JP4296618B2 - 受信端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、衛星を利用したデジタル放送やデータ通信等に使用する受信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信衛星を利用したデジタル放送やデジタルデータ配信が行われるようになり、これらを受信し、映像音声をデコードする受信端末装置が広く使用されている。また、この受信端末装置のソフトウェアプログラムをトランスポートストリームに多重化して、衛星を介してダウンロードし、受信端末装置のソフトウェアプログラムをバージョンアップまたは変更することが実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような、ダウンロード機能を有した受信端末装置では、プログラムがダウンロードされた後、しかるべきタイミングで実行中のプログラムをダウンロードされた新規プログラムに切り替えるしくみが必要である。新規プログラムに切り替えるためには、実行中のプログラムを終了し、プログラムのブートを行うため、すくなくともこの間に要する数秒以上は、放送やデータを受信できないことになり、もし、番組放送中であれば番組視聴を阻害することになる。よって通常番組運用を阻害することなく、プログラムデータをダウンロードし、新規プログラムに切り替えるしくみが必要となる。
【0004】
本発明は、上記の問題点を解決するもので、ユーザーの番組視聴を阻害することなく、受信端末装置のダウンロード後のプログラム切り替えを行うことを目的とする。また、ダウンロード後のプログラム切り替えのタイミングを送信側の運用に応じて設定できることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の受信端末装置は、ダウンロード機能を有する受信端末装置であって、衛星等を利用した送信装置からダウンロードされ、少なくとも前記受信端末装置を制御するプログラムと前記プログラムを起動するタイミングを定義する制御データとから構成されるダウンロードデータを受信する受信手段と、前記ダウンロードデータを格納する格納手段と、前記制御データに基づいて前記プログラムを起動する起動手段とを備えることを特徴とする。
【0006】
また、選局されているチャネルの電波の送信状態を判定する電波状態判定手段を有し、前記プログラムを起動するタイミングは、前記電波状態判定手段により選局されているチャネルの電波が停止されていると判定されたときであることを特徴とする前記プログラムデータを起動するタイミングは、前記判定手段により選局されているチャネルの電波が停止されていることを特徴とする。
【0007】
また、電源を投入されている状態で、スタンバイモード又はパワーオンモードのいずれのモードであるかを判定するモード判定手段を備え、前記プログラムを起動するタイミングは、前記モード判定手段により、スタンバイモードと判定されたときであることを特徴とする。
【0008】
この構成によって、ダウンロード後の新規プログラムを起動するタイミングを送信側の運用に応じて、制御データによってコントロールすることができる。また、電波の停波時や、スタンバイ時など、番組視聴を阻害しないタイミングで新規プログラムに切り替えることが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例を、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態による受信端末装置のブロック図である。
【0010】
図1において、CSアンテナにて受信した電波はCSチューナ1にてTS(トランスポートストリーム)として取り出され、TSデコーダ2にて、ビデオ、オーディオ、プライベートストリームなど各パケットにデコードされる。ここで、ビデオ、オーディオパケットは同期を取るためのPCR(Program Clock Reference)パケットとともに、AVデコーダ3に入力され、MPEGフォーマットから、デコードされて、NTSCエンコーダ4に入力され、テレビモニターにて視聴できるフォーマットに変換される。
【0011】
CPU5は受信端末装置の全動作を制御し、制御プログラムは、FROM7またはFROM8に格納されている。本受信端末装置に電源が投入されると、CPU5によってまず、ブートROM9に格納されているブートプログラムが起動し、FROM7または、FROM8の制御プログラムを起動する。
【0012】
EEPROM10には、プログラムが動作するために必要なパラメータが保持されており、有効な制御プログラムの格納されたFROMの識別番号を保持している。ブートプログラムは起動時にこのEEPROM10の内容を参照して、どちらのFROMを起動するかを取得し、該当FROMの制御プログラムを起動する。RAM6はプログラムが動作するためのワークエリアとして使用される。また、リモコン受信部11はユーザーによるリモコン入力を受信し、CPU5はリモコン入力に応じた所定の動作を行う。
【0013】
以上のように構成された受信端末装置について、図2を用いてその動作を説明する。図2は、本実施の形態による受信端末装置の動作を示すフローチャートである。
【0014】
まず、CSチューナ1にてステップS01のTSを受信し、TSデコーダ2はTSに含まれるPSI情報を受信し、TS内の各エレメンタリのPIDとデータタイプを取得し、ステップS02にてオーディオ、ビデオ、プライベートストリームを判別し、プライベートストリームがダウンロードデータの場合はRAM6に格納する。
【0015】
CPU5はEEPROM10より現在起動しているFROMの番号を取得し、ステップS03にてダウンロードデータを格納するFROMを確定する。例えば、FROM7が現在起動中のプログラムであれば、FROM8にダウンロードデータを格納する。ここで、ダウンロードデータは所定の長さを持つセクション単位で分割して送信され、セクション毎にダウンロードデータを識別するためのセクションヘッダが付加される。
【0016】
図3は本実施の形態によるセクションヘッダの内容を現したものである。ヘッダは本受信端末装置に対応したものかどうかを識別する、識別情報、ダウンロードされているプログラムのバージョン番号、現在のセクション番号、最終セクション番号、ダウンロード後のプログラムの起動方法を定義する制御データなどから構成される。CPU5はステップS04にて受信したダウンロードデータのセクションヘッダを参照し、識別情報、プログラムのバージョン番号が該当するか判定し、ステップS05の現在受信したダウンロードデータの受信可否判定を行う。
【0017】
ここで受信すべき該当データと判定された場合は、ステップS06にてダウンロードデータの本体を受信し、ステップS07にて該当FROMに1セクション分を書き込む。ステップS08でFROMに書き込んだダウンロードデータが、最終セクションであるかどうかをステップS08にて判定し、最終セクションのダウンロードデータを書き込むまで、ステップS04からの処理ステップを繰り返す。
【0018】
ここで、ステップS05の判定で、セクション番号の連続性が欠如した場合、これまで受信したダウンロードデータは無効にし、ステップS01からの処理ステップを繰り返す。ステップS08の判定にてダウンロードによるFROM書き込みが終了すると、ステップS09によりダウンロードにより新規プログラムがFROMに書き込まれたことを示すフラグと、書き込んだFROMの番号をEEPROM10に保存し、ステップS10によりセクションヘッダーに記述されていた制御データを参照し、ダウンロードされたプログラムを起動する方法を確定する。
【0019】
すなわち、送信側の運用により、受信端末装置の新規プログラムの起動方法をコントロールすることが可能となる。
【0020】
例えば制御データの内容が”1”である時、ステップS10からステップS11に分岐する。CSチューナ1は選局した電波の周波数のロック状態を検出可能であり、その状態はCPU5から読み出せる。CPU5はCSチューナ1の周波数のロック状態を常に監視し、送信側の電波の停止状態を検知することが出来る。プログラムのダウンロード終了後、ステップS11でCPU5は電波の停止状態を判定し、電波停止を検知した場合、全ての処理を停止し、ステップS14でEEPROM10の有効FROM番号をダウンロードされたプログラムを書き込んだFROM番号に書き換え、ブートROM9の先頭番地からスタートし、新規プログラムを起動する。すなわち、ダウンロード終了後、電波が停止されるまでは、現状のプログラムで動作し、ユーザーはダウンロード終了後も、視聴を阻害されることはない。
【0021】
次に、例えば制御データの内容が”0”である時、ステップS10からステップS12に分岐する。一般的な受信端末装置の場合、電源を投入されている状態で、 映像や音声を受信し、視聴できるパワーオン状態と、電源が投入されているが、映像や音声の処理はせず、待機状態であるスタンバイ状態がある。本実施の形態の受信端末装置はスタンバイ状態でも、ダウンロードデータの受信は可能である。すなわち、CSチューナ1とTSデコーダ2はスタンバイ状態でも通常通りの処理を行う。ここで、ダウンロード終了後スタンバイ状態であるかステップS12で判定し、スタンバイ状態の時、 全ての処理を停止し、ステップS14でEEPROM10の有効FROM番号をダウンロードされたプログラムを書き込んだFROM番号に書き換え、ブートROM9の先頭番地からスタートし、新規プログラムを起動する。プログラムを起動したあとはスタンバイ状態に移行する。
【0022】
また、ダウンロード終了後、パワーオン状態であれば、現状のプログラムで動作し、ユーザーがリモコン操作により、スタンバイを指定したとき、新規プログラムの起動処理を行う。すなわち、スタンバイ状態の時新規プログラムに切り替わるので、ユーザーは番組の視聴を阻害されない。
【0023】
【発明の効果】
以上のように本発明は、送信側の運用に応じて付加されるヘッダの制御データによってダウンロード後の新規プログラムを起動するタイミングをコントロールすることが可能な受信端末装置を提供することが出来る。また、ダウンロード終了後、即座に新規プログラムに切り替わるのではなく、電波の停波時や、スタンバイ時などに移行するまで、現状のプログラムのままで動作するので、ダウンロードデータを通常の番組に多重しても、ダウンロード中及び、ダウンロード終了後も番組視聴を阻害されることなく、新規プログラムに切り替えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による受信端末装置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態による受信端末装置の動作を説明するためのフローチャート
【図3】本発明の実施の形態によるダウンロードデータに付加されるヘッダの説明図
【符号の説明】
1 CSチューナ
2 TSデコーダ
3 AVデコーダ
4 NTSCエンコーダ
5 CPU
6 RAM
7 FROM
8 FROM
9 ブートROM
10 EEPROM
11 リモコン受信部
Claims (2)
- ダウンロード機能を有する受信端末装置であって、衛星等を利用した送信装置からダウンロードされ少なくとも前記受信端末装置を制御するプログラムと前記プログラムを起動するタイミングを定義する制御データとから構成されるダウンロードデータを受信する受信手段と、前記ダウンロードデータを格納する格納手段と、前記制御データに基づいて前記プログラムを起動する起動手段と、選局されているチャネルの電波の送信状態を判定する電波状態判定手段と、を備え、前記プログラムを起動するタイミングは、前記電波状態判定手段により選局されているチャネルの電波が停止されていると判定されたときであることを特徴とする受信端末装置。
- ダウンロード機能を有する受信端末装置であって、衛星等を利用した送信装置からダウンロードされ、少なくとも前記受信端末装置を制御するプログラムと前記プログラムを起動するタイミングを定義する制御データとから構成されるダウンロードデータを受信する受信手段と、前記ダウンロードデータを格納する格納手段と、前記制御データに基づいて前記プログラムを起動する起動手段と、電源を投入されている状態で、スタンバイモード又はパワーオンモードのいずれのモードであるかを判定するモード判定手段と、を備え、前記プログラムを起動するタイミングは、前記モード判定手段により、スタンバイモードと判定されたときであることを特徴とする受信端末装置。
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