JP4289973B2 - 細隙灯顕微鏡から取得された白内障被検眼のカラー画像データに基づき、白内障の症状を定量化するための色補正装置 - Google Patents

細隙灯顕微鏡から取得された白内障被検眼のカラー画像データに基づき、白内障の症状を定量化するための色補正装置 Download PDF

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Description

本発明は、撮像手段を備えた細隙灯顕微鏡により取得した白内障被検眼のカラー画像データに基づき、白内障の症状を定量化するための色補正装置に関するものである。
眼科の分野において、同一患者の被検眼のカラー画像データを時系列的に記録し、電子ファイリングやコンピュータによる診断支援等を行うために、撮像手段を用いてカラー画像データとして取り込むようにした細隙灯顕微鏡等の眼科装置が開発されている。しかし、このような眼科装置においては、光源および撮像手段が同一であっても、被検眼像の撮像時の照明条件が異なると、同じ被検眼像を撮像しても異なるカラー画像データが得られてしまう。また、光源や撮像手段が異なると、同一の照明条件下において、同一の被検眼像を撮像する場合であっても、異なるカラー画像データが得られてしまう。このように眼科装置によって取り込まれたカラー画像データにバラツキが生じると、同一患者について記録された一連のカラー画像データに基づいて、症状が進行しているのかあるいは治癒しつつあるのかの判断ができず、正確な診断等が行えない。
このため、例えば、撮像手段と、撮像手段により変換された画像信号をデジタル値に変換する変換手段と、変換手段からの出力を保存する被検眼画像データ記憶手段と、被検眼画像データからアパーチャ領域の画像データを抽出する画像データ抽出手段と、アパーチャ領域の画像データに基づいて補正値を算出する演算手段と、被検眼画像データから補正値を減算する減算手段を備えた眼科撮影装置が提案されている(特許文献1参照)。この装置によれば、被検眼像の撮影時に、光源および撮像手段が同一で、照明条件が異なる場合、並びに、光源および撮像手段が異なり、照明条件が同一の場合のいずれにおいても、色補正されたバラツキのない画像データが得られる。
ところで、白内障眼の水晶体は微妙な色合い(必ずしも白色とは限らない)で濁ってくるので、白内障の症状の進行度や回復状況を的確に判断するためには、同一患者の白内障眼における水晶体の微妙な色の変化が正確かつ的確に把握できなければならない。このため、異なる光源および撮像手段、並びに照明条件で撮像された一連のカラー画像データをできるだけ高い精度で色補正し、同一の条件(光源、撮像手段および照明条件)下に撮像されたカラー画像データに変換しなければならない。
しかしながら、上述の従来の装置では、カラー画像データの黒レベルのみを基準としてそのカラー画像データの全体を色補正するので、時間を追って取得された一連の画像データを同一の条件(光源、撮像手段および照明条件)下に撮像されたカラー画像データに変換する精度はそれほど高くない。したがって、この装置では、同一患者の被検眼の一連の画像データに基づいて、白内障の症状の進行度や回復状況の正確な判断が可能な程度の精度で、白内障の症状を定量化することはできない。
特開2003−210412号公報
したがって、本発明の課題は、撮像手段によって撮像された、細隙灯顕微鏡による白内障眼の像のカラー画像データを用いて、高い精度で白内障の症状の定量化を行うことができるようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明は、撮像手段を備えた細隙灯顕微鏡により取得された白内障被検眼のカラー画像データに基づき、白内障の症状を定量化するための色補正装置であって、細隙灯顕微鏡に備えられた、線形な感度特性を有する撮像手段によって撮像され、取得されたカラーチャートのカラー画像データのカラーパッチ毎の生の色度ベクトル値(P1iを求める第1色度ベクトル値検出部と、既知の色特性を有する所定の光源、および既知の線形な感度特性を有する所定の撮像手段を使用して前記カラーチャートを撮像し、取得した前記カラーチャートのカラー画像データに基づいて求められた、前記カラーチャートのカラーパッチ毎の初期参照色度ベクトル値(P0iを格納する初期参照色度ベクトル値格納部と、前記第1色度ベクトル値検出部によって求められた前記生の色度ベクトル値(P1iと、前記初期参照色度ベクトル値格納部に格納された前記初期参照色度ベクトル値(P0iとから、前記細隙灯顕微鏡の光源の色特性Fと、前記細隙灯顕微鏡に備えられた撮像手段の感度特性Sの積からなるマトリクスAjk=F×Sを、
Figure 0004289973
を用いて求める第1演算部と、前記細隙灯顕微鏡に備えられた撮像手段によって撮像され、取得された白内障被検眼のカラー画像データを構成する各画素の生の色度ベクトル値(Q0iを求める第2色度ベクトル値検出部と、前記第2色度ベクトル値検出部によって求められた前記生の色度ベクトル値(Q0iに対する補正色度ベクトル値(CQ0iを、前記第1演算部によって求められたマトリクスAjkの値、および
Figure 0004289973
を用いて求める第2演算部と、前記第2演算部によって求められた補正色度ベクトル値(CQ0iに基づいて、前記白内障被検眼のカラー画像データを補正する第1画像データ補正部と、前記第1画像データ補正部によって補正された前記白内障被検眼のカラー画像データにおける虹彩部分の補正色度ベクトル値の平均値(Wavを求める第3色度ベクトル値検出部と、前記白内障被検眼のカラー画像データが第1回目に取得されたとき、前記第3色度ベクトル値検出部によって求められた平均値(Wavを補正参照色度ベクトル値(W0として記録するとともに、前記第1画像データ補正部によって補正された前記白内障被検眼のカラー画像データを記録するが、前記白内障被検眼のカラー画像データが第2回目以降に取得されたときには、前記第3色度ベクトル値検出部によって求められた平均値(Wavと前記補正参照色度ベクトル値(W0との平均値を求めて新たな補正参照色度ベクトル値(W0とし、さらに、前記平均値(Wavと前記新たな補正参照色度ベクトル値(W0との差を求め、その差に基づいて、前記第1画像データ補正部によって補正された前記白内障被検眼のカラー画像データをさらに補正し、それを記録する第2画像データ補正部とを有していることを特徴とする装置を構成したものである。
上記構成において、色度ベクトル値としては、例えば、RGB値、XYZ値、Lab値またはL値が挙げられる。また、撮像手段としては、例えば、CCDまたはCMOSが挙げられる。
本発明によれば、光源および撮像手段を備えた細隙灯顕微鏡からなる光学系を、白内障眼のカラー画像データの撮像に使用する前に、予めカラーチャートを用いて色補正し、さらに、この色補正を行った光学系を用いて白内障眼のカラー画像データを取得する際に、、既に取得された同一の患者の白内障眼の画像データの虹彩部分の色度ベクトル値の平均値を基準として、取得された画像データの色補正を行うようにしたので、異なる条件(光源、撮像手段および照明条件)下に取得された同一患者の白内障眼の一連の画像データを、非常に高い精度で、同一の条件下に撮像されたカラー画像データに変換することができ、同一患者の被検眼の一連の画像データに基づいて、白内障の症状を定量化し、それによって白内障の症状の進行度や回復状況を正確に判断することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施例について説明する。図1は、本発明の1実施例による方法のフロー図である。図1を参照して、本発明によれば、まず最初、既知の色特性を有する所定の光源および既知の線形な感度特性を有する所定の撮像手段を使用してカラーチャートが撮像され、取得されたカラーチャートのカラー画像データのカラーパッチ毎の初期参照色度ベクトル値(P0iが求められる(図1のステップ(a)参照)。
次に、ステップ(a)で使用されたものと同一のカラーチャートが細隙灯顕微鏡によって観察され、その観察像が、細隙灯顕微鏡に備えられた、線形な感度特性を有する撮像手段によって撮像され、取得されたカラーチャートのカラー画像データのカラーパッチ毎の生の色度ベクトル値(P1iが求められる(図1のステップ(b)参照)。
図5には、本発明の方法において使用するのに適したカラーチャートの1例が示してある。図5を参照して、カラーチャート10は、中央の細隙灯顕微鏡用カラーチャート部分41と、細隙灯顕微鏡用カラーチャート部分41の両側に配置された初期参照色度ベクトル値測定用カラーチャート部分40a、40bとから構成されている。細隙灯顕微鏡用カラーチャート部分41は、細隙灯(光源)による光照射範囲内に収まるようなサイズ(幅約2mm)に形成され、また、初期参照色度ベクトル値測定用カラーチャート部分40a、40bには、細隙灯顕微鏡用カラーチャート部分41に配列されたカラーパッチと同じカラーパッチが配列されている。この場合、細隙灯顕微鏡用カラーチャート部分41の一部に孔42を設けることにより、黒色パッチとすることができる。こうして、ステップ(a)では、このカラーチャート10の初期参照色度ベクトル測定用カラーチャート部分40a、40bが使用され、ステップ(b)では、細隙灯顕微鏡用カラーチャート部分421が使用される。
次に、ステップ(a)で求められたカラーチャートのカラーパッチ毎の初期参照色度ベクトル値(P0iと、ステップ(b)で求められたカラーチャートのカラーパッチ毎の生の色度ベクトル値(P1iから、細隙灯顕微鏡の光源の色特性Fと、細隙灯顕微鏡に備えられた撮像手段の感度特性Sの積からなるマトリクスAjk=F×Sが、
Figure 0004289973

を用いて求められる(図1のステップ(c)参照)。そして、細隙灯顕微鏡から取得されたカラー画像データをマトリクスAによって変換することにより、色補正がなされたカラー画像データを得ることができる。
こうして予めカラーチャートによる色補正がなされた細隙灯顕微鏡を用いて、白内障被検眼が第1回目に観察され、観察像が細隙灯顕微鏡に備えられた撮像手段によって撮像され、取得された白内障被検眼のカラー画像データを構成する各画素の生の色度ベクトル値(Q0iから、その補正色度ベクトル値(CQ0iが、
Figure 0004289973

を用いて求められ、補正色度ベクトル値(CQ0iに基づいて白内障被検眼のカラー画像データが補正され、それが記録されるとともに、補正後の白内障被検眼のカラー画像データにおける虹彩部分の補正色度ベクトル値の平均値が求められ、それが補正参照色度ベクトル値(W0とされる(図1のステップ(d)参照)。
そして、ステップ(d)で使用されたものと同一の細隙灯顕微鏡を用いて、白内障被検眼が第2回目以後に観察されるたびに、観察像が細隙灯顕微鏡に備えられた撮像手段によって撮像され、取得された白内障被検眼のカラー画像データを構成する各画素の生の色度ベクトル値(Q1iから、その補正色度ベクトル値(CQ1iが、
Figure 0004289973

を用いて求められ、補正色度ベクトル値(CQ1iに基づいて白内障被検眼のカラー画像データが補正され、補正後の白内障被検眼のカラー画像データにおける虹彩部分の補正色度ベクトル値の平均値(Wavが求められ、その平均値(Wavと補正参照色度ベクトル値(W0との平均値が求められて新たな補正参照色度ベクトル値(W0とされ、さらに、平均値(Wavと新たな補正参照色度ベクトル値(W0との差が求められ、その差に基づいて、補正後の白内障被検眼のカラー画像データがさらに補正され、それが記録される(図1のステップ(e)参照)。
本発明の方法による、カラーチャートを用いてマトリクスAjkを求める一連の手順(上記ステップ(a)〜(c))の理論的根拠について少し説明すると、各波長毎の光の強度を表したものを分光分布といいλを波長として、波長の関数s(λ)で表わされる。今、380nm〜780nmの波長領域を10nm毎に区分し、j=0〜40として、
Figure 0004289973

と表すことにより分光分布sを41次元のベクトルで表すことができる。すなわち、
s=(s,s,s,・・・,s40
人間の知覚する物体の色は、光源の分光分布、物体の分光反射率、人間の分光感度により決定される。
今、ある物体の分光反射率のベクトル表現をB、光源の分光分布のベクトル表現をF、人間の各錐体の分光感度のベクトル表現をそれぞれp、d、tとおくと三刺激値P、D、Tは
Figure 0004289973

となる。
また物体から反射して目に入ってくる光の分光エネルギーのベクトル表現をOとし、分光感度をまとめて
Figure 0004289973

とすると
Figure 0004289973

と内積の形に表現できる。
人間の目にとっては、光の分光分布が異なっても三刺激値が同一であれば同じ色として感じられる。
全ての色光は、独立した3種の単色光で等色(人間の目で等しいと感じられる)できることが知られている。ここで、「独立した」とは、ある色が他の色によって等色されないことを意味する。
今、CIEの標準により
赤の原色光Rとしてλ=700nmの単色光、
緑の原色光Gとしてλ=546.1nmの単色光、
青の原色光Bとしてλ=435.8nmの単色光、
を三原色として、380nm〜780nmの範囲内の各波長の単色光を三原色で等色した際のRGBの分光分布、等色関数と呼ばれる。
等色関数は三種の錐体の分光感度の線形変換となっている。
Figure 0004289973

ここで、Aはマトリクスをあらわす。
今、24色のカラーパッチをD65光源のもと、等色関数でセンスされた撮像手段で撮像した際のRGB値を(P0iとする。ここで、iは各パッチの色を示す添字で0〜23となり、jは色度を示すベクトルの次元を表し、ここではRGBの3次元であるため0〜2となる。
また、未知の光源で未知の感度特性を有する撮像手段によりカラーパッチを撮像した際のRGB値を同様に(P1iとする。ここで、双方とも色空間を同じRGBとしているためj=kである。
(P0iと(P1iとの関係を、(P0i=Aijk×(P1iとし、未知の感度特性が等色関数でセンスされたものであると仮定すると、(P0iと(P1iとは線形の関係にあり、A0jk=A1jk=A2jk=・・・=A23jkとなり、最小二乗法によりパラメータAjkを求めることができる。
上述の方法を具体例を用いて説明すると、ステップ(a)では、所定の光源としてD65を用い、また、所定の撮像手段として等色関数によってセンスされたCCDを用いて、24個の異なるカラーパッチを備えたカラーチャートを撮像して取得されたカラー画像データのカラーパッチ毎の初期参照RGB値[(P0i=R,(P0i=G,(P0i=B,i=1〜24]、すなわち、
[(R,G,B)(R,G,B)・・・(R24,G24,B24)]
が求められる。
ステップ(b)では、細隙灯顕微鏡の撮像手段(CCD)によって取得されたステップ(a)と同一のカラーチャートのカラー画像データのカラーパッチ毎の生のRGB値[(P0i=r,(P0i=g,(P0i=b,i=1〜24]、すなわち、
[(r,g,b)(r,g,b)・・・(r24,g24,b24)]
が求められる。
細隙灯顕微鏡のCCDの分光感度が等色関数によってセンスされていると仮定すると、3次元空間において線形に写像されているものと考えられるから、
Figure 0004289973

として、
Y=AX
が成立し、これから最小二乗法を用いて、
A(XX)=YX
A=YX(XX)−1
から、マトリクスAが求められる。
こうして、予め色補正がなされた細隙灯顕微鏡を用いて、白内障被検眼が第1回目に観察され、観察像が細隙灯顕微鏡に備えられた撮像手段によって撮像され、取得された白内障被検眼のカラー画像データを構成する各画素の生のRGB値(r,g,b)から、その補正RBG値(R,G,B)が、
=ar+dg+gb
=br+eg+hb
=cr+fg+ib
を用いて求められ、補正RGB値(R,G,B)に基づいて白内障被検眼のカラー画像データが補正され、それが記録される。また、補正後の白内障被検眼のカラー画像データにおける虹彩部分の補正RGB値(R,G,B)の平均値が求められ、それが補正参照RGB値(W,W,W)とされる。
この場合、補正後の白内障被検眼のカラー画像データにおける虹彩部分の補正RGB値の平均値は次のようにして求められる。図3は、同一の患者の白内障被検眼のカラー画像の一例を示した平面図であり、(A)は第1回目に撮像された画像を示し、(B)は第2回目に撮像された画像を示している。図3(A)において、20は白内障被検眼であり、21は虹彩であり、22は瞳孔であり、23は白内障によって白濁化した水晶体部分である。図3(B)において、30は白内障被検眼であり、31は虹彩であり、32は瞳孔であり、33は白内障によって白濁化した水晶体部分である。
今、適当なディスプレイに、図3(A)に示された白内障被検眼のカラー画像20が表示され、そして、この画像20における虹彩21の適当な領域(例えば、図3(A)領域のM)が、医師により適当なポインティング・デバイスを用いて指定される。そして、指定された領域Mを構成する画素のRGB値の平均値が求められ、求められた平均RGB値が補正参照RGB値(W,W,W)とされる。なお、この例では、画像20中の虹彩21における適当な領域を医師が指定するようにしているが、この画像データに基づき、コンピュータを用いて自動的に虹彩部分を検出し、その画素のRGB値の平均値を求めるようにすることもできる。
次に、同一の細隙灯顕微鏡を用いて、同一患者の白内障被検眼が第2回目に観察され、第1回目の場合と同様にして、取得された白内障被検眼のカラー画像データを構成する各画素の生のRGB値からその補正RGB値が求められ、補正RGB値に基づいて白内障被検眼のカラー画像データが補正される。そして、ディスプレイに、図3(B)に示された白内障被検眼のカラー画像30が表示され、この画像30における虹彩31の適当な領域(例えば、図3(B)の領域M)が、医師により適当なポインティング・デバイスを用いて指定される。そして、指定された領域Mを構成する画素のRGB値の平均値が求められ、さらに、その平均値と補正参照RGB値(W,W,W)との平均値が求められて新たな補正参照RGB値とされ、さらに、前記平均値と新たな補正参照RGB値との差が求められ、その差に基づいて、補正後の白内障被検眼のカラー画像データがさらに補正され、それが記録される。同様にして、同一の細隙灯顕微鏡による同一患者の白内障被検眼の第3回目以降の観察がなされ、取得されたカラー画像データが色補正され、色補正後のカラー画像データが記録される。
こうして、本発明の方法によれば、光源および撮像手段を備えた細隙灯顕微鏡からなる光学系を予めカラーチャートを用いて色補正し、この色補正がなされた光学系を用いて白内障眼のカラー画像データを取得する際に、既に取得された同一の患者の白内障眼の画像データの虹彩部分の色度ベクトル値の平均値を基準として、取得された画像データの色補正を行うようにしたので、異なる光源、撮像手段により、または異なる照明条件の下に取得された同一患者の白内障眼の一連の画像データを、非常に高い精度で、同一の光源、撮像手段によって、同一の照明条件の下に撮像されたカラー画像データに変換することができ、同一患者の被検眼の一連の画像データに基づいて白内障の症状を定量化し、白内障の症状の進行度や回復状況を正確に判断することができる。
図2は、本発明の1実施例による色補正装置の構成を示すブロック図である。図2を参照して、番号1は本発明の色補正装置を示しており、第1色度ベクトル値検出部3は、細隙灯顕微鏡12に備えられた、線形な感度特性を有する撮像手段14によって撮像され、取得されたカラーチャート10のカラー画像データのカラーパッチ毎の生の色度ベクトル値(P1iを求める。初期参照色度ベクトル値格納部2は、既知の色特性を有する所定の光源、および既知の線形な感度特性を有する所定の撮像手段を使用してカラーチャート10を撮像し、取得したカラーチャート10のカラー画像データに基づいて求められた、カラーチャートのカラーパッチ毎の初期参照色度ベクトル値(P0iを格納する。
第1演算部4は、第1色度ベクトル値検出部3によって求められた生の色度ベクトル値(P1iと、初期参照色度ベクトル値格納部2に格納された初期参照色度ベクトル値(P0iとから、細隙灯顕微鏡12の光源13の色特性Fと、細隙灯顕微鏡12に備えられた撮像手段14の感度特性Sの積からなるマトリクスAjk=F×Sを、
Figure 0004289973

を用いて求める。
第2演算部6は、細隙灯顕微鏡12に備えられた撮像手段14によって撮像され、取得された白内障被検眼11のカラー画像データを構成する各画素の生の色度ベクトル値(Q0iを求める第2色度ベクトル値検出部5と、第2色度ベクトル値検出部5によって求められた生の色度ベクトル値(Q0iに対する補正色度ベクトル値(CQ0iを、第1演算部4によって求められたマトリクスAjkの値、および
Figure 0004289973

を用いて求める。また、第1画像データ補正部7は、第2演算部6によって求められた補正色度ベクトル値(CQ0iに基づいて、白内障被検眼11のカラー画像データを補正する。
第3色度ベクトル値検出部8は、第1画像データ補正部7によって補正された白内障被検眼11のカラー画像データにおける虹彩部分の補正色度ベクトル値の平均値(Wavを求める。第2画像データ補正部9は、白内障被検眼11のカラー画像データが第1回目に取得されたとき、第3色度ベクトル値検出部8によって求められた平均値(Wavを補正参照色度ベクトル値(W0として記録するとともに、第1画像データ補正部7によって補正された白内障被検眼11のカラー画像データを記録するが、白内障被検眼11のカラー画像データが第2回目以降に取得されたときには、第3色度ベクトル値検出部8によって求められた平均値(Wavと補正参照色度ベクトル値(W0との平均値を求めて新たな補正参照色度ベクトル値(W0とし、さらに、前記平均値(Wavと前記新たな補正参照色度ベクトル値(W0との差を求め、その差に基づいて、第1画像データ補正部7によって補正された白内障被検眼11のカラー画像データをさらに補正し、それを記録する。
図1および図2に示した実施例は、いずれも、細隙灯顕微鏡に備えられた撮像手段が線形な感度特性を有している場合(等色関数でセンスされている場合)に有効である。図4には、細隙灯顕微鏡に備えられた撮像手段が非線形な感度特性を有している場合に有効な方法のフロー図を示したものである。
図4を参照して、まず最初、既知の色特性を有する所定の光源、および既知の線形な感度特性を有する所定の撮像手段を使用してカラーチャートが撮像され、取得されたカラー画像データのカラーパッチ毎の初期参照色度ベクトル値(P0iが求められる(図4のステップ(a’)参照)。
次に、ステップ(a’)で使用されたものと同一のカラーチャートが細隙灯顕微鏡によって観察され、その観察像が細隙灯顕微鏡に備えられた、非線形な感度特性を有する撮像手段によって撮像され、取得されたカラー画像データのカラーパッチ毎の生の色度ベクトル値(P1iが求められる(図4のステップ(b’)参照)。
そして、ステップ(a’)で求められた初期参照色度ベクトル値(P0iと、ステップ(b)で求められた生の色度ベクトル値(P1iからルックアップ・テーブルが作成される(図4のステップ(c’)参照)。
こうして予め色補正がなされた細隙灯顕微鏡を用いて、白内障被検眼が第1回目に観察され、観察像が細隙灯顕微鏡に備えられた撮像手段によって撮像され、取得されたカラー画像データを構成する各画素の生の色度ベクトル値(Q0iの補正色度ベクトル値(CQ0iが、ルックアップ・テーブルを使用した補間方法を用いて求められる。さらに、補正色度ベクトル値(CQ0iに基づいて白内障被検眼のカラー画像データが補正され、それが記録されるとともに、補正後の白内障被検眼のカラー画像データにおける虹彩部分の補正色度ベクトル値の平均値が求められ、それが補正参照色度ベクトル値(W0とされる(図4のステップ(d’)参照)。
そして、ステップ(d’)で使用されたものと同一の細隙灯顕微鏡を用いて、白内障被検眼が第2回目以後に観察されるたびに、観察像が細隙灯顕微鏡に備えられた撮像手段によって撮像され、取得されたカラー画像データを構成する各画素の生の色度ベクトル値(Q1iの補正色度ベクトル値(CQ1iが、ルックアップ・テーブルを使用した補間方法を用いて求められる。そして、補正色度ベクトル値(CQ1iに基づいて白内障被検眼のカラー画像データが補正され、補正後の白内障被検眼のカラー画像データにおける虹彩部分の補正色度ベクトル値の平均値(Wavが求められ、その平均値(Wavと補正参照色度ベクトル値(W0との平均値が求められて新たな補正参照色度ベクトル値(W0とされる。さらに、平均値(Wavと新たな補正参照色度ベクトル値(W0との差が求められ、その差に基づいて、補正後の白内障被検眼のカラー画像データがさらに補正され、それが記録される(図4のステップ(e’)参照)。
この場合、補間方法としては、線形補間やスプライン補間、あるいは、ガウス関数等を基底関数に用い非線形な関数を近似して求めたい色度を推測する方法等を適用することができる。
本発明の1実施例による色補正方法のフロー図である。 本発明の1実施例による色補正装置のブロック図である。 図1の色補正方法における被検眼の補正カラー画像データ中の虹彩部分のRGB値の平均値を求めるステップを説明するための図であり、 本発明の別の実施例による色補正方法のフロー図である。 カラーチャートの1例の平面図である。
符号の説明
1 色補正装置
2 初期参照色度ベクトル値格納部
3 第1色度ベクトル値検出部
4 第1演算部
5 第2色度ベクトル値検出部
6 第2演算部
7 第1画像データ補正部
8 第3色度ベクトル値検出部
9 第2画像データ補正部
10 カラーチャート
11 白内障被検眼
12 細隙灯顕微鏡
13 光源
14 撮像手段

Claims (1)

  1. 撮像手段を備えた細隙灯顕微鏡により取得された白内障被検眼のカラー画像データに基づき、白内障の症状を定量化するための色補正装置であって、
    細隙灯顕微鏡に備えられた、線形な感度特性を有する撮像手段によって撮像され、取得されたカラーチャートのカラー画像データのカラーパッチ毎の生の色度ベクトル値(P 1i を求める第1色度ベクトル値検出部と、
    既知の色特性を有する所定の光源、および既知の線形な感度特性を有する所定の撮像手段を使用して前記カラーチャートを撮像し、取得した前記カラーチャートのカラー画像データに基づいて求められた、前記カラーチャートのカラーパッチ毎の初期参照色度ベクトル値(P 0i を格納する初期参照色度ベクトル値格納部と、
    前記第1色度ベクトル値検出部によって求められた前記生の色度ベクトル値(P 1i と、前記初期参照色度ベクトル値格納部に格納された前記初期参照色度ベクトル値(P 0i とから、前記細隙灯顕微鏡の光源の色特性Fと、前記細隙灯顕微鏡に備えられた撮像手段の感度特性Sの積からなるマトリクスA jk =F×Sを、
    Figure 0004289973
    を用いて求める第1演算部と、
    前記細隙灯顕微鏡に備えられた撮像手段によって撮像され、取得された白内障被検眼のカラー画像データを構成する各画素の生の色度ベクトル値(Q 0i を求める第2色度ベクトル値検出部と、
    前記第2色度ベクトル値検出部によって求められた前記生の色度ベクトル値(Q 0i に対する補正色度ベクトル値(CQ 0i を、前記第1演算部によって求められたマトリクスA jk の値、および
    Figure 0004289973
    を用いて求める第2演算部と、
    前記第2演算部によって求められた補正色度ベクトル値(CQ 0i に基づいて、前記白内障被検眼のカラー画像データを補正する第1画像データ補正部と、
    前記第1画像データ補正部によって補正された前記白内障被検眼のカラー画像データにおける虹彩部分の補正色度ベクトル値の平均値(W av を求める第3色度ベクトル値検出部と、
    前記白内障被検眼のカラー画像データが第1回目に取得されたとき、前記第3色度ベクトル値検出部によって求められた平均値(W av を補正参照色度ベクトル値(W 0 として記録するとともに、前記第1画像データ補正部によって補正された前記白内障被検眼のカラー画像データを記録するが、前記白内障被検眼のカラー画像データが第2回目以降に取得されたときには、前記第3色度ベクトル値検出部によって求められた平均値(W av と前記補正参照色度ベクトル値(W 0 との平均値を求めて新たな補正参照色度ベクトル値(W 0 とし、さらに、前記平均値(W av と前記新たな補正参照色度ベクトル値(W 0 との差を求め、その差に基づいて、前記第1画像データ補正部によって補正された前記白内障被検眼のカラー画像データをさらに補正し、それを記録する第2画像データ補正部と、を有していることを特徴とする装置。
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