JP4290965B2 - デジタル画像の品質を改善する方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタル形式の画像処理に関するものであって、特に、最適でない露出で得られた画像の品質を改善するため、デジタルスチルカメラで有利に用いることができる方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタルスチルカメラ(すなわちDSC)は現在、デジタル画像を得る装置のうちで最も一般的に用いられている。高解像度のセンサと、低費用で且つ低電力消費量のデジタル信号処理装置(DSP)との双方が商業で容易に利用されているという事実は、かなりの解像度及び品質の画像を得ることができるデジタルスチルカメラの改善につながっている。
【0003】
これらカメラでは、従来のスチルカメラでも同様に、依然として解決するのが困難な問題が、収集段階で用いられる最良の露出を判断することによって代表される。
絞りの大きさ及びシャッタ速度の双方に作用することによって得られる露出制御は、収集中、センサ特に、センサを構成する感光性セルに衝突する光の量を制御することを可能にする。デジタルスチルカメラでは、ゲイン又は、類似的に、感光性セルの感度を変化させることによって露出を調整することもできる。
【0004】
正確な露出は、収集手段の限定された動的応答を最適に用いることによって、良好で且つ均等の色調の画像を得、場面のコントラストを最適に再現し、場面内のいかなる照明変化をも最良に表現できるようにする。実際に、画素の数的表現とセンサ特性とに有効なビットの有限数を与えられると、デジタルスチルカメラは、所定の場面で見つけられる輝度変化に対して、限定された応答すなわち限定された動的範囲を有する。
【0005】
現代のデジタルスチルカメラは、露出を自動的に設定するのに幾つかの技術を用いる。これらの技術は“露出計”として知られており、複数の異なる基準に応じて動作する。しかし、これら基準のすべては、得るべき場面又はこの場面の特定の領域に関連した又は入射した光の量を判断する大きさに基づいている。
【0006】
ある技術は完全に自動であり、適切な例は、“平均/自動露出計”又は、更に複合の“マトリックス/インテリジェント露出計”に基づく技術によって代表される。他の技術は、この場合もカメラマンに露出の選択についてある制御を与え、従って、個人的な好みに対して余地を与え、或いは、特定の必要性を満足させることができる。
【0007】
露出を調整する種々の既知の方法にもかかわらず、しかもこれらの方法のいくつかの複雑性にもかかわらず、画像が、最適でない又は不適切な露出で得られることはどうしても珍しくない。
【0008】
いかなる場合でも、最良の露出の正確な定義は存在しない。その理由は、この定義が、画像の内容及び観察者の個人的な好みの双方によるためである。場面が特定の露出設定を必要としなければ、一般化を抽出し、最も重要な(内容又は知覚の基準によって最も重要なものに思われる)領域を、再現可能な範囲のほぼ中心のグレーレベル又は輝度で再現できる特定の露出を、最良と定義することができる。
【0009】
従って、最適な露出は、YCrCbの形式で表現されるとき、最も重要な領域に関連する輝度面Yのデジタル値の平均値が、存在可能なデジタル値の範囲のほぼ中心の値を有することを特徴とするデジタル画像を再現する。
【0010】
種々のいわゆる補正方法が、一般に、画像内の視感度分布を変更することによって、得られた画像の品質を改善することは知られている。
最も一般的な補正方法のうちの1つはいわゆる“ヒストグラム等化”であり、この方法は幾つかの既知の変形を有する。
【0011】
ヒストグラム等化は、特に米国特許第5923383号明細書に詳細に記載されており、画素の光強度に対応するデジタル値の分布のヒストグラムを画像から抽出し、次に、このヒストグラムを均等化して良好な品質の画像を形成させる。
【0012】
他の既知の露出補正方法と同様に、この方法に関連する問題は、知覚又は内容のどちらかの観点から重要である領域が画像に存在するという事実を考慮していないということである。
【0013】
更に、当業者に既知である方法は、デジタルスチルカメラに伝統的に用いられる補間処理後の画像に、センサによって形成された、1つの面が着色されたCFA(カラーフィルタアレイ)画像から開始して3つの全解像度面の画像を形成させるように作用することによって補正を行なう。この理由のため、既知の補正方法は計算費用の観点から最適でない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明は、最適でない露出で得られたデジタル画像の品質を改善する露出補正方法であって、既知の方法と関連する欠点のない露出補正方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、デジタル値P(x,y) 又は画素のマトリックスPより成るデジタル画像Pであって、これら画素の各々が位置(x,y)に基づいて赤色、緑色又は青色形式の色成分に関連し、前記デジタル値の各々が、所定の最大数と所定の最小数との間に存在可能なデジタル値の範囲の一部分を形成しているデジタル画像の品質を改善する改善方法であって、この改善方法が、前記画像Pの前記デジタル値P(x,y)と、前記デジタル値を生じさせる光量の大きさq(x,y)との間の関係を表わす応答関数fを確定する操作と、赤色及び青色成分と関連された画素を除去することによって画像Pから得られた緑色成分に関連する前記画素のマトリックスGを前記画像Pから抽出する操作と、前記画像Pを、複数の隣接され且つ重なり合わない領域に分割する操作と、前記マトリックスGの視覚的に重要な領域を選択する操作と、デジタル値Meanvを前記存在可能なデジタル値の範囲のほぼ中心に確定する操作と、前記重要な領域の一部分を形成する前記マトリックスGのデジタル値の平均を前記デジタル値Meanvと一致させるように前記応答関数を逆変換することにより前記画像Pの前記デジタル値の変換を行なうことによって補正された画像PTを得るように前記画像Pを変更する操作とを有する改善方法において、デジタル値Meanを前記存在可能なデジタル値の範囲のほぼ中心に確定する操作と、前記マトリックスGの画素の平均値を前記デジタル値Meanとほぼ一致させるように前記応答関数fを逆変換することにより前記マトリックスGのデジタル値の変換を行なうことによって前記マトリックスGからマトリックスGTを得る操作と、前記マトリックスGTを、マトリックスGの領域に対応する領域に分割する操作と、前記マトリックスGTの前記対応する領域の画素の少なくとも1つのコントラストの大きさDと、少なくとも1つの焦点の大きさFとに基づいて計算された視覚の重要性の指標Vを前記マトリックスGのすべての領域に割り当てる操作と、閾値Vtを確定する操作と、視覚の重要性の指標Vが前記閾値Vtより大きい前記マトリックスGの領域を選択する操作とを実行することによって前記マトリックスGの前記重要な領域を選択することを特徴とする改善方法によって本目的を達成する。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明を、添付図面と共に、以下に示す特定の実施例の詳細な説明によって更に良く理解できるであろう。これら実施例は例示にすぎず、従って、本発明を限定するものではない。
【0017】
図1を参照するに、デジタルスチルカメラは、絞り3を有するレンズと、センサ4とから成る収集ブロック2を有し、このセンサ上にレンズが、実際の場面を描写する画像を集束させる。
センサ4は、CCD(電荷結合素子)より成るかCMOSより成るかにかかわらず、感光性セルのマトリックスを有する集積回路であって、これらセルの各々は、各セルが受けた露光量に比例する電圧を発生させる。各感光性セルによって発生された電圧はA/D変換器5によってNビットのデジタル値に変換される。この値は一般に、N=8,10又は12ビットによって表わされる。本発明では、N=8すなわち、変換器の入力側のアナログ電圧は0及び255間に含まれるデジタル値で符号化されると仮定できるが、この値は一例であって、これに限定されない。
【0018】
代表的なセンサでは1つの感光性セルが各画素に関連している。センサは、フィルタ素子のマトリックスから成る光学フィルタによって被覆されており、これらフィルタ素子の各々は感光性セルに関連している。各フィルタ素子は、赤色光だけ又は緑色光だけ又は青色光だけの波長に一致する光放射を、各フィルタ素子に関連する感光性セルに、この光放射の最小部分だけを吸収するように伝送する。従って、各画素に対して、加色合成の3つの原色成分(R,G,B)のうちのいずれか1つだけを検出する。
【0019】
使用されるフィルタの種類は製造業者によって異なるが、最も一般的に用いられるフィルタは、ベイヤーフィルタ(Bayer filter)として知られている。このフィルタでは、フィルタ素子の配列パターンいわゆるベイヤーパターンを、図2aに示すマトリックス10によって同一視する。
【0020】
ベイヤーフィルタを用いるセンサでは、緑色成分を、チェス盤パターンに配置されたセンサの画素の半分に対して検出し、他の2つの成分を、互い違いに配置された赤色及び青色画素に対して検出する。
【0021】
A/D変換器5の出力側の画像は、1つの画素につき1つのみの成分(R,G又はB)によって構成されているので不完全なデジタル画像である。この理由で、N=8ビットの1つだけのデジタル値が各画素に関連される。この画像の形式はCFA(カラーフィルタアレイ)として知られている。
【0022】
CFA形式の画像をプリプロセッサユニット6(“Prepro”)に送る。このユニットは、全収集段階以前及びその間の双方で活動状態であって、収集ブロック2と相互作用し、ある自動制御機能すなわち、自動焦点、自動露出、センサの欠陥の補正及びホワイトバランスを実行するのに用いられる多数のパラメータをCFA画像から抽出する。
【0023】
いかなる制限を設けることなく、このユニットでは、収集後の画像が本発明による露出補正法を受けるものとする。
次に、不完全なCFA画像を、IGP(Image Generation Pipeline)として既知であるユニット7に送り、このユニットは、高解像度のデジタル画像を得るための複合処理段階を実行するタスクを有する。
【0024】
IGPブロック7によって実行される処理の中心は、不完全なCFA画像から始まり、例えばRGB形式の完全なデジタル画像を形成する復元処理から成り、この完全なデジタル画像では、成分R、G及びBに対応する3つのデジタル値(24ビット)が各画素に関連づけられる。この変換は、例えば補間によって得られ、1つの面(ベイヤー)であるにもかかわらず3色成分のすべてに関する情報を含む面上の表現から3つの面(R、G及びB)上の表現に移行することを含む。
【0025】
種々の画質改善機能はIGPブロック7でも実行され、例えば、センサ4によって導入されるノイズのフィルタリングや、製造業者によって個数及び種類の双方が一般に異なる特殊効果及び他の機能の適用を含む。
【0026】
IGPブロックの次に、通常JPEG型の圧縮/符号化ブロック8が続く。圧縮された画像を、メモリユニット9に記憶するか或いはある外部周辺ユニットに送ることができる。
【0027】
本発明による補正方法はCFA画像に直接に適用され、ここでは、知覚又は内容の点で重要であると考えられる領域を視覚分析によって認識する。この後に、必要な補正の評価と、実際の補正の最終的な適用とが続く。
特に、緑色画素だけが、視覚分析及び補正の演算に含まれる。その理由は、緑色画素の個数がベイヤーパターン中で最も多いからであって、しかも、緑色成分が画像の輝度(チャンネルY)を近似するからである。
【0028】
赤色及び青色画素を除去し、原画像の半分の大きさを有する画像を形式するように緑色画素を横並び配置することによって(図2a)、緑色マトリックスGをCFA画像から抽出する。明らかに、この中間処理及びすべての中間処理の操作はCFAソース画像のコピーに関して実行され、従って、原画像の情報が変更も破壊もされないように保証する。
【0029】
次に、緑色マトリックスGを、K個の重なり合わない隣接領域に分割する。ここでは、一例としてK=16を用いる。簡易化のために、これら領域を、同一寸法の正方形マトリックスとするが、いかなる形状又は寸法より成る領域を同様に用いることができる。
【0030】
次に、2つの統計的量すなわちコントラストの大きさ及び焦点を各領域に対して演算する。実際に、本発明によれば、視覚的に最も重要な領域は、最良のコントラストを有し且つ良好に集束される領域である。
【0031】
コントラストは、画像中に存在する光のトーンの差の大きさを成し、コントラストが最も大きい領域では視覚への影響が強い。これに反して、焦点は、領域のエッジ部を鮮明にする大きさであり、高周波成分を集めた領域すなわち、極めて詳細な部分を含む画像の領域を認識するのに用いることができる。
【0032】
これら2つの統計的量が露出不足の画像に対して演算されると、例えば、最も明るい領域は、明らかに、暗い領域よりも高いコントラストを有し、暗い領域よりも良好に集束する。
【0033】
しかし、視覚分析は、照度にかかわらず、最も重要な領域を認識する必要がある。そのため、緑色マトリックスGを上記存在可能なデジタル値の範囲のほぼ中心の平均デジタル値(本例では128)にすることによって得られる中間画像に対して、コントラストの大きさ及び焦点を演算する。トランスレーションと呼ばれるこの操作は、緑色マトリックスGの変換を含み、デジタルスチルカメラの応答関数f(q)の知識を必要とする(図2c参照)。
【0034】
この応答関数13は、座標(x,y)のセンサの感光性セルに衝突する光量q(x,y)と、対応の画素(x,y)に割り当てられたデジタル値I(x,y)との間に存在する関係すなわち、I(x,y)=f(q(x,y)) を表わす。
【0035】
簡易化のために、この関数は通常、すべての画素に対して同一であると仮定する。
図2cで分かるように、応答関数13は閾値領域と、飽和領域と、閾値領域と飽和領域との間に含まれる直線領域とを有する。
【0036】
所定の収集装置の場合、応答関数f(q)を一度だけ校正段階の一部として演算する。
実際の演算処理は従来技術の一部を成すので、ここでは更なる検討はしない。しかし、応答関数を決定する2つの異なる方法は、“Recovering High Dynamic Radiance Maps from Photographs”(Proc. of ACM SIGGRAPH,1997,P.Debevec,J.Malik氏著)及び米国特許第5828793号明細書に詳細に記載されている。
【0037】
しかし、実際には、応答関数f(q)を極めて正確に知る必要はない。すなわち、実験では、図2cに示す関数とほぼ同じ傾向を有する汎用関数f(q)でも良い結果を得ることが分かった。
【0038】
緑色マトリックスの変換操作を、MeanGすなわち緑色画素のデジタル値の平均を演算することによって開始する。次に、変換操作後に緑色マトリックスの新たな平均値を示すデジタル値(Mean)例えばMean=128を選択する。
【0039】
応答関数f(q)を逆変換し、次に、緑色マトリックスの平均値をMeanとほぼ一致させる必要があるオフセットを常にqの表現で表わす量Δq(図3a参照)すなわち、Δq=f-1(Meang)−f-1(Mean)を決定する。
【0040】
オフセット量Δqを得た後、緑色画素のデジタル値G(x,y)を変換操作によって以下の式のデジタル値GT(x,y)すなわち、GT(x,y)=f(Δq+f-1(G(x,y)))に変更する。
【0041】
この変換操作を図3bに線図的に示す。
変換操作に従い、新たな緑色マトリックスGTを得る。この緑色マトリックスGTは、ソース画像の緑色マトリックスGの同じ実際の場面を表現するという特徴を有する。緑色マトリックスGTを同様にK個の領域に分割し、ソース画像の緑色マトリックスGの分割を反映する。
【0042】
次に、緑色マトリックスGTの領域の各々に対して、コントラストの大きさを演算する。いずれの所定の領域に対しても、画素の強度GT=i(i=0...255)のヒストグラムを構成し、このヒストグラムの平均値Mから偏差Dを求めることによってコントラストの大きさを得る。
【0043】
このヒストグラムはデジタル値i(i=0...255)の離散関数I[i]であり、この離散関数は緑色画素の個数を、これに関連する各デジタル値iに関連づける。ヒストグラムの平均値からの偏差Dは以下の式に基づいて演算される。すなわち、
【数1】
ここで、Mはヒストグラムの平均値すなわち、
【数2】
である。
【0044】
大きい偏差は、高いコントラストを示すので、偏差は、問題になっている領域のコントラストの正しい大きさDを表わす。
【0045】
可能な変形例は、偏差Dを演算する前に、ヒストグラムを、存在可能で且つ重要でない最大値を除去するようにフィルタリングすることを含む。実際にこの種の簡単なフィルタリングは、ヒストグラムの各値をこの値とある数の隣接値とにより置換えることによって得る。
【0046】
大きさDをすべての領域に対して得た後、これら大きさを、最も大きいDに対して値1を割り当てることによって範囲[0;1]内に正規化する。
GTの各領域をデジタルハイパスフィルタでフィルタリングすることによって、焦点の大きさFをK個の領域に対して割り当てる。
【0047】
所定の領域に対して焦点の大きさFを、領域の一部分を形成するフィルタ画素の平均として演算する。ある高周波ノイズ成分を除去することを考慮して、ある任意の閾値を超えたフィルタ値を有するすべての画素を平均から除去することも可能である。デジタルハイパスフィルタリングを、例えば、図2bのマトリックス12によって示す3×3のラプラスフィルタで、各領域にコンボリューションを実行することによって得る。
【0048】
焦点の大きさFをこの場合も範囲[0;1]内に正規化した後、視覚の重要性の指標を表わす量Vすなわち、V=α×D+(1−α)×Fを演算する。ここでαは、0と1との間の実数である。
【0049】
指標Vが、予め決定した閾値(例えばVt=0.5)を超える領域は、視覚的に重要であると認識される。
この基本的な解決策は幾つかの変形を生じさせることができる。例えば、場面の中心位置を占める領域に対して追加の重み係数をVに含めることができる。その理由は、これら領域がしばしば、写真の主な被写体を含むからである。他の改良点では、すべての飽和した又は極めてノイズの多い領域を除去する、或いは、領域の知覚的重要性を示す他の統計的量を追加することを含む。
【0050】
重要な領域を認識した後、正確な意味での補正操作を実行できる。この操作はこの場合も変換操作であるが、今回はCFA画像全体を含む。重要な領域の緑色画素の平均値を、上述した最適な露出の定義に従って上記存在可能なデジタル値の範囲の中心とほぼ一致させるように変換操作を行なう。
【0051】
この目的のため、すべての重要な領域の変換されていない緑色マトリックスGの緑色画素のデジタル値の平均MeangVを演算し、次に、重要な領域の緑色成分が、上記存在可能なデジタル値の範囲の中心とほぼ一致する平均値MeanVを有するように、画像の露出を補正するのに必要とされるオフセット量ΔqV、すなわち、ΔqV =f-1(MeangV)−f-1(MeanV)を決定する。
【0052】
ΔqVが判明したら、赤色及び青色画素を含むCFA画像の全体を、上述した変換操作とあらゆる点で同一の変換操作を行なうことによって補正できる。
より正確に、文字Pを用いて、CFA形式のソース画像を構成するマトリックスP(x,y)を表わすならば、補正されたCFA画像PTのデジタル値PT(x,y)は、以下の変換すなわち、PT(x,y)=f(ΔqV+f-1(P(x,y)))を行なうことにより得られる。
【0053】
しかし、ある種類の画像の場合、1回だけの補正では充分でないかもしれない。すなわち、これらの場合、補正方法を数回適用することによって、最良の最終結果を得ることができる。このことは、画像の補正が、誤った露出を最初に受けやすい重要な領域の認識をも改善し、従って、次の補正工程をより有効にするという事実による。
【0054】
ここで提案した方法は、得られたCFA画像を、1回の工程又は数回の工程で、これら画像が補間される前に、重要な部分の再現が改善される最終画像を形成するように補正できる。補間された画像はCFA画像の3倍のメモリ空間を占めるので、本発明による方法は、メモリの占有、計算時間及びエネルギー消費量の点でかなりの節約を達成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による方法を用いる収集システムの論理ブロック線図を示す。
【図2】 aはベイヤーフィルタのフィルタ素子及び緑色マトリックスの抽出処理のレイアウトパターンを示し、bはラプラスデジタルフィルタのコンボリューションマトリックスを示し、cはデジタルスチルカメラの応答関数f(q)を示す。
【図3】 aはオフセット計算をグラフに表わし、bは緑色マトリックスGの変換処理をグラフに表わす。
【符号の説明】
2 収集ブロック
3 絞り
4 センサ
5 A/D変換器
6 プリプロセッサユニット
7 IGPユニット
8 JPEG型圧縮/符号化ブロック
9 メモリユニット
Claims (9)
- デジタル値P(x,y) 又は画素のマトリックスより成るデジタル画像Pであって、これらの画素の各々が当該画素の位置(x,y)に基づいて赤色、緑色又は青色の色成分に関連し、前記デジタル値の各々が、所定の最大数と所定の最小数との間に存在可能なデジタル値の範囲の一部分を形成しているデジタル画像の品質を改善する改善方法であって、この方法が、
前記デジタル値P(x,y)と、前記デジタル値P(x,y)を生じさせる光量の大きさq(x,y)との関係を表わす応答関数fを確定する操作と、
赤色成分及び青色成分に関連する前記画素を除去することによって画像Pから得られた、緑色成分に関連する前記画素のマトリックスGを、前記画像Pから抽出する操作と、
前記マトリックスGを、複数の隣接し且つ重なり合わない領域に分割する操作と、
前記マトリックスGの前記領域から視覚的に重要な領域を選択する操作と、
デジタル値Meanvを前記存在可能なデジタル値の範囲のほぼ中心に確定する操作と、
前記重要な領域の一部分を形成する前記マトリックスGのデジタル値の平均値を前記デジタル値Meanvと一致させるように前記応答関数fを逆変換することにより前記画像Pの前記デジタル値P(x,y)の変換を行なうことによって、前記画像Pを修正して補正された画像PTを得る操作と
を有するデジタル画像の品質改善方法において、
デジタル値Meanを前記存在可能なデジタル値の範囲のほぼ中心に確定する操作と、
前記マトリックスGの画素の平均値を前記デジタル値Meanとほぼ一致させるように前記応答関数fを逆変換することにより前記マトリックスGのデジタル値の変換を行なうことによって、前記マトリックスGからマトリックスGTを得る操作と、
前記マトリックスGTを、前記マトリックスGの領域に対応する領域に分割する操作と、
前記マトリックスGTの前記対応する領域の画素の少なくとも1つのコントラストの大きさDと少なくとも1つの焦点の大きさFとに基づいて計算された視覚の重要性の指標Vを、前記マトリックスGのすべての領域に割り当てる操作と、
閾値Vtを確定する操作と、
前記視覚の重要性の指標Vが前記閾値Vtより大きい前記マトリックスGの領域を選択する操作と
を実行することによって、前記マトリックスGの前記重要な領域を選択することを特徴とするデジタル画像の品質改善方法。 - 前記デジタル画像Pをベイヤー形式のCFA画像とする請求項1に記載の方法。
- 前記マトリックスG及びGTを、同一寸法の正方形マトリックスに分割する請求項1又は2に記載の方法。
- 所定の領域に対するコントラストの大きさDを、当該領域の一部分を形成する前記マトリックスGTのデジタル値の分布のヒストグラムの偏差とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
- 所定の領域の一部分を形成する前記マトリックスGT のデジタル値を、デジタルハイパスフィルタを用いてフィルタリングし、フィルタリングされたデジタル値の平均値を決定することによって、当該領域に対する焦点の大きさFを得る請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記デジタルハイパスフィルタのフィルタリングを、3×3ラプラスフィルタで前記領域のコンボリューションを行なうことによって得る請求項5に記載の方法。
- フィルタリング後、特定閾値を超えたデジタル値を前記平均値から除去する請求項5又は6に記載の方法。
- 前記大きさF及びDを範囲[0;1]内で正規化し、前記指標VをV=α×D+(1−α) ×Fとし、ここでαは0と1との間の実数である請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
- 前記指標Vを、前記デジタル画像の中心位置を占める領域に対して追加の係数を含めることによって計算する請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
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