JP4292663B2 - データ送受信装置、データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法、データ受信方法および記録媒体 - Google Patents

データ送受信装置、データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法、データ受信方法および記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを通じて他のコンピュータとデータの送受信を行うデータ送受信装置に関し、特にデータの不正な流通を防ぐために、データに本データ送受信装置の固有情報を付加するデータ送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネット等のネットワーク通信技術の急速な発展と拡大に伴い、音楽データや画像データ等のマルチメディアデータを、ネットワーク通信を利用して手軽かつ高品質に利用することが可能となった。しかしその一方で、このようなデータが著作者の了解を得ずに、ネットワークを介して不法に流通するという問題が起きている。
【0003】
例えば、CD−ROM等の記録媒体やネットワーク上のサーバから、コンテンツのデータをダウンロードして使用する場合、使用者はこのデータを供給者に無断で複製および配付しないことを供給者に対して契約するのが一般的である。したがってこの場合に、使用者が供給者に無断でこのデータを他のコンピュータに保存して使用したり、ネットワークを通して他人に配付することは許されない。
【0004】
また、CD等の音楽ソフトや画像ソフトは、個人的な使用の範囲では複製が許可されているが、例えばコンピュータ内にデータを複写して、ネットワークを通して不特定の第三者にアクセス許可することも違法である。
【0005】
このような不正なデータの流通の防止策として、コンテンツの供給者がデータを送出する際に、使用者側に固有の情報をデータに付加してから送出する方法が実現されている。この方法では、使用者がこのデータを複製して第三者に渡した場合、このデータには元の使用者を特定する情報が付加されているため、このデータの不正な使用や流通が発覚したとき、不正データの発信源を特定することができる。
【0006】
このような使用者を特定する付加データは、使用者に解読されてしまうと内容を改ざんされる可能性があるため、通常は電子透かしや暗号などを利用して内容を隠ぺいする。すなわち、上記の付加データの内容が当事者以外には理解できないように、普通の文字・記号を一定の約束で他の記号に置き換えて暗号化することにより、付加データの内容を隠ぺいすることができる。また、電子透かしによれば、付加データを人間の目や耳では知覚しがたいノイズのような形で元のデータに埋め込み、内容を隠ぺいすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、現時点でこのような使用者固有のデータが付加されたコンテンツが多く流通されてはおらず、現在流通している付加データのないコンテンツの不正な流通が見つかっても、この発信源や流通経路を特定することは困難である。また、CD−ROMなどの持ち運び可能な記録媒体に記録された状態で店頭に売られているコンテンツには、購入者の情報を付加することは困難であるし、購入者がこれらのコンテンツを再生するCDプレーヤー等の再生機器のすべてに、使用者の情報を付加する機能を持たせることも現実的ではない。
【0008】
さらに、このように使用者の固有情報が付加されたコンテンツは、使用を許可された特定の者にしかデータの正しい使用ができないようにデータが処理されていることもあるが、流通しているすべてのコンテンツにこのようなデータ処理を行うのは困難であるし、使用者側にとっても不便である。
【0009】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、ネットワークを通して受信あるいは送信するデータについて、これらのデータの発信源あるいは流通経路が特定できるようにする機能を設けたデータ送受信装置を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明の他の目的は、ネットワークを通して受信あるいは送信するデータについて、これらのデータの発信源あるいは流通経路を特定できるようにするデータ送信方法およびデータ受信方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、ネットワークを通じて他のコンピュータとデータの送受信を行うデータ送受信装置において、ネットワークと接続してデータの送受信を行う送受信手段と、受信データおよび送信データに付加された固有番号を検出する固有番号検出手段と、前記データ送受信装置の固有番号を出力する固有番号出力手段と、前記固有番号検出手段で前記固有番号が検出できなかったとき前記受信データおよび前記送信データに前記本装置側の固有番号を付加する固有番号付加手段と、前記受信データおよび送信データを記憶する記憶手段とを有するデータ送受信装置が提供される。
【0012】
このようなデータ送受信装置では、データを受信あるいは送信する際に、データの発信源や通過してきた機器を特定する固有番号が受信データあるいは送信データに必ず付加されるので、これらのデータが流通したときに、データの発信源あるいは流通経路を特定することができる。
【0013】
また、本発明では、ネットワーク上の他のコンピュータにデータの送信を行うデータ送信方法において、記憶された送信データに付加された固有番号を検出し、前記固有番号が検出された場合は前記送信データをそのまま送出し、前記固有番号が検出されなかった場合は送出元を示す固有番号を出力してこれを前記送信データに付加して送信することを特徴とするデータ送信方法が提供される。
【0014】
このようなデータ送信方法では、データを送信する際に、データの発信源や通過してきた機器を特定する固有番号が送信データに必ず付加されるので、このデータが流通したときに、データの発信源あるいは流通経路を特定することができる。
【0015】
さらに、本発明では、ネットワーク上の他のコンピュータからデータの受信を行うデータ受信方法において、データを受信し、受信データに付加された固有番号を検出し、前記固有番号が検出された場合は前記受信データをそのまま記録し、前記固有番号が検出されなかった場合は受信先を示す固有番号を出力してこれを前記受信データに付加して記録することを特徴とするデータ送信方法が提供される。
【0016】
このようなデータ受信方法では、データを受信する際に、発信源や通過してきた機器を特定する固有番号が受信データに必ず付加されるので、このデータが流通したときに、データの発信源あるいは流通経路を特定することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1に本発明のデータ送受信装置の原理図を示す。データ送受信装置1は、ネットワークを通じて他のコンピュータとデータの送受信を行う。
【0018】
送受信手段2は、ネットワークを通じてデータを受信し、また記憶手段6に記憶されたデータをネットワーク上に送信する。
送受信手段2によってデータが受信されると、固有番号検出手段3はこの受信データに付加された送信元のIPアドレスやMACアドレス等の固有番号のデータを検出する。固有番号データが検出された場合は、これらのデータをそのまま記憶手段6に出力し、記憶手段6はこれらのデータを記憶する。
【0019】
また、固有番号検出手段3が固有番号データを検出できなかった場合は、受信データは固有番号付加手段5に出力される。一方、固有番号出力手段4は、受信先である本データ送受信装置に固有に与えられた番号のデータを記憶しており、このデータを固有番号付加手段5に出力する。固有番号付加手段5は、受信データに本装置の固有番号のデータを付加し、記憶手段6に出力する。記憶手段6はこれらのデータを記憶する。
【0020】
記憶手段6に記憶されたデータを送信する場合は、この送信データが固有番号検出手段3に出力される。固有番号検出手段3は、送信データに付加された固有番号を検出する。ここで固有番号が検出された場合は、これらのデータはそのまま送受信手段2に出力され、送信される。
【0021】
また、固有番号が検出されなかった場合は、送信データを固有番号付加手段5に出力する。固有番号付加手段5は、固有番号出力手段4から本装置の固有番号を受け取り、これを送信データに付加する。このデータは送受信手段2に出力され、送信される。
【0022】
このようにデータ送受信装置1は、受信したデータに送信元の固有番号が付加されているときは、このデータをそのまま記憶し、付加されていない場合は本装置側に固有の番号を付加して記憶する。また、本装置にすでに記憶されていたデータを送信するとき、この送信データに固有番号が付加されている場合はそのまま送信し、付加されていない場合は本装置の固有番号を付加して送信する。
【0023】
本装置では以上の処理を送受信の段階で必ず行うことにより、本装置に1度記憶されたデータは、ここからネットワーク上に送出されたり、フロッピーディスク等の搬送可能な記憶媒体に保存された状態で流通した場合ときに、必ずいずれかの送信元の固有情報が付加された状態にすることができる。そのため、このデータが後に不正に流通されていることが確認されたときは、データの発信源や流通経路を特定することができる。
【0024】
次に、本発明の具体的な実施例について説明する。
図2に、本発明に係るネットワークの構成の概略を示す。このネットワークには、ネットワーク家電機器21やパーソナルコンピュータ22、サーバ23、携帯情報端末24等が、ルータ25および26を経由して接続されている。
【0025】
使用者の家庭にあるネットワーク家電機器21やパーソナルコンピュータ22、および携帯情報端末24からは、プロバイダに設置されたサーバ23にアクセスすることにより、必要なデータを取り出すことができる。またこれらの機器同士も、ネットワークを介してデータのやりとりが可能である。
【0026】
それぞれの機器には、ネットワーク上にそれぞれ固有の番号(アドレス)が与えられている。例えば、ネットワーク家電機器21には「43.13.102.1」、サーバ23には「43.13.102.3」といった具合である。また、それぞれの機器には、例えばMACアドレスのような機器に固有の番号が与えられている。
【0027】
図3に本発明のデータ送受信装置の構成例を示す。
ネットワーク上の他のコンピュータ等の機器からデータを受信する場合は、まず、ネットワークへの接続指示により、あるいは自動的にネットワークとの接続を確立する。そして、上記のようなIPアドレスやポート番号、MACアドレス等の本装置あるいは本装置側に固有な固有番号18aを、固有番号出力部18よりMPU17が取得し、データバス20、インタフェース16を介して相手側機器に送信する。また、固有番号18aはメモリ19に記録される。
【0028】
この後、受信指示が与えられると、MPU17は接続された相手機器にデータ転送要求を送出する。このデータ転送要求を受けて相手側から出力された受信データは、ネットワークからインタフェース16を介して、メモリ13にMPU17の制御によって逐次入力される。このMPU17は、データ転送を制御するDMA(Direct Memory Access)コントローラやデータ転送回数を計測するカウンタ等を、その内部に有している。
【0029】
MPU17はメモリ13へのデータ転送量を監視し、必要とするデータ量が転送されると固有番号検出部14に受信データを送出し、ここで付加されている固有番号のデータが検出される。検出結果はMPU17に転送され、固有番号が検出できていれば、受信データをそのままの状態で、インタフェース12を通して記憶部11に出力する。
【0030】
一方、固有番号検出部14で固有番号が検出されなかった場合には、MPU17はメモリ19に保存された本装置の固有番号18aと受信データを固有番号付加部15に転送し、受信データにこの固有番号18aが付加された後、インタフェース12を通して記憶部11に出力され、記憶される。
【0031】
なお、メモリ13および19はDRAMやSRAMといった揮発性メモリであり、また記憶部11は、例えばフロッピーディスクや光ディスク、あるいはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成されたメモリカードのような着脱可能な記録媒体、ハードディスクやフラッシュメモリのように機器内部に設置されて通常は着脱できないような記録媒体等である。
【0032】
ネットワーク上の他の機器にデータを送信する場合は、まず受信の場合と同様に、ネットワークへの接続指示により、あるいは自動的にネットワークとの接続を確立する。そして、IPアドレスやポート番号、MACアドレス等の本装置あるいは本装置に固有な固有番号18aを、固有番号出力部18よりMPU17が取得し、データバス20、インタフェース16を介して相手側機器に送信する。また、固有番号18aはメモリ19に記録される。
【0033】
この後、送信指示が与えられると、MPU17は記憶部11に記録されている送信データを、インタフェース12を介してメモリ13に逐次転送する。MPU17はメモリ13へのデータ転送量を監視し、必要なデータ量が転送されると、固有番号検出部14に送信データを渡し、付加された固有番号の検出が行われる。ここで固有番号が検出された場合は、送信データはそのままインタフェース16を通して、接続されたネットワーク上の送信先に送信される。
【0034】
一方、固有番号検出部14で固有番号が検出されなかった場合は、MPU17は、メモリ19に記録された本装置の固有番号18aと送信データを、固有番号付加部15に転送し、送信データに固有番号18aが付加された後、インタフェース16を通って送信される。
【0035】
次に、図4に本装置のデータ受信の処理の流れを示す。
データの受信の指示がなされると、まずネットワークとの接続が確立されているかが判定され(S401)、確立されていない場合は、接続が確立できる状態にあるかが判定される(S402)。これには例えば、あらかじめ指定された一定回数の接続を試み、接続できなかった場合には接続不能と判断する。接続が確立できなかった場合には、機器に取り付けられたLCDや接続されたCRT等の表示手段上に、ネットワークとの接続が確立できなかったことを表示し(S412)、処理を終了する。
【0036】
ネットワークとの接続が確立されると(S403)、IPアドレスやMACアドレス等の本装置の固有番号18aがメモリ19に記録され(S404)、受信データの転送が開始されてこれを受信する(S405)。
【0037】
この後、使用者から指示手段の操作等によって、受信データの転送の中断が指示されたか判断され(S406)、中断する場合は、表示手段に中断することを表示させて(S413)、処理を終了する。
【0038】
データ転送を継続する場合は、受信されたデータがメモリ13に転送され(S407)、このデータから付加された固有番号の検出が始まる(S408)。付加情報の解読処理によって、固有番号が検出できた場合(S409)は、メモリ13から受信データをインタフェース12を通して記憶部11に転送し、記憶させる(S410)。また、固有番号が検出できなかった場合は、メモリ19に記録された固有番号18aが受信データに付加され(S414)、記憶部11に転送されて記憶される(S415)。この後、表示手段にデータ受信が終了したことを表示させ(S411)、受信処理が終了する。
【0039】
また、図5に本装置のデータ送信の処理の流れを示す。
データ受信のときと同様に、データの送信の指示がなされると、ネットワークとの接続が確立されているかが判定され(S501)、確立されていない場合は、接続が確立できる状態か判定され(S502)、できない場合は表示手段にネットワークとの接続が確立できなかったことを表示し(S511)、処理を終了する。
【0040】
ネットワークとの接続が確立されると(S503)、IPアドレスやMACアドレス等の本装置の固有番号18aがメモリ19に記憶され(S504)、記憶部11に記憶されている送信データをメモリ13に転送する(S505)。
【0041】
この後、使用者から指示手段の操作等によって、送信データの転送の中断が指示されると(S506)、表示手段に中断することを表示させて(S512)、処理を終了する。
【0042】
データ転送を継続する場合は、送信データに付加された固有番号を検出し(S507)、付加情報の解読処理によって、固有番号が検出できた場合(S508)は、メモリ13から送信データをインタフェース16を通してネットワークに送信する(S509)。また、固有番号が検出できなかった場合は、メモリ19に記憶された固有番号18aを送信データに付加し(S513)、ネットワークに送信する(S514)。この後、表示手段にデータ送信が終了したことを表示させ(S510)、送信処理が終了する。
【0043】
ところで、送受信するデータに付加される固有番号は、例えば電子透かしのように、通常のデータの使用には何ら影響を与えず、かつ使用者が容易には改ざんおよび解読できない方法で記録される。
【0044】
付加するデータを送受信データ自体に隠ぺいする電子透かしの手法としては、現在さまざまなものが提案されているが、ここでは例として、多値レベルで表現される画像データに電子透かしを利用して情報を埋め込む方法を示す。
【0045】
図6に画像データにおける濃度階調の表現の一例を示す。また、図7に電子透かしを利用した画像データへのデータ隠ぺい方法の一例を示す。以下、図6および図7を用いて説明する。
【0046】
図6の画像データでは、各画素の濃度は2×2のドットに、それぞれ面積で0〜4の値として示されているものとする。すなわち、濃度が0、1、2、3、4の場合のデータ表現方法としては、図6のようにそれぞれ1、4、6、4、1通りの方法が考えられる。このうち、濃度が1、2、3の場合の、それぞれ1パターンを特定して、これを通常使用せずに、情報を画像データに隠ぺいするときにのみ使用するようにする。
【0047】
情報の隠ぺいは、この通常使用されないパターンを利用して、例えばこのパターンが連続してあらわれる場合は「0」を表現し、1つ空けてあらわれる場合は「1」を、また2つ空けてあらわれる場合は情報の開始点を示すヘッダ部を表現するようにする。なお、濃度0および4が途中にあらわれた場合には、その部分は検出に影響を与えずに読み飛ばすことにする。
【0048】
この画像データから、まずヘッダを示すデータが検出された後、隠ぺいされた固有番号データの検出が始まる。この固有番号を示すデータ96bitとそのチェックサム8bitを含む計104bitのデータが正しく検出され、かつ検出されたチェックサムと実際に計算して求めた値とが一致した場合は、これらのデータを正規のデータであるとみなす。また、固有番号が検出できなかった場合、あるいはチェックサムが一致しなかった場合は、正規でないものとみなし、本装置側に与えられている固有番号を同様の電子透かしを利用して隠ぺいする。
【0049】
このような方法で固有番号を記録することによって、例えば個人的な使用に限って複製が許可されているデータを複製した場合等に、このデータの使用者は付加されたデータを認識することなく、何の制限も受けずにデータを使用することができる。
【0050】
なお、上記のデータ送受信装置では、受信時および送信時のデータから固有番号が検出できなかった場合に、本装置の固有番号のみを付加しているが、これとともに通信先として指定される固有番号(アドレス等)も付加することとしてもよい。さらに、ネットワーク上に存在するルータの固有番号も付加してもよい。これによって、データの流通経路をより詳しく確認することができる。
【0051】
また、上記のデータ送受信の処理内容は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムに記述しておくことができる。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理がコンピュータで実現される。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置や半導体メモリ等がある。市場に流通させる場合には、CD−ROMやフロッピーディスク等の可搬型記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、ネットワークを介して接続されたコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを通じて他のコンピュータに転送することもできる。コンピュータで実行する際には、コンピュータ内のハードディスク装置等にプログラムを格納しておき、メインメモリにロードして実行する。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のデータ送受信装置では、データを受信あるいは送信する際に、データの発信源や通過してきた機器またはそのアドレスを特定するIPアドレスやMACアドレスのような固有番号が、受信データあるいは送信データに必ず付加されるので、これらのデータが流通したときに、データの発信源あるいは流通経路を特定することができる。また、受信データあるいは送信データに固有番号が付加されても、使用者はこれらのデータを何の制限もなく使用することができる。
【0053】
さらに、本発明のデータ送信装置では、データの発信源や通過してきた機器またはそのアドレスを特定するIPアドレスやMACアドレスのような固有番号が、送信データに必ず付加された状態で送信されるので、これらのデータが流通したときに、データの発信源あるいは流通経路を特定することができる。
【0054】
また、本発明のデータ受信装置では、データの発信源や通過してきた機器またはそのアドレスを特定するIPアドレスやMACアドレスのような固有番号が、受信データに必ず付加された状態で受信され記録されるので、これらのデータが流通したときに、データの発信源あるいは流通経路を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ送受信装置の原理図を示す。
【図2】本発明に係るネットワークの構成の概略を示す図である。
【図3】本発明のデータ送受信装置の構成例を示す図である。
【図4】データ受信の処理の流れを示す図である。
【図5】データ送信の処理の流れを示す図である。
【図6】画像データにおける濃度階調の表現の例を示す図である。
【図7】電子透かしを利用した画像データへのデータ隠ぺい方法の例を示す図である。
【符号の説明】
1……データ送受信装置、2……送受信手段、3……固有番号検出手段、4……固有番号出力手段、5……固有番号付加手段、6……記憶手段、11……記憶部、12……インタフェース、13……メモリ、14……固有番号検出部、15……固有番号付加部、16……インタフェース、17……MPU、18……固有番号出力部、18a……固有番号、19……メモリ、20……データバス

Claims (6)

  1. ネットワーク上の他のコンピュータにデータの送信を行うデータ送信装置において、
    前記ネットワークに接続して前記データの送信を行う送信手段と、
    送信されるべき送信データ記憶する記憶手段と、
    前記送信データに付加された、前記ネットワーク上の何らかの機器の前記ネットワーク上の位置を示す第1の固有番号を検出する固有番号検出手段と、
    当該データ送信装置の前記ネットワーク上の位置を示す第2の固有番号を出力する固有番号出力手段と、
    前記固有番号検出手段で前記第1の固有番号が検出できなかったとき前記送信データに前記第2の固有番号と、前記送信データの送信先の機器の前記ネットワーク上の位置を示す第3の固有番号と、当該送信データの使用及び記録に影響を与えないように付加する固有番号付加手段
    を有するデータ送信装置。
  2. ネットワーク上の他のコンピュータからデータの受信を行うデータ受信装置において、
    前記ネットワークに接続して前記データの受信を行う受信手段と、
    受信された受信データに付加された、前記ネットワーク上の何らかの機器の前記ネットワーク上の位置を示す第1の固有番号を検出する固有番号検出手段と、
    前記データ受信装置の前記ネットワーク上の位置を示す第2の固有番号を出力する固有番号出力手段と、
    前記固有番号検出手段で前記第1の固有番号が検出できなかったとき前記受信データに前記第2の固有番号と、前記受信データの受信元の機器の前記ネットワーク上の位置を示す第3の固有番号と、当該受信データの使用及び記録に影響を与えないように付加する固有番号付加手段
    前記受信データを記憶する記憶手段
    を有するデータ受信装置。
  3. ネットワーク上の他のコンピュータにデータの送信を行うデータ送信方法において、
    記憶された送信されるべき送信データに付加された、前記ネットワーク上の何らかの機器の前記ネットワーク上の位置を示す第1の固有番号を検出し、
    前記第1の固有番号が検出された場合は前記送信データをそのまま送出し、
    前記第2の固有番号が検出されなかった場合は送信元の前記ネットワーク上の位置を示す第2の固有番号と、送信先の前記ネットワーク上の位置を示す第3の固有番号とを、当該送信データの使用及び記録に影響を与えないように前記送信データに付加して送信する
    データ送信方法。
  4. ネットワーク上の他のコンピュータからデータの受信を行うデータ受信方法において、
    前記データを受信し、
    受信された受信データに付加された、前記ネットワーク上の何らかの機器の前記ネットワーク上の位置を示す第1の固有番号を検出し、
    前記第1の固有番号が検出された場合は前記受信データをそのまま記録し、
    前記第1の固有番号が検出されなかった場合は受信先の前記ネットワーク上の位置を示す第2の固有番号と、受信元の前記ネットワーク上の位置を示す第3の固有番号と、当該受信データの使用及び記録に影響を与えないように前記受信データに付加して記録する
    データ受信方法。
  5. ネットワーク上の他のコンピュータにデータの送信を行うコンピュータに、
    記憶された送信されるべき送信データに付加された、前記ネットワーク上の何らかの機器の前記ネットワーク上の位置を示す第1の固有番号を検出するステップと、
    前記第1の固有番号が検出された場合は前記送信データをそのまま送出するステップと、
    前記第2の固有番号が検出されなかった場合は、送信元の前記ネットワーク上の位置を示す第2の固有番号と、送信先の前記ネットワーク上の位置を示す第3の固有番号とを、当該送信データの使用及び記録に影響を与えないように前記送信データに付加して送信するステップと
    を実行させるプログラム。
  6. ネットワーク上の他のコンピュータからデータの受信を行うコンピュータに、
    前記データを受信するステップと、
    受信された受信データに付加された、前記ネットワーク上の何らかの機器の前記ネットワーク上の位置を示す第1の固有番号を検出するステップと、
    前記第1の固有番号が検出された場合は前記受信データをそのまま記録するステップと、
    前記第1の固有番号が検出されなかった場合は、受信先の前記ネットワーク上の位置を示す第2の固有番号と、受信元の前記ネットワーク上の位置を示す第3の固有番号とを、当該受信データの使用及び記録に影響を与えないように前記受信データに付加して記録するステップと
    を実行させるプログラム。
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