JP4291663B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

Description

本発明は、チャネル選択機能を有する液晶表示装置に関し、特に、入力信号がディジタル信号である場合、その周波数によってディジタル信号レシーバーから出力される信号のチャネルを自動選択することができる機能を有する液晶表示装置に関する。

図１は、一般の液晶表示装置の構成を示している。
図１に示すように、液晶表示装置は大別して、外部のデータと電源とを受け取る変換ボードと、変換ボードの出力をＬＶＤＳレベルに転換させるＬＶＤＳ部と、入力部を介してＬＶＤＳ部からデータと電源を供給されるＬＣＤモジュールとからなる。
ここで、変換ボードは、ディジタル信号受信用のディジタル信号レシーバー（ＴＭＤＳレシーバー）と解像度の調節のためのスケーラーを含み、ＬＣＤモジュールは、ＬＣＤパネルに装着される駆動ＩＣを動作させるためのデータ、クロック信号及び各種制御信号を出力するタイミング制御部の以外にＬＣＤパネル、駆動ＩＣ、インバータ及びバックライト等からなる。

一般に、入力データ信号がディジタル信号（ＤＶＩ）の場合、ディジタル信号データと共に受け取られるドットクロックは、ディジタル信号レシーバー（ＴＭＤＳレシーバー）とスケーラーを含む変換ボードで２分周された後、２つのチャネル（ｅｖｅｎ， ｏｄｄ ｃｈａｎｎｅｌ ： 偶数または奇数駆動ドライバに印加される信号チャネル）を通過した後、ＬＶＤＳ部とＬＣＤモジュールの入力部とを介してタイミング制御部と駆動ＩＣに伝達され、最終的に、パネル上にデータが表示されることになる。ここでＬＶＤＳ部に印加されるディジタル信号データは、変換ボードに印加される信号周波数と同一であり、２分周されてＬＶＤＳ部に印加される信号はドット信号である。しかし、変換ボードにスケーラーを含む図１の場合とは異なる図２の場合のように、スケーラーを含まない状態で変換ボードにディジタル信号（ＤＶＩ）が印加される場合でも、ディジタル信号レシーバーさえあれば、フルスケーリングはできないが、液晶表示装置の中央や一方に片寄るところにディスプレイが可能であった。

しかし、図２の場合のように、スケーラーを除去して設計した液晶表示装置の場合、入力信号であるディジタル信号に含まれたドット信号がディジタルレシーバーを介して２つのチャネルを介して２分周された後、低電圧差動信号直列インターフェース（ＬＶＤＳ部）を介してタイミング制御部と駆動ＩＣとに印加される時、前記２分周される特定解像度の周波数がタイミング制御部や駆動ＩＣを動作させることに必要な最小周波数より低い場合が存在し、この場合には表示が不可能になる問題がある。

表示が不可能な信号が入力された場合に、入力信号とは非同期のクロック及び同期信号に切換える方法が提案されている（例えば、特許文献１参照）。しかし、この方法は複雑な回路が必要であるという問題点がある。
特開２００１−９２４２５号公報

本発明は、前述の問題を解決するために提案されたもので、入力信号がディジタル信号の場合、解像度の調節のためのスケーラーが不要で、その代わりにディジタル信号レシーバーでチャネルを選択する機能を備えて、２つのチャネルを介して２分周されるドット信号の周波数がタイミング制御部や駆動ＩＣが動作することができる最小限の周波数より低い場合は、１つのチャネルのみを使用してタイミング制御部や駆動ＩＣが動作することができる最小限の周波数より大きくし、タイミング制御部や駆動ＩＣが動作することができる最小限の周波数より高い場合には、従来の方法の通り、２つのチャネルを使用することにより、入力信号によりチャネルを選択することができる機能を備えるようにして、スケーラーのない場合にも安定されたディスプレイが可能にした液晶表示装置を提供することを目的とする。

本発明に係る実施の形態であって、外部電源とドット信号を含むディジタルデータ信号を基本的に受信する変換ボードを備える液晶表示装置の変換ボードは、前記外部電源及び前記ドット信号とを含むディジタル信号を受信するディジタル信号レシーバーと、前記ディジタル信号レシーバーから２分周され、出力される前記ドット信号の周波数が前記液晶表示装置の駆動装置で使用される周波数より高いかどうかを比較する比較機を備える。
本発明において、２分周されるドット信号の周波数が前記駆動装置で使用される周波数より高い場合には、ディジタル信号レシーバーの２チャネルを使用して前記液晶表示装置のモジュールに前記ディジタル信号を印加し、２分周されるドット信号の周波数が前記駆動装置で使用される周波数より低い場合には、ディジタル信号レシーバーの１チャネルを使用して前記液晶表示装置のモジュールに前記ディジタル信号を印加する。
本発明において、ドット信号の周波数を判断するために、前記比較機には前記ディジタルデータ信号中で垂直周波数信号または水平周波数信号を印加する。

本発明に係る液晶表示装置は、変換ボードの中で高コストで、しかも大面積を占めていたスケーラーを使用しないので、製造コストを低減する効果がある。

以下、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態について、より詳細に説明する。
図３は、本発明に係る変換ボードを備える液晶表示装置の実施の形態である。図３に示すように、本発明に係る液晶表示装置の変換ボードは、ディジタル信号受信用のディジタル信号レシーバー（ＴＭＤＳレシーバー）と比較機とを備えており、以下のように動作する。

ディジタルデータ信号がディジタル信号レシーバーに印加されるとディジタル信号レシーバーの出力信号において、ドット信号の周波数情報を含む水平周波数信号（Ｈｓｙｎｃ）が比較機に印加される（或は、ドット信号の周波数情報を含む垂直周波数信号（Ｖｓｙｎｃ）を使用することもできる）。水平周波数信号を受信した比較機はディジタル信号レシーバーの２つのチャネルにより２分周される周波数を計算し、この周波数の値がタイミング制御部や駆動ＩＣが動作することができる最小限の周波数より高いがどうかを比較する。

比較の結果、２つのチャネルにより２分周される周波数が低電圧差動信号直列インターフェース（ＬＶＤＳ）が動作することができる最小限の周波数より高い場合、比較機はディジタル信号レシーバーに、例えば、ハイレベルの信号を転送する。ハイレベルの信号を受信したディジタル信号レシーバーは、２つのチャネルを使用するようにセットされて、入力ディジタル信号に含まれたドット信号を２分周し、２つの低電圧差動信号直列インターフェース（ＬＶＤＳ）に転送する。２つの低電圧差動信号直列インターフェース（ＬＶＤＳ）を経た信号はタイミング制御部と駆動ＩＣとに転送され、正常なディスプレイ動作が可能にする。

一方、２つのチャネルにより２分周される周波数が低電圧差動信号直列インターフェース（ＬＶＤＳ）が動作することができる最小限の周波数より低い場合、比較機はディジタル信号レシーバーにロウレベルの信号を転送する。ロウレベルの信号を受信したディジタル信号レシーバーは１つのチャネルを使用するようにセットされる。この場合は、入力ディジタル信号に含まれたドット信号は分周されることなく、また、ディジタル信号は１つの低電圧差動信号直列インターフェース（ＬＶＤＳ）のみに転送される。２分周されていないドット周波数はタイミング制御部と駆動ＩＣが動作することができる最小限の周波数より低いので、タイミング制御部と駆動ＩＣとは正常に動作する。

スケーラーを含む変換ボードを有する一般の液晶表示装置の構成図である。 スケーラーを含まれない変換ボードを有する一般の液晶表示装置の構成図である。 比較機を含む変換ボードを有する本発明に係る液晶表示装置の構成図である。

Claims (2)

1. 外部電源とドット信号を含むディジタルデータ信号を受信する変換ボードを備える液晶表示装置において、前記変換ボードは、
   前記外部電源及び前記ドット信号と、を含むディジタル信号を受信するディジタル信号レシーバーと、
   前記ディジタル信号レシーバーから２分周され、出力される前記ドット信号の周波数が前記液晶表示装置のタイミング制御部及び駆動ＩＣを動作させることに必要な最小周波数より高いかどうかを比較する比較機を備え、
   前記２分周されたドット信号の周波数が前記タイミング制御部及び駆動ＩＣを動作させることに必要な最小周波数より高い場合には、前記ディジタル信号レシーバーの２チャネルを使用して前記液晶表示装置のモジュールに前記ディジタル信号を印加し、前記２分周されたドット信号の周波数が前記タイミング制御部及び駆動ＩＣを動作させることに必要な最小周波数より低い場合には、前記ディジタル信号レシーバーの１チャネルを使用して前記液晶表示装置のモジュールに前記ディジタル信号を印加することを特徴とする液晶表示装置。
2. 前記ドット信号の周波数を判断するために、前記比較機には前記ディジタルデータ信号中で垂直周波数信号または水平周波数信号を印加することを特徴とする請求項１に記載の液晶表示装置。

Images