JP4286167B2 - 小動物捕獲器 - Google Patents
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Description
また、下面に脚部を有した底板部と、前記底板部に前記底板部と略直角に立設した立壁部と、前記底板部又は前記立壁部に回動自在に配設された押圧部と、前記押圧部と前記立壁部又は前記底板部間に配設された押圧補助部と、前記底板部の所定部に形成された開口部と、前記開口部にシーソー軸を支点に上下動自在でかつ前記底板部と略面一に配設された受圧部と、前記受圧部の前記立壁部側の端部に延設された係合部と、前記受圧部の端部側の前記押圧部及び/又は前記立壁部に形成され、少なくとも前記係合部が挿入され突出される挿入部と、前記押圧部の前記立壁部側に回動自在に配設され前記係合部に挿脱自在に係合される掛け具と、を有した押圧具を備えている小動物捕獲器(例えば、特許文献2参照)が存在している。
また、後者の特許文献2に示された小動物捕獲器は、移動部材より奥へねずみが入り込んで弾性薄膜体を踏むと、受圧部がシーソー軸を中心に傾き係合部が上方へ上がり、掛け部材の掛け止め孔部からフック状の係合部が外れて押圧部の保持が解除され、立壁部の底板部一辺側や底板部上面等の任意の場所に立設され、押圧補助部としては、押圧部と立壁部又は底板部間に配設されたねじりコイルばね等で押圧部を底板部側へ押し付け、小動物を捕獲箱に捕獲するものであり、構造が複雑で高価なものになり、そのまま捕獲箱と一緒に処分するので、捕獲箱をつぶすだけの強力な押圧力が必要であり、従来のスプリング力でねずみを挟みつけるものと何ら違うものではない。さらに、捕獲箱を取り付けたり、取り外したりと、煩雑な手間がかかるという問題があった。
箱状の上蓋に折り曲げ部で連結させた底板を設け、前記上蓋の内側に粘着材を設け、一端に止め部、他端に係止部を設けた支杆を止め部で前記上蓋に固着し、前記係止部は、底板に一部を固着して立ち上げ傾斜させるように設けた餌台の一部に設けた突起状係止片に係止させる構成である。
(1)ねずみ等の小動物が餌台の餌を食べようとして足等で乗っただけで係止孔から係止具が離脱することで瞬時のうちに粘着材の粘着部が現れ、その粘着材でねずみ等の小動物は粘着捕獲できる。それをスライドした左右の移動板でねずみ等の小動物を覆うため、使用者の不快感を抑えて小動物の処分をすることができる。
(2)ねずみ等の小動物が餌台の餌に近づいて足等で餌台に乗っただけで簡単に瞬時のうちに確実な捕獲ができる。
(3)略平板状の小動物捕獲器であり、常時は粘着材を覆った状態に構成されていので、小動物捕獲器同士が接着するのを防止でき、輸送時の容積削減ができ輸送性に優れている。
正方形、矩形等の略四角形の底板1の上面に粘着材を塗布するか、または粘着シート2を貼付し、この底板1上部の全面を覆うように左右、または前後にスライドする2枚の移動板3を図1に示すように両端を結ぶように弾性体4(例えば、バネ材、弾性ゴム紐等)を取り付けこの弾性体4の伸縮力で、2枚の移動板3は底板1上をスライドする。そして図11、図12に示すように、2枚の移動板3をスムーズに底板1の上面に設けられた粘着材に左右されずにスライドできるようにしたもので、前記底板1の粘着材、あるいは粘着シート2を囲むように四周囲を接着防止部材5で覆い、さらに中間部にリング状の接着防止部材6を設けたり、同じく中間部に棒状の接着防止部材7を1本以上(図12では3本設けた実施例を示している)設けるようにしたもので、これら各接着防止部材5、6、7上を2枚の移動板3は円滑にスライドするものである。
そして、ねずみ等が出没しそうな場所に設置する際、輪ゴム等の係止を外して、係止具11と係止孔9との係合だけにして、ねずみ等が餌を食べに来た時に係止具11が係止孔9から瞬時に離脱して粘着部を現させてねずみ等を粘着捕獲するものである。
第一実施例の図1〜図3に示した小動物捕獲器との違いは、餌台8、係止具11、係止片10、係止孔9の構成が違っている。この点を図4〜図6に基づいて詳細に説明する。
餌台8は、図5(ロ)の展開した状態として示すように矩形で、一方の移動板3に固着する部位12で鎖線部で折り曲げ、複数個所の支片13を実線部のように一部切断して設けたものである。
餌台8は前記鎖線部で折り曲げ、餌を付けた部分14と一方の移動板3に固着する部分15とを設けるもので、図5(イ)、図6(イ)に示すように、固着する部分15を一方の移動板3に固着する。そして、餌の付いた部分が図6(イ)のように常時は斜め上方に傾斜させた状態で維持するように形成され、この際餌台8の餌を付けた部分14に設けた一部の餌がない部分に係止具11を固着し、他方の移動板3には内側端部に係止孔9を形成し、この係止孔9に係止状態で係止具11を係合するようになっている。この係止状態において、小動物、例えばねずみが餌を狙って食べたり、足で踏み付けると、図5(イ)のB−B´矢視の断面図として示した図6(イ)のように矢視c方向に押し下げられ、図6(ロ)のようになり、係止具11の係止片10が他の移動板3に穿設された係止孔9から離脱し、瞬時のうちに両移動板3は弾性体4の弾性力により矢視dのように開き粘着部が現れ、ねずみは粘着捕獲されるものである。
なお、図7に示したものは、図5(イ)のC−C´矢視の断面図であって、図示されている前記支片13は、他の移動板3を押え、係止具11の離脱をスムーズにするために設けるものである。
以上説明した構成を除いた他の構成は、前記説明の図1〜図3で示した第一実施例と同一なので詳細な説明は省略する。
ボックス形蓋体16の内側に粘着材を塗布したり、粘着シート2を貼り付け、前記ボックス形蓋体16に貼り付けた粘着シート2部を外して部位12に係止具11を有する支杆17を固着部18で止め付ける。さらに前記ボックス形蓋体16に連続して底板19を形成し、ボックス形蓋体16と底板19との境には折り曲げ部20を形成していて、第一実施例と同様に餌台8は固着する部分15で折り曲げられて餌の付いた部分14が上向に傾斜した状態で形成され、この傾斜した状態で係止具11が係止できるように、突起状係止片21を餌台8に図10(イ)、(ロ)に図示したように突設する。
尚、餌台を上向きに傾斜した状態に維持するための補助部材、並びに支杆17を安定作動させるものとして、図9に図示するように支持片23を設けることも有効である。
なお、材料としては、紙製、合成樹脂製、ダンボール製、アルミ等の金属製が採用され、この内、金属製の場合にはゴム紐に替えて金属製スプリングを採用することで充分の機能を奏するものである。
3・・・・移動板 4・・・・弾性体
5・・・・接着防止部材 6・・・・リング状の接着防止部材
7・・・・棒状の接着防止部材 8・・・・餌台
9・・・・係止孔 10・・・・係止片
11・・・・係止具 12・・・・部位
13・・・・支片 14・・・・餌の付いた部分
15・・・・固着する部分 16・・・・ボックス形蓋体
17・・・・支杆 18・・・・固着部
19・・・・底板 20・・・・折り曲げ部
21・・・・突起状係止片 22・・・・弾性体
23・・・・支持片
Claims (1)
- 箱状の上蓋に折り曲げ部で連結させた底板を設け、前記上蓋の内側に粘着材を設け、一端に止め部、他端に係止部を設けた支杆を止め部で前記上蓋に固着し、前記係止部は、底板に一部を固着して立ち上げ傾斜させるように設けた餌台の一部に設けた突起状係止片に係止させるようにしたことを特徴とする小動物捕獲器。
Priority Applications (1)
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JP2004076984A JP4286167B2 (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | 小動物捕獲器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004076984A JP4286167B2 (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | 小動物捕獲器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005261268A JP2005261268A (ja) | 2005-09-29 |
JP4286167B2 true JP4286167B2 (ja) | 2009-06-24 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004076984A Expired - Fee Related JP4286167B2 (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | 小動物捕獲器 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
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- 2004-03-17 JP JP2004076984A patent/JP4286167B2/ja not_active Expired - Fee Related
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