JP2004275588A - 血液成分採取回路および血液バッグ - Google Patents

血液成分採取回路および血液バッグ Download PDF

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Abstract

【課題】バッグ数を減らすとともに、装置への装着作業性を向上させ、さらに装着ミスの発生を低減させることができる血液成分採取回路および血液バッグを提供すること。
【解決手段】血液成分採取回路1に、血球除去フィルター261内を通過した後の濃厚血小板血漿を貯留する血小板採取バッグ26と、血漿を採取するとともに、血漿を血球除去フィルター261に供給する血漿採取バッグ25と、濃厚血小板血漿を一時的に貯留する中間バッグ28と、遠心分離器20内に存在していた空気を一時的に貯留するエアーバッグ29とを備える複室バッグ27とを設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、血液成分採血において使用される血液成分採取回路および血液バッグに関する。さらに詳細には、装着回数および装着ミスの発生を低減することができる血液成分採取回路および血液バッグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
採血を行う場合、現在では、血液の有効利用および供血者の負担軽減などの理由から、採血血液を遠心分離などにより各血液成分に分離し、輸血者に必要な成分だけを採取し、その他の成分は供血者に返還する成分採血が行われている。
【0003】
このような成分採血において、血小板製剤を得る場合、採取される血小板濃厚液中に混入する採取したくない血液成分(白血球)を除去する必要がある。発熱、同種抗原感作、あるいはウィルス感染等を防止するためである。そこで、血小板濃厚液中に混入する白血球を除去するために、白血球除去フィルターを組み込んだ血液成分採取回路が使用されている。
【0004】
このような血液成分採取回路では、所定量の血小板濃厚液を収集した後、白血球除去フィルターに一定流速にて濾過を行わせている。このため、濾過前の血小板濃厚液を貯留しておくための血液バッグが必要であった。また、採血前に遠心分離器の内部には空気が存在しており、成分採血を行っている間、この空気は外気とは遮断された状態で回路中を移動している。このため、この空気を一時的に貯留しておくためのエアーバッグも必要であった。
【0005】
このようなことから、従来から使用されている血液成分採取回路では、採取すべき血液成分を回収するバック以外に最低2個のバッグが使用されていた。また、エアーバッグを単独には設けない血液成分採取回路として、例えば、特開2002−291872号公報に記載されたものがある。ここに開示されている血液成分採血回路は、図5に示すように、血液を複数の血液成分に分離する遠心分離器520と、遠心分離器520に血液を導入する第1のライン521と、遠心分離器520内から血液成分を排出する第2のライン522と、第2のライン522に接続され、濃厚血小板血漿を一時的に貯留する一時貯留バッグ527と、濃厚血小板血漿中から白血球を分離除去する白血球除去フィルター561と、白血球除去フィルター561内を通過した後の濃厚血小板血漿を貯留する血小板採取バッグ526とを備えている。
【0006】
これにより、一時貯留バッグ527内の濃厚血小板血漿を、白血球除去フィルター561を経て、血小板採取バッグ526内へ移送し、その後、血漿を供給し、白血球除去フィルター526内に残存する血小板(白血球を分離除去した後の濃厚血小板血漿)を、血漿とともに血小板採取バッグ526内に回収するようになっている。
【0007】
そして、この血液成分採取回路では、独立したエアーバッグを設けずに、一時貯留バッグ527をエアーバッグとしても兼用することにより、回路を構成するバッグ数を低減するようにしている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−291872号公報(第4〜5頁、第1図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来から使用されている血液成分採取回路では、回路内に多数のバッグが存在するため、回路構成が複雑になり、またその取り扱いも複雑かつ煩雑であった。そのため、成分採血を行う作業者がしばしば装着ミスを犯してしまうという問題があった。
【0010】
また、上記した特開2002−291872号公報に開示されている血液成分採取回路では、中間バッグをエアーバッグとしても兼用しているため、バッグの上下にチューブが接続されており、このバッグを血液成分採取装置に装着する際にチューブが邪魔になり作業性が悪いという問題があった。また、バッグの上下にチューブが接続されているものは、コスト的にも不利であった。
【0011】
このような現状から、作業現場においては、血液成分採取回路の装着工程を1つでも減らすことができるとともに、装置への作業性の良い血液成分採取回路が望まれている。
【0012】
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、バッグ数を減らすとともに、装置への装着作業性を向上させ、さらに装着ミスの発生を低減させることができる血液成分採取回路および血液バッグを提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するためになされた本発明に係る血液成分採取回路は、血液を遠心分離器により複数の血液成分に分離するとともに分離された血液成分を採取する血液成分採取回路において、前記遠心分離器の流入口に血液を流入させる第1のラインと、前記遠心分離器の排出口に接続された第2のラインと、前記第2のラインに接続され、前記遠心分離器により分離された第1の血液成分を一時的に貯留する血液成分貯留部と、前記遠心分離器内に存在していた空気を一時的に貯留する空気貯留部とを備える第1の容器と、前記第1の容器に接続され、前記第1の血液成分中から所定の細胞を分離除去する細胞分離フィルターと、前記細胞分離フィルターに接続され、前記細胞分離フィルター内を通過した後の前記第1の血液成分を貯留する第2の容器と、前記第1のラインおよび前記第2のラインに接続され、前記遠心分離器により分離された第2の血液成分を貯留する第3の容器と、を有することを特徴とするものである。
【0014】
この血液成分採取回路を血液成分採取装置に装着することにより、第1の血液成分および第2の血液成分を得ることができる。そして、この血液成分採取回路には、採取すべき血液成分を回収するための第2の容器と第3の容器の他に、第1の容器のみが備わっている。すなわち、血液成分採取回路で必要とされていた容器(バッグ)数が低減されている。これにより、回路構成が簡単になるとともに回路の装着工程を減らすことができるため、その取り扱いが容易になる。したがって、作業者による装着ミスを防止することができる。このように、この血液成分採取回路は、回路内の容器(バッグ)数を減らすとともに、装置への装着作業性を向上させ、さらに装着ミスの発生を低減させることができる。
【0015】
そして、本発明に係る血液成分採取回路において、前記第1の容器では、隔壁を設けて前記血液成分貯留部と前記空気貯留部とを区画すればよい。これにより、簡単に第1の容器を製造することができるとともに、コスト面でも有利であるからである。
【0016】
ここで、第1の容器において、隔壁により血液成分貯留部と空気貯留部とを完全に分けてもよいが、容器の上方(装置に装着した際に上方)に連通部が形成されていてもよい。容器上方が連通していても、一方の貯留部は空気を一時的に貯留するため使用上問題とはならないからである。
【0017】
そして、容器の上方を連通させる場合には、前記隔壁の寸法は、前記第1の容器における縦内寸に対して40〜95%の範囲内にあることが望ましい。より好ましくは、前記隔壁の寸法は、前記第1の容器における縦内寸に対して60〜80%の範囲内にあるのがよい。つまり、容器の下方は完全に隔壁により分割する一方、容器の上方は連通させるのである。なお、「縦内寸」とは、第1容器を装置に装着した状態における上下(鉛直)方向の容器内部の寸法を意味する。
【0018】
このように隔壁を形成して容器上部を連通させることにより、空気貯留部の容容積を増すことができるため、容器全体の容積を小さくすることができるからである。また、前記隔壁を、前記血液成分貯留部の横寸法が前記空気貯留部の横寸法よりも大きくなる位置に配置してもよい。これにより、容器全体の容積をさらに小さくすることができる。なお、「横寸法」とは、第1容器を装置に装着した状態における幅(水平)方向の各貯留部の寸法を意味する。
【0019】
また、第1の容器に接続するチューブは、血液成分採取装置に装着された際に下方となる端部側に配置されていることが望ましい。これにより、第1の容器を装置に装着する際にチューブが邪魔にならないので作業性が向上するからである。また、容器の一端(下方)にチューブを配置することでコスト面でも有利になるからである。
そして、本発明に係る血液成分採取回路においては、前記第3の容器は、前記第2の血液成分を前記細胞分離フィルターに供給するラインを有することが望ましい。
【0020】
また、本発明に係る血液成分採取回路においては、前記第1のライン、前記第2のライン、前記第1の容器、前記第2の容器、および前記第3の容器をそれぞれ接続する各チューブを部分的に収納して保持する本体カセットハウジングを有することが望ましい。
さらに、前記本体カセットハウジングは、前記第1の容器および前記第2の容器を一方側に、前記細胞分離フィルターおよび前記第2の容器を他方側に区分するように前記各チューブを保持することが望ましい。
【0021】
このように各チューブを部分的に収納して保持する本体カセットハウジングを有することにより、本体カセットハウジングを装置に装着するだけで各チューブを正確な位置に配置することができるからである。これにより、装置への装着作業性がより向上するとともに、装着ミスの発生をより低減させることができる。
【0022】
さらに、本発明に係る血液成分採取回路においては、前記第1のラインの途中に気泡除去のためのエアトラップチャンバーを備え、前記エアトラップチャンバーおよび前記細胞分離フィルターを固定するフィルターカセットハウジングを有することが望ましい。ここで、前記フィルターカセットハウジングは、前記エアトラップチャンバーと、前記細胞分離フィルターの接続管と、前記細胞分離フィルターの上流チューブおよび下流チューブとを一体的に組み込むものである。
【0023】
このようなフィルターカセットハウジングを有することにより、細胞分離フィルターの上流チューブと下流チューブとが束ねられるとともに、フィルターカセットハウジングを装置に装着することにより、第2の容器の位置が定まるので他の回路構成部品と絡まることなく、第2の容器を正確な位置に装着することができる。また、エアトラップチャンバーも他の回路構成部品と絡まることなく、エアトラップチャンバーを正確な位置に装着することができる。さらに、エアトラップチャンバーに接続されたチューブを接続先に正確に装着することができる。つまり、作業性が大幅に向上するとともに装着ミスを確実に防止することができる。
【0024】
本発明に係る血液成分採取回路においては、前記第1の血液成分は、血小板を含む血漿であることが望ましい。また、前記第2の血液成分は、血漿であることが望ましい。
【0025】
こうすることにより、細胞分離フィルターに残存する血小板を血漿を媒介として回収することができるので、血小板製剤中の血小板の収率を高めることができ、しかも、血小板の損傷が少ない品質の高い血小板製剤を得ることができるからである。
【0026】
そして、前記細胞分離フィルターは、白血球除去フィルターであることが望ましい。これにより、血液製剤中の白血球の除去率を高めることができるからである。
【0027】
上記問題点を解決するためになされた本発明に係る血液バッグは、血液バッグ血液を遠心分離器により複数の血液成分に分離するとともに分離された血液成分を採取する血液成分採取回路で使用される血液バッグにおいて、隔壁により区画された複数の貯留空間を有することを特徴とするものである。
【0028】
この血液バッグは、複数の貯留空間を有するので、遠心分離器により分離された複数の血液成分と空気とを1つのバッグ内に貯留することができる。これにより、この血液バッグを血液成分採取回路に組み込むことにより、回路を構成する血液バッグ数を低減することができる。なお、この血液バッグに貯留する血液成分は、最終的に血液製剤として回収されない一時的に貯留されるものとするのがよい。
【0029】
本発明に係る血液バッグにおいては、前記血液バッグに接続するチューブは一端部側に配置されていることが望ましい。
【0030】
これにより、血液バッグを装置に装着する際にチューブが邪魔にならないので作業性が向上するからである。また、バッグの一端(下方)にチューブを配置することでコスト面でも有利になるからである。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の血液成分採取回路を具体化した最も好適な実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。本実施の形態に係る血液成分採取回路は、血小板製剤を採取する装置に装着するのに好適なものである。
【0032】
(第1の実施の形態)
まず、第1の形態について説明する。そこで、第1の実施の形態に係る血液成分採取回路の構成を図1に示す。図1は、血液採取回路1の回路構成図である。
【0033】
血液成分採取回路1には、血液を遠心分離する遠心分離器20と、遠心分離器20の流入口143に接続する第1のライン21と、遠心分離器20の排出口144に接続された第2のライン22と、第1のライン21に接続された第3のライン23と、血漿採取バッグ25と、血小板採取バッグ26と、中間バッグ28とエアーバッグ29とを1つにまとめた複室バッグ27とが備わっている。
【0034】
第1のライン21は、採血針30が接続された採血針側第1ライン21aと、遠心分離器20の流入口143に接続された遠心分離器側第1ライン21bとを有している。なお、採血手段としては、採血針30に限られず、例えば、血液バッグなどの血液プールに接続するための接続部(例えば、金属もしくは合成樹脂針等)でもよい。この採血針30としては、例えば、公知の金属針を使用すればよい。
【0035】
採血針側第1ライン21aは、軟質樹脂製チューブが複数接続されて形成されている。この採血針側第1ライン21aは、採血針30側より、第3のライン23との接続用分岐コネクター21cと、気泡およびマイクロアグリゲート除去のためのチャンバー21dとを備えている。そして、この採血針側第1ライン21aの他端は、血漿採取バッグ25の第1チューブ25aとの接続用分岐コネクター21fに接続されている。なお、チャンバー21dには、通気性かつ菌不透過性のフィルター21iが接続されている。また、採血針側第1ライン21aの採血針30と分岐コネクター21cとの間にクレンメが取り付けられている。
【0036】
一方、遠心分離器側第1ライン21bは、第1のポンプチューブ21gを有している。そして、遠心分離器側第1ライン21bの他端は、接続用分岐コネクター21fに接続されている。
【0037】
第2のライン22は、遠心分離器20側から、血漿採取バッグ25の第2チューブ25b、エアーバッグ29の第6チューブ29a、および気泡除去用フィルター22fを備えるチューブとの接続用分岐コネクター22aと、中間バッグ28の第4チューブ28aとの接続用分岐コネクター22bとを備えている。
【0038】
第3のライン23は、一端が第1のライン21に設けられた接続用分岐コネクター21cに接続されている。この第3のライン23は、分岐コネクター21c側より、第2のポンプチューブ23aと、異物除去用フィルター23bと、気泡除去用チャンバー23cと、抗凝固剤容器接続用針23dとを備えている。
【0039】
血漿採取バッグ(第3の容器)25は、血漿(第2の血液成分)を採取(貯留)するための容器である。この血漿採取バッグ25は、第1チューブ25aと、第2チューブ25bとを有している。第1チューブ25aは、分岐コネクター25cに接続され、分岐された一方のチューブは分岐コネクター21fに接続され、分岐された他方のチューブは分岐コネクター26bに接続されている。一方、第2チューブ25bは、第2のライン22の分岐コネクター22bに接続されている。これにより、血漿採取バッグ25および第2チューブ25bにより、血漿を採取する血漿採取用分岐ラインが構成されている。なお、第1チューブ25aおよび第2チューブ25bにはそれぞれクレンメが取り付けられている。
【0040】
血小板採取バッグ(第2の容器)26は、後述する白血球除去フィルター261を通過した後の血小板を含む血漿(第1の血液成分)を採取(貯留)するための容器である。この血小板採取バッグ26は、血漿バッグ25の第1チューブ25aと中間バッグ28の第5チューブ28bとの接続用分岐コネクター26bに接続された第3チューブ26aと、チューブ263aを介してバッグ内の空気を貯留するためのエアーバッグ262とを備えている。
【0041】
なお、以下の説明では、血小板を含む血漿(第1の血液成分)を、「濃厚血小板血漿」と言い、血小板採取バッグ26内に採取(貯留)された濃厚血小板血漿を、「血小板製剤」と言う。
【0042】
また、第3チューブ26aの途中には、濃厚血小板血漿中から白血球(所定の細胞)を分離除去する白血球除去フィルター(細胞分離フィルター)261が設置されている。この白血球除去フィルター261としては、例えば、両端に流入口および排出口を有するケーシング内に、例えば、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド等の合成樹脂よりなる織布、不織布、メッシュ、発泡体等の多孔質体を1層または2層以上積層した濾過部材を挿入して構成したもの等を用いることができる。
【0043】
このように、第3チューブ26aは、2つのチューブ261a、262aで構成されている。そして、チューブ261aは、分岐コネクター26bと白血球除去フィルター261とを接続し、チューブ262aは、白血球除去フィルター261と血小板(血小板製剤)採取バッグ26とを接続している。これにより、第3チューブ26a(チューブ261a、262a)、白血球除去フィルター261、および血小板採取バッグ26により、血小板(血小板製剤)を採取する血小板採取用分岐ラインが構成されている。なお、血小板採取バッグ26と白血球除去フィルター261とを接続するチューブ262a、および血小板採取バッグ26とエアーバッグ262とを接続するチューブ263aのそれぞれにクレンメが取り付けられている。
【0044】
このように、白血球除去フィルター261の上流側に位置するチューブ261aには、血漿採取バッグ25の第1チューブ25aが接続用分岐コネクター26bを介して接続されていることにより、濃厚血小板血漿中から白血球を分離除去した後に、血漿採取バッグ25内の血漿を白血球除去フィルター261に供給して、白血球除去フィルター261内に残存する血小板を血漿とともに血小板採取バッグ26内に回収することができる。換言すれば、血漿採取バッグ25は、血漿を白血球除去フィルター261に供給するライン(第1チューブ25a)を有している。これにより、血漿採取バッグ25内の血漿を複室バッグ27を介さずに直接的に血小板採取用分岐ラインに供給することができる。
【0045】
複室バッグ(血液バッグ)27は、中間バッグ(血液成分貯留部)28とエアーバッグ(空気貯留部)29とを一体的に形成したものである。この複室バッグ27においては、図2に示すように、中間バッグ28とエアーバッグ29とが隔壁27aにより完全に区画されることにより形成されている。このような複室バッグ27を使用することにより、バッグ数が低減されるため、回路構成が簡単になるとともに回路の装着工程を減らすことができるようになっている。なお、図2は、複室バッグ27の構成を示す平面図である。
【0046】
中間バッグ28は、濃厚血小板血漿を一時的に貯留するための容器である。この中間バッグ28は、分岐コネクター25cに接続された第4チューブ28aと、分岐コネクター22bに接続された第5チューブ28bとを備えている。一方、エアーバッグ29は、採血前に遠心分離器20の内部に存在していた空気を一時的に貯留するための容器である。このエアーバッグ29は、分岐コネクター22aに接続された第6チューブ29aを備えている。
【0047】
これらの第4〜第6チューブ28a,28b,29aは、複室バッグ27の一端側に備わっており、その反対端には懸垂孔27bが設けられている。これにより、複室バッグ27を装置に装着する際に、チューブが邪魔にならないようになっている。また、バッグの下方にチューブを配置することでコスト面でも有利である。
【0048】
ここで、複室バッグの変形例について説明する。本実施の形態で使用している複室バッグ27は、中間バッグ28とエアーバッグ29とを隔壁27aにより完全に分離しているが、このように完全に分離しないタイプの複室バッグであってもよい。そこで、このようなタイプの複室バッグの一例を図3に示す。図3は、複室バッグ37の平面図である。
【0049】
複室バッグ37は、複室バッグ27と同様に、中間バッグ28とエアーバッグ29とを備えているが、隔壁37aにより中間バッグ28とエアーバッグ29とが完全に分離されていない。つまり、複室バッグ37の上方(装置に装着した際に上方となる側)に連通部が形成されている。このような複室バッグ37では、バッグを反転させると、エアーバッグ29内に濃厚血小板血漿が移動するおそれがある。しかし、本実施の形態に係る回路1においては、複室バッグ37(27)は、鉛直方向に固定されて使用されるため、エアーバッグ29内に濃厚血小板血漿が移動することはない。また、複室バッグ37の一方がエアーバッグ29であり、空気を一時的に貯留するため使用上において問題となることはない。
【0050】
そして、隔壁37aの大きさ(高さ)H2は、複室バッグ37の縦内寸H1に対して40〜95%(0.4*H1≦H2≦0.95*H1)の範囲内、より好ましくは60〜80%(06*H1≦H2≦0.8*H1)の範囲内とすればよい。このように隔壁37aを形成して複室バッグ37の上部を連通させることにより、空気貯留部の容積を増すことができるため、複室バッグ27と比較して複室バッグ37の容積が小さくなっている。
【0051】
また、複室バッグ37では、隔壁37aを、中間バッグ28の横寸法W1がエアーバッグ29の横寸法W2よりも大きく(W1>W2)なる位置に配置している。これにより、複室バッグ37をさらに小さくすることができるようになっている。
【0052】
そして、これら複室バッグ27、白血球除去フィルター261、および血小板採取バッグ26は、血液成分採取装置に回路1を装着した状態で、白血球除去フィルター261が複室バッグ27より低い位置に、さらに、血小板採取バッグ26が白血球除去フィルター261より低い位置にセットされるようになっている。
【0053】
ここで、上述した第1〜第3のライン21〜23の形成に使用される各チューブ、各ポンプチューブ21g,23a、さらに、各バッグ25〜27に接続されている各チューブ25a,25b,26a,28a,28b,29aの構成材料としては、ポリ塩化ビニルが好ましい。これらのチューブがポリ塩化ビニル製であれば、十分な可撓性、柔軟性が得られるので取り扱いがし易く、また、クレンメ等による閉塞にも適するからである。なお、各ポンプチューブ21g、23aとしては、各送液ポンプ(例えば、ローラーポンプ等)により押圧されても損傷を受けない程度の強度を備えるものが使用されている。
【0054】
また、上述した各分岐コネクター21c,21f,22a,22b,25b,26cの構成材料についても、それぞれ、各チューブと同様の構成材料を用いることができる。
【0055】
血漿採取バッグ25、血小板採取バッグ26、複室バッグ27としては、それぞれ、樹脂製の可撓性を有するシート材を重ね、その周縁部を融着(熱融着、高周波融着、超音波融着等)または接着剤により接着等して袋状にしたものが使用されている。各バッグ25,26,27に使用される材料としては、それぞれ、例えば、軟質ポリ塩化ビニルが好適に使用される。
【0056】
なお、血小板採取バッグ26に使用されるシート材としては、血小板保存性を向上するためにガス透過性に優れるものを用いることがより好ましい。このようなシート材としては、例えば、ポリオレフィンやDnDP可塑化ポリ塩化ビニル等を用いること、また、このような素材を用いることなく、上述したような材料のシート材を用い、厚さを比較的薄く(例えば、0.1〜0.5mm程度、特に、0.1〜0.3mm程度)したものが好適である。また、血小板採取バッグ26の内部には、例えば、GAC、PAS、PSM−1のような血小板保存液が予め入れられていてもよい。
【0057】
このような血液成分採取回路1の主要部分は、図1に示すように、カセット式となっている。すなわち、血液成分採取回路1は、各ライン(第1のライン21、第2のライン22、第3のライン23)および各チューブ(第1チューブ25a、第2チューブ25b、第3チューブ26a、第4チューブ28a、第5チューブ28b、第6チューブ29a)を部分的に収納し、かつ部分的にそれらを保持し、言い換えれば、部分的にそれらが固定された本体カセットハウジング31を備えている。また、各分岐コネクター21f,22a,22b,25c,26bが本体カセットハウジング31に収納されている。
この本体カセットハウジング31は、複室バッグ27(第1の容器)および血漿採取バッグ25(第3の容器)を一方側に、白血球除去フィルター261(細胞分離フィルター)および血小板採取バッグ26(第2の容器)を他方側に区分するように各ラインおよび各チューブを保持している。
【0058】
これにより、回路1中で最も複雑な構成となっている各チューブの接続部分が本体カセットハウジング31にすべて収まっている。したがって、本体カセットハウジング31を設けることにより、各チューブが絡み合ったりすることなく簡単に回路1を装置に装着することができるようになっている。つまり、装置への装着作業性がより向上するとともに、装着ミスを確実に防止することができるようになっている。
【0059】
また、本体カセットハウジング31には、第1のポンプチューブ21gの両端および第2のポンプチューブ23aの両端が固定され、これらのポンプチューブ21g、23aは、それぞれ、本体カセットハウジング31より、各送液ポンプ(例えば、ローラーポンプ等)の形状に対応したループ状に突出している。これにより、第1および第2のポンプチューブ21g、23aは、それぞれ、各送液ポンプへの装着が容易となり作業性が向上している。
【0060】
さらに、本体カセットハウジング31は、ハウジング内に位置する複数の開口部を備えている。そして、これらの開口部上には各チューブが配置されている。これにより、本体カセットハウジング31を装置に装着すると、装置に備わるチューブ開閉装置に各チューブがセットされるようになっている。
【0061】
上記した血液成分採取回路1を装置に装着する手順について説明する。まず、本体カセットハウジング31を装置側の所定の位置にセットする。これにより、回路1中で最も複雑な部分のチューブセットを非常に簡単に行うことができる。次いで、遠心分離器20を装置側の遠心分離装置内にセットする。次に、血漿採取バッグ25、血小板採取バッグ26、および複室バッグ27のそれぞれを所定の位置にセットする。このとき、バッグ数が低減されているので、従来よりも装着工程が減っている。つまり、装着作業性が向上している。最後に、第1〜第3のライン21〜23の各チューブ、および各バッグ25〜27に接続されている各チューブ25a,25b,26a,28a,28b,29aを所定の位置にセットする。以上の手順により、血液成分採取回路1を装置に装着することができる。
【0062】
そして、血液成分採取回路1では、バッグ数が低減されていること、および本体カセットハウジング31を設けたことにより、複雑な装着作業を伴わないので、装置への装着作業性を向上させるとともに、装着ミスの発生を低減させることができる。
【0063】
その後、血液成分採取回路1が装着された装置によって、採血工程、血漿採取工程、血漿循環工程、血小板採取工程、返血工程が実行されることにより、血小板製剤の採取が行われる。
【0064】
以上、詳細に説明したように第1の実施の形態に係る血液成分採取回路1では、複室バッグ27が備わっているので、従来必要とされていたバッグ数が低減されている。これにより、回路構成が簡単になるとともに回路の装着工程を減らすことができるため、その取り扱いが容易になる。したがって、作業者による装着ミスを防止することができる。このように、この血液成分採取回路1は、回路内の容器(バッグ)数を減らすとともに、装置への装着作業性を向上させ、さらに装着ミスの発生を低減させることができる。
【0065】
複室バッグ27では、隔壁27aを設けて中間バッグ28とエアーバッグ29とを区画しているので、簡単に製造することができるとともに、コスト面でも有利である。また、複室バッグ27に接続するチューブ28a,28b,29aは、血液成分採取装置に装着された際に下方となる端部側に配置されているので、装着の際に各チューブ28a,28b,29aが邪魔にならない。
【0066】
また、血液成分採取回路1には、各チューブおよび各分岐コネクターを部分的に収納して保持する本体カセットハウジング31を有するので、この本体カセットハウジング31を装置に装着するだけで各チューブを正確な位置に配置することができる。これにより、装置への装着作業性がより向上するとともに、装着ミスの発生をより低減させることができる。
【0067】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態に係る血液成分採取回路は、第1の実施の形態のものと基本的な構成がほとんど同じものであるが、フィルターカセットハウジングが新たに設けられている点が異なる。したがって、以下の説明では、第1の実施の形態と同様の構成のものについては、図面に同じ符号を付してその説明を省略し、相違点を中心に説明する。
【0068】
そこで、第2の実施の形態に係る血液成分採取回路の構成を図4に示す。図4は、血液成分採取回路1aの回路構成図である。この血液成分採取回路1aは、図4に示すように、第1の実施の形態に係る血液成分採取回路1にフィルターカセットハウジング32を設けたものである。このフィルターカセットハウジング32は、エアトラップチャンバー21dおよび白血球除去フィルター261を固定している。具体的には、フィルターカセットハウジング32には、第1のライン21に設けられたエアトラップチャンバー21dと、白血球除去フィルター261の接続管(Y字管)262bと、チューブ261aおよびチューブ262aとが一体的に組み込まれている。
【0069】
そして、このような血液成分採取回路1aを装置に装着する際には、本体カセットハウジング31およびフィルターカセットハウジング32を所定の位置にセットすれば、各チューブの装着作業の大半が終了することになる。つまり、フィルターカセットハウジング32を設けることにより、白血球除去フィルター261に接続するチューブ261aおよび262aとが束ねられるとともに、血小板採取バッグ26の位置が定まり他の回路構成部品と絡まることなく、血小板採取バッグ26を正確な位置に装着することができる。また、エアトラップチャンバー21dも他の回路構成部品と絡まることなく、正確な位置に装着することができる。さらに、エアトラップチャンバー21dに接続されたチューブをフィルター21iに正確に装着することができる。
【0070】
このようにな第2の実施の形態に係る血液成分採取回路1aによれば、上記した複室バッグ27を備えているので、上記した第1の実施の形態に係る血液成分採取回路と同様の効果を得ることができる。さらに、この血液成分採取回路1aには、フィルターカセットハウジング32が備わっているので、回路の装着作業性を大幅に向上させることができるとともに、装着ミスの発生をより確実に防止することができる。
【0071】
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。上記した実施の形態では、血小板製剤を採取する回路を例示したが、それ以外の血液成分を採取する回路に対しても本発明を適用することができる。
【0072】
【発明の効果】
以上説明した通り本発明に係る血液成分採取回路によれば、血液を遠心分離器により複数の血液成分に分離するとともに分離された血液成分を採取する血液成分採取回路において、前記遠心分離器の流入口に血液を流入させる第1のラインと、前記遠心分離器の排出口に接続された第2のラインと、前記第2のラインに接続され、前記遠心分離器により分離された第1の血液成分を一時的に貯留する血液成分貯留部と、前記遠心分離器内に存在していた空気を一時的に貯留する空気貯留部とを備える第1の容器と、前記第1の容器に接続され、前記第1の血液成分中から所定の細胞を分離除去する細胞分離フィルターと、前記細胞分離フィルターに接続され、前記細胞分離フィルター内を通過した後の前記第1の血液成分を貯留する第2の容器と、前記第1のラインおよび前記第2のラインに接続され、前記遠心分離器により分離された第2の血液成分を貯留する第3の容器とを有するので、回路内の容器(バッグ)数を減らすとともに、装置への装着作業性を向上させ、さらに装着ミスの発生を低減させることができる。
【0073】
また、本発明に係る血液バッグによれば、血液バッグ血液を遠心分離器により複数の血液成分に分離するとともに分離された血液成分を採取する血液成分採取回路で使用される血液バッグにおいて、隔壁により区画された複数の貯留空間を有するので、血液成分採取回路に組み込むことにより、回路を構成する血液バッグ数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る血液成分採取回路を示す回路構成図である。
【図2】複室バッグを示す平面図である。
【図3】別の形態に係る複室バッグを示す平面図である。
【図4】第2の実施の形態に係る血液成分採取回路を示す回路構成図である。
【図5】従来の血液成分採取回路を示す回路構成図である。
【符号の説明】
1 血液成分採取回路
20 遠心分離器
21 第1のライン
22 第2のライン
25 血漿採取バッグ
26 血小板採取バッグ
27 複室バッグ
28 中間バッグ
29 エアーバッグ
261 白血球除去フィルター

Claims (10)

  1. 血液を遠心分離器により複数の血液成分に分離するとともに分離された血液成分を採取する血液成分採取回路において、
    前記遠心分離器の流入口に血液を流入させる第1のラインと、
    前記遠心分離器の排出口に接続された第2のラインと、
    前記第2のラインに接続され、前記遠心分離器により分離された第1の血液成分を一時的に貯留する血液成分貯留部と、前記遠心分離器内に存在していた空気を一時的に貯留する空気貯留部とを備える第1の容器と、
    前記第1の容器に接続され、前記第1の血液成分中から所定の細胞を分離除去する細胞分離フィルターと、
    前記細胞分離フィルターに接続され、前記細胞分離フィルター内を通過した後の前記第1の血液成分を貯留する第2の容器と、
    前記第1のラインおよび前記第2のラインに接続され、前記遠心分離器により分離された第2の血液成分を貯留する第3の容器と、
    を有することを特徴とする血液成分採取回路。
  2. 請求項1に記載する血液成分採取回路において、
    前記第1の容器は、前記血液成分貯留部と前記空気貯留部とを区画する隔壁を有することを特徴とする血液成分採取回路。
  3. 請求項2に記載する血液成分採取回路において、
    前記隔壁の寸法は、前記第1の容器における縦内寸に対して40〜95%の範囲内にあることを特徴とする血液成分採取回路。
  4. 請求項2または請求項3に記載する血液成分採取回路において、
    前記隔壁は、前記血液成分貯留部の横寸法が前記空気貯留部の横寸法よりも大きくなる位置に配置されていることを特徴とする血液成分採取回路。
  5. 請求項1から請求項4に記載するいずれか1つの血液成分採取回路において、
    前記第1の容器に接続するチューブは、血液成分採取装置に装着された際に下方となる端部側に配置されていることを特徴とする血液成分採取回路。
  6. 請求項1から請求項5に記載するいずれか1つの血液成分採取回路において、
    前記第3の容器は、前記第2の血液成分を前記細胞分離フィルターに供給するラインを有することを特徴とする血液成分採取回路。
  7. 請求項1に記載する血液成分採取回路において、
    前記第1のライン、前記第2のライン、前記第1の容器、前記第2の容器、および前記第3の容器をそれぞれ接続する各チューブを部分的に収納して保持する本体カセットハウジングを有することを特徴とする血液成分採取回路。
  8. 請求項1または請求項6に記載する血液成分採取回路において、
    前記第1のラインの途中に気泡除去のためのエアトラップチャンバーを備え、
    前記エアトラップチャンバーおよび前記細胞分離フィルターを固定するフィルターカセットハウジングを有することを特徴とする血液成分採取回路。
  9. 血液を遠心分離器により複数の血液成分に分離するとともに分離された血液成分を採取する血液成分採取回路で使用される血液バッグにおいて、
    隔壁により区画された複数の貯留空間を有することを特徴とする血液バッグ。
  10. 請求項9に記載する血液バッグにおいて、
    前記血液バッグに接続するチューブは一端部側に配置されていることを特徴とする血液バッグ。
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