JP4297685B2 - 排ガス浄化装置用部品並びにこの排ガス浄化装置用部品の製造方法 - Google Patents

排ガス浄化装置用部品並びにこの排ガス浄化装置用部品の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のエンジン等の内燃機関から排出される排ガスを浄化する装置に用いるのに最適なフィン付き多孔金属板とその製造方法およびこのフィン付き多孔金属板を用いた担体やフィルタ等の排ガス浄化装置用部品並びにこの排ガス浄化装置用部品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のエンジンや発電機等の内燃機関の排ガス浄化装置には、耐熱性のステンレス鋼板等の金属鋼からなる円筒状のケーシング内に、同金属鋼材からなる円柱状のハニカム体を嵌入したメタル担体が使用されている。
【0003】
このような構成の従来のメタル担体は、一般的には、帯状の金属薄板からなる平薄板と、この平薄板に波付け加工した波薄板とを重ねた状態で渦巻き状に巻取って製造したハニカム体を、円筒状の金属ケーシングに嵌入し、その後、前記網目状断面を有する有空体の平薄板と波薄板との接触部、およびハニカム体とケーシングとを蝋付け、溶接、拡散接合などの方法により接合して製造されている。更に、各種の触媒をコートして、浄化機能を有する排ガス浄化装置とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成のメタル担体の製造方法において、平薄板と波薄板を重ねた状態で渦巻き状に巻取る作業は、両薄板の曲げ弾性が異なることや、前記平薄板と波薄板との接触部分における摩擦係数の関係等から、安定した作業が行なえず、製造するのが極めて困難であった。
【0005】
例えば、中間部品として製造されるハニカム体の軸方向両端部において、平薄板および波薄板の巻取り力が異なって作用した場合、渦巻き状に巻取られたハニカム体は適正な円柱形状とならずに、当該ハニカム体の軸方向における一端側はその巻取りの中心部を筍状に突出するとともに、他端部は擂り鉢状に凹入した形状(筍状)となるといった問題(巻回時の巻きズレ問題)があった。
【0006】
そこで、本発明は、網目状断面を有する有空体からなる排ガス浄化装置用部品並びにその製造方法を安価且つ容易なものとして提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため、本発明の排ガス浄化装置用部品は、長尺な平帯状の金属薄板から片面側へフィンを折曲することにより形成された複数のフィン付き孔と前記金属薄板に貫通形成された複数のフィン無し孔とを有するフィン付き多孔金属板を渦巻き状に巻回して形成された網目状断面を有する有空体を、底部あるいは隔壁に貫通孔を有する円筒状筒体に嵌合あるいは、さらに有空体と円筒状筒体と接合してなることを特徴とし、または、前記フィン付き孔は前記金属薄板からフィンをいずれかの面側へ折曲して形成されてなることを特徴とする。また、前記フィン付き孔とフィン無し孔とは、前記金属薄板に規則的に配置されていることが望ましい。
【0008】
また、本発明の排ガス浄化装置用部品は、長尺な平帯状の金属薄板から片面側へフィンを折曲することにより形成された複数のフィン付き孔と前記金属薄板に貫通形成された複数のフィン無し孔とを有するフィン付き多孔金属板を渦巻き状に巻回して形成された網目状断面を有する有空体に、貫通棒を該フィン付き多孔金属板の最外周面から該網目状断面の中心を通過して貫通しており、天部及び底部のない円筒状筒体に該有空体を嵌合し、該円筒状筒体の側面と該貫通棒とを接合してなることを特徴とし、または、前記フィン付き孔は前記金属薄板からフィンをいずれかの面側へ折曲して形成されてなることを特徴とする。この場合、前記フィン付き多孔金属板は、長尺な平帯状の金属薄板上に略U字状の切込み線を複数形成し、前記各切込み線に基づいて形成された舌片部を当該金属薄板のいずれかの面側へそれぞれ選択的に折曲させて前記折り曲げ方向へ突出するフィンを形成するとともに、前記切込み線に囲繞された部分を開口させて、前記フィンを備えた孔を形成することが望ましい。また、前記フィン付き孔とフィン無し孔とは、前記金属薄板に規則的に配置されていることが望ましい。
【0009】
本発明の排ガス浄化装置用部品の製造方法は、排ガス浄化装置用部品に用いられている前記フィン付き多孔金属板を製造する排ガス浄化装置用部品の製造方法であって、対向配置されている一対のローラの間に前記金属薄板を通して、前記各ローラの外周面に形成されているフィン付き孔用刃材とこれを受ける溝部の組合せ並びにフィン無し孔用刃材とこれを受ける溝部の組合せによって、前記フィン付き孔およびフィン無し孔を形成して前記フィン付き多孔金属板を製造することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の排ガス浄化装置用部品の実施形態について、図10および図11を用いて説明する。
【0012】
本発明の排ガス浄化装置用部品15は、主に、自動車のエンジン等の内燃機関から排出される排ガスを浄化するための装置であり、担体やフィルタとして用いられるものである。その基本的な構成は、従来例において記載したような金属板からなる円筒状の円筒状筒体16内に円柱形状の有空体5を嵌入した構成となっている。
【0013】
そして、本発明の排ガス浄化装置用部品15は、前述の製造方法によって作製された前記フィン付き多孔金属板1(図1参照)を用いて形成した有空体5を円筒状筒体16内に有する構成とされている。
【0014】
次に、2つの実施形態を説明する。
【0015】
第1の実施形態は、図10および図1に示すように、フィン付き多孔金属板1のフィン付き孔3のフィン8を金属薄板2の同一面側に突出させたフィン付き多孔金属板1のみを渦巻き状に巻回して形成した、円柱形状の有空体5を用いたものである。
【0016】
このフィン付き多孔金属板1は、長尺な平帯状に形成された金属薄板2(金属箔を含む。以下、同じ)に、その片面側へ突出するフィン8を備えた孔3(以下、「フィン付き孔」)が形成されているものである。フインがあることで、そのフィン長さにより、間隔を自由に調整することが可能となる。この金属薄板2に使う金属として、鉄−ニッケル−クロム合金、鉄−ニッケル合金、鉄−クロム−アルミニウム合金、あるいは鉄−クロム合金で表現される一般的なステンレスが適用できる。ここで、形成とは、例えば、フィン付き孔3のみが規則性を以て配列形成されている場合、フィンを備えない孔4(以下、「フィン無し孔」)との関係において何らかの規則性を以て整列形成されている場合の他、規則性を有しないように無作為に形成されている場合をも含む。
【0017】
このように、フィン付き孔3、フィン無し孔4など、多数の孔を設けているため、排ガス浄化装置としてしようした場合、暖気運転が短くてすむ。
【0018】
図1乃至図3に示すフィン付き多孔金属板1は、後に渦巻き状に巻回され、後述する排ガス浄化装置用部品に嵌入されるものであり、前述した金属薄板2には、フィン付き孔3とフィン無し孔4とが網目状断面を有する有空体5(以下、有空体5という。図10参照)の巻回方向に交互に配列形成されて、列Lが構成されている。この列Lは、図3に示すように、隣位する列Lに形成されたフィン付き孔3同士またはフィン無し孔4同士が隣り合わないように調整して、複数本を近接させて形成されており、幅Rが構成されている。そして、前記平帯状の金属薄板2には、この幅Rが所定間隔を設けて複数形成されている。
【0019】
ここで、前記フィン無し孔4は、孔の整列方向に対し直交するようにして形成された細いライン状の孔部6である。そして、フィン付き孔3の孔部7の形状は略矩形状とされており、この略矩形状の孔部7は金属薄板2の同一面側に突出するフィン8を備えている。前記フィン8は平面状の小片であり、その面を前記巻回方向に指向させるようにして形成されるものであって、本実施形態においては、前記孔部7を構成する四辺のうち、前述の巻回方向上流側の一辺に連設されている。
【0020】
なお、前記フィン8の連接辺は、孔部7の巻回方向上流側に限るものではなく、下流側の一辺であってもよい。また、例えば、図4に示すように、巻回方向上流側の一辺にフィン8を連設させて備える孔6と、巻回方向下流側の一辺にフィン8を連設させて備える孔部7とを規則的に同一の列L上に配列させてもよい。さらには、各列Lの各種孔の配列は異なるものであってもよい。
【0021】
上記以外のフィン付き多孔金属板1は、長尺な平帯状の金属薄板2のいずれかの面へ突出するフィン付き孔3が整列形成されているものである。
【0022】
前述のように、この場合においても、フィン付き孔3とフィン無し孔4の配列、さらに、フィン付き孔3においてはフィン8の連接辺を孔部7の上流側の一辺とするフィン付き孔3Aと下流側の一辺とするフィン付き孔3Bの配列、そして、そのフィン8を金属薄板2の一方の面に突出させたフィン付き孔3Cと他方の面に突出させたフィン付き孔3Dの配列は規則性を有していてもよいし、無作為であってもよい。
【0023】
図5には、フィン付き多孔金属板1として、前記フィン付き孔3とフィン無し孔4とが前記有空体5の巻回方向に交互に配列形成されており、さらに、前記フィン付き孔3は、フィン8の連接辺を孔部7の上流側の一辺とし、そのフィン8を金属薄板2の一方の面に突出させたフィン付き孔3Cと他方の面に突出させたフィン付き孔3Dとが交互に配列されているフィン付き多孔金属板1を示している。
【0024】
次に、このフィン付き多孔金属板1の製造方法について説明する。
【0025】
基本的には、図6に示すように、前述した2つのフィン付き多孔金属板1に形成された、前記フィン無し孔4については、長尺な平帯状の金属薄板2上に細いライン状の孔6を穿孔する。また、前記フィン付き孔3については、略U字状の切込み線を形成し、前記各切込み線に基づいて形成された舌片部9を前記切込み線の両端部を最短距離で結ぶ仮想線部分(図6に一点鎖線で示す)で当該金属薄板2のいずれかの面側へそれぞれ選択的に折曲させて前記折り曲げ方向へ突出するフィン8を形成するとともに、前記切込み線に囲繞された部分を開口させてフィン付き孔3の孔部7を形成する。
【0026】
より詳しくは、図7および図8に示すように、前記略U字状の切込み線を形成するとともに前記切込み線に基づいて形成された舌片部9を前記切込み線の両端部を最短距離で結ぶ仮想線部分をもって当該金属薄板2の当該穿孔ローラ10の配設側と反対側となる外側へ折曲させうる突起状刃材11(以下、フィン付き孔用刃材11A)、および、細いライン状の孔6を穿孔しうる突起状刃材11(以下、フィン無し孔用刃材11B)を、同一の列L上の前記孔の配列および前記幅Rの配列に従って外周面に設けた穿孔ローラ10と、前記穿孔ローラ10と対向し、前記穿孔ローラ10に形成された前記フィン付き孔用刃材11Aとこの突起状刃材11により折曲された前記舌片部9、およびフィン無し孔用刃材11Bを一時的に収容可能とする複数の溝部12を外周面に設けた受けローラ13との間に長尺な平帯状の金属薄板2を連続的に供給し、前記両ローラ10,13を回転駆動させる。そして、前記フィン無し孔用刃材11Bを用いて前記金属薄板2にフィン無し孔4を穿孔する。また、フィン付き孔用刃材11Aを用いて前記金属薄板2に略U字状の切り込み線を形成して前記切込み線に基づいて形成された前記舌片部9を当該金属薄板2の前記穿孔ローラ10の外側へ折曲してフィン8を形成するとともに、前記切込み線に囲繞された部分を開口させて孔部7を形成する。
【0027】
この製造方法により、最初に記述したフィン付き多孔金属板1に示した、フィン付き孔3のフィン8を金属薄板2の同一面側に突出させたフィン付き多孔金属板1を簡単かつ効率的に形成することができる。
【0028】
また、後で記述したフィン付き多孔金属板1に示した、フィン付き孔3のフィン8を金属薄板2の両面側に突出させたフィン付き多孔金属板1は以下のようにして製造することができる。
【0029】
すなわち、図9に示すように、対向させて配置された一対のローラ14A,14Bのうち、一方のローラ14Aの外周面に、略U字状の切込み線を形成するとともに前記切込み線に基づいて形成された舌片部9を前記切込み線の両端部を最短距離で結ぶ仮想線部分をもって当該金属薄板2の前記ローラ14Aの外側へ折曲させうるフィン付き孔用刃材11A、および、細いライン状の貫通孔を穿孔しうるフィン無し孔用刃材11Bを、同一の列L上の前記孔6,7の配列および前記幅Rの配列に従って配設するとともに、当該外周面に、他方のローラ14Bの外周面に形成された各突起状刃材11A,11Bおよびフィン付き孔用刃材11Aにより折曲された前記舌片部9を一時的に収容可能とする複数の溝部12を形成する。
【0030】
また、他方のローラ14Bの外周面にも、前記両突起状刃材11A,11Bを形成するとともに、当該外周面に、前記一方のローラ11Aの外周面に形成された両突起状刃材11A,11Bおよびフィン付き孔用刃材11Aにより折曲された前記舌片部9を一時的に収容可能とする複数の溝部12を形成する。
【0031】
なお、いずれか一方のローラ14A,14Bには、前記フィン無し孔用刃材11Bは配設を省略することも可能である。
【0032】
そして、この一対のローラ14A,14B間に長尺な平帯状の金属薄板2を連続的に供給し、前記両ローラ14A,14Bを回転駆動させる。そして、前記フィン無し孔用刃材11Bを用いて前記金属薄板2にフィン無し孔4を穿孔するとともに、前記フィン付き孔用刃材11Aによって金属薄板2に略U字状の切り込み線を形成して、前記切込み線に基づいて形成された前記舌片部9を金属薄板2の当該突起状刃材11が形成されたローラの配設側の外側へ折曲してフィン8を形成するとともに、前記切込み線に囲繞された部分を開口させて孔を形成する。
【0033】
この製造方法により、後に記述したフィン付き多孔金属板1に示した、フィン付き孔3のフィン8を金属薄板2の両面に突出させたフィン付き多孔金属板1を簡単かつ効率的に形成することができる。
【0034】
以上のようにして作られたフィン付き多孔金属板1を用いて、次に示すように有空体を作る。
【0035】
この有空体5は、図10に示すように、前記フィン付き多孔金属板1の本体部分を壁として渦巻き状に形成され、内燃機関の排ガスの排出方向の上流側および下流側を開口させた排ガス流通経路17を有している。前記排ガス流通経路17内には、フィン付き多孔金属板1に形成された複数のフィン付き孔3のフィン8が、前記渦巻き状の排ガス流通経路17を分断するように突出し、位置している。
【0036】
また、排ガス浄化装置用部品の第2の実施形態は、図11に示すように、後記のフィン付き多孔金属板1に示した、フィン付き孔3のフィン8を金属薄板2の両面側に突出させたフィン付き多孔金属板1のみを渦巻き状に巻回して形成した有空体5を用いたものである。
【0037】
この有空体5は、前記フィン付き多孔金属板1の本体部分を壁として渦巻き状に形成され、内燃機関の排ガスの排出方向の上流側および下流側を開口させた排ガス流通経路17を有している。前記排ガス流通経路17は、第1の実施形態と同じく、その流通経路を渦巻き状に巻回された金属薄板2の本体部分からなる壁によって挟まれており、この経路内には、フィン付き多孔金属板1に形成された複数のフィン付き孔3のフィン8が、当該排ガス流通経路17を構成する両壁側から、前記渦巻き状の排ガス流通経路17を分断するように突出し、位置している。
【0038】
このようにして作成した有空体5は、このままでは、使用時筍状となり好ましくない。これを防止する方法として、図12に示すように、渦巻き状に巻回して形成された網目状断面を有する有空体5を、底部21あるいは隔壁が貫通孔18を有する円筒状筒体16内に嵌合し、該有空体5と円筒状筒体16とを溶接等で接合する。接合は、複数の貫通孔18を有する円筒状筒体16と、そこに接する有空体5とを接合するのが望ましい。接合方法は、公知の方法で良く、例えば抵抗溶接、レーザー溶接等を用いることができる。円筒状筒体16は、深絞り加工法、絞りしごき加工法、薄肉化深絞り加工法あるいは接合による加工法などによって、成形されたものであることが望ましい。また、前記貫通孔18の形は、円状、楕円形、正方形、長方形、菱形あるいは多角形など公知の形状が適用できる。
【0039】
また、図13に示すように、有空体5を固定する別の方法として、フィン付き多孔金属板1を渦巻き状に巻回して形成された網目状断面を有する有空体5に、線状のものを該フィン付き多孔金属板1の最外周面から該網目状断面の中心を通過して貫通しており、天部20及び底部21のない円筒状筒体16内に該有空体5を収納し、該円筒状筒体16の側面と該貫通棒19を接合する方法がある。線状のものを貫通することにより、該有空体5が筍状とならない。
【0040】
このように構成された排ガス浄化装置用部品15においては、内燃機関の排ガスの排出方向上流側から当該排ガス浄化装置用部品15内に流入した排ガスは、その流通経路を渦巻き状に巻回されたフィン付き多孔金属板1の本体部分からなる壁と前記排ガス流通経路17内に位置するフィン8とによって通過経路を多様に分岐されつつ通過し、また、一部の排ガスは、前記フィン付き多孔金属板1に形成されたフィン無し孔4あるいはフィン付き孔3の開口部から、フィン付き多孔金属板1を隔てて隣接する排ガス流通経路17内にその通過経路を変更しつつ、当該有空体5内を通過して、排ガスの排出方向下流側へ抜けることとなる。また、排ガスの圧力等によっても、有空体5は筍状とならないため、その機能を長期維持できる。
【0041】
そして、内燃機関の排ガスは、当該排ガス浄化装置用部品15内の通過時に、例えば不完全燃焼による「すす」等を担持させたり、濾し取ったりすることができることはいうまでもない。
【0042】
続いて、本発明の排ガス浄化装置用部品15の製造方法について説明する。
【0043】
まず、前記フィン付き多孔金属板1は、円筒状筒体16内に嵌入する前に、円筒状筒体16の内径寸法よりも小径な渦巻き状に、多少きつめに巻回して、有空体5を作る。そして、図13に示すように、貫通棒19を有空体の最外周面から挿入して、有空体の中心部を通って、反対の最外周面から出てくるようにして、前記円筒状筒体16内に有空体5をしっかりと位置させ、固定する。
【0044】
また、前記有空体5を収納する別の方法として、図12に示すように、円筒状筒体16は、天部20が開口していて、底部21あるいは隔壁に貫通孔18を作る。貫通孔18の形は、円状、楕円形、正方形、長方形、菱形あるいは多角形など公知の形状が適用できる。この円筒状筒体16内に、有空体5を嵌合し、あるいはさらに円筒状筒体16の底部21とそれに接する有空体5とを接合する。接合する方法は、抵抗溶接など公知の方法が適用できる。嵌合前の有空体5を作る場合、前記フィン付き多孔金属板1の巻回の程度は、円筒状筒体16内で解放され、自由状態となったときに、前記フィン8の先端部が、その弾性力により対向する金属薄板2の裏面に当接するような巻回とする。
【0045】
そして、このように1枚のフィン付き多孔金属板1のみを巻回して有空体5を構成する場合、異なる2枚の金属板を重ねたものを渦巻き状に巻回する場合と比較して、従来の問題点の1つであった巻回時の巻きズレ問題は、より解消することができるものとなった。すなわち、表裏のフィンにより、有空体5が筍状になるのを防ぐことができる。また、円筒状筒体16に、有空体5を固定するため、使用時でも、筍状になるのを防ぐことができる。
【0046】
さらに、前述のうち後記のフィン付き多孔金属板1に示した、フィン付き孔3のフィン8を金属薄板2の両面側に突出させたフィン付き多孔金属板1を用いて有空体5を形成する場合、巻回した状態において隣位するフィン付き多孔金属板1からそれぞれ同一の排ガス流通経路17内に突出するフィン8のうち、いくつかがその先端部をつきあわせて咬み合うことで、従来の問題点の1つであった巻回時の巻きズレ問題は完全に防止することができるものとなった。
【0047】
なお、前記有空体5は、前記フィン付き多孔金属板1の巻回方向における両側辺に、適当間隔で、巻回した状態において隣位するフィン付き多孔金属板1間を一定に保つための接合用突起を形成しておき、巻回された前記フィン付き多孔金属板1の外周に位置する端辺を1周回内側に位置する金属薄板2に予め接合させる際に、この接合用突起部を以て、渦巻きの中間部分においても接合させることも可能である。さらにまた、接合方法によって、例えば蝋付けのような場合には、前記フィン8の先端部を直接、対向するフィン付き多孔金属板1に接合させることも可能である。
【0048】
このような排ガス浄化装置用部品15は、従来品が平箔と波箔との2枚の金属箔を用い、これらを重ねて渦巻き状とした構成であったのに比較して、用いる金属板も1枚の多孔金属薄板2のみでよいので、材料コストも削減することができ、安価なものとなる。また、本実施形態の有空体5に用いられるフィン付き多孔金属板1は平帯状の薄板であるので巻回もしやすく、その製造工程における製造コストも削減することができるという利点を有するものとなる。
【0049】
なお、前記の内、後で述べたフィン付き多孔金属板1は、長尺な平帯状の金属薄板2とを重ね合わせて渦巻き状に巻回して有空体5を形成することも可能である。その場合、この有空体5を通過する排気は、長尺な平帯状の金属薄板2により挟まれた構内において、フィン付き多孔金属板1の本体部分からなる壁と前記排ガス流通経路17内に位置するフィン8とによって通過経路を多様に分岐されつつ通過し、また、一部の排ガスは、前記フィン付き多孔金属板1に形成されたフィン無し孔4あるいはフィン付き孔3の開口部から、このフィン付き多孔金属板1を隔てて隣接する排ガス流通経路17内にその通過経路を変更しつつ、当該有空体5の網目内を通過して、排ガスの排出方向下流側へ抜けることとなる。
【0050】
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。基本的には蝋付けはしなくてもよいが、端面の一部に必要に応じて行っても差し支えない。また、触媒は公知のものを使用することができ、例えば活性アルミナからなる担持層に、白金、パラジウムなどの触媒を担持させたものを使用することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の多孔性基板を用いた網目状断面を有する有空体を有する排ガス浄化装置用部品は、フィン付き多孔金属板の本体部分で排ガスの流通経路を形成し、フィンを備えた孔の前記フィンを排ガスの流通経路内に突出させて配置させることで、前記孔を通過する経路をも含めて、前記排ガス流通経路内の通過経路を多岐に亘らせることができ、当該網目状断面を有する有空体と排ガスとの接触面積を大きくして、排ガスの浄化を行なうことができる。そして、このような構成の排ガス浄化装置用部品は、基本的には、前記フィン付き多孔金属板1枚で、網目状断面を有する有空体を形成することができるので、従来品と比較して安価なものとなる。
【0052】
そして、本発明の排ガス浄化装置用部品の製造方法によれば、排ガス浄化装置用部品に嵌入される網目状断面を有する有空体に用いるフィン付き多孔金属板は平帯状の1枚の金属薄板であるので巻回もしやすく、その製造工程における製造コストも削減することができ、また、従来の巻きズレ問題も解消することができる。
【0053】
このように、本発明は、網目状断面を有する有空体を用いた排ガス浄化装置用部品並びにその製造方法を、経済的で容易なものとして提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のフィン付き多孔金属板1の第1実施形態の要部を示す斜視拡大図
【図2】 図1のフィン付き多孔金属板1の要部を示す断面拡大図
【図3】 図1のフィン付き多孔金属板1の構成を示す要部平面図
【図4】 フィン付き孔におけるフィンの連接辺を示す拡大説明図
【図5】 本発明のフィン付き多孔金属板の第2実施形態の要部を示す断面拡大図
【図6】 フィン付き孔およびフィン無し孔の拡大斜視図
【図7】 本発明のフィン付き多孔金属板の製造方法に用いる穿孔ローラの突起状刃材、受けローラの溝部およびフィン付き多孔金属板の位置関係を示す拡大説明図
【図8】 図1のフィン付き多孔金属板の製造方法に用いる穿孔ローラおよび受けローラの要部概念図
【図9】 図5のフィン付き多孔金属板の製造方法に用いる穿孔ローラおよび受けローラの要部概念図
【図10】 図1のフィン付き多孔金属板を用いた網目状断面を有する有空体の一断面における構成を示す拡大図
【図11】 図5のフィン付き多孔金属板を用いた網目状断面を有する有空体の一断面における構成を示す拡大図
【図12】 フィン付き多孔金属板を用いた網目状断面を有する有空体を収納する円筒状筒体の一実施例
【図13】 フィン付き多孔金属板を用いた網目状断面を有する有空体を収納した円筒状筒体の他の一実施例における断面図
【符号の説明】
1 フィン付き多孔金属板
2 金属薄板
3 フィン付き孔
3A フィンの連接辺を孔の上流側の一辺とするフィン付き孔
3B フィンの連接辺を孔の下流側の一辺とするフィン付き孔
3C フィンを金属薄板の一方の面に突出させたフィン付き孔
3D フィンを金属薄板の他方の面に突出させたフィン付き孔
4 フィン無し孔
5 (網目状断面を有する)有空体
6 (フィン無し孔の)孔部
7 (フィン付き孔の)孔部
8 フィン
9 舌片部
10 穿孔ローラ
11 突起状刃材
11A フィン付き孔用刃材
11B フィン無し孔用刃材
12 溝部
13 受けローラ
14A、14B ローラ
15 排ガス浄化装置用部品
16 円筒状筒体
17 排ガス流通経路
18 貫通孔
19 貫通棒
20 天部
21 底部
L 列
R 幅

Claims (7)

  1. 長尺な平帯状の金属薄板から片面側へフィンを折曲することにより形成された複数のフィン付き孔と前記金属薄板に貫通形成された複数のフィン無し孔とを有するフィン付き多孔金属板を渦巻き状に巻回して形成された網目状断面を有する有空体を、底部あるいは隔壁に貫通孔を有する円筒状筒体に嵌合、あるいはさらに接合してなることを特徴とする排ガス浄化装置用部品。
  2. 長尺な平帯状の金属薄板からフィンをいずれかの面側へ折曲することにより形成された複数のフィン付き孔と前記金属薄板に貫通形成された複数のフィン無し孔とを有するフィン付き多孔金属板を渦巻き状に巻回して形成された網目状断面を有する有空体を、底部あるいは隔壁に貫通孔を有する円筒状筒体に嵌合、あるいはさらに接合してなることを特徴とする排ガス浄化装置用部品。
  3. 長尺な平帯状の金属薄板から片面側へフィンを折曲することにより形成された複数のフィン付き孔と前記金属薄板に貫通形成された複数のフィン無し孔とを有するフィン付き多孔金属板を渦巻き状に巻回して形成された網目状断面を有する有空体に、貫通棒を該フィン付き多孔金属板の最外周面から該網目状断面の中心を通過して貫通しており、天部及び底部のない円筒状筒体に該有空体を嵌合し、該円筒状筒体の側面と該貫通棒とを接合してなることを特徴とする排ガス浄化装置用部品。
  4. 長尺な平帯状の金属薄板からフィンをいずれかの面側へ折曲することにより形成された複数のフィン付き孔と前記金属薄板に貫通形成された複数のフィン無し孔とを有するフィン付き多孔金属板を渦巻き状に巻回して形成された網目状断面を有する有空体に、貫通棒を該フィン付き多孔金属板の最外周面から該網目状断面の中心を通過して貫通させ、天部及び底部のない円筒状筒体に該有空体を嵌合し、該円筒状筒体の側面と該貫通棒とを接合してなることを特徴とする排ガス浄化装置用部品。
  5. 前記フィン付き多孔金属板は、長尺な平帯状の金属薄板上に略U字状の切込み線を複数形成し、前記各切込み線に基づいて形成された舌片部を当該金属薄板のいずれかの面側へそれぞれ選択的に折曲させて前記折り曲げ方向へ突出するフィンを形成するとともに、前記切込み線に囲繞された部分を開口させて、前記フィン付き孔を形成することを特徴とする請求項2または請求項に記載の排ガス浄化装置用部品。
  6. 前記フィン付き孔とフィン無し孔とは、前記金属薄板に規則的に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の排ガス浄化装置用部品。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の排ガス浄化装置用部品に用いられている前記フィン付き多孔金属板を製造する排ガス浄化装置用部品の製造方法であって、対向配置されている一対のローラの間に前記金属薄板を通して、前記各ローラの外周面に形成されているフィン付き孔用刃材とこれを受ける溝部の組合せ並びにフィン無し孔用刃材とこれを受ける溝部の組合せによって、前記フィン付き孔およびフィン無し孔を形成して前記フィン付き多孔金属板を製造することを特徴とする排ガス浄化装置用部品の製造方法。
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