JP4286392B2 - 色彩類型判別布 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、カラーコーディネートに使用するための色彩類型判別布に関し、特には特別の装置を必要とせず、簡単に使用できる色彩類型判別布に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年カラーコーディネートに関する関心が高くなってきており、インテリアのみならず、服飾品や化粧品の選択にも採用され、人間の皮膚や頭髪等の色彩的特徴によりその人の属する色彩類型を判別し、その色彩類型の色彩的特徴が同じ色彩のグループを、その人の似合う色として推奨することが一般的に行われている。
【0003】
色彩類型の判別は、色彩を認識する3次元空間の座標軸である色相、明度、彩度の三属性における被検者の特徴を属性毎に単独に捉えて判別するものではなく、また属性を被検者の皮膚や頭髪等の所定の部位の色彩を単独に捉えて判別するものでもない。色彩類型は、被検者の複数の部位の三属性における特徴を総合的に検討して判別するものである。
【0004】
代表的な色彩類型の三属性による総合的な特徴を整理すれば、表1の通りとなる。尚、色彩類型の称呼は、一般に四季の名称が使用されており、この発明でも四季の名称を使用して説明するが、色彩類型の称呼は色がもつイメージを生活に馴染みの深い季節によって分類称呼したものであり、実際の季節とは無関係のものである。
【0005】
【表1】
Figure 0004286392
【0006】
このような色彩類型の判別は、カラーアナリストと呼ばれる訓練を受けた専門家が、被検者を目視により観察することにより経験的になされるか、若しくは紙に印刷された色彩標本や染色された布の色彩標本を被検者に当てて色彩標本との目視による対比により行われていた。
【0007】
しかしながら、従来の目視による色彩類型の判別は、カラーアナリストによって判別する基準に差があるため、統一された判別結果が出ないだけでなく、被験者の色彩的な特徴を定量化した基準で判別できないという問題点があった。
そこで、目視による判別という曖昧な手段によらず、統一された基準による適切な色彩類型判別を可能にした色彩類型判別方法が提案された(特開平7−243910号公報)が、このものは正確な色彩類型判別ができるが、色彩計測装置やパーソナルコンピュータを必要とし、また操作にも専門知識を必要とし、簡単には導入できるものではなかった。
【0008】
また、簡単な色彩類型判別布として複数の色帯を1枚のシート上に配列したものがあったが、このものは色帯の相互間に余白空間が形成されており、単色の色見本として使用するときは支障をきたさないが、ツートーンカラー又は複数トーン等の色組の色見本として使用するとき、余白空間が色組を分断するため、色調、色彩の判断を阻害し、実物の色調、色彩感に差が生じ、正確な色組の可否判断ができないという問題点があった。
【0009】
本発明は、特別の装置を必要とせず、簡単に使用できる、カラーコーディネートに使用するための色彩類型判別布の提供を目的としている。
【0010】
【問題点を解決するための手段】
本発明者は、トーンによって明度及び彩度を特定し、トーンと色相との組合せにより色彩を決定し、色相及びトーンで特定された色彩を施した複数の色帯を、予め定められた順序に隣接する色帯間に余白間隔及び色の重なり部がないように配列したことを特徴とし、色帯の配列手段として、一枚の布帛染め分け、一枚の布帛に織り上げ、色の糸を一枚の編み地に編み上げ、あるいは、繋げて一枚にし、従来の問題点を解決する。
本発明の色彩類型判別布は被検者に当てやすいという点から一枚の布であることが好ましいが、例えばサマー(S)とスプリング(SP)を表裏一体になるように構成してもよいし、ケープ型布や洋服型布にして使用することもできる。
【0011】
トーンは表2に示すように各種のイメージを伝えることが知られている。本発明で使われる色名は日本色研配色体系(P.C.C.S)のシステムによる。
【0012】
【表2】
Figure 0004286392
【0013】
【実施例】
本発明の詳細を実施例で説明する。本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
【0014】
実施例
トーンによって明度及び彩度を特定し、トーンと色相との組合せにより色彩を特定し、その色彩を有する糸を各季節毎に表3の配列にしたがって繋げ、その後巾310mm(66目)の製品に編み上げる。この場合、各色帯の長さは、採用する色糸の長さ及び編み目数により変わるが、隣接する色の影響を受けないために約5mm(15段)程度の長さにするのが好ましい。
【0015】
【表3】
サマー スプリング オータム ウインター
───────────────────────
lt12+ sf4 dkg6 do23
P8.5+ lt2+ g6 W9.5
b21 v3 ltg8 dp20
lt18 P8+ b5 Bk15
P22+ v10 dp8 v24
off-W b1 d10 シルバー
b24 ゴールド dp4 Gy2.5
lt20+ v12 dk12 v23
Gy7.5 lt6 d8 dkg24
d18 lt6+ dp3 v19
【0016】
なお、色相番号において、1は紫みの赤(pR)、2は赤(R)、3は黄みの赤(yR)、4は赤みの橙(rO)、5は橙(O)、6は黄みの橙(yO)、8は黄色(Y)、9は緑みの黄(gY)、10は黄緑(YG)、12は緑(G)、15は青緑(BG)、18は青(B)、20は青紫(V)、21は青みの紫(bP)、22は紫(P)、23は赤みの紫(rP)、24は赤紫(RP)を示す。+は彩度が一上がる、小数点は、例えば「8.5」は「8黄色」と「9緑みの黄」の中間色。
【0017】
上記実施例では、複数種の色糸を繋げた原糸を編み上げて一枚の編み地(ニット地)としたが、色相及びトーンで特定された色彩を施した複数の色帯を、予め定められた順序に隣接する色帯間に余白間隔及び色の重なり部がないように配列するものであれば、一枚の布帛を複数の色帯に染め分けてもよいし、複数の色の糸を一枚の布帛に織り上げてもよいし、複数の色帯を繋げて一枚にしてもよい。また、色帯及び製品の寸法も目的を逸脱しない範囲で適宜選択できる。
【0018】
上記構成の色彩類型判別布の使用に当たっては、色彩類型判別布を被験者の肩に当てて肌の色と対比して、被験者に合う色彩類型を判別する。
【0019】
【発明の効果】
本発明は上記のとおり、一枚の布帛で構成したので、収納、携帯が容易であり、使用に当たっては被験者の肩に当てることにより色彩類型を判別するものであるから、特別の装置を用いずに容易に行える。
【0020】
また、各色帯を大幅にしたので隣接するものの影響を受けず、しかも、隣接相互の色帯の間に余白間隔及び色の重なった部分がないので、異なる色の色帯の色組間に介在色ががなく、単色はもとよりツートーンカラー又は複数トーンカラーの色組の色見本として使用したとき、余白空間で色組が分断されることなく、色組の色調色彩の判断が正確にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サマー対応の色彩配列図である。
【図2】スプリング対応の色彩配列図である。
【図3】オータム対応の色彩配列図である。
【図4】ウインター対応の色彩配列図である。
【符号の説明】
lt12+ 浅い緑
P8.5+ 薄い黄色
b21 明るい青みの紫
lt18 浅い青
P22+ 薄い紫
off-W わずかに灰色や黄色みを帯びた白
b24 明るい赤紫
lt20+ 浅い青紫
Gy-7.5 明るい(明度7.5)の灰色
d18 鈍い青
sf4 柔らかい赤みの橙
lt2+ 浅い赤
v3 冴えた黄味の赤
P8+ 薄い黄色
v10 冴えた黄緑
b1 明るい紫味の赤
v12 冴えた緑
lt6 浅い黄味の橙
lt6+ 明るい黄味の橙
dkg6 暗い灰みの黄味の橙
g6 灰味の黄味の橙
ltg8 浅い黄色
b5 明るい橙
dp8 濃い黄色
d10 鈍い黄緑
dp4 濃い赤味の橙
dk12 暗い緑
d8 鈍い黄色
dp3 濃い黄味の赤
dp23 濃い赤みの紫
W9.5 白味の緑味の黄
dp20 濃い青紫
Bk1.5 (明度1.5の)ブラック
v24 冴えた赤紫
Gy2.5 くらい(明度2.5の)赤
v23 冴えた赤みの紫
dkg24 暗い灰色がかった赤紫
v19 冴えた紫味の青

Claims (5)

  1. 人間の皮膚や頭髪の色彩的特徴によりその人の属する色彩類型を判別する色彩類型判別布であって色彩類型群として、基調となる色相が青みがかった色で高い明度で低い彩度の群、基調となる色相が黄みがかった色で高い明度で高い彩度の群、基調となる色相が黄みがかった色で低い明度で低い彩度の群、及び、基調となる色相が青みがかった色で低い明度で高い彩度の群のそれぞれにおいて、属する群の色相及びトーンで特定された色彩を施した複数の色帯を、予め定められた順序に隣接する色帯間に余白間隔及び色の重なり部がないように配列したことを特徴とする形状がケープ型である色彩類型判別布。
  2. 一枚の布帛を複数の色帯に染め分けたものであることを特徴とする請求項1記載の色彩類型判別布。
  3. 複数の色帯を一枚の布帛に織り上げたものであることを特徴とする請求項1記載の色彩類型判別布。
  4. 複数の色の糸を一枚の編み地に編み上げたものであることを特徴とする請求項1記載の色彩類型判別布。
  5. 複数の色帯を繋げて一枚にしたものであることを特徴とする請求項1記載の色彩類型判別布。
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