JP4294795B2 - 土壌改良材の移送方法及びその装置 - Google Patents

土壌改良材の移送方法及びその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、屋上緑化を行うために建物の屋上に土壌改良材を搬入するようにした土壌改良材の移送方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
屋上緑化を行う場合、土壌改良材を屋上まで搬入する必要がある。そのために従来から、土壌改良材をクレーンや仮設エレベータを用いて搬入することが行われているが、このようなクレーンや仮設エレベータを用いる場合、他の建築工事との工程を調整する必要があり、また他の建築資材や建物の周辺事情によってクレーンの設置場所を確保することが困難となる場合がある。
【0003】
ところで、コンクリート等の流体を搬送する場合は、プランジャー式ポンプによって地上に押し上げることが可能であるが、土壌改良材は粉体であるため、空気の混入量が多く、プランジャー式ポンプを用いた場合には、移送中に圧縮されてパイプ内を閉塞してしまうことが知られている。
【0004】
従って、土壌改良材のような粉体を圧送するには、ブロア(送風機)によって移動するパイプ内の空気の流れに乗せて移送するのが効果的であるが、土粒子が固まりで移動する場合、ブロアだけでは固まりの重さが影響するため、ある程度のバキューム(真空吸引圧)が必要となる。
【0005】
なお、上記の土壌改良材の移送は、土壌改良材を地上から建物の高所へ移送する場合のほか、ダンプカー等の搬送手段の進入不可能な遠隔箇所またはクレーン等が届かない高所または遠隔箇所への移送にも同様に問題となるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたもので、クレーンや仮設エレベータ等によらず、粉体状の土壌改良材をパイプ内の空気の移動によって高所または遠隔箇所へ移送するようにした土壌改良材の移送方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の土壌改良材の移送方法は、高所または遠隔箇所に排出タンクを設置し、該排出タンクに連通された吸入パイプを介して地上側など可能にトラックに搭載された真空吸引装置によって前記排出タンク内を減圧すると共に、前記排出タンクの底部に設けられた上端開設面と両側面形状が長方形で、且つ正面と背面形状が三角形の下端に向けてV字形に上端を開設し、外観を五面体の三角柱形状に形成された下端開口の両側縁から夫々板状のシート弁が導下垂設されるシート体を内装した開閉蓋の両側に回動自在に設けられた観音開状の側板が、該排出タンク内の減圧によってV字状に前記内装のシート体下端の開口を両側から前記シート弁が垂下するよう均等に挾持して閉塞する一方、前記排出タンクに連通された吸引パイプを介して供給された土壌改良材に前記排出タンク内の減圧による吸引力を及ぼすことにより前記排出タンク内に前記土壌改良材を吸い上げた後、前記トラックに搭載された真空吸引装置の操作によって前記排出タンク内の減圧を回復することにより、該排出タンクのV字状に挾持された観音開状の開閉蓋の両側板が自重または排出タンク内に蓄積された土壌改良材の重量によって開放されて前記シート体下端の開口部が開かれることで、該排出タンクに蓄積された土壌改良材を排出することを特徴とする。
【0008】
また、本発明の土壌改良材の移送装置は、粉体状の土壌改良材を高所または遠隔箇所に設置された排出タンクに移送し、この排出タンクに貯留された土壌改良材を排出することにより該土壌改良材を高所または遠隔箇所に移送するようにした土壌改良材の移送装置であって、前記排出タンクには前記地上など可能にトラックに搭載された真空吸引装置に連結された吸入パイプと前記土壌改良材に導かれた吸引パイプとが接続されると共に、該排出タンクは底部に上端開設面と両側面形状が長方形で、且つ正面と背面形状が三角形の下端に向けてV字形に上端を開設し、外観を五面体の三角柱形状に形成された下端開口の両側縁から夫々板状のシート弁が導下垂設されるシート体を内装した、開閉蓋の下端両側に回動自在に設けられた両側板を有し、前記トラックに搭載された真空吸引装置の作動に応じて前記排出タンク内が減圧されることにより前記開閉蓋の観音開状の側板V字状に前記内装のシート体下端の開口を両側から前記シート弁が垂下するよう均等に挾持して閉塞される一方、前記排出タンク内の減圧が回復することにより前記V字状に挾持された観音開状の開閉蓋の側板が自重または排出タンク内に蓄積される土壌改良材の重量によって開されて前記シート体下端の開口部が開かれることにより、前記排出タンク内に蓄積された土壌改良材を排出するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0010】
本発明の土壌改良材の移送方法は、図1に示すように、屋上4等の高所または遠隔箇所に排出タンク3を設置し、該排出タンク3に連通された吸入パイプ12を介して地上2側に可能にトラック5に搭載された真空吸引装置6によって排出タンク3内を減圧すると共に、排出タンク3の底部に設けられた上端開設面と両側面形状が長方形で、且つ正面と背面形状が三角形の下端に向けてV字形に上端を開設し、外観を五面体の三角柱形状に形成された下端開口18の両側縁から板状のシート弁19、19が導下垂設されるシート体17を内装した開閉蓋13の両側に回動自在に設けられた観音開状の側板15、15が、該排出タンク3内の減圧によってV字状に前記内装のシート体17下端の開口18を両側から前記シート弁19、19が垂下するよう均等に挾持して閉塞する一方、排出タンク3に連通された吸引パイプ9を介して地上2側に供給された土壌改良材1に排出タンク3内の減圧による吸引力を及ぼすことにより排出タンク3内に土壌改良材1を吸い上げた後、地上側のトラック5に搭載された真空吸引装置6の操作によって排出タンク3内の減圧を回復することにより、該排出タンク3のV字状に挾持された観音開状の開閉蓋13の側板15、15が自重または排出タンク3内に蓄積された土壌改良材1の重量によって開放されて前記シート体17下端の開口18部が開かれることで、該排出タンク3に蓄積された土壌改良材1を排出するようにしている。
【0011】
このような土壌改良材の移送方法を実現する装置について詳細に述べると、図1に示すように、建築物の屋上4等の高所に排出タンク3を設置する。また、土壌改良材1を搬入することができる地上2側にはトラック5に搭載された真空吸引装置6が設けられ、この真空吸引装置6はトラック5の走行可能な範囲において移動可能である。
【0012】
地上2側にはホッパー7が設置され、このホッパー7にダンプカー8等によって搬入された土壌改良材1が供給される。ホッパー7は下部に排出口7aを備え、この排出口7aに一端を接続された吸引パイプ9の他端は上記の屋上4に設置された排出タンク3に連結されている。
【0013】
なお、ダンプカー8等によって輸送された土壌改良材1は上記のホッパー7に収容するほか、適当な大きさの容器等に収容しておき、吸引パイプ9の吸込口を土壌改良材1に接近させるようにしてもよい。
【0014】
排出タンク3は、図2に示すように、上下空間を分ける仕切板10が設けられ、該仕切板10には通孔11が形成され、吸入パイプ12は仕切板10の上方空間に連通される一方、吸引パイプ9は仕切板10の下方空間に連通されている。
【0015】
なお、この仕切板10は、排出タンク3の土壌改良材1が吸入パイプ12内に吸い込まれるのを防止するために設けられたものであり、トラック5に搭載された後述真空吸引装置6によって吸い上げられた土壌改良材1は、吸引パイプ9を経て排出タンク3の内壁に当たって落下するようにされている。ただし、土壌改良材1の軽量な粉体は仕切板10の通孔11を通過して吸入パイプ12に流通されるため、後述するように、土壌改良材1の粉体を真空ポンプ20に吸引しないフィルター構造が真空吸引装置6側に設けられている。
【0016】
また、排出タンク3の底部には同構造の開閉蓋13、13が並設されている。夫々の開閉蓋13は、図4(b)に示すように、蓋枠13aの両側に蝶番14によって回動自在に設けられた観音開状の側板15、15が設けられ、両側の側板15、15を均等な閉塞状態に案内する規制板16が設けられている。このような開閉蓋13の内部には図4(a)に示す上端開設面と両側面形状が長方形で、且つ正面と背面形状が三角形の下端に向けてV字形に上端を開設し、外観を五面体の三角柱形状に形成されたシート体17が収納され、シート体17の下端に沿って長方形状に開口18が形成されると共に、この開口18の両側から板状のシート弁19、19が導下垂れ、両側の側板15、15が閉じると、シート弁19、19が互いに密着する。
【0017】
なお、図1に示すように、排出タンク3は下方に空所21を開けるように載置台22、22に搭載され、この排出タンク3の下方にキャリア23等を待機できるようにしてある。
【0018】
図2又は図3において、このような開閉蓋13が排出タンク3の底部に設けられたことにより、後述する真空吸引装置6の作動に応じて排出タンク3内が減圧されると、観音開状の開閉蓋13の側板が15、15が上方に引き上げられてV字状に前記内装のシート体17下端の開口18を両側から前記シート弁19、19が垂下するよう均等に挾持して閉塞する。また、排出タンク3内の減圧が回復すると、前記V字状に挾持された観音開状の開閉蓋13の側板15、15が自重または開閉蓋13の上方に蓄積された土壌改良材1の重量によって開閉蓋13が自動的に開放されて前記シート体17下端の開口18部が開かれる。従って、この開閉蓋13自体には駆動源が不要であり、地上2側に仮設可能にトラック5に搭載された真空吸引装置6の作動に応じて自動的に開閉蓋13の観音開状の側板15、15を開閉することにより前記内装のシート体17下端の開口8部の開閉を操作することが可能とされている。
【0019】
また、図3に示すように、開閉蓋13の開閉動作を補助する補助機構15が設けられていることが望ましく、この補助機構15は、両側の側板15、15の端部に連結されたアーム25及び両側のアーム5、5を連結した連結アーム25aを介して両側の開閉蓋13、13の動作を均等に行うように構成され、またアーム25に設けられたシリンダ24によって開閉蓋13の開閉動作をより一層確実に付勢するようにできる。
【0020】
一方、真空吸引装置6は、図1に示すように、トラック5に搭載されて、排出タンク3に近接した地上2等に移動可能とされている。
【0021】
ここで、前記トラック5に搭載された真空吸引装置6の回路について、図5を参照しながら説明すると、吸込口30と真空ポンプ20との間には第1次〜第3次キャッチャー31、32、33が設けられ、夫々のフィルター構造によって真空ポンプ20で吸引された土壌改良材1の粉塵を濾過して真空ポンプ20内に吸引しないようにしている。
【0022】
即ち、吸込口30は配管35を介してサイクロン構造の第1次キャッチャー31に接続され、次いで配管36を介して第2次キャッチャー32に接続されている。この第2次キャッチャー32は所謂水フィルターの構造を有し、内部に設けられたバブリング用パイプ37の中位まで水38が収容され、この水38を通過して吸引されたエアーが配管39を介して第3次キャッチャー33内に送給される。
【0023】
第3次キャッチャー33の内部にはセパレータ式水切装置41が設けられ、この第3次キャッチャー33が配管42を経て真空ポンプ20に接続されている。また、第3次キャッチャー33に隣設して冷却水タンク43が設けられ、これによって第3次キャッチャー33内の水38が冷却されると共に、冷却されたエアーが真空ポンプ20に吸引される。
【0024】
なお、図5において、吸引口30と第1次キャッチャー31を連結した配管35にはエアクリーナ44を介して真空計45が設けられている。また、第1次キャッチャー31の上部には負荷開放弁46が設けられている。また、真空ポンプ20に連結された配管42の途中には洗浄コック47を経て真空安全弁48が設けられ、真空ポンプ20自体にはドレンコック49が設けられている。
【0025】
さらに、第2次キャッチャー32を経由して第3次キャッチャー33に隣設して設けられた冷却水タンク4には冷却水サブタンク50が設けられ、この内部の冷却水が真空ポンプ20の冷却水として供給される。
【0026】
上記の構成により、図1において、地上2側に仮設可能にトラック5に搭載された真空吸引装置6の作動を開始すると、排出タンク3内が減圧されることにより、図3の開閉蓋13の観音開状の側板15、15V字状に閉ざされ、該開閉蓋13に内装されたシート体17下端の開口18部が前記シート弁19、19が垂下するよう閉止すると同時に、更に外力に加えて該排出タンク3内の負圧作用により該垂下のシート弁19、19両内面の吸引密着による閉止作用とが相俟ることによって、多少の異物が介在しても安定して排出タンク3内が一定の減圧状態となる。そして、真空ポンプ20の吸引力が吸入パイプ12を介して吸引パイプ9に及ぼされ、吸引パイプ9を介して地上2の土壌改良材1を排出タンク3内に吸い上げることができる。
【0027】
この排出タンク3内においては、上記の動作によって開閉蓋13の上方内部に吸い上げられた土壌改良材1が蓄積される。
【0028】
また、排出タンク3内には蓄積された土壌改良材1の蓄積状態を感知するセンサ(不図示)を設けてもよく、このセンサによって排出タンク3内の土壌改良材1が所定量蓄積されたことを感知することができる。
【0029】
また、排出タンク3の側面に設けられた覗窓3aによって排出タンク3内の土壌改良材1の量を目視で確認してもよく、いずれにしても所定量の土壌改良材1が排出タンク3内に蓄積された時点で地上2に仮設可能にトラック5に搭載された真空吸引装置6を停止すると、排出タンク3内の減圧が回復するため、開閉蓋13の自重または土壌改良材1の重量によって開閉蓋13が開放されることにより、自動的に排出タンク3内の土壌改良材1が下方に排出される。
【0030】
この開閉蓋13の下方に排出された土壌改良材1を排出タンク3の下方に待機させておいたキャリア23等の荷台で受けて、屋上4の所定箇所に搬送することができる。
【0031】
なお、上記の説明においては、土壌改良材1を地上2から建物の屋上4等の高所へ移送する場合を説明したが、吸入パイプ12と吸引パイプ9の届く範囲において、または真空吸引装置6の粉体吸引効率が有効に及ぶ範囲において適用可能であり、ダンプカー等の搬送手段の進入不可能な遠隔箇所またはクレーン等が届かない高所又は遠隔箇所への移送にも同様に適用することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、クレーンや仮設エレベータ等によらず、地上側などトラックが進入可能な目的の場所へ仮設可能にトラックに搭載された真空吸引装置を順次移動させて操作することによって供給された粉体状の土壌改良材を屋上等の高所または遠隔箇所に設けられた排出タンクに吸い上げて蓄積する一方、前記仮設可能にトラックに搭載された真空吸引装置の操作によって排出タンクの開閉蓋を自重で開放することにより、前記トラックに搭載された真空吸引装置を適宜目的の場所に巡回仮設することで、例えば目的の地上側に供給された土壌改良材を屋上等の高所または遠隔箇所等の複数箇所に対して、前記トラックに搭載された最少限の真空吸引装置により無駄なく効率的に移送することが可能となる。
【0033】
従って、本発明によれば、屋上等の高所又は遠隔箇所に設置された排出タンク側の操作を不要として、前記トラックに搭載された真空吸引装置側の操作によって、排出タンクの開閉蓋の観音開状の側板V字状に閉じ、該開閉蓋に内装されたシート体下端の開口部が前記シート弁が垂下するよう閉止すると同時に、更に外力に加えて該排出タンク内の負圧作用により該垂下のシート弁両内面の吸引密着による閉止作用とが相俟ることによって、大きな開口面積を有しているにもかかわらず、多少の異物が介在しても安定した閉止性が得られることから、供給された土壌改良材を排出タンク効率良く吸い込んで貯留すると共に、この貯留した土壌改良材を開閉蓋の自動的開放によって落下させて、屋上等の高所または遠隔地に搬入することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による土壌改良材の移送装置の全体構成を示す図である。
【図2】本発明による排出タンクの側面図である。
【図3】本発明による排出タンクの図2とは異なる方向から見た側面図である。
【図4】本発明による排出タンクに設けられた開閉蓋の斜視図であり、(a)はそのシート弁を示し、(b) は開閉蓋の構成を示す。
【図5】本発明における真空吸引装置の回路構成を示す図である。
【符号の説明】
1…土壌改良材
2…地上
3…排出タンク
4…屋上
5…トラック
6…真空吸引装置
7…ホッパー
9…吸引パイプ
12…吸入パイプ
13…開閉蓋
15…側板
17…シート体
18…開口
19…シート弁
20…真空ポンプ
30…吸込口

Claims (2)

  1. 高所または遠隔箇所に排出タンクを設置し、該排出タンクに連通された吸入パイプを介して地上側など可能にトラックに搭載された真空吸引装置によって前記排出タンク内を減圧すると共に、前記排出タンクの底部に設けられた上端開設面と両側面形状が長方形で、且つ正面と背面形状が三角形の下端に向けてV字形に上端を開設し、外観を五面体の三角柱形状に形成された下端開口の両側縁から夫々板状のシート弁が導下垂設されるシート体を内装した開閉蓋の両側に回動自在に設けられた観音開状の側板が、該排出タンク内の減圧によってV字状に前記内装のシート体下端の開口を両側から前記シート弁が垂下するよう均等に挾持して閉塞する一方、前記排出タンクに連通された吸引パイプを介して供給された土壌改良材に前記排出タンク内の減圧による吸引力を及ぼすことにより前記排出タンク内に前記土壌改良材を吸い上げた後、前記トラックに搭載された真空吸引装置の操作によって前記排出タンク内の減圧を回復することにより、該排出タンクのV字状に挾持された観音開状の開閉蓋の両側板が自重または排出タンク内に蓄積される土壌改良材の重量によって開放されて前記シート体下端の開口部が開かれることで、該排出タンクに蓄積された土壌改良材を排出することを特徴とする土壌改良材の移送方法。
  2. 粉体状の土壌改良材を高所または遠隔箇所に設置された排出タンクに移送し、この排出タンクに貯留された土壌改良材を排出することにより該土壌改良材を高所または遠隔箇所に移送するようにした土壌改良材の移送装置であって、前記排出タンクには前記地上など可能にトラックに搭載された真空吸引装置に連結された吸入パイプと前記土壌改良材に導かれた吸引パイプとが接続されると共に、該排出タンクは底部に上端開設面と両側面形状が長方形で、且つ正面と背面形状が三角形の下端に向けてV字形に上端を開設し、外観を五面体の三角柱形状に形成された下端開口の両側縁から夫々板状のシート弁が導下垂設されるシート体を内装した開閉蓋の両側に回動自在に設けられた観音開状の側板を有し、前記トラックに搭載された真空吸引装置の作動に応じて前記排出タンク内が減圧されることにより前記開閉蓋の観音開状の側板V字状に前記内装のシート体下端の開口を両側から前記シート弁が垂下するよう均等に挾持して閉塞される一方、前記排出タンク内の減圧が回復することにより前記V字状に挾持された観音開状の開閉蓋の両側板が自重または排出タンク内に蓄積される土壌改良材の重量によって開されて前記シート体下端の開口部が開かれることにより、前記排出タンク内に蓄積された土壌改良材を排出するようにしたことを特徴とする土壌改良材の移送装置。
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