前記第1の流路をこの順序で経由して、前記第1の容器へ送出される上記(4)に記載の血液処理フィルターシステム。
(6) 前記第2の流路を流れる流体の流れを規制する第2の流路用規制手段を有する上記(4)または(5)に記載の血液処理フィルターシステム。
(7) 前記第3の流路を流れる流体の流れを規制する第3の流路用規制手段を有する上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の血液処理フィルターシステム。
(8) 前記第3の流路用規制手段は、前記第2の容器側から前記フィルター側への流体の流れを可能にし、かつ、その逆方向の流体の流れを阻止する逆流阻止手段である上記(7)に記載の血液処理フィルターシステム。
(9) 前記第1の容器を有し、該第1の容器と、前記第1の流路の前記他端側とが連通している上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の血液処理フィルターシステム。
(10) ドナーより血液を採取する採血針と、
一端側が前記第1の容器に連通し、他端側が前記採血針に連通した第4の流路とを有する上記(9)に記載の血液処理フィルターシステム。
(11) 前記フィルターにおいて、前記第1の流入口は、前記ハウジングの一端側に設けられ、前記第2の流入口と前記流出口とは、前記ハウジングの他端側に並べて設けられている上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の血液処理フィルターシステム。
(12) 血液処理フィルターシステムの組み立て時に、前記流出口と前記第2の流入口に対し前記第2の流路と前記第3の流路とが誤接続されることを防止する誤接続防止手段を有する上記(11)に記載の血液処理フィルターシステム。
(13) 前記第2の流入口と前記流出口とは、それぞれ、管状に突出した突出部で構成され、前記第2の流入口の突出部と前記流出口の突出部の外径同士が異なっている上記(11)または(12)に記載の血液処理フィルターシステム。
(14) 前記第2の流入口と前記流出口とは、それぞれ、管状に突出した突出部を有し、前記第2の流入口の突出部と前記流出口の突出部の内径同士が異なっている上記(11)または(12)に記載の血液処理フィルターシステム。
(15) 前記流出口と前記第2の流入口に対し前記第2の流路と前記第3の流路とがアダプタを介して接続され、前記アダプタは、前記流出口および前記第2の流入口に対する装着方向が適正な方向でのみ装着可能であるよう構成されたものである上記(11)または(12)に記載の血液処理フィルターシステム。
本発明によれば、第2の容器内に収納されている例えば空気等を第1の容器へ容易かつ確実に排出(回収)することができる。
また、第3の流路によるバイパス回路(バイパス流路)は、第2の流路の途中と、フィルターの第2の流入口との間、または、第2の容器と、フィルターの第2の流入口との間に設けられるので、バイパス回路の長さが短く、操作性が良い。
また、本発明によれば、組み立て時に流路(回路)の誤接続を防止することができる。
以下、本発明の血液処理フィルターシステムを添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の血液処理フィルターシステムの第1実施形態を模式的に示す平面図である。
同図に示す血液処理フィルターシステム1は、血液から目的とする不要物を濾別(分離)するシステムであり、採血された血液を収納する採血バッグ(第1の容器)2と、血液から目的とする不要物を濾別するフィルター4と、フィルター4で濾過された血液を収納するバッグ(第2の容器)3とを有している。
ここで、血液には、全血のみならず、赤血球、血漿、血小板等の血液成分も含まれる。
また、不要物としては、例えば、白血球、血小板、微細凝集塊、ウイルス、細菌、プリオン、病原物質等が挙げられる。
なお、不要物が白血球の場合には、血液処理フィルターシステム1は、リンパ球、顆粒球、単球のうちの1つまたは2つ以上を分離するものであってもよい。
また、不要物がウイルスである場合には、そのウイルスとしては、例えば、HAV、HBV、HCV、HIV、HTLV−I、CMV、パルボウイルスB19、フィローウイルス、ハンタウイルス等が挙げられる。
図1に示すように、採血バッグ2の図1中下側には、採血バッグ2内(血液収納部)に連通するよう可撓性を有するチューブ6の一端が接続され、このチューブ6の他端には、ハブ51を介して採血針5が装着されている。また、ハブ51には採血針5を被包する図示しないキャップが装着される。なお、チューブ6の内腔により第4の流路の主要部が構成される。
また、採血バッグ2の図1中下側には、採血バッグ2内に連通するよう可撓性を有するチューブ7の一端が接続され、このチューブ7の他端は、閉塞している。なお、チューブ7の他端側は、フィルター4の後述するチューブ8に接続する接続部を構成する。
また、採血バッグ2内には、予め抗凝固剤が入れられていることが好ましい。この抗凝固剤は、通常液体であり、例えば、ACD−A液、CPD液、CPDA−1液、ヘパリンナトリウム液等が挙げられる。これらの抗凝固剤の量は、予定採血量に応じた適正な量とされる。
採血バッグ2の構成材料としては、例えば、ポリ塩化ビニル、軟質ポリ塩化ビニル、軟質ポリ塩化ビニルを主とする材料(例えば、少量の他の高分子材料との共重合体、ポリマーブレンド、ポリマーアロイ等)、エチレン−酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。
フィルター4は、ハウジング41と、ハウジング41内に設けられた濾材(濾過媒体)42とを有している。濾材42は、ハウジング41内を流入室(流入空間)43と流出室(流出空間)44とに仕切る(区分する)ように設けられている。また、ハウジング41には、流入室43に連通する第1の流入口45および第2の流入口46と、流出室43に連通する流出口47とが設けられている。
第1の流入口45、第2の流入口46および流出口47の形状、構造は、特に限定されないが、後述するように、これらはそれぞれ管状に突出した突出部(管状突出部)で構成されており、この管状突出部にチューブ8、11、9の端部が接続可能とされているのが好ましい。
この場合、第1の流入口45、第2の流入口46および流出口47を構成する管状突出部は、チューブの内腔に嵌入されて接続されるものが好ましいが(図5参照)、管状突出部の内腔にチューブを嵌入して接続されるものでもよい(図6参照)。
フィルター4のハウジング41の構成材料としては、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、軟質ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)等が挙げられる。
また、濾材42の構成材料としては、例えば、ポリエーテル型ポリウレタン、ポリエステル型ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等の多孔体や不織布等が挙げられる。
このフィルター4の種類は、特に限定されず、用途等に応じて適宜選択されるが、例えば、白血球除去フィルター、マイクロアグリゲート(微細凝集塊)除去フィルター、ウイルス除去フィルター等が挙げられる。
また、白血球除去フィルターには、白血球のみを分離するタイプと、白血球および血小板を濾別するタイプとがあり、また、同時に微細凝集塊を濾別するようにすることも可能である。
また、マイクロアグリゲート除去フィルターには、微細凝集塊のみを濾別するタイプと、微細凝集塊および血小板を濾別するタイプとがある。
また、ウイルス除去フィルターにおいては、ウイルスのみを濾別するタイプと、ウイルスとともに、エンドトキシンと微細凝集塊とのいずれか一方または両方を濾別するタイプがある。また、さらに白血球や血小板も選択的に濾別できるようにすることもできる。
また、エンドトキシン除去フィルターにおいても、エンドトキシンのみを濾別するタイプと、エンドトキシンとともに、ウイルスと微細凝集塊とのいずれか一方または両方を濾別するタイプがある。また、さらに白血球や血小板も選択的に濾別できるようにすることもできる。
このフィルター4の第1の流入口45には、流入室43に連通するよう可撓性を有するチューブ8の一端が接続され、このチューブ8の他端は、閉塞している。なお、チューブ8の内腔により第1の流路の主要部が構成される。また、チューブ8の他端側は、前記採血バッグ2のチューブ7に接続する接続部を構成する。このチューブ8の他端側と、前記チューブ7の他端側とを接続することにより、これらチューブ7および8を介して、フィルター4の流入室43と採血バッグ2内とが連通する。
また、フィルター4の流出口47には、流出室44に連通するよう可撓性を有するチューブ9の一端が接続され、このチューブ9の他端は、バッグ3の図1中上側に、バッグ3内(血液収納部)に連通するように接続されている。チューブ9の内腔により第2の流路の主要部が構成される。
また、チューブ9の途中には、三方分岐管である分岐コネクタ(分岐部)12が設けられ、この分岐コネクタ12には、可撓性を有するチューブ(バイパス回路)11の一端が接続されている。すなわち、分岐コネクタ12において、チューブ9の内腔とチューブ11の内腔とが連通している。このチューブ11の他端は、フィルター4の第2の流入口46に、流入室43に連通するように接続されている。なお、チューブ11の内腔により第3の流路の主要部が構成される。
分岐コネクタ12としては、例えばY字管、T字管、ト字管、三方活栓等を用いることができる。
前記各チューブ6、7、8、9および11の構成材料としては、それぞれ、例えば、ポリ塩化ビニル、軟質ポリ塩化ビニル、軟質ポリ塩化ビニルを主とする材料(例えば、少量の他の高分子材料との共重合体、ポリマーブレンド、ポリマーアロイ等)、エチレン−酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。
また、前記バッグ3の構成材料としては、例えば、前記採血バッグ2と同様のものを用いることができる。
前記チューブ9の分岐コネクタ12とフィルター4との間には、第2の流路用規制手段として、クレンメ(クランプ部材)13が設けられている。このクレンメ13は、分岐コネクタ12の近傍に配置されるのが好ましい。
このクレンメ13の着脱により、分岐コネクタ12(第2の流路と第3の流路との合流部)よりフィルター4側に位置するチューブ9内を流れる流体(血液や空気)の流れが規制される。すなわち、クレンメ13を装着すると、そのクレンメ13でチューブ9が圧閉され、その流路が閉塞する(遮断される)。また、クレンメ13を取り外すと、前記流路が開通する。
また、チューブ11の途中には、第3の流路用規制手段として、逆止弁(逆流阻止手段)14が設けられている。この逆止弁14は、フィルター4の近傍に配置されるのが好ましい。
この逆止弁14により、チューブ11内を流れる流体(血液や空気)の流れが、バッグ3(分岐コネクタ12)側からフィルター4側への一方向に規制される。すなわち、バッグ3(分岐コネクタ12)からフィルター4への流体(血液や空気)の流れが可能になり、かつ、その逆方向の流体(血液や空気)の流れが阻止(防止)される。
この逆止弁14を簡単に説明すると、逆止弁14は、その内部に、図示しない一対の板状の開閉部材が形成された弁本体を有し、各開閉部材は、弾性力(復元力)により互いに密着し、これにより、逆止弁14内の流路は、閉塞している。血液流や空気流がフィルター4側からバッグ3(分岐コネクタ12)側、すなわち、逆止弁14の先端側から基端側に向いている場合には、その血液や空気により圧力が各開閉部材の先端側の外面にかかり、開閉部材同士を密着させるように作用する。このため、血液や空気は、フィルター4側からバッグ3(分岐コネクタ12)側には流れない。
一方、血液流や空気流がバッグ3(分岐コネクタ12)側からフィルター4側に向いている場合には、その血液や空気により所定の圧力が各開閉部材の基端側のテーパ面にかかり、その圧力により各開閉部材が離間する方向に変位し、逆止弁14内の流路が開通する。これにより、血液や空気は、バッグ3(分岐コネクタ12)側からフィルター4側に流れる。
なお、フィルター4の流出口47、またはチューブ9の分岐コネクタ12とフィルター4との間に、血液の濾過時の流量(流速)を調節する流量(流速)調節手段として、オリフィス(狭窄部)を設けてもよい。この場合、チューブ11が前記オリフィスをバイパスするように設けられているので、後述するバッグ3から採血バッグ2への空気の排出を容易かつ確実に行うことができる。
また、チューブ7とチューブ8とは、予め接続されていてもよい(第1の容器である採血バッグ2内と第1の流路の他端側とが連通していてもよい)。
次に、血液処理フィルターシステム1の作用(使用方法)を説明する。
なお、代表的に、血液処理フィルターシステム1を、血液から白血球を濾別(分離)するシステムに適用した場合(フィルター4として白血球除去フィルターを用いた場合)について説明する。
まず、採血針5を使用してドナー(供血者)から血液を採血バッグ2内に所定量採取する。そして、必要に応じて、チューブシーラー等により、チューブ6を融着により封止し、その封止部を切断して採血針5側のチューブ6を分離、除去する。
次に、採血バッグ2側のチューブ7と、フィルター4側のチューブ8とを無菌的に接続する。これにより、チューブ7および8を介して、フィルター4の流入室43と採血バッグ2内とが連通する。この接続は、例えば、特開平6−78971号公報等に記載されているチューブ接続装置を用いて行うことができる。
次に、フィルター4による血液の濾過、すなわち、血液からの白血球の濾別(分離)を行う。この場合、例えば、血液が収納されている採血バッグ2をスタンドに吊り下げることによって、その採血バッグ2を高い位置に配置し、重力を利用してもよく、また、例えば、特開平1−288238号公報等に記載されているバッグ加圧装置を用いて採血バッグ2を加圧してもよい。なお、クレンメ13は、取り外されている。
これにより、採血バッグ2内に収納されている血液は、チューブ7内およびチューブ8内を流れ、フィルター4の第1の流入口45から流入室43に流入し、濾材42で白血球が濾別(分離)される。
濾材42を透過し、白血球が分離された血液(濾過後の血液)は、流出室44に流入し、流出室44の流出口47から流出し、チューブ9内を流れ、バッグ3内に導入(回収)される。
一方、チューブ11には逆止弁14が設けられているので、この逆止弁14によって、濾過前の血液や白血球がフィルター4の第2の流入口46から流出して逆止弁14よりバッグ3側(下流側)に流れるのが阻止(防止)される。
前記濾過後の血液がすべてバッグ3内に収納された後、チューブ9の分岐コネクタ12とフィルター4との間にクレンメ13を装着する。これにより、そのクレンメ13でチューブ9が圧閉され、その流路が閉塞する(遮断される)。
次に、バッグ3内に収納された空気をバッグ3から採血バッグ2へ排出(送出)する。この場合、例えば、前記バッグ加圧装置を用いてバッグ3を加圧する。
これにより、バッグ3内に収納されている空気は、チューブ9、11、フィルター4の第2の流入口46、流入室43、第1の流入口45、チューブ8および7を、この順序で経由して、採血バッグ2へ送出される。
すなわち、バッグ3が加圧されると、バッグ3内に収納されている空気は、バッグ3から排出(送出)され、チューブ9内およびチューブ11内を流れ、フィルター4の第2の流入口46から流入室43に流入し、第1の流入口45から流出し、チューブ8内およびチューブ7内を流れ、採血バッグ2内に導入(回収)される。
一方、クレンメ13により、バッグ3内に収納されている空気がフィルター4の流出室44側に流出するのが阻止(防止)される。
前記バッグ3内に収納されている空気がすべて採血バッグ2内に収納された後、クレンメ13を取り外し、その採血バッグ2内に収納された空気を用いて(空気を媒体として)、血液処理フィルターシステム1の回路内に残存している血液(特に、フィルター4の流入室43に残存している血液)を、フィルター4で濾過し、バッグ3内に回収する。これにより、採血した血液を無駄なく濾過し、バッグ3内に回収することができる。
なお、前記血液処理フィルターシステム1の回路内に残存している血液の回収の際は、例えば、前記バッグ加圧装置を用いて採血バッグ2を加圧する。この後の作用は、前記と同様であるので、その説明は省略する。以上で、血液処理フィルターシステム1による処理を終了する。
以上説明したように、この血液処理フィルターシステム1によれば、チューブ11により、チューブ9の途中と、フィルター4の第2の流入口46とを連通するバイパス回路(バイパス流路)が形成されるので、バッグ3内に収納されている空気を、チューブ9、11、フィルター4の第2の流入口46、流入室43、第1の流入口45、チューブ8および7をこの順序で経由させて、採血バッグ2へ確実に排出(回収)することができる。
また、この血液処理フィルターシステム1では、チューブ11によるバイパス回路は、チューブ9の途中と、フィルター4の第2の流入口46との間に設けられるので、バイパス回路の長さが短く、操作性が良い。
また、フィルター4の流出口47、またはチューブ9の分岐コネクタ12とフィルター4との間に、血液の濾過時の流量(流速)を調節する流量(流速)調節手段として、オリフィス(狭窄部)を設けても、バッグ3から採血バッグ2への空気の排出を容易かつ確実に行うことができる。
次に、本発明の血液処理フィルターシステムの第2実施形態について説明する。
図2は、本発明の血液処理フィルターシステムの第2実施形態を模式的に示す平面図である。
以下、第2実施形態の血液処理フィルターシステム1について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図2に示すように、第2実施形態の血液処理フィルターシステム1は、第2の流路用規制手段として、逆止弁(逆流阻止手段)15を有している。
すなわち、第2実施形態の血液処理フィルターシステム1では、チューブ9の分岐コネクタ12とフィルター4との間に、逆止弁(逆流阻止手段)15が設けられている。この逆止弁15は、分岐コネクタ12の近傍に配置されるのが好ましい。
この逆止弁15により、分岐コネクタ12(第2の流路と第3の流路との合流部)よりフィルター4側に位置するチューブ9内を流れる流体(血液や空気)の流れが、フィルター4側からバッグ3(分岐コネクタ12)側への一方向に規制される。すなわち、フィルター4からバッグ3(分岐コネクタ12)への流体(血液や空気)の流れが可能になり、かつ、その逆方向の流体(血液や空気)の流れが阻止(防止)される。
この逆止弁15の構成は、前述した第1実施形態における逆止弁14と同様であるので、その説明は省略する。
この血液処理フィルターシステム1によれば、前述した第1実施形態の血液処理フィルターシステム1と同様の効果が得られる。
そして、前述した第1実施形態ではクレンメ13の着脱操作を行う必要があるが、この血液処理フィルターシステム1では、第2の流路用規制手段として逆止弁15が設けられているので、そのような着脱操作を行う必要がなく、手間がかからず、また、より確実に前述した処理を行うことができる。
次に、本発明の血液処理フィルターシステムの第3実施形態について説明する。
図3は、本発明の血液処理フィルターシステムの第3実施形態を模式的に示す平面図である。
以下、第3実施形態の血液処理フィルターシステム1について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図3に示すように、第3実施形態の血液処理フィルターシステム1では、可撓性を有するチューブ(バイパス回路)11の一端が、バッグ(第2の容器)3の図3中上側に、バッグ3内(血液収納部)に連通するように接続されている。
このため、バッグ3内に収納された空気は、チューブ11、フィルター4の第2の流入口46、流入室43、第1の流入口45、チューブ8および7を、この順序で経由して、採血バッグ2へ排出(送出)され、採血バッグ2内に回収される。
この血液処理フィルターシステム1によれば、前述した第1実施形態の血液処理フィルターシステム1と同様の効果が得られる。
次に、本発明の血液処理フィルターシステムの第4実施形態について説明する。
図4は、本発明の血液処理フィルターシステムの第4実施形態を模式的に示す平面図である。
以下、第4実施形態の血液処理フィルターシステム1について、前述した第2実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図4に示すように、第4実施形態の血液処理フィルターシステム1では、可撓性を有するチューブ(バイパス回路)11の一端が、バッグ(第2の容器)3の図4中上側に、バッグ3内(血液収納部)に連通するように接続されている。
このため、バッグ3内に収納された空気は、チューブ11、フィルター4の第2の流入口46、流入室43、第1の流入口45、チューブ8および7を、この順序で経由して、採血バッグ2へ排出(送出)され、採血バッグ2内に回収される。
この血液処理フィルターシステム1によれば、前述した第2実施形態の血液処理フィルターシステム1と同様の効果が得られる。
次に、本発明に用いられるフィルターの実施形態について説明する。
図5〜図7は、それぞれ、本発明に用いられるフィルターの実施形態を示す断面側面図である。
図5に示すように、フィルター4は、ハウジング41と、ハウジング41内に設けられた濾材42とを有し、濾材42によりハウジング41の内部が流入室43と流出室44とに仕切られている。ハウジング41の内壁面には、濾材42を所定位置に保持するスペーサーとして機能する複数の突起48が形成されている。
ハウジング41の一端側(図5中上側)には、第1の流入口45が設けられ、ハウジング41の他端側(図5中下側)には、第2の流入口46と流出口47とが並べて設けられている。
第1の流入口45、第2の流入口46および流出口47は、それぞれ管状に突出した突出部(管状突出部)で構成されている。この場合、第2の流入口46と流出口47とは、同方向にほぼ平行に突出している。
そして、第1の流入口45、第2の流入口46および流出口47には、それぞれ、チューブ(第1の流路)8、チューブ(第3の流路)11およびチューブ(第2の流路)9の端部が接続される。
このフィルター4においては、前述の血液処理フィルターシステム1への組み立て時に、流出口47および第2の流入口46に対しそれぞれチューブ9および11を接続するが、その際、チューブ9とチューブ11とを誤って逆に接続するといった誤接続を防止することができる誤接続防止手段を有する。以下、この誤接続防止手段の構成について詳述する。
図5に示すように、第2の流入口46を構成する管状突出部と流出口47を構成する突出部は、それらの外径同士が異なっている。すなわち、第2の流入口46を構成する管状突出部の外径に比べ、流出口47を構成する突出部の外径が大きいものとなっている。そして、流出口47に接続(被せるように嵌めて接続)すべきチューブ9の内径も第2の流入口46に接続(被せるように嵌めて接続)すべきチューブ11の内径より大きいものとなっている。
このような構成とすることにより、流出口47と第2の流入口46に対し、チューブ9、11を誤って逆に接続しようとした場合に、チューブ11、9の内径が流出口47および第2の流入口46の外径に合致せず、接続することができないか、あるいは誤接続であることに容易に気が付く。
図6に示すフィルター4は、誤接続防止手段の構成が図5のものと異なり、それ以外は同様である。
図6に示すように、第2の流入口46を構成する管状突出部と流出口47を構成する突出部は、それらの内径同士が異なっている。すなわち、第2の流入口46を構成する管状突出部の内径に比べ、流出口47を構成する突出部の内径が大きいものとなっている。そして、流出口47に接続(内腔に嵌入するように接続)すべきチューブ9の外径も第2の流入口46に接続(内腔に嵌入するように接続)すべきチューブ11の外径より大きいものとなっている。
このような構成とすることにより、流出口47と第2の流入口46に対し、チューブ9、11を誤って逆に接続しようとした場合に、チューブ11、9の外径が流出口47および第2の流入口46の内径に合致せず、接続することができないか、あるいは誤接続であることに容易に気が付く。
図7に示すフィルター4は、誤接続防止手段の構成が図5および6のものと異なり、それ以外は同様である。
図7に示すフィルター4では、チューブ9および11を流出口47および第2の流入口46に対しアダプタ(コネクタ)49を介して接続する。このアダプタ49は、流出口47および第2の流入口46に対する装着方向が適正な方向でのみ装着可能であるよう構成されたものである。以下詳述する。
アダプタ49は、チューブ9が嵌合して接続される管状突出部491と、チューブ11が嵌合して接続される管状突出部492とを有すると共に、それらと反対側(図7中上側)に、流出口47の管状突出部が液密に嵌合する凹部493と、第2の流入口46の管状突出部が液密に嵌合する凹部494とを有する。管状突出部491と凹部493とは連通し、管状突出部492と凹部494とは連通している。凹部493、494間には、凸部495が形成されている。
流出口47の管状突出部の外径は、第2の流入口46の管状突出部の外径より大きく、これに対応して、凹部493の内径は、凹部494の内径より大きい。
アダプタ49をフィルター4に対し適正に装着する場合、流出口47の管状突出部が凹部493に嵌合し、第2の流入口46の管状突出部が凹部494に嵌合する。また、凸部495は、流出口47と第2の流入口46との間に形成された凹部(空間)に嵌合または挿入される(図7中の矢印参照)。
アダプタ49を流出口47と第2の流入口46に対し逆方向(不適正な方向)に装着しようとした場合、第2の流入口46の管状突出部より大きい外径を有する流出口47の管状突出部が凹部494に嵌合できないため、アダプタ49を装着することはできず、よってアダプタ49の誤接続(流出口47および第2の流入口46に対するチューブ9および11の誤接続)が防止される。
なお、図7では、管状突出部491と管状突出部492の外径が異なると共に、それらに接続されるチューブ9および11の内、外径も異なっているが、これに限らず、管状突出部491および492の内、外径が等しく、チューブ9および11の内、外径が等しいものでもよい。
以上述べた図5〜図7に示す各フィルター4は、ぞれぞれ、前述した図1〜図4に示す血液処理フィルターシステムのいずれに対しても適用することができ、また、それ以外の回路に組み込んで使用してもよい。
以上、本発明の血液処理フィルターシステムおよびそれに用いられるフィルターを、図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。
なお、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
本発明の血液処理フィルターシステムの第1実施形態を模式的に示す平面図である。 本発明の血液処理フィルターシステムの第2実施形態を模式的に示す平面図である。 本発明の血液処理フィルターシステムの第3実施形態を模式的に示す平面図である。 本発明の血液処理フィルターシステムの第4実施形態を模式的に示す平面図である。 本発明に用いられるフィルターの実施形態を示す断面側面図である。 本発明に用いられるフィルターの他の実施形態を示す断面側面図である。 本発明に用いられるフィルターの他の実施形態を示す断面側面図である。
符号の説明
1 血液処理フィルターシステム
2 採血バッグ
3 バッグ
4 フィルター
41 ハウジング
42 濾材
43 流入室
44 流出室
45 第1の流入口
46 第2の流入口
47 流出口
48 突起
49 アダプタ
491、492 管状突出部
493、494 凹部
495 凸部
5 採血針
51 ハブ
6〜9、11 チューブ
12 分岐コネクタ
13 クレンメ
14、15 逆止弁

Claims (15)

  1. 血液を処理する血液処理フィルターシステムであって、
    ハウジングと、該ハウジング内を流入室と流出室とに仕切る濾材と、前記流入室に連通する第1の流入口および第2の流入口と、前記流出室に連通する流出口とを有するフィルターと、
    一端側が前記第1の流入口に連通し、他端側が血液を収納する第1の容器側に連通し得る第1の流路と、
    前記フィルターの前記濾材を透過した前記血液を収納する第2の容器と、
    一端側が前記流出口に連通し、他端側が前記第2の容器に連通した第2の流路と、
    一端側が前記第2の流路に連通し、他端側が前記第2の流入口に連通した第3の流路とを備えることを特徴とする血液処理フィルターシステム。
  2. 前記第2の容器内の空気が、前記第2の流路、前記第3の流路、前記第2の流入口、前記流入室、前記第1の流入口および前記第1の流路をこの順序で経由して、前記第1の容器へ送出される請求項1に記載の血液処理フィルターシステム。
  3. 前記第2の流路と前記第3の流路との合流部より前記フィルター側に位置する前記第2の流路を流れる流体の流れを規制する第2の流路用規制手段を有する請求項1または2に記載の血液処理フィルターシステム。
  4. 血液を処理する血液処理フィルターシステムであって、
    ハウジングと、該ハウジング内を流入室と流出室とに仕切る濾材と、前記流入室に連通する第1の流入口および第2の流入口と、前記流出室に連通する流出口とを有するフィルターと、
    一端側が前記第1の流入口に連通し、他端側が血液を収納する第1の容器側に連通し得る第1の流路と、
    前記フィルターの前記濾材を透過した前記血液を収納する第2の容器と、
    一端側が前記流出口に連通し、他端側が前記第2の容器に連通した第2の流路と、
    一端側が前記第2の容器に連通し、他端側が前記第2の流入口に連通した第3の流路とを備えることを特徴とする血液処理フィルターシステム。
  5. 前記第2の容器内の空気が、前記第3の流路、前記第2の流入口、前記流入室、前記第1の流入口および前記第1の流路をこの順序で経由して、前記第1の容器へ送出される請求項4に記載の血液処理フィルターシステム。
  6. 前記第2の流路を流れる流体の流れを規制する第2の流路用規制手段を有する請求項4または5に記載の血液処理フィルターシステム。
  7. 前記第3の流路を流れる流体の流れを規制する第3の流路用規制手段を有する請求項1ないし6のいずれかに記載の血液処理フィルターシステム。
  8. 前記第3の流路用規制手段は、前記第2の容器側から前記フィルター側への流体の流れを可能にし、かつ、その逆方向の流体の流れを阻止する逆流阻止手段である請求項7に記載の血液処理フィルターシステム。
  9. 前記第1の容器を有し、該第1の容器と、前記第1の流路の前記他端側とが連通している請求項1ないし8のいずれかに記載の血液処理フィルターシステム。
  10. ドナーより血液を採取する採血針と、
    一端側が前記第1の容器に連通し、他端側が前記採血針に連通した第4の流路とを有する請求項9に記載の血液処理フィルターシステム。
  11. 前記フィルターにおいて、前記第1の流入口は、前記ハウジングの一端側に設けられ、前記第2の流入口と前記流出口とは、前記ハウジングの他端側に並べて設けられている請求項1ないし10のいずれかに記載の血液処理フィルターシステム。
  12. 血液処理フィルターシステムの組み立て時に、前記流出口と前記第2の流入口に対し前記第2の流路と前記第3の流路とが誤接続されることを防止する誤接続防止手段を有する請求項11に記載の血液処理フィルターシステム。
  13. 前記第2の流入口と前記流出口とは、それぞれ、管状に突出した突出部で構成され、前記第2の流入口の突出部と前記流出口の突出部の外径同士が異なっている請求項11または12に記載の血液処理フィルターシステム。
  14. 前記第2の流入口と前記流出口とは、それぞれ、管状に突出した突出部を有し、前記第2の流入口の突出部と前記流出口の突出部の内径同士が異なっている請求項11または12に記載の血液処理フィルターシステム。
  15. 前記流出口と前記第2の流入口に対し前記第2の流路と前記第3の流路とがアダプタを介して接続され、前記アダプタは、前記流出口および前記第2の流入口に対する装着方向が適正な方向でのみ装着可能であるよう構成されたものである請求項11または12に記載の血液処理フィルターシステム。
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