JP4288822B2 - 油圧装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、産業車両等に装備される荷台駆動装置等に好適に用いられる、いわゆる油圧パッケージと称される油圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の油圧装置は、電力さえ与えてやれば簡単に油圧を発生させることができるもので、設置場所の自由度が高く、アクチュエータ近傍に設けて油圧配管を極力短くできるなどの利点を有することから、産業車両等の油圧アクチュエータ駆動用として好適に用いられている。そして、図6、7に示すような下部タンク21、27と側方タンク20、25とからなるL字型タンクで囲まれた領域に、電動機と油圧ポンプ(図示省略)とを配したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図6、図7のタンクでは、下部タンク21、27分の高さが高いので、車高が低い低床車での使用が困難である。また、油圧装置を側方タンク20、25を介して車両に取り付けた場合、下部タンク21と側方タンク20とを固定するボルトなどの治具や、下面に設けられた蓋26を下部タンク27に固定するボルトなどの治具が、車両の上下振動によってゆるみ易く、油漏れを引き起こす場合がある。なお、下部タンク21や蓋26を、側方タンク20やタンク本体27に着脱可能としているのは、タンク内部に設けた図示省略の配管における油吸込口のフィルタ交換等のメンテナンスの必要があるからである。
【0004】
この発明は、上記に鑑み、タンクの上下方向の短寸化を図るとともに、タンクの連結部分のゆるみに伴う油漏れを防止できる油圧装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る油圧装置は、タンク本体に設けられた開口を蓋体により閉塞してなるタンクと、油圧ポンプと、この油圧ポンプを駆動する電動機とを少なくとも一体的に具備し、車両に設けられた起立取付面に、前記タンクの長手方向側面を臨ませるようにして取り付けられるものであり、タンクには、側面に開口部が設けられこの開口部は蓋体で閉塞されるとともに、タンクは蓋体を介して起立取付面に取り付けられるので、蓋体と開口部との密着性が向上する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について図1〜図5を参照して説明する。
この実施例の油圧装置10は、図1に示すように直方体状のタンク4と、そのタンク4の一側方に設けられた油圧ポンプ3及びこれを駆動する電動機2とを一体的に備え、例えば産業車両たるテールゲート車Cのシャーシの一部である起立取付壁Kに設けられた起立取り付け面12に取付け可能なものである。そして本実施例ではテールゲートTGの駆動用として用いられている。
【0007】
油圧装置10は、図2及び図3に示すように、内部に作動油を収納したタンク4と、タンク4の開口部4aを塞ぐ蓋11と、タンク4と共に内部構成部品を一体的に収納するカバー1と、その内部構成部品からなる。
【0008】
内部構成部品は、主として、電動機2と、この電動機2により駆動され配管7を通じてタンク4から作動油を供給される油圧ポンプ3と、この油圧ポンプから送出される作動油を外部に導くバルブブロック8から構成されている。外部に導かれた作動油は、図4に示したように、例えば外部負荷であるシリンダLに送られる。そして、作動油はシリンダLから配管9を通ってタンク4へ戻る。
【0009】
タンク4は側面が作動油を収納するスペースで、タンク4の底部には横方向に張り出した基台13が設けられ、内部構成部品の取付用基台として機能しているだけで、従来、構成されていた下部タンクは取り除かれた。さらに特徴的な構成として、側面に着脱可能な蓋11が設けられ、タンク内部に導かれた配管7の給油口に設けられた油フィルタの交換等メンテナンスが可能なように構成されている。
【0010】
そして、タンク4の開口部4aに対し蓋11を取り付ける方法としては、図5に示したように、複数のボルト51でタンク4の開口部4aと蓋11とを固定すると共に、車両の起立取り付け面12にタンク4を固定する複数のボルト52も、タンク4の開口部4aと蓋11との固定機能を有していて、タンク4の開口部4aと蓋11との固定が強化される。また、横方向に沿ってボルトで固定しているので、車両の移動中に発生しやすい上下方向の振動に対して固定部分のゆるみは低減される。
【0011】
また、ポンプ3はボス5及び防振ゴム6を通じてタンク4の底面に取り付けられていて、防振ゴム6により電動機2の振動がタンク4に伝わらずに低騒音化できる。
【0012】
このポンプ3の上方には電動機2が配置され、ポンプ3の側方にバルブブロック8が取り付けられている。そして、ポンプの横の空間を利用して配管7によりタンク4が繋がれている。
【0013】
図4に本実施例の油圧回路図を示す。バルブブロック8は主にソレノイドバルブ81、リターンフロコン82、リリーフバルブ83、チェックバルブ84から構成される。
【0014】
電動機2によりポンプ3が駆動され作動油が吐出されると、作動油は、チェックバルブ84を通りシリンダLに送られる。ソレノイドバルブ81に通電すると、シリンダLから作動油がリターンフロコン82及び配管9を通ってタンク4に戻る。リターンフロコン82は作動油の流量制御をするものである。リリーフバルブ83は回路が所定圧力以上になると作動油をタンク4に戻すという、通常の油圧装置の動作が行なわれる。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の油圧装置によれば、下部タンクを取り除いたので、上下方向の短寸化が実現され、例えば、車高が低い低床車での使用が可能となった。また、タンクの開口部を側面に設けたので、車両の上下振動に対して蓋のゆるみが少なくなり、また、タンクの起立取付面への固定治具も利用して蓋をタンクに固定するので、蓋の固定も強化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧装置の車両への取り付け方法を示した図。
【図2】本発明の油圧装置の正面図。
【図3】本発明の油圧装置の平面図。
【図4】本発明の油圧装置の油圧回路図。
【図5】本発明の油圧装置のタンクの拡大図。
【図6】従来の油圧装置のL字型タンク(1)を示した図。
【図7】従来の油圧装置のL字型タンク(2)を示した図。
【符号の説明】
2 電動機
3 油圧ポンプ
4 タンク
4a 開口部
11 蓋
12 起立取り付け面
Claims (1)
- タンク本体に設けられた開口を蓋体により閉塞してなるタンクと、油圧ポンプと、この油圧ポンプを駆動する電動機とを少なくとも一体的に具備し、車両に設けられた起立取付面に、前記タンクの長手方向側面を臨ませるようにして取り付けられるものであって、前記タンクは前記側面に前記開口部が設けられ、蓋体で前記開口部を閉塞しつつ、前記蓋体を介して前記タンクが前記起立取付面に取り付けられるよう構成されたことを特徴とする油圧装置。
Priority Applications (1)
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JP2000053183A JP4288822B2 (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | 油圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000053183A JP4288822B2 (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | 油圧装置 |
Publications (2)
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JP2001241401A JP2001241401A (ja) | 2001-09-07 |
JP4288822B2 true JP4288822B2 (ja) | 2009-07-01 |
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ID=18574600
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Families Citing this family (2)
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2000
- 2000-02-29 JP JP2000053183A patent/JP4288822B2/ja not_active Expired - Lifetime
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