JP4286210B2 - ガラス基板の搬送方法および搬送システム - Google Patents

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この発明は、一般に、ガラス基板の搬送方法に関するものであり、より特定的には、液晶表示装置、EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置、プラズマ表示装置等の表示装置や、半導体集積回路、イメージセンサ等、電子部品の製造方法において、工程間をガラス基板カセットにて搬送する、ガラス基板の搬送方法に関する。この発明は、また、そのような搬送方法を実現できるガラス基板の搬送システムに関する。
液晶表示装置を例とした場合、TFT(Thin Film Transistor)基板の貼り合わせ工程の完了の後、次工程の分断、注入、実装を行なう工程は、敷地内外の別工場で行なわれる場合が多い。その場合、専用の発泡ケースにTFT基板を、たとえば20枚ずつ収納して、発泡ケースをビニールラップで巻付け、クリーン対策を行ない、フォークリフト移載用パレット上に、人手で発泡ケースを所定数積載し、フォークリフトのみあるいは、フォークリフト等にて、トラックに積み込み、次工程の工場へ搬送している。
特開2000−3219号公報
しかしながら、従来の方法では、ガラス基板を工程内カセットから発泡ケースに移し替える必要がある。また、発泡ケース搬送では、発泡ケースにビニールラップを巻付ける作業(クリーン対策)の手間がある。トラックにより大量のバッチ搬送を行なうため、基板が大型化した場合、発泡ケース等の収納容器も大型化し、滞留させる大面積スペースが工場側に必要となる。
さらに、トラック搬送および積み下ろし時に、基板への影響、割れ、欠けの発生が予想される。また、トラックへの積み下ろしの手間がある。特に最近、液晶では1m角に近い基板を使用しているので、それにより基板が大型化し、発泡ケース等の収納容器も大型化するので、手では積み下ろしできなくなる。また、搬送量等の管理業務の自動化が困難である。したがって、従来の方法では、人件費およびランニングコストが膨大な費用になるという問題があった。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、人員の削減および、人件費の削減とランニングコストの削減、基板への影響をなくし、工場の配送スペースの縮小ができる、ガラス基板の搬送方法を提供することを目的とする。
この発明の他の目的は、そのような搬送方法を実現することのできる、ガラス基板の搬送システムを提供することにある。
本発明に基づくガラス基板の搬送方法の第1の局面では、第1工場から第2工場までガラス基板を搬送するガラス基板の搬送方法であって、上記第1工場に配置された第1移載ステーションの搬入口を開けて、複数枚のガラス基板を配置することができるガラス基板カセットを上記第1移載ステーションに移動する工程と、上記第1移載ステーションの搬入口を閉じる工程と、上記ガラス基板カセットを収容する専用ボックスを上記第1移載ステーションの搬出口に気密的に密着させる工程と、上記第1移載ステーションの搬出口および上記専用ボックスのドアを開けて、上記ガラス基板カセットを上記専用ボックスに収容する工程と、上記第1移載ステーションの搬出口および上記専用ボックスのドアを閉じる工程とを含む。
本発明に基づくガラス基板の搬送方法の第2の局面では、複数枚のガラス基板を配置することができるガラス基板カセットが収容された専用ボックスを用いて、第1工場から第2工場までガラス基板を搬送するガラス基板の搬送方法であって、第2工場に配置された第2移載ステーションの搬入口に、上記専用ボックスを気密的に密着させる工程と、上記第2移載ステーションの搬入口および上記専用ボックスのドアを開けて、上記ガラス基板カセットを上記第2移載ステーションに移動する工程と、上記専用ボックスのドアおよび上記第2移載ステーションの搬入口を閉じる工程と、上記第2移載ステーションの搬出口を開けて、上記第2工場の内部に上記ガラス基板カセットを移動する工程とを含む。
本発明に基づくガラス基板の搬送システムの第1の局面では、第1工場から第2工場までガラス基板を搬送するガラス基板の搬送システムであって、上記第1工場の内部に通じ、複数枚のガラス基板を配置することができるガラス基板カセットを移載可能とされた搬入口および上記第1工場の外部に通じ、複数枚のガラス基板を配置することができるガラス基板カセットを移載可能とされた搬出口とを含む第1移載ステーションと、複数枚のガラス基板を配置することができるガラス基板カセットを搬入するためのドアを含む専用ボックスとを備える。上記第1移載ステーションの搬出口と上記専用ボックスのドアとが対向する状態で、上記第1移載ステーションと上記専用ボックスとを気密的に密着させることができるように形成され、上記ガラス基板カセットが、上記第1工場の内部から上記第1移載ステーションに移動可能に形成され、さらに、ガラス基板カセットが、上記第1移載ステーションから上記専用ボックスに移動可能に形成されている。
本発明に基づくガラス基板の搬送システムの第2の局面では、第1工場から第2工場までガラス基板を搬送するガラス基板の搬送システムであって、上記第2工場の外部に通じ、複数枚のガラス基板を配置することができるガラス基板カセットを移載可能とされた搬入口および上記第2工場の内部に通じ、複数枚のガラス基板を配置することができるガラス基板カセットを移載可能とされた搬出口とを含む第2移載ステーションと、複数枚のガラス基板を配置することができるガラス基板カセットを搬出するためのドアを含む専用ボックスとを備える。上記第2移載ステーションの搬入口と上記専用ボックスのドアとが対向する状態で、上記第2移載ステーションと上記専用ボックスとを気密的に密着させることができるように形成され、上記ガラス基板カセットが、上記専用ボックスから上記第2移載ステーションに移動可能に形成され、さらに、ガラス基板カセットが、上記第2移載ステーションから上記第2工場の内部に移動可能に形成されている。
上記発明において好ましくは、上記専用ボックスは、内部のクリーン度を保つ機能を有する。
上記発明において好ましくは、上記専用ボックスは、結露防止のためのヒータ機能を有する。
上記専用ボックスを上記第1工場から上記第2工場まで移動させる移動手段を含み、上記専用ボックスは、上記移動手段に接続固定されるように形成されている。
上記発明において好ましくは、上記ガラス基板カセットに付随する管理コードを自動で読取る管理機能を有する。
本発明に基づくガラス基板の搬送方法の第3の局面では、第1工場から第2工場までガラス基板を搬送するガラス基板の搬送方法であって、複数枚の上記ガラス基板を配置するためのガラス基板カセットを専用ボックスに収容して運搬する工程を含み、上記運搬する工程は、上記ガラス基板カセットが運搬方向および上記運搬方向に垂直な水平方向に対して、それぞれ傾斜した状態で、上記専用ボックスを運搬する工程を含む。
本発明に基づくガラス基板の搬送システムの第3の局面では、第1工場から第2工場までガラス基板を搬送するガラス基板の搬送システムであって、複数枚のガラス基板を配置するためのガラス基板カセットと、上記ガラス基板カセットを収容するための専用ボックスとを備える。上記専用ボックスは、上記ガラス基板を運搬する際に、上記専用ボックスの運搬方向および上記運搬方向に垂直な水平方向に対して上記ガラス基板が傾斜する状態で、上記ガラス基板カセットが収容されるように形成されている。
上記発明において好ましくは、上記専用ボックスは、運搬の際に発生する振動を減衰させる機構を含む。
上記専用ボックスは、上記カセットをクリーン度を保った室内へ移動するための気密開閉扉を有することが好ましい。
この発明によれば、ガラス基板をガラス基板カセットから発泡ケースに移し替える必要がなくなり、時間および作業の短縮および軽減が可能となる。この結果、人員の削減および人件費の削減とランニングコストの削減が図れる。また、基板への影響をなくすことができる。
また、ガラス基板カセット状態での搬送を、クリーン度が確保できる専用ボックスに収納して、自動により搬送することができ、クリーン度の保持が容易となる。また、逐次搬送するため、ガラス基板カセットの滞留させるスペースが大幅に削減される。また、積み下ろし時に、基板への影響、割れ欠けが自動化等によりなくなる。
さらに、基板大型化への対応も可能で、1m角級あるいはそれ以上の基板サイズに対しても、特に梱包装置や移載装置の必要がない。また、搬送量等の管理がコンピュータ管理により容易になる。その結果、人件費およびランニングコストが大幅に削減できるという効果を奏する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の搬送システムの全体図である。
図1を参照して、本発明の実施の形態を、順を追って説明する。
A工場にて、TFT基板の貼り合わせを完了した後、基板を複数枚(たとえば20枚)収納したガラス基板カセット1を、クリーンルーム2より搬送コンベア3により、ガラス基板カセット移載ステーションドア4の手前まで搬送する。
ガラス基板カセット移載ステーション5はパスボックス形式となっている。ガラス基板カセット移載ステーションドア4の前で、ガラス基板カセット1の管理ナンバー(2Dバーコード等)を自動読取する。
専用ボックス6を、ガラス基板カセット移載ステーション受渡口7に気密的に密着させる。
専用ボックス6とガラス基板カセット移載ステーション5を密着させる機構(プッシュ式、プル式)により、専用ボックス6とガラス基板カセット移載ステーション5とを密着させ、これにより、クリーン度が保たれる。
ガラス基板カセット移載ステーションドア4を開け、ケース移載ロボット14により、クリーンルーム2側のガラス基板カセット1を保持して、ガラス基板カセット移載ステーション5内へ移載する。ガラス基板カセット移載ステーションドア4を閉じる。
ガラス基板カセット移載ステーション受渡側オートドア13を開け、専用ボックス6とガラス基板カセット移載ステーション受渡口7の隙間のクリーン度を確保する。専用ボックス側オートドア11を開ける。
ケース移載ロボット14により、ガラス基板カセット1を専用ボックス6内に移載する。
ガラス基板カセット移載ステーション受渡側オートドア13を閉じ、次に専用ボックス側オートドア11を閉じる。
ガラス基板カセット1の移載が完了した専用ボックス6の密着状態を解除して、垂直リフタ15にて所定の高さまで搬送する。
ここで、所定の高さまで、垂直リフタ15により、搬送する理由を説明する。
工場間を、自動搬送手段(AGV、RGV等)にて搬送する場合、工場敷地内の自動車道35(後述する図7参照)や歩道を横断する場合の交通システムに大きな負担が掛かる。そのため、トラック16や人を回避した高さに搬送経路を持たせることにより、搬送システム制御の負担を軽減する。そのために、所定の高さまで搬送するのである。
垂直リフタ15により所定の高さまで搬送された専用ボックス6を、コンベア17により、自動搬送手段受渡ステーション18まで搬送する。
自動搬送手段受渡ステーション18にて、専用ボックス6を自走式吊り下げモノレール19に、移載保持機構9(後述する図2参照)を用いて専用ボックス6の保持を行なう。
本実施の形態は、自動搬送手段を、自走式吊り下げモノレール19にした場合である。
自動搬送手段は、コンベア、間欠送り、トラック等でもよいが、吊り下げモノレール19の場合では、架橋指示部等の構成が軽量かつ簡素で、搬入待ち時間の調整が容易であるという利点がある。
移載が完了した自走式吊り下げモノレール19は、次工程のB工場へ自動的に搬送を行なう。
自走式吊り下げモノレール19の架橋部23は、レール部分の保持とレールを保護(雨、雪等)する屋根24程度の設置で、壁等の設置は必要ないため、建設コストが削減できる。
次工程のB工場へ搬送を完了した後、次工程B工場側の受渡ステーション25にて自走式吊り下げモノレール19から専用ボックス6を分離する。
分離された専用ボックス6は、搬送コンベア27により、ガラス基板カセット移載ステーション28のドア手前まで搬送する。ガラス基板カセット移載ステーション28は、パスボックス形式となっている。
専用ボックス6を、ガラス基板カセット移載ステーション受渡口29に密着させる機構により、気密的に密着させる。
ガラス基板カセット移載ステーション受渡側オートドア30を開け、専用ボックス6とガラス基板カセット移載ステーション受渡口29の隙間のクリーン度を確保する。専用ボックス側オートドア10を開ける。
ケース移載ロボット31により、専用ボックス6側のガラス基板カセット1を保持して、ガラス基板カセット移載ステーション28内へ移載する。専用ボックス6側のオートドア10を閉じる。
ガラス基板カセット移載ステーション受渡側オートドア30を閉じる。
ガラス基板カセット移載ステーションドア32を開け、次工程B工場内のクリーンルーム33に、ガラス基板カセット1をケース移載ロボット31により移載する。
次に、空になったガラス基板カセットがある場合、上記搬送手段を用いて、前工程A工場内に送り返される。
管理システムとしては、ガラス基板カセットの管理ナンバーを自動で読取ることや、搬送経路内すべてのガラス基板カセットの場所を管理/モニタできるものが好ましい。また、工場内のCIMホストに可動/トラブル状況等の必要情報を伝達できるものが好ましい。
図2は、本発明に用いられる専用ボックスの斜視図である。
図2を参照して、専用ボックス6は、ボックス内のクリーン度を保つためのHP用フィルタ8を搭載している。結露防止のため、ヒータ機能を搭載し、ヒータ機能駆動用のバッテリを搭載している。自動搬送手段(AGV、RBV、モノレール等)に移載している間に、自動搬送手段より給電され充電が行なわれる。専用ボックス6は、自動搬送手段および垂直リフタ搬送時に必要な移載保持機構9,10を有している。専用ボックス6に付属しているオートドア11の周辺には、密着性を保つシール材12が設けられている。
図3は、本発明に用いられる自走式吊り下げモノレール19の機構の一例を示す斜視図である。専用ボックス6には、保持用取手ベース20があり、そこに移載保持機構9がある。自走式吊り下げモノレール19には、保持用フック21が設けられている。
図4は、自走式吊り下げモノレール19に、専用ボックス6が移載された状態を示す斜視図である。ここで、まず、移載動作を説明する。
図1と図2と図4を参照して、専用ボックス6を上下動の可能なステージ22(コンベア自体でもよい)に載せ、自走式吊り下げモノレール19についている保持用フック21と干渉しない位置まで上昇させる。自走式吊り下げモノレール19が設定の位置まで自動で移動する。専用ボックス6を上昇させていたステージ22を下降させ、専用ボックス6と離脱する位置までステージ22を下降させ、専用ボックス6側の保持用取手ベース20の移載保持機構9と自走式吊り下げモノレール19の保持用フックを接合させ、移載動作を完了させる。
次に、分離方法について説明する。
図1と図2と図4を参照して、専用ボックス6を上下動の可能なステージ26(コンベア自体でもよい)により、上昇させ、自走式吊り下げモノレール19についている保持用フック21と専用ボックス6の保持用取手ベース20の移載保持機構9が分離する位置まで上昇させる。自走式吊り下げモノレール19が所定の位置まで、自動で移動する。専用ボックス6を上昇させていたステージ26を下降させ、分離動作が完了する。
図5は、図1におけるB工場側の専用ボックスとガラス基板カセット移載ステーションが密着している様子を示す図である。図中、1はガラス基板カセット、8はHEPA用フィルタ、11はオートドア、12はシール材、27は搬送コンベア、28はガラス基板カセット移載ステーション、30はガラス基板カセット移載ステーション受渡側オートドア、31はケース移載ロボットである。
図6は、図1におけるB工場側の専用ボックスからガラス基板カセット移載ステーションへの移載方法を示す図である。図中、1はガラス基板カセット、6は専用ボックス、8はHEPA用フィルタ、12はシール材、27は搬送コンベア、28はガラス基板カセット移載ステーション、30はガラス基板カセット移載ステーション受渡側オートドア、31はケース移載ロボットである。
図7は、図1におけるA工場とB工場の間の搬送経路の一例を示す図である。自走式吊り下げモノレール19の搬送経路はループ方式で構成し、入りガラス基板カセット搬送と空ガラス基板カセット搬送のロスがでないようになっている。搬送能力の向上は、自動搬送手段の能力向上が限界になったとしても、自動搬送手段を追加することにより簡単に行なえる。
(実施の形態2)
図8は、ガラス基板カセットを、自動搬送の際の運動でガラス基板が微動することなく安定して保持する機構の一例を示す図である。
ガラス基板カセット1が、専用ボックス6内に保持される場合において、自走式吊り下げモノレール19の進行方向に対する角度36(α)、および左右方向に対する角度37(β)を持たせることにより、自走式吊り下げモノレール19の移動で生じる加速度によって、ガラス基板カセット1内でガラス基板が微動もせず、ガラス基板の破損、傷、汚れを防ぐことができる。なお、図8に示す実施例では、ガラス基板カセット1内に、ガラス基板が水平に挿入されている例が示されている。
(実施の形態3)
図9は、ガラス基板カセット1を、自動搬送の際の運動で、ガラス基板が微動することなく安定して保持する機構の別の一例を示す図である。図9の実施例では、ガラス基板カセット1内にガラス基板が垂直に挿入されている。
(実施の形態4)
図10は、ガラス基板カセットに、自動搬送運動で発生する振動を減衰させる機構の一例を示す図である。ガラス基板カセット1が、専用ボックス6内において、自在継手39を介し、ばね機構や空気圧、油圧機構を用いた減衰機38によって吊り下げられる機構を有するもので、自走式吊り下げモノレール19が移動する際に生じる振動のガラス基板カセット1への伝達を防止することにより、ガラス基板の破損、傷、汚れを防ぐことができる。
(実施の形態5)
図11は、ガラス基板カセットに、自動搬送運動で発生する振動を減衰させる機構の別の一例を示す図である。ガラス基板カセット1は、専用ボックス6内において、ばね機構や空気圧、油圧機構を用いた減衰機38によって支えられる機構を有するもので、自走式吊り下げモノレール19が移動する際に生じる振動のガラス基板カセットへの伝達を防止することにより、ガラス基板の破損、傷、汚れを防ぐことができる。
(実施の形態6)
図12は、自動搬送の際の運動でガラス基板が微動することのないように、ガラス基板カセットを安定して保持する機構と、自動搬送の際の運動で発生する振動を減衰させる機構の双方を有している一例を示す図である。
ガラス基板カセット1は、専用ボックス6内において、図8に示すガラス基板カセットを自動搬送の際の運動でガラス基板が微動することなく安定して保持する機構と、図11に示すガラス基板カセットを自動搬送運動で発生させる振動を減衰させる機構の両方を有することにより、自走式吊り下げモノレール19の移動で生じる加速度によるガラス基板カセット内でガラス基板の微動、および、自走式吊り下げモノレール19が移動する際に生じる振動の、ガラス基板カセット1への伝達の両方を防止することにより、ガラス基板の破損、傷、汚れを防ぐ効果を高めることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係る搬送システムの全体図である。 本発明に用いる専用ボックスの斜視図である。 本発明に用いる吊り下げモノレールの斜視図である。 専用ボックス移載時の吊り下げモノレールの斜視図である。 第2工場側における、専用ボックスとガラス基板カセット移載ステーションの密着の様子を示す図である。 第2工場側における、専用ボックスからガラス基板カセット移載ステーションへの移載方法を示す図である。 搬送経路の例を示す図である。 専用ボックス内における、ガラス基板カセットを保持する機構の一例を示す図である。 専用ボックス内における、ガラス基板カセットを保持する機構の他の一例を示す図である。 専用ボックス内における、ガラス基板カセットを保持する機構の他の一例を示す図である。 専用ボックス内における、ガラス基板カセットを保持する機構の他の一例を示す図である。 専用ボックス内における、ガラス基板カセットを保持するさらに他の機構を示す図である。
符号の説明
1 ガラス基板カセット、2 クリーンルーム、3 搬送コンベア、6 専用ボックス、19 自走式吊り下げモノレール。

Claims (8)

  1. 第1工場から第2工場までガラス基板を搬送するガラス基板の搬送方法であって、
    前記第1工場に配置された第1移載ステーションの搬入口を開けて、複数枚のガラス基板を配置することができるガラス基板カセットを前記第1移載ステーションに移動する工程と、
    前記第1移載ステーションの搬入口を閉じる工程と、
    前記ガラス基板カセットを収容する専用ボックスを前記第1移載ステーションの搬出口に気密的に密着させる工程と、
    前記第1移載ステーションの搬出口および前記専用ボックスのドアを開けて、前記ガラス基板カセットを前記専用ボックスに収容する工程と、
    前記第1移載ステーションの搬出口および前記専用ボックスのドアを閉じる工程と
    を含む、ガラス基板の搬送方法。
  2. 複数枚のガラス基板を配置することができるガラス基板カセットが収容された専用ボックスを用いて、第1工場から第2工場までガラス基板を搬送するガラス基板の搬送方法であって、
    第2工場に配置された第2移載ステーションの搬入口に、前記専用ボックスを気密的に密着させる工程と、
    前記第2移載ステーションの搬入口および前記専用ボックスのドアを開けて、前記ガラス基板カセットを前記第2移載ステーションに移動する工程と、
    前記専用ボックスのドアおよび前記第2移載ステーションの搬入口を閉じる工程と、
    前記第2移載ステーションの搬出口を開けて、前記第2工場の内部に前記ガラス基板カセットを移動する工程と
    を含む、ガラス基板の搬送方法。
  3. 第1工場から第2工場までガラス基板を搬送するガラス基板の搬送システムであって、
    前記第1工場の内部に通じ、複数枚のガラス基板を配置することができるガラス基板カセットを移載可能とされた搬入口および前記第1工場の外部に通じ、複数枚の前記ガラス基板を配置することができる前記ガラス基板カセットを移載可能とされた搬出口とを含む第1移載ステーションと、
    複数枚のガラス基板を配置することができるガラス基板カセットを搬入するためのドアを含む専用ボックスと
    を備え、
    前記第1移載ステーションの搬出口と前記専用ボックスのドアとが対向する状態で、前記第1移載ステーションと前記専用ボックスとを気密的に密着させることができるように形成され、
    前記ガラス基板カセットが、前記第1工場の内部から前記第1移載ステーションに移動可能に形成され、さらに、前記ガラス基板カセットが、前記第1移載ステーションから前記専用ボックスに移動可能に形成された、ガラス基板の搬送システム。
  4. 第1工場から第2工場までガラス基板を搬送するガラス基板の搬送システムであって、
    前記第2工場の外部に通じ、複数枚のガラス基板を配置することができるガラス基板カセットを移載可能とされた搬入口および前記第2工場の内部に通じ、複数枚の前記ガラス基板を配置することができる前記ガラス基板カセットを移載可能とされた搬出口とを含む第2移載ステーションと、
    複数枚のガラス基板を配置することができるガラス基板カセットを搬出するためのドアを含む専用ボックスと
    を備え、
    前記第2移載ステーションの搬入口と前記専用ボックスのドアとが対向する状態で、前記第2移載ステーションと前記専用ボックスとを気密的に密着させることができるように形成され、
    前記ガラス基板カセットが、前記専用ボックスから前記第2移載ステーションに移動可能に形成され、さらに、前記ガラス基板カセットが、前記第2移載ステーションから前記第2工場の内部に移動可能に形成された、ガラス基板の搬送システム。
  5. 前記専用ボックスは、内部のクリーン度を保つ機能を有する、請求項3または4に記載のガラス基板の搬送システム。
  6. 前記専用ボックスは、結露防止のためのヒータ機能を有する、請求項3または4に記載のガラス基板の搬送システム。
  7. 前記専用ボックスを前記第1工場から前記第2工場まで移動させる移動手段を含み、
    前記専用ボックスは、前記移動手段に接続固定されるように形成された、請求項3または4に記載のガラス基板の搬送システム。
  8. 前記ガラス基板カセットに付随する管理コードを自動で読取る管理機能を有する、請求項3または4に記載のガラス基板の搬送システム。
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