JP4290021B2 - 移動装置および移動装置システム - Google Patents

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Description

本発明は、人間が乗って動力または人力により移動することができる移動装置および移動装置システムに関する。
従来から、ラジオ、テープレコーダなどから発生される音楽を聴きながら、スケートボードなどの移動装置に乗って楽しむことはよく行なわれていた。また、例えば、下記特許文献1には、手および肩の動きをそれぞれ検出するコントローラを手および肩に装着するとともに、履物内に複数の圧力センサを配置し、各コントローラによって検出された手および肩の動きに加えて、各圧力センサによって検出される踏力に応じて楽音の発生を制御し、手足を動かすことにより音楽の演奏を行なうようにした音楽装置も示されている。
特許第2970494号
しかしながら、前者の従来技術においては、音楽と移動装置とは全く独立していて、遊戯者は単に音楽を聴きながら移動装置を移動させるだけである。また、後者の従来技術にあっては、人間は演奏に専念してしまい、スポーツ性や他の遊び感覚などの付加的趣向に欠けるものであった。
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、移動装置を移動させながら聞く音楽に、移動装置の運動状態に応じて変化をもたせることにより、遊戯者にとって面白さを増大させるとともに飽きのこない移動装置および移動装置システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、人間が乗るボードを有し、動力または人力によりボードを移動可能であるとともに、ボード上の人間が身体をひねりまたは体重を移動することによってボードのステアリング角を変化させてボードを左右へ旋回させるようにした移動装置において、楽音信号を発生する楽音信号発生手段と、ボードの左右への旋回を表すステアリング角を検出する旋回検出手段と、前記検出されたボードの左右への旋回を表すステアリング角に応じて前記楽音信号発生手段による楽音信号の発生態様を制御する発生態様制御手段とを備えたことにある。
また、本発明の構成上の特徴は、人間が乗るボードを有し、動力または人力によりボードを移動可能であるとともに、ボード上の人間が身体をひねりまたは体重を移動することによってボードのステアリング角を変化させてボードを左右へ旋回させるようにした移動装置と、移動装置とは離れて配置されて楽音信号を発生する楽音信号発生手段を有する電子音楽機器とを備えた移動装置システムにおいて、移動装置内に、ボードの左右への旋回を表すステアリング角を検出する旋回検出手段と、前記検出されたボードステアリング角を表す信号を送信する送信手段とを設け、電子音楽機器内に、送信手段から送信されたステアリング角を表す信号を受信して、同受信した信号により、前記検出されたボードの左右への旋回を表すステアリング角に応じて楽音信号発生手段による楽音信号の発生態様を制御する発生態様制御手段を設けたことにある。
これらの場合、ボードは、例えば、その運動が、人間の手操作、体重の移動などにより操作されるものである。そして、ボードは、車輪(タイヤ)の回転により移動したり、雪、氷などの上を滑走したりするものであるとよい。また、このボードは、動力、人力、重力などを利用して移動するためのどのような移動手段を有するものであってもよい。
また、楽音信号発生手段は、一連の演奏データに基づいて一連の楽音信号を自動的に発生するものであり、かつ発生態様制御手段は、前記検出されたボードの左右への旋回を表すステアリング角に応じて一連の楽音信号の発生態様を変更するものであってもよい。この場合、変更される発生態様は、一連の楽音信号が自動的に発生される演奏すなわち自動演奏(メロディ、伴奏、リズムなどの自動演奏)のテンポであったり、一連の演奏データからなる演奏データ(メロディ、伴奏、リズム)の切換えであったりする。また、発生態様制御手段は、前記検出されたボードの左右への旋回を表すステアリング角に応じて楽音信号発生手段による楽音信号の発生または同楽音信号発生手段によって発生される楽音信号の楽音要素を制御するものであってもよい。この場合、楽音要素としては、楽音信号の音高、音色、音量(振幅エンベロープ)と共に、楽音信号に付与される効果も含むものとする。
具体的には、楽音信号発生手段をリズム音を自動的に発生して自動リズム演奏する自動リズム演奏装置で構成し、発生態様制御手段が、前記検出されたボードの左右への旋回を表すステアリング角に応じて自動リズム演奏のリズムパターンを変更するとよい。また、ボードの走行速度を検出する速度検出手段をさらに備え、楽音信号発生手段はリズム音を自動的に発生して自動リズム演奏する自動リズム演奏装置を含み、発生態様制御手段は、前記検出されたボードの走行速度に応じて自動リズム演奏のリズムパターンの変更も制御するようにしてもよい。
このような本発明によれば、遊戯者がボードのステアリング角を変化させてボードを旋回させると、旋回検出手段がボードの左右への旋回を表すステアリング角を検出し、発生態様制御手段が楽音信号の発生態様を前記検出したボードの左右への旋回を表すステアリング角に応じて種々に変化させる。したがって、遊戯者は、ボードを移動させながら聞く音楽に、ボードの左右への旋回を表すステアリング角に応じて変化をもたせることができ、移動装置を利用した遊戯の面白さが増大するとともに飽きがこないようになる。
また、ボードの走行速度を検出する速度検出手段をさらに備えて、発生態様制御手段が、検出されたボードの走行速度に応じて自動リズム演奏のリズムパターンの変更も制御するようにした場合には、ボードを移動させながら聞く音楽に、さらに変化をもたせることができ、移動装置を利用した遊戯の面白さがさらに増大するとともに飽きがこないようになる。
a.第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態について図面を用いて説明すると、図1は本発明の移動装置の一例としてのスケートボードSBの斜視図である。
このスケートボードSBは、木材、合成樹脂(例えばFRP)などの硬質材料で前後に長尺状に形成された板状のボード10を有する。なお、図1および後述する図2において、図示矢印方向(図の右方向)を前進方向としている。ボード10の前後方向中央部の左右両側には、同ボード10から左右斜め上方に向けて延びた板状の一対の突出部11a,11bがボード10と一体的に形成されている。この突出部11a,11bにはスピーカ12a,12bがそれぞれ組み込まれて、上方に向けて音を放音するようになっている。この場合のスピーカ12a,12bとしては、指向性の弱いものでもよいが、指向性の強いものが好ましい。ボード10の前後方向中央部の下面には、このスケートボードSBの駆動および楽音の発生を制御する制御ボックス13が組み付けられている。
ボード10の前部および後部の下面には、図1および図2に示すように、一対の第1フレーム14,15および一対の第2フレーム16,17を介して、下方に向けて開口した断面U字状のアーム21,22がそれぞれ組みつけられている。これらのアーム21,22には、左右両側にて各一対の取り付けねじ23,24を介して、前輪25および後輪26が回転可能に支持されている。前輪25および後輪26は、弾性変形するゴムまたは樹脂により略円筒状に形成されたタイヤを備えていて、回転軸線を含む切断面のタイヤ外表面の形状は左右端部にて円弧状に形成されている(図5参照)。前輪25側のアーム21の左右両側片には前後方向に延設されたスリット21aが形成され、取り付けねじ23のアーム21に対する前後方向の取り付け位置、すなわち前輪25のアーム21に対する前後取り付け位置を調整可能としている。この取り付け位置の調整により、前輪25の回転軸と後輪26の回転軸との前後方向距離が変更され、このスケートボードSBの旋回性能が調整される。
次に、前輪25側および後輪26側のアーム21,22のボード10への取り付け構造について説明する。両アーム21,22のボード10への取り付け構造は前後方向の配置を除いて同じであるので、前輪25側のアーム21の取り付け構造についてのみ詳細に説明する。図3はアーム21のボード10への取り付け構造を示す前後方向に沿って切断した断面図であり、図4は同取り付け構造を説明するための分解斜視図である。
第1フレーム14は、中空の馬蹄型に形成され、その周縁肉部には上下に貫通する複数(本実施形態では6個)の孔14aが形成されている。そして、図示しないねじにより、第1フレーム14は、ボード10の下面に固定されている。また、第1フレーム14の左右両側部にも、左右方向に貫通する一対の孔14b,14bが形成されている。第2フレーム16は、断面略U字状かつ前後方向に長尺状に形成され、第1フレーム14の内周面内に組み込まれている。第2フレーム16の前部下面には左右方向に延設されたスリーブ16aが一体的に設けられている。第2フレーム16を第1フレーム14内に組み込んだ状態で、第1フレーム14に設けた孔14b、14bおよびスリーブ16aに円柱状の連結シャフト27を貫通させることにより、第2フレーム16が第1フレーム14にこの連結シャフト27の軸線回りに揺動可能に支持される。スリーブ16aの下側側面には貫通するねじ孔16bが形成されるとともに、連結シャフト27の外周面には有底穴27aが形成されており、ねじ孔16bを貫通して有底穴27aに侵入する雄ねじ29により、連結シャフト27は抜け止めされている。
第2フレーム16の下側には、第2フレーム16を左右方向に跨ぐ長尺状のホルダ28が、一対の雄ねじ31,31(一つのみを図示)により第1フレーム14に組み付けられている。これらの雄ねじ31,31は、ホルダ28の両端部に設けた一対の貫通孔28a,28aを下側から貫通して第1フレーム14の左右両側部に設けた一対のねじ孔14c,14cに螺合している。この構造により、前述した連結シャフト27の軸線回りの第2フレーム16の後部の下方への揺動が規制される。また、ホルダ28の上面と第2フレーム16の下面の間には、軸線方向を上下方向とした圧縮ばね32が組み込まれている。この圧縮ばね32により、前輪25から第2フレーム16に付与される衝撃が緩和される。
第2フレーム16の前後方向中央部には、下面側に円柱状の凹部を有する回転支持部16cが形成されている。この円柱状の凹部には、アーム21の上面中央部に一体形成した円柱状の回転部21bが軸線周りに回転可能に収容される。回転支持部16cの中央部には貫通孔16c1が設けられているとともに、回転部21bの中央部にも円形の貫通孔21b1が設けられている。これらの貫通孔16c1,21b1には、円柱状の回転軸33が上方から貫通している。この回転軸33は、貫通孔16c1,21b1の内周面に対向する上部分にて円柱形状をそのまま維持してなり、貫通孔21b1の下方に位置する下部分にて側面部を軸線方向に切り落として一対の平行側面を形成するとともに残りの円弧側面に雄ねじを形成している。この回転軸33の下部分には、同下部分の断面と同一形状の勘合穴34aを有するプレート34が嵌め込まれる。プレート34は、アーム21の上壁の下面側に方形状に形成された凹部21cに回転不能に勘合される。プレート34の下方から回転軸33の下部分にナット35を螺着することにより、回転軸33はアーム21に一体回転するように固定される。このプレート34は、雄ねじ36によってアーム21の凹部21cの底面に固着される。
これにより、回転軸33は、その軸線回りにアーム21と一体回転する。この回転をスムーズにするために、アーム21の回転部21bの上面と第2フレーム16の回転支持部16cの下面(天井面)との間にはベアリング37が介装され、回転軸33の上部分と第2フレーム16の回転支持部16cの貫通孔16c1の内周面との間にはベアリング38が介装されている。また、アーム21の回転部21bの側面には突起21b2が形成されているとともに、回転部21bが収容される回転支持部16cの側壁の一部には所定幅の切り欠き16c2が形成されている。回転支持部16cに回転部21bを収容した状態で、突起21b2は切り欠き16c2から外側へ突出しており、突起21b2の切り欠き16c2の両側の側壁端面への当接により、アーム21の回転範囲が制限されるようになっている。
回転軸33の上端は、連結プレート41の一端部に溶接により固定されている。連結プレート41の一端は、テンションスプリング42を介して連結ロッド43の一端に連結されている。連結ロッド43は、固定部材44に設けた貫通孔を摺動可能に貫通して、他端に設けた雌ねじ部にナット43aを螺着することにより、固定部材44に進退可能に係止されている。固定部材44は、第2フレーム16の下面前端部から挿通される一対の雄ねじ45,45(ただし、一つのみを図示)により第2フレーム16に固定されている。これらの連結プレート41、テンションスプリング42、連結ロッド43および固定部材44は、第2フレーム16の前側の凹部に変位可能に収容され、連結ロッド43の軸線方向位置を変更することにより、テンションスプリング42の引張り力を変更して、回転軸33の回転のし易さ、すなわち前輪25のステアリング特性が調整されるようになっている。
連結プレート41のテンションスプリング42の一端を係止させた孔41aには、ステアリング角センサ46を構成するポテンショメータの可動子46aが摺動可能に侵入しており、同ステアリング角センサ46の本体はボード10の下面に固着されている。この可動子46aは回転軸33および連結プレート41の回転により回転変位するもので、ステアリング角センサ46は可動子46aの回転変位位置に応じた電圧信号を出力する。この電圧信号は、回転軸33の回転角すなわち前輪25のステアリング角θを表しており、以後ステアリング角信号という。なお、このステアリング角θは、前輪25が中立状態(後述するスケートボードSBの直進状態に対応)にあるとき、「0」を表している。前輪25が左に操舵されている状態(後述するスケートボードSBの左旋回状態に対応)にあるとき、負であってその絶対値の大きさにより左方向の操舵量を表す。前輪25が右に操舵されている状態(後述するスケートボードSBの右旋回状態に対応)にあるとき、正であってその絶対値の大きさにより右方向の操舵量を表す。
このステアリング角センサ46に代えて、第2フレーム16およびアーム21に設けたステアリング角センサ47を用いることも可能である。ステアリング角センサ47は、第2フレーム16の回転支持部16cの内周面に、アーム21の回転部21bの外周面に対向させて埋め込まれた発光素子47aおよび受光素子47bと、回転部21bの外周面に設けた縞模様の反射面47cとからなる。このステアリング角センサ47によれば、発光素子47aから発せられた光が反射面47cに反射されて受光素子47bにて受光される。回転部21bが回転すれば、受光素子47aの受光量が反射面47cの縞模様に応じて変化し、この受光量の変化に応答してカウント値を変更するようにすれば、このカウント値がステアリング角θを表すことになる。この場合、アーム21および前輪25を中立位置にした状態で、カウント値を「0」にクリアしてステアリング角の零点補正を行なう必要がある。さらに、光を利用するのに代えて、マグネット方式による磁気パルス列を利用したステアリング角センサを利用することもできる。この場合、電磁ピックアップと同電磁ピックアップに対向させた複数の磁石との組み合わせにより磁気パルス列信号を発生させればよい。また、電磁ピックアップと同電磁ピックアップに対向させた部位の透磁率を所定間隔で変更させておくことにより、磁気パルス列信号を発生させるようにしてもよい。
第1フレーム14の後部分の下面には円形凹部が形成され、同凹部には下方にて開口した有底円筒状のホルダ48が勘合されている。第2フレーム16の上面にもホルダ48に対向して円形凹部が形成され、同凹部には上方にて開口した有底円筒状のホルダ49が勘合されている。ホルダ48,49の間には、皿ばね51、プレート52および荷重センサ53が下方からこの順に介装されている。皿ばね51は、前輪25から第2フレーム16および第1フレーム14を介して伝達される衝撃力を緩和する。プレート52は、アルミニウムで構成され、荷重センサ53に当接している。荷重センサ53は、ボード10から第1フレーム14を介して第2フレーム16に付与される荷重W1を検出するもので、同検出した荷重W1を表す荷重信号を出力する。この荷重センサ53としては、例えばロードセルを利用できるが、荷重を検出できるものであれば如何なるセンサも利用できる。
次に、駆動輪である後輪26を回転駆動する駆動機構について、図5の縦断面図を用いて説明する。後輪26側のアーム22の内側には、左右方向を軸線とする固定スリーブ55が取り付けねじ24によって固定されている。固定スリーブ55の外周面上には、ベアリング56,56を介して回転スリーブ57が回転可能に支持されている。この回転スリーブ57の外周面上には、後輪26が回転スリーブ57と一体回転するように組み付けられている。後輪26のタイヤは前輪25のタイヤと同一材料で同一形状に形成されている。固定スリーブ55内には、電動モータ58が収容されている。電動モータ58の回転軸58aには駆動ギヤ61が一体回転するように固定されている。この駆動ギヤ61は、中間ギヤ62を介して、回転スリーブ57の内周面上に一体回転するように固定された出力ギヤとしての内歯ギヤ63に噛み合っている。したがって、電動モータ58の回転により後輪26は回転駆動される。また、アーム22側には、回転スリーブ57の回転を検出して、後輪26の回転速度Vを表す回転速度信号を出力するエンコーダからなる回転速度センサ64が組み付けられている。なお、この回転速度センサ64も、歯車の回転をピックアップして回転速度Vを表す回転速度信号を出力するなど、他の回転速度センサを用いることもできる。
また、前述のように、後輪26側のアーム22は、前輪25側のアーム21と同様に、第1および第2フレーム15,17を介してボード10の後部下面に取り付けられている。そして、これらの第1および第2フレーム15,17の間には、前輪25側の荷重センサ53と同様な荷重センサ65が組み込まれており、ボード10の後部に付与される荷重W2を表す荷重信号を出力する。ただし、この後輪26側には、前輪25のステアリング角センサ46のようなステアリング角センサは設けられていない。
次に、制御ボックス13内に組み込まれた電気制御装置について説明する。電気制御装置は、図6に示すように、荷重センサ53,65、回転速度センサ64およびステアリング角センサ46(または47)に接続されたコンピュータ装置70を備えている。コンピュータ装置70は、CPU70a、タイマ70b、ROM70cおよびRAM70dを内蔵したマイクロコンピュータにより構成されている。なお、各種電気回路への電力源であるバッテリに関しては図示省略している。コンピュータ装置70には、メモリ装置71、モータ駆動回路72および音源回路73が接続されている。
メモリ装置71は、EEPROM,フラッシュメモリなどの不揮発性メモリで構成されている。このメモリ装置71は、図7の駆動制御プログラム、図8の演奏音設定プログラムおよび図9の演奏音処理プログラムを含む各種プログラムに加え、楽音を発生させるための音楽データを含む各種データを記憶している。音楽データには、図10(A)に示すように、対をなす自動リズムデータおよび自動演奏データと、図10(B)に示すようなビート音データ群および効果音データ群が含まれる。自動リズムデータは、リズム音(通常、打楽器音)の発生を時間経過に従って指示して自動リズムを実現するものであり、各自動リズムデータは、所定小節分(本実施形態では1小節分)の複数のリズムパターンデータからなる。本実施形態においては、パターン番号8によって指定される1つのノーマルパターンデータ、パターン番号1〜7,9〜15によって指定される複数のバリエーションパターンデータ、およびパターン番号16によって指定されるエンディングパターンデータとが用意されている。しかし、これらのパターンデータの数が限定されるものではない。各パターンデータは、テンポクロック値TCLに対応させてリズム音の発音を指示するとともに、リズム音の種類を指定する複数のリズム音制御データを時系列配置したものである。テンポクロック値TCLは、図9の演奏音処理プログラムの実行により、演奏テンポを表すテンポデータTMPによって指定される速さで「0」から「1」ずつ所定値(例えば、「192」)まで自動的にカウントアップされるもので、1小節内の楽曲進行のタイミングを表している。
自動演奏データは音高を有する楽音の発生を時間経過に従って指示してメロディ、伴奏音などの自動演奏を実現するものであり、各自動演奏データは、小節カウント値BARおよびテンポクロック値TCLに対応させて楽音の発音開始および発音停止、楽音の音高、楽音の音色などを指示する1楽曲分の楽音制御データを時系列配置したものである。また、各自動演奏データの最後にはエンドデータが配置されている。小節カウント値BARは、楽曲における進行中の小節位置を表す。ビート音データ群は、リズムパターンの切換え時に発生されるシンバル音、ドラム音などのビート音の生成に必要な波形データを含む楽音制御データである。効果音データ群は、「ビューン」、「ヒューヒュー」などの特殊音の生成に必要な波形データを含む楽音制御データである。
モータ駆動回路72は、コンピュータ装置70により制御されて電動モータ58を駆動制御する。音源回路73は、コンピュータ装置70からの指示に従って楽音信号を生成して、同生成した楽音信号をアンプ74a,74bを介してスピーカ12a,12bに出力する。
上記のように構成した第1実施形態の動作を説明する。制御ボックス13に設けた図示しない電源スイッチを投入し、後述する曲選択などの操作をした後に、図11(A)(B)に示すように、遊技者はボード10上に乗る。図11(A)は遊技者がボード10上に乗った状態を前方から見た概略図であり、図11(B)は同状態を右側から見た概略図である。この状態で、遊技者が身体を動かして、身体の重心をボード10の中央上方位置から前後左右に移動させる。
このとき、コンピュータ装置70は、図7の駆動制御プログラムを所定の短時間ごとに繰り返し実行している。この駆動制御プログラムの実行はステップS10にて開始され、コンピュータ装置70は、ステップS11にて荷重センサ53,65によって検出された荷重W1,W2をそれぞれ入力して、同入力した荷重W1,W2に応じて電動モータ58を駆動制御する。ただし,入力される荷重W1,W2は、実際にはコンピュータ装置70によって直接利用可能なディジタル値ではないので、コンピュータ装置70内に設けたインターフェース回路により、コンピュータ装置70によって直接利用可能なディジタル値に適宜変換される。この駆動制御においては、遊技者の重心位置がボード10の中央上方に位置していれば、両荷重W1,W2は等しく、電動モータ58を停止するように制御する。遊技者が身体の重心をボード10中央位置よりも前方へ移動させると、荷重W1は荷重W2よりも大きくなり、この場合には、電動モータ58を正転させる。この電動モータ58の正転により後輪26は正転する。後輪26の正転はこのスケートボードSBの前進に対応しているので、スケートボードSBは前進する。一方、遊技者が身体の重心をボード10中央位置よりも後方へ移動させると、荷重W2が荷重W1よりも大きくなり、この場合には、電動モータ58を逆転させる。この電動モータ58の逆転により後輪26も逆転され、スケートボードSBは後退する。
しかも、前記スケートボードSBの前進および後退時には、両荷重W1,W2の差の絶対値の増加に従って増加する大きさの駆動電流が電動モータ58に流される。したがって、遊技者が身体の重心を前方へ移動させるほど、スケートボードSBは大きな加速度で前進する。遊技者が身体の重心を後方へ移動させるほど、スケートボードSBは大きな加速度で後退する。このように、遊技者は身体の重心を前方または後方へ移動させることにより、所望の速度でスケートボードSBを前進または後退させ、または停止させることができる。
前記ステップS11の処理後、ステップS12にて回転速度センサ64によって検出された回転速度Vを入力して、同回転速度Vが所定値よりも大きくなると電動モータ58の回転を制限する。これにより、スケートボードSBの前進速度および後退速度は所定速度以下に制限され、遊技者は安全に遊戯できる。そして、前記ステップS12の処理後、ステップS13にてこの駆動制御プログラムの実行が終了される。
次に、スケートボードSB走行時に旋回を行う場合について説明する。遊戯者は身体をひねるなどの行為を行うことによりボード10の左右方向に体重を移動してボード10を左右に傾斜させて、スケートボードSBを旋回させる。図12(A)〜(C)は、スケートボードSBの直進時、左旋回時および右旋回時におけるボード10、前輪25および後輪26の状態を上方および後方から見た模式図である。遊戯者が、身体の重心をボード10の左右方向の中心に位置させていれば、回転軸33は中立位置にあり、前輪25および後輪26は路面FLにそれらの中央部位にて接する(図12(A)参照)。この場合、スケートボードSBは直進する。
一方、遊戯者が身体の重心をボード10の左方向の移動させると、前輪25および後輪26はそれらの左部位で路面FLに接することになる(図12(B)参照)。この場合、前輪25側の回転軸は第1および第2フレーム14,16に対して上方から見て左回転し、前輪25は左方向に操舵される。これに対して、後輪26は前輪25と逆相に操舵される。したがって、スケートボードSBは、ボード10の左側の位置を旋回中心として左旋回する。逆に、遊戯者が身体の重心をボード10の右方向の移動させると、前輪25および後輪26はそれらの右部位で路面FLに接することになる(図12(C)参照)。この場合、前輪25側の回転軸は第1および第2フレーム14,16に対して上方から見て右回転し、前輪25は右方向に操舵される。これに対して、後輪26はこの場合も前輪25と逆相に操舵される。したがって、スケートボードSBは、ボード10の右側の位置を旋回中心として右旋回する。
このように、スケートボードSBは、遊戯者の左右への体重の移動により左右へ旋回される。そして、遊戯者による左右への体重の移動量が大きくなるに従って、前輪25および後輪26の路面FLに対する接地部位は外側に移動して、前輪25および後輪26用の回転軸33の基準位置からの回転量も大きくなる。したがって、スケートボードSBの旋回時の回転半径は、体重の左右への移動量によって決まる。
次に、このスケートボードSBによる楽音の発生について説明する。コンピュータ装置70は、前述した図7の駆動制御プログラムの所定の短時間ごとの実行とともに、図8の演奏音設定プログラムを実行し続けている。演奏音設定プログラムの実行は、ステップS20にて開始され、ステップS21にて各種フラグ、各種変数データなどを初期値に設定する初期設定処理を実行する。この初期設定後、コンピュータ装置70は、ステップS22〜S37の循環処理を繰り返し実行する。ステップS22においては、制御ボックス13に設けた操作子を操作することにより、複数組の自動リズムデータおよび自動演奏データの中から所望の1組の自動リズムデータおよび自動演奏データを選択したり、ビート音データ群および効果音データ群の中から所望のビート音データおよび効果音データを選択する。なお、1組の自動リズムデータ、1組の自動演奏データ、各1つずつのビート音データおよび効果音データのみが用意されている場合には、これらのデータの選択は不要である。また、このステップS22の処理において、所望の自動リズムデータ、自動演奏データ、ビート音データおよび効果音データを外部から入手するようにしてもよいし、所望の自動リズムデータ、自動演奏データ、ビート音データおよび効果音データを記憶したメモリを制御ボックス13に装着するようにしてもよい。
次に、ステップS23にて、回転速度センサ64からの回転速度Vおよびステアリング角センサ46からのステアリング角θを入力する。ただし,入力される回転速度Vおよびステアリング角θは、実際にはコンピュータ装置70によって直接利用可能なディジタル値ではないので、コンピュータ装置70内に設けたインターフェース回路および図示しないプログラム処理により、コンピュータ装置70によって直接利用可能なディジタル値に適宜変換される。そして、ステップS24において、回転速度Vが小さな所定値Vo以上を表しているかを判定することにより、スケートボードSBが走行しているか、停止しているかを判定する。スケートボードSBが停止していれば、ステップS25にて、スケートボードSBが停止し続けていたか、または以前は走行していて今回始めて停止したかを判定する。なお、このステップS25の判定においては、前記ステップS24の前回の判定結果とステップS24の今回の判定結果とを比較することにより行う。スケートボードSBが停止し続けていれば、ステップS25にて「No」と判定してステップS22に戻る。しかし、スケートボードSBが今回始めて停止した場合には、ステップS25にて「Yes」と判定して、ステップS26にてリズムパターンを指定するためのパターン番号RyVを「16」(エンディングパターンに対応)に設定して、ステップS22に戻る。これにより、スケートボードSBの停止時には、後述するリズム音の発音指示処理により、エンディングパターンによるリズム音が再生されることになる。
一方、スケートボードSBが走行し始めて、回転速度Vが所定速度Vo以上になると、ステップS24にて「Yes」と判定して、ステップS27以降の処理を実行する。ステップS27にてステアリング角θを用いてスケートボードSBの直進および左右旋回を表す旋回変数TRNを設定する。この旋回変数TRNは、ステアリング角θの絶対値が正の所定値θ1未満であれば、スケートボードSBの直進を表す「0」に設定される。また、旋回変数TRNは、ステアリング角θが前記正の所定値θ1以上であれば、スケートボードSBの右旋回を表す「1」に設定される。また、旋回変数TRNは、ステアリング角θが負の所定値−θ1以下であれば、スケートボードSBの左旋回を表す「−1」に設定される。
なお、この旋回変数TRNの設定においては、ステアリング角θの微分値が正の所定値以上であるとき旋回変数TRNを右旋回を表す「1」に設定し、ステアリング角θの微分値が負の所定値未満であるとき旋回変数TRNを左旋回を表す「−1」に設定し、それ以外のときには旋回変数TRNを「0」に設定するようにしてもよい。また、ステアリング角θと回転速度Vの2乗値との積が正の所定値以上であるとき旋回変数TRNを右旋回を表す「1」に設定し、前記積が負の所定値未満であるとき旋回変数TRNを左旋回を表す「−1」に設定し、それ以外のときには旋回変数TRNを「0」に設定するようにしてもよい。
次に、ステップS28にて、スケートボードSBが走行し続けているか、または今回始めて走行し始めたかを判定する。なお、この判定においては、前記ステップS24の前回の判定結果とステップS24の今回の判定結果を比較することにより行う。スケートボードSBが今回始めて走行を開始した場合には、ステップS28にて「Yes」と判定して、ステップS29にて、演奏テンポを表すテンポデータTMPを遅い演奏テンポを表すTslowに設定する。次に、ステップS30にて、「1」によって自動リズムおよび自動演奏の作動を表し、「0」により自動リズムおよび自動演奏の非作動を表す作動フラグRUNを「1」に設定する。そして、ステップS31にて、リズムパターンを指定するためのパターン番号RyVを「8」(ノーマルパターンに対応)に設定して、ステップS22に戻る。これらのステップS29〜S31の処理により、スケートボードSBの走行開始時には、自動リズムおよび自動演奏の演奏テンポが遅く設定されるとともに、自動リズム演奏のリズムパターンはノーマルパターンに設定される。
一方、スケートボードSBが走行し続けている場合には、ステップS28にて「No」と判定し、ステップS32にてテンポクロック値TCLが「0」であるか否かを判定する。このテンポクロック値TCLは、後述する演奏処理プログラムの実行により小節タイミングに「0」にクリアされる。したがって、ステップS32の判定処理は、小節タイミングであるかを判定するものである。
小節タイミングであれば、ステップS32にて「Yes」と判定し、ステップS33〜S37の判定処理により、回転速度V(スケートボードSBの走行速度)が速くなるに従ってテンポデータTMPは速い演奏テンポを表す値に設定される。すなわち、回転速度Vが所定回転速度V1未満であれば、テンポデータTMPは遅い演奏テンポを表す所定値Tslowに設定される。回転速度Vが所定回転速度V1以上かつ所定回転速度V2(V1<V2)未満であれば、テンポデータTMPは中程度の速さの演奏テンポを表す所定値Tmidに設定される。回転速度Vが所定回転速度V2以上であれば、テンポデータTMPは速い演奏テンポを表す所定値Tfastに設定される。これにより、自動リズムおよび自動演奏の演奏テンポは、スケートボードSBの走行速度が速くなるに従って速くなる。なお、本実施形態においては、演奏テンポを3段階に切換えたが、さらに多段階または2段階に切換えてもよい。また、スケートボードSBの走行速度に対して連続的に演奏テンポを変更するようにしてもよい。
このような演奏音設定プログラムの実行時、コンピュータ装置70は、テンポデータTMPによって指定される短時間ごとに、図9の演奏音処理プログラムを繰り返し実行する。したがって、テンポデータTMPが速い演奏テンポを表すに従って、この演奏音処理プログラムの実行間隔は短くなる。この演奏音処理プログラムの実行は、ステップS40にて開始され、ステップS41にて作動フラグRUNが「1」であるか否かを判定する。作動フラグRUNが「0」であって自動リズムおよび自動演奏の停止を表していれば、ステップS60にてこの演奏音処理プログラムの実行を終了する。作動フラグRUNが「1」であって自動リズムおよび自動演奏の作動状態を表していれば、ステップS42にてテンポクロック値TCLは小節線タイミング(本実施形態ではカウント値「192」)を表しているかを判定する。テンポクロック値TCLが小節線タイミングを表していなければ、ステップS51に進む。一方、テンポクロック値TCLが小節線タイミングを表していれば、ステップS43にて作動フラグRUNは今回始めて「1」になったか、すなわち自動リズムおよび自動演奏の開始時であるかを判定する。この判定においては、前記ステップS41の前回の判定結果とステップS41の今回の判定結果を比較することにより行う。作動フラグRUNが今回始めて「1」になった場合には、ステップS51に進む。
ステップS51においては、旋回変数TRNが「0」でなく(すなわち旋回変数TRNがスケートボードSBの旋回を表し)、かつテンポクロック値TCLが小節の中央タイミング(例えば、4拍子の自動リズムおよび自動演奏であれば3拍目のタイミング)を表しているかを判定する。スケートボードSBが旋回中でなく、またはテンポクロック値TCLが中央タイミングでなければ、ステップS53,S54に進む。
ステップS53においては、前記選択された自動リズムデータ中のパターン番号RyVによって指定されるリズムパターンデータを参照し、テンポクロック値TCLが示すタイミングにリズム音(打楽器音)の発音を指示するリズム音制御データがあるかを判定する。リズム音制御データがあるときにはステップS54に進み、それ以外のときにはステップS55に進む。ステップS54においては、前記リズム音の発音を指示するリズム音制御データを音源回路73に供給してリズム音の発生を指示する。音源回路73は、このリズム音の発生指示に応答して、前記供給されたリズム音制御データによって表されたリズム音信号(打楽器音信号)を生成し、同生成したリズム音信号をアンプ74a,74bを介してスピーカ12a,12bに供給してリズム音を発音させる。
ステップS55においては、前記選択された自動演奏データを参照し、小節カウント値BARおよびテンポクロック値TCLが示すタイミングに楽音(メロディ音および伴奏音)の発音開始または発音停止を指示する楽音制御データがあるかを判定する。楽音音制御データがあるときにはステップS56に進み、それ以外のときにはステップS57に進む。ステップS56においては、前記楽音の発音開始または発音停止を指示する楽音制御データを音源回路73に供給して楽音の発生開始または発生停止を指示する。音源回路73は、この楽音の発生開始または発生停止の指示に応答して、前記供給された楽音制御データによって表された音高および音色を有する楽音信号(メロディ音信号および伴奏音信号)の生成を開始しまたは同楽音の生成を停止し、同生成した楽音信号をアンプ74a,74bを介してスピーカ12a,12bに供給して楽音を発音させる。
ステップS57においては、前記自動演奏データを参照し、小節カウント値BARおよびテンポクロック値TCLが示すタイミングにエンドデータがあるかを判定する。エンドデータがなければ、ステップS58にてテンポカウント値TCLに「1」を加算して、ステップS60にてこの演奏音処理プログラムの実行を一旦終了する。このテンポカウント値TCLの加算処理により、自動リズムおよび自動演奏が進行する。そして、この演奏音処理プログラムがふたたび実行されると、前述したステップS53〜S56の処理により、リズム音、メロディ音および伴奏音の発音が制御される。その結果、時間経過に従って、リズムが自動演奏がなされるとともに、メロディ音および伴奏音が自動演奏される。
そして、時間の経過により、作動フラグRUNが「1」に保たれたままテンポクロック値TCLが小節線タイミングになると、前記ステップS41,S42,S43にてそれぞれ「Yes」、「Yes」および「No」と判定され、ステップS44以降の処理がなされる。ステップS44においては、小節カウント値BARに「1」を加算するとともに、テンポクロック値TCLを「0」に設定する。これにより、小節カウント値BARは自動演奏データにおける次の小節を指示するとともに、テンポクロックTCLは小節の先頭の拍を指示する。
次に、ステップS45にて旋回変数RTNが「0」であるか、すなわちスケートボードSBは直進状態にあるかを判定する。スケートボードSBが直進状態であれば、ステップS46にてパターン番号RyVをノーマルパターンを表す「8」に設定する。一方、スケートボードSBが旋回状態にあれば、ステップS47にてビート音データ群の中から前記選択されたビート音を表す楽音制御データを音源回路73に供給してビート音の発生を指示する。音源回路73は、このビート音の発生指示に応答してビート音信号を生成し、アンプ74a,74bを介してスピーカ12a,12bに供給して、ビート音を発音させる。したがって、遊戯者が、自動リズムおよび自動演奏の小節線タイミングでスケートボードSBを旋回させれば、ビート音を発音させることができる。
次に、旋回変数TRNが「−1」であるか、すなわちスケートボードSBが左旋回であるかを判定する。左旋回であれば、ステップS49にてパターン番号RyVから「1」を減算する。右旋回であれば、ステップS50にてパターン番号RyVに「1」を加算する。このパターン番号RyVの減算または加算により、前述したステップS53,S54の処理によるリズム演奏に用いられるリズムパターンデータが切換えられる。したがって、遊戯者が、自動リズムおよび自動演奏の小節線タイミングでスケートボードSBを旋回させることにより、次の小節のリズムパターンが1つのノーマルパターンと複数のバリエーションパターンの中で順次切換えられることになる。ただし、このパターン番号RyVの変更は、1〜15の中で変更され、エンディングパターンを示す「16」に設定されることはない。
また、スケートボードSBが左または右旋回している状態(旋回変数TRNが「0」でない状態)で、テンポクロック値TCLが小節の中央タイミングを表すと、ステップS51にて「Yes」と判定して、ステップS52に進む。ステップS52にて効果音データ群の中から前記選択された効果音を表す楽音制御データを音源回路73に供給して効果音の発生を指示する。音源回路73は、このビート音の発生指示に応答して効果音信号を生成し、アンプ74a,74bを介してスピーカ12a,12bに供給して、効果音を発音させる。したがって、自動リズムおよび自動演奏の1小節の中央タイミングで遊戯者がスケートボードSBを旋回させれば、効果音を発音させることができる。
さらに、時間が経過して、自動演奏データ中からエンドデータが読み出されると、ステップS57にて「Yes」と判定し、ステップS59にて作動フラグRUNを「0」に変更する。この作動フラグRUNの変更により、前述したステップS41にて常に「No」と判定されるようになり、演奏音処理プログラムが実質的に実行されなくなるので、リズム、メロディおよび伴奏の自動演奏が終了する。また、ステップS59においては、テンポクロック値TCLおよび小節カウント値BARは共に「0」に初期設定されるとともに、パターン番号RyVはノーマルパターンを表す「8」に初期設定される。
上記説明からも明らかなように、上記第1実施形態によれば、遊戯者はスケートボードSBを走行させながら、自動リズム演奏音、自動メロディ音、自動伴奏音などの音楽を聴くことができるとともに、スケートボードSBの運動状態を変化させることに音楽に変化をもたせることができる。すなわち、スケートボードSBの走行速度に応じて演奏テンポに変化を加えたり、特定のタイミングでスケートボードSBを旋回させることによりリズムパターンを切換えたり、ビート音および効果音を発生させたりすることができる。したがって、スケートボードSBの走行時に変化に富んだ音楽を楽しむことができる。また、スケートボードSBの走行のさせ方によって、走行状態の変化に応答したビート音および効果音の発生により、遊戯者は楽器を演奏している感覚をもつこともできる。さらに、このような遊戯者の動作に応じて曲進行を決定することは、変拍子の演奏も可能とする。そして、このような変拍子の演奏のためには高度なテクニックを必要とするが、このような変拍子の演奏は芸術性も高い。
また、上記第1実施形態においては、次のように種々の変形も可能である。例えば、上記第1実施形態では、図9の演奏処理プログラムのステップS45〜S52において、図13に示すように、ステップS45とステップS47との間にステップS61の判定処理を追加する。ステップS61の判定処理は、テンポデータTMPが所定値TmidまたはTfastであるかを調べることにより、スケートボードSBの速度が中程度以上であるかを判定するものである。そして、スケートボードSBの速度が中程度以上であるときにのみ、ビート音を発音させるとともに、リズムパターンを指定するパターン番号RyVを変更するようにする。また、ステップS51とステップS52との間に、前記ステップS61と同様なステップS62の処理を追加する。これによれば、スケートボードSBの速度が中程度以上であるときにのみ、効果音が発音される。
さらに、スケートボードSBの旋回の判定を左右一段だけではなく、旋回の程度によって多段にして、急旋回するほど、自動リズムのバリエーションとして激しいリズムパターン(例えば、発音数の多いリズムパターン)を採用するようにしてもよい。この場合、ステアリング角θの大きさに応じてスケートボードSBの旋回の程度を判定するようにすればよい。また、自動リズムだけでなく、スケートボードSBの旋回の程度に応じて自動メロディおよび自動伴奏に変化を持たせるようにしてもよい。
また、上記第1実施形態およびその変形例においては、小節線タイミングでスケートボードSBを旋回させると、ビート音を発生するとともにリズムパターンを変化させるようにした。しかし、これに代えまたは加えて、小節線タイミングの近傍位置(例えば、1拍以内)でスケートボードSBを旋回させた場合には、自動リズムおよび自動演奏を旋回に同期させるようにしてもよい。具体的には、旋回開始が検出された時点すなわち旋回変数TRNが「0」から「1」または「−1」に変化した時点で、テンポクロック値TCLを「0」に初期設定する。また、小節カウント値BARに関しては、スケートボードSBが小節線タイミングより前に旋回開始された場合には、小節カウント値BARに「1」を加算する。スケートボードSBが小節線タイミングより後に旋回開始された場合には、小節カウント値BARを現在の値に維持する。
また、上記第1実施形態およびその変形例においては、スケートボードSBの運動状態に応じて、演奏テンポ、自動リズムのパターン切換え、ビート音および効果音の発生など、楽音信号の発生態様を変更するようにした。しかし、これに代えまたは加えて、自動演奏データの種類、発生楽音の音高、音色および音量(振幅エンベロープ)を、スケートボードSBの運動状態に応じて変更制御するようにしてもよい。さらに、発生楽音に付与される、残響、コーラスなどの音響および音楽効果を、スケートボードSBの運動状態に応じて変更制御するようにしてもよい。この場合、メモリ装置71に効果制御データを記憶させておき、スケートボードSBの運動状態に応じ、前記効果制御データを用いて発生楽音に付与される音響および音楽効果を変更制御するようにしてもよい。
また、上記第1実施形態においては、スケートボードSBの運動状態量としてステアリング角θおよび回転速度V(前後速度に対応)を採用し、これらの運動状態量に応じて楽音信号の発生態様を制御するようにした。しかし、これらの運動状態量に代えまたは加えて、スケートボードSBの左右加速度、左右速度、進行方向、垂直軸線回りの角速度などに応じて楽音信号の発生態様を制御するようにしてもよい。この場合、スケートボードSBに、左右加速度、左右速度、進行方向、垂直軸線回りの角速度などを検出するセンサを組み付け、同センサ出力をコンピュータ装置70に供給して、同コンピュータ装置70にて左右加速度、左右速度、進行方向、垂直軸線回りの角速度などにより楽音の発生態様を制御するようにするとよい。さらに、前後加速度センサを設けた場合には、検出値を積分することにより、上記第1実施形態の回転速度に代えて、積分値をスケートボードSBの速度を表す信号として利用できる。さらに、スケートボードSBの速度を検出するためには、風速計、またはGPSの位置情報から進んだ距離を時間で除算することによっても計算できる。また、角速度センサ(ジャイロセンサ)を設けた場合には、検出値を積分することにより、上記第1実施形態のステアリング角θに代えて、積分値をスケートボードSBのステアリング角を表す信号として利用できる。また、スケートボードSBのステアリング角を地磁気センサの方位角から計算することもできる。
また、上記第1実施形態において、図6にて破線で示すように、コンピュータ装置70に無線受信機81を接続し、操作用リモートボックス82を用意する。操作用リモートボックス82は、無線送信機を内蔵するとともに、その操作面にスケートボードSBの走行を指示する操作子を有する。この場合、遊戯者は、スケートボードSBに乗った状態で、前記荷重センサ53,65による操作に代えまたは加えて、操作子を操作することによりスケートボードSBの前方および後方への加速を指示する。この指示は、操作用リモートボックス82から無線送信され、無線受信機81にて受信される。そして、無線受信機81からコンピュータ装置70に前方および後方への加速が指示され、コンピュータ装置70は、上記図7のステップS11の処理と同様な処理により、前記指示に応じて電動モータ58の回転を制御する。これによれば、スケートボードSBの前方および後方への加速は、操作用リモートボックス82により制御される。
また、上記第1実施形態では、スケートボードSBのステアリング(操舵)を遊戯者の左右への体重移動により制御するようにした。しかし、これに代えて、前輪25および後輪26のうちの少なくともいずれか一方を操舵する電動式のステアリング装置を採用することもできる。この場合、遊戯者の体重移動とは独立してスケートボードSBが左右に操舵されることになるので、スケートボードSBの走行安定性のために前輪25および後輪26のうちの少なくとも一方を一対の左右輪で構成するようにするとよい。これによれば、スケートボードSBの左右へのステアリングも、操作用リモートボックス82により制御されるようなる。
また、上記第1実施形態では、駆動源として電動モータ58を用いてスケートボードSBを駆動するようにした。しかし、これに代えて、駆動源である電動モータ58を廃止して、人力によりスケートボードSBを走行させるようにしてもよい。この場合、遊戯者は、一方の足をボード10に載せて、他方の足で走行路面を蹴って前輪25および後輪26に回転力を与えて、スケートボードSBを前後に走行させるようにすればよい。
また、コンピュータ装置70に無線送信機83を接続し、無線送信機83から音楽信号を無線送信するようにしてもよい。この場合、遊戯者は、無線送信された音楽信号を受信する無線受信機を内蔵した音楽用リモートボックス84を携帯し、無線受信機にて受信した音楽信号をヘッドホン85で聴くことができる。また、音楽用リモートボックス84側に設けた操作子の操作信号を内蔵の無線送信機により無線送信し、無線受信機81を介してコンピュータ装置70に供給して、自動リズムおよび自動演奏データの選択など、各種指示をコンピュータ装置70に送信するようにしてもよい。
さらに、音楽用リモートボックス84内に、上記第1実施形態のコンピュータ装置70、メモリ装置71および音源回路73とそれぞれ同様な音楽信号を発生するためのコンピュータ装置、メモリ装置および音源回路を内蔵させておき、この音楽用リモートボックス84内にて楽音信号を生成して同生成した楽音信号をヘッドホン85で聴くようにしてもよい。この場合、コンピュータ装置70は、回転速度センサ64およびステアリング角センサ46からの回転速度Vおよびステアリング角θを表す信号を無線送信機83を介して送信する。そして、音楽用リモートボックス84内に設けた前記コンピュータ装置が、上記第1実施形態と同様な図8の演奏音設定および図9の演奏音処理プログラムの実行により音楽を再生するようにすればよい。
また、図14に示すように、予め決められた空間内に離れて配置した複数のスピーカ86から音楽信号を発生させることもできる。この場合、空間内に複数のスピーカ86に接続されるとともに無線受信機を内蔵したコントローラ87を配置する。そして、前記音楽用リモートボックス84のように、無線受信機にて受信した音楽信号を複数のスピーカ86からそれぞれ発生させるようにすればよい。また、この場合も、コントローラ87内に、前記音楽用リモートボックス84の場合と同様に、コンピュータ装置、メモリ装置および音源回路を内蔵させておき、回転速度センサ64およびステアリング角センサ46からの回転速度Vおよびステアリング角θを表す信号を無線受信機で受信し、コントローラ87内で楽音信号を生成して同生成した楽音信号を複数のスピーカ86に導くようにしてもよい。
さらに、この場合には、コントローラ87にスケートボードSBおよび遊戯者に位置を検出する位置検出センサを設け、この位置検出に応じて複数のスピーカ86から発生される音楽の音量を制御して、遊戯者の移動に対応させて発生される音楽が空間内を移動するようにしてもよい。この場合、例えば、遊戯者に最も近い位置のスピーカ86から発生される音楽の音量を大きくして、遊戯者の位置に対応させて音像が移動するようにすることができる。
b.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態に係るスケートボードSBについて説明する。このスケートボードSBは、図15(A)の平面図および図15(B)の正面図に示すように、長尺状のボード100を有する。
ボード100の中央部下面には、アーム101を介して比較的大きな中央輪102が回転可能に組み付けられている。この中央輪102は、図示しない上記第1実施形態と同様な駆動機構(図5参照)により、駆動されるようになっている。この中央輪の回転速度Vも上記第1実施形態と同様な回転速度センサ(図示省略)によって検出される。ボード100の下面前端部と後端部には、アーム103,104を介して、比較的小さな前輪105および後輪106が回転可能に組み付けられている。これらの前輪105および後輪106の各下面は、中央輪102の下面よりも上方に設けられていて、前輪105および後輪106が同時に路面に接触しないようになっている。
ボード100の上面中央よりの前部および後部には、荷重W1,W2を検出するための荷重センサ107,108が埋め込まれている。この荷重センサ107,108の埋め込まれた位置に、遊戯者は左右の足を載せるようになっている。ボード100の上面前端部および後端部には、スピーカ111,112が上方を向けて埋め込まれている。この場合のスピーカ111,112も、指向性の強いものが望ましい。ボード100の中央部には、上記第1実施形態と同様に構成した電気制御装置を内蔵した制御ボックス113が設けられている。制御ボックス113内には、ステアリング角θを検出するために、ボード100の中央位置垂直軸線回りの角速度ωを検出する角速度センサ(ジャイロセンサ)114と、ボード100の前部における横方向の加速度Gを検出する加速度センサ115も設けられている。そして、前記検出した角速度ωを積分することによりステアリング角θを計算し、この計算したステアリング角θの零点(すなわちドリフト)を、前記検出した横加速Gから計算したボード100の進行方向の変化(すなわちボード100の左右方向への傾斜角)により補正するようにしている。その結果、この第2実施形態に係るスケートボードSBにおいても、上記第1実施形態と同様なステアリング角θを得ることができる。
このように構成したスケートボードSBにおいても、上記第1実施形態の場合と同様に、遊戯者が左右の足を荷重センサ107,108上に載せ、体重を前方へ移動させれば中央輪102が正転駆動されて前進加速され、体重を後方へ移動させれば中央輪102が逆転駆動されて後退加速される。このスケートボードSBの前進加速時には、中央輪102と前輪105が路面に接して後輪106が浮いた状態にある。後退加速時には、中央輪102と後輪106が路面に接して前輪105が浮いた状態にある。また、遊戯者が体重をボード100の中央位置に移せば、前輪105および後輪106は共に路面から浮き、中央輪102のみが路面に接して走行または停止する。また、この場合には、遊戯者は身体をひねることにより、中央輪102を支点としてボード100を垂直軸線回りに左右に回転させて、スケートボードSBを左右に旋回させる。
したがって、この状態で、上記第1実施形態と同様に構成した電気制御装置を作動させれば、上記第1実施形態の場合と同様に、スケートボードSBの運動状態に応じて楽音信号を発生および発生される楽音信号の態様が制御される。したがって、この第2実施形態においても上記第1実施形態と同様な効果を享受できる。また、この第2実施形態においても、上記第1実施形態に対する各種変形を適用できる。さらに、この第2実施形態のおいて、遊戯者が前後および左右のバランスを取ることができれば、前輪105および後輪106を省略してもよい。
c.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について説明する。この第3実施形態は、本発明に係る移動装置として、スノーボードSNBを採用したものである。このスノーボードSNBは、図16に示すように、長尺状のボード120を有し、同ボード120の前後方向中央部の左右両側には、同ボード10から左右斜め上方に向けて延びた板状の一対の突出部121a,121bがボード120と一体的に形成されている。この突出部121a,121bにはスピーカ122a,122bがそれぞれ組み込まれて、上方に向けて音を放音するようになっている。この場合のスピーカ122a,122bも、指向性の強いものが望ましい。ボード120の後部の左右位置には、上下方向に付与される荷重Wlf,Wrtをそれぞれ検出する一対の荷重センサ123,124が埋め込まれている。スノーボードSNBにおいては、その方向を変えるために、遊戯者は後ろ足の左右への体重移動を行うものである。したがって、前記検出された左右荷重Wlf,Wrtの差を計算することにより、この差にほぼ比例するスノーボードSNBの垂直軸回りの回転角θs(上記第1実施形態とステアリング角θに相当)を得ることができる。
ボード120の上面の中央部には制御ボックス125が設けられている。制御ボックス123内には、スノーボードSNBの前後方向の加速度Gを検出する加速度センサ126が収容されている。制御ボックス123内には、上記第1実施形態と同様なコンピュータ装置70、メモリ装置71、音源回路73およびアンプ74a,74bが内蔵されている(図6参照)。そして、コンピュータ装置70は、図8の演奏音設定プログラムおよび図9の演奏音処理プログラムを実行する。ただし、これらのプログラムにおいては、回転速度Vに代えて、加速度センサ126によって検出された加速度Gを積分することにより計算したスノーボードSNBの速度Vsを用いる。また、ステアリング角θに代えて、前記のように左右荷重Wlf,Wrtの差を用いて計算したスノーボードSNBの垂直軸回りの回転角θsを用いる。
このように構成した第3実施形態においては、図17に示すように、遊戯者はスノーボードSNBに載って雪山を滑り下りる。このとき、遊戯者が後ろ足にかかる体重を左右に移動すれば、スノーボードSNBを旋回させることができる。したがって、この第3実施形態においても、コンピュータ装置70は、図8の演奏音設定プログラムおよび図9の演奏音処理プログラムを実行して、スノーボードSNBの速度Vsおよび垂直軸回りの回転角θsに応じて楽音信号の発生および楽音信号の発生態様を制御する。
したがって、遊戯者はスノーボードSNBを滑らせながら、自動リズム演奏音、自動メロディ音、自動伴奏音などの音楽を聴くことができるとともに、スノーボードSNBの運動状態を変化させることにより音楽に変化をもたせることができる。すなわち、スノーボードSNBの速度に応じて演奏テンポに変化を加えたり、特定のタイミングでスノーボードSNBを旋回させることによりリズムパターンを切換えたり、ビート音および効果音を発生させたりすることができる。したがって、スノーボードSNBの滑走時に変化に富んだ音楽を楽しむことができる。また、スノーボードSNBの滑走のさせ方によっては、滑走状態の変化に応答したビート音および効果音の発生により、遊戯者は楽器を演奏している感覚をもつこともできる。特に、図17に示すように、傾斜が最初緩く、次に急になり、最後に平らになる雪面を滑走した場合、自動リズムおよび自動演奏のテンポを遅い状態から徐々に速くし、その後に遅くして、最後に自動リズムおよび自動演奏を停止させることができる。
また、この第3実施形態においても、上記第2実施形態のようにして、スノーボードSNBの垂直軸回りの回転角θsを検出するようにしてもよい。すなわち、荷重センサ123,124に代えて、上記第2実施形態の場合と同様に、ボード120の中央位置垂直軸線回りの角速度ωを検出する角速度センサ(ジャイロセンサ)127と、ボード120の前部における横方向の加速度Gを検出する加速度センサ128を制御ボックス125内に設けておいて、これらのセンサ127,128に基づいて上記第2実施形態のようにして、スノーボードSNBの垂直軸回りの回転角θsを検出するようにしてもよい。
また、この第3実施形態においても、図16に破線で示すように、スピーカ122a,122bに代えて、上記第1実施形態の変形例のように,制御ボックス125内に無線送信機を組み込んで、遊戯者が音楽用リモートボックス131を携帯するとともにヘッドホン132により音楽を聴くようにすることもできる。この場合も、制御ボックス125内で生成された音楽信号(リズム音信号および楽音信号)を制御ボックス125から無線送信して、音楽用リモートボックス131にて受信した音楽信号をヘッドホン132に供給するようにすればよい。
また、音楽用リモートボックス131内に、上記第1実施形態のコンピュータ装置70、メモリ装置71および音源回路73とそれぞれ同様な音楽信号を発生するためのコンピュータ装置、メモリ装置および音源回路を内蔵させておき、この音楽用リモートボックス131内にて楽音信号を生成して同生成した楽音信号をヘッドホン132で聴くようにしてもよい。この場合、コンピュータ装置70は、荷重センサ123,124および加速度センサ126によって検出された荷重Wlf,Wrtまたは両荷重Wlf,Wrtから計算した回転角θsを表す信号を音楽用リモートボックス131に送信するとともに、加速度Gまたはその積分値である速度Vsを表す信号を音楽用リモートボックス131に送信する。
また、この第3実施形態においては、加速度センサ126によって検出された加速度Gを用いてスノーボードSNBの速度を計算するようにしたが、加速度センサ126に代えて、ボード120の水平面に対する傾斜角を検出する傾斜角センサを用いてもよい。これによっても、雪面の傾斜はスノーボードSNBの速度に対応するので、上記場合と同様な効果を期待できる。さらに、この第3実施形態においても、上記第1実施形態に対する各種変形を適用できる。
また、本発明の実施にあたっては、上記第1ないし第3実施形態及びそれらの変形例に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、スケートボードSBおよびスノーボードSNB以外でも、本発明は、サーフボード、スキー、ハンドル付き雪上滑走装置、モータサイクル、自転車、ウォータビーグル、インラインスケートなど、動力、人力、重力などにより移動可能なものであれば各種の移動装置にも適用できる。
本発明の第1実施形態に係るスケートボードの全体斜視図である。 スケートボードの前部および後部を示す側面図である。 アームのボードへの取り付け構造を示す前後方向に沿って切断した断面図である。 アームのボードへの取り付け構造を説明するための分解斜視図である。 駆動輪である後輪の縦断面図である。 スケートボードの電気制御装置を示す回路ブロック図である。 図6のコンピュータ装置により実行される駆動制御プログラムを示すフローチャートである。 図6のコンピュータ装置により実行される演奏音設定プログラムを示すフローチャートである。 図6のコンピュータ装置により実行される演奏音処理プログラムを示すフローチャートである。 図6のメモリ装置に記憶されているデータのフォーマット図である。 (A)は遊戯者がスケートボードに乗った状態を前方から見た概略図であり、(B)は同状態を左方から見た概略図である。 (A)は直進時におけるスケートボードの上方および後方から見た模式図であり、(B)は左旋回時におけるスケートボードの上方および後方から見た模式図であり、(C)は右旋回時におけるスケートボードの上方および後方から見た模式図である。 図9の演奏音処理プログラムの変形した部分を示すフローチャートである。 複数のスピーカの配置された空間内でスケートボードを走行させている状態を説明するための説明図である。 (A)は第2実施形態に係るスケートボードの平面図であり、(B)は同スケートボードの正面図である。 本発明の第3実施形態に係るスノーボードの平面図である。 スノーボードの滑走状態を示す図である。
符号の説明
SB…スケートボード、10…ボード、12a,12b…スピーカ、13…制御ボックス、25…前輪、26…後輪、53,65…荷重センサ、46…ステアリング角センサ、64…回転速度センサ、70…コンピュータ装置、71…メモリ装置、73…音源回路、100…ボード、102…中央輪、105…前輪、106…後輪、107,108…荷重センサ、111,112…スピーカ、113…制御ボックス、114…角速度センサ、115…加速度センサ、SNB…スノーボード、120…ボード、122a,122b…スピーカ、123,124…荷重センサ、125…制御ボックス、126…加速度センサ。

Claims (6)

  1. 人間が乗るボードを有し、動力または人力によりボードを移動可能であるとともに、ボード上の人間が身体をひねりまたは体重を移動することによってボードのステアリング角を変化させてボードを左右へ旋回させるようにした移動装置において、
    楽音信号を発生する楽音信号発生手段と、
    ボードの左右への旋回を表すステアリング角を検出する旋回検出手段と、
    前記検出されたボードの左右への旋回を表すステアリング角に応じて前記楽音信号発生手段による楽音信号の発生態様を制御する発生態様制御手段と
    を備えた移動装置。
  2. 人間が乗るボードを有し、動力または人力によりボードを移動可能であるとともに、ボード上の人間が身体をひねりまたは体重を移動することによってボードのステアリング角を変化させてボードを左右へ旋回させるようにした移動装置と、移動装置とは離れて配置されて楽音信号を発生する楽音信号発生手段を有する電子音楽機器とを備えた移動装置システムにおいて、
    移動装置内に、
    ボードの左右への旋回を表すステアリング角を検出する旋回検出手段と、
    前記検出されたボードステアリング角を表す信号を送信する送信手段とを設け、
    電子音楽機器内に、前記送信手段から送信されたステアリング角を表す信号を受信して、同受信した信号により、前記検出されたボードの左右への旋回を表すステアリング角に応じて前記楽音信号発生手段による楽音信号の発生態様を制御する発生態様制御手段を設けたことを特徴とする移動装置システム。
  3. 前記楽音信号発生手段は、一連の演奏データに基づいて一連の楽音信号を自動的に発生するものであり、かつ
    前記発生態様制御手段は、前記検出されたボードの左右への旋回を表すステアリング角に応じて前記一連の楽音信号の発生態様を変更するものである請求項1に記載した移動装置または請求項2に記載した移動装置システム。
  4. 前記発生態様制御手段は、前記検出されたボードの左右への旋回を表すステアリング角に応じて前記楽音信号発生手段による楽音信号の発生または同楽音信号発生手段によって発生される楽音信号の楽音要素を制御する請求項1に記載した移動装置または請求項2に記載した移動装置システム。
  5. 前記楽音信号発生手段は、リズム音を自動的に発生して自動リズム演奏する自動リズム演奏装置であり、
    前記発生態様制御手段は、前記検出されたボードの左右への旋回を表すステアリング角に応じて自動リズム演奏のリズムパターンを変更する請求項1に記載した移動装置または請求項2に記載した移動装置システム。
  6. ボードの走行速度を検出する速度検出手段をさらに備え、
    前記楽音信号発生手段は、リズム音を自動的に発生して自動リズム演奏する自動リズム演奏装置を含み、
    前記発生態様制御手段は、前記検出されたボードの走行速度に応じて自動リズム演奏のリズムパターンの変更も制御する請求項1に記載した移動装置または請求項2に記載した移動装置システム。
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