JP4287019B2 - 人工皮革用不織布 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、均一で密度斑がなく、折り曲げ時の挫屈感もなく、かつソフトで厚み方向にも優れた弾力性を有する人工皮革を得るのに適した人工皮革用不織布に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、人工皮革用不織布としては、得られる人工皮革の柔軟性及び挫屈感等を改良するため、収縮処理によって自発伸長性が付与される高収縮ポリエステル繊維と潜在自発伸長性を有するポリエステル繊維を混合したウエブを温水中で収縮処理した後、加熱処理を施して両繊維を自発伸長させ、柔軟で繊維密度が高く、均一で折り曲げ段が発生し難い不織布を得る試みがなされている(特開昭56−165054号公報)。しかしながら、この不織布から得られる人工皮革は、柔軟性の点で未だ不十分であるばかりでなく、靴等の用途によっては人工皮革の厚み方向のクッション性が不十分なために固く感じられ、また縫製時の糸の沈み込みが不十分なために見た目固く見えるといった問題がある。
【0003】
一方、主たる繰返し単位がトリメチレンテレフタレート単位であるポリエステルからなる極細繊維を少なくとも一部使用することにより、ソフトな風合、柔軟性等に優れた人工皮革用不織布を得る試みがなされている(特開平10−331075号公報)。しかし、この不織布から得られる人工皮革は、ソフトな風合を呈するものの、折り曲げ時の挫屈感は未だ不十分である。
【0004】
また別の方法として、ポリトリメチレンテレフタレート繊維よりなる織編物に極細短繊維を交絡することにより、柔軟でドレープ性に優れたソフトな風合を呈する人工皮革を得る試みがなされている(特開平11−269751号公報)。しかしながら、この方法により得られる人工皮革も折り曲げ時の挫屈感はまだ不十分であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術を背景になされたもので、その目的は、折り曲げ時の挫屈感がなく、しかもソフトで厚み方向の弾力性にも優れた人工皮革を得るに好適な不織布を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らの研究によれば、上記目的は、「ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステルからなる単糸繊度が3.3dtex以下の自発伸長性繊維を構成繊維として含む絡合不織布を自発伸長処理してなる不織布であって、該不織布の密度が0.2〜0.4g/cm 3 である人工皮革用不織布。」により達成できることが見出された。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明において使用される自発伸長性繊維は、熱処理により繊維が伸長する、好ましくは180℃で処理した時少なくとも3%以上伸長する繊維である必要がある。このような繊維を構成繊維として含有し、ニードルパンチ等により絡合された絡合不織布は、該絡合処理などによって発生しやすい絡合不織布内の密度斑が、該自発伸長繊維の伸長効果によって不織布の密度斑低下して均一化が進行する。なお、ここでいう自発伸長性繊維とは、70℃の程度の温水中で処理した際には収縮しても、該繊維を180℃で処理した時に該収縮後の繊維長よりも伸長するものであればよく、特に収縮処理前の70℃温水収縮率が30%以上の高収縮性繊維である場合には、該繊維を含む絡合不織布を先ず温水中で収縮処理することにより、不織布の緻密性が向上して折り曲げ時の挫掘感がより低減されるので好ましい。
【0008】
絡合不織布を構成する繊維中の、上記自発伸長性繊維が占める割合は50%以上が適当であり、好ましくは80%以上、さらに好ましくは90%以上である。なかでも、70℃での温水収縮率が30%以上の高収縮繊維(A)を収縮処理した、180℃における自発伸長率が3%以上である自発伸長性繊維と、70℃の温水中では実質的に自発伸長しない、180℃における自発伸長率が3%以上である自発伸長性繊維とを、重量比40/60〜95/5(前者/後者)で混合したものから実質的になる絡合不織布は、本発明の目的を高度に達成するできるので好ましい。
【0009】
上記自発伸長性繊維を構成するポリマーは、ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステルであることが大切で、かくすることにより、従来のポリエチレンテレフタレート系ポリエステルからなる同等の強伸度特性を有する繊維と比較して、より低モジュラスで且つより高弾性回復性能であり、しかも繊維間摩擦係数を著しく低下させることができるため、これらの効果が相俟って、ソフトな風合を呈する人工皮革が得られると共に、例えば該人工皮革を靴等に利用した場合シート厚み方向のクッション性に優れ、また縫製時の糸の沈込みも十分となって見栄えの良好な製品を得ることができる。
【0010】
なお、ここでいうポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステルとは、全繰返し単位の50モル%以上、好ましくは70モル%以上、特にに好ましく90モル%以上がトリメチレンテレフタレート単位であるポリエステルをいう。したがって、全繰返し単位の50モル%以下がトリメチレンテレフタレート単位以外の繰返し単位となる範囲内でテレフタル酸及びトリメチレングリコール以外の酸成分及び/又はグリコール成分、あるいはヒドロキシカルボン酸を共重合することができ、例えばアジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸、イソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸、エチレングリコール、テトラメチレングリコール、1,2−プロピレングリコール等の脂肪族ジオール、ハイドロキノン、ビスフェノールA等の芳香族ジオール、ヒドロキシカプロン酸、β−ホドロキシエトキシ安息香酸等のヒドロキシカルボン酸等を挙げることができる。さらには、得られるポリエステルが実質上線状であって、所望の重合度が得られる範囲内であれば、安息香酸、グリセリン等の一価又は三価以上のエステル形成性官能基を有する化合物を用いてもよい。
【0011】
上記ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステル中には、二酸化チタン等の艶消し剤、燐酸等の安定剤、ヒンダードフェノール系化合物等の抗酸化剤、ベンゾトリアゾール系化合物等の紫外線吸収剤、その他結晶核剤、易滑剤、難燃剤、制電剤、着色剤、蛍光増白剤、消泡剤等を配合してもよい。
【0012】
以上に説明した本発明で用いられる自発伸長性繊維は、その単繊維繊度は3.3dtex以下とする必要がある。3.3dtexを超える場合にはソフトな風合の不織布が得られないので好ましくない。なお、単繊維繊度は小さくなるほど自己伸長性能等の特性が同じであっても得られる不織布の緻密度を容易に高めることができるので好ましく、特に起毛スエード等の立毛を有する人工皮革用としては、単繊維繊度が0.55dtex以下、さらには0.22dtex以下であることが好ましい。繊維長は特に制限されないが、通常は20〜70mmの範囲のものが使用される。
【0013】
上記の自発伸長性繊維の製造方法も特に限定されないが、例えば以下の方法により容易に得ることができる。すなわち、例えば収縮処理によつて自発伸長性が付与される高収縮性繊維(A)は、ポリトリメチレンテレフタレートを常法にしたがって紡糸速度300〜1000m/分で溶融紡糸し、得られた未延伸糸を温度40〜80℃で2.0〜4.0倍に延伸することにより得られ、70℃の温水中で30%以上の収縮率、及び収縮処理後の繊維は180℃の処理で3%以上伸長する自発伸長性を有するものが容易に得られる。
【0014】
また、70℃の温水中では実質的に収縮も自発伸長しない自発伸長性繊維は、ポリトリメチレンテレフタレートを常法にしたがって紡糸速度800〜1300m/分で溶融紡糸し、選られた未延伸糸を温度60〜80℃で1.0〜3.0倍に延伸した後、収縮熱処理を施すことにより得られ、70℃では実質的に収縮も伸長せず、180℃で3%以上伸長する自発伸長性を有するものが容易に得られる。
【0015】
さらに、単繊維繊度が0.55dtex以下の繊維を製造する方法も、従来公知の方法を採用すればよく、例えばスーパードロー法、ポリマーブレンド又は高分子配列体による海島型複合繊維の海成分を除去する方法、接着性の低い2成分以上のポリマーを複合紡糸した複合繊維を剥離分割する方法等により容易に得ることができる。
【0016】
次に、本発明の人工皮革用不織布は、上記自発伸長性繊維を必要に応じて他の繊維と混合し、常法にしたがって絡合不織布となした後、自発伸長性繊維として70℃の温水中で収縮処理することにより自発伸長性を付与した繊維を併用した場合には先ず温水中で収縮処理してから、高温で自発伸長処理してなるものであるが、その不織布密度は0.1〜0.5g/cm3の範囲とすることが必要で、特に0.2〜0.4g/cm3の範囲が好ましい。不織布密度が0.1g/cm3未満の場合には折り曲げ時の挫掘感が悪化し、一方0.5g/cm3を越える場合には風合が非常に固いものとなるため好ましくない。
【0017】
絡合不織布を製造する方法は、従来公知の方法のいずれでもよく、例えば必要に応じて他の繊維と混綿した後カードにとおしてウエブを作成し、必要ならば所望の目付となるように複数枚積層し、次いでニードルパンチ、ウォーターニードル等で交絡処理する方法が例示される。
【0018】
交絡不織布を先ず収縮処理する際には、温水中に浸漬する方法、温風中にさらす方法等任意の方法を採用することができるが、均一な収縮処理を施す観点から温水中、例えば60〜80℃の温水中に浸漬する方法が好ましい。処理時間は、使用する高収縮繊維(A)の収縮性能及びその使用割合によっても変わるが、好ましくは不織布の面積収縮率が30%以上となるように行うと、次に自発伸長処理して得られる不織布の密度及びその均一性が向上して折り曲げ段がさらに発生し難くなるので好ましい。
【0019】
次いで、上記のように必要に応じて収縮処理された、自発伸長性繊維を構成繊維として含む絡合不織布を自発伸長させる方法も特に限定されず任意であるが、通常前記の収縮処理温度を超える温度で130〜200℃が採用される。なおこの熱処理に際しては、該絡合不織布をベルト等の間に把持して、ウエブの表面積が実質的に拡大しないように拘束した状態で加熱することがより好ましく、かくすることにより、不織布密度の低下を抑制すると共に、自発伸長性繊維の自発伸長性によってニードルパンチング等の絡処理時に生じた繊維密度の密度斑が改善され、より均一な不織布を得ることができる。
【0020】
【実施例】
以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する。なお、実施例における各測定値は、次の方法により測定した。
【0021】
(1)繊維の収縮率
試料を70℃の温水中に30分間浸漬して収縮処理し、収縮処理前後の繊維長から下記式より算出した。
繊維の収縮率=(L0−L1)/L0×100(%)
但し、L0は収縮処理前の繊維に加重0.0177cN/dtex(20mg/de)をかけて測定した長さ、L1は収縮処理後の繊維に加重0.0177cN/dtex(20mg/de)をかけて測定した長さである。
【0022】
(2)繊維の伸長率
試料を180℃の熱風中に30分間放置して自発伸長処理し、伸長処理前後の繊維長から下記式より算出した。
繊維の伸長率=(E1−E0)/E0×100(%)
但し、E0は伸長熱処理前の繊維に加重0.0177cN/dtex(20mg/de)をかけて測定した長さ、E1は伸長熱処理後の繊維に加重0.017
【0023】
(3)絡合不織布の面積収縮率
試料を約70℃の温水中に20分間浸漬して収縮処理し、収縮処理前後の不織布面積から下記式より算出した。
絡合不織布の面積収縮率=(S0−S1)/S0×100(%)
但し、S0は収縮処理前の不織布面積、S1は収縮処理後の不織布面積である。
【0024】
(4)厚さ
ポリウレタン樹脂未含浸シートについては、14.7kPa(150g/cm2)の加重をかけ、またポリウレタン樹脂含浸シートについては49kPa(500g/cm2)の加重をかけて測定した。
【0025】
(5)不織布密度
試料(20cm×20cm)の重さを測定し、下記式より算出した。
不織布密度(g/cm3)=重さ(g)/(厚さ(cm)×400(cm2))
【0026】
(6)挫屈感
評価試料(シート状物)の表を内側として折り曲げ、発生した皺の形状を観察し、皺が小さく、分散しているものを「良」とし、皺が大きく、集中しているものを「不良」とした。
【0027】
(7)充実感
評価試料(シート状物)の表を外側として折り曲げた時に、段ボールを折り曲げたように角のでるものを「不良」とし、丸みを持って曲がるものを「良」とした。
【0028】
(8)ソフト性
評価試料(シート状物)を、パネラー5人の触感による官能評価を行い、ソフトなものを「良」、硬さの感じられるものを「不良」とした。
【0029】
(9)曲げ硬さ
2.5cm×9cmの試験片を、端部より2cmの位置で掴んで固定し、他端より2cmの位置を支点として曲げてゆき、試験片を最初固定したときの位置から90°曲げた時の反発力を歪計で測定し、この値を試験片1cm幅の値に換算して示す。
【0030】
[実施例1〜2]
ポリトリメチレンテレフタレートを紡糸口金から溶融吐出し、400m/分の速度でひきとり、次いで温度70℃で3.5倍に延伸した後に熱処理することなく繊維長51mmに切断して、単繊維繊度2.2dtex(2.0デニール)の高収縮繊維A(70℃の温水収縮率は45%、この繊維を風乾した後の180℃における伸長率は15%であった)を得た。一方、上記ポリトリメチレンテレフタレートを同じく紡糸口金より溶融吐出し、1000m/分の速度でひきとり、次いで温度50℃で2.0倍に延伸した後に収縮熱処理して繊維長51mmに切断し、2.2dtex(2.0デニール)の自発伸長性繊維B(70℃の温水中では全く収縮せず、180℃における伸長率は5%であった)を得た。
【0031】
得られた繊維を、表1記載の重量割合で混合してカードにかけ、ウエブを作成した後40番のニードル針にて800本/cm2の密度でニードルパンチング処理を施した。得られた絡合不織布を68℃の温水中にて表1記載の割合で収縮処理し、脱水した後に温度80℃で5分間乾燥処理し、次いで温度180℃にて60秒間120メッシュのステンレスネットベルト間に把持して実質的にウエブ表面積が変化しないようにして自発伸長処理を施した。得られた不織布に、添加剤を含有するポリウレタン樹脂の10%ジメチルホルムアミド溶液を均一に含浸した後に温水中で凝固し、洗浄乾燥して人工皮革とした。得られた人工皮革は、柔軟性にとみ厚さ方向に弾力性があり、しかも挫屈感のない優れたものであった。結果を表1に示す。
【0032】
[比較例1〜2]
ポリエチレンテレフタレートを常法にしたがって紡糸口金より溶融紡糸し、400m/分の速度でひきとり、次いで温度70℃で3.9倍に延伸した後に熱処理することなく繊維長51mmに切断し、2.2dtex(2.0デニール)の高収縮繊維(70℃の温水収縮率は50%、この繊維を風乾した後の180℃における伸長率は15%であった)を得た。一方、上記ポリエチレンテレフタレートを同じく溶融紡糸し、1000m/分の速度でひきとり、次いで温度50℃で3.1倍に延伸した後に収縮熱処理して繊維長51mmに切断し、2.2dtex(2.0デニール)の自発伸長性繊維(70℃の温水中では全く収縮せず、180℃における伸長率は8%であった)を得た。
【0033】
得られた繊維を、表1記載の重量割合で混合し、実施例1と同様にして絡合不織布及び人工皮革を得た。得られた伸長処理後の不織布及び人工皮革の評価結果を表1に示す。
【0034】
[比較例3]
ポリトリメチレンテレフタレートを紡糸口金より溶融吐出し、400m/分の速度でひきとり、次いで温度70℃で3.5倍に延伸・熱処理した後に繊維長51mmに切断して、2.2dtex(2.0デニール)の高収縮繊維(温度70℃の温水収縮率は5%、この繊維を風乾した後の180℃における伸長率はほぼ0であった)を得た。この繊維単独使用にて、実施例1と同様にして絡合不織布及び人工皮革を得た。得られた180℃熱処理後の不織布及び人工皮革の評価結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
Figure 0004287019
【0036】
【発明の効果】
本発明の人工皮革用不織布は、均一で密度斑がなく、折り曲げ時の挫掘感もなく、またソフトで厚み方向にも優れた弾力性を有しているので、特に挫掘感に優れると共に柔軟性や弾力性が要求される靴等の用途に適した人工皮革用不織布として極めて価値がある。

Claims (4)

  1. ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステルからなる単糸繊度が3.3dtex以下の自発伸長性繊維を構成繊維として含む絡合不織布を自発伸長処理してなる不織布であって、該不織布の密度が0.2〜0.4g/cm 3 である人工皮革用不織布。
  2. 自発伸長性繊維が、70℃での温水収縮率が30%以上の高収縮繊維(A)を収縮処理した繊維であり、180℃における自発伸長率が3%以上である請求項1記載の人工皮革用不織布。
  3. 自発伸長性繊維が、70℃の温水中では実質的に自発伸長せず、180℃における自発伸長率が3%以上である請求項1記載の人工皮革用不織布。
  4. 自発伸長性繊維が、70℃での温水収縮率が30%以上の高収縮繊維(A)を収縮処理した、180℃における自発伸長率が3%以上である繊維と、70℃の温水中では実質的に自発伸長しない、180℃における自発伸長率が3%以上である繊維とからなり、その混合重量比が40/60〜95/5(前者/後者)である請求項1記載の人工皮革用不織布。
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