JP4295273B2 - オープンシールド工法 - Google Patents

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Description

本発明は、上下水道、共同溝、電信・電話などの付設地下道等の地下構造物を市街地などに施工するオープンシールド機を使用するオープンシールド工法に関するものである。
オープンシールド工法は開削工法(オープンカット工法)とシールド工法の長所を活かした合理性に富む工法であり、このオープンシールド工法で使用するオープンシールド機の概略は、発進坑に設置した元押しジャッキでオープンシールド機を推進させるタイプでは、左右の側壁板と、これら側壁板に連結する底板とからなる前面、後面および上面を開口したもので、フロント部の前記側壁板と底板の先端を刃口として形成し、推進方向を変更するための方向修正ジャッキを設けている。
かかるオープンシールド機を使用して施工するオープンシールド工法は、図2に示すように、発進坑2内に元押しジャッキ3を設置し、また、このオープンシールド機1を発進坑2に設置して、ショベル等の掘削機でオープンシールド機の前面または上面から土砂を掘削しかつ排土する。この排土工程と同時またはその後に発進坑内の反力壁4に反力をとって元押しジャッキ3でオープンシールド機1を前進させる。
次に、地下構造物を形成する第1番目のコンクリート函体5をオープンシールド機1の後方にセットし、コンクリート函体5とオープンシールド機1とを元押しジャッキ3で押し出して同時に推進させる。
また、発進坑2は土留壁で構成し、オープンシールド機1を発進させるにはこの土留壁を一部鏡切りするが、必要に応じて薬液注入などで発進坑2の前方部分に地盤改良を施しておくこともある。
そして第1番目のコンクリート函体5の後に第2番目のコンクリート函体5をオープンシールド機1のテール部内で吊り降ろし、コンクリート函体5とオープンシールド機1とを元押しジャッキ3で同時に押し出す。以下、同様の排土工程、コンクリート函体5のセット工程、前進工程を適宜繰り返して、順次コンクリート函体5をオープンシールド機1の前進に伴い縦列に地中に残置し、さらにこのコンクリート函体5の上面に埋戻土6を入れる。
このようにして、オープンシールド機1が到達坑まで達したならばこれを撤去して工事を完了する。
ところで、推進方向を修正するには、オープンシールド機1に設けてある左右または上下の修正ジャッキの伸長ストロークを異ならせることで、オープンシールド機1の先端の刃口1aの推進方向を変更する。
その後、発進坑2に設置してある元押しジャッキ3でコンクリート函体5とともにオープンシールド機1全体を修正した方向に押し出す。
前記先行技術は当業者間で一般的に行なわれているものであり、文献公知発明にかかるものではない。
方向修正する場合、刃口1aの部分のみを現位置で方向修正ジャッキによって方向修正して、その後、元押しジャッキでコンクリート函体5とオープンシールド機1の全体を後方から押し出す方法では、方向修正を方向修正ジャッキのみにより現位置で行うため、十分に修正することができないこともある。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消するものとして、発進坑に設置した元押しジャッキでコンクリート函体とオープンシールド機とを同時に押し出すオープンシールド工法において、推進方向を修正する場合に刃先のみを推進させた状態で方向修正することができるから、方向修正を容易、確実にでき、施工性を向上できるオープンシールド工法を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、オープンシールド機の前面または上面開口より前方の土砂を掘削・排土し、発進坑に配設した元押しジャッキでオープンシールド機とその後方にセットしたコンクリート函体とを押し出し、この元押しジャッキと押し出したコンクリート函体との間に新たなコンクリート函体を配設して押し出しを繰り返してオープンシールド機とコンクリート函体とを推進するオープンシールド工法において、オープンシールド機の先端のフロント部に方向修正ジャッキを設けるとともに、先端の刃口にはこれを押出すスライドジャッキを設け、その後方のジャッキ部にシールド機推進用ジャッキと方向修正後にフロント部を引戻す方向修正ジャッキを設け、方向修正時にはジャッキ部のシールド機推進用ジャッキでフロント部を前進させスライドジャッキで刃口を推進させ、この状態で方向修正ジャッキで刃口の方向を修正し、その後、戻し用の方向修正ジャッキでフロント部を引戻して、刃口の方向が修正された状態で元押しジャッキでオープンシールド機とコンクリート函体を押し出すことを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、方向修正時にはジャッキ部に設けたシールド機推進用ジャッキでフロント部のみを推進させ、刃口部を独立させたこの状態でシールド機のフロント部に設けた方向修正ジャッキで刃口を方向修正できるから、容易かつ確実に方向修正できる。
以上述べたように本発明のオープンシールド工法は、発進坑に設置した元押しジャッキでコンクリート函体とオープンシールド機とを同時に押し出すオープンシールド工法において、オープンシールド機にシールド機推進用のジャッキを方向修正ジャッキとは別に設けたから、推進方向を修正する場合に刃先を推進用ジャッキで推進させ、この状態で刃先のみを方向修正ジャッキで方向修正できるから、確実かつ容易に方向修正できる。
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明のオープンシールド工法の実施形態を示す横断平面図で、オープンシールド工法の直線部を施工するときの態様は従来例と同様であるから、ここでの詳細な説明は省略する。
本発明のオープンシールド機1は、オープンシールド機1をフロント部1bとジャッキ部1cとに分割し、フロント部1bの先端には刃口1aを設け、この刃口1aにこれを押し出すスライドジャッキ7を結合した。
フロント部1bとジャッキ部1cとの間に刃口1aの方向を変換するための方向修正ジャッキ8を配設する。
ジャッキ部1cにはオープンシールド機1を修正された方向に推進するシールド機推進用ジャッキ13を配設する。
図中9はプレスバーを示し、後述のオープンシールド機1の前進工程の場合、コンクリート函体5との間に配設されるもので、ボックス鋼材または型鋼を用いた枠体よりなり、後方にセットされたコンクリート函体5から反力をとってオープンシールド機1を推進させるためのものである。図中10はオープンシールド機1(プレスバー9)とコンクリート函体5とを結合するためのPC鋼線やボルトなどによるシールド機固定材を示し、シールド機固定材10は定着具11を介してオープンシールド機1とコンクリート函体5とを結合する。
また、図中12は、後述のように方向修正後に刃口1aを引戻すための方向修正ジャッキでジャッキ部1cに配設してフロント部1bと結合する。
次にかかるオープンシールド機1を使用するオープンシールド工法について説明する。図2に示すように施工場所が直線部の場合は、発進坑2に設置した元押しジャッキ3でコンクリート函体5とオープンシールド機1を発進坑2側から同時に押し出し推進する。
施工場所が曲線部で、シールド機の推進方向を修正する必要が生じた場合は、オープンシールド機1の後部のプレスバー9を最前列のコンクリート函体5と定着具11、シールド機固定材10で結合する。
この状態で、シールド機推進用ジャッキ13を伸長してオープンシールド機1のフロント部1bのみを前進させる。このとき、推進の反力はプレスバー9を介して後方にセットされたコンクリート函体5から得る。
次にスライドジャッキ7を伸長して先端の刃口1aを出し、さらに方向修正ジャッキ8の左右または前後のストローク長を異ならせてこの方向修正ジャッキ8を伸長する。これにより、刃口1aのみが前進した状態でその推進方向が修正される。かかる方向修正はシールド機推進用ジャッキ13により刃口1aを推進させた状態で行えるから、確実、容易である。
この状態で刃口1aの部分は方向修正されているが、前記したシールド機推進用ジャッキ13の伸長によって突出した状態にあるため、次に、戻し用の方向修正ジャッキ12を動作させてフロント部1bを引戻して刃口1aを引戻す。
そして、この状態から元押しジャッキ3でコンクリート函体5とオープンシールド機1を押し出せば、修正された方向に推進できる。
これにより、方向が修正された刃口1aと同方向にジャッキ部1cも推進され、シールド機1の全体、およびコンクリート函体5が修正された方向に推進される。
本発明のオープンシールド工法の実施形態を横断平面図である。 オープンシールド工法を示す斜視図である。
符号の説明
1 オープンシールド機 1a 刃口
1b フロント部 1c ジャッキ部
2 発進坑 3 元押しジャッキ
4 反力壁 5 コンクリート函体
6 埋戻土 7 スライドジャッキ
8 方向修正ジャッキ 9 プレスバー
10 シールド機固定材 11 定着具
12 方向修正ジャッキ 13 シールド機推進用ジャッキ

Claims (1)

  1. オープンシールド機の前面または上面開口より前方の土砂を掘削・排土し、発進坑に配設した元押しジャッキでオープンシールド機とその後方にセットしたコンクリート函体とを押し出し、この元押しジャッキと押し出したコンクリート函体との間に新たなコンクリート函体を配設して押し出しを繰り返してオープンシールド機とコンクリート函体とを推進するオープンシールド工法において、オープンシールド機の先端のフロント部に方向修正ジャッキを設けるとともに、先端の刃口にはこれを押出すスライドジャッキを設け、その後方のジャッキ部にシールド機推進用ジャッキと方向修正後にフロント部を引戻す方向修正ジャッキを設け、方向修正時にはジャッキ部のシールド機推進用ジャッキでフロント部を前進させスライドジャッキで刃口を推進させ、この状態で方向修正ジャッキで刃口の方向を修正し、その後、戻し用の方向修正ジャッキでフロント部を引戻して、刃口の方向が修正された状態で元押しジャッキでオープンシールド機とコンクリート函体を押し出すことを特徴とするオープンシールド工法。
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