JP4292984B2 - 設計チェックリスト作成装置 - Google Patents

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本発明は設計チェックリスト作成装置に係り、特にコンピュータを用いて対象物の設計を行う際に用いる設計チェックリストを作成する設計チェックリスト作成装置に関する。
対象物の設計を行う際には、設計の前提条件や、設計の自由度の範囲等を参照し、作図の結果を図面上でチェックしつつ進める。これらの設計に必要なチェック項目とその内容は、各設計部門あるいは各設計者が製品の仕様や、過去の設計データや経験を積み重ね、例えばチェックリスト等としてまとめて保持されていることが多い。このチェックリストを有効に活用するために、例えば特許文献1においては、大分類、中分類、小分類よりなるチェック対象項目等を配列したデザインレビューチェックシートを用い、デザインレビューの効率化を図ることが開示されている。また、特許文献2には、設計用チェックリストと審査用チェックリストとを用い、設計成果物の審査・承認プロセスにおいて、これらのチェックリストについてその添付の有無、添付されているときの合否判定の有無を確認し、チェックリストがもれなく用いられるようにする方法が開示されている。
特開平10−334128号公報 特開2000−132576号公報
上記特許文献1,2には、デザインレビューや、設計成果物の審査・承認プロセスにおける設計チェックリストの活用について触れられているが、設計チェックリストの使いやすさについては述べていない。設計チェックリストの使いやすさについては以下の課題がある。
例えば、3次元CAD(Computer Aided Design)等を用いて対象物の設計を行うのに必要な設計チェックリストは、上記のように各設計部門あるいは各設計者の手元にあり、その多くは、生産技術部門、外装等の意匠部門、部品メーカー等のさまざまなデータ管理部門から提供された紙データをまとめたもので、紙による運用が行われる。そして、チェックシートによる結果もその紙に手書きで行われることが多い。したがって、チェックシートの作成に人の手が介在し、作成および結果の記載等に時間を要し、また記載ミス等の間違いが起こる可能性がある。
また、チェックシートにまとめられるさまざまなチェック項目には、設計の前提条件として設計者がいじれない前提条件としての固定パラメータや、設計の自由度が範囲で与えられている調整パラメータや、設計の結果について他の要素との干渉等につき図面上で測定する必要のある測定パラメータ等があり、それぞれ設計の局面での用いられ方が異なる。例えば、設計中のときには固定パラメータや調整パラメータを確認しながら設計を進める必要があり、作図が一通り終わった後は測定パラメータを検討する必要がある。しかし、さまざまな部門から提供されたデータをまとめただけのチェックシートでは、どのパラメータがどのような内容の属性を有しているかがすぐにはわからないことがあり、設計の局面で必要なチェック項目を探し出すのに時間がかかり、また面倒である。
また、設計支援装置には、いわゆるパラメトリック設計の機能を有するものがあり、例えば、設計の手順を予め記憶しておき、初期値が与えられるとそこからスタートして、設計パラメータを順次変更し、設計目標に近づけるように自動設計を進めることができる。このような設計支援装置においては、予め定められた設計手順を実行できる入力パラメータのときは最適設計を自動作図し、必要な測定パラメータも自動測定することができる。しかし、測定パラメータを自動測定させるには、必要な入力データをすべて与えることと、これら入力データが予め定められた設計手順を満たすかどうかの検討が必要である。上記の紙運用の設計チェックリストを用いるときは、これらの準備に多大の時間がかかり、不便である。
このように、従来においては設計チェックリストが用いられていても、一元管理が行われず、紙運用が多く、単なるチェック項目の配列リストに終わっていることがあり、設計チェックリスト作成や必要なチェック項目を見つけ出すのに不便であり使いにくい。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題を解決し、設計に使いやすい設計チェックリストを作成する設計チェックリスト作成装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る設計チェックリスト作成装置は、コンピュータを用いて対象物の設計を行う際に用いる設計チェックリストを作成する装置であって、対象物の設計に必要な各設計チェック項目と、設計チェック項目の内容の属性により区別される複数の属性群との間の対応付けを取得する対応付け取得手段と、各設計チェック項目のそれぞれにつき、対応する属性群に応じた識別を付して配列し、設計チェックリストを作成する項目配列手段と、作成された設計チェックリストを出力する出力手段と、を備え、複数の属性群は、固定の設定条件である固定パラメータ群と、可変の設定条件である調整パラメータ群と、設計結果について測定する測定パラメータ群と、設計対象物の設計結果と設計対象物の設計のみでは定まらない他の要素との間の関係を確認する確認パラメータ群の中で、少なくとも1つを含むことを特徴とする。
また、項目配列手段は、各属性群ごとに異なる識別色を付して各設計チェック項目をそれぞれ配列することが好ましい。
また、本発明に係る設計チェックリスト作成装置において、対象物の設計を行ったときに、各チェック項目につきチェックを行った結果を取得するチェック状況取得手段と、取得したチェック状況を、対応する各チェック項目に加えて配列する状況配列手段と、を備えることが好ましい。
また、本発明に係る設計チェックリスト作成装置は、コンピュータを用いて対象物の設計を行う際に用いる設計チェックリストを作成する装置であって、対象物の設計に必要な各設計チェック項目と、設計チェック項目の内容の属性により区別される複数の属性群との間の対応付けを取得する対応付け取得手段と、各設計チェック項目のそれぞれにつき、対応する属性群に応じた識別を付して配列し、設計チェックリストを作成する項目配列手段と、作成された設計チェックリストを出力する出力手段と、対象物の設計を行ったときに、各チェック項目につきチェックを行った結果を取得するチェック状況取得手段と、取得したチェック状況を、対応する各チェック項目に加えて配列する状況配列手段と、を備え、複数の属性群は、固定の設定条件である固定パラメータ群と、可変の設定条件である調整パラメータ群と、設計結果について測定する測定パラメータ群と、設計結果と他の要素との関係を確認する確認パラメータ群の中で、少なくとも1つを含み、チェック状況取得手段は、対象物の設計を行ったときに、確認パラメータ群に属する各チェック項目を除いた各チェック項目につきチェックを行った結果を取得することを特徴とする。
上記構成の少なくとも1つにより、設計チェック項目のチェックする内容の属性により区別される複数の属性群のいずれに各設計チェック項目が対応するか、の対応付けを行い、その対応付けの結果を取得する。属性は、チェック項目のチェックする内容のカテゴリを示すもので、例えば、設計において用いられる局面の相違により区別できるものであってもよく、チェック目的の相違により区別できるものであってもよく、また設計者に与えられる自由度の相違により区別できるもの等であってもよい。そして取得した設計チェック項目と属性群との対応付けがわかるように識別を各チェック項目に付して配列し、設計チェックリストとして出力する。したがって、ユーザは一目で各チェック項目の属性の相違を把握でき、それに従って必要なチェック項目を認識でき、使いやすい設計チェックリストとなる。
また、設計チェック項目は設計パラメータとして与えられることが多いが、上記構成の少なくとも1つにより、設計パラメータを固定パラメータ、調整パラメータ、測定パラメータ、確認パラメータの少なくとも1つを含む複数の属性群に区別する。したがって、ユーザは一目で各設計パラメータの属性の相違を把握でき、例えば設計中は固定パラメータ、調整パラメータに注意し、設計結果については測定パラメータについて測定する等が認識でき、使いやすい設計チェックリストとなる。
また、上記構成の少なくとも1つにより、識別として識別色を用いる。したがってユーザは視覚により各チェック項目の属性の相違を把握でき、より使いやすい設計チェックリストとなる。
また、上記構成の少なくとも1つにより、属性群の識別を施したチェック項目配列リストに、チェック状況を追加する。例えば、図面上で測定された寸法の値等を対応するチェック項目に並べて配列する。予め合否判定基準が定められているときは合否判定をさらに追加することもできる。したがって、設計チェックリストを有効に活用でき、使いやすい設計チェックリストとなる。
また、上記構成の少なくとも1つにより、確認パラメータについてはチェック状況を配列しない。つまり、確認パラメータは、設計対象物の設計のみでは定まらず、別の設計結果に左右されることがある他の要素との関係を確認するパラメータであるので、設計対象物の設計を行ったときにこれをチェックしても無意味なことがある。そこでこれをチェックしないことにして、チェック作業を簡単にすることができる。
上記のように、本発明に係る設計チェックリスト作成装置によれば、設計に使いやすい設計チェックリストを作成すことができる。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。以下においては、設計チェックリスト作成の対象として車両の意匠に関するもの、さらに具体的にはドア周りの要素配置に対する設計チェックリストについて説明するが、車両以外の製品を対象としてもよく、意匠のみならず機構部品等の設計チェックリストに関するものでもよく、配置設計のみならず形状や寸法設計等であってもよい。また、設計チェック項目として、寸法、隙間、角度等の設計パラメータを扱うが、設計パラメータ以外の設計チェック項目であってもよい。例えば、図面に表される寸法等以外のもの、材質、単位、尺度その他の項目に対するチェック項目であってもよい。また、3次元設計のみならず2次元設計に関するものであってもよい。また、設計チェックリスト作成装置は、独立の装置であってもよく、また、設計支援装置に組み込まれるものであってもよい。また、ネットワークによって他の設計支援装置等に接続されるものであってもよい。また、設計チェックリスト作成プログラムは、独立のプログラムであってもよく、すでにある設計支援プログラム等の他のプログラムに組み込まれるものであってもよい。
図1は、設計チェックリスト作成装置10のブロック図である。設計チェックリスト作成装置10は、CPU12とキーボード等の入力部14、ディスプレイやプロッタ等の出力部16、設計の際に必要な複数のチェック項目や作成されたチェックリスト等を記憶する記憶装置18を含み、これらは内部バスで相互に接続される。また、外部のネットワークに接続する通信制御機能を有してもよい。かかる設計チェックリスト作成装置10は、3次元設計に適したコンピュータ等で構成することができる。
CPU12は、記憶装置18に記憶される複数のチェック項目について、使いやすい識別と配列等を行って設計チェックリストを作成する機能を有する。これらの機能は、ソフトウエアで実現でき、具体的には対応する設計チェックリスト作成プログラムを実行することで実現できる。これらの機能あるいは処理の一部をハードウエアにより実現するものとしてもよい。
CPU12の中の対応付け取得部30は、各設計チェック項目と、チェック内容の属性に関する属性群との対応付けを取得する機能を有する。具体的には、まず、設計に際し用いる寸法や隙間、角度等の設計パラメータを、その内容により以下に述べる4つの群に分類し、各設計パラメータがどの群に属するかの対応付けを行う。次に(設計パラメータ名−対応付けられた群の名前)とをセットにして、これを取得する。対応付けはユーザが行い、その結果を設計チェックリスト作成装置10が取得する。取得は、設計チェックリスト作成装置上でユーザが行った対応付けをそのまま取得してもよく、別の装置でユーザが行った対応付けの結果を転送等により取得してもよい。前者の場合には、ユーザは記憶装置18のチェック項目ファイル20から逐次設計パラメータを読み出し、そのチェック内容を検討して、4つの群のいずれに属するか判断し、(設計パラメータ名−対応付けられた群の名前)の対応付けを行う。
設計パラメータを分類する4つの群は、固定パラメータ、調整パラメータ、測定パラメータ、確認パラメータである。
固定パラメータは、対象物の設計の前提条件となるパラメータで、設計者がいじれない値である。例えば、自動車のドアを設計する際に、ドアの素材の鋼板は標準部品で、その厚さは予め定まっているとき等である。この例では、設計パラメータ名=ドア素材板厚、属性群名=固定パラメータ、と対応付けが行われる。
調整パラメータは、対象物の設計を行うときに、設計者に自由度が与えられるパラメータで、設計者が可変できる値である。調整パラメータには、自由度について一定の範囲が定められるときと、一応自由度に制限はないものの、例えば設計結果について他の要素との干渉等を測定するものとがある。例えば、ドア周りの設計において、ドアと車体との間にドア開閉のための2つのヒンジを設けるが、この2つのヒンジの配置については設計者にある程度の自由度が与えられる。つまり、設計者はドア周りの全体配置の最適化のために、各ヒンジについてそのX座標、Y座標、中心周りの回転等について調整を行うことができる。この例では、設計パラメータ名=上ヒンジのX位置、属性群名=調整パラメータ、と対応付けが行われる。
測定パラメータは、設計が一通り終わったときあるいはその途中において、図面上で寸法等をチェックすることが必要なパラメータである。調整パラメータが複数ある場合は、その設計対象物を構成する各要素の間の位置関係がさまざまに変化する。したがって調整パラメータが許容範囲内で変更したときでも各要素間の関係が設計目標を満たさないことがある。このような場合のために、測定パラメータを定めて設計目標との比較を行うことが必要である。例えば、上記のヒンジの配置の場合、その配置によりドアの開閉が影響を受け、ドアがきちんと閉まらないことが起こりうる。そこで、例えばフェンダとドアとの隙間を図面上で測定する。この例では、設計パラメータ名=フェンダとドアとの隙間、属性群名=測定パラメータ、と対応付けが行われる。
確認パラメータは、設計が一通り終わったときあるいはその途中において、図面上で寸法等を確認することが薦められるパラメータである。設計対象物を設計すれば、その隣の要素との間の位置関係がさまざまに変化する。そこで設計が一通り終わればその周囲における他の要素の位置関係を測定することがよいのであるが、他の要素もその設計により形状や配置が変更になる。すなわち、設計対象物の設計のみでは設計対象物の設計結果との関係が定まらない他の要素があるので、これらの要素については、設計者が判断して寸法等を確認することが好ましい。例えば、一旦周囲の要素をデフォルト(初期条件あるいは標準条件)で配置し、設計対象物との間の隙間等を図面上で確認し、その後その要素の設計が終わった後で再度その隙間を確認することができる。
各設計パラメータと属性群との対応付けを取得すると、CPU12の項目配置部32は、各設計パラメータのそれぞれにつき、対応する属性群に応じた識別を付し、設計チェックリストとして配列を行う。識別は、属性群名を明示し、設計チェックリストにおいて、同じ属性群には同じ識別色を、異なる属性群には異なる識別色を付す。配列は、同じ属性群の設計パラメータを一まとめに集めて、例えば、設計者に対し拘束の多い順に、固定パラメータ群−調整パラメータ群−測定パラメータ群−確認パラメータ群の順に配列するのが望ましい。作成された設計チェックリストは、出力部16に出力され、記憶装置18のチェックリストファイル22に記憶される。
図2は、出力された設計チェックリストの一例である。図2において、符号は、設計パラメータの符号で図面上対応する個所にこの符号が付される。パラメータ名称は、設計パラメータ名で、コンピュータ処理に便利な表記を用いるのが好ましい。内容は、設計パラメータの内容で、例えば板厚や位置座標や距離、隙間、ラップ(重なり)、高さ等と記載される。属性群は、4つの属性群の表記で、ここではG−固定パラメータ、A−調整パラメータ、M−測定パラメータ、R−確認パラメータとしてある。デフォルトは、設計パラメータの初期値または標準値を示し、範囲は、設計パラメータの許容範囲を示す。図2における内容、デフォルトの値、範囲の値等は、設計パラメータと属性群との対応付けを行う際に、ユーザによりデータが入力され、これを属性群とともに設計パラメータに対応付けを行うものとすることができる。
図2においては、固定パラメータ群−調整パラメータ群−測定パラメータ群−確認パラメータ群の順に配列され、各属性群ごとに異なる識別色が付されている。ハッチングの違いは識別色の相違を示している。識別色は、例えば、青−固定パラメータ、ピンク−調整パラメータ、緑−測定パラメータ、黄−確認パラメータ等とすることができる。
このようにして作成され、出力された設計チェックリストは、そのまま設計者が設計に際し用いても使いやすいものであるが、設計支援装置において用いられることでさらに効果的になる。設計チェックリスト作成装置を設計支援装置の一部として構成するときは、設計支援の前段階で設計チェックリスト作成を行い、これを記憶装置18のチェックリストファイル22または設計支援装置の適当な記憶装置に格納する。そして、設計支援装置を用いて設計を行う際に、設計チェックリストを読み出し、固定パラメータ、調整パラメータ、測定パラメータ等を入力データとして与える。設計支援装置がパラメトリック設計等の自動設計機能を有しているときは、これらの入力データに基づいて自動作図、自動配置等を行い、測定パラメータ等の必要なパラメータの自動測定を行うことができる。
そこで、設計支援装置により自動測定された設計パラメータのチェック状況を、CPUチェック状況取得部34の機能により取得する。そして、状況配置部36の機能により、図2に示す設計チェックリストの対応する測定パラメータのところに測定結果を追加して配置し、新しい設計チェックリストを作成する。作成された新しい設計チェックリストは、出力部16または設計支援装置の適当な出力部に出力される。
図3に、本発明に係る設計チェックリストを用いて設計支援装置に入力データを与え、それに基づいて自動設計された結果の例を示す。図3は、チェック状況の説明のために用いる例であって、図2の設計チェックリストとは別の設計対象物についてのもので、ドア周りにおけるドアチェックアームの配置設計の結果が示されている。図3において、ドア50は全閉のときフェンダパネル52と適正な隙間を保つように設計が行われる。ドア50の開閉は、車体54とドア50に取り付けられたヒンジを介し、ヒンジセンタ56の周りに回転して行われ、そのときにドアチェックアーム58が移動する。ドアチェックアーム58の移動軌跡は斜線部、実線部、破線部等で示される。またドアチェックアーム58を含む部分の最外郭のプロファイル60は一点鎖線で示される。この場合の設計パラメータは符号v,al,b,xで示される。
図4は、図3に対応する設計チェックリストで、設計支援装置による測定結果が追加されて配置されている。符号vは、ドア50と車体54側との間の隙間でシール面間寸法とよばれるものである。これは固定パラメータ(G)で、その値は12.7mmとされ、設計者はいじることができない。符号alは、車体54のオープニングとドアとの間の距離で、調整パラメータ(A)である。その初期位置または標準位置は15.0mm、設計者の自由度は、14.8mm以上で許容される。符号b0は、ドアチェックアーム58の中心線とヒンジセンタ56との距離で、モーメントアーム長と呼ばれるものである。これは測定パラメータ(M)で、許容範囲は55mm以上とされる。これについては図面上で自動測定され、その結果が58.32mmと記載され、許容範囲との比較で判定がOKとされている。自動判定もチェック状況取得部34または状況配置部36の機能とすることができる。
符号xは、図3に示す設計対象物と別の要素であるレギュレータ62との隙を示し、確認パラメータ(R)である。これはレギュレータ62の設計により左右され、ドア周りにおけるドアチェックアームの配置設計のみでは決定されないからである。したがって、設計者の判断によって適当な条件のもとで図面上のデータが測定され、結果の欄に記入される。
このようにして、設計パラメータをその属性に従って複数の属性群のいずれかに対応付けて属性群に応じた識別を付し、設計チェックリストを自動作成することで設計に使いやすい設計チェックリストを得ることができる。
属性群の識別には、属性群別の名称、識別色、配列順のほかに、ハッチングの相違による識別、枠取り法の相違による識別、字体(フォント)による識別、字の色による識別等を用いることができる。また、これらの識別法における中の1つを用いて識別を行ってもよく、任意の組み合わせによる識別を行ってもよい。
また、作成された設計チェックリストを設計支援装置における入力データのリストとして用い、あるいは、設計支援装置の自動測定の結果を取得して、測定データ付き設計チェックリストとして用いることで、設計支援を効率よく行うことができ、よりいっそう設計に使いやすい設計チェックリストとなる。
本発明に係る実施の形態の設計チェックリスト作成装置のブロック図である。 本発明に係る実施の形態において出力された設計チェックリストの一例を示す図である。 本発明に係る設計チェックリストを用いて設計支援装置に入力データを与え、それに基づいて自動設計された結果の例を示す図である。 図3に対応する設計チェックリストで、設計支援装置による測定結果が追加される例を示す図である。
符号の説明
10 設計チェックリスト作成装置、12 CPU、14 入力部、16 出力部、18 記憶装置、20 チェック項目ファイル、22 チェックリストファイル、30 対応付け取得部、32 項目配置部、34 チェック状況取得部、36 状況配置部、50 ドア、52 フェンダパネル、54 車体、56 ヒンジセンタ、58 ドアチェックアーム、60 プロファイル、62 レギュレータ。

Claims (5)

  1. コンピュータを用いて対象物の設計を行う際に用いる設計チェックリストを作成する装置であって、
    対象物の設計に必要な各設計チェック項目と、設計チェック項目の内容の属性により区別される複数の属性群との間の対応付けを取得する対応付け取得手段と、
    各設計チェック項目のそれぞれにつき、対応する属性群に応じた識別を付して配列し、設計チェックリストを作成する項目配列手段と、
    作成された設計チェックリストを出力する出力手段と、
    を備え
    複数の属性群は、固定の設定条件である固定パラメータ群と、可変の設定条件である調整パラメータ群と、設計結果について測定する測定パラメータ群と、設計対象物の設計結果と設計対象物の設計のみでは定まらない他の要素との間の関係を確認する確認パラメータ群の中で、少なくとも1つを含むことを特徴とする設計チェックリスト作成装置。
  2. 請求項1に記載の設計チェックリスト作成装置において、
    項目配列手段は、各属性群ごとに異なる識別色を付して各設計チェック項目をそれぞれ配列することを特徴とする設計チェックリスト作成装置
  3. 請求項1に記載の設計チェックリスト作成装置において、
    対象物の設計を行ったときに、各チェック項目につきチェックを行った結果を取得するチェック状況取得手段と、
    取得したチェック状況を、対応する各チェック項目に加えて配列する状況配列手段と、
    を備えることを特徴とする設計チェックリスト作成装置。
  4. コンピュータを用いて対象物の設計を行う際に用いる設計チェックリストを作成する装置であって、
    対象物の設計に必要な各設計チェック項目と、設計チェック項目の内容の属性により区別される複数の属性群との間の対応付けを取得する対応付け取得手段と、
    各設計チェック項目のそれぞれにつき、対応する属性群に応じた識別を付して配列し、設計チェックリストを作成する項目配列手段と、
    作成された設計チェックリストを出力する出力手段と、
    対象物の設計を行ったときに、各チェック項目につきチェックを行った結果を取得するチェック状況取得手段と、
    取得したチェック状況を、対応する各チェック項目に加えて配列する状況配列手段と、
    を備え、
    複数の属性群は、固定の設定条件である固定パラメータ群と、可変の設定条件である調整パラメータ群と、設計結果について測定する測定パラメータ群と、設計結果と他の要素との関係を確認する確認パラメータ群の中で、少なくとも1つを含み、
    チェック状況取得手段は、対象物の設計を行ったときに、確認パラメータ群に属する各チェック項目を除いた各チェック項目につきチェックを行った結果を取得することを特徴とする設計チェックリスト作成装置。
  5. 請求項4に記載の設計チェックリスト作成装置において、
    項目配列手段は、各属性群ごとに異なる識別色を付して各設計チェック項目をそれぞれ配列することを特徴とする設計チェックリスト作成装置。
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