JP4296316B2 - 非火炎加熱具 - Google Patents

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Description

本発明は、化学反応を通じて熱を生じさせて飲食物を加熱する非火炎加熱具に関し、より詳細には、真ん中の部分に飲食物を入れて両側で水と反応して熱を生じさせる化学物質が付いた発熱体袋になっている非火炎加熱具に関する。
飲食物を加熱しようとする場合、飲食物を容器に入れた後にバーナー等を使って容器を加熱する。飲食物を加熱する理由は、細菌(バクテリア)等による飲食物の汚染等の衛生上の問題を除き、さらに味覚的により良い味を出させ、消化及び吸収を容易にするためである。
飲食物を加熱するためにはバーナー、ヒータ等の別の加熱道具を備えなければならないが、そうした加熱道具を備えることは面倒なことである。特に軍隊の作戦中に加熱道具を備えることは一層大変である。また、温めることなく非加熱飲食物を食べる場合、澱粉が劣化して食品の味が落ちて消化及び吸収し難いことがある。特に冬季には飲食物を温めないで食べる場合には、一層、状況は悪化する。従って兵士には栄養不足が生じて戦闘力が劣るようになり、作戦の遂行に問題が生じることもある。そして、一般社会でも山で炊事することは火事の危険性があるために禁止される所が多く、バーナー等の加熱道具を使って飲食物を加熱するには多くの不便がある。
こうした問題を解決するために、水と反応して発熱反応を起こすマグネシウム系の発熱合金のような化学物質を利用して、飲食物を加熱する技術が提案された。化学物質が水と反応して反応熱を生ずるように為すため、非火炎加熱具の内に化学物質が入れてある袋を備えることが必要である。
水と化学物質が反応するように為す方法には、非火炎加熱具の中に別の水袋を備えて飲食物を加熱しようとする時にその水袋を破り、化学物質が反応するように為す方法と、非火炎加熱具の中に別の水袋無しに、加熱の時に非火炎加熱具に水を加えて水と化学物質が反応するように為す方法とがある。
後者の方法は、作戦中の兵士に水が足りない場合に問題が起きる恐れがあり、そして、一般的に片方にだけ発熱の袋があるので、反対の方には熱が十分に届かない恐れもある。
化学物質と反応する水が入れてある袋を備えるようにして袋を破って反応を誘導する場合、袋に水が残って十分に反応できないこともあるので、熱が持続的に生じない恐れがある。このような問題点を解決するために、袋を斜めに設置し、水が袋から全部排出されるようにする利用方法がある。このような使い方は水が沸きながら溢れる恐れを減らせる効果もある。しかし、このような方法は飲食物が重力よって下部に傾き、下部の厚みがさらに太くなるようになって下部の飲食物は十分に加熱されない場合もある。特に、米等の米穀を加熱する場合にこのような問題点が集中的に生ずる。
このような非火炎加熱具を保管する場合に、複数の非火炎加熱具が入っている箱を倉庫等に大量に詰めておいて保管するようになるが、このような場合に下の部分に位置する箱の内にある非火炎加熱具にかけられる重みによって、非火炎加熱具の水袋が破損して使うことができなくなる問題点が生ずる。また、非火炎加熱具を移送或は配送する過程で多くの衝撃が与えられることもあるので、移送或は配送する過程で水袋が破損して使えなくなる場合もあり得る。
本発明は従来の技術の問題点を解決するために作り出されたものであり、本発明の目的は両側の加熱袋をポケット形で結合して、加熱される内容物をポケットに入れて内容物を両側から均等に加熱すると共に、加熱具と内容物とが密着して熱の伝達率を高める非火炎加熱具を提供することである。
本発明の別の目的は加熱袋から生じる高温の水蒸気によって内容物が汚染される恐れを防ぎ、加熱具を水平に置いた時でさえ均等に加熱させることができ、製作が簡単で外からの衝撃にも破損し難くて、加熱を手軽にできるような非火炎加熱具を提供することである。
本発明の前記の目的は、加熱パッケージにおいて、反応液体が収容される第一液体袋と、前記反応液体と反応して発熱反応を起こす発熱体が保存される第一発熱袋とを収容する第一加熱袋と、前記第一加熱袋との間に内容物が引入れられ或いは引出される開口部が形成されるように前記第一加熱袋に結合される第二加熱袋とを含むことを特徴とする加熱パッケージによって達成できる。
以下では、添付した図面を参照して本発明の長所、特徴及び正しい実施例について詳細に説明する。
図1は、本発明による非火炎加熱具の分解斜視図であり、図2は、第1加熱袋の図1のC−C’の断面図である。図1と図2を参照して説明すると、非火炎加熱具(100)は、図1に示されるように、対称的に構成される第1加熱袋(20)と第2加熱袋(20’)とで構成される。説明の便宜上、図1の第2加熱袋(20’)の図示の部分は中間層の構成物を示すための中間層の断面図で図示した。
加熱袋(20,20’)の各々は、外部包装紙(10)と内部包装紙(10’)の間に、発熱袋(21)、紙ティッシュー(29)、切り糸(50)、並びに、液体袋(25)が挿入される形態で構成されている。外部包装紙(10)のハンドル部分(30)は、内部包装紙(10’)に形成されたハンドル部分(30)より、他方の加熱袋に向かう方向において長くなっている。即ち、加熱袋(20,20’)の内部包装紙(10’)のハンドル部分(30)はA−A'線において互いに繋がるように形成され、外部の包装紙のハンドル部分はA−A'線を越えて他方の加熱袋側にまで延出している。内部の包装紙(10’)がA−A'線において互いに繋がっている状態で、A−A'線に沿ってハンドル部分(30)の外部包装紙(10)を切断すると、切り糸(50)はA−A'線から他方の加熱袋に向けて突出するようになる。
A−A'の線に沿ってハンドル部分(30)の外部包装紙(10)を切断すると、第1加熱袋(20)と第2加熱袋(20’)の内部包装紙(10’)は互いに繋がっているので、ハンドル部分(30)における内部包装紙(10’)が互いに繋がっているA−A'線までの部分は第1加熱袋(20)と第2加熱袋(20’)間において互いに液体の移動を防ぐ境目(70)の役割を果たすようになる。
図2に図示されたように第1加熱袋(20)は、内部の包装紙(10’)と外部の包装紙(10)の外周縁を重ねて封止して内部の空間が形成されるようにした後、内部の空間に発熱袋、液体袋、切り糸(50)及び紙ティシューを挿入する。同様な方法で第2加熱袋(20’)を製造する。
図3は、図1に図示された本発明による非火炎加熱具のB−B'の切断図を示す。図3に図示したように非火炎加熱具は、内部の包装紙(10’)と外部の包装紙(10)の間に、発熱袋(21)、液体袋(25)、並びに、紙ティシューが挿入されており、液体袋(25)の表面に液体袋(25)を破く手段である切り糸(50)を付着又は接着する。切り糸(50)はハンドル部分のA−A'に形成される穴を通じて二つの液体袋(25)の表面と接着される。
発熱袋(21)は固体状の発熱体が内蔵される保管場所としての機能を果たし、保管上或は移動上の有利さを持つように発熱袋(21)は柔軟性がある材質である天然繊維不織布、天然パルプ不織布、或は、発布樹脂シート(sheet)等を使用して製作する。発熱袋(21)は液体と空気は通過させて固体状の発熱体を保管する。発熱袋(21)の発熱体は、一方に傾くことなく、一定の面積内で、同一の熱を発せられるように、図1乃至図3に示されるように、複数のセルに分けて形成する。液体と発熱袋(21)の発熱体が反応するときセルの形態で分割されていないと、発熱体が発熱袋(21)の内で一方に傾斜し得て加熱しようとする内容物の全体が加熱できなくなる短所が生ずる。発熱袋(21)をセルで分割してこのような問題点を乗り越えることができるようになった。
固体状の発熱体はマグネシウム(Mg)、鉄(Fe)等を混ぜて製造する。固体状の発熱体はマグネシウムと鉄をボールミルに入れて微粉砕作業を行うとともに互いに混じるようにして使うことができるようにする。
液体袋(25)は発熱袋(21)の発熱体と化学反応を起こして反応熱が生じる物質が貯蔵されている手段で、0.5〜20%のNaCl水溶液が入っている。NaCl水溶液で液体を構成する理由は、水及びNaClから成る電解質が発熱袋(21)の発熱体と水との反応を促進させて、発熱反応をより良好に生じさせるためである。また冬季には液体が凍る恐れがあるがNaCl水溶液を使うことによって凍る点を低くして冬季にも使うことができるようにする。液体が凍る恐れがない場合には、液体にNaClを添加する代わりに、発熱袋(21)の発熱体に乾塩を入れて使うことができるようにする。NaCl以外にもMgCl、CaCl、KCl等が使えることは勿論である。
発熱袋(21)と液体が反応するようにするには、液体袋(25)を破って発熱袋(21)の中に浸透させ化学反応を起こすようにする。そのために、液体袋(25)の外部の表面に切り糸(50)を接着しておき、切り糸(50)を引っ張ると液体袋(25)が破れて液状の物質が排出されるようにする。
液状の物質が液体袋(25)から出て発熱体と反応する時、液体が沸騰してこぼれてしまうと、液体の量が低減してしまい反応が十分に生じないことがある。このような状況を防ぐために、液体袋(25)と発熱体袋(21)の間に紙ティシュー(29)を挿入して液体袋(25)から放出された液体がティシューに一定量及び一定時間保持されるようにして、液体がこぼれることを防ぎ、また液体が一度に発熱体と反応して比較的短時間で反応し終わることを防ぎ、発熱が一定に持続できるようにする。
また、ティシューが芯と類似に液体を吸収して発熱体袋全体的にそうした吸収液体をゆっくり供給して発熱体と反応するようにする。ティシューは発熱袋(21)の大きさと同一に構成するのがよい。
包装紙は液体袋(25)、発熱袋(21)、並びに、紙ティシュー(29)を包んで袋形になるようにして、包装紙の片方にハンドル部分(30)が形成されるようにした。
ハンドル部分(30)は第1加熱袋(20)及び第2加熱袋(20’)で同一の形態で構成されて、相互に一体的に形成され、第1加熱袋(20)の液体袋(25)と第2加熱袋(20’)の液体袋(25)とを破る切り糸(50)が外に露出するように構成した。
ハンドル部分(30)の一定部分(図1のA−A')を切ると切り糸(50)が露出し、露出した切り糸(50)を引くと液体袋(25)が破かれて発熱体と反応するようになる。反応の際、生じた水蒸気等は切られたハンドル部分(30)を通じて外部に排出される。
切り糸(50)は、非火炎加熱具(100)の液体袋(25)を破ることにより液体を排出させる手段で、第1加熱袋(20)の液体袋(25)と、第2加熱袋(20’)の液体袋(25)との表面に接着されている。従って切り糸(50)を引くと液体袋(25)の表面が破れて液体が排出されるようになる。
液体袋(25)は多数層となっている包装紙の縁を結合することによって構成され、内部に所定空間を有する。液体袋(25)は5つ重なりで形成され、第1の層と第5の層とがLLDPE(linear-low density polyethylene)、第2の層がNY(nylon)、第3の層がAL(aluminium foil)、第4の層がEZ.NY(easy-cut nylon)で構成されている。
LLDPEは衝撃を緩衝して熱によって接着される性質を持つ。従って、液体袋が破れやすくならないようにする。第1の層を形成するLLDPEは約20〜40μmほどの厚みを有し、第5の層を構成するLLDPEは約60〜80μmほどの厚みを有する。
NYは破れやすい性質を有して、液体袋を破れやすくする特性がある。NYは約10〜20μmの厚みを有し、包装紙を構成するには必ず必要な部分ではないので省略できる。
ALは防湿効果を持つ性質を有して、液体袋(25)にある液体が外部に自然的に放出されることを防ぐようにしている。液体袋が破れた時だけ液体袋にある水が科学物質と反応できる。ALは約5〜15μmの厚みを有する。
EZ.NYはNYの容易に破れる性質を補った材質で、一方向には液体袋が容易に破れるが残りの方向では容易に破れることを防止している。EZ.NYを使うことによって、液体袋は切り糸(50)が接着された特定な方向において弱い力でも破れやすいが、ほかの方向は破れにくくしてある。EZ.NYの厚みは約10〜20μmである。
上述のように構成された液体袋の包装紙を第5層のLLDPEが奥の方に入るように半分に折った後、一つの側部を除いた残りの縁を封じて袋形に構成し、液体を注入して残りの部分を封じて利用する。
上述のように構成された液体袋(25)は衝撃にも強く、EZ.NYに切り糸を接着することによって破れ易くされている。液体袋(25)の内部と外部の層はLLDPEに構成されており、それによって液体袋(25)を袋形で製作することと液体袋(25)が包装紙に接着することが容易になる。
包装紙は外部の包装紙(10)と内部の包装紙(10’)との2シートで構成されている。内部の包装紙(10’)は中身が接触される部分であり、外部の包装紙(10)は外部に露出される部分である。
内部の包装紙(10’)は発熱袋(21)と接する面を基準に、順番に約20〜40μmの厚みを有するLLDPE、約5〜15μmの厚みを有するAL、約10〜20μmの厚みを有するNY、並びに、約50〜70μmの厚みを有するCPP(cast polypropylene)で形成され、外部の包装紙(10)は、外部面から順番に約10〜20μmの厚みを有するPET(polyester)、約5〜15μmの厚みを有するAL、約10〜20μmの厚みを持つNY、並びに、約50〜70μmの厚みを持つLLDPEで形成されている。内部の包装紙(10’)と外部の包装紙(10)の間には発熱袋(21)と液体袋(25)が挿入される。
図4a及び図4bは、本発明による非火炎加熱具の製造過程を示す一実施例を示す図である。図4a及び図4bを参照して説明をすると次のようである。本発明による非火炎加熱具(100)は、先ず図4aに示されるように、非火炎加熱具を構成する発熱袋(21)、紙ティシュー(29)、並びに、液体袋(25)を内部の包装紙(10’)上に順に位置させた後、縁をシーリング機(sealing machine)を利用して封止する。その際、液体袋(25)と切り糸(50)が接続された部分が、縁を溶解しながら、溶解され得ないように為して、図4aに図示されたように液体袋(25)と切り糸(50)とが接続されている部分を縁の内側に折れるようにする。次いで、外部の包装紙(10)を矢印の方向に内部の包装紙(10’)上に位置されるようにする。
図4bに図示されたように、非火炎加熱具(100)をハンドル部分を中心にして折り、第1加熱袋(20)と第2加熱袋(20’)が重なるようにした後、シーリング機を使って縁を封止する。この際、内部の包装紙(10’)は互いに向かい合うようになる。内部の包装紙(10’)は互いに向かい合う面がCPPで形成されているので、シーリング機によって熱が加えられても互いに接着しない。従って、封止をする過程で向かい合っている内部の包装紙(10’)は接着されないようになる。そして、内部の包装紙(10’)のCPPの反対面と外部の包装紙(10)の内面とはLLDPEで形成されていて、シーリング機によって熱が加えられると接着されるようにして内部の包装紙(10’)と外部の包装紙(10)との縁が接合される。第1加熱袋(20)と第2加熱袋(20’)の縁の内、内容物の注入口に使われる縁の部分を除いた残りの縁をCPP間に接着ができるように高熱を加えて、内容物の注入口を有するポケット形の非火炎加熱具を形成する。
また、液体袋(25)が包装紙(10,10’)と結着される面をLLDPEで構成しているので、封止する過程で接着し易くなっている。上述したように、液体袋(25)が切り糸(50)と接続されている部分は包装紙(10,10’)と接合されないように切断された部分が折られている状態でシーリング機を使って縁を封止する。従って、切り糸(50)が接続されていない部分は封止されず且つ包装紙(10,10’)に結着されず、それ故に液体袋(25)を引き裂く。
非火炎加熱具(100)はポケット形となって形成され且つ加熱される内容物が非火炎加熱具(100)と密着して熱の伝達がより良好と成るようにしてある。従来の他社の製品の場合には固体発熱体と液体の化学反応から発生される水蒸気が食品に直接付く問題点があったが、本発明では非火炎加熱具(100)をポケット形にしたことで内容物を間接的に加熱できるので水蒸気が内容物に付かないようになる。非火炎加熱具(100)の包装紙は防湿性、耐熱性、並びに、耐衝撃性をもっている。
図5は、図4bのD−D'方向の切断図である。図5を参照して説明をすると、本発明による非火炎加熱具(100)は加熱される内容物の両側に発熱袋(21)を形成し、内容物を両側から加熱して、加熱の効果を一層に高めるようにしている。非火炎加熱具(100)を水平に位置させた後、内容物を挿入して切り線を引いて加熱させる場合には上の方向に位置する加熱袋に含有された液体が下の方向の加熱袋に流れ得る可能性がある。例えば、第1加熱袋を上の方に置いて第2加熱袋を下に位置させ水平に非火炎加熱具を置いた状態で、ポケット形の内部空間に内容物を挿入して切り線を引くと、第1加熱袋に含有された液体が第2加熱袋に流れ得る可能性がある。この場合、第2加熱袋には液体が急速に入り込んで短い時間の内に反応されるようになる反面、第1加熱袋は液体の不足によって十分に発熱され得ない問題が生ずる。本発明ではこのような問題点を解決するために図5に示したように内部の包装紙(10’)のハンドル部分をA−A'の線まで接続して境目の板(70)の役割をするようにして、上の方に位置する加熱袋にあった液体が沸騰によって下の方の袋に流れ込むことを防ぐことができる。従って、第1加熱袋及び第2加熱袋に水が足りない現象がなくなり内容物を両側で均等に加熱できる効果がある。
図6は、本発明による非火炎加熱具の切り糸を示す斜視図で、図7は、切り糸が水袋と結ばれた部分を示す図である。図6と図7を参照して説明をすると次のようである。切り糸(50)は所定の厚みを有して、頭の部分(51)がT字形になっている。切り糸(50)の先端(52)には一定な模様が規定されて、手で切り糸(50)を取るとき滑らないようにした。
T字形の頭の部分(51)から一定の距離分を離間された下の部分に2つの細い枝(53)を切り糸(50)の体の部分に対称になるようにした。枝(53)は頭の方向に斜めになって伸張されている。
液体袋(25)の縁の部分には丸形のホーム(54)が出来ていてホーム(54)に切り糸の先端(52)から入るようにして切り糸(50)が液体袋(25)に結ばれるようにする。従って、結ばれた切り糸(50)は枝(53)部分とT字形の頭の部分(51)とによってどちらの方向からもホーム(54)から抜け出せないようにする。
切り糸(50)を接着剤を利用して液体袋(25)に接着する場合、冬季のように気温が低い場合には接着の部分が硬くなって力を入れて切り糸を引くと切れる恐れがある。しかし、本発明による結合の方法を適用する場合、液体袋(25)と結ばれた部分が切れる問題点は生じない。
液体袋(25)は切り糸(50)を利用して容易に破れるために、ホームになっている部分に一定な長さで切り目の部分が形成されて、切り糸(50)を引っ張ると液体袋(25)が引っ張る方向に引き裂かれるようにした。
図8は、本発明による非火炎加熱具を容器に入れて利用することの実施例を示す図である。図8を参照して説明をすると次のようである。本発明による非火炎加熱具(100)は、非火炎加熱具(100)を包んで熱の効率を高めて、食事を便利にするように包装台(200)を備えて使うようにした。包装台(200)は非火炎加熱具(100)が入れる大きさの紙箱になっている。片面の上には非火炎加熱具(100)のハンドル部分(30)が包装台(200)の外部に露出されるような所定の大きさの入出穴(150)がある。包装台(200)には非火炎加熱具(100)のほかに、図面には示されていない道具(スプーン、箸、フォーク等)を備えておくこともできる。
包装台(200)を利用して本発明による非火炎加熱具(100)を利用する実施例を説明する。包装台には内容物が挿入された非火炎加熱具(100)が内蔵されている。この時、包装台の入出穴(150)を通じて伸びてきたハンドル部分(30)を切り目に沿って切って、切り糸(50)が外部に露出されるようにする。その後、切り糸(50)を引っ張って切り糸(50)と接続されている液体袋(25)が破れるようにして液体と発熱体が化学反応を起こして熱を生じさせ、それによって非火炎加熱具(100)に挿入された内容物を加熱する。
切り糸(50)を引っ張った後、ハンドル部分(30)を巻いてまた包装台(200)に入れて、ハンドル部分(30)を通じて排出される水蒸気が再び包装台の内部に供給されるようにする。包装台(200)の蓋を閉めて約20分ほど加熱した後内容物を非火炎加熱具(100)から取り出して内容物の包装紙を破り、内容物を包装台(200)に入れて食事が出来るようにする。
包装台(200)を利用して非火炎加熱具(100)から生じる水蒸気が外に出ないようにすることで使用者は安全に本発明を使用することができる。更には、水蒸気を持続的に包装台(200)の内部に止めるようにできて加熱の効果をさらに高めることができる。
本発明による非火炎加熱具によると飲食物を両側から加熱でき、液体袋が備えられていて別の水を添加する必要なしに水が不足な状況で効果的に利用することが出来る。
また、液体袋が衝撃に強くて外部の衝撃によって破損されにくいし、また一定の方向で容易に破れるようにして液体袋から水が排出しやすくした。
内部の包装紙及び外部の包装紙と接する液体袋をなす面として、いっぺんに熱の融着ができる材質を使うことによって製造工程の段階を減らすことが出来る。
液体袋が規定されている穴に切り糸を挿入するによって、切り糸が切断されにくくなり、液体袋と切り糸とが接続されている部分が丈夫に接続されて、液体袋から切り糸が分離されないようにして、冬季のように気温が低い状況で液体袋から切り糸が分離されないようにしている。
そして、加熱発熱体を水平にして内容物を加熱することができて、重力によって内容物の厚みを均等に維持できる。それ故に、内容物が全体的に均等に加熱できる。加熱発熱体のポケットの二つの袋が内部の包装紙である境目の板よって分離されているので、加熱発熱体を水平に置く場合には上の方に位置した加熱袋の液体が下の方に位置した加熱袋に入り込むことを防ぐことができるようになった。このような境目の板の形成で発熱を持続的に均等に維持できるので発熱効率がよくて米のような穀物類を加熱するには優れた効果がある。
理解して頂けるように、本発明の以上に記載された実施例は例示を目的としたものであり、その変更例も当業者には明かであろう。従って、本発明はここに開示された実施例に限定されると見なされるべきではなく、特許請求の範囲によって規定されたもののみに限定される。
図1は、本発明による非火炎加熱具の分解斜視図である。 図2は、第1加熱袋の図1のC−C’の断面図である。 図3は、図1に図示された本発明による非火炎加熱具のB−B’の切断図である。 図4a及び図4bは、本発明による非火炎加熱具の製造過程を示す実施例である。 図5は、本発明による非火炎加熱具の切断図で、図4bのD−D'方向の切断図である。 図6は、本発明による非火炎加熱具の切り糸を示す斜視図である。 図7は、切り糸が水袋と結合された部分を示す図である。 図8は、本発明による非火炎加熱具を容器に入れて使う実施例を示す斜視
符号の説明
100 非火炎加熱具
10 外部包装紙
10’ 内部包装紙
21 発熱袋
25 液体袋
29 紙ティッシュー
50 切り糸
30 ハンドル部分

Claims (9)

  1. 内容物を加熱する加熱パッケージにおいて、
    反応液体が収容される第一液体袋と、前記反応液体と反応して発熱反応を起こす発熱体が保存される第一発熱袋とを収容する第一加熱袋と、
    反応液体が収容される第二液体袋と、前記反応液体と反応して発熱反応を起こす発熱体が保存される第二発熱袋とを収容する第二加熱袋とを備え、
    前記第一加熱袋と前記第二加熱袋は、第一発熱袋と第二発熱袋が向かい合うように配設され、かつ、加熱処理される前記内容物が両加熱袋間に形成されるポケット形領域に収容されるように重ねられており、
    重ねられた前記第一加熱袋と前記第二加熱袋との縁は、前記内容物をポケットから出し入れするための開口部となる部分を除いて相互に結合されていることを特徴とする加熱パッケージ。
  2. 前記第一加熱袋と前記第二加熱袋は相互に接する内フィルムと前記内フィルムの外側に設けられる外フィルムとを含み、
    前記内フィルムと前記外フィルムは複数のフィルムが積層されて設けられることを特徴とする、請求項1に記載の加熱パッケージ。
  3. 前記外フィルムは、ポリエステル、アルミニウムフォイル、ナイロン、線状低密度ポリエチレンの順番に積層されていることを特徴とする、請求項に記載の加熱パッケージ。
  4. 前記内フィルムは、線状低密度ポリエチレン、アルミニウムフォイル、ナイロン、キャストポリプロピレンの順番に積層されることを特徴とする、請求項に記載の加熱パッケージ。
  5. 前記第一発熱袋と前記第二発熱袋は、それぞれ複数の領域に区切られるように設けられることを特徴とする、請求項に記載の加熱パッケージ。
  6. 前記第一液体袋と前記第二液体袋の各々の表面に結合された切り糸であって、これを引っ張ることによって前記第一液体袋と前記第二液体袋の各々の少なくとも一領域を切り取る切り糸を更に含むことを特徴とする、請求項に記載の加熱パッケージ。
  7. 前記第一加熱袋と前記第二加熱袋との少なくともいずれか一方が紙ティッシューを更に含むことを特徴とする、請求項に記載の加熱パッケージ。
  8. 前記第一加熱袋と前記第二加熱袋とを収容する容器を更に含むことを特徴とする、請求項に記載の加熱パッケージ。
  9. 前記切り糸は前記容器の外部に露出していることを特徴とする、請求項に記載の加熱パッケージ。
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