JP4294539B2 - ベルト、ベルト駆動装置及び画像形成装置 - Google Patents
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また、請求項2の発明は、複数のローラにベルトを張架して該ベルトが無端移動するように駆動するベルト駆動装置において、上記ベルトとして、請求項1のベルトを用いることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2のベルト駆動装置において、上記ガイド部材は、上記2つの端部間に隙間が形成されるように、かつ、該隙間から上記貼付部材が露出するように、貼り付けられており、該2つの端部の上記一方の端面は、ベルト無端移動方向に対して直交する平面であり、該貼付部材の該隙間から露出した部分を検知する検知手段を、該ベルトの無端移動に伴って移動する該貼付部材の移動経路に対向する位置に備えることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項2又は3のベルト駆動装置において、上記ガイド部材は、上記2つの端部間に隙間が形成されるように、かつ、該隙間から上記貼付部材が露出するように、貼り付けられており、該貼付部材は、該隙間から露出した部分が光反射特性を有するものであり、該貼付部材の該隙間から露出した部分を検知する反射型光学センサを、該ベルトの無端移動に伴って移動する該貼付部材の移動経路に対向する位置に備えることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、可視像又は所定の物質を表面に担持するベルトを複数のローラに張架して該ベルトが無端移動するように駆動するベルト駆動装置を有し、像担持体上に形成された可視像を最終的に記録材上に転写して該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、上記ベルト駆動装置として、請求項2、3又は4のベルト駆動装置を用いることを特徴とするものである。
一方、貼付部材を挟み込んでいるガイド部材端部(上記一端部)については、上述した端部めくれが生じるおそれがある。しかし、貼付部材を挟み込んでいないガイド部材端部(他端部)の近傍では、貼付部材による段差がないため、ベルト内周面との間に空隙が形成されない。よって、ガイド部材の他端部については端部めくれが生じにくい。したがって、貼付部材をガイド部材の両端部でベルト内周面との間に挟み込む構成に比べて、ガイド部材の端部めくれによりベルトの安定駆動が阻害される可能性を低減することができる。
図2は、本実施形態に係るレーザプリンタの概略構成の概略構成図である。
このレーザプリンタは、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像を形成するための4組の画像形成手段としてのトナー像形成部1Y,1M,1C,1Kを備えている。以下、各符号の添字Y、M、C、Kは、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、黒用の部材であることを示す。この4組のトナー像形成部1Y,1M,1C,1Kは、転写搬送ベルト60により記録材としての記録紙100が搬送される方向の上流側から順に配置されている。このトナー像形成部1Y,1M,1C,1Kは、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kと、現像ユニットとを備えている。また、各トナー像形成部1Y,1M,1C,1Kの配置は、各感光体ドラムの回転軸が平行になるように且つ記録紙搬送方向に所定のピッチで配列するように設定されている。
この転写搬送ユニット6で使用した転写搬送ベルト60は、体積抵抗率が109〜1011[Ω・cm]、表面抵抗率が1012〜1014[Ω/□]である高抵抗の無端状単層ベルトであり、その材質はPVDF(ポリフッ化ビニリデン)である。この転写搬送ベルト60は、各トナー像形成部の感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kに接触対向する各転写位置を通過するように支持ローラ61〜68に張架されている。
また、上記入り口ローラ61と静電吸着ローラ80は、一体的に入り口ローラブラケット90に支持され、軸91を回動中心として回動可能である。揺動ブラケット93に設けた穴95と、入り口ローラブラケット90に固植されたピン92とが係合しており、上記揺動ブラケット93の回動と連動して回動する。これらのブラケット90,93の時計方向の回動により、バイアス印加部材67Y,67M,67Cとその近傍に配置されるバックアップローラ68は、感光体11Y,11M,11Cから離され、入り口ローラ61と静電吸着ローラ80も下方に移動する。ブラックのみの画像を形成するモノクロモード時に、感光体ドラム11Y,11M,11Cと転写搬送ベルト60の接触を避けることが可能となっている。
以上のように、転写搬送ベルト60の記録紙搬送方向上流側の部分を感光体ドラム11Y,11M,11Cに対して離接する離接手段は、上記揺動ブラケット93、カム96、入り口ローラブラケット90等により構成される。
図4は、駆動ローラ63に掛け回されている部分の転写搬送ベルト60における駆動ローラ軸方向の断面図である。
この転写搬送ベルト60の内周面には、ベルト無端移動方向に対して直交する方向(以下、「ベルト幅方向」という。)の両端部に、ベルト寄り防止用のガイド部材60aが貼り付けられている。このガイド部材60aは、ウレタン等のゴムの材質からなり、一本の細長い帯状のもの(短冊状のもの)をベルト内周面に沿って接着されている。ガイド部材60aの両端は、ベルト内周面上においてわずかな隙間を形成するように互いに向かい合うようになっている。ガイド部材60aは、駆動中の転写搬送ベルト60がベルト幅方向へ変位すると、この転写搬送ベルト60を張架しているローラ61〜68の端面に接触し、その変位を規制する。これにより、転写搬送ベルト60のベルト寄りが抑制され、ベルト蛇行を抑制することができる。
本実施形態においては、上記隙間部分のベルト内周面上に、検知手段としてのフォトインタラプタ等の反射型光学センサ70で検知される被検知体(貼付部材)60bが設けられている。この被検知体60bは、0.05〜0.2[mm]程度の厚みをもち、例えばPET、テフロン(登録商標)、ポリイミドなどからなる樹脂製のフィルムからなるものであって、ベルト内周面上に接着されている。
また、図5に示した実験結果から、ベルト無端移動方向上流側の端部についての端部めくれの発生確率はかなり低いことも判明した。
したがって、本実施形態のように、端部めくれの発生確率が低いガイド部材60aのベルト無端移動方向上流側端部のみで被検知体60bを挟み込むようにすることで、ガイド部材60aの端部めくれにより転写搬送ベルト60の安定駆動が阻害される可能性を大幅に低減することができる。
ベルト内周面との間に被検知体60bを挟み込む側のガイド部材の端部(ベルト無端移動方向上流側の端部)における端面60cのベルト内周面に平行な断面形状が、ベルト無端移動方向に対して直交する直線形状でない場合、例えば図6(b)に示すように半円形状である場合、反射型光学センサ70の検知誤差が生じる。詳しく説明すると、反射型光学センサ70からの光が反射する位置(検知位置)は、転写搬送ベルト60のベルト幅方向への変位によって、ベルト幅方向に変化する。そのため、ベルト無端移動方向における検知位置は、例えば図6(b)中の符号Aで示す位置であるときもあれば、符号Bで示す位置であるときもある。このように転写搬送ベルト60のベルト幅方向への変位によってベルト幅方向における検知位置がズレると、ベルト無端移動方向における検知位置もズレてしまい、転写搬送ベルトのベルト位置を正確に検知することができない。
また、本実施形態においては、ベルト内周面との間に被検知体60bを挟み込むガイド部材60aの端部が、上記2つの端部のうちのベルト無端移動方向上流側に位置する端部であるため、上述したように、ガイド部材60aの端部めくれの発生確率が大幅に減少し、転写搬送ベルト60をより安定して駆動することができる。
また、本実施形態のベルト駆動装置は、上記転写搬送ベルト60を複数のローラ61〜68に張架してこれを無端移動させる転写搬送ユニット6であり、上記ガイド部材60aが、上記2つの端部間に隙間が形成されるように、かつ、その隙間から被検知体60bが露出するように、貼り付けられている。また、ベルト内周面との間に被検知体60bを挟み込むガイド部材の端部における端面は、ベルト無端移動方向に対して直交する平面である。そして、被検知体60bの上記隙間から露出した部分を検知する検知手段を、転写搬送ベルト60の無端移動に伴って移動する被検知体60bの移動経路に対向する位置に備えている。よって、上述したように、転写搬送ベルト60のベルト幅方向への変位によってベルト幅方向における検知位置がズレても、転写搬送ベルトのベルト位置を正確に検知することができる。
また、本実施形態のベルト駆動装置は、上記隙間から露出した部分が光反射特性を有している。これにより、被検知体60bを検知する装置(反射型光学センサ70)を、転写搬送ベルト60の内周面に囲まれたスペースに配置することができる。よって、本ベルト駆動装置の省スペース化を図ることができる。
また、本実施形態の画像形成装置は、所定の物質である記録紙100を表面に担持する転写搬送ベルトを複数のローラ61〜68に張架してこの転写搬送ベルト60が無端移動するように駆動するベルト駆動装置として、上述した転写搬送ユニット6を用い、像担持体である感光体ドラム11Y,11M,11C,11K上に形成された可視像であるトナー像を、最終的に記録紙100上に転写してこの記録紙100上に画像を形成する。このような画像形成装置によれば、転写搬送ベルト60によって記録紙100を安定して搬送することができ、画像形成を安定して行うことができる。
また、本発明は、転写搬送ベルト60の表面に沿って4つの感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kを並べて配設した直接転写方式のタンデム型画像形成装置に限らず、表面に所定の物質を担持して無端移動するベルトを使用した画像形成装置であれば、どのような画像形成装置に対しても適用することができる。
6 転写搬送ユニット(ベルト駆動装置)
11Y,11M,11C,11K 感光体ドラム
60 転写搬送ベルト(ベルト)
60a,160a ガイド部材
60b 被検知体(貼付部材)
63 駆動ローラ
70 反射型光学センサ(検知手段)
160 ベルト
160b 補強部材
Claims (5)
- ベルト内周面上のベルト無端移動方向に対して直交するベルト幅方向の端部領域におけるベルト無端移動方向一部分に貼り付けられる貼付部材と、
ベルト内周面上のベルト幅方向の端部領域に貼り付けられるベルト寄り防止用のガイド部材とを有し、複数のローラに張架されて無端移動するベルトにおいて、
ベルト無端移動方向で互いに対向する上記ガイド部材の2つの端部のうちのベルト無端移動方向上流側に位置する端部のみで上記貼付部材をベルト内周面との間に挟み込むように、該ガイド部材を貼り付けたことを特徴とするベルト。 - 複数のローラにベルトを張架して該ベルトが無端移動するように駆動するベルト駆動装置において、
上記ベルトとして、請求項1のベルトを用いることを特徴とするベルト駆動装置。 - 請求項2のベルト駆動装置において、
上記ガイド部材は、上記2つの端部間に隙間が形成されるように、かつ、該隙間から上記貼付部材が露出するように、貼り付けられており、
該2つの端部の上記一方の端面は、ベルト無端移動方向に対して直交する平面であり、
該貼付部材の該隙間から露出した部分を検知する検知手段を、該ベルトの無端移動に伴って移動する該貼付部材の移動経路に対向する位置に備えることを特徴とするベルト駆動装置。 - 請求項2又は3のベルト駆動装置において、
上記ガイド部材は、上記2つの端部間に隙間が形成されるように、かつ、該隙間から上記貼付部材が露出するように、貼り付けられており、
該貼付部材は、該隙間から露出した部分が光反射特性を有するものであり、
該貼付部材の該隙間から露出した部分を検知する反射型光学センサを、該ベルトの無端移動に伴って移動する該貼付部材の移動経路に対向する位置に備えることを特徴とするベルト駆動装置。 - 可視像又は所定の物質を表面に担持するベルトを複数のローラに張架して該ベルトが無端移動するように駆動するベルト駆動装置を有し、
像担持体上に形成された可視像を最終的に記録材上に転写して該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
上記ベルト駆動装置として、請求項2、3又は4のベルト駆動装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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