JP2005060859A - 伸張特性に優れた人工皮革及びその製造方法 - Google Patents

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聖 杉山
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Abstract

【課題】 従来困難であったタテ方向に伸張される製造工程においてタテ方向の伸張特性に優れ、表面平滑で高級な品位を有する人工皮革及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 0.6dtex以下の極細繊維交絡体層の内部に伸縮性織物が介在した積層交絡体中に弾性重合体が充填された人工皮革であって、前記伸縮性織物の経糸は一成分がポリトリメチレンテレフタレートからなる二成分以上のポリエステルポリマーからなる複合繊維の仮撚加工糸とその他のポリエステル繊維の仮撚加工糸が100:0〜10:90の割合の複合糸からなり、該複合糸が捲縮収縮した際に積層交絡体が収縮して、タテ方向の伸張率が1cm幅あたり4.9N応力下で5%以上であり、且つ繰り返し伸張回復率が80%以上である伸張特性に優れた人工皮革。
【選択図】 なし

Description

本発明は高級な表面品位でタテ方向に優れた伸張特性を有する人工皮革に関する。特に、タテ方向の伸張性及び伸張回復性に優れる為に、曲線の急なデザインに対してもピタリと追従する見映えの優れた成型性を有する家具及びカーシート分野に適した人工皮革に関する。
従来から着用感に優れる衣料素材を目指して人工皮革に伸縮性を付与する方法が提案されているが、タテ方向に伸縮性を有する人工皮革は未だ少ない。特に、高級家具やカーシートに使用される人工皮革は0.7mm以上の厚地の素材が好適に使用されているが、このような厚地の素材は特に伸縮性を付与する方法は難しく、高級な表面品位を有し且つ、各種デザインに追従する成型性を持つタテ方向の伸張性と伸張回復性に優れた人工皮革は未だ無い。
例えば、特許文献1には、極細繊維から形成された不織布構造物を液流染色機で熱水処理、乾熱処理した後に染色する方法が提案されている。確かに不織布構造物をタテ方向に収縮させて乾熱処理でセットすることで、その後の染色・仕上げ工程での工程伸びが抑制されてタテ方向の伸張性を達成することができる。しかし、染色前に染色温度より+30℃以上の高温で乾熱処理セットすることで不織布構造物を構成する極細繊維が淡染化現象を起こし、濃色の高級な表面品を有する人工皮革が得難いという欠点がある。又、特許文献2には、極細繊維の絡合体に高分子弾性体が付与されたシートを加温しながら、長さ方向に連続して詰め込み、座屈形成させる方法により、表面の幅方向に実質的にスジ状の皺模様を有する伸縮性人工皮革が示されている。この方法は繊維の押し込み捲縮加工法を不織布に適用したもので、タテストレッチ性が付与されるが、表面に微細な凹凸の皺模様が生じてしまい、表面平滑で高級な品位の人工皮革は得られない。更に、特許文献3には、ポリウレタン等の高分子弾性体の膜を人工皮革の片面に付与してタテ方向に延伸処理する方法も示されている。高分子弾性体が例えは裏面側に形成されたとしても、染色時に剥がれたり、堅牢度を低下させたり、風合いを硬くするなどの悪影響がある。
織編物と極細単繊維の交絡体に高分子弾性体が付与された人工皮革において、織編物に伸縮性を持たせることで伸張性を付与する方法がある。例えば、特許文献4には、仮撚加工糸又は熱収縮性が異なる2成分以上のポリマーからなる捲縮糸使いの織物を製織した後、熱水リラックス処理し、乾燥温度を染色温度より低く設定して甘セットした潜在収縮性織物を得、極細繊維交絡体の内部に該潜在収縮性織物を介在させて絡合体とした後、潜在収縮性織物を熱セット温度よりも高い温度で染色して幅入れさせ、織物に伸縮性能を付与する人工皮革の製造法が示されている。更に、特許文献5には、該織編物を構成する繊維として伸度が20〜100%、弾性率が30cN/dtex以下のポリトリメチレンテレフタレート繊維を使用する方法が示されている。しかしながら、これら2方法は何れもヨコ方向に伸縮性を付与する目的で成され優れた効果を発揮しており、これらの手法で人工皮革のタテ方向に伸縮性を付与するには充分ではない。何故なら、単に潜在捲縮性能を有する従来の仮撚加工繊維や2成分ポリマーからなる複合繊維、或いは伸縮性の高いポリプロピレンテレフタレート繊維をタテ糸に製織した織物と極細繊維の絡合体に高分子弾性体を付与した人工皮革は、その製造工程において絶えずタテ方向に伸張されながら処理される為に潜在捲縮が発現せず、或いは染色工程、その後の仕上げ工程等でタテ方向に張力が掛かり、発現した捲縮が伸ばされ最終乾燥工程でセットされる問題があり、充分にタテ方向の伸張特性を有する人工皮革を得ることが出来なかった。
特開2000−303365号公報 特開2003−138489号公報 特開2002−358784号公報 特公平06−39747号公報 特開2002−69789号公報
本発明は、従来困難であったタテ方向に伸張される製造工程においてタテ方向の伸張特性に優れ、表面平滑で高級な品位を有する人工皮革及びその製造方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、前期課題に鑑み鋭意検討の結果、織物を構成する少なくとも縦糸に特定の潜在捲縮発現性能を有するポリエステル繊維を用いることで、染色工程及びその後の仕上げ工程でタテ方向に収縮し捲縮が発現されることを見出し、本発明を完成したものである。
即ち、本発明は、0.6dtex以下の極細繊維交絡体層の内部に伸縮性織物が介在した積層交絡体中に弾性重合体が充填された人工皮革であって、前記伸縮性織物の少なくとも経糸は一成分がポリトリメチレンテレフタレートからなる二成分以上のポリエステルポリマーからなる複合繊維の仮撚加工糸とその他のポリエステル繊維の仮撚加工糸が100:0〜10:90の割合の複合糸からなり、該複合糸が捲縮収縮した際に積層交絡体が収縮して、タテ方向の伸張率が1cm幅あたり4.9N応力下で5%以上であり、且つ繰り返し伸張回復率が80%以上である伸張特性に優れた調人工皮革である
更に、一成分がポリトリメチレンテレフタレートからなる二成分以上のポリエステルポリマーからなる複合繊維の仮撚加工糸とその他のポリエステル繊維の仮撚加工糸が100:0〜10:90の割合の複合糸を少なくとも経糸に用いた潜在捲縮発現性織物を0.6dtex以下の極細繊維交絡体層の内部に介在させて積層交絡体とし、ついで、得られた上記積層交絡の中に弾性重合体を充填したシート状物とし、さらに染色加工工程および/又はその後の仕上げ加工工程中で上記シート状物をタテ方向に収縮させて、タテ方向の伸張率が1cm幅あたり4.9N応力下で5%以上であり、且つ繰り返し伸張回復率が80%以上である伸張特性に優れた人工皮革の製造方法である。
本発明によれば、工程収縮による凹凸やシワなどの発生がなく高級な表面品の外観を有し、タテ方向に優れた伸張特性を有する人工皮革が得られる。
本発明により、柔軟性に優れ、且つ表面が平滑で高級な品位を有するタテ方向の伸張性及び伸張回復性に優れた人工皮革及び人工皮革の製造法を提供することができた。
本発明における一成分がポリトリメチレンテレフタレートからなる二成分以上のポリエステルポリマーからなる複合繊維とは、少なくとも二種のポリエステル成分で構成されているものであって具体的にはサイドバイサイド型又は偏芯鞘芯型に接合されたものが多く、熱処理によって捲縮を発現するものである。二種のポリエステル成分の複合比は一般的に質量%で70/30〜30/70の範囲内のものが多く、接合面形状は直線又は曲線形状のものがあり、特に限定されないが、少なくとも一成分がポリトリメチレンテレフタレートである必要がある。具体的には、特開2001−40537号公報に開示されているようなポリトリメチレンテレフタレートを一成分とするものが挙げられる。即ち、二種のポリエステルポリマーをサイドバイサイド型又は偏芯鞘芯型に接合された複合繊維であり、サイドバイサイド型の場合、二種のポリエステルポリマーの溶融粘度比が、1.00〜2.00が好ましい。
具体的なポリマーの組み合わせとしては、2種のポリトリメチレンテレフタレート同士、ポリトリメチレンテレフタレートとポリエチレンテレフタレート、並びにポリトリメチレンテレフタレートとポリブチレンテレフタレートが好ましくもちいることが出来る。
ここで、ポリトリメチレンテレフタレートとしては、テレフタル酸を主たるジカルボン酸とし、1,3−プロパンジオールを主たるグリコール成分とするポリエステルであり、エチレングリコール、ブタンジオール等のグリコール類やイソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等のジカルボン酸等を共重合していてもよく、又、他ポリマー、艶消剤、難燃剤、帯電防止剤、顔料等の添加剤を含有してもよいものが挙げられる。
また、ポリエチレンテレフタレートとしては、テレフタル酸を主たるジカルボン酸とし、エチレングリコールを主たるグリコール成分とするポリエステルであり、ブタンジオール等のグリコール類やイソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等のジカルボン酸等を共重合してもよく、又、他ポリマー、艶消剤、難燃剤、帯電防止剤、顔料等の添加剤を含有してもよいものが挙げられる。 更に、ポリブチレンテレフタレートとしては、テレフタル酸を主たるジカルボン酸とし、1,4−ブタンジオールを主たるグリコール成分とするポリエステルであり、エチレングリコール等のグリコール類やイソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等のジカルボン酸等を共重合してもよく、又、他ポリマー、艶消剤、難燃剤、帯電防止剤、顔料等の添加剤を含有してもよいものが挙げられる。
このような潜在捲縮発現性を有するポリエステル成分の少なくとも一方がポリトリメチレンテレフタレートである複合繊維は、上記特開2001−40537号公報以外にも、特公昭43−19108号公報、特開平11−189923号公報、特開2000−239927号公報、特開2000−256918号公報、特開2000−328382号公報、特開2001−81640号公報等には、第一成分がポリトリメチレンテレフタレートであり、第二成分がポリトリメチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステルを並列的あるいは偏芯的に配置したサイドバイサイド型又は偏芯鞘芯型に複合紡糸したものが開示されている。特にポリトリメチレンテレフタレートと共重合ポリトリメチレンテレフタレートの組み合わせや、極限粘度の異なる二種類のポリトリメチレンテレフタレートの組み合わせからなるサイドバイサイドの複合繊維の仮撚加工糸が拘束下での捲縮発現性能が高く本発明に好適に用いられる。
さらに、100℃における熱収縮応力が0.1〜0.5cN/dtexであることが好ましく、特に0.1〜0.4cN/dtex、さらに0.1〜0.3cN/dtexであることが好ましい。100℃における熱収縮応力は、布帛の精練、染色工程において捲縮を発現させるための重要な要件である。すなわち、編織物の拘束力に打ち勝って捲縮が発現するためには、100℃における熱収縮応力が0.1cN/dtex以上であることが好ましい。0.1cN/dtex未満ではストレッチ性が不十分となりやすく、0.5cN/dtex超では製造困難である。
熱水処理後の伸縮伸長率は100〜250%であることが好ましく、より好ましくは150〜250%特に180〜250%である。100%未満ではストレッチ性が不十分となりやすく、このような特性を有する潜在捲縮発現性ポリエステル繊維としては、固有粘度の異なる2種類のポリトリメチレンテレフタレートが互いにサイドバイサイド型に複合された単糸から構成された複合繊維が挙げられる。
2種類のポリトリメチレンテレフタレートの固有粘度差は0.05〜0.4(dl/g)であることが好ましく、特に0.1〜0.35(dl/g)、さらに0.15〜0.35(dl/g)がよい。例えば、高粘度側の固有粘度を0.7〜1.3(dl/g)から選択した場合には、低粘度側の固有粘度は0.5〜1.1(dl/g)から選択されるのが好ましい。尚、低粘度側の固有粘度は0.8(dl/g)以上が好ましく、特に0.85〜1.0(dl/g)、さらに0.9〜1.0(dl/g)が好ましい。また、この複合繊維の平均固有粘度は、0.7〜1.2(dl/g)がよく、0.8〜1.2(dl/g)がより好ましく、特に0.85〜1.15(dl/g)が好ましく、さらに0.9〜1.1(dl/g)が好ましい。
なお、本発明でいう固有粘度の値は、使用するポリマーではなく、紡糸されている糸の粘度を指す。この理由は、ポリトリメチレンテレフタレート特有の欠点としてポリエチレンテレフタレート等と比較して熱分解が生じ易く、高い固有粘度のポリマーを使用しても熱分解によって固有粘度が著しく低下し、複合マルチフィラメントにおいては両者の固有粘度差を大きく維持することが困難であるためである。
ここで、ポリトリメチレンテレフタレートは、トリメチレンテレフタレート単位を主たる繰り返し単位とするポリエステルであり、トリメチレンテレフタレート単位を約50モル%以上、好ましくは70モル%以上、さらには80モル%以上、さらに好ましくは90モル%以上のものをいう。従って、第三成分として他の酸成分及び/又はグリコール成分の合計量が、約50モル%以下、好ましくは30モル%以下、さらには20モル%以下、さらに好ましくは10モル%以下の範囲で含有されたポリトリメチレンテレフタレートを包含する。
ポリトリメチレンテレフタレートは、テレフタル酸又はその機能的誘導体と、トリメチレングリコール又はその機能的誘導体とを、触媒の存在下で、適当な反応条件下に結合せしめることにより製造される。この製造過程において、適当な一種又は二種以上の第三成分を添加して共重合ポリエステルとしてもよい。
添加する第三成分としては、脂肪族ジカルボン酸(シュウ酸、アジピン酸等)、脂環族ジカルボン酸(シクロヘキサンジカルボン酸等)、芳香族ジカルボン酸(イソフタル酸、ソジウムスルホイソフタル酸等)、脂肪族グリコール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、テトラメチレングリコール等)、脂環族グリコール(シクロヘキサンジメタノール等)、芳香族を含む脂肪族グリコール(1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン等)、ポリエーテルグリコール(ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等)、脂肪族オキシカルボン酸(ω−オキシカプロン酸等)、芳香族オキシカルボン酸(p−オキシ安息香酸等)等が挙げられる。又、1個又は3個以上のエステル形成性官能基を有する化合物(安息香酸等又はグリセリン等)も重合体が実質的に線状である範囲内で使用出来る。さらに二酸化チタン等の艶消剤、リン酸等の安定剤、ヒドロキシベンゾフェノン誘導体等の紫外線吸収剤、タルク等の結晶化核剤、アエロジル等の易滑剤、ヒンダードフェノール誘導体等の抗酸化剤、難燃剤、制電剤、顔料、蛍光増白剤、赤外線吸収剤、消泡剤等が含有されていてもよい。
本発明において潜在捲縮発現性を示す少なくとも2成分以上のポリエステルポリマーからなる複合繊維の紡糸については、前記の各種特許文献に開示されており、例えば、3000m/分以下の巻取り速度で未延伸糸を得た後、2〜3.5倍程度で延撚する方法が好ましいが、紡糸−延撚工程を直結した直延法(スピンドロー法)、巻取り速度5000m/分以上の高速紡糸法(スピンテイクアップ法)を採用しても良い。
こうして得られた一成分がポリトリメチレンテレフタレートからなる二成分以上のポリエステルポリマーからなる複合繊維は、更に仮撚加工を施すことにより、今までに無い潜在捲縮性能を発現する事が本発明者らに見出された。即ち、該複合繊維の仮撚加工糸は、張力下乃至拘束下で高い捲縮発現性能を示すことから、極細繊維交絡体層の内部に介在し絡合一体化した状態でも捲縮を発現することが可能となる。好ましい仮撚り加工条件は下記式で示される撚係数K3000〜32000、好ましくは7000〜25000、さらに好ましくは7000〜23000で加撚して用いた場合、潜在捲縮発現性能の付与に効果的である。
撚係数K=T×D0.5
T:撚数(T/m)、D:繊維の繊度(dtex)
こうして得られた一成分がポリトリメチレンテレフタレートからなる複合繊維の仮撚加工糸と他のポリエステル繊維の仮撚加工糸を混合あるいは合糸して複合糸を得る。ここで用いる他のポリエステル繊維とはポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート及びこれらのポリマーの共重合体からなるポリエステル繊維から適宜選ぶことできるが、中でもポリエチレンテレフタレート繊維が強度及び仮撚加工糸の温度セット性が良好であることから好適である。即ち、一成分がポリトリメチレンテレフタレートからなる二成分以上のポリエステルポリマーからなる複合繊維の仮撚加工糸と例えばポリエチレンテレフタレート繊維の仮撚加工糸を合糸機を用いて引き揃え、合糸した後、リング撚糸機やダブルツイスターなどの撚糸機で撚掛けを行うか、或いは合撚機を用いて合糸と撚掛けを一工程で行うことにより複合糸を得ることが出来る。複合糸に施される撚り数は1000T/M以下、好ましくは800T/M以下、更に好ましくは100T/M以上、600T/M以下である。1000T/Mを超えると複合糸の潜在捲縮が発現し難くなる。一方、100T/M未満では経糸として扱い難い問題がある。
複合糸を構成する一成分がポリトリメチレンテレフタレートからなる二成分以上のポリエステルポリマーからなる複合繊維の仮撚加工糸の割合は100wt%〜10wt%である。10wt%に満たない場合はその高い潜在捲縮性能が充分発揮することが出来ず、人工皮革のタテ方向に伸張される製造工程中で複合糸の捲縮発現が得られず,積層交絡体のタテ方向の収縮が達成できない。その結果、本発明のタテ方向に伸張特性を有する人工皮革を得ることが出来ない。複合糸を構成する一成分がポリトリメチレンテレフタレートからなる二成分以上のポリエステルポリマーからなる複合繊維の仮撚加工糸のより好ましい割合は20wt%以上であり、更に好ましくは30wt%以上である。最も好ましくは50wt%以上、95wt%以下である。
又、複合糸のトータル繊度は55dtex以上、好ましくは80dtex以上、更に好ましくは110dtex以上であるが、最も好ましくは160dtex以上、275dtex以下である。55dtex未満であると、目的とするタテ方向に優れた伸張特性を発揮し得ないばかりか、人工皮革としての充分な強度が得られず、特に家具、カーシート用途には適さない。275dtexを超えると人工皮革の風合いが硬くゴワゴワしたものになり好ましく無い。
こうして得られた複合糸を少なくとも経糸に使用して潜在捲縮発現性を有するの織物を製織する。この織物の緯糸としては、縦糸と同じ複合糸を用いても良いが、従来のポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等のポリエステル繊維、及びそれらの仮撚加工糸を適宜選択することが出来る。緯方向は人工皮革製造工程で伸張されることが少なく、本発明の特殊な潜在捲縮発現性を有する複合糸をあえて使用せずとも、従来のポリエチレンテレフタレート繊維の仮撚加工糸を使用することでヨコ方向の伸縮性を付与することは可能であり、本発明によればタテとヨコの両方向に優れた伸張特性を有する人工皮革を得ることが可能となる。
織物組織としては、タフタ、ツイル、サテン並びにその変化組織が利用でき、密度としては、40〜70本/2.54cmが好ましい。本発明では、かかる織物と極細繊維が交絡しているものであり、交絡形態は、織物と極細繊維が相互に三次元に絡み合っていてもよいが、極細繊維が集まった繊維束同志が相互に三次元に絡み合っていてもよく、極細繊維とこの繊維束が混在して絡み合っていてもよい。
極細繊維の素材としては、何ら制限無く公知の素材が適用できる。例えば、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系繊維、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系繊維、ポリアクリロニトリル等の合成繊維、アセテート、キュプラ、レーヨン、精製セルロース等の人造繊維がある。
極細繊維は、直接紡糸法により、あるいは極細繊維発生可能型繊維の少なくとも一成分を溶解除去するか、もしくは各成分間を剥離する方法などにより得られる。極細繊維の単繊維繊度は0.6dtex以下であるが、風合い、緻密さ等から好ましくは0.35dtex以下、特に0.05dtex以上0.17dtex以下が好ましい。又、その繊維断面形状は特に限定されない。極細繊維発生可能型繊維から極細繊維を発生させる場合は、除去されるポリマー成分は極細繊維のポリマーと溶剤溶解性、アルカリ溶解性、又は分解剤分解性を異にするのが好ましく、又、熱処理、機械的処理により剥離分割可能な繊維形成性ポリマーであればよい。具体例としては、ポリスチレン、ポリオレフィンおよびその共重合体、ポリビニルアルコール、ポリアミド、ポリエステル及びその共重合体等が挙げられる。
本発明において潜在捲縮発現性織物と、極細繊維とが交絡してなる積層交絡体は、カード法や抄紙法を利用して極細ウェブを形成した後織物に積層し、又は、直接紡糸法により得られた極細ウェブを織物に積層して、ニードルパンチ、ウォータージェットパンチもしくはこれらの組み合わせによりウェブ中の繊維と織編物とを交絡一体化することにより積層交絡体が得られる。極細繊維発生可能型繊維を使用する場合は、その後、溶剤、熱処理、機械的処理により極細化する。
本発明の積層交絡体は、内部に高分子弾性体が含浸付与されることで人工皮革となる。含浸付与後、起毛してスエード調の人工皮革としてもよく、又、高分子弾性体を表面にコーティングすることで銀面調表面の人工皮革としてもよい。
尚、高分子弾性体を付与する前に、収縮熱処理、ヒートプレス、ウェットプレス等で人工皮革用基布の高密度化又はポリビニルアルコール等の糊剤による形態固定化等の工程を組合せてもよい。高分子弾性体としては、ポリウレタン弾性体、アクリルニトリル−ブタジエン弾性体、スチレン−ブタジエン弾性体、ポリブタジエン、ネオプレン等の合成ゴム、ポリアクリル酸エステル等がある。必要により、高分子弾性体中に、カーボンブラック等の着色剤、酸化防止剤、制電防止剤、分散剤、柔軟剤、凝固調整剤等の添加剤を配合する。
好ましい含浸付与率は、3〜20重量%、さらには4〜20重量%、特に5〜15重量%である。高分子弾性体の含浸は、ポリウレタン弾性体を例とすると、水分散型ポリウレタン弾性体のエマルジョンを含浸乾燥するか、DMF等の溶剤に溶解した溶液型ポリウレタン弾性体を含浸して、乾式法や湿式法で凝固する。次いで、液流染色機等により染色加工により着色されるが、液流染色機は高温高圧の液流によりタテ方向に伸張される工程であるが、本発明は、この染色工程で潜在捲縮発現性織物の捲縮により伸縮性織物となり積層交絡体が収縮する。更に染色後に制電撥水処理等の後加工工程を経由するが、この工程でのタテ方向の伸張を極力抑えることにより、本発明の伸張特性に優れた人工皮革が得られる。
本発明の人工皮革の伸張特性はタテ方向の伸張率が1cm幅あたり4.9N応力下で5%以上であり、繰り返し伸張回復率が80%以上である。タテ方向の伸張率が5%未満では家具、カーシートに貼り付け様とすると、伸びが小さい為に成形性が悪く、見映えの良い家具、カーシートが得られ無い。又伸張回復率が80%未満では家具、カーシートを長く使用すると弛みが生じるなどの問題を起こす。即ち、本発明のタテ方向の伸張率は7%以上が好ましく、より好ましくは10%以上、更に好ましくは15%以上である。一方繰り返し伸張回復率は85%以上が好ましく、より好ましくは90%、95%以上が最も好ましい。
次に、本発明の伸張特性に優れた人工皮革の製造方法について説明する。
一成分がポリトリメチレンテレフタレートからなる二成分以上のポリエステルポリマーからなる複合繊維を溶融紡糸法により得た。この複合繊維はそのままでも潜在捲縮発現性能を有するが、該複合繊維を更に仮撚加工処理を行って、伸張下或いは拘束下でも捲縮発現力を有する高い潜在捲縮発現性能を付与する。得られた一成分がポリトリメチレンテレフタレートからなる二成分以上のポリエステルポリマーから成る複合繊維の仮撚加工糸と従来のポリエチレンテレフタレート繊維の仮撚加工糸と特定の割合で合糸して、加撚する。撚り数は100〜1000T/Mの範囲で行い潜在捲縮発現性を有する複合糸を得る。この複合糸を例えば経糸及び緯糸に使用して平織物の生機を得て、熱処理により潜在捲縮を発現させた後、一定の長さ及び幅になるように熱セットを行い潜在捲縮性の織物に寸法安定性を付与する。セットされずに伸縮性の織物の状態では積層交絡体を製造する工程ではタテ方向に伸張される為に不具合が生じるか、該工程で捲縮が伸ばされて潜在捲縮性能が消滅するなどの問題が生じる。
次に、直接紡糸法によって極細繊維からなるシートを抄造法によってつくり、前記の熱セットによって寸法安定性が付与された潜在捲縮発現性能を有する織物の両面に積層して、流体交絡処理を隈なく行って絡合体を作る。次いで表面をサンドペーパーで起毛後、ポリウレタンの水分散エマルジョンを付与し乾熱凝固をおこなってポリウレタン弾性体を充填したシート状物を得た。更に、該シート状物を高温高圧の液流タイプのサーキュラー染色機でポリエステル繊維の染色を行い、同時に潜在捲縮発現性の織物を収縮させることで、シート状物を縦方向に収縮させた。最後に静電撥水剤等の仕上げ剤をディップ後、タテ方向に伸張されないように乾燥仕上げをおこないスエード調人工皮革を得た。タテ方向の伸張性が1cm幅あたり4.9N応力下で5%以上で、その伸張回復率は80%以上の優れた伸張特性を有する人工皮革を得ることが出来た。
以下、実施例等により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例等により何等限定されるものではない。
尚、実施例及び比較例における評価は以下の方法により測定した。
(1)固有粘度
固有粘度[η](dl/g)は、次式の定義に基づいて求められる値である。 [η]=lim(ηr−1)/C C→0
定義式中のηrは、純度98%以上のo−クロロフェノール溶媒で溶解したポリトリメチレンテレフタレート糸又はポリエチレンテレフタレート糸の稀釈溶液の35℃での粘度を、同一温度で測定した上記溶媒の粘度で除した値であり、相対粘度と定義されているものである。Cは、g/100mlで表されるポリマー濃度である。
なお、固有粘度の異なるポリマーを用いた複合マルチフィラメントは、マルチフィラメントを構成するそれぞれの固有粘度を測定することは困難であるので、複合マルチフィラメントの紡糸条件と同じ条件で2種類のポリマーをそれぞれ単独で紡糸し、得られた糸を用いて測定した固有粘度を、複合マルチフィラメントを構成する固有粘度とした。
(2)柔軟度
JIS−L−1096:45°カンチレバー法に準じて測定し、タテ方向(MD)とヨコ方向(CD)の平均値をとり柔軟度とする。
(3)破断強伸度
JIS−L−1096:A法に従って試験片の幅3cm、つかみ間20cm、20cm/分の定速伸張法により、破断時点の応力と伸度を計測した。
(4)伸張性
JIS−L−1096:A法の定速伸張法にて4.90N/cm荷重時の伸張率を求めた。JIS−L−1096:A法の繰り返し定速伸張法に従って、上記A法で求めた伸張率の80%までの伸張を繰り返し5回測定した。結果は5回目の測定値を示した。
<潜在捲縮発現性ポリエステル繊維の製造>
一成分がポリトリメチレンテレフタレートからなるサイドバイサイド型の各種複合繊維を紡糸し、且つ各種ポリエステル繊維との複合糸を以下の製造例1〜4により製造した。
{製造例1}
固有粘度の異なる二種類のポリトリメチレンテレフタレートを比率1:1でサイドバイサイド型に押出し、紡糸温度265℃、紡糸速度1500m/分で紡糸して未延伸糸を得、次いでホットロール温度55℃、ホットプレート温度140℃、延伸速度400m/分、延伸倍率は延伸後の繊度が84dtexとなるように設定して延撚し、84dtex/36fのサイドバイサイド型複合繊維を得た。得られた複合繊維の固有粘度は高粘度側が[η]=0.90、低粘度側が[η]=0.70であった。得られた複合繊維を仮撚数2450T/Mで仮撚加工後、通常の84dtex/36fのポリエチレンテレフタレートの仮撚加工糸と合燃機で合糸と同時に800t/mの撚りを掛けて168dtex/72fの複合糸を得た。
{製造例2}
上記製造例1と同様の方法で56dtex/24fのサイドバイサイド型複合マルチフィラメントを得た。得られた複合マルチフィラメントの固有粘度は高粘度側が[η]=0.88、低粘度側が[η]=0.70であった。製造例1と同様に仮撚数2450T/Mで仮撚加工後、通常の110dtex/48fのポリエチレンテレフタレートの仮撚加工糸と合燃機で合糸と同時に800t/mの撚りを掛けて168dtex/72fの複合糸を得た、
{製造例3}
上記製造例1で得られた84dtex/36fのポリトリメチレンテレフタレート複合繊維を2本引き揃えて、仮撚数2450T/Mの仮撚加工と同時に800T/mの撚りをかけた168dtex/72fのポリトリメチレンテレフタレート複合繊維から成る複合糸を得た。
{製造例4、5}
上記製造例1と同様にして800T/Mの撚数のみを600T/M、及び400T/Mに変更したポリトリメチレンテレフタレートの仮撚加工糸とポリエチレンテレフタレート仮撚加工糸が1:1の複合糸(168dtex/72f)を製造例4及び製造例5として得た
{製造例6}
常法により168dtex/72fのポリエチレンテレフタレートの仮撚り加工糸を800T/Mの撚り掛けた糸を準備した。
(実施例1〜5)
各製造例で得られた複合糸を経糸に用い、緯糸は製造例6で準備した168dtex/72fのポリエチレンテレフタレートの仮撚加工糸を用いて、密度が経緯共に55本/2.54cm)、目付75g/m2 のタフタを製織した。得られたタフタは更に90〜100℃の熱水中でリラックス処理後、150℃で熱セットして目付95g/m2 潜在捲縮発現性織物を準備した。製造例1の複合糸を経糸に使用したものが実施例1で、それぞれ製造例2の複合糸が実施例2、製造例3の複合糸が実施例3、製造例4の複合糸が実施例4、製造例5の複合糸が実施例5である。
次いで、60dtex/350fのポリエチレンテレフタレート繊維の極細繊維を長さ5mmにカットした後、水中に分散させ、表層用と裏層用の抄造用スラリーを作製した。
表層目付140g/m2 と裏層目付60g/m2 とし、上記の潜在捲縮発現性織物を挿入して、積層構造繊維シートとなし、次いで、高速水流の噴射により三次元交絡不織布を得た。高速水流は、孔径0.20mφの直進流噴射ノズルで表層から3920kPa、裏層から2940kPaの圧力で処理した後、シートとノズルの間に60メッシュの金網を挿入して、水圧2450kPaで処理して、ピンテンターで乾燥、目付300g/m2 、厚さ1.0mmの不織シート状物を製造した。
このシート状物を#400のエメリーペーパーで表層をバッフィングした後、日華化学社製、エバファノールAP−12(強制乳化型非イオン系ポリエーテル無黄変タイプのポリウレタン弾性体)のエマルジョン7%濃度で、感熱凝固剤として硫酸ナトリウムを加えて調合した含浸液を含浸し、含浸率160%になるようにマングルで絞った。次いで、ピンテンターで130℃、3分間乾燥した。この人工皮革用原反を液流染色機で染色した。
得られた人工皮革の性能は、実施例1〜実施例5の全てにおいて、40〜45mmの柔軟度とタテ方向に優れた伸張性及び伸張回復性を有し、且つ破断強伸度も家具、カーシート用途に絶えるものであった。表面品位は高級スエード調であり収縮等によるシワ、筋は見られなかった。又、こられ実施例の人工皮革を用いて家具を製造したところ成形性に優れるものであった。各々の物性は表1にまとめて示した。
(比較例1)
製造例6で得た168dtex/72fのポリエチレンテレフタレートの仮撚加工糸の800T/Mの加撚糸を経糸及び緯糸に使用して実施例1と同様に潜在捲縮発現性の織物を製作し、以下は実施例1と全く同様にしてスエード調人工皮革を得た。
タテ方向の伸張率は3.5%で不十分であった。因みに、横方向は12.0%の伸張率と85%の伸張回復率を示した。その他の物性は表1に示した
(実施例6)
製造例1で得た複合糸を経糸と緯糸の両方に使用した潜在捲縮性織物を製織して、以下実施例1と全く同様にしてスエード調人工皮革を得た。タテ方向の伸張率は12.5%、伸張回復率は95%であった。更にヨコ方向の伸張率が21.5%で伸張回復率が92%であって、タテ/ヨコ両方向に優れた伸張特性を有する人工皮革が得られた。その他の物性は表1に示した。
Figure 2005060859
従来困難であったタテ方向に伸張される製造工程において、タテ方向の伸張特性に優れ、表面平滑で高級な品位を有する人工皮革及びその製造方法を提供することができた。

Claims (2)

  1. 0.6dtex以下の極細繊維交絡体層の内部に伸縮性織物が介在した積層交絡体中に弾性重合体が充填された人工皮革であって、前記伸縮性織物の少なくとも経糸は一成分がポリトリメチレンテレフタレートからなる二成分以上のポリエステルポリマーからなる複合繊維の仮撚加工糸とその他のポリエステル繊維の仮撚加工糸が100:0〜10:90の割合の複合糸からなり、該複合糸が捲縮収縮した際に積層交絡体が収縮して、タテ方向の伸張率が1cm幅あたり4.9N応力下で5%以上であり、且つ繰り返し伸張回復率が80%以上である伸張特性に優れた人工皮革。
  2. 一成分がポリトリメチレンテレフタレートからなる二成分以上のポリエステルポリマーからなる複合繊維の仮撚加工糸とその他のポリエステル繊維の仮撚加工糸が100:0〜10:90の割合の複合糸を少なくとも経糸に用いた潜在捲縮発現性織物を0.6dtex以下の極細繊維交絡体層の内部に介在させて積層交絡体とし、ついで、得られた上記積層交絡体の中に弾性重合体を充填したシート状物とし、さらに染色加工工程及び/又はその後の仕上げ加工工程中で上記シート状物をタテ方向に収縮させて、タテ方向の伸張率が1cm幅あたり4.9N応力下で5%以上であり、且つ繰り返し伸張回復率が80%以上である伸張特性に優れた人工皮革の製造方法。
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