JP4292103B2 - 座標入力装置 - Google Patents
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Description
前記上ケース51外周部側には平坦状の電極壁51aが形成され、この電極壁51aの中央部を突出させて軸ガイド部51bが形成され、この軸ガイド部51bの中央に、円形の操作穴1cが形成されている。
また、上ケース51には、図示左右のコーナ部からは、一対のカシメ脚51dが下方に延出形成されている。
また、空洞部52bを構成する底壁52dの中央部には、スイッチ収納部52eが所定深さで形成されている。
この固定電極53は、4等分された第1電極〜第4電極にリード部53aが接続されて、カバー52aから外部に導出されている。
また、スイッチ収納部52eの底面には、円形状の中央固定接点54aと、この中央固定接点54aの外側に、例えば馬蹄形状の周辺固定接点54bとからなるスイッチ回路54が、下ケース52に形成されている。
また、中央固定接点54a、周辺固定接点54bには、底壁52dから外部に導出される外部端子54c、54dがそれぞれ接続されている。
また、鍔部55bの下部には、操作部55aの直径寸法より大きい支持部55cと、この支持部55cの下部中央から下方に突出する接点押圧部55dとが形成されている。
このような操作軸55は、操作部55aが上ケース51の操作穴51cから上方に挿通されて、鍔部55bが軸ガイド部51bの内面に当接して、水平方向の任意な方向にスライド移動可能になっている。また、操作軸55は、垂直方向に押圧可能になっている。
可動電極56が配設されている。前記可動電極56は、中央部に支持穴56aが形成され、この支持穴56aに操作軸55の支持部55cが嵌合している。
また、可動電極66は、外径寸法が空洞部52bの内径寸法より小さく形成され、空洞部52bの内周面と可動電極56の外周面との間の隙間部分に弾性部材57が配設されている。
そして、空洞部52bの内周面と可動電極56の外周面との間の隙間部分に弾性部材57を挿入して位置させると、可動電極56が弾性部材57の付勢力により、空洞部52bの中央部に位置するようになっている。
また、可動電極56の上下面には、絶縁性のシート部材58、58が配設されている。
そして、スイッチ収納部52eに収納した金属接点9は、操作軸55の接点押圧部55dが頂部に当接し、外周部がスイッチ回路54の周辺固定接点54bに当接して導通している。
このような従来の座標入力装置の操作を説明すると、まず、初期状態における操作軸5は、弾性部材57の弾性力によって、可動電極56、及び操作軸55が空洞部52bの中央部に位置した中立状態にある。
この初期状態における、上ケース1の電極壁51aと下ケース52のそれぞれの電極との間に発生する静電容量を制御部(図示せず)が読み取り可能になっている。
すると、図示左側の固定電極53と可動電極56との間の静電容量が初期値よりプラス側に変化する。
同時に、図示右側の固定電極53と可動電極56との間の静電容量が初期値よりマイナス側に変化する。
このような、静電容量の変化を制御部(図示せず)が検出すると、例えば携帯電話(図示せず)等のディスプレー上のカーソルを左方向の所望の位置に移動させることができるようになっている。
そして、金属接点59が平坦状に弾性変形して、頂部が中央固定接点54aに当接すると、中央固定接点54aと周辺固定接点4bとが、金属接点59を介して導通し、スイッチ回路54の接点の切り換えがされる。
前記スイッチ回路54の接点が切り換えられることにより、例えばディスプレー上のカーソルが位置する部分のメッセージ等を開くことができる。
また、操作軸55に加えていた水平方向、あるいは垂直方向の荷重を解除すると、操作軸55は弾性部材57および金属接点59の弾性力によって、
初期状態の中立状態に自動復帰するようになっている。
また、操作軸55のスライド操作で弾性部材57の断面形状を変形させるために、操作軸55に大きな操作力を加えないと可動電極56を適正にスライドさせることができなかった。
そのために、女性あるいは子供等では、操作軸55を大きくスライド操作することができなくて、所望の座標入力ができないおそれがあった。
前記第1または第2カバーのいずれか一方には、無端状の弾性部材の内周部を支持する支持部が形成され、前記スライド操作する前の初期状態における前記可動部材は、前記弾性部材に弾性付勢されて前記支持部と対向状態にあり、
前記筐体内には、前記可動部材のスライド方向およびスライド量を検出可能な検出手段が配設され、前記初期位置にある前記可動部材を一方向に前記スライド操作すると、前記弾性部材が一方向に伸張すると共に、前記検出手段によって前記可動部材のスライド方向およびスライド量が検出可能になっており、
前記可動部材の前記スライド操作を解除すると、前記一方向に伸張した前記弾性部材の付勢力で前記可動部材が前記初期位置に自動復帰するようにしたことを特徴とする。
前記可動部材の外周部には、無端状の弾性部材が配設され、前記可動部材と対向する側に前記弾性部材の内周部を支持する支持部材が配設され、前記スライド操作する前の初期状態における前記可動部材は、前記弾性部材に弾性付勢されて前記支持部材と対向状態にあり、
、前記支持部材は、複数の歪み検出センサを有する検出手段の操作軸に支持され、
前記初期位置にある前記可動部材を一方向に前記スライド操作すると、前記弾性部材が一方向に伸張して、前記支持部材を介して前記操作軸に傾倒荷重が加わり、前記操作軸の傾倒を前記歪み検出センサが検出することにより、前記可動部材のスライド方向およびスライド量が検出可能になっており、
前記可動部材の前記スライド操作を解除すると、前記伸張した前記弾性部材の付勢力で前記可動部材が前記初期位置に自動復帰するようにしたことを特徴とする。
前記ガイド溝には、前記ガイド部の外周端部を弾性付勢可能な無端状の弾性部材が配設され、前記操作軸は、前記傾倒操作する前の初期状態において、直立状になっていると共に、前記弾性部材に弾性付勢された前記ガイド部の前記外周端部が水平状になっており、前記初期位置において前記操作軸を一方向に傾倒操作すると、前記ガイド部の前記外周端部に押された前記弾性部材が付勢力に抗して一方向に伸長し、前記操作軸の傾倒操作を解除すると、前記弾性部材の付勢力で前記操作軸が前記初期状態に自動復帰するようにしたことを特徴とする。
また、市販の低コストの可変抵抗器を用いることができ、コストダウンが可能である。
また、1個の可動部材のスライド操作で、第1、第2検出手段を操作することができる。
また、市販の低コストの可変抵抗器を用いることができ、コストダウンが可能である。
前記第1カバー2の内部には、図3に示すように、下方に所定高さで突出する円形状の支持部2aが形成され、支持部2aの中央部には、所定の大きさの貫通孔2bが形成されている。また、第2カバー3の内面3aには、後述する第1、第2検出手段7、8を埋込して取り付け可能な溝部3bが、図4に示すように、T字状に彫り込み形成されている。
また、筐体4の互いに対向する第1、第2カバー2、3間には、空洞部4aが形成されている。
前記支持部2aと対向する側の空洞部4aには、外径寸法が支持部2aと同じに形成された可動部材5が、、所定厚さで円板状に形成されて配設されている。
また、図4に示す可動部材5には、摘み部5aの左側に、矢印AのY軸方向に縦長状に形成された第1支持孔5bと、摘み部5aの右側に、矢印BのX軸方向に横長状に形成された第2支持孔5cとが、摘み部5aを挟んで直交する方向に形成されている。
そして、スライド操作する前において初期状態にある可動部材5は、外周部が弾性部材6に弾性付勢されて、支持部2aと対向した状態になっている。
また、可動部材5と対向する側の第2カバー3には、可動部材5のスライド方向およびスライド量を検出可能な第1、第2検出部材7、8が配設されている。
前記第1、第2検出部材7、8は、操作軸7a、8aをスライド操作することにより、抵抗値が可変する一般的なスライド型の可変抵抗器からなっている。
また、第1カバー2の貫通孔2bから上方に突出する可動部材5の摘み部5aには、操作部材9が取り付けられ、この操作部材9が、第1カバー2の上面2cに形成した凸部2dに当接した状態でスライド可能になっている。
そのために、操作部材9をスライド操作するときに、可動部材5が斜めになることがなく、可動部材5を第1、第2カバー2、3に沿ってスム−ズに確実にスライド操作可能になっている。
すると、支持部2aに支持したコイルバネからなる弾性部材6が一方向に伸張すると共に、第1支持孔5bに支持した第1検出手段7の支持軸7aが一方向にスライドする。このことにより、第1検出手段7の抵抗値が所定量可変する。
また、この時の第2支持孔5cに支持した支持軸8aは、第2支持孔5cだけが一方向にスライドして動かないので、第2検出手段8の抵抗値は変化しない。
また、可動部材5を任意の方向にスライドさせると、それぞれの支持軸7a、8aが、第1、第2支持孔5b、5cに沿って所定量スライドして、第1、第2検出手段7、8の抵抗値がそれぞれ変化して、可動部材5のスライド方向およびスライド量が検出可能になっている。
このような本発明の第1の実施の形態の座標入力装置1を、例えばゲーム機等に用いることにより、ディスプレー上に表示されたキャラクタ等を、可動部材5のスライドに連動して任意の方向に移動操作可能になっている。
尚、本発明の第1の実施の形態の説明では、弾性部材6を支持する支持部2aを第1カバー2に形成したもので説明したが、第1、第2検出手段7、8を取り付けた、第2カバー3の内面3aの溝部3bを除く部分に支持部(図示せず)を形成しても良い。
即ち、第1または第2カバー2、3のいずれか一方に、無端状の弾性部材6の内周部を支持する支持部が形成されていれば良い。
本発明の第2の実施の形態の座標入力装置11は、図7に示すように、互いに対向させて配設した第1、第2カバー12、13を有する筐体14が配設されている。前記第1カバー12の上部壁12aの中央部には、所定の大きさの貫通孔12bが形成されている。
前記支持部13bの中央部には、第1検出手段7を埋込して取り付け可能な溝部13cが矢印Bの左右方向に彫り込み形成されている。
そして、溝部13cに挿入した第1検出手段7は、操作軸7aが矢印BのX軸方向にスライド操作可能になっている。
また、筐体14の互いに対向する第1、第2カバー12、13間には、空洞部14aが形成され、この空洞部14a内に上面視が、第2カバー13の支持部13bより大きな径寸法の円形状に形成された可動部材15が配設されている。
また、付勢部15bの中央部には、第2検出手段8を埋込して取り付け可能な溝部15cが矢印Aの上下方向に彫り込み形成されている。
そして、溝部15cに挿入して取り付けた第2検出手段8は、図8に示すように、第2カバー13に取り付けた第1検出手段7とX字状に交叉して配設されている。そのために、第1、第2検出手段7、8の配設面積を第1の実施の形態より小さくできる。
また、第1、第2検出手段7、8は、それぞれの支持軸7a、8aが互いに対向するように配設されている。
前記隙間部16には、第1、第2検出手段7、8の互いに対向するそれぞれの支持軸7a、8aが位置しており、それぞれの支持軸7a、8aが接続部材17で接続されて一体化されている。
そのために、可動部材15をスライド操作すると、それぞれの操作軸7a、8aが同時に操作可能になっている。
この可動部材15が一方向にスライドすることで、第2検出手段8も同方向に移動する。同時に、支持部13aに支持された弾性部材6が一方向に伸張すると共に、支持軸8aに接続されて一体化された第1検出手段7の支持軸7aが一方向にスライドする。このことにより、第1検出手段7の抵抗値が所定量可変する。
また、この時の第2検出手段8は、可動部材15共に一方向にスライドするだけで、支持軸8aは動かないので、抵抗値は変化しないようになっている。
また、可動部材15を任意の方向に所定量スライドさせると、それぞれの支持軸7a、8aが、所定量スライドして、第1、第2検出手段7、8の抵抗値がそれぞれ変化して、可動部材15のスライド方向およびスライド量が検出可能になっている。
また、第1の実施の形態と同様に、可動部材15のスライド操作を解除すると、伸張した弾性部材6が初期状態に復帰しようとする付勢力で、可動部材15がスライド操作する前の初期位置に自動復帰して、支持部13bと付勢部15bとが対向状態となる。
本発明の第3の実施の形態の座標入力装置21は、図11に示すように、互いに対向させて配設した第1、第2カバー22、23を有する筐体24が配設されている。前記第1カバー22の上部壁22aの中央部には、所定の大きさの貫通孔22bが形成されている。
そして、空洞部24a内には、第1カバー22の上部壁22aの内面に接した状態で任意の方向にスライド操作可能な可動部材25が配設されている。
前記可動部材25には、所定の厚さで上面視の形状が円形状の付勢部25aと、この付勢部25aの中央部から上方に突出する摘み部25bとが形成されている。
そして、摘み部25aが第1カバー22の貫通孔22b内に位置するようになっている。
そして、互いに対向する可動部材25と支持部材26の外周部には、コイルバネからなる弾性部材6が配設されている。
また、支持部材26の下方で第2カバー23の凹部23b内には、複数の歪みセンサを有する検出手段27が配設され、この検出手段27で可動部材25のスライド方向およびスライド量を検出可能になっている。
また、センサ基板25aの上面または下面には、抵抗体等からなる歪みセンサ(図示せず)が、印刷等で形成されている。
そして、センサ基板27aの外周部側が第2カバー23の凹部23bの底面にネジ等で固着されている。また、支持部材26は、嵌合孔26aが操作軸27bに嵌合されて検出手段27に支持されていると共に下面側の外周端部寄りが高さ規制部材28に支持されている。
このような構成の本発明の第3の実施の形態の座標入力装置21は、検出手段27が1個で良く、部品点数を削減できると共に組立が容易である。
また、本発明のそれぞれの実施の形態の第2カバー3、13、23側には、スイッチ回路(図示せず)が形成され、可動部材5、15、25を押圧操作することによりスイッチ回路の接点を切換可能にしたものでも良い。
このようなスイッチ回路付きの座標入力装置は、可動体5、15、25のスライド操作と押圧操作とで多種類の座標入力ができ、用途を拡張することができる。
また、一般的な押し釦スイッチからなるスイッチ回路(図示せず)を第1カバー2、12、22側に設け、可動部材5、15、25の押圧操作で押し釦スイッチがON/OFFするようにしたものでも良い。
また、操作軸32は、傾倒支持部32aから図示下方の一端部方向に延長させて延長部32bが形成され、反対側の図示上方の他端部32cに操作部材33が軸支されている。
そのために、操作軸32の他端部32cに例えば図示左右方向の傾倒荷重を加えると、操作軸32は、傾倒支持部32aを支点として傾倒すると共に、ガイド部34がガイド溝35a内を左右方向に移動する。図13は、操作軸32を右方向に傾倒操作した時を状態を示している。
即ち、ガイド溝35aは、第1、第2ケース35c、35dに挟まれて、操作軸32が中心線Sに対して角度α傾倒可能になっている。そして、操作軸32が傾倒すると、ガイド部34が傾倒支持部32aを支点として、円運動してガイド溝35a内をスライドするようになっている。
また、筐体35んp空洞部35b内には、操作軸32の傾倒支持部32aを支持可能な支持部35eが形成され、この支持部35eによって、操作軸32が任意の方向に傾倒可能になっている。
また、初期状態における操作軸32を一方向に傾倒操作すると、弾性部材36がガイド部34に押されて一方向に伸長し、操作軸32の傾倒操作を解除すると、弾性部材36の付勢力で操作軸32が初期状態に自動復帰するようになっている。
前記検出手段37は、傾倒操作する操作軸32の延長部32bによってスライド操作可能なスライド型の可変抵抗器からなっている。
そして、検出手段37は、図14に示すように、操作軸32のX軸方向の傾倒を検出可能な図示縦長状の第1可変抵抗器と、前記操作軸のY軸方向の傾倒を検出可能な図示横長状の第2可変抵抗器39とが十字状に交叉して配設されている。
前記第1可変抵抗器38は、操作軸32の一端部側の延長部32bがスライド自在に嵌合可能なスライド溝38aが形成され、このスライド溝38aの外側にブラシ状の摺動子38bが取り付けられている。
また、検出手段37の下方側の筐体35の基部には、カーボン等からなる抵抗体パターン(図示せず)が形成され、それぞれの摺動子38b、39bが抵抗体パターン上を摺動すると、それぞれの摺動子38b、39bと抵抗体パターンに形成した端子との間の抵抗値が変化するようになっている。
そして、第1、第2可変抵抗器38、39の抵抗値の変化を制御部(図示せず)が演算することで、操作軸32の傾倒量および傾倒方向が検出される。
前記検出された操作軸32の傾倒量および傾倒方向に対応して、ディスプレー上のカーソル等を所望の位置に移動させることができる。
まず座標入力装置41は、図示縦長状の操作軸42を有し、この操作軸42は、
図示下方の一端部側に傾倒支持部42aが形成され、この傾倒支持部42aが筐体35側の支持部35eに支持されている。また、操作軸42は、傾倒支持部42aの下方にスイッチ操作部42bが形成され、図示上方の他端部42cに操作部材33が軸支されている。
また、直立状態の初期状態における操作軸42は、弾性部材の付勢力でガイド部34が上方に押し上げられて、ガイド部34とガイド溝35aとの間に所定寸法の隙間35fが形成されている。
このような操作軸42は、初期状態において、他端部42cに軸支した操作部材33に傾倒荷重を加えると、弾性部材36の付勢力に抗してガイド部34がガイド溝35a内をスライドすると共に、傾倒支持部42aを支点として傾倒する。
また、初期状態において、操作部材33を下方に押圧操作すると、筐体35の支持部35eが撓んで、操作軸42が隙間35fによって、図示下方に所定のストローク降下するようになっている。
また、固定接点43aと所定の隙間を有して対向する上方には、可動接点43cが形成され、この可動接点43cが撓み可能なフィルム部材43dに形成されている。
そして、図16に示すように、操作軸42を角度α一方向に傾倒操作することにより、ガイド部34に押圧されて伸長した弾性部材36が、フィルム部材43dを介して可動接点43cを押圧することにより、可動接点43cが固定接点43aに接触してスイッチ回路が切り換わる。このことにより、操作軸42の傾倒方向が検出可能になっている。
前記第2検出手段44は、筐体35の基部(図示せず)上にハード基板45が配設され、このハード基板45上にスイッチ載置台46が突出形成されている。
前記スイッチ載置台46上には、図19に示すように、ドーム状で反転可能なメタルコンタクト47が配設されている。
そして、メタルコンタクト47は、円形状の外周部が、リング状の第1接点部46a上に反転可能に載置されている。
前記第2検出手段44のスイッチ回路が切り換わることにより、例えばコンピュータ等のディスプレー上のカーソルが位置する部分のメッセージ等を開くことができる。
尚、第1、第2検出手段43、44は、前述したような構成に限定されず、例えばタクトスイッチ等の小型スイッチ(図示せず)を配設し、この小型スイッチを弾性部材36および操作軸42のスイッチ操作部42bが操作するようにしたものでも良い。
2 第1カバー
2a 支持部
2b 貫通孔
3 第2カバー
4 筐体
4a 空洞部
5 可動部材
5a 摘み部
5b 第1支持孔
5c 第2支持孔
6 弾性部材
7 第1検出手段
7a 操作軸
8 第2検出手段
8a 操作軸
9 操作部材
11 第2の実施の形態の座標入力装置
21 第3の実施の形態の座標入力装置
31 第4の実施の形態の座標入力装置
41 第5の実施の形態の座標入力装置
Claims (22)
- 互いに対向させて配設した第1、第2カバーを有する筐体と、前記第1、第2カバー間に狭持した状態で前記第1、第2カバーに沿ってスライド操作可能な可動部材とを備え、
前記第1または第2カバーのいずれか一方には、無端状の弾性部材の内周部を支持する支持部が形成され、前記スライド操作する前の初期状態における前記可動部材は、前記弾性部材に弾性付勢されて前記支持部と対向状態にあり、前記筐体内には、前記可動部材のスライド方向およびスライド量を検出可能な検出手段が配設され、前記初期位置にある前記可動部材を一方向に前記スライド操作すると、前記弾性部材が一方向に伸張すると共に、前記検出手段によって前記可動部材のスライド方向およびスライド量が検出可能になっており、前記可動部材の前記スライド操作を解除すると、前記一方向に伸張した前記弾性部材の付勢力で前記可動部材が前記初期位置に自動復帰するようにしたことを特徴とする座標入力装置。 - 前記検出手段は、操作軸をスライド操作することにより抵抗値が可変するスライド型の可変抵抗器からなり、前記可動部材のX軸方向のスライドを検出可能な第1検出手段と、前記可動部材のY軸方向のスライドを検出可能な第2検出手段とで構成されていることを特徴とする請求項1記載の座標入力装置。
- 前記弾性部材は、所定寸法の線径からなる線材をコイル状に巻回したコイルバネからなることを特徴とする請求項1または2記載の座標入力装置。
- 前記可動部材には、前記第1カバーから外方に突出する摘み部が形成され、この摘み部に前記可動部材を前記スライド操作可能な操作部材が取り付けられ、この操作部材が前記第1カバーの上面に当接した状態でスライド可能になっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の座標入力装置。
- 前記第1、第2検出手段は、前記第2カバー側にそれぞれ配設され、それぞれの前記操作軸のスライド操作方向が互いに直交する方向になるように前記第2カバー側に配設されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の座標入力装置。
- 前記可動部材には、前記第1検出手段の前記操作軸を支持する第1支持孔と、前記第2可変抵抗器の前記操作軸を支持する第2支持孔とが形成され、前記第1支持孔は、Y軸方向に縦長状に形成されて前記第1検出手段の前記操作軸を前記Y軸方向にスライド可能に支持し、前記第2支持孔は、X軸方向に横長状に形成されて前記第2検出手段の前記操作軸を前記X軸方向にスライド可能に支持していることを特徴とする請求項5記載の座標入力装置。
- 前記第1検出手段を前記第2カバー側に配設し、前記第2検出手段を前記可動部材側に配設し、前記第1、第2検出手段は、それぞれの操作軸のスライド操作方向が互いに交叉するように配設されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の座標入力装置。
- 前記第1、第2検出手段は、それぞれの前記操作軸が接続部材で接続されて、前記可動部材をスライド操作すると、それぞれの前記操作軸が同時に操作可能になっていることを特徴とする請求項7記載の座標入力装置。
- 前記第1または第2カバー側には、スイッチ回路が形成され、前記可動部材を押圧操作することにより前記スイッチ回路の接点が切換可能になっていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の座標入力装置。
- 互いに対向させて配設した第1、第2カバーを有する筐体と、前記第1、第2カバー間に狭持した状態で前記第1、第2カバーに沿ってスライド操作可能な可動部材とを備え、
前記可動部材の外周部には、無端状の弾性部材が配設され、前記可動部材と対向する側に前記弾性部材の内周部を支持する支持部材が配設され、前記スライド操作する前の初期状態における前記可動部材は、前記弾性部材に弾性付勢されて前記支持部材と対向状態にあり、前記支持部材は、複数の歪み検出センサを有する検出手段の操作軸に支持され、
前記初期位置にある前記可動部材を一方向に前記スライド操作すると、前記弾性部材が一方向に伸張して、前記支持部材を介して前記操作軸に傾倒荷重が加わり、前記操作軸の傾倒を前記歪み検出センサが検出することにより、前記可動部材のスライド方向およびスライド量が検出可能になっており、前記可動部材の前記スライド操作を解除すると、前記伸張した前記弾性部材の付勢力で前記可動部材が前記初期位置に自動復帰するようにしたことを特徴とする座標入力装置。 - 前記弾性部材は、所定寸法の線径からなる線材をコイル状に巻回したコイルバネからなることを特徴とする請求項10記載の座標入力装置。
- 前記第1または第2カバー側には、スイッチ回路が形成され、前記可動部材を押圧操作することにより前記スイッチ回路の接点が切換可能になっていることを特徴とする請求項10または11記載の座標入力装置。
- 傾倒操作可能な操作軸と、この操作軸の一端部側に形成した傾倒支持部を支持可能な筐体とを備え、前記操作軸には、長手方向の他端部寄りの位置に前記一端部側の前記傾倒支持部を覆うような内部が空洞で半球状のガイド部が形成され、前記筐体には、前記半球状のガイド部をガイドして支持可能なガイド溝が形成されていると共に、前記操作軸により操作可能な検出手段が配設され、
前記ガイド溝には、前記ガイド部の外周端部を弾性付勢可能な無端状の弾性部材が配設され、前記操作軸は、前記傾倒操作する前の初期状態において、直立状になっていると共に、前記弾性部材に弾性付勢された前記ガイド部の前記外周端部が水平状になっており、前記初期位置において前記操作軸を一方向に傾倒操作すると、前記ガイド部の前記外周端部に押された前記弾性部材が付勢力に抗して一方向に伸長し、前記操作軸の傾倒操作を解除すると、前記弾性部材の付勢力で前記操作軸が前記初期状態に自動復帰するようにしたことを特徴とする座標入力装置。 - 前記操作軸は、前記傾倒支持部を支点として傾倒可能になっていると共に、前記傾倒支持部から一端部方向に延長させて延長部を形成し、この延長部が位置する部分の前記筐体に、前記操作軸の傾倒量および傾倒方向を検出可能な前記検出手段を配設したことを特徴とする請求項13記載の座標入力装置。
- 前記検出手段は、傾倒操作する前記操作軸の前記延長部によってスライド操作可能なスライド型の可変抵抗器からなり、前記操作軸のX軸方向の傾倒を検出可能な第1可変抵抗器と、前記操作軸のY軸方向の傾倒を検出可能な第2可変抵抗器とで構成されていることを特徴とする請求項13または14記載の座標入力装置。
- 前記検出手段は、前記操作軸の傾倒操作で伸長した前記弾性部材によって操作されて、前記操作軸の傾倒方向を検出可能な第1検出手段からなることを特徴とする請求項13記載の座標入力装置。
- 前記第1検出手段は、所定のギャップを挟んで対向配置した固定接点と可動接点とを有するスイッチ回路からなり、前記伸長した前記弾性部材が前記可動接点を押圧することにより、前記可動接点が前記固定接点に接触して前記スイッチ回路が切り換わるようにしたことを特徴とする請求項16記載の座標入力装置。
- 前記第1検出段は、撓み可能なフィルム部材に前記可動接点が形成され、このフィルム部材と前記固定接点との間に所定厚さのスペーサを配設したことを特徴とする請求項17記載の座標入力装置。
- 前記第1検出手段は、前記弾性部材と対向する前記ガイド溝の底部に、所定の間隔を有して円周方向に複数個形成したことを特徴とする請求項16乃至18のいずれかに記載の座標入力装置。
- 前記可動接点と前記固定接点とは、導電性のカーボン膜からなることを特徴をする請求項17乃至19のいずれかに記載の座標入力装置。
- 前記操作軸は、軸方向に押圧操作可能になっており、前記一端部側と対向する前記筐体側に第2検出手段を配設し、この第2検出手段は、前記操作軸の押圧操作により操作可能になっていることを特徴とする請求項16乃至20のいずれかに記載の座標入力装置。
- 前記第2検出手段は、ドーム状で反転可能なメタルコンタクトと、このメタルコンタクトの下部に互いに絶縁されて形成された第1、第2接点部とを有するスイッチ回路とからなり、前記操作軸の押圧操作による前記メタルコンタクトの反転で、前記第1、第2接点部が導通して前記スイッチ回路が切り換わるようにしたことを特徴とする請求項21記載の座標入力装置。
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