JP4287079B2 - オフセット印刷インキ組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフセット印刷インキ組成物に関する。更に詳しくは、少なくとも紫外線照射による乾燥(硬化)性と溶剤の浸透による浸透乾燥性を備え、また、必要に応じて酸化重合乾燥性も付与することができ、かつ、光沢の高い印刷物が得られるハイブリッド乾燥型のオフセット印刷インキ組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、オフセット印刷におけるインキの乾燥(硬化)皮膜形成の手段としては、溶剤の蒸発、溶剤の印刷基材への浸透、酸化重合、あるいは紫外線硬化が利用されてきた。このうち、浸透乾燥や酸化重合を利用するインキでは、乾燥(硬化)に特別な装置を必要としないという利点があるものの、印刷物が乾燥するまでに長時間を要し、更にその乾燥時間が、印刷基材の溶剤浸透性や気温、湿度によって大きく影響を受けることになるため、印刷直後に印刷物を棒積みした際の裏移りや、所定時間の保存後でも印刷物を加工する際にブロッキング等が発生するなどの問題を有している。
【0003】
加えて、近年の環境問題から、インキによるVOC(VOC=VolatileOrganic Compound)発生の対策として、Non・VOCあるいは低VOCのインキが開発されている。このタイプのインキは、溶剤の構成を鉱物油から、高沸点で有害性の極めて少ない植物油や植物油脂肪酸由来のモノエステルなどに置き換えたものであるが、これらの置換溶剤は浸透性が低いために、裏移りやブロッキングに対する性能をますます悪化させる結果となる。
【0004】
それに対して、紫外線硬化を利用したインキは、紫外線の照射により印刷皮膜表面を瞬時に硬化させることが可能であるため、裏移りやブロッキングといった上述の問題点を解決しうると共に、高生産性のニーズにも応えるものである。しかしながら、湿し水に対する乳化の不良や充分な粘弾性がないことに起因する、ローラー間でのインキ転移性低下により、満足な印刷画像品質が得られないなどの問題がある。また、インキのコストが高い上に、専用のブランケット、ローラー、版、及び洗浄剤を必要とする等、経済性にも問題がある。更に、インキの保存環境や保存期間が制約されるという問題もある。
【0005】
これら上述の問題点を改善するため、近年、紫外線硬化と通常の浸透乾燥や酸化乾燥(硬化)手段を併用した、いわゆるハイブリッド乾燥型のインキが提案されている(特開平11−228899号公報、特開2001−123100号公報等)。しかし、これらは従来からの異なるタイプのインキ用材料を単に混合して用いたものであり、得られる性能もそれぞれの乾燥方式で利用されているインキの中間にすぎず、根本的な解決には至っていない。
【0006】
そこで、本発明者らは、初めて多官能イソシアネート化合物で架橋した樹脂を用いることにより、上記ハイブリッド乾燥型インキとしての問題点が改善することを見出し、特願2001−085657号で提案している。しかし、この紫外線硬化型オフセット印刷インキは、ラジカル重合性化合物との併用により弾性が低くなる傾向があり、それを解消する手段として体質顔料を多量に使用していることから、得られる印刷物に、充分な光沢を付与することができるようにする工夫の余地があった。
【0007】
一方、ハイブリッド乾燥型ではなく、紫外線硬化のみの乾燥形態のインキに関しては、粘弾性を改善するために、カルボキシル基を有するポリエステル樹脂と金属キレートもしくは金属アルコレートとを反応させたゲルワニスを使用することが提案されている(特開2000−313850号公報)。しかし、単にこの硬化系に溶剤を加えて、ハイブリッド乾燥型のオフセット印刷インキとして応用しても、充分な乾燥性が得られないという問題があり、特に植物油や植物油脂肪酸由来のモノエステルなどを多く含有させて、環境問題にも対応させようとすると、溶剤が残留して耐ブロッキング性が不良となる等、到底、利用できるレベルではなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、紫外線硬化と浸透乾燥や酸化重合乾燥を持たせてハイブリッド乾燥型としたときに、それぞれの乾燥形態の良好な性能はそのままに、問題点のみ改善されたオフセット印刷インキ組成物を提供することを目的とするものである。
そして、本発明が解決しようとする課題は、耐裏移り性や耐ブロッキング性が良好であり、また、インキ転移性、経済性、保存安定性にも優れ、更に、高い光沢を有し、環境問題にも対応しうるオフセット印刷インキ組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、(1)ラジカル重合性化合物及び溶剤の存在下で、酸基及び/又は水酸基を有するバインダー樹脂と、イソシアネート基及びエポキシ基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を2個以上有する架橋剤とを反応させて得られた架橋樹脂ワニス、着色剤並びに光重合開始剤を含むオフセット印刷インキ組成物に関する。
また、本発明は、(2)上記架橋樹脂ワニスが、酸基及び/又は水酸基を有するバインダー樹脂と、イソシアネート基を2個以上有する架橋剤とを反応させて得られた架橋樹脂ワニスである上記(1)項記載のオフセット印刷インキ組成物に関する。
【0010】
また、本発明は、(3)上記架橋樹脂ワニスが、ロジン変性フェノール樹脂及びロジン変性マレイン酸樹脂の少なくとも1種であるバインダー樹脂と、上記架橋剤とを反応させて得られた架橋樹脂ワニスである上記(1)項又は(2)項記載のオフセット印刷インキ組成物に関する。
また、本発明は、(4)上記溶剤が、植物油及び/又は植物油脂肪酸の一価アルコールによるモノエステルである上記(1)〜(3)のいずれかの項に記載のオフセット印刷インキ組成物に関する。
【0011】
また、本発明は、(5)上記溶剤が、実質的に鉱物油を含まない上記(1)〜(4)のいずれかの項に記載のオフセット印刷インキ組成物に関する。なお、実質的に鉱物油を含まないとは、添加剤等の溶剤として鉱物油を利用する場合などを除き、バインダー樹脂の溶解やインキの流動性の調整等、インキ用溶剤としての本来の機能を目的として鉱物油を利用しないことをいうものである。
また、本発明は、(6)更に、酸化重合触媒を含む上記(1)〜(5)のいずれかの項に記載のオフセット印刷インキ組成物に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】
(作用)
紫外線硬化型オフセットインキ組成物において、バインダー樹脂と金属キレートや金属アルコラート等のゲル化剤とを反応させて得られるゲルワニスに高い弾性を付与するために、ラジカル重合性化合物の存在下、特定のポリエステル樹脂をバインダーとする方法が、上記のごとく、特開平2000−313850号公報によって開示されている。しかしながら、本発明者らは、金属キレートや金属アルコラート等のゲル化剤を利用したゲルワニスでは、ハイブリッド乾燥型の形態を有するインキ組成物として、浸透乾燥性を付与するために溶剤成分を含有させた場合に、溶剤成分が組成物中に残留してむしろ乾燥性が低下すること、そして、その溶剤が植物油や植物油由来の脂肪酸エステルであると、更に乾燥性の低下が顕著であることを見出した。また、上記特定のポリエステル樹脂をバインダーとしても、溶剤を含有させた系では適度な弾性率を有するゲルワニスが得られないことも見出した。
【0013】
そこで、本発明者らは、環境対応を目的として、植物油や植物油由来の脂肪酸エステルを溶剤とした場合でも、非常に速やかにインキが乾燥し、更に適度な弾性率を有するインキ用ワニスとして、ラジカル重合性化合物及び溶剤の存在下、イソシアネート基及びエポキシ基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を2個以上有する架橋剤で架橋した樹脂ワニスを開発した。この架橋樹脂ワニスを利用すると、印刷後、植物油や植物油由来の脂肪酸エステルが速やかに印刷基材中に浸透することにより、耐裏移り性や耐ブロッキング性が良好となる。また、架橋樹脂ワニス自体が適度な弾性を有するために、体質顔料等を使用する必要がなく、転移性、経済性、保存安定性に優れ、更に、高い光沢を有するオフセット印刷インキ組成物を得るに至り、本発明を完成させたものである。
【0014】
以下、本発明のオフセット印刷インキ組成物について詳細に説明する。
本発明のオフセット印刷インキ組成物は、架橋樹脂ワニス、着色剤、光重合開始剤を含有する、紫外線による硬化と溶剤の浸透などによる乾燥性とを有するハイブリッド乾燥型のオフセット印刷インキ組成物である。これら本発明のオフセット印刷インキ組成物を構成する要素は、それぞれ単独で又は2種以上を併用して使用できる。
【0015】
本発明における架橋樹脂ワニスは、ラジカル重合性化合物及び溶剤の存在下で、酸基及び/又は水酸基を有するバインダー樹脂と、イソシアネート基及びエポキシ基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を2個以上有する架橋剤とを反応させて得られるものである。
ここで、利用可能なバインダー樹脂としては、従来から一般的に使用される酸基や水酸基を有する樹脂が特に制限なく使用できるが、とりわけ、ロジン変性フェノール樹脂及び/又はロジン変性マレイン酸樹脂が好適に使用できる。更に必要に応じ、酸基や水酸基を有する各種アルキッド樹脂、石油樹脂、ロジンエステル樹脂、ポリエステル樹脂、及びこれらの変性樹脂等の合成樹脂を併用することも可能である。なお、これらバインダー樹脂として、好ましい特性値を挙げると、重量平均分子量としては10000〜300000程度、水酸基価としては10〜200mgKOH/g程度、また、酸価としては5〜100mgKOH/g程度であり、さらに、オフセット印刷インキ組成物中における含有量としては、例えば、3〜40重量%が好ましい。
【0016】
また、上記バインダー樹脂と反応させる架橋剤は、分子内にイソシアネート基及びエポキシ基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を2個以上有する化合物であるが、架橋剤の分子内あるいは分子間で反応を起こす事がないという点から、好ましくは、多官能イソシアネート化合物、多官能エポキシ化合物である。ここで、多官能イソシアネート化合物としては、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート(ポリメリックMDI、クルードMDI)等が例示できる。
【0017】
一方、多官能エポキシ化合物としては、より低い温度、好ましくは150℃以下で反応するビスフェノールタイプのジグリシジルエーテル、脂環族ジグリシジルエーテル等が例示できる。
これらの架橋剤は、それぞれ単独で又は2種以上を併用して使用することができ、その中でも、多官能イソシアネート化合物が好適であり、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート(ポリメリックMDI、クルードMDI)がより好適に使用できる。
【0018】
なお、上記酸基及び/又は水酸基を有するバインダー樹脂に対する架橋剤の使用量が性能の決定に重要な要因となるが、架橋剤の使用量は、バインダー樹脂の全固形分に対し、好ましくは1〜20重量%である。架橋剤の使用量が上記範囲未満では、得られる架橋樹脂ワニスの弾性が低くなり、一方上記範囲を超えると、経時安定性が低下しやすいという問題がある。ただし、これらの性能の度合いは、使用するバインダー樹脂の種類により異なるので、架橋剤の適切な使用量は、それぞれ得られる架橋樹脂ワニスの性能に基づいて決定することが好ましい。
【0019】
また、本発明で利用するラジカル重合性化合物としては、従来から使用されているエチレン性不飽和二重結合を有する化合物、例えば、(メタ)アクリル酸系、マレイン酸系等の各種モノマー、及びオリゴマー、並びにウレタン系、エポキシ系、ポリエステル系、ポリオール系、植物油系化合物等で変性したエチレン性不飽和二重結合を有する化合物の各種モノマー、及びオリゴマー等を挙げることができる。この中でも、上記バインダー樹脂と相溶する範囲で、極力、親油性の高いエチレン性不飽和二重結合を有する化合物が好ましく、例えば、炭素数が6〜24の長鎖アルキル基を有するエチレン性不飽和二重結合を有する化合物、ポリブチレングリコール変性されたエチレン性不飽和二重結合を有する化合物、植物油変性されたエチレン性不飽和二重結合を有する化合物が好ましい。そして、これらラジカル重合性化合物のオフセット印刷インキ組成物中における含有量としては、必要により後から添加する量も合わせて、例えば、10〜80重量%とすることが好ましい。より好ましくは、20〜60重量%である。
【0020】
本発明で利用する溶剤としては、好適には植物油及び/又は植物油脂肪酸の一価アルコールによるモノエステル、すなわち植物油及び植物油由来の脂肪酸エステル化合物(脂肪酸エステル化合物)から選択される少なくとも1種以上である。具体的には、植物油としては、大豆油、綿実油、アマニ油、サフラワー油、桐油、トール油、脱水ヒマシ油、カノーラ油等が例示でき、また、植物油由来の脂肪酸エステルとしては、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸等炭素数15〜20程度のアルキル主鎖を有する脂肪酸の、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、2−エチルヘキシル等の炭素数1〜10程度のアルキルエステルが例示できる。とりわけ、乾性油、半乾性油、及びそれらの植物油由来の脂肪酸エステル化合物からなる成分を多く含むことにより、乾燥性に対して良好な結果を得ることができる。
【0021】
更に、鉱物油類を利用することもでき、水と相溶しない沸点160℃以上であって、特に沸点200℃以上のものが好適である。具体的には、一般的にオフセット印刷インキ溶剤として利用されている、n−パラフィン系溶剤、イソパラフィン系溶剤、ナフテン系溶剤、α−オレフィン系溶剤、軽油、スピンドル油、マシン油、シリンダー油、テレピン油、ミネラルスピリット、流動パラフィン等が例示できる。
なお、これらの溶剤成分は単独で又は2種以上を併用して使用でき、オフセット印刷インキ組成物中における含有量としては、必要により後から添加する量も合わせて、例えば、3〜40重量%が好ましいが、生産性資源である植物油成分を利用して、実質的に鉱物油類を含有しないことが好ましい。
【0022】
更に、本発明におけるバインダー樹脂と架橋剤とを架橋反応させる場合に、必要に応じて、触媒を使用することができる。触媒としては、例えば、有機チタネート化合物、有機スズ系化合物、有機アミン系化合物等の一般的な触媒が使用でき、具体的には、テトラブチルチタネート、オクチル酸第一錫、ジブチル錫アセテート、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、トリエチレンジアミン等が挙げられる。これら触媒は単独で使用してもよく、併用してもかまわない。
【0023】
また、架橋反応時のラジカル発生の防止や保存安定性などの向上を目的として、必要に応じて重合性禁止剤を使用する場合は、熱的にはラジカルを抑制する作用を有するもので、例えば、ハイドロキノン、メチルハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、ピロガロール、p−ベンゾキノン、ターシャリーブチルカテコール、フェノチアジン等を、印刷後の紫外線による硬化を妨げない程度の量で使用できる。
【0024】
以上の架橋樹脂ワニス用の材料を用いて本発明の架橋樹脂ワニスを得るための方法を例示すると、まず、上記酸基及び/又は水酸基を有するバインダー樹脂と溶剤からなる混合物を150〜300℃で、30分〜2時間程度加熱し、固形分であるバインダー樹脂を溶解させる。つづいて、バインダー樹脂を溶解させた混合溶液を50〜150℃程度に冷却し、上記架橋剤、ラジカル重合性モノマー及び/又はオリゴマ-、必要に応じて重合禁止剤を加え、30分〜5時間程度、加熱反応させる方法が利用できる。
ここで、架橋のための加熱反応条件としては、水酸基や酸基を有する樹脂と架橋剤とが反応することができる条件であればよいが、ラジカル重合性化合物が反応しないという条件が必要であり、150℃より低い温度にすることが好ましい。
【0025】
次に、本発明のオフセット印刷インキ組成物を得るために使用する着色剤としては、一般的に用いられている無色又は有色の、無機又は有機顔料が使用できる。具体的には、ニ酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、磁性酸化鉄等の無機顔料、アゾ顔料、レーキ顔料、フタロシアニン顔料、イソインドリン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料等の有機顔料、及びカーボンブラック等が使用できる。これら着色剤のインキ組成物中における含有量としては、好ましくは1〜50重量%程度である。
【0026】
次に、本発明のオフセット印刷インキ組成物を得るために使用する光重合開始剤としては、紫外線照射によって活性酸素等のラジカルを容易に発生させる化合物であれば特に制限なく、例えば、アセトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、p、p′−ジメチルアミノアセトフェノン、ベンゾフェノン、2−クロロベンゾフェノン、p、p′−ジクロロベンゾフェノン、p、p′−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンジル、ベンゾイル、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾイン−n−プロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンゾインジメチルケタール、テトラメチルチウラムモノサルファイド、チオキサンソン、2−クロロチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、アゾイソブチロニトリル、ベンゾインパーオキサイソ、ジ−tert−ブチルパーオキサイド等が挙げられる。また、これらの光重合開始剤のインキ組成物中における含有量としては、好ましくは1〜15重量%程度であり、必要に応じて任意の比率で2種以上を用いても構わない。
【0027】
更に、本発明のオフセット印刷インキ組成物には、必要に応じて酸化重合触媒として従来の酸化重合型印刷インキで一般的に用いられている化合物を使用することができる。
具体的には、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソペンタン酸、ヘキサン酸、2−エチル酪酸、ナフテン酸、オクチル酸、ノナン酸、デカン酸、2−エチルヘキサン酸、イソオクタン酸、イソノナン酸、ラウリル酸、パルチミン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、ネオデカン酸、バーサミック酸、セカノイック酸、トール油脂肪酸、亜麻仁油脂肪酸、大豆油脂肪酸、ジメチルヘキサノイック酸、3,5,5−トリメチルヘキサノイック酸、ジメチルオクタノイック酸等の有機カルボン酸のコバルト、マンガン、鉛、鉄、亜鉛、カルシウム等の金属塩、1,10−フェナントロリン、5−メチル−フェナントロリン等のフェナントロリン系化合物、2,2′−ジピリジジル等の化合物が例示できるが、これらに限定されるものではない。また、これらの化合物のインキ組成物中における含有量としては、好ましくは0.1〜3重量%程度であり、必要に応じて2種以上を適宜併用してもかまわない。
【0028】
また、本発明のオフセット印刷インキ組成物には、必要に応じて、上記架橋樹脂ワニスの材料として挙げた溶剤、ラジカル重合性モノマー及び/又はオリゴマー、重合禁止剤を後から更に追加することができる他にも、顔料分散剤、乾燥遅延剤、酸化防止剤、整面助剤、耐摩擦性向上剤、裏移り防止剤、非イオン系界面活性剤等の添加剤を適宜使用できる。
【0029】
以上の材料を利用して本発明のオフセット印刷インキ組成物を製造するには、従来公知の方法が使用できる。以下に、本発明のオフセット印刷インキ組成物を得るために通常用いられる製造法について説明する。
【0030】
本発明における架橋樹脂ワニスに、着色剤、更に必要に応じて、好ましくは植物油成分からなる溶剤、ラジカル重合性モノマー及び/又はオリゴマーや顔料分散剤を加え、ビーズミルや3本ロールミル等で練肉分散させることによりオフセット印刷インキ用ベースを得る。そして、このオフセット印刷インキ用ベースに、光重合開始剤、更に必要に応じて残余の材料を加え、本発明のオフセット印刷インキ組成物を得る方法が利用できる。
【0031】
この方法から得られたオフセット印刷インキ組成物は、紫外線照射により速やかに乾燥(硬化)することができ、また、浸透成分である溶剤を含有することから浸透乾燥性も有する。更に、酸化重合乾燥性を付与することも可能であり、浸透性の低い印刷基材等に印刷する場合は、積極的に酸化重合乾燥性を付与し、3種の乾燥形態を併用するにより、ハイブリッド乾燥型のオフセット印刷インキ組成物として充分に機能させることができ、そして、得られた印刷物は高い光沢を有するものである。
【0032】
【実施例】
以下、実施例によって、本発明のオフセット印刷用インキ組成物を更に詳細に説明するが、本発明はその主旨と適用範囲を逸脱しない限りこれらに限定されるものではない。尚、以下の記述中において「部」は重量部、「%」は重量%を示す。
【0033】
[架橋樹脂ワニスの製造]
製造例A
コンデンサー、温度計及び攪拌機を装着した四つ口フラスコに、重量平均分子量10000、酸価18mgKOH/gのロジン変性フェノール樹脂A(日立化成ポリマー社製)、及び亜麻仁油を、それぞれ表1の配合(各成分の配合量は部数で示す、以下同様)となるように仕込み、200℃に昇温し、同温度で1時間加熱溶解した後、100℃まで冷却後、ラジカル重合性化合物A(植物油変性アクリレート)、ポリメリックMDI(商品名、日本ポリウレタン社製)、及び触媒(チタン(IV)テトラブトキシド)を表1の配合となるように仕込み、100℃で3時間加熱保持し、製造例Aのオフセット印刷インキ用架橋樹脂ワニスを得た。
【0034】
製造例B
製造例Aの製造において、ロジン変性フェノール樹脂Aを重量平均分子量130000、酸価15mgKOH/gのロジン変性フェノール樹脂B(日立化成ポリマー社製)に変えた以外は、製造例Aを得る方法と同様にして製造例Bのオフセット印刷インキ用架橋樹脂ワニスを得た。
【0035】
製造例C
製造例Aの製造において、ロジン変性フェノール樹脂Aを重量平均分子量250000、酸価20mgKOH/gのロジン変性マレイン酸樹脂(Lawter Inc.社製)に変えた以外は、製造例Aを得る方法と同様にして製造例Cのオフセット印刷インキ用架橋樹脂ワニスを得た。
【0036】
製造例D
製造例Aの製造において大亜麻仁油を大豆油に変えた以外は、製造例Aを得るのと同様にして製造例Dのオフセット印刷インキ用架橋樹脂ワニスを得た。
【0037】
製造例E
製造例Aの製造において亜麻仁油を脂肪酸エステル(LawterInc.社製)に変えた以外は、製造例Aを得るのと同様にして製造例Eのオフセット印刷インキ用架橋樹脂ワニスを得た。
【0038】
製造例F
製造例Aの製造においてラジカル重合性化合物Aをラジカル重合性化合物B(ウレタンアクリレート)に変えた以外は、製造例Aを得るのと同様にして製造例Fのオフセット印刷インキ用架橋樹脂ワニスを得た。
【0039】
製造例G
製造例Aの製造において、ポリメリックMDIと触媒をジグリシジルエーテル(ダイセル化学工業社製)に変えた以外は、製造例Aを得るのと同様にして製造例Gのオフセット印刷インキ用架橋樹脂ワニスを得た。
【0040】
比較製造例A
コンデンサー、温度計及び攪拌機を装着した四つ口フラスコに、ロジン変性フェノール樹脂A、及び亜麻仁油をそれぞれ表1の配合となるように仕込み、200℃に昇温し、同温度で1時間加熱溶解した後、ポリメリックMDI及び触媒を表1の配合となるように仕込み、100℃で3時間加熱保持し、比較例Aのオフセット印刷インキ用架橋樹脂ワニスを得た。
【0041】
比較製造例B
比較例Aの製造において、ポリメリックMDIと触媒をジグリシジルエーテルに変えた以外は、比較例Aを得るのと同様にして比較例Bのオフセット印刷インキ用架橋樹脂ワニスを得た。
【0042】
比較製造例C
製造例Aの製造において、ポリメリックMDIと触媒をアルミニウムキレート(ホープ製薬社製)に変えた以外は、製造例Aを得るのと同様にして比較例Cのオフセット印刷インキ用架橋樹脂ワニスを得た。
【0043】
【表1】
Figure 0004287079
【0044】
[ハイブリッド乾燥型オフセット印刷インキ組成物の製造]
実施例1〜7
製造例A〜Gのオフセット印刷インキ用架橋樹脂ワニス、カーボンブラック(三菱化学社製、商品名「MA−7」)をそれぞれ表2の配合(各成分の配合量は部数で示す、以下同様)で混合し、ビーズミル、3本ロールで順次練肉し、各インキベースを得た。次いで、各インキベースに対して表2の配合でワックスコンパウンド(シャムロック社製、ポリエチレンワックスコンパウンド)及び光重合開始剤(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製、商品名「Irgacure907」)を添加、攪拌し、実施例1〜7のオフセット印刷インキ組成物を得た。
【0045】
比較例1〜4
比較製造例A〜Cのオフセット印刷インキ用架橋樹脂ワニス、カーボンブラック、及び体質顔料(炭酸カルシウム)をそれぞれ表2の配合で混合し、ビーズミル、3本ロールで順次練肉し、各インキベースを得た。次いで、各インキベースに対して表2の配合でワックスコンパウンド、光重合開始剤を添加、攪拌し、比較例1〜4のオフセット印刷インキ組成物を得た。
【0046】
【表2】
Figure 0004287079
【0047】
[性能評価試験]
実施例1〜7、及び比較例1〜4のオフセット印刷インキ組成物について、光沢、耐ブロッキング性(乾燥性)及び印刷時の水幅適性に関し、下記の評価を行った。
【0048】
(1)光沢
各オフセット印刷インキ組成物をRIテスター(明製作所社製)にてコート紙に展色し、UV光で硬化させた後、60°−60°反射率を光沢計(村上色彩技術研究所製、デジタル光沢計)により測定した。
【0049】
(2)耐ブロッキング性
各オフセット印刷用インキ組成物を紫外線照射装置付き枚葉オフセット印刷機にてコート紙(商品名「NK−ハイコート 73K」、日本加工紙社製)に印刷し、10000枚を棒積みして室温で24時間放置したときの、下部に積まれた印刷物のブロッキングの度合いを次の基準に基づいて評価した。この評価に優れる方が耐ブロッキング性(=乾燥性)に優れる。
3:ブロッキングがないか或いはブロッキング面が軽い力で剥離するもの
2:ブロッキングが中程度のもの
1:ブロッキングが強く、ブロッキング面を剥がすと損傷が生じる程度のもの
【0050】
(3)水幅適性
DAIYA枚葉オフセット印刷機(三菱重工業社製)において、印刷品質に支障のない水量で印刷している状態から、水量ダイアルを大きく設定すればウォーターマークが発生し、逆に小さく設定すれば汚れが発生する。このウォーターマークが発生し始めたときのダイヤル値を上限値とし、汚れが発生し始めたときのダイヤル値を下限値とし、(上限値−下限値)の幅を水幅とした。この水幅の数値の大きいものほど水幅適性が良好である。
【0051】
[評価結果]
実施例1〜7、及び比較例1〜4のオフセット印刷インキ組成物について、上記評価を行った結果を表3に示す。
【0052】
【表3】
Figure 0004287079
【0053】
【発明の効果】
本発明のオフセット印刷インキ組成物は、印刷後の紫外線照射と、通常の溶剤の浸透や酸化重合等による乾燥性を有し、より速やかに乾燥(硬化)し、耐裏移り性や耐ブロッキング性が高く、印刷適性に優れ、かつ光沢の高い印刷物が得られる、ハイブリッド乾燥型のオフセット印刷インキ組成物である。

Claims (6)

  1. ラジカル重合性化合物及び溶剤の存在下で、酸基及び/又は水酸基を有するバインダー樹脂と、イソシアネート基及びエポキシ基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を2個以上有する架橋剤とを反応させて得られた架橋樹脂ワニス、着色剤並びに光重合開始剤を含む
    ことを特徴とするオフセット印刷インキ組成物。
  2. 前記架橋樹脂ワニスが、酸基及び/又は水酸基を有するバインダー樹脂と、イソシアネート基を2個以上有する架橋剤とを反応させて得られた架橋樹脂ワニスである
    ことを特徴とする請求項1記載のオフセット印刷インキ組成物。
  3. 前記架橋樹脂ワニスが、ロジン変性フェノール樹脂及びロジン変性マレイン酸樹脂の少なくとも1種であるバインダー樹脂と、前記架橋剤とを反応させて得られた架橋樹脂ワニスである
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のオフセット印刷インキ組成物。
  4. 前記溶剤が、植物油及び/又は植物油脂肪酸の一価アルコールによるモノエステルである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のオフセット印刷インキ組成物。
  5. 前記溶剤が、実質的に鉱物油を含まない
    ことを特徴とする請求項4記載のオフセット印刷インキ組成物。
  6. 更に、酸化重合触媒を含む
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のオフセット印刷インキ組成物。
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