JP4289967B2 - プラズマ電位測定用プローブ - Google Patents

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本発明は、動重力効果を利用したプラズマ電位測定方法に好適なプローブに係り、特に、浮遊電位検出用電極及びイオン電流検出用内部電極の周囲に均一な高周波電場が発生できるプラズマ電位測定用プローブに関するものである。
プラズマ雰囲気中のプラズマ電位を解析なしに測定する方法として、従来よりエミッシブプローブ法が知られている。エミッシブプローブ法は、図8に示されるように、プラズマ雰囲気P中に置かれたフィラメント101に加熱電源102より電流を印加してフィラメント101を加熱すると共に、このフィラメント101全体に印加する電位を電源103で調節し、フィラメント101に電流Iが流れないとき(浮遊プローブの状態となっている)の印加電位をプラズマ電位とする方法である。
熱電子放出のない浮遊プローブの電位(浮遊電位)は、プラズマからの電子流を妨げて浮遊条件を満たすようにプラズマ電位に対して電子流のエネルギに相当する分(シース電圧)だけ低くなっている。ここで、浮遊プローブから熱電子が放出されると、その熱電子の流れは前記電子流を打ち消す方向となるのでシース電圧が減少し、浮遊電位はプラズマ電位に近付く。浮遊電位がプラズマ電位を越えると、熱電子は放出されない。
「エミッシブプローブによるプラズマの電位測定」藤田寛治、日本物理学会誌第39巻第5号、1984年
しかし、エミッシブプローブ法にはいくつかの誤差要因があるため、正確な測定が困難であった。即ち、フィラメント101の温度により発生する熱電子の量が異なるので、フィラメント温度に依存してプラズマ電位測定の誤差が生じることが避けられない。また、フィラメント101の消耗による経時変化が大きく、測定の再現性が乏しい。
本出願人は、エミッシブプローブ法が抱える上記の問題点をなくするために、動重力効果を利用した新規なプラズマ電位測定方法を提案するに至った。そのプラズマ電位測定方法では、プラズマ雰囲気中に高周波電場に囲まれた測定空間を形成すると共に、その測定空間に置いた内部電極でイオン粒子がもたらす電流を検出する。高周波電場はイオン捕集構造に対して対称で局所的であることが重要である。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、浮遊電位検出用電極及びイオン電流検出用内部電極の周囲に均一な高周波電場が発生できるプラズマ電位測定用プローブを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、プラズマ雰囲気中に挿入されるロッド状部材と、前記ロッド状部材内に軸方向に挿通されて前記ロッド状部材の先端より先に突き出た導電性の円筒と、その円筒の一端よりギャップを隔てて該円筒の端面に臨み前記円筒と同径の円筒の最先端を端面壁で閉じた導電性のキャップ状部材と、前記円筒の中から前記円筒の先端より先に突き出て前記キャップ状部材に届く銅管からなる電極と、この銅管の側面に前記ギャップに臨ませて設けられたスリットと、前記銅管の内部に同軸構造で配置された内部円筒からなる内部電極と、前記内部円筒の内部に配置され前記銅管の先端よりさらに先に突き出て前記キャップ状部材の前記端面壁に電気的に接続された内部導体とを備え、高周波電流の片側極が前記円筒に給電され反対側極が前記内部導体に給電され、前記円筒と前記キャップ状部材との間に高周波電場に囲まれた測定空間が形成され、この測定空間内で、前記電極により浮遊電位が検出され、前記内部電極により前記スリットを通して流れるイオン電流が検出されるものである。
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)イオン電流検出用内部電極の周囲に均一な高周波電場が発生できるので、イオン電流の測定を正確に行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
本発明に係るプローブは、本出願人が提案した新規なプラズマ電位測定方法に好適なものであるから、まず、そのプラズマ電位測定装置について説明した後、プローブについて説明する。
図1に示されるように、本発明に係るプラズマ電位測定装置は、プラズマ雰囲気P中に高周波電場Eに囲まれた測定空間(図4参照)を形成するアンテナ1と、その測定空間に置かれた内部電極2aを有する電極2と、この電極2に印加する電位を調節する電源3と、前記電極2に電流が流れなくなる印加電位をプラズマ電位とする電位判定部4と、内部電極2aへ流れ込むイオン電流の減少を判定するイオン電流判定部4aとを備える。
プラズマ雰囲気を提供するために、ここではプラズマ発生装置5に接続されたプラズマ室6が設けられており、プラズマ発生装置5で発生されたプラズマはプラズマ室6に閉じ込められる。このプラズマ雰囲気Pは場所によらず一様なプラズマ密度であり、プラズマ電位も一定になっているものと考えてよい。この構成は、本プラズマ電位測定装置を試験するために設けたもので、実際にはアンテナ1及び電極2は測定対象となる任意の設備のプラズマ雰囲気中に設置される。
アンテナ1及び電極2は、適宜な長さのロッド状部材7の先端に設けられる。このロッド状部材7、アンテナ1及び電極2の全体をプローブ8と呼ぶ。プローブ8は内部にアンテナ1、電極2及び内部電極2aのための導線を通してある。従って、このプローブ8をプラズマ室6の一側から中に挿入することにより、導線をプラズマ室6の外に繋ぐことができる。
電極2の導線9は、電源3に接続されると共に電位判定部4に接続される。電位判定部4は、電極2に印加される印加電位と電源3から電極2へ流れる電流とを検出することができ、電源3が印加電位を調節したことによる電流の変化を監視して電流が流れなくなった瞬間の印加電位を読み取るようになっている。
一方、アンテナ1の2本の導線10は、高周波源11に接続される。高周波源11は、直流電源12と、その直流電源12の出力をスイッチングするインバータ13と、スイッチされた電力により発振する発振器14と、その発振器14の発振出力を増幅する増幅器15と、増幅器15からアンテナ1へのインピーダンスを整合させる整合器16とからなる。高周波源11は、GHz帯の高周波電力をアンテナ1へ供給するようになっている。
電極2は軸対称に設けられたスリット21bを有する(図3参照)。電極2の内部に同軸構造で配置された内部電極2aの導線9a(図3参照)は、図1の電源3aに接続されると共にイオン電流判定部4aに接続される。イオン電流判定部4aは、スリット21bを通して電源3aから電極2へ流れるイオン電流を検出できる。電極2の浮遊電位とイオン電流判定部4aの電流を同時に検出しながら、高周波電場を大きくしてゆき、イオン電流判定部4aの電流が減少しはじめたところの電極2の浮遊電位をプラズマ電位として測定する。
図2及び図3に示されるように、プローブ8は、同軸多重構造を有する。即ち、最も外殻となるロッド状部材7は、ステンレス(SUS304)管からなる円筒であり、プローブ8全体を支持してアンテナ1及び電極2を任意の設備のプラズマ雰囲気中に届かせると共にこのロッド状部材7内に収容されている部材を保護するものである。ロッド状部材7は、ガラス管で構成してもよい。
ロッド状部材7内に挿通されているステンレス(SUS304)製の円筒17は、導線10(図1参照)の片側極に接続され、高周波印加用の片側電極となる。円筒17は先端がロッド状部材7の先端より先に突き出ており、この円筒17の先端の先には間隔を隔ててキャップ状部材19が設けられている。キャップ状部材19は、円筒17と同材料・同径で構成された短い円筒の最先端を端面壁20で閉じたものである。
円筒17のさらに中には、銅管21を外側導体とする同軸給電線22が設けられている。銅管21は導線9(図1参照)に接続される。同軸給電線22の内部導体23は導線10(図1参照)の反対側極に接続される。同軸給電線22には外側導体である銅管21と内部導体23との間に導体からなる内部円筒21aを有する。内部円筒21a(内部電極)は図1の導線9aに接続される。銅管21は、円筒17の先端より先に突き出てキャップ状部材19に届いており、内部導体23は、さらに先に突き出てキャップ状部材19の端面壁20に電気的に接続されている。
高周波源11より導線10の両極に給電した高周波電力はギャップ25を隔てて対向する円筒17の先端とキャップ状部材19の基端に給電される。即ち、このギャップ25がアンテナ1にほかならない。一方、このギャップ25の中心に露出している銅管21が浮遊電位を発生する電極2となり、内部円筒21a(内部電極)がイオン電流検出用の電極となる。
円筒17がロッド状部材7に入り込む部分には合成樹脂(例えば、テフロン;登録商標)からなる継ぎ手26が設けてあり、円筒17をロッド状部材7の中心に固定していると共にロッド状部材7を気密封止している。同軸給電線22が円筒17に入り込む部分には合成樹脂からなる継ぎ手27が設けてあり、同軸給電線22を円筒17の中心に固定していると共に円筒17を気密封止している。同軸給電線22にキャップ状部材19を取り付ける部分には合成樹脂からなる継ぎ手28が設けてあり、キャップ状部材19を同軸給電線22に中心に固定している。同軸給電線22が継ぎ手28に挿入されていてもよい。
次に、この図3のプローブ8を用いた図1のプラズマ電位測定装置の動作を説明する。高周波源11より導線10の両極に高周波電力を給電すると、片側極は円筒17の内面を伝搬して円筒17の先端に至り、反対側極は同軸給電線22の内部導体23からキャップ状部材19の内面を伝搬してキャップ状部材19の基端に至る。ただし、図3では、高周波源11から直接、キャップ状部材19へ導線10を接続したイメージが示してある。
これにより、図4に示されるように、アンテナ1には高周波電場Eが発生する。円筒17及びキャップ状部材19が同径の円筒状構造であるから、高周波電場Eはアンテナ1の全周に軸対称(回転対称)に形成される。この高周波電場Eは、後述する動重力(ポンデアモーティブ力)の効果により高周波電場Eに囲まれた測定空間Aを形成するものである。
同軸給電線22の外側導体である銅管21には、電源3からの電位が印加されており、アンテナ1の中心に露出している銅管21が電極2の働きをする。即ち、電極2への印加電位とプラズマ電位との電位差に応じて電極2からプラズマ雰囲気中へ或いはプラズマ雰囲気中から電極2へ電流が流れる。電源3が印加電位を低い値から徐々に高い値へ調節していく間、この電流の変化を監視し、電流が流れなくなった瞬間の印加電位を読み取り、銅管21上の浮遊電位とする。
次に、上記の動作によってプラズマ電位が測定できる原理を説明する。
図5には、ギャップ25を誇張したアンテナ1及び電極2と電場が形成されるイメージと距離に対する電場の強さのグラフ(点線)と電子の挙動(実線)動きとを合成して示した。アンテナ1に高周波を給電すると、電場Eが発生する。この電場Eは、径方向の距離rと時間tの関数である局所高周波電場E(r,t)である。電子の電荷をe、電子の質量をm、角周波数をωとすると、距離rに位
[外1]
Figure 0004289967
Figure 0004289967
となる。〈E2 (r,t)〉は電場の時間平均である。
[外2]
Figure 0004289967
n、電子の温度をTとすると、動重力効果が発生するための条件は、
Figure 0004289967
となる。
なお、特性長Lは、最初の電場E0 の値がE0 /2.718に減少するまでの距離として定義される。
Figure 0004289967
上記の条件が満足されると、アンテナ1から遠ざかろうとする電子は遠ざかることができるが、アンテナ1に近付こうとする電子は、高周波電場Eのもたらす動重力fによって跳ね返され、近付くことはできない。つまり、高周波電場Eが電子を跳ね返す壁になる。この現象を動重力効果という。
一方、イオン粒子(プラズマ)は上記条件においても強い斥力を受けないので、上記壁を容易に突き抜けてアンテナ1に達する。アンテナ1には電極2が存在するので、イオン粒子が電極2に衝突し、電極2に電流が流れる。
電極2の電位がプラズマ電位より十分に低いときには、多くのイオン粒子が電極2に衝突するので、電流が多く流れ(図7のIis)、電極2の電位がプラズマ電位に低い方から近き、電極2の電位がプラズマ電位を超えると、電極2に衝突するイオン粒子が減少して、電流が減少する(図7でIi<Iis)。
つまり、図1のプラズマ電位測定装置は、プラズマ雰囲気P中にアンテナ1から高周波電場Eを印加すると、プラズマ雰囲気P中からイオン粒子のみが選択的に透過し自由電子が透過できない壁が形成される。この壁で囲まれた空間が図4に示した測定空間Aである。
この測定空間Aにおいて、内部電極2aへのイオン電流が減少し始める時の電極2の浮遊電位をプラズマ電位と見なすことができる。高周波電場Eを印加しない場合には、プラズマ雰囲気P中に物体を置くと、その物体とプラズマ雰囲気Pとの境界に浮遊電位が発生するので、電極2の浮遊電位にシース電圧を加えることでプラズマ電位を求める。
なお、動重力効果そのものは従来より知られており、動重力効果の利用技術として、例えば、イオン粒子を排斥するように条件を設定した動重力場をプラズマ室の内壁全面に形成して内壁へのイオン粒子の流れを抑制する技術がある。しかし、プラズマ電位の測定のために動重力効果を利用して所望の荷電粒子を選択的に透過する測定空間を形成する技術は従来なく、本発明が最初である。
図6に測定法のモデルを示す。この図では、プラズマ電位φ、アンテナ1に印加する高周波電圧Vrf及びアンテナ1の背後にある電極2の浮遊電位Vf をそれぞれ電源のイメージで示した。電子を弾き返しイオンを透過させる電位障壁のイメージは破線で示した。電位障壁はできる限り電極2に接近しているものとする。左右方向はアンテナ1からの距離rを表している。
アンテナ1の近傍にはプラズマ電位φからアンテナ1に至る電場によるシースが形成されると仮想する。ここで実線はプラズマ区間からイオンシース区間全体に亘るプラズマ電位中の空間分布φ(r)、点線は同じ区間に亘る電子のみに作
[外3]
Figure 0004289967
一定のプラズマ電位φを持つプラズマの領域である。ここで、アンテナ1に印加する高周波電圧Vrfを大きくすると、動重力により電子が跳ね返され実線で示すφ(r)分布において、イオンシース区間の電位が上昇し始める(C1)。高周波電圧Vrfをさらに大きくすると、電極2の電位はφを越えて大きくなりイオン粒子も跳ね返すようになる(C2)。
このモデルにおいて電流Iiの検出結果からプラズマ電位φを効果的に決定する方法を図7により説明する。図7において、左側の縦軸は内部電極2aに流れる電流Iiのグラフ軸、右側の縦軸は電極2上の浮遊電位Vf とプラズマ電位φとの電位差Vf −φのグラフ軸、横軸は高周波電圧Vrfのグラフ軸を表し、プロットされた実線は高周波電圧Vrfの変化に伴うVf −φの変化、破線は高周波電圧Vrfの変化に伴う電流Iiの変化を表す。
以上説明したプラズマ電位測定方法において、上記実施形態のプローブ8は次のような効果を有する。
1)円筒17及びキャップ状部材19が同径の円筒状構造であるために、高周波電場Eがアンテナ1の全周に軸対称(回転対称)に形成される。従って、電子に対する障壁が均一になって、電子が漏れにくくなるので、イオン電流の測定を正確に行うことができる。
2)ギャップ25によりアンテナ1を実現しているので、ギャップ25の間隔G(図5参照)を調整することで高周波電場Eの強度(振幅)を十分に高めることができる。即ち、高周波源11から給電する電力を一定とすると、間隔Gを狭くすれば電位勾配が急になるので高周波電場Eの強度が高められる。図3等では円筒17とキャップ状部材19との間隔を図示の都合上広く示したが、実際には間隔G=1mm程度かそれより小さくする。さらに間隔Gを狭めてイオン粒子が通れる程度まで微細にしてもよい。このように間隔Gを狭くすることで電場Eの強度が高められるので、高周波源11から給電する電力をかなり小さくすることができると共に、プローブ8全体をコンパクトに作ることができる。
3)電極2を銅管21で構成し、その電極2の軸心の内部導体23をキャップ状部材19に導通させたので、プローブ8の基端からキャップ状部材19へ高周波を給電することができる。
本発明のプローブを用いたプラズマ電位測定装置の構成図である。 本発明の一実施形態を示すプローブの断面図である。 本発明の一実施形態を示すプローブの側面図である。 本発明におけるアンテナ及び電極の動作を説明する概念図である。 本発明の電極付近から動重力効果により電子が跳ね返される様子を説明する概念図である。 本発明による測定法のモデルを示す図である。 本発明におけるプラズマ電位の決定方法を説明する図である。 従来のエミッシブプローブ法によるプラズマ電位測定装置の構成図である。
符号の説明
2 浮遊電位検出用電極
2a イオン電流検出用内部電極
17 円筒
19 キャップ状部材
21 銅管
22 同軸給電線
23 内部導体
25 ギャップ

Claims (1)

  1. プラズマ雰囲気中に挿入されるロッド状部材と、前記ロッド状部材内に軸方向に挿通されて前記ロッド状部材の先端より先に突き出た導電性の円筒と、その円筒の一端よりギャップを隔てて該円筒の端面に臨み前記円筒と同径の円筒の最先端を端面壁で閉じた導電性のキャップ状部材と、前記円筒の中から前記円筒の先端より先に突き出て前記キャップ状部材に届く銅管からなる電極と、この銅管の側面に前記ギャップに臨ませて設けられたスリットと、前記銅管の内部に同軸構造で配置された内部円筒からなる内部電極と、前記内部円筒の内部に配置され前記銅管の先端よりさらに先に突き出て前記キャップ状部材の前記端面壁に電気的に接続された内部導体とを備え、高周波電流の片側極が前記円筒に給電され反対側極が前記内部導体に給電され、前記円筒と前記キャップ状部材との間に高周波電場に囲まれた測定空間が形成され、この測定空間内で、前記電極により浮遊電位が検出され、前記内部電極により前記スリットを通して流れるイオン電流が検出されることを特徴とするプラズマ電位測定用プローブ。
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