JP4295427B2 - 清掃車の流体圧回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は道路や工場の床面を清掃するための清掃車の流体圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
道路や工場の床面を清掃するために従来から清掃車が使用されており、その一例は図3に示されている。図中、1は人が運転することにより移動可能な清掃車本体で、清掃車本体1の下面には図示してない流体圧モータにより駆動し得るようにしたメインブラシ2が昇降可能に配設されている。又、左右一側には、昇降可能なサイドブラシ3が配設され、サイドブラシ3も図示してない流体圧モータにより駆動し得るようになっている。
【0003】
メインブラシ2の前方下面には、ホッパ4が設けられており、ホッパ4の上方にはフィルタ5が設けられている。又、フィルタ5を通過した清浄な空気を吸引して排気するため、バキュームファン6が設けられており、ホッパ4とフィルタ5との間には、メインブラシ2の上部前面側に位置するよう、上下へ開閉可能なホッパゲート7が設けられている。
【0004】
図4に示すように、清掃車の運転席8には、ハンドル9を基準として右側にメインブラシ2及びサイドブラシ3を回転駆動するための流体圧モータへ送る流体を制御する制御弁を切り換える操作レバー10、メインブラシ2を上下させるための流体圧シリンダに流体を給配する制御弁を切り換える操作レバー11、ホッパゲート7を開閉させるための流体圧シリンダへ流体を給配する制御弁を切り換える操作レバー12、ホッパ4を上下させるための流体圧シリンダへ流体を給配する制御弁を切り換える操作レバー13が設けられ、運転席の左側には、サイドブラシ3を上下させる流体圧シリンダへ流体を給配する制御弁を切り換える操作レバー14が設けられている。又、図4中、15はバキュームファン6を起動停止させるためのスイッチである。
【0005】
上記清掃車で床面の清掃を行なう場合には、ホッパゲート7を図3のように開き、回転駆動させたサイドブラシ3により、ごみを車体中央側へ導き、そのごみを回転駆動させたメインブラシ2によりホッパ4内に掃き入れごみを収集する。
【0006】
舞い上がる埃はフィルタ5で捕捉し、浄化された空気はバキュームファン6で後方へ排出する。
【0007】
ホッパ4に貯まったごみの排出は、ホッパゲート7を下方へ回転させて閉止したうえ図示してない手段により所定高さまでホッパゲート7を上昇させホッパゲート7を開いてごみをコンテナや自動車の荷台に排出する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の清掃車では、メインブラシの回転駆動、サイドブラシの回転駆動、メインブラシ及びサイドブラシの昇降、ホッパゲートの開閉、バキュームファンの起動停止を5種類の操作レバーやスイッチにより行なっている。
【0009】
而して、従来の清掃車では、清掃に際し操作しなければならない操作レバーの数量が多いため操作が煩雑で、操作になれていないとひとつの操作を忘れてしまう虞があった。
【0010】
本発明は、上述の実情に鑑み、床面の清掃に際し一本の操作レバーを操作するだけで、必要な各機器を順次作動させるようにして操作の簡易化を図った清掃車の流体圧回路を提供することを目的としてなしたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の清掃車の流体圧回路は、
走行可能な清掃車本体と、
下降して床面に接触し得るよう前記清掃車本体に設けられ且つ床面のごみを清掃車本体に設けられた昇降可能なホッパに掃き入れるようにした昇降可能なメインブラシと、
下降して床面に接触し得るよう前記清掃車本体の一側に設けられ且つ床面のごみを前記メインブラシ側に掃き入れるようにした昇降可能なサイドブラシと、 メインブラシによりごみをホッパに掃き入れる際に開くようにした開閉可能なホッパゲートと、
前記ホッパからフィルタを通り清浄化された空気を排気するためのバキュームファンと
を備えた清掃車の流体圧回路であって、
該流体圧回路は、
駆動可能な流体圧ポンプと、
該流体圧ポンプからの流体の流れ方向を操作レバーの操作により切り換えるよう、流体の流れ方向に対し上流側から下流側に向けて直列配置された第一、第二、第三の制御弁を備えた三連制御弁と、
前記流体圧ポンプからの流体の流れ方向を切り換えるよう並列配置された第一、第二の制御弁を備えた二連制御弁と、
前記三連制御弁の第一の制御弁の操作レバーを一側に切り換えた際に第一の制御弁からの流体により駆動されるサイドブラシ駆動用流体圧モータと、
前記三連制御弁の第一の制御弁の操作レバーを一側に切り換えた際に第一の制御弁からサイドブラシ駆動用流体圧モータを経て送給された流体により駆動され且つ三連制御弁の第一の制御弁の操作レバーを他側に切り換えた際に第一の制御弁からサイドブラシ駆動用流体圧モータを経ずに送給された流体により駆動されるメインブラシモータ駆動用流体圧モータと、
流体圧ポンプからの流体が一方の流体室に導入されると共に他方の流体室の流体がタンク側へ抜けて低下したら一方の流体室の流体圧により作動してホッパゲートを開くようにしたホッパゲート開閉用流体圧シリンダと、
サイドブラシ駆動用流体圧モータやメインブラシ駆動用流体圧モータに流体を送給するラインに設けられた圧力スイッチと、
前記三連制御弁の第二の制御弁の操作レバーを一側に切り換えた際に該第二の制御弁からの流体を前記ホッパゲート開閉用流体圧シリンダの他方の流体室へ送給するラインに設けられ且つ前記圧力スイッチがオンになったらホッパゲート開閉用流体圧シリンダの他方の流体圧室の流体がタンクへ戻る側に切り換るソレノイド弁と、
前記圧力スイッチがオンになって二連制御弁の第一の制御弁が切り換ることにより一方の流体室の圧力が常にタンクに連通している他方の流体室の圧力と略同じ圧力に低下したらメインブラシの自重によりメインブラシを下降させるメインブラシ昇降用流体圧シリンダと、
前記圧力スイッチがオンになって二連制御弁の第二の制御弁が切り換ることにより一方の流体室の圧力が常にタンクに連通している他方の流体室の圧力と略同じ圧力に低下したらサイドブラシの自重によりサイドブラシを下降させるサイドブラシ昇降用流体圧シリンダと、
を備えたものである。
【0012】
本発明の請求項2の清掃車の流体圧回路は、前記流体圧ポンプからの流体の流れ方向を切り換えるようにしたアンロード弁と、圧力スイッチがオンになってアンロード弁が切り換ったらアンロード弁からの流体により回転駆動されるバキュームファン用流体圧モータを備えたものである。
【0013】
本発明の請求項3の清掃車の流体圧回路は、三連制御弁の第三の制御弁を操作レバーにより一側に切り換えることにより送給される流体により作動してホッパを上昇させるホッパ昇降用流体圧シリンダを備えたものである。
【0014】
本発明によれば、床面の清掃に際し一本の操作レバーを操作するだけで、メインブラシ用流体圧モータ、サイドブラシ用流体圧モータが回転駆動してメインブラシ、サイドブラシが回転し、ホッパゲート開閉用流体圧シリンダが縮退してホッパゲートが開き、メインブラシ用流体圧シリンダ、サイドブラシ用流体圧シリンダに連結されたメインブラシ、サイドブラシが自重により下降して床面に接地し、バキュームファン用流体圧モータが回転駆動してバキュームファンが回転する。従って一本の操作レバーを操作するだけで必要な各機器の運転を行なうことができ、操作の簡易化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1及び図2は発明を実施する形態の一例である。なお、以下の説明では図3をも参照する。
【0016】
図1に示すように、本図示例の清掃車の運転席8には、ハンドル9を基準として右側にメインブラシ2及びサイドブラシ3を回転駆動するための流体圧モータへ送る流体を制御する制御弁を切り換えるための操作レバー10、ホッパゲート7を開閉させる流体圧シリンダへ流体を給配する制御弁を切り換える操作レバー12、ホッパ4を上下させる流体圧シリンダへ流体を給配する制御弁を切り換える操作レバー13、スイッチ15が設けられており、従来と比べて操作レバー11,14が省略されている。
【0017】
本図示例に使用する油圧回路図は図2に示され、図2中、21,22,23はエンジンENGにより駆動される流体圧ポンプである。
【0018】
流体圧ポンプ21の吐出側のラインには、管路24が接続され、管路24には三連制御弁25が接続されている。而して、三連制御弁25においては、流体流れ方向の最上流側に操作レバー10により切り換え操作する制御弁26が設けられ、制御弁26に接続した管路27の中途部には、メインブラシ2を回転駆動するための流体圧モータ28が設けられており、流体圧モータ28から吐出された流体(油)は、管路27,29からタンク30へ戻り得るようになっている。
【0019】
管路27の流体圧モータ28接続部よりも三連制御弁25側には先端が制御弁26に接続された管路31が接続され、管路31の中途部にはサイドブラシ3を回転駆動するための流体圧モータ32が設けられている。又、管路31の制御弁26と流体圧モータ32との間には圧力スイッチ33が設けられている。
【0020】
三連制御弁25においては、流体流れ方向に向かい2番目に操作レバー12により切り換え操作する制御弁34が設けられ、制御弁34に接続した管路35は、ソレノイド弁36を介し、ホッパゲート7開閉用の流体圧シリンダ37のヘッド側の流体室37aに接続されている。又、管路24の三連制御弁25接続位置よりも流体流れ方向上流側に接続した管路38は流体圧シリンダ37のピストンロッド側の流体室37bに接続されている。
【0021】
三連制御弁25においては、流体流れ方向最下流側に操作レバー13により切り換え操作する制御弁39が設けられ、制御弁39に接続した管路40はホッパ4を昇降する流体圧シリンダ41のヘッド側の流体室41aに接続されている。
【0022】
三連制御弁25の各制御弁26,34,39は直列配置され、各制御弁26,34,39のポートが中立位置に在る場合には、流体圧ポンプ21から吐出された流体は管路24から各制御弁26,34,39を通り、管路29を経てタンク30に戻り得るようになっている。
【0023】
流体圧ポンプ22に接続した管路42にはアンロード弁43が接続され、アンロード弁43の出側に接続した二本の管路44,45のうち管路44の中途部にはバキュームファン6を回転駆動するための流体圧モータ46が接続されている。又、管路44,45が合流した管路47に流入した流体は管路29を経てタンク30へ戻り得るようになっている。
【0024】
流体圧ポンプ23に接続した管路48には二連制御弁49が接続され、二連制御弁49のうち流体流れ方向上流側の制御弁50に接続した管路51は、サイドブラシ3を昇降させる流体圧シリンダ52のロッドの側流体室52aに接続されている。又二連制御弁49のうち流体流れ方向下流側の制御弁53に接続した管路54は、サイドブラシ3を昇降させる流体圧シリンダ55のロッド側の流体室55aに接続されている。又、制御弁50,53は並列配置されている。
【0025】
流体圧シリンダ41のピストンロッド側の流体室41b、ソレノイド弁36のパイロット流路、流体圧モータ46のパイロット流路、流体圧シリンダ52,55のヘッド側の流体室52b,55bからの流体はパイロット管路56を経てタンク30へ戻り得るようになっている。
【0026】
なお、図中、57はメインブラシ2駆動用の流体圧モータ28が駆動されるよう制御弁26を切り換えた際に作動するリミットスイッチである。又リミットスイッチ57を設けるのは、メインブラシ2のみを作動させたときにサイドブラシ3は下降させないようにするためであり、スイッチ15を設けたのは、バキュームファン6を作動させないで清掃することがあるためであり、更にはメインブラシ2やサイドブラシ3を作動させないで、バキュームファン6のみを作動させることがあるためである。
【0027】
次に、上記図示例の作動を説明する。
エンジンの駆動により各流体圧ポンプ21,22,23を駆動する。而して、制御弁26,34,39の操作レバー10,12,13を操作してない場合(図2の状態の場合)は流体圧ポンプ21から吐出された流体は管路24から三連制御弁25を流通し、管路29からタンク30へ戻る。このため、流体圧モータ28,32は停止している。
【0028】
又、流体圧ポンプ22から吐出された流体は、管路42、アンロード弁43から管路45,47を経て管路29へ流入しタンク30へ戻るため、流体圧モータ46は停止している。
【0029】
更に、流体圧ポンプ23から吐出された流体は、管路48から二連制御弁49の各制御弁50,53を経て管路51,54を流通し、流体圧シリンダ52,55の流体室52b,55bへ導入され、ピストンロッド52c,55cは縮退している。このため、、サイドブラシ3及びメインブラシ2は上限位置に上昇している。
従って、上述の運転状態の場合には、床面の清掃は行なわれない。
【0030】
I)清掃モード1(制御弁26の操作レバー10の操作のみ行なう)
制御弁26の操作レバー10を前方(リミットスイッチ57が作動しない方向)へ倒すと、制御弁26のポートは図2の左側に切り換り、流体圧ポンプ21からの流体は制御弁26を経て管路31へ流入し、圧力スイッチ33を経て流体圧モータ32を回転駆動し、流体圧モータ32から吐出された流体は管路31,27を経て流体圧モータ28を回転駆動し、管路27,29を経てタンク30へ戻る。このため、流体圧モータ32によりサイドブラシ3が回転駆動され、流体圧モータ28によりメインブラシ2が回転駆動される。
【0031】
又、圧力スイッチ33がオンになるためその電気信号はソレノイド弁36へ与えられてソレノイド弁36は図2で下方のポートが上方位置となるよう、切り換る。このため、流体圧シリンダ37のホッパゲート7開閉用の流体圧シリンダ37の流体室37a内の流体は管路35、ソレノイド弁36からパイロット管路56へ抜け、流体室37a内の圧力が低下する。
【0032】
一方、流体圧シリンダ37のピストンロッド側の流体室37bには、管路24,38を介して流体圧が作用しているため、流体室37bと37aとの差圧により、ピストンロッド37cは退縮(下降)し、ホッパゲート7が図3に示すように開く。この際、ゲート閉鎖警告ランプが消灯する。
【0033】
圧力スイッチ33がオンになった後所定の時間(例えば1秒)経過後、圧力スイッチ33の電気信号は二連制御弁49へ与えられ各制御弁50,53が図2の右側のポートに切り換る。このため、各流体圧シリンダ52,55の流体室52b,55bはパイロット管路56と連通し、流体室52a,55a内の圧力は低下する。又、流体圧ポンプ23からの流体は、管路48からパイロット管路56を経てタンク30へ戻る。
【0034】
このため、流体圧シリンダ52の流体室52a,55aの圧力は流体室52b,55bの圧力程度に下降する結果、サイドブラシ3、メインブラシ2は自重で下降し、清掃する床面に接地する。この際、流体圧シリンダ52,55のピストンロッド52c,55cはサイドブラシ3、メインブラシ2の重量により引っ張られて伸長する。
【0035】
二連制御弁49が切り換ってから所定の時間(例えば1秒)経過後、圧力スイッチ33の電気信号はアンロード弁43に与えられ、アンロード弁43が右側のポートに切り換えられる。このため、流体圧ポンプ22からの流体は、管路42、アンロード弁43、管路44を経て流体圧モータ46に流入し、流体圧モータ46を回転駆動する。このため、バキュームファン6が回転駆動される。この場合、ファン回転警告ランプが点灯する。
【0036】
従って、清掃車を走行させることにより、図3で説明したように床面の清掃が連続的に行なわれる。
【0037】
II)清掃モード2(制御弁26の操作レバー10の操作のみ行なう)
制御弁26の操作レバー10を後方(リミットスイッチ57が作動する方向)へ倒すと、 制御弁26のポートは右側に切り換えられる。このため、流体圧ポンプ21からの流体は、管路24、制御弁26を経て管路27へ流入し、流体圧モータ28を回転駆動する。流体圧モータ28を回転駆動した流体は、管路27,29を経てタンク30に戻る。この際、管路31には流体は流れないため、流体圧モータ32は駆動されず、サイドブラシ3は停止しているが、管路31には圧力が立つため、圧力スイッチ33は作動する。
【0038】
而して、リミットスイッチ57及び圧力スイッチ33がオンになると、その電気信号によりソレノイド弁36が図2の下のポートに切り換るため、I)の場合と同様にして流体圧シリンダ37が作動し、ホッパゲート7が開かれる。この場合、ピストンロッド37cは縮退し、ゲート閉鎖警告ランプは消灯する。
【0039】
圧力スイッチ33により所定の圧力が検出された後所定の時間(例えば1秒)経過後、圧力スイッチ33の電気信号は二連制御弁49へ与えられ、制御弁53のみが図2の右側のポートに切り換る。このため、流体圧シリンダ55の流体室55bはパイロット管路56と連通し、流体室55b内の圧力は低下する。又流体圧ポンプ23からの流体のうち、管路48から制御弁53側へ流入した分はパイロット管路56を経てタンク30へ戻るが、制御弁50側へ流入した分は、管路51から流体圧シリンダ52の流体室52a側へ導入されているため、サイドブラシ3は上昇した状態を保持する。
【0040】
このため、流体圧シリンダ55の流体室55aの圧力は下降する結果、メインブラシ2は自重で下降し、清掃する床面に接地する。この際、流体圧シリンダ55のピストンロッド55cはメインブラシ2の重量により引っ張られて伸長する。
【0041】
二連制御弁49の制御弁53が切り換ってから所定の時間(例えば1秒)経過後、圧力スイッチ33の電気信号はアンロード弁43に与えられ、アンロード弁43が右側のポートに切り換えられる。このため、流体圧ポンプ22からの流体は、管路42、アンロード弁43、管路44を経て流体圧モータ46に流入し、流体圧モータ46を駆動する。このため、バキュームファン6が回転駆動される。この場合、ファン回転警告ランプが点灯する。
【0042】
従って、清掃車を走行させることにより、サイドブラシ3を使用しない状態での床面の清掃が行なわれる。
【0043】
III)作業終了モード(制御弁26,34の操作レバー10,12の操作を行なう)
先ず、三連制御弁25における制御弁26の操作レバー10を図2に示す中立位置に戻す。そうすると、流体圧ポンプ21から管路24に吐出された流体は、管路24から三連制御弁25、管路29を経てタンク30に戻り、管路27,31には流れなくなるため、流体圧モータ28,32は回転せず、従って、メインブラシ2及びサイドブラシ3は停止する。
【0044】
又同時に、圧力スイッチ33がオフになるため、二連制御弁49の各制御弁50,53が図2に示すように切り換るため、管路51,54内の圧力延いては、流体圧シリンダ52,55の流体室52a,55a内圧力が上昇してピストンロッド52c,55cは縮退し、従って、サイドブラシ3及びメインブラシ2は床面から上昇する。
【0045】
更に同時に、アンロード弁43も図2に示すように切り換るため、流体圧ポンプ22から管路42に吐出された流体は、アンロード弁43、管路45,29を経てタンク30に戻り、管路44には流れなくなる。その結果、流体圧モータ46は回転せず、従って、バキュームファン6も停止する。この際、ファン回転警告ランプは消灯する。
【0046】
次に、三連制御弁25における制御弁34の操作レバー12を操作してポートを図2の左側に切り換えると、制御弁26,34を通った流体は、管路35、ソレノイド弁36、管路35を経て流体圧シリンダ37の流体室37a内に流入し、ピストンロッド37cは伸長する。このため、ホッパゲート7は閉止し、以上で作業は終了する。
【0047】
IV)排出モード(制御弁34,39の操作レバー12,13の操作を行なう)
三連制御弁25における制御弁26,34の操作レバー10,12は中立状態を保持したまま、制御弁39の操作レバー13を操作し、制御弁39のポートを図2の左側に切り換える。このため、流体圧ポンプ22から吐出されて管路24から制御弁26,34を経た流体は、制御弁39から管路40へ流入し、流体圧シリンダ41の流体室41aに流入する。このため、ピストンロッド41cは伸長し、ごみの収納されたホッパ4が上限位置まで上昇する。
【0048】
次に、制御弁34の操作レバー12を操作してポートを左側に切り換えると、制御弁34から制御弁39を通った流体は、管路35、ソレノイド弁36、管路35から流体圧シリンダ37の流体室37a内に流入する。このため、ピストンロッド37cが伸長してホッパゲート7が開き、ホッパ4内のごみの排出作業が可能となる。
【0049】
本図示例によれば、床面の清掃に際し運転席に配設した一本の操作レバーを操作するだけで、必要な各機器を順次作動させることができ、従って操作の簡易化を図ることができる。
【0050】
なお、本発明は上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0051】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1〜3記載の清掃車の流体圧回路によれば、床面の清掃に際し一本の操作レバーを操作するだけで、必要な各機器を順次作動させることができ、従って操作の簡易化を図ることができる、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の清掃車の流体圧回路に適用される制御弁の操作レバーを運転席に配置した状態を示す正面図である。
【図2】本発明の清掃車の流体圧回路の実施の形態の一例を示すフローチャートである。
【図3】清掃車の概要を示す斜視図である。
【図4】従来の清掃車に適用される操作レバーを運転席に配置した状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 清掃車本体
2 メインブラシ
3 サイドブラシ
4 ホッパ
5 フィルタ
6 バキュームファン
7 ホッパゲート
10 操作レバー
12 操作レバー
13 操作レバー
21 流体圧ポンプ
22 流体圧ポンプ
23 流体圧ポンプ
25 三連制御弁
26 制御弁
28 流体圧モータ(メインブラシ駆動用流体圧モータ)
30 タンク
31 管路(ライン)
32 流体圧モータ(サイドブラシ駆動用流体圧モータ)
33 圧力スイッチ
34 制御弁
35 管路(ライン)
36 ソレノイド弁
37 流体圧シリンダ(ホッパゲート開閉用流体圧シリンダ)
37a 流体室
37b 流体室
39 制御弁
41 流体圧シリンダ(ホッパ昇降用流体圧シリンダ)
41a 流体室
41b 流体室
43 アンロード弁
46 流体圧モータ(バキュームファン駆動用流体圧モータ)
49 二連制御弁
50 制御弁
52 流体圧シリンダ(サイドブラシ昇降用流体圧シリンダ)
52a 流体室
52b 流体室
53 制御弁
55 流体圧シリンダ(メインブラシ昇降用流体圧シリンダ)
55a 流体室
55b 流体室

Claims (3)

  1. 走行可能な清掃車本体と、
    下降して床面に接触し得るよう前記清掃車本体に設けられ且つ床面のごみを清掃車本体に設けられた昇降可能なホッパに掃き入れるようにした昇降可能なメインブラシと、
    下降して床面に接触し得るよう前記清掃車本体の一側に設けられ且つ床面のごみを前記メインブラシ側に掃き入れるようにした昇降可能なサイドブラシと、 メインブラシによりごみをホッパに掃き入れる際に開くようにした開閉可能なホッパゲートと、
    前記ホッパからフィルタを通り清浄化された空気を排気するためのバキュームファンと
    を備えた清掃車の流体圧回路であって、
    該流体圧回路は、
    駆動可能な流体圧ポンプと、
    該流体圧ポンプからの流体の流れ方向を操作レバーの操作により切り換えるよう、流体の流れ方向に対し上流側から下流側に向けて直列配置された第一、第二、第三の制御弁を備えた三連制御弁と、
    前記流体圧ポンプからの流体の流れ方向を切り換えるよう並列配置された第一、第二の制御弁を備えた二連制御弁と、
    前記三連制御弁の第一の制御弁の操作レバーを一側に切り換えた際に第一の制御弁からの流体により駆動されるサイドブラシ駆動用流体圧モータと、
    前記三連制御弁の第一の制御弁の操作レバーを一側に切り換えた際に第一の制御弁からサイドブラシ駆動用流体圧モータを経て送給された流体により駆動され且つ三連制御弁の第一の制御弁の操作レバーを他側に切り換えた際に第一の制御弁からサイドブラシ駆動用流体圧モータを経ずに送給された流体により駆動されるメインブラシ駆動用流体圧モータと、
    流体圧ポンプからの流体が一方の流体室に導入されると共に他方の流体室の流体がタンク側へ抜けて低下したら一方の流体室の流体圧により作動してホッパゲートを開くようにしたホッパゲート開閉用流体圧シリンダと、
    サイドブラシ駆動用流体圧モータやメインブラシ駆動用流体圧モータに流体を送給するラインに設けられた圧力スイッチと、
    前記三連制御弁の第二の制御弁の操作レバーを一側に切り換えた際に該第二の制御弁からの流体を前記ホッパゲート開閉用流体圧シリンダの他方の流体室へ送給するラインに設けられ且つ前記圧力スイッチがオンになったらホッパゲート開閉用流体圧シリンダの他方の流体圧室の流体がタンクへ戻る側に切り換るソレノイド弁と、
    前記圧力スイッチがオンになって二連制御弁の第一の制御弁が切り換ることにより一方の流体室の圧力が常にタンクに連通している他方の流体室の圧力と略同じ圧力に低下したらメインブラシの自重によりメインブラシを下降させるメインブラシ昇降用流体圧シリンダと、
    前記圧力スイッチがオンになって二連制御弁の第二の制御弁が切り換ることにより一方の流体室の圧力が常にタンクに連通している他方の流体室の圧力と略同じ圧力に低下したらサイドブラシの自重によりサイドブラシを下降させるサイドブラシ昇降用流体圧シリンダと、
    を備えたことを特徴とする清掃車の流体圧回路。
  2. 流体圧回路は、前記流体圧ポンプからの流体の流れ方向を切り換えるようにしたアンロード弁と、圧力スイッチがオンになってアンロード弁が切り換ったらアンロード弁からの流体により回転駆動されるバキュームファン用流体圧モータを備えた請求項1記載の清掃車の流体圧回路。
  3. 三連制御弁の第三の制御弁を操作レバーにより一側に切り換えることにより送給される流体により作動してホッパを上昇させるホッパ昇降用流体圧シリンダを備えた請求項1または請求項2記載の清掃車の流体圧回路。
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