JP4286489B2 - 不断分水継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は水道用配管等の配管に分水用枝管を配管施工する場合に使用する不断分水継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水道用配管等の配管に分水用枝管を配管施工する場合、活水下で分水施工することが要求され、不断分水継手が用いられる。
この不断分水継手には、種々のものが知られているが、ホルソータイプの従来の不断分水継手による配管施工は、次のようにして行われている。
(1)まず、図9の(イ)に示すように、不断分水継手をサドル部12’において水道管5’の外面に固着し、分岐管接続口13’に分岐管6’を接続する。図9の(イ)において、7’は不断分水継手のキャップ、2’は不断分水継手の鉛直筒部内面に螺合したホルソー、22’はホルソーの下端側筒状刃部である。(2)ついで、上記不断分水継手のキャップ7’を取外し、図9の(ロ)に示すようにキャップ51’と回転棒52’とからなる穿孔治具5’のキャップ51’を不断分水継手の鉛直筒部上端に螺結し、回転棒52’の先端をホルソー2’の嵌合穴に嵌着し、回転棒52’の回転によりホルソー2’を配管5’の外面に向けてねじ移動させ、ホルソーの下端側筒状刃部で配管の管壁を切取り、その切取り屑を筒形刃部内に嵌着させ、(3)ついで、図9の(ハ)に示すように、切取り屑付きのホルソー2’を不断分水継手の鉛直筒部11’の上端側にねじ移動により戻して配管5’内と分岐管6’内とを連通させ、(4)更に、穿孔治具を取外したのち、(5)図9の(ニ)に示すように、不断分水継手にキャップ7’を被冠し、これにて不断分水施工を終了している。
【0003】
しかしながら、従来の上記ホルソータイプの不断分水継手では、鉛直筒部内面とホルソー外面との間がねじ溝で螺合されており、この間に隙間があり、このねじ隙間が水道水圧に対し通水状態であるから、上記穿孔治具を取外すと、そのねじ間隙を経て通水が吹き出し、穿孔治具取外し後の作業は容易ではない。
【0004】
そこで、本発明者においては、図10の(イ)に示すように、不断分水継手の鉛直筒部11’の上端内周面にパッキング装着溝113’を設け、この溝113’にパッキング3’を装着し、ホルソー2’の上端側平滑外面部21’をこのパッキング3’でシールして前記のねじ間隙〔図10の(イ)におけるe’〕を通しての外部への水道水の吹き出しを防止することを提案した(特開平10−220674号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本発明者のその後の検討結果によれば、ホルソーをねじ移動により下方側に移動させる初期及びホルソーを元の位置にねじ移動させる最終期にパッキングの内周面がホルソーの上端側平滑外面部でねじ方向に擦られるために、パッキングが装着溝から脱出され易く、従来に較べ軽度であっても、水道水の吹き出しが往々にして生じることが判明した。
これは、図10の(ロ)において、パッキング装着溝113’とホルソー上端211’との間の距離△Lをホルソー2’がねじ溝方向に移動する間に、ホルソー2’の上端側平滑外面部21’にねじ運動に基づく周方向摩擦力と軸方向摩擦力とが作用し、周方向摩擦力によるパッキングの変形がパッキング中心線に対し左右対称であるために、周方向摩擦力がパッキング3’の装着溝113’からの脱出を促すようなことはないが、軸方向摩擦力はパッキング3’の断面を捩じる方向に作用してパッキング3’の装着溝113’からの脱出を促すことになる結果であると考えられる。
【0006】
この場合、パッキング装着溝とホルソー上端との間の距離△Lを小さくすれば、パッキング断面の捩じれを少なくできるが、図10の(イ)における継手鉛直筒部内面とホルソー外面とのねじ間隙e’を経てパッキングに作用する水圧に対する背後間隙の巾△bが不足し、水圧によるパッキング3’の装着溝113’からの脱出が生じ易くなる。
而して、何れにしても、特開平10−220674号公報開示の不断分水継手では、パッキングが装着溝から脱出され易く、水道水の吹き出しを完全に防止し難く、最終的には、不断分水継手用キャップの被冠が必要である。
【0007】
本発明の目的は、先に提案した不断分水継手を改良し、水道水の吹き出しの排除とキャップレスを全うすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る不断分水継手は、鉛直筒部の下端に配管外面に水密に固定されるサドル部が、同鉛直筒部の中間に分岐管接続口がそれぞれ設けられ、前記鉛直筒部内面にホルソー移動用雌ねじが設けられ、下端側に筒形刃部を有し、前記ホルソー移動用雌ねじに螺合される雄ねじ外面のホルソー躯体部が前記鉛直筒部内に上下動自在に螺合され、
前記鉛直筒部の上端側内周面に、断面内側形状を略半円形の凸状としたパッキングが固着された不断分水継手であって、前記ホルソー躯体部の上端を前記パッキングよりも下位置に初期設定し、配管穿孔のためのホルソー下方移動工程では、前記ホルソー躯体部は前記パッキングとの非接触状態を保ち、配管穿孔後のホルソー上方移動工程において、前記ホルソー躯体部の雄ねじ外面で前記パッキングが圧縮されることを特徴とする構成である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は請求項1に係る不断分水継手の一実施例を示す図面である。
図1において、11は鉛直筒部、12は鉛直筒部11の下端に設けられたサドル部、13は鉛直筒部11の中間に設けられた分岐管接続口である。111は鉛直筒部内面に設けられた雌ねじ、113はその上端部の内周面112に設けられた環状のパッキング装着溝である。114は鉛直筒部11の上端側外周面に設けられた穿孔治具のキャップ螺結用雄ねじである。
2はホルソーであり、前記鉛直筒部内面の雌ねじ111に螺合される雄ねじ外面の躯体部20の下端側に筒形刃部22を有している。23はホルソー2の上端面に設けられた嵌合用孔である。
3はゴムパッキングであり、前記鉛直筒部11における上端部内周面112のパッキング装着溝113に接着剤または粘着剤により固着されている。
図1は使用前の状態を示し、ホルソー2を継手の鉛直筒部11内に螺合してから、パッキング3をパッキング装着溝113に装着してパッキング3をホルソー2の上端よりも外に位置させてあり、パツキング3がホルソー躯体部20の外面の雄ねじで潰されることはない。
上記サドル部と配水管外面との固着を電気融着により行うこともでき、この場合、サドル部をプラスチック製とし、その融着面に電熱線4を埋め込み、前記の鉛直筒部(金属製)の下端を埋め込むようにサドル部を射出成形することもできる。
【0010】
上記請求項1に係る不断分水継手を使用して不断分水配管を行うには、(1)穿孔治具をそのキャップにおいて不断分水継手の鉛直筒部上端に螺結すると共に回転棒先端をホルソー上面の嵌合用孔に嵌合し、また分岐管接続口に分岐管を接続し、(2)ついで、図2の(イ)に示すように、穿孔治具の回転棒の回転によりホルソーを配管外面に向けねじ移動させていく。(3)更に、ホルソーの移動を進めて配管を穿孔し、更にホルソーを逆方向に向けねじ移動させて、配管内と分岐管内との間を連通させる。(4)更に、図2の(ロ)に示すように、ホルソー躯体20の雄ねじ外面をパッキング3の内周面に接触させつつホルソーをねじ移動させてキャップ51の裏面に当接させる。この間にパッキング3の内周面にねじ剪断摩擦力が作用するが、パッキング3を装着溝113に接着剤または粘着剤により固定してあるから、パッキングを装着溝からの脱出なく安定に保持できる。(5)最後に、穿孔治具を不断分水継手から取外し、これにて不断分水配管を終了する。
【0011】
この場合、不断分水継手の鉛直筒部内面とホルソー外面とのねじ間隙を通して水道水の水圧がパッキングに作用するが、前記したように、パッキングがパッキング装着溝に接着剤や粘着剤により安定に固着されており、かつパッキングが装着溝に接着剤や粘着剤により固着されて水圧に対する固定強度が増加されているから、穿孔治具を取外しても止水を確保でき、継手専用キャップの被冠を省略できる。
【0012】
上記の実施例では、不断分水継手の鉛直筒部内面にパッキング装着溝を設け、この溝にパッキングを接着剤等により固着しているが、不断分水継手の射出成形時にパッキングをセットして鉛直筒部内面にパッキングを半埋着することもできる。
【0013】
図3は他の不断分水継手の一実施例を示す図面である。
図3において、11は鉛直筒部、12は鉛直筒部11の下端に設けられたサドル部、13は鉛直筒部11の中間に設けられた分岐管接続口である。111は鉛直筒部内面に上端部112を除いて設けられた雌ねじ、113はその上端部の内周面112に設けられた環状のパッキング装着溝である。114は鉛直筒部11の上端側外周面に設けられた穿孔治具のキャップ螺結用雄ねじである。
2はホルソーであり、前記鉛直筒部内面の雌ねじ111に螺合される雄ねじ外面の躯体部20の上端側に平滑外面部21を有し、下端側に筒形刃部22を有している。23はホルソー2の上端面に設けられた嵌合用孔である。
3はゴムパッキングであり、前記鉛直筒部11における上端部内周面112のパッキング装着溝113に接着剤または粘着剤により固着されている。
上記サドル部と配水管外面との固着を電気融着により行うこともでき、この場合、サドル部をプラスチック製とし、その融着面に電熱線4を埋め込み、前記の鉛直筒部(金属製)の下端を埋め込むようにサドル部を射出成形することもできる。
【0014】
上記不断分水継手を使用して不断分水配管を行うには、前記と同様に、(1)穿孔治具をそのキャップにおいて不断分水継手の鉛直筒部上端に螺結すると共に回転棒先端をホルソー上面の嵌合用孔に嵌合し、また分岐管接続口に分岐管を接続し、(2)ついで、穿孔治具の回転棒の回転によりホルソーを配管外面に向けねじ移動させていく。(3)更に、ホルソーの移動を進めて配管を穿孔し、更にホルソーを逆方向に向けねじ移動させて、配管内と分岐管内との間を通水させる。(4)更に、図4に示すように、ホルソー2の上端側平滑外を面部21をパッキング3の内周面に摺動接触させつつホルソーをねじ移動させてホルソー上端211を穿孔治具のキャップ51の裏面に当接させる。この段階において、ホルソー上端211が穿孔治具のキャップ51の裏面に当接するまでの間にパッキング3の内周面に摩擦力が作用するが、パッキング3を装着溝113に接着剤または粘着剤により固定してあるから、パッキングを装着溝からの脱出なく安定に保持できる。また、パッキングを鉛直筒部内面に接着剤等により固定してあるから、平常時においてパッキング装着溝とホルソー先端との間の距離をかなり短くしても、水道水圧によく耐えさせることができ、軸方向の摩擦移動量の減少によりそれだけパッキングのパッキング装着溝からの脱出の畏れを低減できる。(5)最後に、穿孔治具を不断分水継手から取外し、これにて不断分水配管を終了する。
【0015】
この場合、不断分水継手の鉛直筒部内面とホルソー外面とのねじ間隙を通して水道水の水圧がパッキングに作用するが、前記したように、パッキングがパッキング装着溝に安定に保持されており、かつパッキングが装着溝に接着剤や粘着剤により固着されて水圧に対する固定強度が増加されているから、穿孔治具を取外しても止水を確保でき、継手専用キャップの被冠を省略できる。
【0016】
上記において、図5に示すように、ホルソーの上端側平滑外面部21の中間に環状突部24を設け、該突部24の上側面をパッキング3に圧接させてより一層の止水性の向上を図ることができる。
図3に示す実施例では、不断分水継手の鉛直筒部内面にパッキング装着溝を設け、この溝にパッキングを接着剤等により固着しているが、不断分水継手の射出成形時にパッキングをセットして鉛直筒部内面にパッキングを半埋着することもできる。
【0017】
図6は、また別の不断分水継手の一実施例を示す図面である。
図6において、11は鉛直筒部であり、全長にわたり内周面に雌ねじ111が設けられ、上端に内向き鍔部115が設けられている。12は鉛直筒部11の下端に設けられたサドル部、13は鉛直筒部11の中間に設けられた分岐管接続口である。113は内向き鍔部115の裏面に設けられた環状のパッキング装着溝である。114は鉛直筒部11の上端側外周面に設けられた穿孔治具のキャップ螺結用雄ねじである。
2はホルソーであり、前記鉛直筒部内面の雌ねじ111に螺合される雄ねじ外面の躯体部20の下端側に筒形刃部22を有している。23はホルソー2の上端面に設けられた嵌合用孔である。
3はゴムパッキングであり、前記内向き鍔部裏面のパッキング装着溝113に装着され、ホルソー2の上端面211がパッキング3に圧接されている。
【0018】
上記不断分水継手を使用して不断分水配管を行うには、(1)穿孔治具をそのキャップにおいて不断分水継手の鉛直筒部上端に螺結すると共に回転棒先端をホルソー上面の嵌合用孔に嵌合し、また分岐管接続口に分岐管を接続する。(2)ついで、穿孔治具の回転棒の回転によりホルソーを配管外面に向けねじ移動させていく。この段階の初期における、ホルソーの上面がパッキングより離れるまでの間にパッキングの内周面に摩擦力が作用するが、この摩擦力によりパッキングが捩じり変形されるようなことがないから、パッキングを装着溝からの脱出なく安定に維持できる。(3)更に、ホルソーの移動を進めて配管を穿孔し、更にホルソーを元の位置に向けねじ移動させて、配管内と分岐管内との間を連通させる。(4)更に、ホルソー上面をパッキングに摺動接触させつつホルソーをねじ移動させて元の位置に復帰させる。この段階において、ホルソーの上端面でパッキングが圧縮されつつ周方向摩擦力を受けるが、これらの圧縮力や周方向摩擦力によりパッキングが捩じり変形されるようなことがないから、パッキングを装着溝からの脱出なく安定に維持できる。(5)最後に、穿孔治具を不断分水継手から取外し、これにて不断分水配管を終了する。この場合、不断分水継手の鉛直筒部内面とホルソー外面とのねじ間隙を通して水道水の水圧がパッキングの外周側に作用するが、前記したように、パッキングがパッキング装着溝に安定に保持されているから、穿孔治具を取外しても止水を確保でき、継手専用キャップの被冠を省略できる。
【0019】
上記において、パッキングをパッキング装着溝に接着剤や粘着剤により固着して一層の止水性の向上を図ることができる。
【0020】
請求項1においては、パッキングを接着剤や粘着剤等によってパッキング装着溝に固着することで水圧に対する固定強度の増加がはかられているが、この強度を更に増大させるために、図7(イ)から図7(ニ)に示されるような、強度増加策が講じられても良い。
【0021】
即ち、図7(イ)においては、ホルソー2の上端外周面辺縁を傾斜面とし、ゴムパッキング3のホルソー接触面をこれに対応する傾斜面31とされれば、ホルソー2の上面をパッキング3に摺動接触させつつホルソー2をねじ移動する際、パッキン3が溝113に押し込まれる方向に力を受けるので、より固着が確実になり固定強度が増加する。
【0022】
図7(ロ)においては、パッキング装着溝113の溝壁に凹部1131が設けられ、ゴムパッキング3の側壁にこの凹部1131と噛み合う凸部32が設けられている。こうすれば、パッキング3をパッキング装着溝113に装着した際、凹部1131と凸部32とが互いに噛み合って、ホルソー2の上面をパッキング3に摺動接触させつつホルソー2をねじ移動する際、パッキング3は溝113から抜け出る恐れが少なくなり、固着が確実となり固定強度が確保される。なお、上記凹部1131及び凸部32は、溝113の奥行きのどの深さの位置に設けられていても良く、溝113の周方向に対し不連続であっても連続した溝状であっても良い。
【0023】
図7(ハ)においては、ゴムパッキング装着溝113の底面に部分的に凸部又は凹部1132が設けられ、ゴムパッキング3の対応する位置に凹部又は凸部33が設けられ、この凹部1132と凸部33とが噛み合うように、パッキング3がパッキング溝113に装着されている。こうすれば、ホルソー2の上面をパッキング3に摺動接触させつつホルソー2をねじ移動する際、ゴムパッキン3は捻られるように変形されるが、上記凹部1132と凸部33とが噛み合っているので、パッキング3がパッキング溝113から抜け難くなり、固着が確実となり固定強度が確保される。
【0024】
図7(ニ)においては、パッキング押さえ具4が備えられている。このパッキング押さえ具4は、筒状押さえ具本体41の一端部が押さえ具軸と直角方向に外向きに張り出した鍔部42とされ、継手の鉛直筒部11の頭頂部に該鍔部42が配置されて筒状本体41が鉛直筒部11内に挿入され、パッキング3の上側面に押さえ具本体41の他端部端面が当接するようにされている。こうすれば、ホルソー2の上面をパッキング3に摺動接触させつつホルソー2をねじ移動する際、パッキング3がパッキング溝113から抜けにくくなり、固着が確実となり固定強度が確保される。
【0025】
【実施例】
使用した不断分水継手は電気融着式のポリエチレンサドル部を有するサドル付き分水栓であり、図8の(イ)に示すように、下穴径26.0mmの円筒体11にM28P2の雌ねじ111を加工し、上端117から3mmの箇所aから巾wが4mmで、外周径Dが31mmφ、前口内径eが28mmφのパッキング装着溝113を加工してなる鉛直筒部を有する不断分水継手本体にホルソー(躯体の全外面を雄ねじとした図1で使用したホルソー)を螺合し、図8の(ロ)に示す各箇所の寸法d1=31mmφ,d2=27mmφ,d3=26.5mmφ,w=4mmで、かつ内周面の巾両端に45°のテーパを付したスチレンブタジエンゴムパッキング3を前記パッキング装着溝にシアノアクリレート系接着剤により固着し、このパッキングをホルソーの上端側平滑外面部で圧縮率40%で圧縮した。
内圧10kgf/cm2で加圧したポリエチレン間にこの不断分水継手を電気融着により取付け、穿孔治具を使用して穿孔し漏水の状態を観察したが、漏水は観られず、キャップの被冠は不要であった。
【0026】
【発明の効果】
請求項1の不断分水継手によれば、不断分水のもとでの分水用枝管の配管施工を漏水の排除を全うして行うことができ、作業性を向上でき、キャツプの被冠も不要である。請求項1の不断分水継手によれば、不断分水のもとでの分水用枝管の配管施工を漏水の排除を全うして行うことができ、作業性を向上でき、キャツプの被冠も不要であり、特に、接着剤の省略が可能であり、かかる点から一層の作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1〜2の不断分水継手の一実施例を示す図面である。
【図2】 図1に示す不断分水継手の使用状態を示す図面である。
【図3】 請求項3〜4の不断分水継手の一実施例を示す図面である。
【図4】 図3に示す不断分水継手の使用状態を示す図面である。
【図5】 請求項3〜4の不断分水継手の別実施例の要部を示す図面である。
【図6】 請求項5の不断分水継手の一実施例を示す図面である。
【図7】 パッキングの固定強度を増加させる一実施例を示す図面である。
【図8】 耐圧性試験を行った図1に示した不断分水継手の寸法を示すための図面である。
【図9】 従来の不断分水継手とその使用状態を示す図面である。
【図10】 先に提案した不断分水継手を示す図面である。
【符号の説明】
11 鉛直筒部
111 雌ねじ
113 パッキング装着溝
1131 パッキング装着溝側面凹部
1132 パッキング装着溝底面凸部
115 内向き鍔部
12 サドル部
13 分岐管接続口
2 ホルソー
21 ホルソーの上端側平滑外面部
22 筒形刃部
3 パッキング
31 パッキングの傾斜面
32 パッキング凸部
33 パッキング凹部
4 パッキング押さえ具
41 パッキング押さえ具の筒状本体
42 パッキング押さえ具の鍔部

Claims (1)

  1. 鉛直筒部の下端に配管外面に水密に固定されるサドル部が、同鉛直筒部の中間に分岐管接続口がそれぞれ設けられ、
    前記鉛直筒部内面にホルソー移動用雌ねじが設けられ、
    下端側に筒形刃部を有し、前記ホルソー移動用雌ねじに螺合される雄ねじ外面のホルソー躯体部が前記鉛直筒部内に上下動自在に螺合され、
    前記鉛直筒部の上端側内周面に、断面内側形状を略半円形の凸状としたパッキングが固着された不断分水継手であって、
    前記ホルソー躯体部の上端を前記パッキングよりも下位置に初期設定し、
    配管穿孔のためのホルソー下方移動工程では、前記ホルソー躯体部は前記パッキングとの非接触状態を保ち、
    配管穿孔後のホルソー上方移動工程において、前記ホルソー躯体部の雄ねじ外面で前記パッキングが圧縮されることを特徴とする不断分水継手。
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