JP4286711B2 - 記録ヘッドの磁界を計測する装置および方法 - Google Patents

記録ヘッドの磁界を計測する装置および方法 Download PDF

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Description

本発明は、磁気ディスク装置のように磁気記録方式を採用する記憶装置の開発・製造に係り、記録ヘッドの磁界を計測する装置および方法に関する。
磁気ディスク装置における記録の高密度化にともない、磁気記録媒体の所定のトラック幅内に切れの良い磁化反転状態を形成できる狭コア幅の記録ヘッドを開発することが課題となっている。
記録ヘッドは、コイルを流れる電流によって発生した磁力線を上部磁極と下部磁極の間のライトギャップ部から自由空間に導出し、ライトギャップ部に対向する磁気記録媒体上の磁性膜との間の磁気的相互作用により、媒体上に磁化反転状態を形成することを目的とする。したがって、ライトギャップ部のみから磁力線が出ることが理想的である。
しかし、現実の磁極材料においては透磁率が無限大ではないので、ライトギャップ部以外に磁極部からの磁力線の漏洩は避けられない。特に、ライトギャップ部より後の時間に媒体上を通過するトレーリングエッジ部(上部磁極)はライトギャップ部の7〜10倍の寸法を有するため、トラックの中心線に対してスキュー角を付けて記録ヘッドを使用した場合、漏洩磁界(いわゆる裾引き磁界)により隣接トラックのデータをイレーズしてしまうという問題がある。
そこで、高密度記録に供する記録ヘッドを開発するため、ヘッド近傍の磁界分布を簡便に、かつ、非破壊で計測する方法の開発が求められている。これに対して、従来は、電磁界解析ソフトウェアを用いたシミュレーションによりヘッド磁界を推定していたが、近年になって、以下のような計測方法が確立されつつある。
(1)透過型電子顕微鏡と画像処理によるヘッド磁界の可視化技術(例えば、非特許文献1参照)
(2)ホログラフィー電子顕微鏡を用いたヘッド磁界の空間分布可視化技術(例えば、特許文献1参照)
また、記録ヘッドの高精度な位置決めを行うためのサーボ機能付きスピンスタンドも知られている(例えば、特許文献2参照)。
"磁気ヘッドの記録磁界をナノメートルスケールで可視化"、[online]、株式会社日立製作所ニュースリリース、[平成16年4月12日検索]、インターネット<URL:http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/2002/0624a/0624a.pdf > 特開2003−248910号公報 米国特許第6023145号明細書
しかしながら、従来の電子顕微鏡を用いた計測方法は、いずれも高価な計測設備を必要とし、かつ、破壊検査であるという問題点を持っている。破壊検査の場合、計測に用いた磁気ヘッドを実際の磁気ディスク装置に装着して電磁変換特性を評価することはできず、計測された漏洩磁界分布と電磁変換特性の対応付け等が困難であった。
本発明の課題は、高価な計測設備を用いることなく、簡便に、かつ、非破壊で記録ヘッドの漏洩磁界を計測する装置および方法を提供することである。
図1は、本発明の計測装置の原理図である。本発明の第1の局面において、計測装置は、記録ヘッド駆動手段101、再生ヘッド駆動手段102、第1の格納手段103、第2の格納手段104、および磁界計算手段105を備え、記録ヘッド112の漏洩磁界を計測する。
記録ヘッド駆動手段101は、記録電流により記録ヘッド112を駆動して、記録媒体111の少なくとも1つの特定トラック上に参照パターンの磁化状態を記録した後、減磁電流により記録ヘッド112を駆動して減磁用パターンの漏洩磁界を生成し、漏洩磁界により参照パターンの磁化状態を減磁する。再生ヘッド駆動手段102は、再生ヘッド113を駆動して、少なくとも1つの特定トラックから減磁前の参照パターンの再生出力と減磁後の参照パターンの再生出力を生成する。
第1の格納手段103は、減磁前の参照パターンの再生出力をトラック位置情報とともに格納し、第2の格納手段104は、減磁後の参照パターンの再生出力をトラック位置情報とともに格納する。磁界計算手段105は、減磁前の参照パターンの再生出力と減磁後の参照パターンの再生出力の差分を計算し、得られた差分から記録ヘッド112の漏洩磁界を求める。
記録ヘッド駆動手段101により、特定トラック上で記録媒体111の走行方向に1次元の参照パターンを記録しておけば、再生ヘッド駆動手段102は、その参照パターンを順番に読み出して時系列の再生出力を生成する。磁界計算手段105は、各時刻における減磁前の参照パターンの再生出力と減磁後の参照パターンの再生出力の差分を計算して、減磁用パターンの漏洩磁界による再生出力の減衰量を求める。時系列の減衰量を順番に並べれば、記録媒体111の走行方向における漏洩磁界の1次元分布を生成することができる。
本発明の第2の局面において、第1の局面の計測装置は、磁界分布生成手段106をさらに備える。記録ヘッド駆動手段101は、ディスク形状の記録媒体111の少なくとも1つの特定トラック上に参照パターンの磁化状態を記録する。
再生ヘッド駆動手段102は、再生ヘッド113を特定トラック上に合わせた基準位置と、再生ヘッド113を記録媒体111の半径方向にオフトラックさせた複数のオフセット位置のそれぞれにおいて、記録媒体111の回転方向における減磁前の参照パターンの再生出力を生成し、得られた各再生出力を各トラック位置情報とともに第1の格納手段103に格納する。また、再生ヘッド駆動手段102は、基準位置と複数のオフセット位置のそれぞれにおいて、回転方向における減磁後の参照パターンの再生出力を生成し、得られた各再生出力を各トラック位置情報とともに第2の格納手段104に格納する。
磁界計算手段105は、基準位置と複数のオフセット位置のそれぞれにおいて、減磁前の参照パターンの再生出力と減磁後の参照パターンの再生出力の差分を計算し、得られた差分から漏洩磁界の磁界強度を計算する。磁界分布生成手段106は、基準位置と複数のオフセット位置のそれぞれにおける回転方向の磁界強度の変化から、記録媒体111上における漏洩磁界の2次元分布を生成する。
ディスク形状の記録媒体111において、特定トラック上のみならず、再生ヘッド113を半径方向にオフトラックさせた位置においても、参照パターンの読み出しを行うことで、記録媒体111の回転方向および半径方向における漏洩磁界の2次元分布を生成することができる。
本発明の第3の局面において、第2の局面の計測装置は、基準位置と複数のオフセット位置のそれぞれにおいて再生ヘッド113の位置の微調整を行うサーボ制御手段107をさらに備える。
サーボ制御手段107を設けることで、再生ヘッド113の高精度な位置決めが可能になる。
記録ヘッド駆動手段101は、例えば、後述する図3の記録系プリアンプ303、スイッチ305、および記録ヘッド駆動部306に対応し、再生ヘッド駆動手段102は、例えば、図3の再生系プリアンプ304および再生ヘッド駆動部309に対応する。第1の格納手段103および第2の格納手段104は、例えば、図3のメモリ314および315にそれぞれ対応し、磁界計算手段105は、例えば、図3の復調部316、出力減衰量算出部317、および変換部318に対応する。磁界分布生成手段106は、例えば、図3のCPU(中央処理装置)320およびメモリ323に対応し、サーボ制御手段107は、例えば、図3の磁気ヘッド微動部307およびサーボ制御部308に対応する。
本発明によれば、ヘッド・媒体開発に通常用いている設備に簡単な改造を施すだけで、記録ヘッドの漏洩磁界の1次元分布、2次元分布、もしくは3次元分布を簡便に、かつ、非破壊で計測することができる。
一般には、漏洩磁界の強度はライトギャップ部の中心磁界よりも小さく、概ね中心磁界の強度の1/3〜1/4程度である。したがって、減磁用パターンに適用するライト電流を、磁気ディスク装置における通常のライト電流と同じ程度に設定しても、漏洩磁界によって参照パターンを完全に消磁することはない。すなわち、本発明の計測方法によれば、磁気ディスク装置における通常の使用状態における記録ヘッドの漏洩磁界を評価することが可能になる。
本発明により漏洩磁界を計測した記録ヘッドは、そのまま電磁変換特性の評価に転用できる。このため、漏洩磁界分布改善効果と電磁変換特性の直接的な相関解析のように、従来の計測方法では実現できなかった評価を行うことが可能になる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
本発明の実施形態では、スピンスタンドおよび電磁変換特性試験機等のように、ヘッド・媒体開発に通常用いている設備に簡単な補助手段を付加することにより、記録ヘッドの漏洩磁界を簡単に、かつ、非破壊で計測する方法について説明する。
本実施形態には、任意のトラック上で記録ヘッドの漏洩磁界を計測し、その1次元分布を求めるための基本原理と、その基本原理を用いて漏洩磁界の2次元分布(面内分布)および3次元分布(空間分布)を求める方法と、高精度な位置決め手段を用いた方法と、参照パターンと減磁用パターンの具体的な記録方法および再生方法が含まれる。
基本原理の計測方法によれば、磁気記録媒体上に予め記録した磁化状態(参照パターン)を記録ヘッドからの漏洩磁束(減磁用パターン)で減磁し、予め計測済みの減磁前の磁化状態での再生出力と減磁後に計測した再生出力(減磁された参照パターン)との差分から漏洩磁界を計測する。記録媒体上の磁化状態(磁化変位)は、N極からS極に向かう磁力線により表すことができる。
減磁の際にはゼロ復帰(Return to Zero,RZ)記録方式を用い、磁化状態を単一の向きに減磁する。減磁された参照パターンの波形は、参照パターンと減磁用パターンの繰り返し周期をわずかにずらすことによって減磁された参照パターン出力に生じるビートを復調することにより検出される。
この計測方法において、オントラック時のみならずオフトラック時の差分も計算することにより、漏洩磁界の面内分布の非破壊計測が可能となる。さらに、保護膜厚の異なる複数の媒体に対する計測値を合成することにより、漏洩磁界の空間分布の計測も可能となる。
図2は、一般的な磁気ディスク装置の構成図である。図2の磁気ディスク装置は、ディスク形状の記録媒体201、磁気ヘッド202、プリアンプ203、制御部204、およびスピンドル205を備える。制御部204は、プリアンプ203を介して磁気ヘッド202を制御することで、媒体201に対するデータのリード/ライトを行い、スピンドル205を制御することで媒体201を回転させる。
図3は、実施形態の漏洩磁界計測装置の構成図である。図3の漏洩磁界計測装置は、ディスク形状の記録媒体301、記録系プリアンプ303、再生系プリアンプ304、スイッチ305、記録ヘッド駆動部306、磁気ヘッド微動部307、サーボ制御部308、再生ヘッド駆動部309、磁気ヘッド保持部310、ステージ311、ステージ位置検出部312、ステージ制御部313、メモリ314、315、323、復調部316、出力減衰量算出部317、変換部318、スピンドル319、CPU320、入力装置321、出力装置322、外部記憶装置324、媒体駆動部325、およびネットワーク接続装置326を備え、磁気ヘッド302の漏洩磁界を計測する。
磁気ヘッド302は、図2の磁気ヘッド202に対応し、記録ヘッド331および再生ヘッド332を備える。スピンドル319は、CPU320からの制御信号に従って、媒体301を回転させる。
記録ヘッド駆動部306は、RZモード駆動部341およびNRZモード駆動部342を備える。RZモード駆動部341およびNRZモード駆動部342は、それぞれRZ信号および非ゼロ復帰(Non Return to Zero,NRZ)信号のライト電流を生成する。スイッチ305は、CPU320からのRZ/NRZ切替信号に従って、RZモード駆動部341またはNRZモード駆動部342の出力を選択して記録系プリアンプ303に出力し、記録系プリアンプ303は、スイッチ305の出力を記録ヘッド331に供給する。
スイッチ305によりRZモード駆動部341またはNRZモード駆動部342の出力を選択することで、記録ヘッド331の記録モードをRZモードとNRZモードの間で切り替えることができる。
再生系プリアンプ304は、再生ヘッド332の出力電圧を再生ヘッド駆動部309に出力し、再生ヘッド駆動部309は、CPU320からの制御信号に従って、サーボ制御部308を制御するとともに、再生ヘッド332の出力電圧をメモリ314および315に格納する。
磁気ヘッド302は、磁気ヘッド微動部307を介してステージ311上の磁気ヘッド保持部310に固定され、ステージ制御部313は、CPU320からの制御信号に従って、ステージ311を移動させることで、磁気ヘッド302を媒体301上の任意のトラックに移動させる。ステージ位置検出部312は、磁気ヘッド微動部307およびステージ311の位置情報を検出してステージ制御部313に出力する。ステージ制御部313は、ステージ位置検出部312からの位置情報をサーボ制御部308に出力するとともに、その情報をトラック位置情報に変換して、メモリ314および315に格納する。
メモリ314および315は、例えば、RAM(random access memory)である。メモリ314には、参照パターンに対応する再生ヘッド332の出力波形がトラック位置情報とともに記録され、メモリ315には、減磁された参照パターンに対応する再生ヘッド332の出力波形がトラック位置情報とともに記録される。トラック位置情報は、媒体301の半径方向の位置を表している。
サーボ制御部308は、再生ヘッド駆動部309からの制御信号に従って、磁気ヘッド微動部307を制御することで、磁気ヘッド302の位置の微調整を行う。このような微調整機構を設けることにより、CPU320は、予め媒体301上に記録されたサーボマークを読み出して、その位置情報を磁気ヘッド微動部307にフィードバックすることができ、高精度な位置決めが可能になる。
復調部316は、メモリ315の内容から減磁された参照パターンに対応する再生ヘッドの出力波形を復元し、出力減衰量算出部317は、復調部316により復元された出力波形とメモリ314の出力波形の差分から、出力減衰量を算出する。変換部318は、予め求めた出力減衰量と磁界の相関関係に基づいて、出力減衰量を磁界に変換し、CPU320に出力する。
メモリ323は、例えば、ROM(read only memory)およびRAMを含み、計測処理に用いられるプログラムおよびデータを格納する。CPU320は、メモリ323を利用してプログラムを実行することにより、漏洩磁界計測装置の動作を制御し、計測処理を行う。
入力装置321は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等であり、オペレータからの指示や情報の入力に用いられる。出力装置322は、例えば、ディスプレイ、プリンタ、スピーカ等であり、オペレータへの問い合わせや処理結果等の出力に用いられる。
外部記憶装置324は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。漏洩磁界計測装置は、この外部記憶装置324にプログラムおよびデータを格納しておき、必要に応じてそれらをメモリ323にロードして使用する。
媒体駆動装置325は、可搬記録媒体を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体は、メモリカード、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。オペレータは、この可搬記録媒体にプログラムおよびデータを格納しておき、必要に応じてそれらをメモリ323にロードして使用する。
ネットワーク接続装置326は、LAN(local area network)やインターネット等の任意の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う。漏洩磁界計測装置は、必要に応じてプログラムおよびデータを外部の装置からネットワーク接続装置326を介して受け取り、それらをメモリ323にロードして使用する。
なお、出力減衰量算出部317および変換部318を設ける代わりに、CPU320により同等の処理を実行してもよい。この場合、CPU320のプログラムに、出力減衰量算出処理および変換処理が組み込まれる。
図4は、図3の漏洩磁界計測装置による計測処理のフローチャートである。CPU320は、まず、記録ヘッド駆動部306を介して、媒体301の少なくとも1つの特定トラック上に参照パターンを記録し(ステップ401)、再生ヘッド駆動部309を介して、特定トラックから参照パターンを読み出し、トラック位置情報とともにメモリ314に記録する(ステップ402)。このとき、記録媒体の保磁力の分布等による出力変動分を補償するため、次のステップ403で減磁する前に、参照パターンの読み出し結果をメモリ314に記録しておく。
次に、記録ヘッド駆動部306を介して、ステップ401で記録された特定トラック上の参照パターンの上に、参照パターンとは異なる位相で参照パターンを減磁する向きに磁界を発生させる減磁用パターンを記録する(ステップ403)。
ここで、参照パターンとは異なる位相で参照パターンに対して減磁用パターンを上書きするのは、参照パターンの個々のピークを減磁用パターンの異なるタイミングの漏洩磁界で減磁することにより、漏洩磁界の磁界分布を媒体上の参照パターンの減磁という形で記録するためである。参照パターンと減磁用パターンの位相関係が異なるため、媒体上の参照パターンに残される減磁状態は漏洩磁界と直接的に対応するものではなく、位相関係の違いを反映したものとなる。
次に、再生ヘッド駆動部309を介して、ステップ402で読み出されたトラックと同じトラックから減磁された参照パターンを読み出し、トラック位置情報とともにメモリ315に記録する(ステップ404)。
媒体301上の参照パターンに残される減磁状態は、参照パターンと減磁用パターンの位相関係の違いを反映したものとなっているので、その違いを利用して元の漏洩磁界の形状を復元するために、復調部316は、メモリ315の内容を取り出して復調し、出力減衰量算出部317は、復調結果とメモリの内容との差分を算出する(ステップ405)。
そして、変換部318は、記録ヘッド漏洩磁界の磁界分布を算出する(ステップ406)。
次に、参照パターンおよび減磁用パターンについて具体的に説明する。参照パターンとしては、周期t1で繰り返し、時間幅t2の磁化反転部分を有するパターンが用いられ、減磁用パターンとしては、周期t3で繰り返し、時間幅t4の磁化反転部分を有するパターンが用いられる。
周期t1およびt3は、下部磁極、ライトギャップ部、および上部磁極からなる磁極部がトラック上の1点を通過する時間より長く、時間幅t2およびt4は、ライトギャップ部がトラック上の1点を通過する時間と同程度かそれより短い。周期t3は周期t1とわずかに異なるように、t3=t1+Δtに設定される。
図5は、水平記録ヘッドの場合の磁極部の各部の形状と通過時間の関係を示している。上部磁極501と下部磁極502の間の部分がライトギャップ部に相当し、矢印は媒体301の回転方向を表す。TaおよびTbは、それぞれ磁極部全体およびライトギャップ部がトラック上の1点を通過する時間を表す。この場合、t1およびt3はTaより長くなり、t2およびt4はTbと同程度かそれより短くなる。
参照パターンおよび減磁用パターンには、NRZおよびRZのいずれの記録方式のパターンも用いることができ、またそれらの組み合わせも用いることができる。参照パターンと減磁用パターンの関係で重要なことは、参照パターン上の注目部分(時間幅t2に対応する磁化反転部分)を減磁用パターンのt4以外の部分で減磁できるように、減磁用パターンの発生磁界を制御することである。具体的には、減磁用パターンのt4の部分では、参照パターンの注目部分を減磁する向きの磁界を発生する電流を流す必要がある。
記録ヘッド駆動部306のRZモード駆動部341およびNRZモード駆動部342としては、相異なる2つ以上の磁化状態を実現できる任意の駆動部を用いることができる。なお、RZモード駆動部341およびNRZモード駆動部342のいずれか一方のみを記録ヘッド駆動部306として用いてもよい。また、復調部316は、参照パターンと減磁用パターンの位相の違いに対応して、公知の復調方法の組み合わせにより適切に構成することができる。
ところで、図6に示すように、記録ヘッド331の漏洩磁界はライト電流に比例し、減磁用パターンによる減磁量もライト電流に比例するので、漏洩磁界と減磁量は比例関係にある。したがって、記録ヘッド331の磁界と減磁量の相関関係が分かれば、その関係を利用して参照パターンの減磁量から記録ヘッド331の漏洩磁界を算出することができる。
ライトギャップ部のギャップ磁界は既知の方法で計測することができるので、予め、参照パターンを減磁する向きに記録ヘッド331を励磁してギャップ磁界を計測することで、参照パターンの減磁量とギャップ磁界の相関関係を求めておき、その相関関係を変換部318に設定しておく。図4のステップ406において、変換部318は、設定された相関関係に従って、参照パターンの減磁量から記録ヘッド331の漏洩磁界を算出する。
次に、図7から図10までを参照しながら、図4に示した計測処理をより詳しく説明する。
図7は、図4の計測処理の詳細を示すフローチャートである。CPU320は、まず、RZ/NRZ切替信号によりスイッチ305を切り替えて、NRZモード駆動部342の出力を選択することで、記録ヘッド駆動部306をNRZモードに設定する(ステップ701)。そして、参照パターンの書き込みに先立って、NRZモード駆動部342を介して、媒体301の特定トラックとその周辺トラックを充分にイレーズしておく(ステップ702)。
ここでは、図8に示すように、周期t1および時間幅t2のダイビット(di-bit)パターンのNRZ信号P1が、参照パターンのライト電流(記録電流)として用いられる。例えば、NRZ信号P1の立ち上がりエッジ801および立ち下がりエッジ802が論理“1”を表し、時間幅t2で連続する“1”のペアがダイビットに対応する。立ち下がりエッジ802から次の立ち上がりエッジ803までの間は電流値が変化しないので、論理“0”を表している。
CPU320は、周期t1および時間幅t2をNRZモード駆動部342に設定し(ステップ703)、NRZモード駆動部342を介して、媒体301の特定トラック上に参照パターンを記録する(ステップ704)。これにより、図9に示すように、ダイビットパターン901のような磁化状態が、参照パターンとして媒体301上に記録される。
次に、CPU320は、再生ヘッド駆動部309を介して、特定トラックから参照パターンを読み出し(ステップ705)、再生ヘッド駆動部309は、ステージ制御部313から出力されるトラック位置情報とともに、読み出した参照パターンの波形(再生系プリアンプ304の出力電圧)をメモリ314に記録する(ステップ706)。
図9では、この参照パターンの波形がダイビット出力902として示されている。このダイビット出力902の正のピーク値911および負のピーク値912は、図8の記録電流の立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジにそれぞれ対応しており、周期t1毎に繰り返される。
複数のトラックについて参照パターンの波形を記録する場合、トラック間における磁気ヘッド302の移動ピッチは、ステップ710における移動ピッチと合わせておく。
次に、CPU320は、RZ/NRZ切替信号によりスイッチ305を切り替えて、RZモード駆動部341の出力を選択することで、記録ヘッド駆動部306をRZモードに設定し、RZモード駆動部341の電流値をステップ704で用いた電流値以下に設定する(ステップ707)。そして、周期t3および時間幅t4をRZモード駆動部341に設定し(ステップ708)、RZモード駆動部341を介して、特定トラック上に記録された参照パターンの上に減磁用パターンを記録する(ステップ709)。
減磁用パターンのライト電流(減磁電流)としては、図8に示すように、周期t1+Δtおよび時間幅t4のダイビットパターンのRZ信号を用いる。この場合、NRZ信号P1のタイミング804で記録されたダイビットを減磁するためには、負の向きに電流を流すようなダイビットパターンのRZ信号P2を用いなければならない。逆向き(正の向き)に電流を流すダイビットパターンのRZ信号P2を用いた場合は、参照パターンのダイビットを減磁できないばかりか、タイミング805で記録された磁化状態を減磁してしまうという不都合が生じるからである。
図9に示すように、RZ信号P2を減磁電流903として用いた場合、減磁磁界904が記録ヘッド331により生成される。この減磁磁界904が減磁用パターンに相当する。
次に、CPU320は、メモリ314に記録されているトラック位置情報を参照し、再生ヘッド駆動部309およびステージ制御部313を介して、ステップ705で参照パターンを読み出した特定トラックのトラック位置に磁気ヘッド302を移動させる(ステップ710)。そして、再生ヘッド駆動部309は、そのトラック位置から減磁された参照パターンを読み出し(ステップ711)、ステージ制御部313から出力されるトラック位置情報とともに、読み出した参照パターンの波形をメモリ315に記録する(ステップ712)。
図9では、この参照パターンの波形が減磁後のダイビット出力905として示されている。減磁後のダイビット出力905は、ダイビット出力902に相当する参照パターンと減磁磁界904に相当する減磁用パターンの位相関係の違いを反映したものとなっている。
次に、復調部316は、この位相関係の違いを利用して元の漏洩磁界の形状を復元するために、メモリ315に記録されている参照パターンの波形を復調し、トラック位置情報とともに出力減衰量算出部317に転送する(ステップ713)。
出力減衰量算出部317は、メモリ314に記録されている参照パターンの波形とトラック位置情報を取り出し、取り出した波形と復調部316から転送された波形の差分を計算する(ステップ714)。
具体的には、図10に示すように、周期t1毎に現れる減磁後のダイビット出力905の負のピーク値914と、減磁前のダイビット出力902の負のピーク値912との差分を順番に計算し、得られた差分を出力減衰量1001として変換部318に転送する。このとき、時間軸を反転させるために複数の出力減衰量の順番を逆にし、Δt毎に現れるデータとして転送する。周期t1毎の負のピーク値912はほぼ一定とみなすことができるので、通常は代表値に置き換えて差分を計算する。
変換部318は、予め設定された相関関係に従って、出力減衰量算出部317から転送される複数の出力減衰量を、漏洩磁界の1軸方向(媒体301の回転方向)の磁界強度に変換し、記録ヘッド331の磁界分布の形状を求める(ステップ715)。相関関係として磁界変換係数が設定されている場合は、出力減衰量に磁界変換係数を乗算することで、磁界強度が算出される。
こうして求められたヘッド磁界形状1002は、減磁磁界904の1次元分布を表しており、出力装置322によりオペレータに提示される。
なお、ステップ714において、減磁後のダイビット出力905の負のピーク値914とダイビット出力902の負のピーク値912との差分を計算する代わりに、減磁後のダイビット出力905の正のピーク値913とダイビット出力902の正のピーク値911との差分を計算してもよい。
次に、漏洩磁界の面内分布を求める計測処理について説明する。この処理では、図7のステップ705および706において、CPU320は、磁気ヘッド302を特定トラック上に合わせた基準位置のみならず、媒体301の半径方向に所定距離だけオフトラックさせた複数のオフセット位置においても参照パターンを読み出し、トラック位置情報とともにメモリ314に記録する。さらに、ステップ710〜712においても、基準位置およびオフセット位置のそれぞれにおいて減磁された参照パターンを読み出し、トラック位置情報とともにメモリ315に記録する。
そして、ステップ713〜715において、復調部316、出力減衰量算出部317、および変換部318は、基準位置における媒体301の回転方向の磁界形状のみならず、オフセット位置における回転方向の磁界形状も計算する。特定トラック上の基準位置の両側において半径方向に所定間隔で並んだ複数のオフセット位置について磁界形状を求め、得られた磁界形状をメモリ323内で合成することで、漏洩磁界の面内分布を求めることができる。
図11は、ステップ705および706において行われるオフトラック読み出し処理のフローチャートである。この処理では、予め媒体301上の半径方向に所定の読み出し範囲が設定される。
CPU320は、まず、再生ヘッド駆動部309およびステージ制御部313を介して、磁気ヘッド302を開始位置に移動させる(ステップ1101)。このとき、再生ヘッド駆動部309は、サーボ制御部308を介して磁気ヘッド微動部307を制御し、磁気ヘッド302の位置決めを行う。開始位置としては、例えば、読み出し範囲の端点が用いられる。再生ヘッド駆動部309は、その位置から参照パターンを読み出し(ステップ1102)、ステージ制御部313から出力されるトラック位置情報とともに、読み出した参照パターンをメモリ314に記録する(ステップ1103)。
次に、CPU320は、現在のヘッド位置に所定値を加算して次のヘッド位置を計算し(ステップ1104)、得られたヘッド位置が読み出し範囲内か否かをチェックする(ステップ1105)。ヘッド位置が読み出し範囲内であれば、得られたヘッド位置を移動先としてステップ1101以降の処理を繰り返し、ヘッド位置が読み出し範囲外になれば、処理を終了する。ステップ710〜712においても、同様にしてオフトラック読み出し処理が行われる。
また、漏洩磁界の高さ方向の分布を求める場合は、保護膜厚の異なる複数の記録媒体のそれぞれについて磁界分布を求め、それらの磁界分布をメモリ323内で合成する。図12に示すように、媒体301は、基板1206の上に、下地層1205、磁気記録層1204、および保護膜層1203が順番に形成された構造を有し、磁気記録層1204にデータが記録される。磁気ヘッド302のスライダ1201の先端部には記録再生素子1202が設けられており、素子1202と磁気記録層1204の間のスペースは、マグスペースと呼ばれる。
保護膜層1203の厚みが異なる媒体を用いることにより、素子1202と磁気記録層1204の間の距離を変化させることができ、磁気ヘッド302からの距離に対応させて各媒体の磁界分布を記録することで、漏洩磁界の高さ方向の分布を求めることができる。さらに、保護膜厚の異なる複数の記録媒体のそれぞれについて漏洩磁界の面内分布を求め、それらの面内分布をメモリ323内で合成すれば、漏洩磁界の空間分布を求めることができる。
ところで、図8に示した例では、ダイビットパターンのNRZ信号により参照パターンを書き込み、ダイビットパターンのRZ信号により減磁用パターンを書き込んでいるが、その他にも以下のようなライト電流を用いた実施形態が考えられる。
(1)孤立波パターンのNRZ信号による参照パターンと孤立波パターンのRZ信号による減磁用パターン
ステップ401において、CPU320は、記録ヘッド駆動部306をNRZモードに設定し、図13に示すような、周期t1および半値幅t2の孤立波パターンの記録電流1301(NRZ信号)を用いて参照パターンを書き込む。
周期t1および半値幅t2の孤立波パターンとは、その記録電流により書き込まれた磁化状態を読み出したとき、出力電圧が周期t1および半値幅t2の孤立波1302となるようなパターンを意味する。
そして、ステップ403において、CPU320は、記録ヘッド駆動部306をRZモードに設定し、周期t3および半値幅t4の孤立波パターンの減磁電流(RZ信号)を用いて減磁用パターンを書き込む。
(2)ダイビットパターンのRZ信号による参照パターンとダイビットパターンのRZ信号による減磁用パターン
ステップ401において、CPU320は、記録ヘッド駆動部306をRZモードに設定し、周期t1および時間幅t2のダイビットパターンの記録電流(RZ信号)を用いて参照パターンを書き込む。そして、ステップ403において、CPU320は、記録ヘッド駆動部306をRZモードに設定し、周期t3および時間幅t4のダイビットパターンの減磁電流(RZ信号)を用いて減磁用パターンを書き込む。
(3)孤立波パターンのRZ信号による参照パターンと孤立波パターンのRZ信号による減磁用パターン
ステップ401において、CPU320は、記録ヘッド駆動部306をRZモードに設定し、周期t1および半値幅t2の孤立波パターンの記録電流(RZ信号)を用いて参照パターンを書き込む。そして、ステップ403において、CPU320は、記録ヘッド駆動部306をRZモードに設定し、周期t3および半値幅t4の孤立波パターンの減磁電流(RZ信号)を用いて減磁用パターンを書き込む。
以上説明した実施形態では、参照パターンと減磁用パターンのそれぞれがわずかに異なる一定の周期を持つ場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、一定周期の参照パターンとランダムな時間間隔で発生する減磁用パターンを組み合わせてもよく、逆に、ランダムな時間間隔で発生する参照パターンと一定周期の減磁用パターンを組み合わせてもよい。これらの場合の復調部316の復調方法としては、サンプリングオシロスコープ等に用いられている逐次サンプリング法、ランダムサンプリング法等の公知のものを利用することができる。
また、上述した実施形態では、面内記録の場合を例にとって説明したが、記録ヘッドおよび再生回路を垂直記録用のものに置き換えた場合にも本発明が適用可能であることは、言うまでもない。
また、本発明は磁気ディスク装置の記録ヘッドに限定されるものではなく、光磁気ディスク装置、テープ装置、ビデオ装置等を含む記憶装置の磁気記録ヘッド全般に広く適用可能である。
記録ヘッドの開発段階において、本発明の計測方法により記録ヘッドの漏洩磁界を計測・評価することにより、ライトギャップ部以外の部位からの漏洩磁界の抑圧効果を確認することが可能になる。
さらに、本発明の計測方法により計測した漏洩磁界に関する情報を用いて、データ記録信号の極性反転部分で、漏洩磁界を打ち消すようなライト電流を通常のライト電流に重畳させることにより、漏洩磁界の発生を抑止することもできる。このように、本発明は漏洩磁界補償方法にも応用可能である。
図14は、図3の漏洩磁界計測装置に対するプログラムおよびデータの提供方法を示している。サーバ1401や可搬記録媒体1403に格納されたプログラムおよびデータは、漏洩磁界計測装置1402のメモリ323にロードされる。サーバ1401は、プログラムおよびデータを搬送する搬送信号を生成し、通信ネットワーク上の任意の伝送媒体を介して漏洩磁界計測装置1402に送信する。漏洩磁界計測装置1402のCPU320は、そのデータを用いてそのプログラムを実行し、必要な処理を行う。
(付記1) 記録ヘッドの漏洩磁界を計測する計測装置であって、
記録電流により前記記録ヘッドを駆動して、記録媒体の少なくとも1つの特定トラック上に参照パターンの磁化状態を記録した後、減磁電流により該記録ヘッドを駆動して減磁用パターンの漏洩磁界を生成し、該漏洩磁界により該参照パターンの磁化状態を減磁する記録ヘッド駆動手段と、
再生ヘッドを駆動して、前記少なくとも1つの特定トラックから減磁前の参照パターンの再生出力と減磁後の参照パターンの再生出力を生成する再生ヘッド駆動手段と、
前記減磁前の参照パターンの再生出力をトラック位置情報とともに格納する第1の格納手段と、
前記減磁後の参照パターンの再生出力をトラック位置情報とともに格納する第2の格納手段と、
前記減磁前の参照パターンの再生出力と前記減磁後の参照パターンの再生出力の差分を計算し、得られた差分から前記記録ヘッドの漏洩磁界を求める磁界計算手段と
を備えることを特徴とする計測装置。
(付記2) 前記磁界計算手段は、前記第2の格納手段に格納された前記減磁後の参照パターンの再生出力を復調する復調部と、前記第1の格納手段に格納された前記減磁前の参照パターンの再生出力と復調された減磁後の参照パターンの再生出力の差分を計算する計算部と、得られた差分を磁界強度に変換する変換部を含むことを特徴とする付記1記載の計測装置。
(付記3) 磁界分布生成手段をさらに備え、前記記録ヘッド駆動手段は、ディスク形状の記録媒体の少なくとも1つの特定トラック上に前記参照パターンの磁化状態を記録し、前記再生ヘッド駆動手段は、前記再生ヘッドを該少なくとも1つの特定トラック上に合わせた基準位置と、前記再生ヘッドを該記録媒体の半径方向にオフトラックさせた複数のオフセット位置のそれぞれにおいて、該記録媒体の回転方向における前記減磁前の参照パターンの再生出力を生成し、得られた各再生出力を各トラック位置情報とともに前記第1の格納手段に格納し、該基準位置と該複数のオフセット位置のそれぞれにおいて、該回転方向における前記減磁後の参照パターンの再生出力を生成し、得られた各再生出力を各トラック位置情報とともに前記第2の格納手段に格納し、前記磁界計算手段は、該基準位置と該複数のオフセット位置のそれぞれにおいて、前記減磁前の参照パターンの再生出力と前記減磁後の参照パターンの再生出力の差分を計算し、得られた差分から前記漏洩磁界の磁界強度を計算し、前記磁界分布生成手段は、該基準位置と該複数のオフセット位置のそれぞれにおける該回転方向の磁界強度の変化から、該記録媒体上における該漏洩磁界の2次元分布を生成することを特徴とする付記1記載の計測装置。
(付記4) 前記基準位置と前記複数のオフセット位置のそれぞれにおいて前記再生ヘッドの位置の微調整を行うサーボ制御手段をさらに備えることを特徴とする付記3記載の計測装置。
(付記5) 前記記録ヘッド駆動手段は、前記記録ヘッドの磁極部が前記記録媒体上の1点を通過する時間より長い周期t1で繰り返し、かつ、該磁極部のライトギャップ部が該記録媒体上の1点を通過する時間と同程度以下の時間幅t2を有するダイビットパターンの非ゼロ復帰信号を前記記録電流として出力して、該ダイビットパターンの磁化状態を前記参照パターンとして記録し、周期t1とΔtだけ異なる周期t3で繰り返し、かつ、該ライトギャップ部が該記録媒体上の1点を通過する時間と同程度以下の時間幅t4を有するダイビットパターンのゼロ復帰信号を前記減磁電流として出力して、該ダイビットパターンの磁化状態を減磁することを特徴とする付記1乃至4記載の計測装置。
(付記6) 前記記録ヘッド駆動手段は、前記記録ヘッドの磁極部が前記記録媒体上の1点を通過する時間より長い周期t1で繰り返し、かつ、該磁極部のライトギャップ部が該記録媒体上の1点を通過する時間と同程度以下の半値幅t2を有する孤立波パターンの非ゼロ復帰信号を前記記録電流として出力して、該孤立波パターンの磁化状態を前記参照パターンとして記録し、周期t1とΔtだけ異なる周期t3で繰り返し、かつ、該ライトギャップ部が該記録媒体上の1点を通過する時間と同程度以下の半値幅t4を有する孤立波パターンのゼロ復帰信号を前記減磁電流として出力して、該孤立波パターンの磁化状態を減磁することを特徴とする付記1乃至4記載の計測装置。
(付記7) 前記記録ヘッド駆動手段は、前記記録ヘッドの磁極部が前記記録媒体上の1点を通過する時間より長い周期t1で繰り返し、かつ、該磁極部のライトギャップ部が該記録媒体上の1点を通過する時間と同程度以下の時間幅t2を有するダイビットパターンのゼロ復帰信号を前記記録電流として出力して、該ダイビットパターンの磁化状態を前記参照パターンとして記録し、周期t1とΔtだけ異なる周期t3で繰り返し、かつ、該ライトギャップ部が該記録媒体上の1点を通過する時間と同程度以下の時間幅t4を有するダイビットパターンのゼロ復帰信号を前記減磁電流として出力して、該ダイビットパターンの磁化状態を減磁することを特徴とする付記1乃至4記載の計測装置。
(付記8) 前記記録ヘッド駆動手段は、前記記録ヘッドの磁極部が前記記録媒体上の1点を通過する時間より長い周期t1で繰り返し、かつ、該磁極部のライトギャップ部が該記録媒体上の1点を通過する時間と同程度以下の半値幅t2を有する孤立波パターンのゼロ復帰信号を前記記録電流として出力して、該孤立波パターンの磁化状態を前記参照パターンとして記録し、周期t1とΔtだけ異なる周期t3で繰り返し、かつ、該ライトギャップ部が該記録媒体上の1点を通過する時間と同程度以下の半値幅t4を有する孤立波パターンのゼロ復帰信号を前記減磁電流として出力して、該孤立波パターンの磁化状態を減磁することを特徴とする付記1乃至4記載の計測装置。
(付記9) 記録ヘッドの漏洩磁界を計測する計測方法であって、
記録電流により前記記録ヘッドを駆動して、記録媒体の少なくとも1つの特定トラック上に参照パターンの磁化状態を記録し、
再生ヘッドを駆動して、前記少なくとも1つの特定トラックから参照パターンの再生出力を生成し、
生成された参照パターンの再生出力をトラック位置情報とともに第1の格納手段に格納し、
減磁電流により前記記録ヘッドを駆動して減磁用パターンの漏洩磁界を生成し、該漏洩磁界により前記参照パターンの磁化状態を減磁し、
前記再生ヘッドを駆動して、前記少なくとも1つの特定トラックから減磁後の参照パターンの再生出力を生成し、
生成された参照パターンの再生出力をトラック位置情報とともに第2の格納手段に格納し、
前記第1の格納手段に格納された減磁前の参照パターンの再生出力と、前記第2の格納手段に格納された減磁後の参照パターンの再生出力の差分を計算し、
得られた差分から前記記録ヘッドの漏洩磁界を求める
ことを特徴とする計測方法。
(付記10) 前記記録ヘッドの漏洩磁界を評価することにより、該記録ヘッドのライトギャップ部以外の部位からの漏洩磁界の抑圧効果を確認することを特徴とする付記9記載の計測方法。
(付記11) 付記9記載の計測方法を用いて漏洩磁界の評価が行われたことを特徴とする記録ヘッド。
(付記12) 付記9記載の計測方法を用いて漏洩磁界の評価が行われた記録ヘッドを備えることを特徴とする記憶装置。
(付記13) 記録ヘッドの漏洩磁界を計測する計測装置を制御する処理装置のためのプログラムであって、
記録電流により前記記録ヘッドを駆動して、記録媒体の少なくとも1つの特定トラック上に参照パターンの磁化状態を記録し、
再生ヘッドを駆動して、前記少なくとも1つの特定トラックから参照パターンの再生出力を生成し、
生成された参照パターンの再生出力をトラック位置情報とともに第1の格納手段に格納し、
減磁電流により前記記録ヘッドを駆動して減磁用パターンの漏洩磁界を生成し、該漏洩磁界により前記参照パターンの磁化状態を減磁し、
前記再生ヘッドを駆動して、前記少なくとも1つの特定トラックから減磁後の参照パターンの再生出力を生成し、
生成された参照パターンの再生出力をトラック位置情報とともに第2の格納手段に格納し、
前記第1の格納手段に格納された減磁前の参照パターンの再生出力と、前記第2の格納手段に格納された減磁後の参照パターンの再生出力の差分を計算し、
得られた差分から前記記録ヘッドの漏洩磁界を求めるように、
前記計測装置を制御する処理を前記処理装置に実行させることを特徴とするプログラム。
(付記14) 記録ヘッドの漏洩磁界を計測する計測装置を制御する処理装置のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体であって、
前記プログラムは、
記録電流により前記記録ヘッドを駆動して、記録媒体の少なくとも1つの特定トラック上に参照パターンの磁化状態を記録し、
再生ヘッドを駆動して、前記少なくとも1つの特定トラックから参照パターンの再生出力を生成し、
生成された参照パターンの再生出力をトラック位置情報とともに第1の格納手段に格納し、
減磁電流により前記記録ヘッドを駆動して減磁用パターンの漏洩磁界を生成し、該漏洩磁界により前記参照パターンの磁化状態を減磁し、
前記再生ヘッドを駆動して、前記少なくとも1つの特定トラックから減磁後の参照パターンの再生出力を生成し、
生成された参照パターンの再生出力をトラック位置情報とともに第2の格納手段に格納し、
前記第1の格納手段に格納された減磁前の参照パターンの再生出力と、前記第2の格納手段に格納された減磁後の参照パターンの再生出力の差分を計算し、
得られた差分から前記記録ヘッドの漏洩磁界を求めるように、
前記計測装置を制御する処理を前記処理装置に実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な媒体。
(付記15) 記録ヘッドの漏洩磁界を計測する計測装置を制御する処理装置のためのプログラムを搬送する搬送信号であって、
前記プログラムは、
記録電流により前記記録ヘッドを駆動して、記録媒体の少なくとも1つの特定トラック上に参照パターンの磁化状態を記録し、
再生ヘッドを駆動して、前記少なくとも1つの特定トラックから参照パターンの再生出力を生成し、
生成された参照パターンの再生出力をトラック位置情報とともに第1の格納手段に格納し、
減磁電流により前記記録ヘッドを駆動して減磁用パターンの漏洩磁界を生成し、該漏洩磁界により前記参照パターンの磁化状態を減磁し、
前記再生ヘッドを駆動して、前記少なくとも1つの特定トラックから減磁後の参照パターンの再生出力を生成し、
生成された参照パターンの再生出力をトラック位置情報とともに第2の格納手段に格納し、
前記第1の格納手段に格納された減磁前の参照パターンの再生出力と、前記第2の格納手段に格納された減磁後の参照パターンの再生出力の差分を計算し、
得られた差分から前記記録ヘッドの漏洩磁界を求めるように、
前記計測装置を制御する処理を前記処理装置に実行させることを特徴とする搬送信号。
本発明の計測装置の原理図である。 磁気ディスク装置の構成図である。 漏洩磁界計測装置の原理図である。 計測処理のフローチャートである。 記録ヘッドの磁極部を示す図である。 記録媒体の構造を示す図である。 計測処理の詳細フローチャートである。 参照パターンと減磁用パターンを示す図である。 ダイビット出力の変化を示す図である。 ヘッド磁界形状の算出を示す図である。 オフトラック読み出し処理のフローチャートである。 記録媒体の構造を示す図である。 孤立波を示す図である。 プログラムおよびデータの提供方法を示す図である。
符号の説明
101 記録ヘッド駆動手段
102 再生ヘッド駆動手段
103 第1の格納手段
104 第2の格納手段
105 磁界計算手段
106 磁界分布生成手段
107 サーボ制御手段
111、201、301 記録媒体
112、331 記録ヘッド
113、332 再生ヘッド
202、302 磁気ヘッド
203 プリアンプ
204 制御部
205 スピンドル
303 記録系プリアンプ
304 再生系プリアンプ
305 スイッチ
306 記録ヘッド駆動部
307 磁気ヘッド微動部
308 サーボ制御部
309 再生ヘッド駆動部
310 磁気ヘッド保持部
311 ステージ
312 ステージ位置検出部
313 ステージ制御部
314、315、323 メモリ
316 復調部
317 出力減衰量算出部
318 変換部
319 スピンドル
320 CPU
321 入力装置
322 出力装置
324 外部記憶装置
325 媒体駆動部
326 ネットワーク接続装置
341 RZモード駆動部
342 NRZモード駆動部
501 上部磁極
502 下部磁極
801、803 立ち上がりエッジ
802 立ち下がりエッジ
804、805 タイミング
901 ダイビットパターン
902 ダイビット出力
903 減磁電流
904 減磁磁界
905 減磁後のダイビット出力
911、913 正のピーク値
912、914 負のピーク値
1001 出力減衰量
1002 ヘッド磁界形状
1201 スライダ
1202 記録再生素子
1203 保護膜層
1204 磁気記録層
1205 下地層
1206 基板
1301 記録電流
1302 孤立波
1401 サーバ
1402 漏洩磁界計測装置
1403 可搬記録媒体

Claims (5)

  1. 記録ヘッドの漏洩磁界を計測する計測装置であって、
    記録電流により前記記録ヘッドを駆動して、記録媒体の少なくとも1つの特定トラック上に参照パターンの磁化状態を記録した後、減磁電流により該記録ヘッドを駆動して減磁用パターンの漏洩磁界を生成し、該漏洩磁界により該参照パターンの磁化状態を減磁する記録ヘッド駆動手段と、
    再生ヘッドを駆動して、前記少なくとも1つの特定トラックから減磁前の参照パターンの再生出力と減磁後の参照パターンの再生出力を生成する再生ヘッド駆動手段と、
    前記減磁前の参照パターンの再生出力をトラック位置情報とともに格納する第1の格納手段と、
    前記減磁後の参照パターンの再生出力をトラック位置情報とともに格納する第2の格納手段と、
    前記減磁前の参照パターンの再生出力と前記減磁後の参照パターンの再生出力の差分を計算し、得られた差分から前記記録ヘッドの漏洩磁界を求める磁界計算手段と
    を備えることを特徴とする計測装置。
  2. 磁界分布生成手段をさらに備え、前記記録ヘッド駆動手段は、ディスク形状の記録媒体の少なくとも1つの特定トラック上に前記参照パターンの磁化状態を記録し、前記再生ヘッド駆動手段は、前記再生ヘッドを該少なくとも1つの特定トラック上に合わせた基準位置と、前記再生ヘッドを該記録媒体の半径方向にオフトラックさせた複数のオフセット位置のそれぞれにおいて、該記録媒体の回転方向における前記減磁前の参照パターンの再生出力を生成し、得られた各再生出力を各トラック位置情報とともに前記第1の格納手段に格納し、該基準位置と該複数のオフセット位置のそれぞれにおいて、該回転方向における前記減磁後の参照パターンの再生出力を生成し、得られた各再生出力を各トラック位置情報とともに前記第2の格納手段に格納し、前記磁界計算手段は、該基準位置と該複数のオフセット位置のそれぞれにおいて、前記減磁前の参照パターンの再生出力と前記減磁後の参照パターンの再生出力の差分を計算し、得られた差分から前記漏洩磁界の磁界強度を計算し、前記磁界分布生成手段は、該基準位置と該複数のオフセット位置のそれぞれにおける該回転方向の磁界強度の変化から、該記録媒体上における該漏洩磁界の2次元分布を生成することを特徴とする請求項1記載の計測装置。
  3. 前記記録ヘッド駆動手段は、前記記録ヘッドの磁極部が前記記録媒体上の1点を通過する時間より長い周期t1で繰り返し、かつ、該磁極部のライトギャップ部が該記録媒体上の1点を通過する時間と同程度以下の時間幅t2を有するダイビットパターンの非ゼロ復帰信号を前記記録電流として出力して、該ダイビットパターンの磁化状態を前記参照パターンとして記録し、周期t1とΔtだけ異なる周期t3で繰り返し、かつ、該ライトギャップ部が該記録媒体上の1点を通過する時間と同程度以下の時間幅t4を有するダイビットパターンのゼロ復帰信号を前記減磁電流として出力して、該ダイビットパターンの磁化状態を減磁することを特徴とする請求項1乃至2記載の計測装置。
  4. 記録ヘッドの漏洩磁界を計測する計測方法であって、
    記録電流により前記記録ヘッドを駆動して、記録媒体の少なくとも1つの特定トラック上に参照パターンの磁化状態を記録し、
    再生ヘッドを駆動して、前記少なくとも1つの特定トラックから参照パターンの再生出力を生成し、
    生成された参照パターンの再生出力をトラック位置情報とともに第1の格納手段に格納し、
    減磁電流により前記記録ヘッドを駆動して減磁用パターンの漏洩磁界を生成し、該漏洩磁界により前記参照パターンの磁化状態を減磁し、
    前記再生ヘッドを駆動して、前記少なくとも1つの特定トラックから減磁後の参照パターンの再生出力を生成し、
    生成された参照パターンの再生出力をトラック位置情報とともに第2の格納手段に格納し、
    前記第1の格納手段に格納された減磁前の参照パターンの再生出力と、前記第2の格納手段に格納された減磁後の参照パターンの再生出力の差分を計算し、
    得られた差分から前記記録ヘッドの漏洩磁界を求める
    ことを特徴とする計測方法。
  5. 記録ヘッドの漏洩磁界を計測する計測装置を制御する処理装置のためのプログラムであって、
    記録電流により前記記録ヘッドを駆動して、記録媒体の少なくとも1つの特定トラック上に参照パターンの磁化状態を記録し、
    再生ヘッドを駆動して、前記少なくとも1つの特定トラックから参照パターンの再生出力を生成し、
    生成された参照パターンの再生出力をトラック位置情報とともに第1の格納手段に格納し、
    減磁電流により前記記録ヘッドを駆動して減磁用パターンの漏洩磁界を生成し、該漏洩磁界により前記参照パターンの磁化状態を減磁し、
    前記再生ヘッドを駆動して、前記少なくとも1つの特定トラックから減磁後の参照パターンの再生出力を生成し、
    生成された参照パターンの再生出力をトラック位置情報とともに第2の格納手段に格納し、
    前記第1の格納手段に格納された減磁前の参照パターンの再生出力と、前記第2の格納手段に格納された減磁後の参照パターンの再生出力の差分を計算し、
    得られた差分から前記記録ヘッドの漏洩磁界を求めるように、
    前記計測装置を制御する処理を前記処理装置に実行させることを特徴とするプログラム。
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