JP4296232B2 - 圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構 - Google Patents

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Description

本発明は、ロボットアーム等の機械装置の駆動機構に応用可能な圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構に関する。
近年、ペットロボットなどの家庭用ロボットの開発が盛んに行われており、将来は家事支援ロボットなど、より実用的な家庭用ロボットが実用化されるものと期待されている。家庭用ロボットは、家庭内に入り人間と共生する必要があるため、従来の産業用ロボットなどとは必要とされる仕様が異なる。
産業用ロボットでは、電気モータや減速器が用いられ、高ゲインのフィードバック制御により、繰り返し精度0.1mm等といった高い手先位置精度が実現されている。しかしながら、このような電気モータにより駆動される機構は、剛性が高く、柔らかさに欠ける場合が多く、安全性という面で問題が多い。
これに対し、家庭用ロボットでは、繰り返し精度0.1mm等といった高い精度は必ずしも必要とせず、人間との接触時に危害を与えないなど安全性が重視される。したがって、従来の産業用ロボットのように電気モータによる駆動される機構は、家庭用ロボットなど安全性が重視される分野に適しているとは言えず、柔軟で安全な駆動機構が必要とされている。
こうした課題に対し、従来技術としては、マッキベン型の空気圧アクチュエータで駆動される駆動機構が提案されている。特公平7−27411号公報(特許文献1)において、空気圧アクチュエータ駆動回路に同相の外乱信号を入力することでディザ効果を得、制御特性を向上するとともに、サーボ弁駆動信号等よりサーボ構成要素の異常を検出した場合、動力源を遮断するとともに、駆動装置のブレーキを動作させ暴走を防ぐ駆動装置を開示している。
特公平7−27411号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、空気が圧縮性を有することから空気圧駆動系は応答性が悪く、動力源を遮断するのみでは緊急の停止は難しく、例えば衝突発生時に衝突対象に大きなダメージを与える等の可能性がある。
また、ブレーキ装置では減速のみしかできず、急速に加速して衝突の回避を行う等の動作はできない。
また、ブレーキ装置を設けることは、機構の複雑化につながり、重量も増加することから駆動装置の運動エネルギーが増加し、安全性も低下する。
本発明の目的は、上記従来の関節駆動機構の課題を解決し、関節の運動を制御する主流体圧制御手段の流体圧制御動作よりも早く応答可能な、圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、複数の圧縮性流体圧アクチュエータの拮抗駆動により関節の運動が駆動される圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構であって、
上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータに加圧あるいは減圧制御動作を行って上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータのそれぞれの流体圧を制御することにより上記関節の運動を制御する主流体圧制御手段と、
上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータの近傍に近接して配設され、上記圧縮性流体圧アクチュエータに対して、上記関節の運動を制御する上記主流体圧制御手段の流体圧制御動作よりも早く加圧あるいは減圧制御動作を行って上記圧縮性流体圧アクチュエータを急加速又は急減速させるように制御する近接流体圧高速制御手段とを有するとともに、
上記近接流体圧高速制御手段が開状態を一定時間継続した後、閉状態になり流路を閉じるように上記近接流体圧高速制御手段を動作制御して、時間により上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータに対する加圧あるいは減圧の制御を行う関節急加減速制御手段をさらに備える圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を提供する。
本発明の第態様によれば、複数の圧縮性流体圧アクチュエータの拮抗駆動により関節の運動が駆動される圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構であって、
上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータに加圧あるいは減圧制御動作を行って上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータのそれぞれの流体圧を制御することにより上記関節の運動を制御する主流体圧制御手段と、
上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータの近傍に近接して配設され、上記圧縮性流体圧アクチュエータに対して、上記関節の運動を制御する上記主流体圧制御手段の流体圧制御動作よりも早く加圧あるいは減圧制御動作を行って上記圧縮性流体圧アクチュエータを急加速又は急減速させるように制御する近接流体圧高速制御手段とを有するとともに、
さらに、生体情報を検出する生体情報検出手段と、上記生体情報検出手段で検出された上記生体情報を認識する生体情報認識手段とを有して、上記生体情報認識手段により認識された情報が動作指令の場合に上記近接流体圧高速制御手段を動作させる圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を提供する。
本発明によれば、圧縮性流体圧アクチュエータの近傍に近接して配設され、上記圧縮性流体圧アクチュエータに対し、上記主流体圧制御手段の流体圧制御動作よりも高速に加圧あるいは減圧を行う近接流体圧高速制御手段を有することにより、関節の運動を制御する主流体圧制御手段の流体圧制御動作よりも早く近接流体圧高速制御手段が圧縮性流体圧アクチュエータに対して加圧あるいは減圧を行うため、関節の運動の急減速や急加速が可能になる。
したがって、衝突発生時に急制動をかけたり、障害物接近時の緊急に衝突回避のための急加速を行なうなどの緊急衝突回避動作するなど高速応答の必要な動作に対する性能が向上し、安全な、圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を実現することができる。
また、関節の運動の急減速や急加速させるように制御することができるため、構造体で高速に移動し落下する物体を捕捉することができる圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を実現することもできる。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する前に、本発明の種々の態様について説明する。
本発明の第1態様によれば、複数の圧縮性流体圧アクチュエータの拮抗駆動により関節の運動が駆動される圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構であって、
上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータに加圧あるいは減圧制御動作を行って上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータのそれぞれの流体圧を制御することにより上記関節の運動を制御する主流体圧制御手段と、
上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータの近傍に近接して配設され、上記圧縮性流体圧アクチュエータに対して、上記関節の運動を制御する上記主流体圧制御手段の流体圧制御動作よりも早く加圧あるいは減圧制御動作を行って上記圧縮性流体圧アクチュエータを急加速又は急減速させるように制御する近接流体圧高速制御手段とを有することを特徴とする圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を提供する。
本発明の第2態様によれば、さらに、上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータのそれぞれに流体を供給して上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータをそれぞれに加圧可能な流体供給手段を有し、上記近接流体圧高速制御手段は、上記流体供給手段の供給する流体により上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータのそれぞれを急加圧可能とすることを特徴とする第1態様に記載の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を提供する。
本発明の第3態様によれば、上記近接流体圧高速制御手段は、上記拮抗する複数の圧縮性流体圧アクチュエータ同士をバイパスするバイパス手段であり、上記バイパス手段を開閉することにより、上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータのそれぞれに対して、上記関節の運動を制御する上記主流体圧制御手段の流体圧制御動作よりも早く加圧および減圧を行うことを特徴とする第1態様に記載の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を提供する。
本発明の第4態様によれば、上記近接流体圧高速制御手段は、上記圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構に外部からかかる力が一定値を越えると、減圧制御動作するリリーフ弁であることを特徴とする第1態様または第2態様に記載の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を提供する。
本発明の第5態様によれば、さらに、衝突を検知する衝突検知手段を有し、上記衝突検知手段で衝突を検知したときに上記近接流体圧高速制御手段を減圧制御動作させることを特徴とする第1態様に記載の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を提供する。
本発明の第6態様によれば、上記近接流体圧高速制御手段が開状態を一定時間継続した後、閉状態になり流路を閉じるように上記近接流体圧高速制御手段を動作制御して、時間により上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータに対する加圧および減圧の制御を行う関節急加減速制御手段をさらに備えることを特徴とする第1態様に記載の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を提供する。
本発明の第7態様によれば、上記圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構に外部からかかる力の大きさに基づいて上記近接流体圧高速制御手段の開状態を継続する時間の長さを決定して上記近接流体圧高速制御手段を動作制御する関節急加減速制御手段をさらに備えることを特徴とする第6態様に記載の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を提供する。
本発明の第8態様によれば、上記圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の動作速度の大きさに基づいて上記近接流体圧高速制御手段の開状態を継続する時間の長さを決定して上記近接流体圧高速制御手段を動作制御する関節急加減速制御手段をさらに備えることを特徴とする第6態様に記載の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を提供する。
本発明の第9態様によれば、上記流体供給手段は上記圧縮性流体圧アクチュエータの近傍に、上記流体供給手段から上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータのそれぞれに供給する上記流体を蓄積する流体蓄積手段を有することを特徴とする第2態様に記載の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を提供する。
本発明の第10態様によれば、上記流体蓄積手段は圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の構造体の内部に空洞を設け、上記空洞に流体を蓄積することを特徴とする第9態様に記載の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を提供する。
本発明の第11態様によれば、上記流体供給手段は上記圧縮性流体圧アクチュエータの加圧可能限度圧を越える流体を供給することを特徴とする第2態様に記載の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を提供する。
本発明の第12態様によれば、上記近接流体圧高速制御手段は、上記圧縮性流体圧アクチュエータに連通して上記圧縮性流体圧アクチュエータの加圧あるいは減圧制御動作を行うための流路の開閉動作のみを行いかつ上記主流体圧制御手段の流体圧制御動作よりも早く開閉動作を行う高速ON−OFF弁であることを特徴とする第1態様に記載の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を提供する。
本発明の第13態様によれば、さらに、生体情報を検出する生体情報検出手段と、上記生体情報検出手段で検出された上記生体情報を認識する生体情報認識手段とを有して、上記生体情報認識手段により認識された情報が動作指令の場合に上記近接流体圧高速制御手段を動作させることを特徴とする第1態様に記載の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を提供する。
本発明の第14態様によれば、圧縮性流体圧アクチュエータの拮抗駆動により関節の運動が駆動され、上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータに加圧あるいは減圧制御動作を行って上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータのそれぞれの流体圧を制御することにより上記関節の運動を制御する主流体圧制御手段と、上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータの近傍に近接して配設され、上記圧縮性流体圧アクチュエータに対して、上記関節の運動を制御する上記主流体圧制御手段の流体圧制御動作よりも早く加圧あるいは減圧制御動作を行って上記圧縮性流体圧アクチュエータを急加速又は急減速させるように制御する近接流体圧高速制御手段とを有する圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の制御装置であって、
上記関節の上記運動の情報を基に、上記主流体圧制御手段を動作制御することにより上記関節の運動を制御する関節制御手段と、
上記近接流体圧高速制御手段を動作制御することにより上記関節の急減速あるいは急加速動作を制御する関節急加減速制御手段とを有することを特徴とする圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の制御装置を提供する。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態にかかる圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の構造を示す全体図である。図1において、1は第1構造体、2は第2構造体である。第1構造体1と第2構造体2は、回転関節3により結合されており、相対的に回動可能である。回転関節3には、例えばエンコーダなどの角度センサー70が配設されており、図6中に示した第1構造体1の中心軸と第2構造体2の中心軸とのなす関節角度θが計測可能となっている。
第1構造体1には、互いに対向するようにアクチュエータ支持部材4aおよび4bが第1構造体1の長手方向とは直交する方向に配設されており、第2構造体2には、アクチュエータ駆動力伝達部材5が第2構造体2の長手方向とは直交する方向に配設されている。
6aおよび6bは圧縮性流体圧アクチュエータの一例である空気圧人工筋であり、第1構造体1と略平行に、かつ、第1構造体1を間に挟むように配設されている。空気圧人工筋6aおよび6bのそれぞれの一端は、回転ジョイント7aおよび7bによりアクチュエータ支持部材4aおよび4bと、それぞれ回転可能に接続されている。また、空気圧人工筋6aおよび6bのそれぞれの他端は、回転ジョイント7cおよび7dによりアクチュエータ駆動力伝達部材5と、それぞれ回転可能に接続されている。
8は高圧流体蓄積手段の一例としての高圧タンクであり、第1構造体1の内部に配設されおり、第1構造体1の内部に設けた空洞8aに高圧流体を蓄積するとともに、空気圧人工筋6aおよび6b、後述する空気圧供給駆動系と空圧配管10a、10b、10c、10dにより接続されている。すなわち、高圧タンク8の一端に空圧配管10aの一端が接続され、空圧配管10aの他端は、空気圧人工筋6aおよび6b側にそれぞれ向けて分岐した空圧配管10b、10cと接続され、空圧配管10b、10は空気圧人工筋6aおよび6bにそれぞれ接続されている。また、空圧配管10aの他端には、空圧配管10dの一端も接続されており、空圧配管10dの他端が第1構造体1の長手方向に延びて、後述する空気圧供給駆動系と接続されるようになっている。一方、9aおよび9bは近接流体圧高速制御手段の一例である高速ON−OFF弁であり、高速ON−OFF弁9a,9bの動作は、後述する制御コンピュータ24により制御される。また、高速ON−OFF弁9a,9bは、高圧タンク8から空気圧人工筋6aおよび6bにそれぞれつながる空圧配管10b、10cにそれぞれ配設され、空圧配管10b、10cの流路の開閉動作をそれぞれ制御する。
11a、11bは人や物等の衝突対象が第2構造体2に衝突したことを検知する衝突検知手段の一例としての衝突検知センサーであり、衝突検知センサー11a、11bは、それぞれ、例えば感圧センサーで構成され、第2構造体2の表面に配設されている。衝突検知センサー11a、11bで衝突を検知したとき、後述するように、高速ON−OFF弁9a,9bを減圧制御動作させることができる。図2は、第2構造体2の長手方向沿いでかつ図1の中で矢印Xで示した方向から見た図である。ここでは、衝突検知センサー11a、11bの配設位置は第2構造体2に対して対称になっており、空気圧人工筋6aが収縮する時に回転関節3の回りに発生する回転運動方向側(図1において時計回り)に衝突検知センサー11aが配設され、空気圧人工筋6bが収縮する時に回転関節3の回りに発生する回転運動方向側(図1において反時計回り)に衝突検知センサー11bが配設されている。
図3A及び図3Bは、空気圧人工筋6a,6bの一例である1つの空気圧人工筋の構造を示す図である。空気圧人工筋6a,6bは、それぞれ、図3A及び図3Bに示すように、ゴム材料で構成された管状弾性体12の外表面に繊維コードで構成された拘束部材13が配設され、管状弾性体12の両端部を封止部材14でそれぞれ気密封止する構造となっている。流体注入出部材15を通じて空気等の圧縮性流体を管状弾性体12内に供給することにより管状弾性体12の内部空間に内圧を与えると、管状弾性体12が主に半径方向に膨張しようとするが、拘束部材13の拘束作用により、管状弾性体12の中心軸方向の運動に変換され、全長が収縮する。この空気圧人工筋は主に弾性体で構成されるため、柔軟性があり、安全で軽量なアクチュエータであるという特徴を有する。
図4は、空気圧人工筋6a,6bとその空気圧人工筋6a,6bを駆動するための空気圧供給駆動系の構成を示す図である。図4において、21は例えばコンプレッサー等の空気圧源、22は空気圧調整ユニットである。空気圧調整ユニット22は、空気圧源21の空気圧フィルタ22a、空気圧減圧弁22b、および空気圧用ルブリケータ22cが1組になって構成されている。これらの空気圧源21と空気圧調整ユニット22と高圧タンク8とより、空気圧人工筋6a,6bのそれぞれに流体を供給して上記空気圧人工筋6a,6bをそれぞれ加圧可能な高圧流体供給手段の一例を構成するようにしている。
23は主流体圧制御手段の一例であり、電磁石の力でスプールを進退駆動することで流量を制御する5ポートの流量制御電磁弁であり、その進退駆動動作は、後述する制御コンピュータ24により制御される。
図5A〜図5Cに流量制御電磁弁23の構成を示す。47はスプールであり、円柱状でかつその外周面上に溝55a,55bが掘られた構造であり、電磁石で動作するリニアサーボアクチュエータ48によりスプール47の長手軸方向沿いにスプール47が進退駆動され、図5A〜図5Cの紙面上で左右方向に(スプール47の長手軸方向沿いに)スプール47が運動する。また、スプール47を納める筐体49には、空気圧源21側と連通した吸気口50、空圧配管10cと連通した第1供給口51、空圧配管10bと連通した第2供給口52、大気圧側と連通した第1排気口53、大気圧側と連通した第2排気口54が、それぞれ、配設されている。
スプール47には溝55aおよび溝55bが掘られているため、制御コンピュータ24の制御により駆動されたリニアサーボアクチュエータ48により、図5Aの状態から図5Bの状態のように図5A又は図5Bの紙面左側に移動したときには、溝55aにより吸気口50から第1供給口51への経路が開通するとともに、溝55bにより第2供給口52から第2排気口54への経路が開通する。
一方、スプール47が、制御コンピュータ24の制御により駆動されたリニアサーボアクチュエータ48により、図5Aの状態又は図5Bの状態から図5Cの状態のように図5A又は図5Bの紙面右側に移動したときには、溝55bにより吸気口50から第2供給口52への経路が開通するとともに、溝55aにより第1供給口51から第1排気口53への経路が開通する。
また、以上の開通経路の流量は、スプール47の移動量に比例して大きくなる。
以上のように、流量制御電磁弁23は、制御コンピュータ24から流量制御電磁弁23に入力される電圧指令値に応じてスプール弁(スプール)47の位置をサーボ制御により正確に制御することで、流量制御電磁弁23の各ポートを流れる空気の流量を連続的かつ微細に制御可能である。この結果、空気圧人工筋6a,6bに加圧あるいは減圧制御動作を行って上記空気圧人工筋6a,6bのそれぞれの流体圧を制御することにより、上記関節3の運動を制御することが可能となる。
図4に戻り、24は例えば一般的なパーソナルコンピュータにより構成されかつ制御装置の一例として機能する制御コンピュータである。制御コンピュータ24上では、関節制御手段17と関節急加減速制御手段18がプログラムとして実装されており、それぞれ独立して動作している。
関節制御手段17は、関節3の運動の情報、例えば、角度センサー70からの情報を基に、第1構造体1と第2構造体2の揺動運動すなわち、図6中のθで表される関節角度の制御を行う。制御コンピュータ24にはD/Aボード24aが搭載されており、関節制御手段17は、D/Aボード24aを介して流量制御電磁弁23に電圧指令値を出力することにより、それぞれの流体注入出部材15を流れるそれぞれの空気の流量を連続的かつ微細に制御し、関節角度θを制御する。
関節急加減速制御手段18は、第1構造体1と第2構造体2の揺動運動すなわち関節角度θの運動に対する制動を制御する。制御コンピュータ24にはA/Dボード24bが搭載されており、衝突検知センサー11aまたは11bからの信号がA/Dボード24bを通じて関節急加減速制御手段18に入力される。また、D/Aボード24aは高速ON−OFF弁9aおよび9bにも接続されており、関節急加減速制御手段は18は、D/Aボード24aを通じて電圧指令値を高速ON−OFF弁9aおよび9bにそれぞれ出力することにより、高速ON−OFF弁9aおよび9bの弁の開閉状態をそれぞれ制御可能し、関節角度θの運動に対する制動を制御する。
図7A及び図7Bに高速ON−OFF弁9aおよび9bのそれぞれの構成と動作を示す。高速ON−OFF弁9aおよび9bのそれぞれは導入口40および排出口41の2ポートを有するように構成し、この2つのポート40,41間の開通及び非開通が、図7A及び図7Bにおけるプランジャ42の上下運動により、制御される。
電磁石43に通電されていないとき、プランジャ42はバネ44の付勢力によりオリフィス45に押しつけられているため、導入口40から排出口41への流路は閉状態となる。
一方、電磁石43に通電されると、コア46が磁化し、プランジャ42がバネ44の付勢力に抗してコア46に磁力により吸着され、プランジャ42が上昇する。したがって、プランジャ42はオリフィス45から離れ、導入口40から排出口41への流路は開通する。
高速ON−OFF弁9aおよび9bはそれぞれ2ポートを有するように構成し、流量制御電磁弁23とは異なり、図8に示す空圧回路記号のC(閉)およびD(開)の2状態のみ取ることができる。電磁石43の力によりプランジャ42を駆動し、流路の開閉動作のみを制御する。流量制御電磁弁23と比べると、可動部であるプランジャ42の慣性が小さく、動作も2つの状態のみのため、高速に開閉動作を切り換えられる点が特徴である。また、サーボ制御系を持たず、ポート数も少ないため、小型・軽量であり、機構の可動部分等への搭載が容易である点も特徴である。そこで、この明細書では、流量制御電磁弁23よりもON−OFF弁9a,9bの切換動作速度が速いことから、「高速」をON−OFF弁9a,9bに付けて、高速ON−OFF弁9a,9bと呼んでいる。
図4に示す空気圧供給駆動系によれば、空気圧源21により生成された高圧空気は、空気圧調整ユニット22により減圧されて、空気圧人工筋6a,6bの加圧可能限度圧である(例えば600kPaといった)一定圧力に調整され、5ポート流量制御電磁弁23に供給される。5ポート流量制御電磁弁23の開度は、制御コンピュータ24よりD/Aボード24aを介して出力される電圧指令値に比例して制御される。上記したように、5ポート流量制御電磁弁23には、一対の空気圧人工筋6a,6bのそれぞれの管状弾性体12の流体注入出部材15がそれぞれ接続されている。一対の空気圧人工筋6a,6bは第1構造体1の長手方向沿いに大略平行に配置され、それぞれの管状弾性体12の流体注入出部材15側の端部が、第1構造体1の端部に固定されたアクチュエータ支持部材4a,4bにそれぞれ固定されている。一対の空気圧人工筋6a,6bのそれぞれの管状弾性体12の他方の端部側には、第1構造体1に回転関節3で回転自在に支持されたアクチュエータ駆動力伝達部材5が支持され、このアクチュエータ駆動力伝達部材5に一対の空気圧人工筋6a,6bのそれぞれの管状弾性体12の他方の端部がそれぞれ回転自在に支持されている。したがって、以下に述べるように、一対の空気圧人工筋6a,6bのそれぞれの管状弾性体12が伸縮することにより、アクチュエータ駆動力伝達部材5が回転関節3の回りに正逆回転駆動され、第2構造体2が回転関節3の回りに正逆回転駆動される。なお、図4中に矢印で示した右回転を正方向、矢印とは逆の左回転を逆方向とする。
制御コンピュータ24より正の電圧指令値がD/Aボード24aから5ポート流量制御電磁弁23に入力された場合には、図4に示すように空気圧回路記号のAで示した状態になり、空気圧源21側から空気圧人工筋6aの管状弾性体12の流体注入出部材15側への流路が5ポート流量制御電磁弁23を介して開通し、電圧指令値の絶対値に比例した流量の空気が空気圧人工筋6a側に供給される。また、空気圧人工筋6b側は、管状弾性体12の流体注入出部材15から大気圧側への流路が5ポート流量制御電磁弁23を介して開通し、電圧指令値の絶対値に比例した流量の空気流が空気圧人工筋6b側から大気中へ排気される。したがって、図4に示すように、空気圧人工筋6aの全長が縮み、空気圧人工筋6bの全長が伸びることにより、電圧指令値の絶対値に比例した速度で、回転関節3は、図4に矢印Yで示されるように右回転運動を行う。
一方、制御コンピュータ24より負の電圧指令値がD/Aボード24aから5ポート流量制御電磁弁23に入力された場合には、5ポート流量制御電磁弁23が切り替えられて、空気圧回路記号のAで示した状態からBで示した状態になり、空気圧人工筋6aの動作は逆となり、回転関節3は左回転運動を行う。すなわち、空気圧源21側から空気圧人工筋6bの管状弾性体12の流体注入出部材15側への流路が5ポート流量制御電磁弁23を介して開通し、電圧指令値の絶対値に比例した流量の空気が空気圧人工筋6b側に供給される。また、空気圧人工筋6a側は、管状弾性体12の流体注入出部材15から大気圧側への流路が5ポート流量制御電磁弁23を介して開通し、電圧指令値の絶対値に比例した流量の空気流が空気圧人工筋6a側から大気中へ排気される。したがって、空気圧人工筋6bの全長が縮み、空気圧人工筋6aの全長が伸びることにより、電圧指令値の絶対値に比例した速度で、関節軸回転関節3は、図4の矢印Yとは逆方向で示される左回転運動を行う。
次に、高圧タンク8に対する空圧供給系について説明する。19は圧力を制御する圧力制御弁であり、圧力制御弁19によって、圧力制御弁19から以降の流路の圧力は所定圧力(例えば900kPa)に制御される。また、空気圧源21がコンプレッサーの場合、その圧力は変動するので、空気圧源21の圧力が所定圧力(例えば900kPa)を下回るときには圧力制御弁19が閉じ、圧力制御弁19以降の流路の圧力が所定圧力(例えば900kPa)を下回らないようにしている。このようにして、高圧タンク8には、空気圧調整ユニット22の空気圧減圧弁22bにより減圧される前の所定圧力(例えば900kPa)の高圧空気が空圧配管10d及び10aを通じて供給され、蓄積される。
高圧タンク8に蓄積された高圧空気は、空圧配管10b、10cにより空気圧人工筋6a、6bにそれぞれ供給されるが、空圧配管10b、10cには高速ON−OFF弁9aおよび9bが配設されており、高圧空気の供給は高速ON−OFF弁9aおよび9bにより制御される。
高速ON−OFF弁9aおよび9bには、D/Aボード24aより、例えば0Vおよび5Vの2値の電圧指令値がそれぞれ入力される。高速ON−OFF弁9aおよび9bに0Vの電圧指令値がそれぞれ入力された場合、高速ON−OFF弁9aおよび9bはそれぞれ閉状態となり、高圧タンク8から空気圧人工筋6aおよび6bへの流路はそれぞれ開通せず、遮断された状態となる。
一方、高速ON−OFF弁9aおよび9bに5Vの電圧指令値がそれぞれ入力された場合、高速ON−OFF弁9aおよび9bはそれぞれ開状態となり、高圧タンク8から空気圧人工筋6aおよび6bへの流路がそれぞれ開通し、高圧タンク8に蓄積された高圧空気が空気圧人工筋6aおよび6bにそれぞれ供給される。したがって、例えば高速ON−OFF弁9aに5Vの電圧指令値が入力されて高速ON−OFF弁9aが開状態になった場合には、高圧タンク8からの高圧空気により空気圧人工筋6aが加圧される一方、高速ON−OFF弁9bに5Vの電圧指令値が入力されて高速ON−OFF弁9bが開状態になった場合には、高圧タンク8からの高圧空気により空気圧人工筋6bが加圧されることになる。
以上の構成の関節駆動機構の動作について説明する。
上記したように、第1構造体1を挟んでアクチュエータ駆動力伝達部材5に関して、互いに対向するように回転ジョイント7aおよび7bにより接続されている。したがって、図1の上側の空気圧人工筋6aと下側の別の空気圧人工筋6bとの拮抗駆動により、関節3の運動が駆動されることになる。例えば、図1の上側の空気圧人工筋6aが収縮し、図1の下側の別の空気圧人工筋6bが伸張すれば、回転関節3の回転軸回りの時計方向の回転運動が発生する。逆に、図1の上側の空気圧人工筋6aが伸張し、図1の下側の別の空気圧人工筋6bが収縮すれば、回転運動は逆回転すなわち反時計方向の回転となる。
以上のように、空気圧人工筋6a,6bにより、第1構造体1とアクチュエータ駆動力伝達部材5の正逆回転運動が駆動されることにより、第1構造体1と第2構造体2の揺動運動すなわち角度θの運動が駆動される。
通常の、第1構造体1と第2構造体2の揺動運動すなわち角度θの運動の制御は、流量制御電磁弁23を電圧指令値で動作させることにより行われる。例えば、流量制御電磁弁23への電圧指令値VをV=Kθ(θd−θ)で与えれば、関節角度θのサーボ制御が可能となる。ただし、Kθは定数ゲインであり、θdは関節角度θの目標値である。
流量制御電磁弁23はスプール47の微妙な位置をサーボ制御することにより、空気圧人工筋6aおよび6bへの空気の流量配分の微妙な調整に対する性能が高く、角度θの運動の細かな制御が可能となる。
しかしながら、開状態から閉状態、あるいは閉状態から開状態という中間状態を問わない高速な応答に関しては、スプール47の慣性が大きいこと等から、高速ON−OFF弁9a,9bに劣る。また、スプール47の微妙な位置を制御するため、スプール47を駆動する電磁アクチュエータ(リニアサーボアクチュエータ48)がある程度の大きさ、複雑さを持つ等、構造的にある程度の大きさとなるため、ロボットアームのアーム部等、可動部分に搭載することは難しく、土台部等に搭載することになる。そのために、流量制御電磁弁23と空気圧人工筋6a,6bの配置位置が離れることとなり、流量制御電磁弁23から空気圧人工筋6a,6bまでの配管が長く、空圧が伝わるのに時間がかかることになり、高速性が悪くなる。
以上のように、流量制御電磁弁23を使った空圧制御系では、関節角度の正確な制御等が可能であるが、瞬間的な高速性に劣るため、第2構造体2に人や物等の衝突対象が衝突し、関節3に対して急制動をかけなければならないときに十分な制動効果が得られず、衝突対象に大きなダメージを与える可能性がある。
こうした課題に対し、本発明の第1実施形態の特徴は、高圧タンク8と高速ON−OFF弁9a,9bを配設し、高速ON−OFF弁9a,9bにより空気圧人工筋6a,6bの高速な加圧(急加圧)を可能とした点にある。
一例として、図1の上側の空気圧人工筋6aが収縮し、図1の下側の別の空気圧人工筋6bが伸張して回転関節3の回転軸回りの時計方向の回転運動が発生しているとき、衝突検知センサー11aが第2構造体2に対する衝突を検知して、衝突検知センサー11aからの信号が関節急加減速制御手段18に入力される。このように衝突検知センサー11aからの信号が関節急加減速制御手段18に入力されると、関節急加減速制御手段18はD/Aボード24aの電圧指令値を0Vから5Vに変更し、高速ON−OFF弁9bを開状態にし、ton=KF+Kdθ/dtで算出される時間tonの間、高速ON−OFF弁9bの開状態を維持し、その後、電圧指令値を5Vから0Vに変更して高速ON−OFF弁9bを閉状態にする。ただし、Fは衝突検知センサー11aが検知した衝撃力の最大値、dθ/dtは関節角速度(関節角度θの時間微分値)、K及びKは定数ゲインでありかつ実験的に求めた値である。よって、関節急加減速制御手段18は、上記圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構に外部からかかる力の大きさ、又は、上記圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の動作速度(例えば関節角速度)の大きさに基づいて、上記近接流体圧高速制御手段9a,9bの開状態を継続する時間の長さを上記式により決定して上記近接流体圧高速制御手段9a,9bを動作制御することができるように構成している。すなわち、例えば、関節急加減速制御手段18は、上記近接流体圧高速制御手段9a,9bが開状態を一定時間継続した後、閉状態になり流路を閉じるように上記近接流体圧高速制御手段9a,9bを動作制御して、時間により上記空気圧人工筋6a,6bに対する加圧あるいは減圧の制御を行うことができるようにしている。
また、関節急加減速制御手段18は、高速ON−OFF弁9bを開状態にすると同時に、関節制御手段17における関節角度の目標値の更新を停止する。
なお、上記関節角度の目標値の更新は、関節3を動作させるため、常時行っている。時々刻々に目標値が変化し、それに追従することにより、関節3の動きが生じる。第2構造体2に対する衝突後は、関節3の動きを止めないと、さらに悪い状態に陥る可能性があるので、目標値の更新を停止し、目標値を一定値に保持することで関節3の動きを止める。
以上の動作によれば、上記衝突発生直後に高速ON−OFF弁9bが開状態となり、高圧タンク8内の所定圧力(例えば900kPa)の高圧空気により空気圧人工筋6bが急速に加圧され、空気圧人工筋6bは収縮方向に力を発生し、発生した力が、第2構造体2の回転関節3まわりの時計方向の回転運動に対してブレーキをかけるよう働くことになり、衝突の衝撃を緩和することができる。
高速ON−OFF弁9bの動作が高速であることと、高圧タンク8が空気圧人工筋6a,6bに近接して配設され、高圧タンク8からの高圧空気の供給流路が短いことから、図9に示すように空気圧人工筋6bの内部圧力の上昇が速く、高速ON−OFF弁9bによる空圧制御系の制動効果は、流量制御電磁弁23による空圧制御系による制動効果より先に発生し、衝撃緩和の効果を高める。なお、図9において、(a)のグラフは、高速ON−OFF弁9bでかつ高圧タンク8が加圧可能限度圧を超える高圧(例えば900kPa)の場合を示し、(b)のグラフは、高速ON−OFF弁9bでかつ高圧タンク8が加圧可能限度圧(例えば600kPa)の場合を示し、(c)のグラフは、流量制御電磁弁の場合を示している。
また、ton=KF+Kdθ/dtで算出される時間tonに基づき開閉時間を制御するため、制動時間が衝撃力Fや関節角速度dθ/dtに比例することになり、衝撃力Fが大きいときや、関節3の関節角速度dθ/dtが大きいときには、時間tonが大きく、すなわち、制動時間が長くなり、より確実に制動効果を得ることができる。さらに、時間ton経過後は、高速ON−OFF弁9bが閉状態となり、制動状態が継続し、図9に示すように時間t経過後は流量制御電磁弁23による通常の制御に戻るため、空気圧人工筋6bの内圧が高くなりすぎ、関節3が逆回転を開始することもなく、関節3の運動を確実に停止させることができる。
また、高圧タンク8を設けることにより、高圧タンク8を設けず空圧供給系からの供給圧のみを使用する場合に比べて、十分な流量を得ることができ、十分な制動効果を得ることができる。さらに、高圧タンク8に、例えば900kPaのような空気圧人工筋6a,6bの加圧可能限度圧を超える高圧の流体を使用することにより、図9の(a)で示すグラフに示すように、空気圧の上昇の立ち上がり速度が速く、より空気圧人工筋6a,6bの加圧速度を高めることができ、より高速な制動が可能となる。しかも、空気圧人工筋6a,6bの加圧可能限度圧を越える圧力の流体を使用するのは、制御された微小時間tonのみであるため、微小時間tonの長さを適切に設定すれば、空気圧人工筋6a,6bの加圧可能限度圧を越えることもなく、空気圧人工筋6a,6bの破損等の問題を生じないようにできる。
以上のように、本発明の第1実施形態によれば、高圧タンク8と高速ON−OFF弁9a,9bを配設することで、空気圧人工筋6a,6bの高速な加圧が可能となり、衝突時の急制動等、高速な応答が実現し、機構の安全性を高めることができる。言い換えれば、高速ON−OFF弁9a,9bを空気圧人工筋6a,6bの近傍に近接して配設し、上記空気圧人工筋6a,6bに対して、上記関節3の運動を制御する上記流量制御電磁弁23の流体圧制御動作よりも早く加圧あるいは減圧制御動作を行って上記空気圧人工筋6a,6bを急加速又は急減速させるように制御することができるようにしている。
なお、上記第1実施形態では、衝突検知センサー11a側での衝突を例に取って説明したが、衝突検知センサー11b側での衝突でも、高速ON−OFF弁9aを動作させ、空気圧人工筋6aを加圧するなど逆の動作をすることで、制動動作は可能となる。
また、上記第1実施形態では、衝突検知センサー11a,11bを設け、衝突検知センサー11a,11bによる衝突の検知後、近接流体圧高速制御手段を動作させて制動動作を行なうように構成している。しかしながら、必ずしも衝突検知センサーは必要ではなく、例えば、図10Aに示すように音声コマンドを入力するための音声入力手段27と、音声入力手段27から入力されたコマンドを解釈するための音声認識手段28とを設けるようにしてもよい。このような構成の場合、人間の「止まれ」といった音声が音声入力手段27から入力されると、上記「止まれ」といった音声が、急停止を行う動作指令として音声認識手段28により認識されると、その認識されたコマンド(動作指令)に基づき、近接流体圧高速制御手段を動作させて急停止を行う場合などでも、高速な制動の効果を発揮することができる。
また、本発明は、音声コマンドを入力するための音声入力手段27とコマンドを解釈するための音声認識手段28などに限定されるものではなく、図10Bに示すように、音声以外の筋電位又は脳波などの生体情報を検出する生体情報検出手段27Aと、生体情報検出手段27Aで検出された生体情報が動作指令であると生体情報認識手段28Aにより認識されると、その認識された動作指令に基づき、近接流体圧高速制御手段を動作させて急停止を行う場合などでも、高速な制動の効果を発揮することができる。
また、第1実施形態は、制動動作に限らず、精度は必要としないが急激な加速動作が必要な場合、例えば、障害物の緊急回避動作や、打撃動作等にも応用することができる。
(第2実施形態)
図11は、本発明の第2実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の構造を示す図である。図11の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構は、以下に記述する構成部分が第1実施形態と異なり、他の部分は第1実施形態と同様であり、第1実施形態と共通の構成部分に関しては第1実施形態と同じ番号を付し、詳細な説明は省略する。なお、この第2実施形態では、高圧タンク8も圧力制御弁19も備えていない例である。
図11において、16は上記近接流体圧高速制御手段の別の例として機能するバイパス手段の一例としてのバイパス配管であり、空気圧人工筋6aと6bのアクチュエータ駆動力伝達部材5側のそれぞれの端部の封止部材14,14同士を直接接続している。また、9cは関節急加減速制御手段18により開閉制御されるバイパス配管用高速ON−OFF弁であり、バイパス配管用高速ON−OFF弁9cは、バイパス配管16の途中に配設されており、バイパス配管16の開通および遮断を制御する。すなわち、高速ON−OFF弁9cが開状態の時には、バイパス配管16が開通し、空気圧人工筋6aと6bの内部空間が接続されることになる。図12に示すように、高速ON−OFF弁9cはD/Aボード24aに接続されており、関節急加減速制御手段18によって高速ON−OFF弁9cの開閉が制御される。
また、空気圧人工筋6a、空気圧人工筋6bの封止部材14,14にはそれぞれ圧力センサー62a、62bが内蔵されており、空気圧人工筋6a、空気圧人工筋6bの内部圧力PaおよびPbが圧力センサー62a、62bにより計測可能となっている。圧力センサー62a、62bにより計測された結果の信号は、A/Dボード24bを通じて関節急加減速制御手段18に入力されて、関節急加減速制御手段18による高速ON−OFF弁9cの開閉制御に使用される。
以上の構成の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の動作について説明する。空気圧人工筋6a,6bの動作等は上記第1実施形態と同様であるので、第1実施形態と共通構成部分の動作に関しては説明を省略する。
一例として、図12の上側の空気圧人工筋6aが収縮するとともに図12の下側の別の空気圧人工筋6bが伸張した結果として回転関節3の回転軸回りの時計方向の回転運動が発生しているとき、衝突検知センサー11aが第2構造体2に対する衝突対象の衝突を検知して、衝突検知センサー11aからの信号が関節急加減速制御手段18に入力される。すると、圧力センサー62aにより計測した空気圧人工筋6aの内部圧力Pが、圧力センサー62bにより計測した空気圧人工筋6bの内部圧力Pより高いと関節急加減速制御手段18が判断した場合に、関節急加減速制御手段18は、D/Aボード24aの電圧指令値を0Vから5Vに変更し、高速ON−OFF弁9cを開状態にし、ton=K/(P−P)で算出される時間tonの間、高速ON−OFF弁9cの開状態を維持し、その後、高速ON−OFF弁9cを閉状態にする。ただし、時間tonより短い時間で内部圧力P≒Pとなったと関節急加減速制御手段18が判断した場合には、その時点で高速ON−OFF弁9cを閉状態にする。ここで、Kは定数ゲインであり、実験的に求めた値である。
また、関節急加減速制御手段18は、高速ON−OFF弁9cを開状態にすると同時に、関節制御手段17における関節角度の目標値の更新を停止することにより、関節制御手段17によっても制動がなされるように動作する。
上記のように微小時間tonより短い時間で内部圧力P≒Pとなったと関節急加減速制御手段18が判断した場合に、その時点で高速ON−OFF弁9cを閉状態にする理由は、内部圧力P≒Pとなったということは、関節制御手段17が流量制御電磁弁23を制御して制動をかけた効果が作用し始めたためであり、これ以上の時間すなわち微小時間tonより長い時間、高速ON−OFF弁9cを開状態にしていても、空気圧人工筋6bの内部圧力Pをさらに上昇させることができず、制動効果が弱まるからである。
以上の動作によれば、衝突発生直後に高速ON−OFF弁9cが開状態となり、圧力が相対的に高い空気圧人工筋6aから、圧力が相対的に低い空気圧人工筋6bへと、バイパス配管16を通して高圧空気が流れる。この結果、空気圧人工筋6bが急速に加圧され、空気圧人工筋6bは収縮方向に力を発生し、その発生した力が、第2構造体2の関節3の回りの運動に対してブレーキをかけるように働くことになり、衝突対象の衝突の衝撃を緩和する。言い換えれば、バイパス配管16を開閉することにより、空気圧人工筋6a,6bのそれぞれに対して、上記関節3の運動を制御する流量制御電磁弁23による流体圧制御動作よりも早く加圧および減圧を行うことができて、衝突対象の衝突の衝撃を緩和することができる。
高速ON−OFF弁9cの動作が高速であることと、バイパス配管16が空気圧人工筋6a,6bに近接して配設され、バイパス配管16の流路が短いことから、高速ON−OFF弁9cによる空圧制御系の制動効果は、流量制御電磁弁23による空圧制御系による制動効果より先に発生し、衝撃緩和の効果を高めることができる。
また、ton=K/(P−P)で算出される時間tonに基づき高速ON−OFF弁9cの開閉時間を制御するため、空気圧人工筋6aと6bの圧力差が小さいときには開状態の時間が長くなり、制動効果を高めようと働き、空気圧人工筋6aと6bの圧力差が大きいときには高速ON−OFF弁9cの開状態の時間が短くなり、関節3の逆回転が起こってしまうのを防ぐことができる。さらに、時間ton経過後は高速ON−OFF弁9cが閉状態となり、流量制御電磁弁23による通常の制御に戻るため、空気圧人工筋6bの内圧が高くなりすぎ、関節3が逆回転を開始することもなく、関節3の運動を確実に停止させることができる。
また、圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の構成に関しても、通常の空圧制御系とは別の高圧タンク等の加圧のための空圧供給系や空圧制御系が不要で、高速ON−OFF弁9cも1つで済むなど簡潔な構成で高速な応答を得ることができる。
また、衝突検知センサー11a側で第2構造体2に対する衝突対象の衝突が発生して問題となるのは、図11中の矢印Yで示すように関節3が時計回りに回転をしている場合が最も可能性が高く、この場合、関節3の時計回りの回転を発生させるため、空気圧人工筋6aの内部圧力が空気圧人工筋6bの内部圧力がより高い場合が多い(衝突検知センサー11b側での衝突時は圧力関係が逆となる)。したがって、多くの場合において、バイパス配管16を使用した制動は効果を発揮することができる。
以上のように、第2実施形態では、バイパス配管16と高速ON−OFF弁9cを配設することで、簡潔な構成で空気圧人工筋6a,6bの高速な加圧が可能となり、衝突対象の衝突時の急制動等、高速な応答が実現し、上記駆動機構の安全性を高めることができる。
なお、上記第2実施形態では、高速ON−OFF弁9cの開時間をton=K/(P−P)とするとしたが、これに限られるわけではなく、第1実施形態の場合と同様にton=KF+Kdθ/dtとした場合でも、同様の効果を発揮することができる。
(第3実施形態)
図13は本発明の第3実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の構造を示す図である。図13の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構は、以下に記述する構成部分が第1実施形態と異なり、他の部分は第1実施形態と同様であり、第1実施形態と共通の構成部分に関しては第1実施形態と同じ番号を付し、詳細な説明は省略する。
図13において、20aおよび20bは上記近接流体圧高速制御手段の別の例としてのリリーフ弁であり、両方のリリーフ弁20aおよび20bは第2構造体2の関節3の近傍に配設され、大略L字状板材でそれぞれ構成された衝突検知センサー板38aおよび38bとそれぞれ機構的に接続されている。すなわち、衝突検知センサー板38aおよび38bの関節3の近傍側の端部が、リリーフ弁20aおよび20bに連結されている。また、25aおよび25bは空気圧開放配管であり、一方の空気圧開放配管25aは、空気圧人工筋6aのアクチュエータ駆動力伝達部材5側の端部の封止部材14とリリーフ弁20aを接続している。他方の空気圧開放配管25bは、空気圧人工筋6bのアクチュエータ駆動力伝達部材5側の端部の封止部材14とリリーフ弁20bを接続している。リリーフ弁20a,20bは、それぞれ、圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構に外部からかかる力が一定値を越えると、減圧制御動作するように構成されている。
図14A及び図14Bに、リリーフ弁20aおよび20bのうちの1つのリリーフ弁20の構成の詳細を示す。リリーフ弁20は、縦断面U字形状のハウジング32と、大径基端部33aと小径先端部33bとが一体的に連結されかつハウジング32の凹部32a内で軸方向に進退するスプール33と、凹部32aとスプール33の大径基端部33aとをシールするOリング34と、凹部32aの底面とスプール33の大径基端部33aの内側端面との間に縮装されるスプールバネ35とを備えて構成されている。衝突検知センサー板38a,38bのうちの1つの衝突検知センサー板38とスプール33は、大略L字状板材の衝突検知センサー板38の端部のレバー部36にスプール33の小径先端部33bの外側端面が固定されて機構的に連結されている。また、Oリング34の配置箇所より底部側の凹部32aに連通しかつ凹部32aの軸方向と直交する方向にハウジング32に形成された空気導入口37は、空気圧開放配管25a,25bにより、空気圧人工筋6a,6bと接続されている。なお、スプール33の小径先端部33bと凹部32aとの隙間により、空気排出口39を形成している。また、衝突検知センサー板38と第2構造体2との間にはバネ38gが複数個縮装されて、衝突対象が衝突検知センサー板38に衝突したとき、衝突時の衝撃力をバネ38gで吸収できるようにしている。
以上の構成の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の動作について、図14A及び図14Bを使って説明する。空気圧人工筋6a,6bの動作等は上記第1実施形態と同様であるので、第1実施形態と共通構成部分の動作に関しては説明を省略する。
通常の動作時は、それぞれのリリーフ弁20a,20bにおいて、スプールバネ35の付勢力によってスプール33が、図14Aにおいて上向きに押し上げられ、図14Aの状態となり、スプール33の大径基端部33aとOリング34が密着することにより、空気導入口37に導かれた空気圧人工筋6aを加圧する高圧空気は封止されている。
衝突検知センサー板38a,38bのうちのいずれか一方、例えば衝突検知センサー板38aへの衝突対象の衝突が発生すると、衝突対象の衝突による力が、レバー36によって機構的に接続されているリリーフ弁20aのスプール33に伝わり、スプール33に伝えられた力により、図14Aにおいてスプール33はハウジング32の凹部32aで押し下げられる。衝突による力(言い換えれば、上記圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構に外部からかかる力)がある値(一定値)を越えると、図14Bの状態となり、スプール33の大径基端部33aと小径先端部33bとの段差部分がOリング34の位置より図14Bで下側に位置することになり、空気導入口37から空気排出口39への経路が開放され、空気導入口37に導入されている高圧空気が大気中に放出される。すると、空気圧開放配管25aを通じて空気圧人工筋6aの内部の高圧空気が空気排出口39へ流出し、空気圧人工筋6aの内部圧力の減圧が発生し、空気圧人工筋6aの収縮力が減少する。その結果、回転関節3を回転させようとするトルクが減少し、回転関節3の回転運動に対して制動がかかることになる。
同様に、衝突検知センサー板38bへの衝突対象の衝突が発生した場合には、リリーフ弁20bが動作し、回転関節3の逆回転運動に対して制動がかかることになる。すなわち、第3実施形態では、第1構造体1および第2構造体2の中心軸を対称軸に同じ側に配設された空気圧人工筋6aとリリーフ弁20aを連動させるとともに、空気圧人工筋6bとリリーフ弁20bを連動させることにより、回転関節3の回転運動に対する制動効果が発揮される。
以上のように、第3実施形態では、リリーフ弁20と空気圧開放配管25を設けることにより、制御プログラムで制御するような系を設けることなく、機構的に動作する簡潔な構造により、回転関節3の回転運動に対する制動を実現することができ、衝突発生時に衝突対象に過大な力を加えてしまうのを防ぐことができる。
(第4実施形態)
図15は本発明の第4実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の構造を示す図である。図15の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構は、以下に記述する構成部分が第1実施形態または第3実施形態と異なり、他の部分は第1実施形態または第3実施形態と同様であり、第1実施形態または第3実施形態と共通の構成部分に関しては第1実施形態または第3実施形態と同じ番号を付し、詳細な説明は省略する。
図15において、8は高圧タンクであり、第1実施形態と同様の空圧供給系により高圧空気が蓄積されている。61a、61bはタンク配管であり、一方のタンク配管61aは高圧タンク8とリリーフ弁56aを、他方のタンク配管61bは高圧タンク8とリリーフ弁56bを、それぞれ接続している。両方のリリーフ弁61a、61bは、先のリリーフ弁20aおよび20bと同様に、第2構造体2の関節3の近傍に配設され、大略L字状板材でそれぞれ構成された衝突検知センサー板38aおよび38bとそれぞれ機構的に接続されている。すなわち、衝突検知センサー板38aおよび38bの関節3の近傍側の端部が、リリーフ弁61aおよび61bに連結されている。また、26a、26bは加圧配管であり、一方の加圧配管26bはリリーフ弁56aと空気圧人工筋6bのアクチュエータ駆動力伝達部材5側の端部の封止部材14を、他方の加圧配管26dはリリーフ弁56bと空気圧人工筋6aのアクチュエータ駆動力伝達部材5側の端部の封止部材14を、それぞれ接続している。
図16A及び図16Bにリリーフ弁56a,56bのうちの1つのリリーフ弁56の構成の詳細を示す。リリーフ弁56は、縦断面U字形状のハウジング57と、大径基端部58aと小径中間部58bと大径先端部58cとが一体的に連結されかつハウジング57の凹部57a内で軸方向に進退するスプール58と、凹部57aとスプール58の大径基端部58aと大径先端部58cとをそれぞれシールするOリング59aと59bと、凹部57aの底面とスプール58の大径基端部33aの内側端面との間に縮装されるスプールバネ35とを備えて構成されている。衝突検知センサー板38a,38bのうちの1つの衝突検知センサー板38とスプール58は、大略L字状板材の衝突検知センサー板38の端部のレバー部36にスプール58の大径先端部58cの外側端面が固定されて機構的に連結されている。また、Oリング59aの配置箇所より底部側の凹部57aに連通しかつ凹部57aの軸方向と直交する方向にハウジング57に空気導入口37が形成されている。また、Oリング59aの配置箇所とOリング59bの配置箇所との間でかつ凹部57aの軸方向と直交する方向にハウジング57にリターン口60が配設されている、よって、空気導入口37は、タンク配管61a,61bにより高圧タンク8と接続されて高圧タンク8からの高圧空気が導入されている。また、リターン口60は、加圧配管26a,26bにより、空気導入口37とは接続されていない方の空気圧人工筋6b,6aとそれぞれ接続されている。
以上の構成の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の動作について、図16A及び図16Bを使って説明する。空気圧人工筋6a,6bの動作等は上記第1実施形態と同様であるので、第1実施形態と共通構成部分の動作に関しては説明を省略する。
通常の動作時は、それぞれのリリーフ弁56a,56bにおいて、スプールバネ35の付勢力によってスプール58が、図16Aにおいて上向きに押し上げられ、図16Aの状態となり、スプール58の大径基端部58aとOリング59aが密着することで、タンク配管61a,61bにより空気導入口37へと導かれた高圧タンク8からの高圧空気は封止される。
衝突検知センサー板38a,38bのうちのいずれか一方、例えば衝突検知センサー板38aへの衝突対象の衝突が発生すると、衝突対象の衝突による力が、レバー36によって機構的に接続されているリリーフ弁56aのスプール58に力が伝わり、スプール58に伝えられた力により、図16Aにおいてスプール58はハウジング57の凹部57aで押し下げられる。衝突による力(言い換えれば、上記圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構に外部からかかる力)がある値を越えると、図16Bの状態となり、スプール58の大径基端部58aと小径中間部58bとの段差部分がOリング59aの位置より図16Bで下側に位置することになる。その結果、空気導入口37からリターン口60への経路が開放され、高圧タンク8に蓄積された高圧空気が、タンク配管61a、空気導入口37、リターン口60、加圧配管26aを経由して空気圧人工筋6bに充填され、空気圧人工筋6bの内部圧力が加圧され、空気圧人工筋6bの収縮力が増加する。その結果、回転関節3の回転運動を減少させようとする逆トルクが発生し、回転関節3の回転運動に対して制動がかかることになる。
同様に、衝突検知センサー板38bへの衝突対象の衝突が発生した場合には、リリーフ弁56bが動作し、回転関節3の逆回転運動に対して制動がかかることになる。すなわち、第3実施形態では、第1構造体1および第2構造体2の中心軸を対称軸に反対側に配設された空気圧人工筋6aとリリーフ弁56bを連動させるとともに、空気圧人工筋6bとリリーフ弁56aを連動させることにより、回転関節3の回転運動に対する制動効果が発揮される。
以上のように、第4実施形態ではリリーフ弁56とタンク配管61、加圧配管26を設けることにより、制御プログラムで制御するような系を設けることなく、機構的に動作する簡潔な構造により、回転関節3の回転運動に対する制動を実現することができ、衝突発生時に衝突対象に過大な力を加えてしまうのを防ぐことができる。
(第5実施形態)
図17は本発明の第5実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の構造を示す図である。図17の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構は、以下に記述する構成部分が第1実施形態と異なり、他の部分は第1実施形態と同様であり、第1実施形態と共通の構成部分に関しては第1実施形態と同じ番号を付し、詳細な説明は省略する。
本第5実施形態は、図17の紙面の表側から裏側の方向に高速に移動し落下する物体31を、回転関節3を動かすことにより、第2構造体2で捕捉する場合の実施形態である。
図17において、29は例えばCCDカメラのような画像撮像手段であり、画像撮像手段29の撮像画像領域の中心軸が第1構造体1の中心軸と一致するように配設されている。
30は画像認識手段であり、画像撮像手段29の撮影した画像データが入力され、この画像データより物体31の位置を画像認識手段30により認識し、画像撮像手段29の中心軸(光軸)の方向と物体31の存在する方向のなす角度αを画像認識手段30により算出して算出結果情報の信号を関節急加減速制御手段18へ出力する。関節急加減速制御手段18は、入力された算出結果情報を基に、回転関節3の運動を急加速又は急減速制御することにより、第2構造体2で高速に移動し落下する物体31を捕捉できるようにしている。なお、物体31の捕捉の具体例として、物体31を第2構造体2で受け取ったりする場合には、第2構造体2の先端に、物体31を受け取り可能なグラブ(glove)状の物体受取部などを取付ければよい。
以上の構成の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の動作について、図18を使って説明する。空気圧人工筋6a,6bの動作等は上記第1実施形態と同様であるので、第1実施形態と共通構成部分の動作に関しては説明を省略する。
関節急加減速制御手段18は、時間t=tにおいて画像認識手段30から角度αの情報を受け取ると、ton=Kααで算出される時間tonの間(図18ではtからtまでの時間)、高速ON−OFF弁9bを開状態に維持し、その後、時間t=tにおいて高速ON−OFF弁9bを閉状態にするように制御する。ただし、Kαは定数ゲインであり、実験的に求めた値である。
関節制御手段17は、時間t=tにおいて画像認識手段30から関節急加減速制御手段18を介して角度αの情報を受け取ると、流量制御電磁弁23への電圧指令値VをV=Kα(α−θ)で与え、関節角度θのサーボ制御を行う。ただし、Kαは定数ゲインである。
以上の構成によれば、時間tまでは高圧タンク8と高速ON−OFF弁9bによる空気圧人工筋6bの高速な加圧の効果により、第2構造体2は物体31に急速に接近する。その後、時間t以降は、関節制御手段17の制御下での流量制御電磁弁23によるサーボ制御による正確な動作に切り替わるため、関節角度θは角度αに収束し、物体31を確実に捕捉する。
以上のように第5実施形態では、高圧タンク8と高速ON−OFF弁9a,9bを配設することで、空気圧人工筋6a,6bの高速な加圧が可能となり、高速に応答することができ、高速に移動する物体を確実に捕捉することができる。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構およびその制御装置は、多関節ロボットアームの関節駆動機構およびその制御装置として有用である。また、ロボットアームに限らず、生産設備等における回転機構のための関節駆動機構等、機械装置の駆動機構およびその制御装置として適用が可能である。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明のこれらと他の目的と特徴は、添付された図面についての好ましい実施形態に関連した次の記述から明らかになる。
図1は、本発明の第1実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の構造を示す図である。 図2は、本発明の第1実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の構造を他の方向から見た様子を示す図である。 図3Aは、空気圧人工筋の構造および動作を示す図である。 図3Bは、空気圧人工筋の構造および動作を示す断面図である。 図4は、本発明の第1実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構とその圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を駆動するための空気圧供給駆動系の構成を示す図である。 図5Aは、流量制御電磁弁の構成および動作を示す図である。 図5Bは、流量制御電磁弁の構成および動作を示す図である。 図5Cは、流量制御電磁弁の構成および動作を示す図である。 図6は、本発明の第1実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の動作を示す図である。 図7Aは、高速ON−OFF弁の構成および動作を示す図である。 図7Bは、高速ON−OFF弁の構成および動作を示す図である。 図8は、高速ON−OFF弁の動作を示す空気圧回路記号を示す図である。 図9は、本発明の第1実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の空気圧人工筋の内部圧力の上昇を説明する図である。 図10Aは、本発明の第1実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構のその他の構成を示す図である。 図10Bは、本発明の第1実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構のさらにその他の構成を示す図である。 図11は、本発明の第2実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の構造を示す図である。 図12は、本発明の第2実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構を駆動するための空気圧供給駆動系の構成を示す図である。 図13は、本発明の第3実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の構造を示す図である。 図14Aは、本発明の第3実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構のリリーフ弁の構成および動作を示す図である。 図14Bは、本発明の第3実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構のリリーフ弁の構成および動作を示す図である。 図15は、本発明の第4実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の構造を示す図である。 図16Aは、本発明の第4実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構のリリーフ弁の構成および動作を示す図である。 図16Bは、本発明の第4実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構のリリーフ弁の構成および動作を示す図である。 図17は、本発明の第5実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の構成を示す図である。 図18は、本発明の第5実施形態における圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の動作を説明するタイミングチャートである。

Claims (4)

  1. 複数の圧縮性流体圧アクチュエータの拮抗駆動により関節の運動が駆動される圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構であって、
    上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータに加圧あるいは減圧制御動作を行って上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータのそれぞれの流体圧を制御することにより上記関節の運動を制御する主流体圧制御手段と、
    上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータの近傍に近接して配設され、上記圧縮性流体圧アクチュエータに対して、上記関節の運動を制御する上記主流体圧制御手段の流体圧制御動作よりも早く加圧あるいは減圧制御動作を行って上記圧縮性流体圧アクチュエータを急加速又は急減速させるように制御する近接流体圧高速制御手段とを有するとともに、
    上記近接流体圧高速制御手段が開状態を一定時間継続した後、閉状態になり流路を閉じるように上記近接流体圧高速制御手段を動作制御して、時間により上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータに対する加圧あるいは減圧の制御を行う関節急加減速制御手段をさらに備える圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構。
  2. 上記圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構に外部からかかる力の大きさに基づいて上記近接流体圧高速制御手段の開状態を継続する時間の長さを決定して上記近接流体圧高速制御手段を動作制御する関節急加減速制御手段をさらに備える請求項1に記載の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構。
  3. 上記圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構の動作速度の大きさに基づいて上記近接流体圧高速制御手段の開状態を継続する時間の長さを決定して上記近接流体圧高速制御手段を動作制御する関節急加減速制御手段をさらに備える請求項1に記載の圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構。
  4. 複数の圧縮性流体圧アクチュエータの拮抗駆動により関節の運動が駆動される圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構であって、
    上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータに加圧あるいは減圧制御動作を行って上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータのそれぞれの流体圧を制御することにより上記関節の運動を制御する主流体圧制御手段と、
    上記複数の圧縮性流体圧アクチュエータの近傍に近接して配設され、上記圧縮性流体圧アクチュエータに対して、上記関節の運動を制御する上記主流体圧制御手段の流体圧制御動作よりも早く加圧あるいは減圧制御動作を行って上記圧縮性流体圧アクチュエータを急加速又は急減速させるように制御する近接流体圧高速制御手段とを有するとともに、
    さらに、生体情報を検出する生体情報検出手段と、上記生体情報検出手段で検出された上記生体情報を認識する生体情報認識手段とを有して、上記生体情報認識手段により認識された情報が動作指令の場合に上記近接流体圧高速制御手段を動作させる圧縮性流体圧アクチュエータ駆動機構。
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